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2013年07月28日

●EOS6Dその後(3週間経過)

EOS6Dを購入して3週間経った。気になる点を少しずつ試しているところ。

【重さについて】
Kiss X2よりも200g重くなっている(680g)。部屋で猫を撮る分には気にならないが、カバンに入れて持ち歩くとなるとこの差がかなり効く。
元々カメラバッグも使わないし、レンズも一本だけ着けて持って出掛けることがほとんどなのだが、その最小限の荷物でも一眼レフは重い。
恒例のミラコスタ旅行には持って行きたいと考えているので、どの程度重さが許容できるか、近所の公園をカメラをカバン(ショルダーバッグ)に入れて歩いてみた。
EF40mm 2.8(130g)ならば、カバンも分厚くならずに済むし、重さもギリギリ許容範囲。それでも長時間は辛いかも。これが50mm 1.4(290g)になると途端にずっしりきてすぐに肩が痛くなる。
ということで肩に負担のかからない、ウエストポーチを買ってみた。これもカメラ用ではない。カメラ用というとクッションが入っていたり、交換レンズが入れられたりするがどうしてもかさばる。どうせレンズは1本勝負だし、クッションで保護するなんて気もない。ガンガン使ってなんぼの機械だと思っている。

EOS 6D

【動画について】
最近はプロも使っているというEOS Movie。デモを見ると確かに綺麗だが、コンデジと同じ感覚で猫の動画が撮れると思ったら大間違い。
大きいのがピントを自動で合わせ続ける機能がないこと。元々被写界深度が狭いので、動いているものを追いかけるとすぐにボケボケの動画になってしまう。
取説にも三脚にカメラを固定して、置きピンで撮れと書いてある。
いくつか猫を撮ってみたけれど、猫の躍動感のある動画をこのカメラで撮るのは無理だ。

コンデジ風に撮ってみた手持ち動画。すぐにピンボケになる。

三脚を使った場合。ビデオ用ではないので雲台がスムーズに動かずみっともないチルトになってしまっている。

【ファインダーについて】
元々メガネをかけていることもあって、ファインダーを見ながらマニュアルフォーカスでピントを合わせるのは苦手だった。特にKiss X2のファインダーはピントの山が掴みにくく、ライブビューを使わないとMFはほとんど不可能だった。
6Dでは多少ピントの山は掴みやすくなっているとは思うのだが、一発でピシっと合わせるのはやっぱり困難。マウントアダプターでオールドレンズを使う場合や、MFレンズを使う場合はライブビューが前提になると思う。スプリットイメージやマイクロプリズムの交換ファインダーがあったら良いのに(社外品ならあるようですね。気になるな...)

Kiss X2用に買ったEOS-M42マウントアダプタで,SuperTakumar 1:1.8/55を着けて撮った写真。ピントはライブビューで合わせた。
Pete
EOS 6D / SuperTakumar 1:1.8/55 (EOS-M42 Mount adapter)

2013年07月10日

●EOS Kiss X2その後(EOS 6DとEF 40mm F2.8 STMを購入)

デジタル一眼レフのEOS Kiss X2を買って4年半になる。最低5年は使うつもりだったけれど、たまにシャッターが切れなくなる不具合や、電源が入らない(前触れなく電池切れ?)症状が出るようになって、後継機を選定していた。

選定といっても小型軽量のフルサイズ機EOS 6Dが昨年発売されてからは、機種はほぼ確定していた(2012年末に書いた記事)。Amazonで価格をワッチしていたら、昨年末に一度150000円まで下がって以降はまた価格が上昇して、ずっと下がらなかった。それが最近また年末のレベルまで下がってきたということで、購入に踏み切った。

もっと安いKissや60D,7Dなどもあるけれど、APS-C機はKiss X2でたくさんというのが正直なところ。といって5D系は高いしデカいし重い。というわけで6Dはちょうど良かった。ちなみにAPSというのはAdvanced Photo Systemのことで、フィルム交換の際にベロを爪に引っ掛けたりという面倒な操作が不要のシステムのこと。短命だったがセンサーサイズを表す言葉として生き残った。

レンズ資産(というほどたいした資産ではないけれど、合計10万円分くらい)を無視してニコンに移る、という選択肢はカメラの更新のたびに考える。私の記憶ではちょっと前まではニコンが低画素数、高感度、キヤノンが高画素数、低感度という傾向だったと思い,それがあったのでニコンが魅力的に思えたことがあった。しかし6Dと比較されることの多いD600のスペックは、6Dよりも高画素数、低感度になってしまっている。いつからか関係が逆転したのだろうか?

室内の猫を撮ることがメインの使い方なので、常用ISOは高ければ高いほど助かる。逆に画素数は600万もあれば充分。実際、Kiss X2でも最高解像度で撮ったことはほとんどない。それでもフォトコンテストで賞も取れたし。

というわけで6Dに決めたのだが、フルサイズとしては軽いとはいえ、Kissに比べるとやっぱり重いのは事実なので、お出かけ用のレンズとしてEF史上初のパンケーキレンズEF 40mm F2.8 STMも一緒に購入。

EOS 6D

これからぼちぼち猫を撮って、高感度性能がどの程度有効なのか確認していきたい。このくらいのスペックならもう一生使い続けたい気もするけれど、そのうちまた壊れてしまうんだろうなぁ。昔みたいに一生ものの機械、とまでは言わないけれど、せめて大切に使えば20年くらいは持ってもらいたいものだ。レンズはすでにそのくらいの寿命はあるのだし。

Pete
Canon EOS 6D / EF 40mm F2.8 STM / 1/60 F2.8 ISO12800

Delta
Canon EOS 6D / EF 40mm F2.8 STM / 1/80 F2.8 ISO12800


2013年04月15日

●猫のピート8歳

牡猫ピートは8歳になった。手乗りの子猫だったピートがもう8歳かと思うと複雑な気分。

この1年も幸いなことに病気はしなかったけれど、3月に一度だけくしゃみとともに鼻血を吹いたことがあって、けっこう心配した。その後は鼻血も出ていないし、体調も悪くなさそうなので放置している。

毎回書いているけれどピートは病院に行くと信じられないような暴れ方をするので、おいそれとは連れていけないのである。

1月からマンションの震災復旧工事が始まり、足場が組まれて窓の外で工事の人が歩いたり作業したりしていると、ピートはすごい剣幕で威嚇して、せっかく工事をしてくださっている方に申し訳ない気持ちでいっぱいである。窓の外に向けて貼り紙をしたくらい。上に書いた鼻血も、興奮しすぎて出たのかもしれない。

貼り紙

新鮮な(?)水道水が好きなのは相変わらず。洗面台に座って,水を出してもらえるのを待つのが日課。

Pete

Pete

今年はホワイトデーにピートのクッキーを自作したりもした。

クッキー

Pete

【ご参考】
ピート7歳6歳5歳4歳3歳2歳1歳

Flickrのピート写真,および特に子猫時代の写真

【海外でピートのことを紹介頂いた記事】
Pete’s Foster Family Becomes His Forever Home
Pete and Delta Overcame Shocking Earthquake in Japan

2013年01月01日

●あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

2013年も今まで同様,写真ネタにはこだわらず,アクセス数アップも意識せず,更新頻度も適当に続けていきたいと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。

日々の細々したどうでもいい話はツィッターで。>Twitter(@hsohei)

猫たちの様子はアメーバブログにも書いています。>ソウヘイ航宙記

Pete and Delta

2012年12月31日

●写真って楽しいねっ〜2012年総括〜

3.11の東日本大震災から1年9ヶ月。波はあるものの余震は続いていて,今月も一回津波注意報が出たりした。原発事故の放射線は,2012年12月末現在で0.055〜0.060uSv/hくらい。昨年の半分以下,1/3近くに下がってきている。事故前に比べると2倍くらいの値。

トピックスとしてはアマチュア無線関係が多かった。開局した当初は災害時に安心かな,という程度だったのが,うっかりCW(モールス通信)を試してみたところが,これがけっこう面白くてハマってしまった。オールモードの無線機FT-817を買ったり,ハムフェアにも出掛けてみたし,コンテストに参加して海外とも交信することができた

新しいことに挑戦するのは楽しいし,これからもアマチュア無線は少しずつ続けていければ良いと思っている。ただし,1年間やってみてそんなにのめり込むようなことはないだろうと踏んでいる。なぜかといえばアマチュア無線は所詮「金がないと極められない/金さえあればそこそこ極められる」趣味だとわかったから。もちろんCWをはじめとしてPhoneでもオペレートのスキルに依存する部分はあるし,アンテナだとか電波伝搬を勉強することは必要だ。でも,いくらスキルを磨いたって無線機が買えなければ交信できないし,アンテナを建てる場所だって要る。そして無線機や道具類はいちいち高価。お金のない人は私のようにQRP(低出力)と移動運用で慎ましくやるのが精一杯。この1年で無線関係に20万円くらい使っても,だ。

そういう意味ではアマチュア無線というのは楽器やスポーツよりも,車だとかカメラに近い趣味ではないだろうか。そしてつぎ込んだ金額で満足度が変わるような趣味にはそれほど夢中になることはできない。これから続けていくにしても,投資は最小限に,スキルと知識を伸ばす方向で楽しみたいと思っている。

アコースティックギターの弾き語りは,無線とは対照的に90%はスキル依存であり,こっちの方こそ末永く楽しめる気がしている。とはいえスキルに依存するということは常に練習していないと上達はないということで,忙しいとなかなか厳しいのが実態。かろうじて年2回の発表会()だけは参加するようにしている。

猫のピートは7歳デルタは5歳になった。今年はいつものフォトコンテストで,かんなさんの撮った写真が特別賞を受賞した。日々の写真はアメブロの方に載せている。

読書は年末になってついにKindleが発売され,私も早速PaperWhite 3Gを購入した。今後紙の本と電子書籍の読書比率がどのように変わっていくのかは予測できないけれど,1年後の総括ではある程度方向性が見えてくるかもしれない。保管場所のことを考えるとKindle優位なので,購入を迷っている本が複数ある場合はKindle版が出ている方を優先する可能性は高い。

ということで今年読んだ本は下記。

【SF】
キリストのクローン/新生(上・下)(J.ボーセニュー)
キリストのクローン/真実(J.ボーセニュー)
南極点のピアピア動画(野尻抱介)
希望(瀬名秀明)
連環宇宙(R.C.ウィルスン)
天冥の標6 宿怨 PART1(小川一水)
白鹿亭綺譚(A.C.クラーク)
銀河ヒッチハイク・ガイド(D.アダムス)
拡張幻想 ー年刊日本SF傑作選ー(大森望・日下三蔵 編)
宇宙の果てのレストラン(D.アダムス)
機龍警察 自爆条項(上・下)(月村了衛)
天冥の標6 宿怨 PART 2(小川一水)
宇宙クリケット大戦争(D.アダムス)
去年はいい年になるだろう(上・下)(山本弘)
フェッセンデンの宇宙(E.ハミルトン)
さようなら、いままで魚をありがとう(D.アダムス)
ほとんど無害(D.アダムス)
小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団(瀬名 秀明, 藤子 ・F・不二雄)

【ミステリ】
工学部・水柿助教授の逡巡(森博嗣)
工学部・水柿助教授の解脱(森博嗣)
四季 春(森博嗣)(再読)
タカイ×タカイ(森博嗣)
朽ちる散る落ちる(森博嗣)(再読)
シャーロック・ホームズ作品集(I) お風呂で読む文庫(C.ドイル)
シャーロックホームズ作品集(II) お風呂で読む文庫(C.ドイル)

【ご参考】
2011年総括
2010年総括
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2012年12月29日

●EOS Kiss X2その後(4年経過)

EOS Kiss X2のレンズキットを買って4年経った。

本当はこれまでの総シャッター数が取得できる機能があると良いのだが,そういうものはないので残してある写真ファイルから推定すると,50,000ショット程度だと思う。今年だけだと10,000ショットくらいかな。

Kiss X2のシャッターの耐久性は公表されていないけれど,おそらく5万回はエントリー機としてはかなり酷使した方かと思う。

去年はバッテリーが心配だと書いたが,どうやらシャッターの寿命が先に来そうだ。実は何度かミラーが戻らなくなったり,連写が止まらなくなる現象が出ている。電源を入れ直せば使えるので,まだしばらくは騙し騙し使えると思うけれど,そろそろ後継機選びを始めた方が良さそうだ。

サブ機としてコンパクトデジカメEX-ZR200も買ったけれど,やはり単なる記録用で,到底一眼レフの代替にはならないことがよくわかった。

今のところ後継候補として考えているのはEOS 6D。小型軽量,フルサイズ,常用ISO25600でボディの実勢価格は現時点で16万円台。とても手が届かない5D markIIIとかに比べればかなりリーズナブルになってきている。スペックはデジイチへの移行を考え始めた頃の理想にほぼ到達している感じ。ビックカメラで試写してみた感じも良く,もうちょっと値段が下がってきたら(もしくはKissX2が壊れたら)真剣に考えたい。

最近のレンズではEF40mm F2.8 STMが気になっている。EF初のパンケーキレンズで軽くて小さいのが魅力。とにかく歳とともに重いカメラを持ち歩くのがしんどくなってきた。

Pete and Kanna

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM


2012年10月06日

●写真ネタ 猫のピートがフォトコン受賞

いつもDPEやデジカメプリントを頼んでいる,近所のカメラ店主催のフォトコンテスト(ペット部門),09年に優秀賞10年に最優秀賞を続けて受賞して,昨年は何も取れなかった。

今年は私はペット部門はやめて,ファミリー部門で応募。しかし残念ながら選外であった。一方かんなさんはペット部門に応募して,見事に特別賞(1名)をゲットした。ペット部門の応募総数は575枚。賞品はコンパクトデジカメ。

ピートもデルタも相変わらずかわいいのだが,毎日同じようなことの繰り返しで,いちいちカメラを向けることも少なくなってしまい,年々応募作品を選ぶのが難しくなってきている。ペットの場合は特に,「さあフォトコン向けの写真を撮るぞ」と狙って撮れるというわけではないので,とにかくたくさん撮ってその中から選ぶしかない。また来年に向けてコツコツと撮っていきたいと思う。

賞品のコンパクトデジカメはキヤノンのPowerShot A2400IS。富士フィルムのプリントサービスをやっているお店なのでてっきり富士フィルム製品かなと思っていたがキヤノンだった。先日コンデジを買ったばかりで,何とも微妙なタイミングになってしまったけれど,せっかく頂いたので活用方法を考えたい。

Pete
Canon EOS Kiss X2 / EF50mmF1.4USM

【関連記事】
写真ネタ 猫のデルタがフォトコン受賞
写真ネタ ピートとデルタがフォトコン受賞
写真ネタ そらとぶねこフォトコン受賞

2012年04月15日

●猫のピート7歳

牡猫ピートは7歳になった。人間の年齢に直すと44歳。そろそろシニアの仲間入りである。

この1年も幸せなことに病気などはせず,病院に連れていかずに済んだ。今後はなかなかそういうわけにもいかないだろうけれど,ピートは病院が鬼門なのでどうするか今から頭が痛い。

デルタがちょっと歳下(今年5歳)で,構って構ってとピートにちょっかいを出してくるので,追いかけっこをしたり取っ組み合いをしたり,若さを保つには良いことかもしれない。ピートはちょっと鬱陶しく感じている様子だけれど...。

生の小松菜とかほうれん草が好きだったり,お友達の靴にヨダレを垂らしながらスリスリしたりと,ちょっと変なところもあるけれど,これからも元気に過ごしてほしい。

Pete

Pete

外国の方にピートのことを紹介するときは,「Pete and Deltaで検索してみて」と言えば,トップに親切な方が書いてくださった英語の記事がヒットするので便利。グローバルな猫である。

【ご参考】
ピート6歳5歳4歳3歳2歳1歳

Flickrのピート写真,および特に子猫時代の写真

【海外でピートのことを紹介頂いた記事】
Pete’s Foster Family Becomes His Forever Home
Pete and Delta Overcame Shocking Earthquake in Japan

2012年01月01日

●あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

2012年も今まで同様,写真ネタにはこだわらず,アクセス数アップも意識せず,更新頻度も適当に続けていきたいと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。

日々の細々したどうでもいい話はツィッターで。>Twitter(@hsohei)

