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2009年10月28日

●ミステリ読了 そして誰もいなくなった

「そして誰もいなくなった」(A.クリスティー)読了。

もうしばらく古典ミステリに親しんでみようと思う。この作品はポアロなどのシリーズ物ではないが,タイトルくらいは誰でも聞いたことがあるのではないだろうか。(原題が"Ten little nigger"というのはちょっと驚いた)

こいつがアヤシイ,と思った人は真っ先に殺されたりして,ミステリ脳への道はまだまだ遠い。

読みながら「おや?」と思ったのは殺人のトリックではなくて,電灯の描写。舞台は港から1マイル以上離れた小さな島で,島内には金持ちが建てた屋敷がひとつあるだけ。しかし照明は「電灯」とハッキリ書いてある。陸からの送電はないだろうし,どうやって電化しているのだろう。と思ったら中盤で召使いが「モーター」を回している描写があった。この場合のmotorは発動機のことだろうから,発動発電機による自家発電であることがわかる。1930年代の発発がどんなシロモノかわからないが,エンジニアでもない召使いがひとりでメンテ・維持できるようなものだったのだろうか?

というようなことが気になって謎解きに集中できなかった。というわけでもないのだが,古典作品のテクノロジィ描写を気にして読むとSFと同じような面白さが出てくると思う。