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2007年04月28日

●SF本読了 反逆者の月

「反逆者の月」(D.ウィーバー)読了。読みかけの本を出張先で読了してしまったため,上野駅の書店で急いで選んだのが本書。著者の作品としては「オナー・ハリントン」シリーズが有名だが未読。ミリタリーSFの新御三家と呼ばれている。

手に取ってあらすじを読んでしゃべるコンピュータものらしいという点が購入のきっかけ。「"月"というのはじつは超弩級宇宙戦艦でした」というブっとんだ設定もグー。

ただ,読了してみると物語の序盤で終わってしまった感があって,解説を読んだらじつは三部作の第1巻だった。しゃべる超巨大宇宙戦艦"ダハク"の活躍は続刊に期待したい。

2007年04月24日

●科学スポット探訪 原子力科学館

日立市の隣には原子力で有名な東海村がある。1999年に起きたJCOの臨界事故で全国的に有名になったが覚えておられるだろうか。

原子力施設には住人の理解が肝心ということで,多額の補助金と施設からの税金で村の財政は近隣の市が羨むほどである。周辺の市町村で合併が相次いでも東海村だけは合併しない。周りのビンボーな市とくっついても東海村にはメリットがないからだ。

金をばら撒くだけではなく,啓蒙活動も必要ということで,原子力の町には必ず今回訪れたようなPR施設がある。当然入場は無料だ。

施設の規模はさほど大きくないが,なんせタダなので,理科好きな人には楽しめるだろう。

放射線の展示といえば定番のウィルソンの霧箱(クラウド・チェンバー)はもちろんあるし,

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空港で使われているX線透視装置で遊ぶこともできる。写真はPHSとサイフを通したところ。サイフの中の小銭が判別できる。

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携帯型の放射線カウンタ("おしゃれピコリン"を測るアレ)も置いてあった。今回は忘れていたが,アトムレンズを使っているペンタSPを持っていって次回測ってみたいところだ。

そしてJCO臨界事故の現場となった沈殿槽の再現模型。想像していたよりも小さい。

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参考リンク:社団法人 茨城原子力協議会 原子力科学館

2007年04月22日

●映画鑑賞 名探偵コナン 紺碧の棺

今年もかんな氏(奥様)が好きなコナンくんの映画。上映初日のレイトショーで空席は50%ほど。けっこうお子様連れも多かったが,眠くないのだろうか。

前作が10周年記念作品ということでやたらと気合いの入った印象があったためか,今回は少し抑えた小粒な作品という感じだろうか。

光彦くんの声は元に戻っていた。エンドロールを何気なく見ていたら,「ゲストミュージシャン:本田雅人(Sax)」というのが目に入ったが,どのあたりで吹いていたのだろうか...もう少し気をつけて聴いていればよかった。

映画は来年の12作目も制作決定と出ていた。蘭ちゃんの待ちぼうけはまだまだ続きそうである。

参考リンク:劇場版 名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)

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2007年04月20日

●SF本読了 アイアン・サンライズ

「アイアン・サンライズ」(C.ストロス)読了。シンギュラリティ・スカイの続編。前作よりも読みやすい感じはするし,テンポもよく読後感もなかなか。ちょっと誤植(単純なてにおはの間違い)が多すぎる気がするが,初版だとこんなものなのだろうか。

さほどハードではないけれど,最近のネオスペオペを読むなら,FTLだとか光円錐についての知識は常識として知っておいた方が楽しめると思う。

§光円錐
光速で伝搬する信号によって時空のある特定の点から到達しうる、あるいはその点に到達しうる点からなる集合が形成する、四次元空間内の超円錐のこと。

なんて巻末のひとこと解説を読んだだけでイメージできるだろうか?

2007年04月18日

●計算尺

計算尺というのをご存知だろうか。これは何年か前に職場で廃棄されそうになっていたところを保護したモノ。個人用の電卓なんて贅沢なものが無かった時代の携帯型アナログ計算機である。写真は上がHemmi(ヘンミ)計算尺のNO.80K,下が同NO.256というモデル。

使い方はまるでわからなかったが,計算尺推進委員会を見て,かけ算と割り算程度ならできるようになった。本当はまだまだたくさんの目盛りが振ってあるので,もっといろんな計算ができるはず。

これをマスターすればハイテク文明が崩壊して電気が使えなくなったときに,復興の役に立つかもしれない。と一瞬思ったが,21世紀の現代にはソーラー電池で動く関数電卓もあるしなぁ...。

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2007年04月16日

●今日見た景色 田町

ろそろ八重桜の時期だろうか。小雨が降って寒い。

24階で会議だというのに,会議室には窓がない上に狭い。息が詰まりそうだった。

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2007年04月12日

●猫のピート2歳

ご存じない方のために書くと,ピートは捨て猫だったので正確な誕生日がわからない。保護した方から里親として引き取った時点(2005/5/15)で生後約1ヶ月との診断だったので,4月の中旬で2歳ということになる。