猫たちの様子はアメーバブログにも書いています。>ソウヘイ航宙記

デルタとススキ

2011年12月31日

●写真って楽しいねっ〜2011年総括〜

2011年,やはり311の東日本大震災のインパクトは大きかった。幸い我が家は人的・猫的な被害はなかったし,マンションは揺れがひどくて家財はずいぶんダメになったが,住むところがなくなったわけではない。インフラが復旧するまで2週間に及ぶかんなさんの実家での避難生活も大変ではあったがとにかく家族がみな無事だったことを感謝したい。当時の日記を読み返すと,なかなか生々しい。給水車に3時間並んだこと,わずかしか品物のないスーパーに入店するのに2時間並んだこと,福島原発の状態を注視しつついざというときに逃げるためのガソリンを温存して徒歩で行動したこと,10日間シャワーも浴びられなかったこと,一日に何度も沢に水汲みに通ったこと…。できればもう二度と経験せずに済ませたいものだ。

我が家の被災状況

震災後も余震が続き,9ヶ月以上経った現在でも1日か2日に一回くらいは体感できる揺れがある。そんな状況なので狭い部屋の中は備蓄の水や食料品などが所狭しと並び,倒れたり落ちて危険なものはすべて撤去するか床置きにしてあり,とても人様にお見せできる状態ではない。こんな体制をいつまで続ければいいのか,難しいところだ。

原発事故の放射線だが,2011年の12月現在で,事故前の5倍くらいの値(0.14uSv/hくらい)で推移している。ちなみに5月は0.2uSv/hくらいだった。

震災以外の話題としては,iPod touchを買って日記(プライベートな方)をEvernoteに移行したこと盆栽を買ったこと,かんなさんのパソコン更新,そしてアマチュア無線の免許(3アマ)を取って無線局を開局したことなどがあった。

アコースティックギターの弾き語りは現在ほとんど教室には通っておらず,コードを忘れない程度に気が向いたときにちょっと弾くくらい。アコギは手軽な楽器ではあるが,本当に忙しいとやはり手が付かない。ただ,来年も発表会だけは出ようと思うので,何か課題曲を考えなければいけない。

猫のピートは6歳デルタは4歳になった。猫のネタはいちいち書いていないけれど,それは安定した日常ということで幸せなことだ。写真はアメブロの方に載せている。

読書は淡々と文庫新刊SFを読んだり再読したり。

【SF】
スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選(山岸真編)
さよならペンギン(大西科学)
ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成<S>(大森望編)
アンブロークンアロー戦闘妖精・雪風(神林長平)
青い星まで飛んでいけ(小川一水)
地球移動作戦(上・下)(山本弘)
天獄と地国(小林泰三)
天冥の標IV: 機械じかけの子息たち(小川一水)
ねじまき少女(上・下)(P.バチガルピ)
あなたのための物語(長谷敏司)
結晶銀河 ー年刊日本SF傑作選ー(大森望・日下三蔵 編)
プランク・ダイヴ(G.イーガン)
ZOKURANGER(森博嗣)
究極のドグマ―穂瑞沙羅華の課外活動(機本伸司)
冷たい方程式(T.ゴドウィン他)
天冥の標V 羊と猿と百掬の銀河(小川一水)

【ミステリ】
黒猫の三角(森博嗣) 再読
人形式モナリザ(森博嗣) 再読
月は幽咽のデバイス(森博嗣) 再読
夢・出逢い・魔性(森博嗣) 再読
魔剣天翔(森博嗣) 再読
恋恋蓮歩の演習(森博嗣) 再読
六人の超音波科学者(森博嗣) 再読
キラレ×キラレ(森博嗣)
捩れ屋敷の利鈍(森博嗣) 再読
赤緑黒白(森博嗣) 再読
工学部・水柿助教授の日常(森博嗣)

【その他】
吾輩は猫である(夏目漱石) 電子ブック

【ご参考】
2010年総括
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2011年12月17日

●MacBookProその後(1年経過)

MacBookPro15インチ(Mid2010; MC371J/A)を買って1年経った。320GBの内蔵HDDは半分ほど使用している。

バックアップ(タイムマシーン)に割り当てている外付けのポータブルHDDは250GBなので容量がいっぱいになってしまった。バックアップは重要なので手当てしなくてはいけないが,せっかくのシンプルなMacにUSBハードディスクをつなぎっぱなしにするのはあまり美しくない。しかも猫がたまにいたずらしてしまう。

純正だとタイムカプセルというのもあるが高いしなぁ。

あと本体の方はまったく問題がないのだが,要とも言えるAirMacExpressがもうかれこれ6年ほど使っているので,そろそろリプレースを考えなくてはいけない。が,現状でも契約上限の16Mbpsは出ているし,壊れるまで放っておく方が無駄がないかな。実はMacBookProを買ってしばらくは,スリープから復帰後にAMEが固まる(電源抜き差しで復帰する)ことが多くて,いよいよ壊れたか,と思ったのだが,じつはOSX Lionの不具合だったようで,アップデートで起きなくなった。

メインメモリは8GBあるが,普段立ち上げているアプリが多いため,かろうじてスワップしない程度の余裕しかない。

Pete


2011年04月20日

●猫のピート6歳

牡猫ピートも6歳になる。

この1年は幸い病気などはせずに元気いっぱいだった。体重は6.8キロで現状維持。

最近は営業活動(?)もしていないので,メディアへの露出も特になく,ブログやFlickrで写真を載せている程度。

大きなイベントとしては,これはピートに限ったことではないけれど,東日本大震災で被災し,一晩は車中で,さらに2週間ほどかんなさんの実家で避難生活を送ったことだろう。

災害があるたびに,ペットの問題が報道される。一緒に避難できないので置き去りにされるとか,避難所にペットは入れないとか。まさか自分が体験することになるとは思わなかった。

地震翌日のピート

マンションには震災当日から数日間は避難所に移った方もいたけれど,やはり自分たちは猫を放っておくことはできないので,当日の晩は車で過ごし,翌日には猫たちも一緒に実家に避難した。そういう意味では同じ市内の実家の被害がほとんどなかったことは幸運だった。

Pete and Delta

猫たちにとっても地震はかなりのストレスだったようで,実家に移ってもしばらくは緊張状態で,ようやく落ち着いたのは3日目くらいだったと思う。

実家の環境に慣れたと言っても,6畳の和室からは出せなかったので,走り回ったりもできずだいぶストレスがたまったと思う。いつまた避難することになるかもしれないので,慣れない首輪も着けっぱなしで,首回りの毛が抜けて赤くなってしまった。

カリカリとウェットフードと猫砂は多少備蓄してあったので,スーパーの営業が再開するまでは充分に持ちこたえることができた。水は沢で汲んできたものを飲ませていた。物流の回復にもっと時間がかかっていたら餌の確保など大変だったかもしれない。特にピートは好きなものしか食べないので。

余震は続いているが,家具などの耐震対策を済ませて,猫たちもようやくマンションに戻ってくることができた。首輪の痕はまだ少し残っているけれど,だいぶ良くなった。

本当は新しいキャットタワーを買ってあげたいのだが,地震対策などを考えるとなかなか難しい。

震災は猫たちにとっても大変だったけれど,とにかく全員が無事でいられたことに感謝している。

Pete

Pete

【ご参考】
ピート5歳4歳3歳2歳1歳

Flickrのピート写真,および特に子猫時代の写真

【海外でピートのことを紹介頂いた記事】
Pete’s Foster Family Becomes His Forever Home
Pete and Delta Overcame Shocking Earthquake in Japan

2011年02月11日

●iPod touchその後(2週間経過)

iPod touch(第4世代)を買って2週間経った。

関連製品まで含めてけっこうな投資になったが,今のところ満足している。

まず,会社で書いていたプライベートな日記をすべてiPodのメモに切り替えた。このメモを帰宅後にEvernoteに送信して,Macで続きを書く。これでオン,オフ両方の日記をその都度記入することが可能だ。

会社での使い方だが,メモを取るときはイラストのような感じでモニタの下にiPodを置いて,折り畳みキーボードを手前に置く。これでパソコンでテキストを入力するのとほとんど変わらない感覚で長文を入力することができる。見た目もあまり目立たない。

ちなみにこのイラストはApp storeで無料でダウンロードしたiPod用のお絵描きアプリ(My Paint Free)で描いた。

iPodtouch使用環境

普段使う道具なので,キズやヨゴレは気にしないことにしているが,薄いのでホールド性を考えて,液晶保護フィルム付きのシリコンカバーを買った。安物だったのでフィルムを貼っても指紋がつきにくくなるような効果はないようだ。クリーニングクロスを職場にも置いて,割と頻繁に拭いている。このあたりはタッチパネル機器としては抜本的な改善が望まれる部分だ。

ダウンロードした有料アプリは,i文庫(450円)と,セール中で安くなっていた学研まんがサイエンス2巻(115円)。i文庫は青空文庫を読むことができるリーダで,最初から名作150冊が内蔵されている。出掛けるときにiPodだけ持っていけば,音楽を聴きながら古典の名作の読書を楽しめる。荷物が多いときには助かるだろう。

あとはオフラインでも辞書が見られると便利だと思うので,そのうち辞書アプリは買うかもしれない。

もちろんオンラインでこそ真価を発揮できるのは確かなので,ポケットWi-Fiがあれば便利だとは思う。この辺は田舎なので公衆無線LANスポットもほとんどないし。これはもう少し月額利用料が安くなったら検討したい。

カメラの性能は評判通り悪い。屋内や薄暗いところだとほとんど使い物にならないと考えて良いだろう。WiFiでどこにでもすぐアップできるのは便利だが,あくまでもメモ代わりと割り切るべき。

ピートとデルタ
デルタ
山文魚

HD動画の方はまだあまり撮っていないけれど,単体で編集(トリミング)とYoutubeへの投稿までできるのは便利かもしれない。


2011年01月02日

●EeePC1000Hその後(2年経過)

かんなさん用のネットブックEeePC 1000Hを買って2年経った。現在はかんなさんはすべての作業をこのネットブックでこなしている。

MS-Officeは使い古しの2000だが,Excelで住所録を作ってWordで差し込み印刷をさせたり使いこなしておられる。

価格(4.5万)を考えると2年使えば充分ということになるので,今年あたりタイミングを見て更新することになるかもしれない。かんなさんは充分スキルがあるので,買い替えでアドバイスしたりすることは特にない。

MacBookProとSkypeでビデオ通話ができるようになったので,持ち出す機会が増える可能性はある。

ピート

2011年01月01日

●あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

2011年も今まで同様,写真ネタにはこだわらず,アクセス数アップも意識せず,更新頻度も適当に続けていきたいと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。

日々の細々したどうでもいい話はツィッターで。>Twitter(@hsohei)

猫たちの様子はアメーバブログにも書いています。>ソウヘイ航宙記

ピートとデルタ

2010年12月29日

●EOS Kiss X2その後(2年経過)

EOS Kiss X2のレンズキットを買って2年経った。1年目よりも撮影ペースは落ちて,総撮影枚数は2万ショットくらい。

入門用機種ということでシャッターなどの耐久性が心配だったが,今のところ不調はない。

相変わらず猫の写真ばかり撮っているが,今年は小さなカメラ店のフォトコンテストで最優秀賞を頂戴することができた。このときの画質はいつも通りミドル(600万画素)で,JPEGで撮りっぱなし(後画像処理なし)のデータを2Lにプリントしたものを応募した。やはりデジカメと言えども画像処理前提ではなく,撮る時点でどんな写真にするかイメージできるかどうかがポイントだと思う。この辺はフィルムのペンタSPでかなり鍛えられた。

バッテリーも特にヘタってきたという感じはしないが,まだ半分くらい残量表示があるのに,電源を切って置いておいたら一晩で完全放電していて,「あれ?電源が入らない。故障か?」と慌てたことが何度かあった。充電したら復活したし,発生頻度は低いので放置している。

フォーカスは中心に固定だし,モードダイヤルもAv(絞り優先AE)に固定していて,いじるのは絞りとたまに露出補正をする程度。ISOはほとんどオートだが,猫を撮るときは明るくてもシャッター速度が欲しいのでISO800固定にするときもある。

不満はとにかく今どきのカメラと比べてISO感度が全然上げられない(オートだと800まで。手動で1600)ということに尽きる。これも何度も書いているが,猫が一番かわいいのは暗いところで目が丸くなった状態で,これを撮るには感度を上げる以外に方法がない。静物ならシャッターを遅くすれば良い話だが猫は動き回るし,明るいレンズを使うにも限度がある(被写界深度の問題もあるし)。外付けストロボを天井バウンスで使えば写せることは写せるが,より自然な感じを出すにはできればノーフラッシュで撮りたい。

ということで,次に買い換えるときには高感度性能を重視しようと決めている。600万画素でも最優秀賞がとれたということで,高画素は不要だと証明できたと思う。ちなみにフォトコンの展示は四つ切りだった。

ピート

Canon EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

2010年04月12日

●猫のピート5歳

牡猫ピートも5歳になる。人間の年齢でいえば36歳ということで,そろそろ飼い主よりも高齢になりつつあるという感じか。

体重は6.8キロでなんとか維持している状態。5歳を超えたら肥満に注意とどこかに書いてあったので気をつけたいが,2頭飼いでフードを減らすのは難しいので悩ましいところ。ダイエット系のカリカリは食べないし。

ピートとデルタ

この1年も健康診断などは受けられず。去年8月頃におしっこの量が減って,何度もトイレに行くようになった時期があった。腎臓の病気か結石かもしれないと心配して,意を決して病院に連れて行ったが,例によって凶暴化して大暴れだったため,ほとんど診察はできず。「これだけ暴れられるなら少なくとも重篤な病気ではないと思います」とのことで,抗生物質だけ処方してもらった。

で,その薬を飲み始めたら今度はゲーゲー戻してしまって,やっぱり診察もせずに出してもらった薬なんて飲むもんじゃないよな,という当たり前のことを確認した。病院を変えたら少しは大人しくしてくれるんじゃないかという期待とともに,別の病院に連れて行った。ら,やっぱり同じように暴れてしまった。ここでは洗濯ネットで動きを封じる作戦を試したが,ピートの戦闘力は洗濯ネットに入れてもまったく衰えず。

結局どうしたのかというと,自宅で尿のサンプルを取って,それを病院で検査してもらった。結果は異常なしで,フードをケア系のものにして様子を見てください,ということになった。

しばらくしたらおしっこの状態も普通に戻って自然治癒したようなので一安心したが,今後のことを考えて暗澹たる気持ちにさせられた出来事であった。

ピート

弟分のデルタが来てからは2年半になる。2匹の関係は相変わらずで,仲が悪いわけではないようだが毎日取っ組み合いをしている。デルタの方はもっとピートに甘えたい,あるいは構って欲しいのだが,ピートはそれがちょっと疎ましい,という感じに見える。ピートの機嫌が良いときはお互いに毛繕いしたり寄り添って寝ているが,デルタが過剰にくっつくと,ピートは嫌がってしまう。

ピートとデルタ

歳をとったせいか,デルタの影響かわからないが,ピートの性格もずいぶん丸くなった(外出さえしなければ)。膝に乗って甘えてくることも多くなったし,爪を切るときも以前ほど嫌がらないし,かんな氏にひっくり返されてお腹を上にして抱っこされても気持ち良さそうにゴロゴロしている(デルタはこれが好きなのだが,以前のピートは嫌がった)。

お散歩をしなくなってずいぶん経つが,かんな氏のお散歩猫ピートのページは今でも閲覧可能にしてある。で,過去のピートの勇姿をご覧になった雑誌編集の方から掲載許諾を求めるメールが来て,「ニャンだふるワールド」に掲載された。最近はお散歩もしていないし,かんな氏のブログの更新頻度も遅いので心苦しい限りだが,完全ボランティアでの写真提供ということで大目に見ていただきたい。人に配る用に自腹で購入しているので赤字である。

【ご参考】
ピート4歳3歳2歳1歳
Flickrのピート写真,および特に子猫時代の写真

2010年03月30日

●告知★猫のピート雑誌掲載情報

雑誌掲載の連絡をいただきました。掲載誌がまだ届かないので,どんな風に載っているのかはわかりません。

「裏モノJAPAN別冊 ニャンだふるワールド」(鉄人社)

とびっきりの癒しねこ500匹!!
やっぱりねこが好きなあなたに送る、究極の萌え死に写真1000枚!!


