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2010年01月26日

●アコースティックギターFG730Sその後(新品に交換)

ヤマハのアコースティックギターFG730Sを買って9ヶ月ほどになる。

だいたい毎日触るようにはしているのだが,どうも2ヶ月くらい前からいくら練習してもヘタになっていくような気がしていた。特にコードチェンジのときに弦をうまく押さえられずに変な音になったり,音がビビる。ビビらないようにしっかり押さえようとするとやたらと疲れるし。

そろそろエクストラライトゲージ(極細)からライトゲージ(細)に張り替えてみようかと思って弦も買ってきたのに,これではとても無理そうだ。

これが初心者の壁というものか...と暗い気持ちでギターをしみじみと眺めた。ら,なんか弦高が高いような気がする。測ってみたら12フレットで4mm。比較のためにかんな氏のFS720Sも測ってみたらこちらは3mm以下で,やたらと弾きやすい。

よくお世話になっている初心者向けサイトによると,「弦高は3mm以下,2.5mmくらいが理想で,4mmだと相当弾きにくいギターです」と書いてあるではないか。最近はその相当弾きにくい状態で無理矢理弾いていたわけで,最初からこの状態だったらすぐに挫折していたかも。

購入時には弦高はもっと低かったはずなので,これは経年変化によってボディやネックが変形したためかもしれない。

ただ,ぱっと見た目にはボディが膨らんでいるようなこともないので,疑わしいのはネックの反り(順反り)だろうか。ネックの反りはトラスロッドを回せば調整できるらしいが,初心者が安易に触るべきではないと書いてあるページもある。

そこで購入したE楽器店に持っていって相談してみた。

このギターを選んでくれた店員さんが早速トラスロッドを回して調整しようとするが様子がヘンである。しばらくして「どもうトラスロッドが効いてないようです」とおっしゃる。え?それってどういうこと?

どうも最初からトラスロッドが効いていなかったのだが,買ったときはそんなところまで確認しないし,ネックも反っていなかったので気付かなかったらしい。

で,「申し訳ありませんが交換させてください」との申し出だった。まだ買って1年経っていないのでメーカー保証が効くようだ。せっかく9ヶ月間使い込んで,大事に育ててきたつもりだったので,手放すのはちょっと残念な気持ちもあったが,欠陥品ということならやむを得ない。

ということで,問屋さんに入ったFG730Sの中から弦高が低めで鳴りの良さそうなものを3本仕入れてきてもらって,さらにその中から自分で弾き比べた上で交換品を選んだ。新品3本の音の差は微妙で,弦が新しいことや,自分の部屋と違う環境での弾き比べということもあってなかなか決まらなかったけれど,かんな氏に聴いてもらいながら今までのギターに近い音のものを選んだつもり。

素材が木で,特にトップは単板なので同じ機種でも木目とか色合いの個体差が結構大きい。新しいものはどれも白っぽくて,少し赤みがかった今までのギターの方が好みだったけれど仕方がない。時間が経てば少し焼けてくるのかもしれない。

これからはこの新しいFG730Sをまたじっくりと育てていきたいと思う。

ギター