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2009年05月13日

●カポタストとコード変換

ビギナー向けのギターだと,たいていメーカーが販促のためにいろいろなオマケを付けてくれる。かんな氏のFS720Sのときは,ギタースタンド,チューナー,ストラップ,ピック1枚,弦1セット,クリーニングクロス,ソフトケースが付いてきた。

FG730Sを買ったときは,少しキャンペーンの内容が変わっていて,チューナーの代わりにカポタスト(カポ)と教本を付けてくれた。

所詮オマケ品なので安物であり,使い勝手も良くないが,カポがあるといろいろと面白い。

カポタストの使い方は親切なサイトの方を参照いただくとして,難しいコードを,キーはそのままで簡単なコードに変えるというのを実際にやってみた。すべての曲が都合よく簡単になるわけではないけれど,なんだか編曲をしているみたいで楽しい。

例えば,演歌のコード進行でこういうのがある。

| Fm | Fm B♭m Fm | Fm | Fm C7 |・・・

FmもB♭mもバレーコード(人差し指で全部の弦を押さえる)でビギナーにはとても難しい。そこで1フレットにカポタストを着ける(capo1)と,

| Em | Em Am Em | Em | Em B7 |・・・

というコード進行に変換できる。キーはオリジナルのままで変わらない。B7は小指を使うのでちょっと難しいけれど,バレーコードよりはかなり押さえやすいはず。

たまにかんな氏がサックスとフルートなど,調の違う楽器で合奏するために,C調オリジナルの譜面を移調しているけれど,それに比べればカポのコード変更は簡単だと思う。

カポタスト