2010年03月11日

●最近の猫たち

精神的余裕のない年度末ですが,ピートとデルタの動画で和みましょう。全部アメブロで見たネタだとか,気にしないように。

2010年01月17日

●2010年初方針

当ブログでは種々雑多なネタを取り扱っており,タイトルと内容がマッチしないことも多くご迷惑をおかけしている。年初にあたり,各カテゴリ別に少し状況を整理しておきたい。

【写真部門】
EOS Kiss X2を買ってからは,新しいカメラの動向などはチェックしていない。今年も猫写真をメインに撮っていく方針で,たまに気が向いたらフィルムカメラ(ペンタSP,学研二眼レフ)で遊びたいと考えている。安いフィルムスキャナが出ていてちょっと食指が動いたが,冷静に考えてそんなにバンバン黒白フィルムを自家現像(ダークレス)するか疑問だったので,今のところ保留にしている。

【猫部門】
記事で紹介するのを忘れていたが,木工工作を少しやって猫ケージをグレードアップした。これはデルタが家族になってから2年越しの懸案だったので,ちょっとすっきりしている。理想を言えば作り付けの大型ケージ(というか猫部屋)が欲しいところだが,狭いマンションではなかなか難しい。かんな氏の猫ブログは更新が遅いので,猫たちの近況についてはソウヘイ航宙記の方を見てもらいたい。

【読書部門】
読書はこの1年くらい少し悩んでいる。SFの新刊で「これはぜひ読みたい」と思うものがほとんどないのだ。これは自分の嗜好が変わってきたのか,出版の傾向が変わってきたのか,まだ判断できないでいる。新刊の情報はハヤカワとAmazonから送られてくるメルマガを参考にしているが,その3行ほどの紹介記事だけで,なんだか読んでも仕方がないような気がしてしまうわけだ。「なんでも読んでやろう」という気力が衰えたのは認めるけれど,出版の傾向としてもソフトな冒険モノばかりで,バリバリのハードSFって最近少なくないですか?
ミステリの方も森博嗣氏が表舞台から降りてしまって文庫新刊のペースが落ちているので,今年も再読や図書館の利用が増えそうな気がする。
とはいえ,読書そのものはやめられない(移動中や空き時間に活字が読めないと落ち着かない)ので,何らかの本は常に読み続けると思う。

【音楽・楽器部門】
2年目に入ったギター教室通いがどうなるかが自分でも注目である。こういうものは始めたばかりの頃は上達が目に見えて楽しい。それが1年も経つと弾ける曲は増えているが,練習量に比較して上達のペースは遅くなるし,ちょっとサボるとすぐに弾けなくなる。モチベーションを維持し続けられるかどうかがポイントだろう。

【技術・工作部門】
猫部門のところに書いたように,猫ケージの改造をするのに木工をやった。これは大型のホームセンタで材料を買って,そのホームセンタ内にある工作室を借りて行ったもので,使うときに名前を書けば利用料はタダである。大雑把な切断は1カット50円で大型の切断機(?)でお願いして,その後は工作室で自分でやる。曲線のカットは電動ジグソーを使い,切断面と角の仕上げは電動サンダーでやった。ジグソーなんて久しぶりに使ったが,さほど精度を気にしないのなら糸鋸よりも速いし便利。
旋盤とフライス以外の電動/手動工具はたいてい揃っているので,ここを使えばたいていの木工はいけるんじゃないだろうか。自宅も汚れないし。
ということで,今年もまた何か思いついたら自作するかもしれない。

【車部門】
昨年末にキューブからポロに乗り換えたので,たまにポロ関係の記事を書きたいと思う。といっても改造とかをするつもりはないので,燃費とかトラブル関係のネタくらいしか書くことがないかも。

【パソコン・ネット部門】
長期計画では今年末にWebmasterのPowerBookG4のリプレースとなっている(購入後5年経過)。今のところMacにするかWindowsにするか決めていないし,本当に買い替えられるかどうかも直前にならないと判断できないだろう。

ピート

EOS Kiss X2 / EF50mm F1.4 USM

2010年01月01日

●あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

今年も今まで同様,写真ネタにはこだわらず,アクセス数アップも意識せず,更新頻度も適当に続けていきたいと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。

ピートとデルタ

2009年12月04日

●PowerBook G4その後(4年経過)

PowerBook G4(12")を使いはじめてから4年経った。買ったときの目標である5年使用まであと1年だ。

この4年の間にMacはインテルのCPUに変わり,OSは2世代進んだ(Tiger->Leopard->Snow Leopard)。半年早く買ったかんな氏のPowerBookG4はPantherがプリインストールされていたので,そこから数えたら3世代か。

HDDの空き容量は18GB。写真データの保存には外付けのポータブルHDD(USB 250GB)とFlickrを使っているので,ローカルのHDDに保存するのはこのブログのテキストとiTunesの音楽,楽器練習の音源など。

ブラウザはFirefoxを使っているが,マシンパワー不足のためか最近処理が重く感じる。入力フォームでの日本語変換が時々引っ掛かったように止まるし,Flashで動くmixiアプリなどは特に重い。元々サーバが重いので仕方がないと思っていたが,かんな氏のネットブック(EeePC WinXP)だとやけにサクサク動くので,やっぱりMacが重いんだとわかった。

このようにパソコンの場合は,スペックが変わらないのに扱うデータやネットのコンテンツが日進月歩でリッチになっていくので,相対的にどんどん陳腐化してしまう。新しい高性能なものが次々に安く出てくるし,古い機械を大切に使うのがどんどん難しくなっている。

幸いネット環境は16Mbps契約で実効10Mbpsくらい出ている(Air Mac Express利用)ので,Youtubeなども見られるし,まだしばらくは耐えられるだろう。

1年後の買い替え(予定)のことだが,Windows7の評判は割と良さそうなので,ウィルス対策をしっかりした上でWin機に戻る選択肢もありかもしれない。なんといってもWin機は安いし。豊富なフリーソフトも魅力的だ。ただMacにはやっぱりMacの魅力があって,例えて言えば国産車(Win)と輸入車(Mac)のような関係かもしれない。そういえばヨーロッパ製のPCって聞いたことがないけれど,輸入されていないだけ?

ピート

2009年10月02日

●写真ネタ ピートとデルタがフォトコン受賞

いつもDPEやデジカメプリントを頼んでいる,近所のカメラ店主催のフォトコンテスト(ペット部門)に応募した写真が入選したと連絡があった。

スーパーの片隅にテナントとして入っている小さなチェーン店で,○○カメラと言いつつカメラは売っていないようなお店なので,「ピートとデルタをモデルにして最優秀賞が獲れなければウソ!」と言いながらかんな氏と写真を選んで出した。

しかし残念ながら最優秀賞(1名)には漏れて,優秀賞(5名)という結果だった。まだ最優秀賞の写真は拝見していないが,こんな小規模なフォトコンにも上級者が出しているのだろうか。かんな氏とのダブル受賞も狙っていたが,さすがに同じネコではダメだったか。

賞品はまだもらっていない。お店での展示が終わってからくれるらしい。最優秀賞以外はハナから狙っていなかったので,優秀賞の賞品がなんだったか覚えていない。ディズニーチケットだったかな?

ピートとデルタ

EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 IS

【関連記事】
デルタ そらとぶねこフォトコン受賞

2009年09月12日

●告知☆ピートがカレンダーに掲載

ピートの子猫のときの写真がカレンダーに掲載されました。【こねこめくり2010 WEEKLY KITS CALENDAR】です。

ピート

関連記事:かんな氏のブログ⇒にゃんこーず:写真選考結果


2009年09月06日

●壁紙:ピート×Macコラボ

Apple純正のユキヒョウがイマイチかわいくないので,作ってみました。

pete on mac

Mac OS X Snow Leopard ピート仕様の特徴
・1日14時間睡眠
・おなかが減ると動かない
・おなかがいっぱいでも動かない
・機嫌が悪いとかみつく
・トイレはすぐにキレイにしましょう
・ダイエットフード不可
・新鮮なお水を飲ませましょう
・アメブロに書いたネタとカブってるけど気にしない

2009年06月19日

●猫のピート ゴロゴロ

ピートのゴロゴロ(喉を鳴らす音)。デジカメで動画を録る距離では拾えない程度の小さな音なので,これはXA-C110を喉元にぴったりくっつけて録音してみた。ピートの方がデルタよりも迫力のあるゴロゴロ音がする。

ピート

2009年04月17日

●告知☆ピートとデルタ掲載情報

ピートとデルタの写真が「いばいぬ いばねこ写真集」(茨城新聞社)に掲載されました。

いばいぬいばねこ写真集

お求めは茨城県内の主要な書店か,茨城新聞社の通信販売か,アマゾン(現在在庫切れです)でどうぞ。

いばいぬ いばねこに掲載


2009年04月14日

●猫のピート4歳

早いもので牡猫ピートは4歳になる。体重はここ2年ほどは5.8キロで変わらないな,と油断していたところ,先日量ったら6.6キロに増えていた。BS熱中夜話で井本先生に「6キロは太りすぎです」と言われてしまったのでこれはマズい...。

ピート

弟分のデルタが来てから1年半になるが,日課の追いかけっこと取っ組み合いは今でも毎日やっている。なので運動は足りていると思うのだが,にも関わらず体重が増えているということは食べる量が多いということか。ピートが一回り大きくて,デルタが少し小さい,という体格の差は変わっていないので,体重の増加には気付かなかったのだが,なんのことはない,2匹とも同じ割合で大きくなったということである。

ピートとデルタ

これは反省点だが,この1年はとうとう病院に連れて行けなかった。診察中にものすごく嫌がって暴れて,先生に噛み付いたり引っかいたりと大騒ぎになるので,どうしても腰が重くなってしまうのである。

この1年散歩はさせていないし,とりあえず健康そうなので...と自分に対して言い訳をしているが,病気になったときのことを考えると,普段からきちんとかかりつけの獣医に診てもらっておいた方が安心だろう。自分が獣医の立場だったら,普段診せにこないくせに,病気になった怪我をしたというときだけ慌てて連れてきて「さあ治してくれ」なんていう客には親身になってやることなどできない。

とはいえ,病院に連れて行くと普段温厚なピートがものすごい暴れ方をするので,ストレスで余計寿命が縮まってしまうんじゃないか,という危惧もある。かんな氏は往診を頼みたいと言っているが,ただのネコに往診なんてしてくれる獣医さんがいるものだろうか?

さて,4歳のピートだが,子猫の頃よりもむしろ甘えん坊になってきた。膝に乗ったりゴロゴロすりすりと甘えた方が,良いこと(美味しいものをもらえる)があると学習したためかもしれないが...。特に,楽器(ギター,フルート)を演奏すると熱烈に甘えてくるという不思議な傾向がある。デルタはぜんぜんそんなことはない。

ピートとかんなさん

人見知りするのもピートの特徴で,平気な人は平気だが,気に入らない人には容赦しない。何人か本気で引っかいてミミズ腫れを作ってしまうという事件があったので,今は初めてのお客様をお迎えするときにはケージに隔離するようにしている。ピートに引っかかれた何名かの方にはこの場を借りてお詫びしたい。ちなみにデルタは人見知りしない性格で,誰に何をされても怒らない。

怒るピート

【ご参考】
ピート3歳2歳1歳
Flickrのピート写真,および特に子猫時代の写真

2009年03月12日

●カメラか腕か被写体かー子猫写真の破壊力ー

Flickrは有料会員になると容量や枚数は無制限になるので,最近の写真だけでなくピートの子猫時代の写真も少しずつアップしている。

ピートは生粋の(?)日本猫の雑種であるが,子猫時代の可愛さは国や人種を超越しているらしく,海外からも賞賛のコメントを頂いている。一部を紹介しよう。

Awww - look at those beautiful pink paws!
→海外にも肉球好きがいるようだ。

Beautiful! Such a sweet fur-baby!
→柔らかそうなモフモフ!という感じ?

This kitten is being intentionally cute!
→反則的な可愛さ,とか「わかってるね〜」とかそんな感じだろうか?

カメラがどうとかレンズがどうとか腕だレタッチだとか,詳しい人はいろいろ言うけれど,結局,写真は被写体がすべてということだ。

ピート子猫

【Flickrにアップした写真】
ピートの子猫写真
最近も含めたすべてのピート写真
デルタの写真

2009年03月01日

●気に入らない音の話

先生から借りているMorrisを弾いていて,どうも気に入らないのが3弦の2フレットを押さえたときの音。開放弦だとポーンと気持ちよく響くのに,特に2フレットを押さえると「ボソッ」という感じの詰まった音が出る。他の弦や同じ3弦でも他のフレットならそれほど気にならない。

なんで特定の弦とフレットの組合わせでこんな現象が出るのだろう。E楽器店の人に聞いたら「そういう点を気にするのであれば,高いギターをオススメします」とのコメントだった。どうも不具合というよりは,それがこのギターの個性という風に見た方が良いようだ。幸いFS720Sの方は同じ3弦2フレットでも普通の音だったので良かった。

先生にも聞いてみたいところだが,借りているギターに文句をつけられる身分ではないので黙っていよう。

むりやり音響工学的に考えてみると,共鳴楽器である以上,どこかに共振点と反共振点が存在し,安いギターだとどうしてもどこかの弦/フレットの組合わせで反共振点に当たってしまい響かない点が出てくる。高いギターでは表板の加工(ブレイシング)によって通常使う領域では反共振点が出ないように特性を追い込んである,とか。(いい加減な推論なので信じないように)

とにかく,3弦2フレットというのは今のところよく使うAmのアルペジオで重要なポジションで,ここを弾くたびにイライラするのだ。この中古を譲ってもらわずに新しいギターを買ったのは,この現象も理由のひとつ。

録音は今日教えてもらった「ハンマリング・オン」というテクニック。Dmの1弦がピヨンと半音上がる。こういうのを織り交ぜて弾くとカッコよく聴こえる。が,なかなか上手くできない。この録音はMorrisだけど,上で書いた3弦2フレットの音はあまり気にならないかも。うーむ。

ギターとデルタ

2009年02月07日

●EOS Kiss X2その後(2000ショット)

EOS Kiss X2購入から1ヶ月。連番のファイル名から推定すると約2000コマ撮ったことになる。

こんなことはデジカメが普及して以来,いろんなところで何度も繰り返し言われていることなので,何を今更,という感じだが,1ヶ月で2000コマってフィルムでは考えられない数字である。24枚撮りフィルムを83本買って現像とCD書き込みをしたら12万円。このペースで1年間撮ったら,なんと144万円。

フィルムカメラを使っていた頃(別に引退したわけではないけれど)は,旅行などで1回に数本撮ることはあっても,平均すればせいぜい1ヶ月に2本程度,年間で20本(480枚)も撮れば良い方だった(それでもランニングコスト3万円)。もちろんこれは趣味で写真を撮ってます,というにはかなり少ないけれど,時間も金もたっぷりある熟年趣味人とは身分が違う。何しろポジフィルムなんて24枚撮り1本で700円とか800円とかいう世界だ。それはもう大事に大事に冷蔵庫に保管して,カメラにセットした後はその日のスケジュールを頭に思い描いて,「ここで3枚,あそこで4枚,予備が5枚として...」と計算して撮るというまことにケチくさい撮影をしていた。AEBなんて機能は知っていても一度も使ったことがない。EOS5の連写機能なんて,まさに100円玉を連射しているような感覚なので,もっぱら空シャッタ(フィルム抜き)でその感触だけを味わっていた。

それに対してデジカメである。コンパクトデジカメやFinePixS5000クラスを使っていたときは,そもそも撮れる写真の品質がぜんぜん違ったので,いくらたくさん撮ったって,ペンタSPで撮った会心の1枚と比較することなんてできなかったし,意味もなかった。

それがデジタル一眼レフになって事情が変わってきた。感覚としては,コンデジを高画質化した,というよりも従来のフィルムカメラからフィルム枚数やランニングコストという制約をなくした,と言えばいいだろうか?フィルムのときは怖くてできなかったAEBや連写が好きなだけできるし,気に入らなければ何百枚でも撮り直しが効く。

ミクシィのEOS Kiss X2のコミュニティなどを眺めていると,「初心者です」と言いながらびっくりするくらいキレイな写真を撮っている人が多い。それはカメラの性能によるところももちろん大きいけれど,フィルム時代の先達が何十年もの時間と,数十万円分のフィルム代を費やし,コツコツと試行錯誤しながら磨いてきたスキルを,デジイチの初心者はわずか1ヶ月で数千ショットという恐るべきサイクルでトライアルアンドエラーにより獲得してしまうわけである。

