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2011年07月23日

●盆栽その後(富士桜剪定とサツキの経過観察)

盆栽について検索すると,通販業者かあるいは達人級の方のハウツー記事がヒットするばかりで,初心者の体験談というのはめずらしいようだ。盆栽を嗜む年齢層の関係もあるかもしれない。

そういう事情も影響したのかしないのか,過分にも某新聞社様より盆栽について取材を受けたりもした。実名でネットに記事が掲載されているので,知り合いの方は探してみてほしい。もっともソウヘイの本名でエゴサーチすると,某有名スポーツ選手ばかりヒットするのでかなり苦労すると思う。

bonsai kijibonsai kiji

さて震災を生き延び,無事に花を咲かせた富士桜だが,梅雨明け前からニョキニョキと新しい枝が伸びて,最近は2週間に一度くらい伸び過ぎた枝を切っている。

富士桜の盆栽

せっかく元気に伸びた枝を切ってしまうのは忍びないけれど,狭いベランダで育てる都合上,あまり野放図に伸びてもらうのは困る。できれば枝の広がりは今くらいで,幹が太くなって古木感(?)が出てくれたらうれしい。が,思ったように育たないのがまた面白いところでもある。

富士桜の盆栽

実家から引き取ったサツキは,結局花を付けなかった。慎重に,といっても具体的にどうすれば良いのかわからないが,経過を見守っているところだ。

葉っぱは緑だし,どんどん枯れていくようなことはないけれど,かといって新しい枝が伸びてくるわけでもなく,富士桜と比べるとやはり元気がないのかな,と思う。

固形の肥料(かんなさんが買ってくれたもの)を置いているが,これも量が多過ぎては逆効果らしいし,なにせ経験がまったくないので加減がわからず,少しだけ置いて様子をみている。水やりは暑い日は朝と晩に2回。

せっかく取材までしていただいた思い入れのある鉢なので,なんとか枯らさないようにしたいけれど,こればかりは自信を持って大丈夫とは言えない。

猫なら言葉がわからなくとも,大まかな感情と快・不快くらいは読み取れる。しかし植物は表情すらないし,行為の影響が現れるまでに時間がかかるので難しい。達人は植物の感情まで読み取れるのかもしれないが,あと10年経ったら少しでも植物の気持ちがわかるようになるだろうか。道は険しく,そして育て甲斐がある。