年に1回,三種混合のワクチン接種に行くほかは,動物病院のお世話になることもなく,毎日元気いっぱいだ。

現在の体重は5.8kg。定期的に量るのはやめてしまったので短期の変動はわからないが,体型は1年前頃とあまり変わっていないように思う。いわゆる「でぶねこ」というよりは,大型ねこという分類だろうか。先日散歩に連れ出したら,大学生風の男の子に「うわっ,ちょーでけー!ちょーでけー!」と連呼されてしまい,喜んでいいやら恥ずかしいやら,微妙であった。どうも街で見かける猫がすべて仔猫に見えるので不思議に思っていたが,どうやらピートがでかすぎるようだ。

食餌は特に気を使っているわけではないが,ブランド物のカリカリ(ピュリナONEかカルカン)を好きなだけ食べさせている。好物はまぐろで,まぐろが入ったモンプチスープタイプが特に好きな様子。赤身の刺身も好きだ。一方,チキンだとかビーフだとかはまったく興味がなく口もつけない。好みがはっきりしている。

最近のマイブームはハトの観察で,たまに室外機置き場にハトが羽根を休めに来るのだが,それを窓から飽きることなく眺めている。ハトのフンで汚れるので本当は対策したいのだが,ピートが「まだかな?来たかな?」と楽しみに窓をチェックしにいくのを見ると,追い払うのもなんだか悪い気がする。

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夜の寝床はしばらく前に買ってやったペティオスリーパーズ(通称トンネル)だが,寒い冬の間は朝方になると人間のベッドに潜り込んでくる。枕に顔を乗せてゆるんでいる姿は微笑ましいが,寝返りはできないし,盛大なゴロゴロ(喉を鳴らす音)が気になってこの時期は寝不足気味である。

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寝ているときは別として,パソコンをしているとキーボードの上に座り込むのは相変わらず。日課のようにかんな氏(奥様)の脚に噛みつくのも相変わらずだ。怒ってしつけるのはとっくの昔にあきらめたので,やりたい放題である。

一方,歳をとって保守的になったのか,散歩に連れ出そうとするとちょっと腰が引けるようになってきた。特に他人のいる場所では警戒を解かない。猫の扱いを心得ている大人なら撫でたりしても問題ないが,チビッコが近寄ってくると毛を逆立てて「シャーッ」とか「フーッ」とか言って戦闘態勢である。子猫の頃に無遠慮なチビッコにいじりまわされた経験がトラウマになっているのかもしれない。

他の猫と接近遭遇する機会があったが,相手の猫が(ピートより若いのに)とても友好的だったのに対して,ピートはやはり毛を逆立てて「ウゥーッ」と威嚇モードであった。生後すぐに捨てられて,兄弟と遊ぶ機会もなかったので,他の猫にどう接していいかわからないようである。そう考えると不憫だ。

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朝晩の気が向いたときは膝に乗って甘えてくることもある。頭や喉を撫でてやると,うっとり夢心地といった表情だが,調子に乗って撫でまくると噛みつかれるので注意が必要だ。本人(猫)がその気にならないと,膝に乗せようが喉を撫でようが甘えることはない。ただ,フルートを吹くと,なぜか甘えモードになるという,不思議な習性がある。うるさい演奏を止めさせるには,膝に乗ってしまうのが一番という,巧妙な作戦かもしれないが,まんまと引っかかっているWebmasterとかんな氏であった。

【関連記事】

オマケとして新鮮な(?)水を旨そうに飲むピートの動画をご紹介。

続きを読む "猫のピート2歳"
2007年04月07日

●今日見た景色 平和通りの桜

桜まつりで混み合う前,早朝の散歩で撮影。「満開=休日(お祭り)=快晴」の条件がすべて揃うのはほとんど奇跡的。10年に一度くらいではないだろうか。周辺道路,駐車場は混雑が予想される(というか既に混雑している)ので,これから見に来る方はご注意を。

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写真はFinePix S5000で手持ち撮影。

2007年04月06日

●今日見た景色 夜桜

近所の桜。今年は桜まつりに合わせてちょうど満開となりそう。関係者は喜んでいると思う。

夜桜の美しさというのは,写真ではなかなか撮ることができない。綺麗に撮るのが技術的・機材的に難しいというのももちろんあるが,人間の「感覚フィルタ」とでもいうべきものが写真では再現できない。これは夜桜に限った話ではなく,「実際に見たときは感動するほど綺麗だったのに,あとで写真を見てみたらたいしたことがなかった」という経験は誰しもあると思う。

写真はFinePix S5000で撮影。標準感度モードで手ぶれ補正もなく,手持ちではこの程度が限界か。

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2007年04月01日

●フルートメンテ中

長年酷使されてきたかんな氏のフルートは,頭部管のコルクが劣化してきたので,タンポの交換とバランス調整も合わせてやってもらうことにして入院となった。せっかくなので,Webmasterのフルートも一部キーの動きが渋いところがあったので見てもらったら,足部管の連結が固いと指摘されたので,ついでに調整をお願いした。

せっかくバリバリ練習しようと思っていたのに,楽器がないのでは仕方がない。あー残念だ。