フィルムカメラを買って写真の勉強をはじめたきっかけは,写真というのは奥の深い世界で,知識・スキル・コレクション性と,続けていくには良い趣味だと思ったからで,ホームページのタイトルもそんな気持ちから付けたものだった。今写真はデジタル一眼レフの普及でまさに「マスの時代」に突入した。「写真を撮る」ということの意味は「フィルムに像を焼き付ける」ことから「データをパソコンで編集する」ことに変化した。今後結晶化が進んでいく中で,古い趣味人はどう立ち回るのが幸せだろうか。

まあ答えのでない哲学的な話はともかく,切実な問題としてはミラーとシャッタの耐久性が気になっている。数万ショットなんて,フィルム時代には(プロは別として)まあ考える必要はなかったが,デジイチではあっという間である。ヘビーユースを想定した1D系ならともかく,初心者向けのKiss X2で果たして何枚持つのだろう。シャッタを切る頻度はフィルムカメラと比べて感覚的に数百倍に増えていると思うが,フォーカルプレーンシャッタの耐久性がフィルム時代から劇的に向上したという話は聞かない。5Dでミラーが吹っ飛ぶという話もあったが,フィルムのときは充分な強度と思われた仕様が,デジタルになってメーカの想定以上に酷使されているということではないだろうか?気になるところだ。

写真は珍しくRAWで撮ったもの。補正は色温度のみで,あとはカメラで設定したまま。

ピート

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM / 380EX

2009年01月18日

●XA-C110の録音機能で遊ぶ

2,980円で買った激安デジタルオーディオプレイヤXA-C110は録音機能付き。ステレオマイクが内蔵されている。外部マイクは使えないがこの値段なら充分だろう。録音品質は44.1KHz,128kbpsまでのWMA形式とリニアPCM。モニタスピーカはないのでパソコンに転送するかヘッドフォンで聞く。

WMAということでMacで聴くにはひと工夫必要だが,幸い今はかんな氏のWindowsパソコンがあるので困らない。(そもそもMacには非対応の機種だし)

早速録音して遊んでみたが,今まで使っていた口述録音用のICレコーダよりも断然高音質だし,直接デジタルファイルをパソコンに転送できるので簡単便利。

伴奏CDを流しながらフルートを吹いた録音がこちら。久しぶりの録音ということでかなりヘタクソ。やはり録音をして失敗すると悔しいので,練習のモチベーションは上がる。

あと,今まで録ろうと思ってもなかなか録れなかったピートの「ゴロゴロ」もかろうじて録れた。かなりレベルを持ち上げているので背景雑音が大きいがご容赦願いたい。

2009年01月14日

●2009年初方針

当ブログでは種々雑多なネタを取り扱っており,タイトルと内容がマッチしないことも多くご迷惑をおかけしている。年初に当たり,各カテゴリ別に少し状況を整理しておきたい。

【写真部門】
デジカメを新調したので,しばらくはこのネタが増えそうである。ただ,撮っているのは猫ばかりなので【猫部門】とカブることが多いと思われる。ペンタSPに関しては露出計が不調なこともあって,出番が減りそうな予感がしているが,安売りのフィルムを仕入れてある(DNPのCENTURIA)ので,遠出する機会があったら持っていきたい。お遊びとして,マウントアダプタを買ってペンタSPのレンズをEOS Kiss X2に付けるというのも構想している。ただし,くれぐれも「道具揃えの沼」にはまらぬように注意したい。

【猫部門】
カメラが新しくなってかんな氏が(今のところ)やる気を出しているので,最近の猫情報に関しては「にゃんこーず」の方を参照願いたい。こちらではFlickrにアップした大きなサイズの写真(基本的に補正・トリミングなし)を紹介するので,壁紙に使うなりカメラの作例として細部を確認するなりして活用してもらえたらと思う。ブログで紹介しなかった写真についてもPhotostreamの画面からすべて見ることができる。

【読書部門】
読書の傾向は昨年同様に,SF文庫新刊と再読,森博嗣氏の文庫新刊が出たら読む,ということで変わりない。読みたいと思っていた未読の古典や既刊はあらかた片付いた感があるので,もう少し幅を広げたいという思いもあるが,ベストセラーは読む気がしないし,マイナーな良書を知る手がかりも今のところないので,今までのWebmasterの読書歴から「こんなのがオススメ」というのがあったら教えていただけると助かる。ただし,「薦められたから読んだけどつまらなかった」という結論になっても怒らないでほしい。

【音楽・楽器部門】
新しい試みとしてギター教室に通い始めたので,どの程度続くか(あるいは挫折するか)が自分でも気になっている。フルートを習う予定は今年もない。時間と月謝の関係でフルートは敷居が高いため。あまり良くないとわかってはいるが,自己流で続けていくつもり。長期間ブランクが空かないように意識して吹くようにしたい。消耗品や道具揃えとは無縁という点でフルートは偉いと思う。置き場所も取らないし。

【技術・工作部門】
長期プランとしては,「快適な猫ケージの製作」というテーマがあるが,正月休み中にはコンセプトを詰めきれなかった。素人のスキルで中途半端なものを作ってしまうと美観を損ねるし,材料を調達してしまうと後戻りもできないので,なかなか踏み出せない。
キット工作ものは今までいくつか作ったが,財政難の折,「簡単に作れてちょっと遊んだらおしまい」という刹那的なものについては出来るだけ手を出さないようにしたい。

【車部門】
車検も通したし,追加出費を最小化しつつキューブを維持する,というのが車部門の最大の使命である。

【パソコン・ネット部門】
とりあえずかんな氏のWindowsパソコンだけは手当できたし,写真保存用の外付けHDDも買ったので,WebmasterのPC新調はまだ先延ばしできそうである。固定費としてはレンタルサーバの1,500円/年と,Flickrの$24.95/年がかかっている。回線費用はマンションの共益費に含まれている。

デルタ

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

2009年01月07日

●EF-Sレンズのラインナップと自動化の弊害

デジカメの話題が続いてしまうが,不満点はあるにしても事前の想定範囲内であり,EOS Kiss X2は値段の割に良いカメラだと感じている。

カタログでEF-Sレンズを眺めているが,ラインナップはズームレンズばかりで,単焦点レンズはEF-S60mmF2.8マクロしかないようだ。単焦点が使いたい場合はフルサイズ用のレンズ(EF)に,APS-C機で使ったときの焦点距離が併記されていて,例えば50mm相当の標準レンズが欲しければEF35mmF2などを使えと書いてある。

古来「写真は50mmに始まり50mmに終わる」と言われている。WebmasterもフィルムEOSを買った当初は,なんでわざわざ不便な単焦点なんて買うのか意味がわからずに,ズームレンズばかり使っていた。

しかし,完全マニュアル機のペンタSP(レンズは55mm)を使うようになって,その意味がなんとなくわかった気がする。

ズームレンズは確かに便利だが,ズームリングをクルっと回して簡単に画角が変えられるので,脚を使わなくなる。単焦点だと思ったような画角を得るためには自分の脚で距離を調整するしかなく,一枚一枚に対する思い入れが違ってくる。

一度単焦点の画角を体が覚えるまで使ってから,地形や会場や荷物の制約でズームレンズを使う,というなら良いと思うが,せっかく一眼レフを買ったのにズームレンズしか使わないと,結局写真の面白さは一部しかわからない気がする。

同じことは各種オートモードにも言える。デジタルカメラではISO感度をはじめホワイトバランスやシャッタスピード,絞りなどはカメラが自動的に設定してくれる。ピント合わせもカメラがやってくれるので,撮影者は撮りたいものをフレームに入れてボタンを押すだけだ。

これだと状況によって各種パラメータが目まぐるしく変化してしまって,初心者には何がなんだかわからないだろう。ペンタSPでは,どんな色味が欲しいのかや,撮る場所の明るさによってフィルムを選ぶところから始まって,意図する構図(風景なのかポートレイトなのか)で絞りを決めて,露出を考えてシャッタスピードを決め,目的の場所にピントを合わせて撮る,という撮り方が強制されるので,各種パラメータの決め方にはすべて意味があることがわかるようになっている。当然失敗も多くなるが,たいてい何の選択を間違えたのかは自分でわかる。デジカメでオートで撮っていると「まあ失敗写真ではないけれど,なんとなく思ってた写りと違う」となったときに,果たしてそれはホワイトバランスが悪いのか,ISO感度なのか,絞りなのか,ピントなのか,それとも複数の要因の組合わせなのか,判断が付かない。

シャッターチャンスを逃さないように,カメラを取り出して1秒でも速くシャッタを切らなければいけないようなシチュエーションでは,フルオートは強力な武器になる。しかし,そうではない普通の撮影のときは,せめてホワイトバランス,ISO感度くらいは手動設定にして,絞り優先AEあたりで撮ってみてはいかがだろうか。ISO感度によるシャッタスピードの違い,露出補正の効果などが実感しやすいと思う。

...と書いてみて,なんか偉そうなことを書いているなぁ,と恥ずかしくなってしまった。新しいものに対して「昔はこんな苦労があった。今は便利になったけどつまらないよね」などと言いはじめたらもう歳だと思う。新しいものの良さを認められる柔軟性をいつまでも持ち続けたいものである。

ピートの毛繕い

2009年01月05日

●付属レンズのマクロ性能

EOS Kiss X2レンズキットの付属レンズはEF-S18-55mm f3.5-5.6 ISという標準域ズームで,35mm換算29-88mm相当になる。

使った人はわかると思うが,広角側はできれば15mm(24mm相当)までは欲しくなるし,望遠側はいまどきコンパクトデジカメだって5倍10倍ズームは当たり前なのに,55mmではたかだか3倍である。手ぶれ補正は付いているけれど,元が暗い(開放f値が大きい)し,この焦点距離だったら手ぶれ補正なしでも慣れた人なら1/15sくらいまで手持ちで撮れるので,それほどありがたくない。

ボディ単体とレンズキットの価格差が4,000円くらいだったので,実質4千円の「おまけレンズ」ならまあこんなもんかな,とあまり使う気もなかったのだが,ひとつ驚いたことがある。最短撮影距離(撮影倍率)だ。

なんとこのレンズ,安物のくせにズーム全域で25cmまで寄れる。最大撮影倍率は0.34倍だ。コンパクトデジカメに慣れている人ならマクロ機能でこの程度の性能は珍しくもないが,マクロレンズでもない普通の交換レンズでこの性能はちょっと驚異的ではないか?(大げさ?)。EFレンズのカタログを見ても,マクロ以外のレンズでは最短撮影距離45cm,最大撮影倍率0.15倍というのがほとんど。手元の50mmF1.4も24-85mmF3.5-4.5も同じである。

ちなみに撮影倍率というのは,被写体が画像センサ(フィルム)上に写るサイズを表していて,よく使われる例えとしては,100円玉(画像センサとほぼ同じ大きさ)を画面いっぱいに写すことができれば,撮影倍率は1倍(等倍)である。0.34倍だと,少し100円玉が小さくなって,画面に3個並ぶところまでしか拡大できず,0.15倍だと画面に約7個並ぶ程度の大きさまでしか拡大できないということだ。

撮影倍率

猫写真を撮っていると,かわいい各パーツ(鼻とか肉球とか)のアップを撮りたくなるものだが,そんなとき最大撮影倍率0.15倍と0.34倍の差はかなり大きい。マクロ性能だけでも,このおまけレンズを使う価値がある。写真は左が最大倍率0.15倍の50mmでめいっぱい寄った場合,右が同じく0.34倍の付属レンズでめいっぱい寄った場合。

ピートピートの肉球

付属レンズでもマクロ性能をそこそこ持たせることで,コンパクトデジカメから乗り換えて初めて一眼レフを触る層にも違和感がないように,というキヤノンの配慮なのだろうか。

何も知らずにコンパクトから乗り換えた人が,実際使ってみたら,マクロは寄れない,ズーム倍率は小さい,動画も撮れない,コンパクトデジカメではマクロも望遠も動画も全部一台でOKだったのに,一眼ではいちいち交換レンズを買わなくてはいけない。しかもどうかするとカメラ本体より交換レンズ1本の方が高い。「一眼レフなんてデカくて重くて高いだけで何も良いところがない」となる可能性は確かにあると思う。世のおとーさんたちは奥様にどう説明しているのだろう?

「いや,ボケがね」
「ボケてんのはあんたの頭でしょ」

みたいな...

ピート

2009年01月01日

●あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

今年も今まで同様,写真ネタにはこだわらず,アクセス数アップも意識せず,更新頻度も適当に続けて行きたいと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。

ピートとデルタ

2008年12月14日

●猫写真 師走のピートとデルタ

猫は夜の方が目がまんまるで可愛いのだが,暗いのでなかなかうまく撮れない。普段はあまり載せない手ぶれ写真だが,雰囲気は伝わるだろうか。

ピート

夜はオートフォーカスも怪しい。一応補助光が発光するけれど,特に猫のようなモフっとした被写体だとピシっとピントを合わせてくれない。といって操作性の悪い&小さい液晶ではマニュアルフォーカスも厳しい。こういうときは光学ファインダとフォーカスリングが欲しくなる。

ピートとデルタ

こちらはペンタSPの余りフィルムで撮った写真。並べるとフィルムの方が長細く感じる。(コンパクト)デジカメと35mmフィルムでは縦横比が違うため。

ピート

ピートとデルタ

ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / Centuria400

2008年12月08日

●家庭用コージェネレーションシステムの一提案

発電で出る排熱を利用して総合効率を高める,コージェネレーションというエネルギー供給システムがある。家庭用では都市ガスで発電して,その排熱で給湯や暖房をする「エコウィル」が有名。

そこで我が家でも考えた。

ひとつ目は洗濯乾燥機で乾燥中に出る排熱を有効に利用するシステム。

ネ・コージェネレーションシステム

これは実証試験がほぼ完了している段階で,かなりホカホカになることが確認されている。課題としてはデルタが電源ボタンを押して運転を止めてしまうこと。次に洗濯機を買うときはチャイルドロック機能が是非ほしい。

ふたつ目はトースターの排熱を有効に利用するシステム。

ネ・コージェネレーションシステム

こちらは安定性に若干問題があり,まだ研究段階。

これらのシステムを総称して,ネ・コージェネレーションシステムと名付けたい。

コージェネレーションをさらに発展させたトリジェネレーションシステムというのもあるので,トリを飼っているお宅では是非チャレンジしていただきたいと思う。

2008年12月05日

●収録の感想と裏話的なこと(その2)

第2夜も放送されたので前回のつづき。

音声はタレントさんはピンマイク,その他大勢の出演者はマイク係から手渡されるハンドマイクですべて拾うようになっていて,セットの周囲でしゃべったり音を立てるのはぜんぜん問題なかった。逆に収録中はPA(拡声装置)がないので,声の小さな出演者の話は聞き取れなかった。タレントさんは声も大きくなくてはいけないのだな,と思った。

タレントさんと一般出演者が会話できたのは収録中のみで,雑談したりサインをもらったり,といったミーハーな行動は許されなかった。むしろスタッフに紛れていたWebmasterの方が,美しい田丸さんを間近で見られてラッキーだったかも。

収録準備中

今回,かんな氏が猫好き30人としてなぜ選ばれたのかは,結局謎のままである。こちらからアプローチしたわけではもちろんない。mixiというSNS内にある猫のコミュニティで,番組スタッフから宣伝があったようだが,これは番組ホームページの掲示板への書込みを呼びかけるもので,出演者の募集ではなかったし,その掲示板に書き込みをしたわけでもない。

公開されているブログから適当に選ぶとしても,猫をテーマにしたブログはそれこそ何千とあるだろうし,かんな氏よりももっと猫が好きで更新も頻繁に,良いカメラでステキな写真を撮っている方だってたくさんいるだろう。人前でしゃべるのが好きで,猫についてとことん語りたい人だって多いと思う。

今回選ばれた30人はどちらかというと控えめで,台本のネタ以外に「何かしゃべりたいことがある人は?」と大木氏に挙手を求められても,手を挙げたのは猫関係で商売を始めた人くらいだった。あまり目立ちたがる人ばかり集めると収集がつかなくなるためだろうか?

