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2011年05月04日

●au S002その後(1年経過)

携帯キャリアをauに乗り換え,ソニエリのS002を使い始めて1年と2ヶ月ほど経った。

使い勝手としては可もなく不可もなく,という感じだろうか。

ただ東日本大震災を経験して,維持費はそれなりに高いけれど,やっぱり携帯は必須アイテムだなと感じた。

3月11日の地震当日,というよりも14:46に揺れ始めてすぐにかんなさんから着信。通話を維持しながらかんなさんはマンションで,私は職場でそれぞれ避難した。発信規制や混雑のために他の人は自宅などにいくらやってもかからなかったが,揺れている最中から通話していた自分たちは互いの無事を確認することができた。状況確認と集合場所などを決めて通話を切ったあとは,やはりつながらなくなってしまった。

Cメールは送信エラーが出ても,相手には届いているということがあった。またツィッターで生存確認をつぶやくこともできた。

地震後すぐに地域全体が停電したが,携帯基地局はバックアップ電源で動いていたのだろうか。すぐに圏外表示になってしまったのがSBMを使っている人で,ドコモとauは発信規制はされていたもののアンテナは立っていた。この辺はキャリアの信頼性が出るところだと思った。

ただし停電時間が長引いて,当日の夜にはauも圏外になってしまったと思う。それ以前にS002は電池残量が残り一コマになってしまい,どうせつながらないのだからと電池温存のために電源を切っていた。

普段そんなにヘビーな使い方はしないので,乾電池式の充電器などは持っておらず,電気が復旧するまでは携帯を充電することもできなかった。これに懲りて震災後に物流が落ち着いてから,乾電池式とシガーソケットからの携帯充電器を購入した。

緊急地震速報も鳴るのだが,本当に大きな余震のときは揺れるのと地震速報が同時くらいに感じるし,緊急地震速報だけ鳴って揺れないことも多く,期待される「緊急地震速報が鳴ってから数秒後に大きな揺れがくる」というようなケースはなかなかない。

ワンセグは電池を食うという以前に,感度が悪くてほとんど受信できないので役に立たない。これならAMラジオでも付けてくれた方が災害時には便利かも。実際,電気が復旧するまでは乾電池式のラジオ(JCO臨界事故の後で配布された防災行政無線受信機)しか情報入手の方法はなかった。

1年使うとバッテリーが無料でもらえるというので,早速送ってもらった。リチウムイオン電池のヘタりは実際にあるので,このサービスは助かる。特に機能アップなどを望まなければ,壊れない限りこの機種を使い続けることができる。

携帯電話