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2012年08月14日

●アマチュア無線その後(フィールドデーコンテスト)

アマチュア無線のコンテストにも様々な種類がある。日本のJARLが主催するもの,各地のローカルコンテスト,海外のコンテストなど。

JARLが主催する国内コンテストはちょっとしたお祭りのような感じで,別にどこかに集まってイベントをするわけではないのだが,各地の無線局長は作戦を練り機材の準備をして,当日は電波が普段よりも何倍も(何百倍も?)多く頭上を飛び交っている。もちろんアマチュア無線の免許を取るまではそんなことが行われているなんてちっとも知らなかった。

フィールドデーコンテスト(規約)は,移動運用を奨励するコンテストで,元々はアメリカなどで行われているものをJARLがマネしたのかな。

移動運用の場合は法律上50Wまでの無線機しか使えないし,アンテナもその場で設営できる簡易なタイプに制限されるため,固定局とは違ったノウハウが必要となる。

私は自宅では(アパマンハムなので)HFのアンテナが張れないため,コンテストに参加するときはどっちにしろ移動運用となる。

今回は先日作った7MHzのフルサイズダイポールアンテナを使って参加。前回の6m and downコンテストのときの反省を生かして,コンテストログの記録用のパソコンと,コンテストナンバーを聞き漏らしたとき用のICレコーダも用意した。

もちろん電信部門なのだが,まだCQを出せるスキルがないため,CQを出している局に応答する「呼びまわり」に徹する。自分でCQを出すためには,呼んできた局のコールサインをできれば一発で聞き取り,すぐにパドルで打ち返すとともに,コンテストナンバーも一発で聞き取らなければいけない。どうかすると複数の局から同時に呼ばれることもある。

呼びまわりの場合は何度か書いているように,事前に相手のコールサインとコンテストナンバーを控えておけるので,相手に取ってさえもらえれば交信成立する。その代わり,CQを出すのに比べれば局数は稼げない。

土曜日の21:00から,翌日曜日の15:00がコンテストの時間となるが,1日目の夜は電波の飛びを確認するために10局ほどやって寝る。

2日目は朝5時に起きて再開。7時前まではパイルアップもほどんどなく,CQを出している局にはほぼ一発でコピーしてもらえた。その後だいぶ混み合ってきたが,順調に局数を伸ばして,10時には50局に達した。まあこのくらいできれば充分でしょう,これ以上やってもQSLカードの印刷が大変だし,ということでCWは終了。

かんなさんは今回,CWではなくて電話(SSB)の新人部門(ニューカマー)にエントリーするため,2日目の13時から1時間ほどだけ呼びまわり,10局交信。

7MHzのコンディションとしては,常にS8くらいのノイズが乗っていて,これがいつものことなのかどうかはわからない。それでも北海道から和歌山,日本海側は秋田,新潟,富山なども交信できた。不思議と東京とは交信できず。九州ともつながらなかった(画像の赤字が交信できた都道府県)。こちらの無線機は毎度のFT-817(300Hz CWフィルタつき)の5W。当局移動地は茨城県日立市(JCC1402)。

Freq.  Point Multi
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7MHz   51   27
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Total   51   27
Score  51x27x2 = 2,754

fd-multi

コンテストログはMacOSX上でWinXPをVirtualboxで動かして,その上でCTESTWINで入力。JARLへのログ提出も,CTESTWINから電子ログを出力してメールで提出した。その後CSVでデータを書き出して,HAMLOGに結合している。

今回のフィールドデーで,これまで国内で交信できていなかった9エリアとも交信できたので,QSLカードを頂くことができれば,AJDのアワードを申請できるはず。