以下はNHKに限った話だと思うが,スタジオパークからいくつかのスタジオを俯瞰で見学できるようになっているし,熱中夜話の収録もモニタできるようになっていた。もちろんカメラ等での撮影は禁止(見つかるとカーテンを閉じられてしまう)だが,単に収録を見学したいというだけなら,誰でも可能である。まあどの番組がいつ収録されるかの情報収集は必要だが。

通しての感想としては,番組制作スタッフの方の対応がとても親切だったということ。やはりNHKだと視聴者=受信料を納めているお客様,という意識だからだろうか?マスコミには日頃から悪い印象しか持っていないWebmasterだが,少なくともNHKの製作現場の人たちへの認識は少し改めようかと思う。

2008年11月26日

●サイト更新情報 うしがらネコたん

かんな氏のサイト,pyon*webが整理統合されて「うしがらネコたん」としてリニューアルオープンしました。ピートとデルタの動画が整理されています。どうぞよろしく。サイトマップは...すいません追々直します。

うしがらネコたん

2008年11月14日

●猫のデルタ 生後18ヶ月

デルタはそろそろ生後18ヶ月(1歳半)ということになる。そして去勢手術からほぼ1年が経つ。

近況はデルタ16ヶ月の記事に書いた通りだが,よく甘え,よく寝て,よく遊び,よく食べる。

体重は5.4キロ。ピートよりは骨格が一回り小さい感じだろうか。それでもうちに来た頃から比べると立派になった。

同じものを食べて,同じ環境で暮らしていても,ピートとは性格がぜんぜん違うのが面白い。

ひとつの例として,砂をかける,あるいはその場を掘る,という動作について紹介しておこう。もちろんトイレの後に砂をかけるのは二匹とも共通だが,ピートはよく食餌に砂をかけている。観察していると,お腹がいっぱいか,後で食べようと思ったときか,自分の気に入らない種類のキャットフードのとき,つまり「これは食べ物ですけど,ボクは今は食べませんよ」という意思表示で砂をかけている。しかしデルタにはそういう行動は見られない。

デルタが砂をかけるのは,「ボクはこれからここで寝ますよ,くつろぎますよ」という合図だ。ベッドメイキングをしているような感覚らしい。決まった寝床でやるわけではなく,パソコンの裏とか,人の布団の中とか,「ここが気持ち良さそう」と決めたところを埋めている,というか掘っている。で,ピートはこんなことはしない。

こういう違いがいろいろな場面で観察されるのである。一緒に生まれ育った兄弟猫だったら,もっと行動が似ていたりするのだろうか?

デルタ

ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / Centuria400

2008年11月10日

●猫写真 被写界深度に負けるなピート編

ピートとデルタを一緒に入れた構図にしようと思ったのに,暗くて絞れずにピートがボケてしまった作例。

デルタとピート

ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / Centuria400

2008年11月03日

●告知☆猫ピートとデルタがテレビに登場!

告知です。猫のピートとデルタ(とかんな氏)がNHKのBS熱中夜話に登場します。お楽しみに。

NHK BS2
第一夜 2008年11月27日(木)24:00〜24:44
第二夜 2008年12月 4日(木)24:00〜24:44

熱中夜話告知

リハーサル中

収録の様子はかんな氏のブログ「にゃんこーず」で紹介されています。

【参考リンク】BS熱中夜話「猫ナイト」サイト

■2008.11.16追記:放送時間が変更(それぞれ5分延長)されました。

■2008.11.29追記:第一夜が放送されました。番組ホームページに詳細レポートが掲載されています。
BS熱中夜話 にゃんダフルナイト 第1夜 にゃんダフルライフ編
にゃんダフルナイト第1夜

 かんな氏のブログでも第1夜のネタがあります。⇒にゃんこーず:熱中夜話のデルタにゃ〜

■2008.12.2追記:NHKオンデマンドの見逃し番組サービスで購入が可能になりました。有料で315円です。ただし対応OSはWindowsのみです。⇒NHKオンデマンド BS熱中夜話「猫」(前編)(公開期間は終了しました)

■2008.12.5追記:第二夜が放送されました。番組ホームページに詳細レポートが掲載されています。
BS熱中夜話 にゃんダフルナイト 第2夜 猫と生きる人生編
にゃんダフルナイト第2夜

 収録の感想と裏話的な内容をまとめてみました。⇒その1その2

■2008.12.8追記:第2夜もオンデマンド配信されています。⇒NHKオンデマンド BS熱中夜話「猫」(後編)(公開期間は終了しました)

■2008.12.16追記:オンデマンド配信の期間が終了しました。

■2009.3.21追記:再放送が決定しました。2009年4月8日(水)21:00〜22:14 BS2です。2夜分を一回に編集して放送するようです。

2008年10月30日

●猫のピート パソコンの中心でにゃーと叫ぶ

もうWindowsは使わないだろう,と言いつつもやっぱりどうしても必要なときがたまーにある。

ということで退役させたかんな氏のソーテックを久しぶりに引っ張り出してきて働いてもらった。こんなときのために3年前くらいのスペックでいいので,B5サイズくらいのWindows機があるといいな,と思う。なんといってもソーテックは8年前の機械で,だましだまし使っているような状態なのだ。

で,写真はパソコンに囲まれてご満悦のピート。

ピートとマック

ピートとマック

2008年10月09日

●猫のピート3歳半

牡猫ピートはそろそろ3歳半(42月齢)になる。体重は6.2キロで,また少し増えた。そろそろダイエットが必要かもしれない。

例年今頃に3種混合ワクチン接種に連れて行っているが,今年はまだ。デルタと違ってピートは病院が大嫌いで,とにかくものすごい暴れようで手がつけられないのである。前回連れて行ったときは始終ウーウー唸って威嚇し,先生が手を出そうものなら本気で引っかいたり噛み付いたり...。それを考えると気が重くなってしまうのだ。

この1年はほとんど外に出ることもなかったので感染症の危険は少ないだろうし,健康そうなので無理をして病院に行かなくてもいいのでは,と自分も注射嫌いのかんな氏はおっしゃるが,Webmasterは少々懸念がある。

元気なうちはまあ良いとしても,これから病気や怪我だとなったときに,病院に慣らせておかなくても大丈夫か?ということだ。弱っているときに慣れない病院に連れて行ったらそれだけでショック死するかもしれないし,病院との信頼関係ということも考えなくてはいけない。普段は診せようともしないで,どうしようもなくなってから「治してください」というのはいかがなものだろう。

といって今のところピートを大人しくさせて病院に連れて行く妙案がないのも事実であり,困っているところだ。

病因嫌いのペットを大人しく通院させるコツがあったらぜひご指南願いたい。

誤解のないように書いておくと,ピートは家ではとても良い子だ。こういうのはツンデレというのか外弁慶というのか...

ピート ピート

ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / Venes400

ピートの肉球 窓辺のピート

FinePix S5000

【関連記事】

2008年09月22日

●猫動画 デルタ突撃にピートびっくり

たまに投稿しないとやり方を忘れてしまうので,久々にニコニコ動画にアップ。

「そろそろ来そうだなー」と思っていたら期待通りのデルタ突撃。

ニコニコ非会員の方はこちらから見られます。>非会員の方用

画質が悪いのと黒いブロックノイズが乗ってしまうのが残念。今のところ対処方法がわからない。動画はFinePix S5000のAVIをiMovieHD(5.02)でmp4で書き出している。iMovieに読み込んだ時点で少しブロックノイズが出てしまっている...

2008年09月14日

●今日見た景色 中秋の名月と猫たち

月の写真はかんな氏撮影。

中秋の名月中秋の名月

これだけでは何なので猫たちの写真も。デルタはピートにくっつきたいが,ピートはちょっと迷惑顔。

窮屈そうなピート

そんなピートもデルタが大人しくしていれば,毛繕いしてあげたりして。しかしさらにデルタがくっつこうとすると,ピートは逃げてしまう。


2008年08月31日

●夏の猫たち

社会人になってずいぶん経つのに,いまだに8月31日というのは何となく物悲しい感じがする。

というわけで,最近のネコたちの写真を何枚か。ピートもデルタも夏バテなどはせずに元気。毎日の取っ組み合いは欠かさない。

しっぽ×シッポピートとデルタ仲良くお昼寝ピートとデルタピートとデルタ仲良くお昼寝まったりピートどあっぷピート

2008年08月22日

●ピートとデルタの食事風景

普段の食事風景は意外と撮っていなかったかもしれない。

写真と動画で食べているのは「カルカンウィスカス海と大地の6品目お魚味」。これは2kg入りの袋で買ったものだが,あっという間になくなってしまう。

大きめのペットショップが入っているショッピングセンタに行ったら,アイムスのMulti-Catという輸入品の7.4kg袋が4千円ほどで売られていたので買ってきた。三分の一くらいの価格の激安キャットフードもあることはあるが,どうもこの辺のグレード以上でないと下痢気味になったりしてあまり良くないと経験的にわかってきた。

ピートとデルタの食事風景

2008年08月02日

●ハトを見ると興奮するピートとデルタ

ピートはベランダなどにハトが来ると「アウアウ,アウアウ」と普段出さないようなヘンな声を出してシッポをぶんぶん回して興奮するのだが,デルタも同じだった。猫の本能なのだろうか?

ハトを狙うピートとデルタ

www.flickr.com
This is a Flickr badge showing items in a set called ハトを見て興奮!. Make your own badge here.
2008年07月30日

●猫写真 Natura1600で撮ってみた

ISO1600の高感度フィルムNatura1600で撮った写真ができてきた。

EOS5の絞り優先AEで撮っているときは「おお,この暗さでもこんな速いシャッター(1/120sとか)が切れるっ!」と感動したけれど,出来上がった写真を見てみたらかなり残念な結果になっていた。

夜の室内で撮った写真はほとんどが露出アンダーで,つまり速いシャッターが切れると喜んだのは間違いだったらしい。このアンダー具合だと軽く2段は露出を間違えていると思うので,結局シャッター速度は1/60sか1/30sが適正だったということだ。まあ1/2sとか1秒ではないので多少は高感度のメリットがあるけれど,1/30sだと手持ちはできても被写体である猫の方が動いてしまうのでやっぱり厳しい。

以前ペンタSPにISO800のフィルムを入れて撮った写真はほぼ適正露出だったし,EOS5の測光がそんなに狂っているとも考えにくいので,このNatura1600というフィルムは実効感度がもっと低いのかもしれない。実際そのように書いてあるWebページもあるし,元々はNaturaというカメラ用の特殊なフィルムらしいので,他のカメラでの使いこなしが難しいのは間違いないだろう。

露出だけなら次からは手動でISO感度を低めに設定するなどすればいい話だが,もうひとつ残念なのは解像感というか粒状性。ピントも合っているし手ぶれもしていないのに,エッジがピシっとせずに眠い感じになってしまっている。これは昼間撮った写真でも同様で,こういう画が雰囲気があって好きという人もいると思うが,Webmasterの好みではない。

写真の出来は残念だったが,あらためてフィルムの奥深さを思い知ったし,もうひとつ収穫があった。最近フィルムカメラはペンタSPばかり使っていたのだが,久しぶりにEOS5を使ってみたらファインダーが明るくて見やすい!特に被写界深度確認のために絞り込んだときの見やすさはぜんぜん違う。

Natura1600はちょっとクセが強いので,普通にVenus800あたりをEOS5に入れてもう一度撮ってみたいところ。

www.flickr.com

EOS5/EF50mmF1.4USM/Natura1600

2008年07月27日

●猫写真と動画 ピートとデルタ

Flickrにアップした写真がどんどんたまっているので,ドシドシ紹介。

ピートとデルタピートとデルタ

動画はピートに甘えたいデルタのちょっと切ない気持ちがにじみ出ている。

2008年07月21日

●最近のネコたち

期日の迫った報告会が2件あって準備で首が回らないのでネコたちの写真だけ。

ピートと帽子デルタ

ついでにデルタの動画。


2008年07月19日

●メモーFinePixS5000の600万画素モード

CCDは300万画素だが,画素数を水増しして600万画素にするモード。

暗部がノイズっぽくなっている。が,普段はピクセル等倍でなんか見ない(画面に入りきらない)し,プリントでもこんな高画素は必要ない。

ピートはコントラストが高い(?)模様なのでテスト被写体としては最適。

ピート

2008年07月04日

●Flickrの有料アカウントを取得

1ヶ月間Flikcrを無料アカウントで使ってみて,不満はなかったので有料アカウントに登録。

料金は1年間で24.95米ドル。ネット銀行のクレジットカード風デビットカード(クレジットカード同様に使えるが残高から即座に引き落とされるデビットカード方式)で支払った。引き落とし額は2,706円。今日の円相場は106円台後半なので,少し手数料を取られた感じかもしれない。

古い写真をどんどん放り込んで,バックアップ代わりに使おうと思っている。Exif情報も読んでくれるし,タイトルやタグを付けてアップロードすれば検索も容易でローカルのHDDに置いておくより便利。

フィルム写真をデジタイズしたものについては,Exif情報がない(フジのお店でデジタイズしてもらうと,スキャナのExif情報と日付が入る)のが課題だが,これはまあ仕方がないか。

ピートお散歩ピートとチューリップ畑ピートとチューリップ畑

Fujifilm Finepix S5000

2008年06月28日

●今日の工作 手回し鳥オルガン

「大人の科学マガジン」,テルミンのときは見送ったのだが,今回の「手回し鳥オルガン」はアコースティックもの(?)ということで買ってみた。

鳥にメロディーを教える道具として,18世紀のヨーロッパで使われていた「鳥オルガン」。なかでもカナリア(仏語でSerin)に歌を教えるための「鳥オルガン」は「セリネット(Serinette)」と呼ばれています。—大人の科学マガジンVol.20より

カナリアに歌を教える楽器なんて素敵ではないか。うちにはカナリアはいないがネコに聴かせてみよう

鳥オルガン

組み立ては簡単だが,ギアやピストン部分の潤滑に模型用グリスかサラダ油を塗れとある。模型用グリスは手元になかったので,味の素さらさらキャノーラ油を綿棒で塗り付けた。

鳥オルガン

音階はC〜Cの1オクターブで和音も可能。曲はパンチカードで入力する方式。チューニングはパイプ上部のウレタンの差し込み量で決まるが,なかなか合わせるのが難しい(というか断念)。

鳥オルガン鳥オルガン

早速付属してきたパンチカードを演奏させてみた。構造上低い音が苦手のようで,うちのはレの音が特に出にくい感じ。もちろんカードを自作すればオリジナル曲も演奏可能なのでそのうちチャレンジしたい。

鳥オルガンと猫

ネコ達の反応は・・・動画を見ていただければわかるだろうか。カナリアのように優雅にはいかないか。

2008年06月26日

●ピートとデルタの首輪を新調

マンションでの室内飼いなので首輪はなくてもまず問題ないのだが,万にひとつということもあるかもしれないので,電話番号と名前入りの首輪を作ってもらった。チャームにラインストーンが入っている。

まあ,しばらくしたら飽きて外す可能性が高いような気もしている。

デルタピートネーム入り首輪

2008年06月17日

●写真 猫のピート

ピートとデルタに首輪を着けてみることにしたので,着ける前の写真を何枚か。

ピートピートピート

2008年05月18日

●猫動画 ピートの毛繕い

なんということもない日常の風景。

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2008年05月16日

●WX330Kその後(1週間経過)

PHSをWX330Kに機種変更して一週間経った。同一メーカーの1年後の機種への変更なので新鮮味はない。

機種変更の方法は前回同様ウィルコムストアでの通販。近所のウィルコムショップへも行ってみたのだが,「通販の方がおトクですよ」「端末(ガワ)だけオークションで買ってSIMを差し替えて使うのがいちばん安いです」と,なんとも商売っ気のない店員だった。

WX330K付属のデータ移行アプリはMac非対応なので,電話帳とブックマークのデータは旧端末でエクスポートしてメールでパソコンに送り,Air発番で新端末が有効になってからメール添付して新端末に送り,インポート。

かんな氏のnico.neko⇒アドエスのデータ移行は,元々SIMに電話帳が入っているので,旧SIMをアドエスに挿して電話帳をアドエスのメモリに転送し,新SIMが有効になってからアドエス⇒新SIMにデータを転送して完了。SIM方式はとても合理的で良いと思うのだが,なぜすべての端末をSIM差し替え可能にしてくれないのだろう。

Operaサーバサービス(RSSリーダ)は同一アカウントで継続利用できるし,あとはPOPサーバのアカウントを設定したくらいで,Air発番されたその日のうちに旧環境と同様に使えるようになった。動作がやや軽快になったのと,メーラーの操作が少し変わったのが機種変更で実感できる変更点。

カメラもWebも使えなかったnico.nekoから,いきなり多機能機のアドエスに移行したかんな氏はなかなか大変そう(でも楽しそう)。自宅無線LAN(Air Mac Express)には問題なくつながったようだ。あの画面サイズで800x480を表示するので細かくて目は疲れるかもしれない。

WX330Kのカメラ性能はまあ「ないよりはマシ」という程度のもの。

20080516.jpg

2008年05月11日

●猫動画 ピート生後1ヶ月の頃その3

ニコニコ動画にピートの子猫時代の動画をアップ。(その1その2のつづき)

子猫時代の動画はだいたい使ったので,3部作で一応完結。画質はわずかに向上。酷いブロックノイズは出ないようになった。iMovie5の設定としては下記になる。

×新規プロジェクト作成時のビデオフォーマットをmpeg4にした
  ⇒盛大なブロックノイズが出る(その1,その2)

○新規プロジェクト作成時のビデオフォーマットをDVにした
  ⇒ブロックノイズは低減(その3)

編集後の動画エンコードは,総ビットレートを600kbps程度に揃えれば出来上がる動画の画質はあまり変わらないようだ。ただ,ニコニコにアップロードした時点で再エンコードされてかなり画質が悪化する。ここはもう少し研究の余地がありそう。

3部作で勉強になったのは,今回のように同じような内容の動画でも,アップするタイミングでコメントの付き方にずいぶん差があること(新着動画に掲載されるタイミングと期間に依存?)。再生数とコメント数はスタートダッシュでほとんど決まり,古い動画が顧みられることはまずない。また,コメントが増えると否定的な意見も増えるが,これは匿名性を考えればやむを得ない部分。

「ねこ鍋やたわし猫の3番煎じを狙ってるんかねぇ」というコメントも頂いたが,比較してもらえるだけでも名誉なことだ。子猫の時にもっと動画を撮っておくべきだったとは思う。当時はYoutubeもニコニコもなかったので動画がこんなに気軽に公開できるようになるとは予想できなかったのだ。

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2008年05月09日

●猫動画 ピート生後1ヶ月の頃その2

ニコニコ動画にピートの子猫時代の動画をアップ。(その1のつづき)

PowerBookに取り込んだ時点でのmp4はキレイなのだが,それをiMovieのクリップとして読み込むとノイズまみれになってしまう...今のところ原因不明。これがちょっと残念。

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2008年05月08日

●猫動画 ピート生後1ヶ月の頃その1

ニコニコ動画にピートの子猫時代の動画をアップ。

これは借り物のDVで撮ったものをVHSにダビングして,公共施設の設備を使って(納税者の権利)DVDに焼き,それをPowerBookでリッピングし,mp4にエンコードした上でiMovieに取り込んで編集した力作。最近のDVならダイレクトに取り込めると思うが手持ちの器材でやろうとしたらこうなった。それぞれの変換などで待ち時間の合計はたぶん10時間くらいかかっている。

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2008年05月05日

●猫のデルタ1歳(その2)

(その1)からのつづき

デルタの柄はピートとよく似ていて,動画のコメントでは「親子ですか」としばしば聞かれる。デルタには茶系の毛は入っていない(黒,灰,白)。ピートは茶,黒(灰),白の3色が確認できるのだが,オスの三毛猫というのは遺伝的にきわめて稀とされているのでこの辺はナゾ。獣医さんはブチ(柄)ですと言っていたが,三毛猫の定義というのはどうなっているのだろう?

脱線した。デルタの話に戻って,肉球はピンクと黒の混合。シッポは長くてシマシマ。顔は吊り目で,美猫度から言うとピートには劣る。

ノラ時代に鍛えられたのか,食べ物の好き嫌いはなく何でも食べる。何でも旨そうに食べるので,好物が何なのかはいまだに不明。

人を威嚇したり噛み付くこともないし,誰にでも愛想良く甘えるので気分屋のピートと違って大変飼いやすいネコだ。保護してから1ヶ月ほど里親募集をしたけれど,誰も応募してこなかった。ブランド品種でもここまで性格の良いネコはなかなかいないと思うのだが,いくら性格が良くても生後3ヶ月を過ぎるともらい手がないという厳しい現実である。

甘え上手なデルタは,しかしまだ子猫なのでいたずらも遊びも大好きだ。毎日ピートにちょっかいを出して取っ組み合いになる話はピート3歳の記事にも書いたとおり。また,おもちゃを追いかけるときの見事なジャンプ姿で「そらとぶねこフォトコンテスト」で賞を頂いた

ここからはかんな氏に書くように念を押されたので追記。

取っ組み合いやジャンプの動画を公開しているのでやんちゃ坊主という印象があるかもしれないが,実際はとにかく甘えん坊で良い子。デルタが怒ったところはいまだに見たことがない。抱っこされるのも好きだし,お腹をなでてもうっとりしている(普通ネコは嫌がる)。座っていれば膝の上に乗ってくるし,寝ていれば布団にもぐりこんできて一緒に何時間でも寝ている。布団の中は暑くなるので,我慢の限界になるともぞもぞと這い出してきて,床に寝そべって「冷却」する姿がとてもかわいい。

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2008年04月23日

●タブレットペンの紛失とアナログ落書き

パソコンでお絵描きするときは,5年ほど前に買ったワコムのいちばん安いペンタブレットを使っていたのだが,気がついたらペンがない。

どうやらデルタがくわえて行って隠してしまったらしいのだが,どこを探しても見つからない。狭いマンションなのに不思議だ。部屋の中には間違いなくあるが,正確な場所が特定できない。これは量子力学の不確定性がマクロに適用された現象と言えないだろうか...

『探し物は,探しているときには見つからず,探していないときに出てくる』と,きっとマーフィか誰かが言っているはずなので,気長に出てくるのを待つことにしたが,その間はお絵描きができない。

まあ本当はマウスでも簡単な落書きなら充分できるのだが,せっかくなので新しいお絵描きデバイスとして小さいホワイトボードとペンを買ってきた。税込み210円とお財布にも優しい。

細かい絵は無理だし色も塗れないが,太い線でキュッキュッと描いていくのが意外と楽しい。うまく描けたと思ったらデジカメで撮っておけば消してしまっても大丈夫。

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2008年04月20日

●猫動画 ピートとデルタ〜けんかと仲直り

ニコニコ動画にピートとデルタの動画をアップ。撮影はデジカメ(FinePix S5000),動画編集はiMovieHD。

写真を載せるときはファイルサイズは50kBを超えると重くて見てもらえない,なんて言っていた時代からは隔世の感がある。

非会員の方はこちらで見れます。>ニコニコ動画非会員の方用

2008年04月15日

●猫のピート3歳(記念動画ハニービー)

3歳を記念して久しぶりにハニービーで遊んだ。

デルタはジャンプして飛びついたりするかな,と期待したけれど意外にも腰が引けていてピートの方が勇敢。

これだけ撃墜されてもまったく壊れないハニービーはなかなか頑丈だと思う。エアコンを止め忘れていたので気流のせいでちょっと不安定だが,おもり(1円玉)を付けていないのでホバリングしている。

【ご参考】にゃんこーず:ピート3歳です

話題のニコニコ動画にもアップしてみました。
ハニービーvs牡猫ピート(3歳記念)

2008年04月11日

●猫のピート3歳(その3)

その2からのつづき

トイレはオマルタイプのものを常時2コ置いている。特に2匹で使い分けているということはなく,汚れていない方で用を足すという感じ。当たり前だが猫砂の消費量も2匹になって倍増している。猫砂はずっと「色が変わって,固めて,トイレに流せる」紙タイプを使っている。このタイプはかなり割高で家計に響くところだが,グレードを落とすと使い勝手が著しく悪い(ゴミの処分とか)ため我慢している。

ピートのお気に入りの寝床はトンネル(PETIOスリーパーズ)。大型のピートにはちょっと狭い感じがするのだが,その窮屈感が気に入っているようで,本格的に寝る時はだいたいここに入っている。しかし,デルタはピートが寝ているとトンネルの上を踏んで歩いたり(しかも繰り返し),迷惑がってピートが出て行くと自分が中に入って寝てしまったりする。

冬の朝方など寒いときは,人間が寝ている布団に潜り込んでくる。これはピートもデルタも同じだが,さすがに2匹一緒というわけにはいかないらしく,どちらかが入っているときにはもう一方は入れない。

いつもデルタにいぢめられて,なんだか不憫なピートなのだが,以前よりも人間に噛み付かなくなったように思う。これはデルタとの取っ組み合いの効果(?)だろうか。

子猫時代はお散歩猫としてその可愛さを道行く人に振りまいたピートだが,「うわっ,ちょーでけー!」「犬かと思った」という言葉にすっかり自信をなくして最近は引きこもっている。もう少し気候が良くなったら,人の来ない広場で思い切り走り回らせてやりたいと思う。

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ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / SUPERIA Venus 800

2008年04月08日

●猫のピート3歳(その2)

その1からのつづき

生後4ヶ月でうちに来たデルタは,それまでノラで苦労しながら生きてきたためにたくましい。ピートが「後で食べよう」と残しておいたゴハンはすぐに食べてしまうし,それどころかピートが食べているところに顔を突っ込んで自分が食べてしまう(デルタの分は別にちゃんとある)。ピートはそれでも別に怒るわけでもなく,余裕の表情。「早く食べないとなくなる」なんていう概念はピートの頭にはないのだ。デルタが食べてしまって皿が空だと「入ってませんよ」とかんな氏に文句を言うだけ。完全にセレブ猫である。

デルタは遊びたい盛りなのでピートにすぐにちょっかいを出して追いかけっこと取っ組み合いになる。ピートの噛み付きは人間には絶大な威力だが,デルタはもちろん負けていない。そこらじゅうを転げまわって組んずほぐれつの取っ組み合いが毎日繰り広げられる。

仲良くお互いを毛繕いする光景も見られるが,なぜかその舐め合いがヒートアップ(?)して取っ組み合いが始まるというパターンが多い。「舐めんなよ」という言葉はここから生まれたと言われている(ウソ)。

ピート1匹のときはカリカリも高級ブランド品を食べさせていたのだが,2匹になったら食べる量がハンパじゃなく,家計が苦しいという切実な理由からグレードを落としている。以前は気に入らないカリカリを出されてもハンストして食べなかったピートだが,何でも食べるデルタにつられてか,最近は割とどんなカリカリでも食べるようになった。

それでも好物はもちろんあって,特にネコ缶(ウェットフード)の好みにはうるさい。とにかくマグロ好きで,マグロ以外のさかな系はお腹が空けば食べるが,それ以外のチキンやビーフ系は口も付けないので自動的にデルタが全部食べることになる。

人間が食べる赤身のマグロの刺身も好物だが,非常に注意深くスジを取ってこま切れにしてから食べさせてあげないと,丸呑みしてケロっと戻してしまう。愛すべきお坊ちゃんぶりだ。デルタはもちろんスジだろうが骨だろうがバリバリと平らげる。

動画はうちに来た頃(生後1ヶ月)の蔵出し動画。この頃にもっと動画を撮っておくべきだった。

(つづく)

2008年04月07日

●猫のピート3歳(その1)

牡猫ピートも3歳。立派な成猫である。体重は5.8キロで,1年前からほとんど変化していない。病院は年に一度の三種混合接種で行った他に,目を開けづらそうにしていた時があって診てもらったことがある。目薬を処方してもらって様子を見たが,すぐに治ったので,病気ではなくデルタのケリが目の辺りにヒットしただけだろう。

この1年で最大のイベントは弟分のデルタが家族に加わったことだ(2007年9月)。ピートは元々捨てネコだが,生まれて間もなく捨てられて保護されたために,ほとんど他のネコと触れ合う機会がなかった。

うちに来てからは2年半の間,のびのびと一人っ子暮らしを満喫していたわけである。ゴハンは好きなものだけを気が向いたときに食べれば良いし,家中好きなところで眠れるし,甘えたい時は甘え,気に入らないことがあれば人間(かんな氏)のスネに噛み付けば良かった。

そんなときに来たのがデルタである。いきなり自由にさせるのはさすがに心配だったので,大きめのケージを新調してデルタはその中に入れて様子を見ることにした。最初はデルタが近づくとシャーっと威嚇をして逃げていたピート。威嚇をしなくなるまでには一週間ほどかかった。

(つづく)

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2008年02月24日

●今日の工作 風力発電キット

今日は風が強いな,ということで学研大人の科学マガジンの「風力発電キット」を買ったまま組み立てていなかったのを思い出した。

形式は3枚ブレード,可変速のダウンウィンド型で,発電した電力は100%ナセルに設置されたLEDの点灯に使われ,売電はできない。工作としては非常に簡単で,ちょっと物足りない。まあ発電機の巻線を自分で巻けと言われたらそれはそれで困るけれど。

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ペットボトルに固定できるようになっているので,ベランダに置いてみたが外は強風でもベランダの中はあまり風が吹き込まず,吹き込んだときでも風向と風速が安定しないので,風況としては良くない。こういう風況ではバーチカルブレード型の方が向いているかもしれない。

例によってデルタに回してもらってお茶を濁すことにしよう。

【動画】ねこ+風力発電=ねこ力発電

2008年01月29日

●トイレ換気扇のリプレース

間取りに制約のあるマンションではトイレに窓がないケースが多い。うちもそうなのだが,トイレの換気は換気扇(排気扇)に頼ることになる。

換気扇のスイッチはタイマー式で,普通であれば人が入るときにスイッチを入れて,出るとタイマーでしばらく運転して切れるという感じでまったく問題がない。

しかしうちにはネコがいる。ネコのトイレは人のトイレの横に二つ置いてあり,ピートとデルタは「猫とびら」を通っていつでも自由にトイレに行ける。当たり前だが猫は換気扇のスイッチを入れたりできないので,ニオイがこもらないようにトイレの換気扇は24時間連続運転していた。

普通の使い方をしていれば1回数分の運転で,1日の運転時間はまあ多めに考えても60分程度。1年で365時間動くことを想定した換気扇の機械を24時間連続運転したらどうなるかは自明であろう。2年間で48年分の加速劣化試験をやったようなものだ。

年末くらいから油が切れたような異音がし始め,年が明けたらついに止まってしまった

で,思い切って24時間換気用の換気扇にリプレースすることにした。さすがにDIYでは厳しい工事なので,マンションの工務店経由でお願いしてやってもらった。

工事は2時間あまりで完了。うちは元々洗面所・浴室で排気する24時間換気システムだが,トイレの換気扇も考えると吸気量が確保できるか心配だ(ベルヌーイの定理とかで計算するのか?)。が,まあ狭いマンションだし静圧に強いシロッコファンなので問題は少ないだろう(ということにしておく)。

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2008年01月16日

●MacBookAirの問題点

発表されたMacBookAirだが...

この薄さではピートが上に乗って歩いたら一発で液晶が割れそう...

残念だ。とても残念だ。

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2008年01月01日

●あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

2008年は「写真ってたのしいねっ」というホームページをはじめて10年になる節目の年でありますが,基本的には今まで同様,写真ネタにはこだわらず,アクセス数アップも意識せず,更新頻度も適当に続けて行きたいと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。

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2007年11月28日

●PowerBookG4その後(2年経過)

PowerBookG4(12")を使い始めて2年経った。「いざというときのために」と取っておいたWindowsデスクトップ機はこの1年特に必要な場面もなかったので,そろそろ処分しようかと思っている。

Mac界はIntel製CPUへの完全移行だとか,つい先日には新OSX(10.5)がリリースされるなど賑やかだが,今のところ3年前のスペックであるPowerBookG4でも日常で特に不満を感じることはない。

もちろん,動画編集などをしようと思うとCPUのパワー不足を感じるけれど,それは仮に最新CPUを使ったとしても10倍速くなる,というところまでは進歩していないのではないかと想像する。1時間かかるエンコードが1分になるならともかく,30分に短縮される程度だとすると,あまり魅力を感じない。どなたか,PowerPC機とIntel機で動画のエンコード時間の比較をした方がおられたら,どの程度違うのか教えていただければありがたい。

ただ,ハードディスクの残り容量が26GBほど(元は80GB)と,ちょっと心もとなくなってきているのが懸案事項だ。搭載容量が60GBのかんな氏の方(2年半使用)は残り10GBと,かなり切実である。

今はデルタを膝に乗せてこれを書いている。ピートはとにかくパソコンの上に乗って困ったが,最近はその頻度も低くなったような気がする。デルタはパソコンの上を横断することはあっても,座り込むようなことはなく,膝の上で大人しく寝ていることが多いので助かっている。むしろ,何時間でも膝の上からどこうとしないので,引きはがすのに苦労する。

【今までのPowerBookG4関連記事】
KinoppyのPowerBookG4(1台目)
PowerBookG4にTigerを入れてみる
PowerBookG4(2台目)
PowerBookG4環境構築中
PowerBookG4その後(3週間経過)
PowerBookG4その後(1年経過)
キーボードバスター

2007年11月11日

●猫のデルタ 予防接種(2回目)

前回から3週間経ったので2回目の三種混合予防接種を済ませたデルタである。体重は2.8キロ。前回からも500グラム増えていてどんどん大きくなっているイメージ。

だが,よく思い出してみるとピートは同じ生後6ヶ月のときにすでに4キロだったので,それに比べるとデルタの方が小さい(というかピートがでかい)ことがよく判る。

動画はデルタがピートの毛繕いをしてあげて,ピートが少し迷惑そうにしながらも身を任せているという,かなりレアな場面。いつもこんな風だと平和でいいのだが,相変わらず取っ組み合いの日々が続いている。

【動画 デルタがピートの毛繕いを!】

ネコが2匹に増えたということで,かんな氏の猫ブログ「にゃんこーず」も新規に立ち上がったので,どうぞよろしく。

にゃんこーず

2007年11月04日

●猫のピート 去勢後2年

ピートの去勢手術から2年が経過した。手術前の絶食・断水,手術直前の麻酔では一本目の注射のあとでピートが大暴れして手を付けられなくなってしまったためにガス麻酔に切り替えたこと,そして手術後は一晩中眠れずに,何度もフラフラとトイレに行って嘔吐していたこと...。今思い出してもつらい。

手術から24時間が経過した頃には元気を取り戻して,ホっと胸を撫で下ろしたものだ。その後は病気もせず,食欲旺盛(ただし好き嫌いあり)で,水道から新鮮な水をガブガブ飲み,どんどん大きくなって今では立派な大型ネコ。体重は5.8キロだ。

去勢したために体は大人,頭脳は子供という感じで,最近は新入りのデルタと大人げなく取っ組み合いのけんかだかじゃれ合いをしている。デルタが痛がらないので放っておいたら,ピートに噛まれた耳の後ろがハゲてしまっている。こういうのは家庭内暴力とは言わないだろうか...。

ちなみにデルタもピートに噛み付いているが,元々デルタは甘噛みができているし,ピートはタプタプの皮下脂肪のおかげでノーダメージだ。その割に「シャー」とか「ウゥー」と威嚇するのはピートの方なので,性格の違いというのは面白い。

ピートも1日に何回かは甘えたくなる時間があって,そんなときは膝に乗ってきたり布団に潜り込んで来ていたのだが,最近は甘え上手のデルタがその場所をすっかり占領してしまっているので,ピートが少し寂しそうな感じもする。たまにデルタが遊んでいるスキにピートが膝に乗ってくつろいでいると,それを見たデルタがすぐにやってきてピートを追い出してその場所に収まってしまう。

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【動画 ピートとデルタの取っ組み合い】

【動画 ピートとデルタ仲良く水飲み】

2007年10月20日

●猫のデルタ 生後5ヶ月

かんな氏が保護した子猫(オス)だが,里親募集をはじめてから1ヶ月が経過した。これまでの経験から子猫のもらい手が見つかる可能性は生後1〜3ヶ月くらいをピークに,それ以降は急激に低下する。ひとつには若い方が環境の変化に慣らしやすいということもあるし,見た目のかわいさが断然違う。

子猫は保護した時点で推定生後4ヶ月,そこからさらに1ヶ月経って生後5ヶ月というところで,里親探しはかなり厳しいと判断せざるを得ない。もちろん血筋がはっきりしているとか,よほどの美猫ならこの限りではないが,今回の子猫は取り立てて美猫でもなく(美猫度から言えばピートの方が数段上である),血筋に関してはノラなので言わずもがなだ。

従って,1ヶ月を経過した時点をもって里親探しは断念し,Webmaster宅で2匹目の猫として受け入れることを決定した。いや,正直に書くとこの子猫はものすごく甘え上手で,すっかり情が移ってしまっていたのだが。

この1ヶ月間,先住ネコのピートと少しでも仲良くなってくれればと思って見守ってきた。とりあえず,トイレと食餌は共用することで合意したらしい。ピートが子猫用,子猫が成猫用のカリカリを食べていることが多いような気がするが,その程度はまあ誤差範囲ということで。

子猫の方からピートにしがみついたりじゃれついたりすることが多いように思うが,ピートの方はかなり迷惑そうで,あまりにしつこいと「ウゥー」「シャー」と威嚇しながら逃げ出す。そう,ピートの方が逃げ出すのである。子猫相手に手加減しているのか,子猫の方が強いのか...

ピート,子猫に居場所を奪われる・・・(画:かんな氏)

名前だが,デルタ(Delta)に決まった。由来はデルタロケットから,ではなくて,ピートと同じく小説に登場するネコからの拝借である。無理矢理こじつけると,額と背中の模様が三角に見えなくもないということで。

1ヶ月で体重は400グラム増えて2.3kgに。予防接種は3種混合を1回済ませたが,ノラ生活だったことを考えて3週間隔であと2回受けさせる予定。その間に去勢手術をしてもらうということで考えている(生後6ヶ月が目安)。保護してすぐに猫エイズ,白血病の検査を済ませ(陰性),虫下しを2回,ノミ駆除を1回処方してもらっている。ノラを家ネコとして迎える段取りというのは結構めんどうだし金がかかるものなのである。

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2007年10月04日

●猫のピート2歳半

早いものでピートも2歳半(生後30ヶ月)だ。年に一度の三種混合ワクチン接種も済ませたし,特に病気をすることもなく毎日元気いっぱいである。

体重は5.8kgで,1年前から変わっていない。かかりつけの獣医からは無理にダイエットさせることもないでしょう,と言われているので食餌は今までどおり。

窓辺に来るハトの観察を楽しみにしていたピートだが,さすがにフン害が看過できない状態になってきたので,実績のあるテグス対策を施したところ,ハトは来なくなりピートはつまらなそうである。

代わりというわけではないが,かんな氏が仔猫(オス)を拾ってきて保護している。最初の2,3日はピートが「シャー」とか「ウゥー」と威嚇してケージから出せなかったのだが,2週間経った今ではお互いが居ることには慣れたようで,ケージに入れなくても普段どおり生活している。

仔猫の方は愛想が良く,ピートと遊びたいのか追いかけたりしているが,ピートの方はちょっと迷惑なようで,仔猫が近寄ってくると逃げてしまう。まだどう接していいのかよくわからないようだ(ピートは生まれてすぐ捨てられたので,親兄弟と遊んだ経験がない)。

お店に里親募集のポスタを貼らせてもらったりしているが,推定生後4ヶ月とのことで,もらい手を探すなら限界に近いかもしれない。

同じオスなのに,ピートと違ってものすごく甘え上手で,人のあとをついて歩くし,ひざに乗せるとおなかを見せて完全にリラックスモードである。逆に寂しいのがダメらしく,ケージに隔離しておいたら悲痛な声で鳴いて,涙を流していた。元はノラだったはずだがこの人懐っこさはどこから来たのだろう。

母ネコも人懐っこかったという話だが,交通事故で亡くなってしまったらしい

保護した者の責任として,里親が見つからなければ自分で飼うしかない。2頭飼いはいろいろと大変なことも増えてしまうが,何より先住ネコのピートとの関係が良好になってくれないと困る。

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【ご参考】

pyon*weblog お散歩猫ピート--最近やってきた小さい生き物が・・・・

【関連記事】

2007年10月03日

●ダークレス現像3回目

暗室不要の簡易現像キット「ダークレス」を使った現像も3回目である。最初に買ったセットは3回分のアンプル(現像液,定着液)が入っていたので,これが最後だ。一応,アンプルだけ6回分入りの物を追加で買ってある。

前回調子の良かったフィルムの「ベロ出し法」を今回も実践し,QWとドライウェルも使った。デジカメ接写による適当なデジタイズではよくわからないが,酷い現像ムラなどはなかったと思う。

この簡易デジタイズ,金がかからないのは助かるが,元々接写があまり得意なデジカメではないので,ピントも甘いし,コントラストの幅が狭く,補正をかけてもなんだかザラっとした感じになってしまう。

これでは現像が悪いのか,接写によるデジタイズが悪いのか,元々がピンボケだったのか,判断が難しい。何本かフィルムがたまったら,店にCD書き込みを頼んだ方がいいかもしれない。

現像作業自体はだいぶ慣れてきたが,時間がかかるのは始める前の準備である。いったんフィルムを現像液に浸けてしまったら,あとは定着終了までの7分ほどは何があろうと手を止めることは許されない。従って,必要になるものをすべて手の届くところに用意しておく必要があるし,手順を頭の中でシミュレーションし,ある程度暗記しておかなくてはいけない。

そして,失敗したらフィルム1本と撮った写真がすべて「おしゃか」になるというプレッシャに打ち勝つための精神統一も必要だ。この緊張感はデジカメではもちろん,お店現像でも味わうことができない,自家現像の醍醐味と言えるだろう。

今後試してみようという方にひとつアドバイス。説明書には書いてないが,ピンセット(先のとがったもの)を是非手元に置いておいた方が良い。現像から定着に移るときに,フィルムが容器から抜けなくなるので,これをピンセットで引っ張りだすのである。細いマイナスドライバなどでも代用可能だろう。

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【ご参考】
ダークレス現像2回目
ダークレス現像初挑戦

2007年09月20日

●告知☆ 子犬・子猫の譲渡会(日立市)

忙しいので告知のみ。子犬・子猫が一匹でも多く幸せになれますように。

動物フェスティバルinかみね 子犬・子猫の譲渡会(主催:茨城県獣医師会第3支部)
2007年10月8日(体育の日)

かんな氏のpyon*weblogにも情報があります。
pyon*weblog:暑いにゃ〜・・・

2007年08月19日

●ダークレス現像2回目

夏休み中にまたネオパンSSを1本撮ったので,ダークレス現像2度目の挑戦。

今回は帰省したときに新潟ヨドバシに寄ることができたので,ダークレス現像において「あると便利」とされている道具を追加で揃えた。メインはQW(洗浄促進剤)とドライウエル(乾燥促進剤)。あとは一応フィルムクリップも買ったが,これはあってもなくても良い感じ。

QWを使うと定着後の30分の水洗いが5分で済む。2L用で1袋50円くらい。フィルム100本分処理できる,と説明には書いてあるが,2Lもの薬液を保管しておくこともできないので,1本処理したら捨ててしまった。

ドライウエルは水切り剤で,水洗いの後のフィルムの乾燥ムラを防ぐ効果がある。これは濃縮液で20回分入って380円。

あと,ダークレスを扱った複数のサイトでオススメとされていた方法を試してみた。これは「フィルムのベロ出しをして,フィルムの先端を回転方向と反対に折り曲げてテープで止めておく」というもの。これをやると「3秒間で10回転」という現像時の忙しい手順がかなり楽になる(5回転程度で完全に巻き取れるようになる)。

通常,撮影済みフィルムのベロ出しをするにはフィルムピッカという道具を使うが,これが買うと結構高い(1000円くらい)。しかし,ペンタSPのようなマニュアル機であれば,撮影後に巻戻しをするときの加減で完全に巻き取らず,先端を少し出した状態で止めることが出来るので,フィルムピッカは特に要らない気がする。今回も初めて試したがちゃんと先端1cmくらいを残して巻き戻すことができた。

さらに今回は店でのプリントとCD書き込みをケチって,ライトボックスとデジカメ(FinePix S5000)のマクロ撮影を使って現像済みのネガをデータ化してみた。S5000の接写能力はたいしたことがないので,とても鑑賞に耐える画質にはならないが,ブログで紹介する程度なら問題ないだろう。これならダークレスの薬品代1回分約200円程度で現像遊びが楽しめる。

結果だが,QWとドライウエルが良かったのか,「ベロ出し法」が功を奏したのか,その両方なのかわからないが,1回目よりも現像ムラが減って(ゼロではないが),概ね満足できる仕上がりとなった。

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2007年08月11日

●おおばらこくたい

ピートを留守番させて,一泊で新潟に帰省。毎日エアコンの効いた部屋でぬくぬくと過ごしているピートは暑さに弱い。さらに実家でウサギを飼い始めたということでピートは留守番ということになった。

地元の友人のしんのすけさんが最近オーボエを習っているということで,フルートを持って行って合奏させて頂いた。しんのすけさんのお宅には珍しい楽器がたくさんあって,見せていただくことができた。

左がチェンバロ,右はさらに珍しいクラヴィコードという鍵盤楽器。もちろんどちらも生まれて初めて触った。ついでにオーボエも吹かせてもらった。感激である。

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さらに実家のウサギと,しんのすけさん宅のパピヨンのアニーちゃん。アニーちゃんは小さくて可愛くて賢くて,ちょっと衝撃的。体重では3倍もあるのだから,ピートにももう少し頑張ってほしいところ。

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ところでタイトルの「おおばらこくたい」。新潟の方言であるが,意味がおわかりの方はおられるだろうか。ネットで調べれば意味はもちろんすぐにわかるが,語源がいまだにわからない。子供の頃からずっとナゾの言葉だと思っていたが,そのナゾは解けないままである。

2007年08月04日

●初挑戦 ダークレス現像

さて,先日買ってきたダークレス。夏休みのレジャーにと思っていたが,やはり気になってしまい,夏休み前に実験してみることになった。

まずはWebで情報を集めて,ダークレスキット以外に必要なものを100円均一で揃える。

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写真を見てもらえればわかる通り,たいしたものは買っていない。キッチンタイマー(2個あると便利)とかフィルムクリップ代わりの普通のクリップ(おもりのマグネット付き)とか温度計(現像液の温度を調節する),ガーゼ(水洗い後のフィルムを拭く)など,一般のご家庭ならわざわざ買わなくても揃っているものばかりだ。本当はフィルムクリップくらいは専用品を買おうと思っていたのだが,近所のキタムラには置いていなかった。フィルムクリップはおろか,自家現像用品は何一つ置いていない。まあそういう時代である。

とりあえず1本目は失敗するかもしれないし,外は暑いしで,撮影はすべて自宅で。当然ピートの写真が多くなる。

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24枚を撮り切ったところで,いよいよ現像開始。説明書を熟読し,必要なものをすべて手元に揃える。作業場はすぐに水が使える浴室。説明書には「ハンドルは3秒で10回転の速度で回す」「2分30秒切れ目なく続ける」「現像から定着に移るときはできるだけ素早く」など,緊張を煽る言葉が並んでいる。実際,他の人のページを読んでも,現像から定着に移る動作の素早さが出来上がりを決めると書いてあり,もの凄い緊張感である。ちなみに水温がちょっと高め(26℃くらい)だったので,保冷剤を使って薬剤の温度を調節した。

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一旦作業をはじめたら,何があっても途中で動作を止めることは許されない。しかし現像液での高速回転中に,残り1分のところでフタが外れてしまい,もう半泣き状態である。「素早く...素早く...!」と唱えながらフタの外れたパトローネを苦労してタンクから出して,可能な限り急いで定着液での作業に移る。たぶん1分はかからなかったと思うが,自信がない。

定着作業が終わったら,30分流水で洗って,水分を拭き取って吊るして乾燥。この時点で何か写っているのがわかるので,かなり感動。乾燥後に6コマずつハサミで切って,現像作業はすべて終了。

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スキャナを持っていないので,自宅で出来ることはここまで。この後現像済みのフィルムを近所のカメラ店に持ち込んで,プリントとCD書き込みをお願いした。通常,黒白フィルムの現像を頼むと外注に出すので3日ほどかかるのだが,今回のように現像済みフィルムを持ち込めば,1時間ほどでプリントとCD書き込みをやってもらえる。

結果だが,意外とちゃんと出来たという感じ。もちろん現像ムラのあるコマもあるが,レジャーとして楽しむならこの程度で充分満足である。今回は途中でフタが外れるトラブルがあったが,これに気をつければもう少しマシになるのではないか。

とにかく,生まれてはじめての自家現像は,日頃ちょっと味わえないドキドキワクワク感があって,大変楽しかった。

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2007年07月14日

●猫のピート 水飲み場問題

猫のピートは水道から出たばかりの新鮮な水が好きだ,という話は以前書いた通りだが,最近ますますその傾向が強くなっている。

カリカリの隣に,水の器(タイプの違う2種類)も常に水換えをして新鮮な状態で置いているのだが,そちらからはほとんど飲んでいる気配がない。

で,喉が渇くと洗面所の扉をシャカシャカと引っ掻くのである。「水を飲ませろ」と言うわけだ。今朝などまだ3時だというのに,シャカシャカで起こされて水を出させられた。

ガマンして器から飲め,としつけたいところだが,何といってもわがままネコなのでたぶん無理だろう。

こんな事態はさすがに想定していなかったので,どう対策するかは思案中。最悪,長時間外出するときは,寒冷地の凍結防止みたいに,洗面所の水をチョロチョロと出しっ放しにしておくしかないかもしれない。ピートが認めてくれる水飲み器というのがわかればいいのだが...

続きを読む "猫のピート 水飲み場問題"
2007年07月07日

●七夕のピート(季節感なし)

ネタがないのでピートの写真でも。七夕とか7並びのラッキーディもピートには全く関係なく,いつも通りパソコンの上で座り込み。

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2007年05月04日

●GWに見た景色 日本海とかみね公園

帰省のときの写真は新潟市の島見浜海水浴場付近。海辺に建つ展望台と,石油備蓄基地方面を臨む。

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ピートを連れての散歩は早朝のかみね公園。ツツジが綺麗。

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コニカミノルタ JX100

参考記事:ポカポカお散歩と5月飾り

2007年04月12日

●猫のピート2歳

ご存じない方のために書くと,ピートは捨て猫だったので正確な誕生日がわからない。保護した方から里親として引き取った時点(2005/5/15)で生後約1ヶ月との診断だったので,4月の中旬で2歳ということになる。

年に1回,三種混合のワクチン接種に行くほかは,動物病院のお世話になることもなく,毎日元気いっぱいだ。

現在の体重は5.8kg。定期的に量るのはやめてしまったので短期の変動はわからないが,体型は1年前頃とあまり変わっていないように思う。いわゆる「でぶねこ」というよりは,大型ねこという分類だろうか。先日散歩に連れ出したら,大学生風の男の子に「うわっ,ちょーでけー!ちょーでけー!」と連呼されてしまい,喜んでいいやら恥ずかしいやら,微妙であった。どうも街で見かける猫がすべて仔猫に見えるので不思議に思っていたが,どうやらピートがでかすぎるようだ。

食餌は特に気を使っているわけではないが,ブランド物のカリカリ(ピュリナONEかカルカン)を好きなだけ食べさせている。好物はまぐろで,まぐろが入ったモンプチスープタイプが特に好きな様子。赤身の刺身も好きだ。一方,チキンだとかビーフだとかはまったく興味がなく口もつけない。好みがはっきりしている。

最近のマイブームはハトの観察で,たまに室外機置き場にハトが羽根を休めに来るのだが,それを窓から飽きることなく眺めている。ハトのフンで汚れるので本当は対策したいのだが,ピートが「まだかな?来たかな?」と楽しみに窓をチェックしにいくのを見ると,追い払うのもなんだか悪い気がする。

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夜の寝床はしばらく前に買ってやったペティオスリーパーズ(通称トンネル)だが,寒い冬の間は朝方になると人間のベッドに潜り込んでくる。枕に顔を乗せてゆるんでいる姿は微笑ましいが,寝返りはできないし,盛大なゴロゴロ(喉を鳴らす音)が気になってこの時期は寝不足気味である。

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寝ているときは別として,パソコンをしているとキーボードの上に座り込むのは相変わらず。日課のようにかんな氏(奥様)の脚に噛みつくのも相変わらずだ。怒ってしつけるのはとっくの昔にあきらめたので,やりたい放題である。

一方,歳をとって保守的になったのか,散歩に連れ出そうとするとちょっと腰が引けるようになってきた。特に他人のいる場所では警戒を解かない。猫の扱いを心得ている大人なら撫でたりしても問題ないが,チビッコが近寄ってくると毛を逆立てて「シャーッ」とか「フーッ」とか言って戦闘態勢である。子猫の頃に無遠慮なチビッコにいじりまわされた経験がトラウマになっているのかもしれない。

他の猫と接近遭遇する機会があったが,相手の猫が(ピートより若いのに)とても友好的だったのに対して,ピートはやはり毛を逆立てて「ウゥーッ」と威嚇モードであった。生後すぐに捨てられて,兄弟と遊ぶ機会もなかったので,他の猫にどう接していいかわからないようである。そう考えると不憫だ。

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朝晩の気が向いたときは膝に乗って甘えてくることもある。頭や喉を撫でてやると,うっとり夢心地といった表情だが,調子に乗って撫でまくると噛みつかれるので注意が必要だ。本人(猫)がその気にならないと,膝に乗せようが喉を撫でようが甘えることはない。ただ,フルートを吹くと,なぜか甘えモードになるという,不思議な習性がある。うるさい演奏を止めさせるには,膝に乗ってしまうのが一番という,巧妙な作戦かもしれないが,まんまと引っかかっているWebmasterとかんな氏であった。

【関連記事】

オマケとして新鮮な(?)水を旨そうに飲むピートの動画をご紹介。

続きを読む "猫のピート2歳"
2007年03月25日

●蔵出し写真 かみね公園と猫

年度末は仕事が忙しくてネタがないので昔の写真でお茶を濁そう。

ペンタSPの修理後に撮ったもの。2007年1月の中旬くらいだったと思う。ISO100のフィルムで室内だと,絞りはほとんど開放になるのでフォーカスがシビア。でもなかなか面白い写真が撮れる。

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FujiFilm SP100

2007年03月10日

●今日の落書き 見返りピート

陽だまり堂さんで見た瀬戸焼きのグラスにインスパイアされました。

あ,売約済みになってる...。買っておけば良かったかな。

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2007年03月04日

●今日のホビー ハニービー

室内で飛ばせるエアロソアラは,楽器練習のときに広いレッスン室に持って行ったりして結構楽しんでいたのだが,度重なる墜落で損耗したのか,ラダー(垂直尾翼の舵)が動かなくなってしまった。

エアロソアラでは充分遊んだので,次はやはりヘリが欲しい。最近ではなんと室内で飛ばせるラジコンヘリが¥4,000で買えてしまうのだ。CCPのハニービーである。まったく夢のような時代だ。

ハニービーの操作は2チャンネルのデジタルプロポで,赤外線コントロールとなっている。高性能なリチウムイオンポリマ電池を積んでいて,プロポと接続して30分の充電で約5分間の飛行が可能。エアロソアラは30秒(実質的には1フライト)しか飛べなかったので,ずいぶん長く遊べる感じがする。

実際に飛ばしている様子は動画で紹介しよう。動画が見られない環境の方には申し訳ない。

続きを読む "今日のホビー ハニービー"
2007年01月14日

●フルートの練習 何もない歌口編

買ってきたムラっち(仮称)で早速練習。始めてから一週間の録音を無謀にも公開しておこう。曲は『Au Clair de la Luna(月の光に)』の冒頭。下のパートはKinoppy氏に吹いてもらった。クラリネットをはじめて一週間のときよりかなりヘボで,先が思いやられる。ちなみにヘタクソなのを我慢して最後まで聴いていただくと,ボーナストラックとしてピートの鳴き声が入っている。

フルートについては以前調べたが,クラリネットやサックスと大きく違うのはやはりリードのない歌口だろうか。

倍音(ハーモニック)で中〜高音域を出す点はクラリネットやサックスも同じだが,クラやサックスはレジスタキー(オクターブキー)があるので,気分的にも切り替えやすい。一方フルートは運指はまったく同じで,息の吹き込み方だけで1オクターブ上がったり下がったりする。音程によって息の吹き込み方を変えることを意識すると,スラーが全然つながらない。逆に同じ音を出しているつもりが,低い方や高い方の倍音成分が混じって鳴ってしまうこともあって,その点がクラリネットとは違う難しさだ。

なによりフルートは奏者の吹き方がそのまま音に反映されるダイレクト感(?)の高い楽器だと思う。クラリネットではその日のコンディションによってリードを変えてみたりとか,小細工(?)をする余地があるが,フルートでは自分の口が全てである。

運指もクラリネットとはずいぶん違うので混乱する。個人的に苦手なのは右手小指と薬指を多用する点。よく使うのに,スムーズに動かずイライラする。練習すれば脳に新しいシナプスがたくさん形成されそうな予感。あとは楽器を持つときの支点となる左人差し指の付け根と,右の小指が痛い。クラリネットとは違い,唇の疲れは(指に比べれば)それほどない。

教本はKinoppy氏の「トレバー・ワイ いちばんはじめのフルート教本」。クラリネットではいきなり曲を吹く系の教本を使っていたため半音階の運指が覚えられず,初めて吹く譜面で苦労することが多かったので,フルートでは基本を重視して地味な練習を続けている。

2007年01月04日

●正月見た景色 鵜の岬

メンテナンスから返ってきたペンタSPを持って早速試し撮り。

フィルムの装填が不安で,何度も裏フタを開けて確認していたので最初の数枚は無駄になってしまったが,明らかな失敗写真というのは無かった。露出計はエラい。ただピートを撮ろうとすると露出云々というよりピント合わせに問題ありという感じで,オートフォーカスに慣れていると動いている被写体を撮るのはとても難しいということを思い知らされた。

写真はフジのFDIでデジタイズしたもので,サイズ以外の補正はしていない。

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ASAHI PENTAX SP / SuperTakumar 1:1.8/55
KONICA MINOLTA JX100

2006年12月27日

●PowerBookG4その後

PowerBookG4(12")を使い始めて1年経った(Kinoppy氏は1年半)。標準のメモリ512MBではスワップが頻発してとても遅いので,WebmasterもKinoppy氏も最大の1.25GBに増設している。これだと複数のアプリを起ち上げて切替えながら使っても支障はない。

2台ともバッテリーリコールの対象だったので,Webで申し込んだら2週間ほどで新品のバッテリーが送られてきた。古いバッテリーはその場で運送業者の方が回収していった。まだ寿命は充分にあったバッテリーなので,予備として手元に置いても良かったのだが,万が一火を噴いたら困るので安全を優先した。

画面が狭い(1024*768)のはいかんともし難く,最近はVirtureDesktopsで仮想デスクトップを3画面ほど切替えながら使うことが多い。割り振りは「メール専用画面」,「ウェブ専用画面」,「その他作業画面」という感じ。内蔵のモーションセンサーで切り替える機能があって,軽くディスプレイを叩いてやると画面が切り替わるので面白いのだが,ピートに叩かれて画面が切り替わってしまうため使えない機能となった。

よく使うアプリはFireFox(ウェブ)とThunderbird(メール)。デジカメの写真が多いのでiPhotoも良いかと思ったのだが,管理する写真が多すぎて(1.5万枚ほど),動作が重いので使っていない。最新バージョンは管理できる枚数も多く動作も軽いという話だが金を出すかどうかは悩ましい。今は日付でフォルダを作って,Finderのサムネイルとプレビューで確認している。Macなんだからもうちょっとスマートにやりたいところだ。

FTPはFetchを試用のまま使い続けているし,圧縮のDropStuffも試用だ。フリーで使いやすいものが未だに見つからないため。

HDDの空きは30GBほど(全容量80GB)で,このペースで写真などが増えていくと心もとない。HDDの換装は簡単にできるのだろうか?

パソコンの前にいると必ずピート(体重6キロ)がキーボードに乗ってくる(しかも座り込む)ので,毛も入るだろうし機械としては過酷な環境だ。強制排除(抱き上げて引き剥がす)したら,ツメを引っ掛けてキートップがもげたことが何度かあって,Enterキーなど固定用のツメが折れてしまったので接着剤で補修して使っている。ディスプレイを「バタン!」と閉じられるのはしょっちゅうだし,電源キーを長押しされて強制シャットダウンされたことも何度もある。正直1年間大きなトラブルが無かったことが信じられない。

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対ネコ用の設定としては,
・キーボードのリピート入力設定は「切」にしておく
・デスクトップのアイコンは「ロック」にしておく
という2点は有用だと思う。書類のこまめな保存は言うまでもない。一方,無効なキー入力に対するエラー音を大きくしたりしても,まったく効果がないようだ。昔から売っているキーボードに被せるゴムシートは,毛の侵入を防ぐ効果は多少期待できるかもしれないが,タッチがヘコヘコして気持ち悪いのであまり好みではない。一応Kinoppy氏が試用している。

全般的には満足しており,あと3年くらいはメンテナンスしながら使いたいと思っているが,世間ではIntelMac全盛で,旧アーキテクチャのPowerPCがいつまでサポートされるか不安である。それよりもピートに壊される可能性が高いかもしれないが...

2006年10月17日

●猫のピート 生後18ヶ月

ピートもいつの間にか生後18ヶ月(1歳半)である。体重はピーク時で6.2キロまで増えたが,今はフードをライト系(ピュリナONE)に変えて5.8キロというところ。ライト系フードでもサイエンスダイエットなどはほとんど口を付けず(ハンストのつもり?),どうしたものかと思っていたが,ピュリナONEは食べてくれたので良かった。

今のところ病気もせず元気いっぱいで,年1回のワクチン接種(3種混合)も済ませた。あまりにも元気すぎておもちゃで遊んでいると頭から壁に激突したりベッドやテーブルから逆さに落ちたりするのでケガでもしないかヒヤヒヤしている。

夏は新潟への帰省に連れて行った程度で,暑いので散歩はあまりしなかった。普段は快適なインドアライフを送っているため,炎天下に出ると舌を出してハーハーし始めるのである(犬と違って猫でこれをするのは危険信号)。

1日の行動パターンはだいたい決まっていて,
朝:朝食を作るKinoppy氏と共に起床。朝から暴れて廊下に閉め出される。
午前中〜夕方:食事の後はソファの背もたれかカゴの中で惰眠をむさぼる。Kinoppy氏が在宅ならゴロゴロ甘える。
夕方〜宵の口:Webmasterのパソコンを邪魔する。
夜〜寝るまで:もっとも元気な時間帯。Kinoppy氏かWebmasterに遊んでもらえるまで暴れる。
深夜:食事をもらって2人が寝ると,自分も寝る。

という感じだろうか。

フルートやクラリネットを吹いたときのピートの反応だが,最初のうちはやはり音がうるさかったのかトイレに避難したりしていたのだが,そのうちにニャーニャー鳴きながら足下をうろついたり,最近では椅子に座って吹いていると膝に乗ってくるようになった。演奏を止めさせる一番効果的な方法だと学習したようだ。

噛み付きはWebmasterに対してはあまりしなくなったのだが,誰に似たのか女性の脚がお好きなようで,Kinoppy氏のスネによくかぶりついて泣かせている。

夜の寝床はネコイエかソファの背もたれの上が多いが,そろそろ朝晩寒くなってきたので,人間のベッドにもぐり込んでくるかもしれない。

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【関連記事】

2006年10月08日

●今日見た景色 助川市民の森

先週に引き続いてアナログカメラを持ってハイキング。行き先は日立市の助川市民の森。今回はKinoppy氏のペンタSP+55mmは変わらずだが,ピートという大荷物があるので,荷物を少しでも軽くするために予備機は軽量のEOS100p+50mmという組み合わせ。

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暴風雨が過ぎた後で空気が澄んでおり,ほぼピーカンという絶好の撮影びよりだったものの,プリントした写真を見ると思ったように撮れた写真が少なく,反省点の多い結果となった。ペンタSPは画面の右1/4ほどが暗く写る現象がたまに見られる。

このカメラで今後もたくさん撮るなら分解調整が必要な気がするが,これを分解調整に出すお金があればおそらく上等なマニュアル一眼の中古カメラが買えるだろう。悩ましいところだ。

そもそも前回と今回の撮影だけで,フィルム7本(安物ネガ),同時プリントとCD書き込み料金合わせて1万円以上かかっている。恐ろしいランニングコストである。

2006年09月07日

●クラリネット練習中2

Der Lindenbaum『菩提樹』(シューベルト)。Kinoppy氏にフルートで下のパートを吹いてもらっている。間違っているしテンポも合っていないが,曲の最後でちょうど良くピートが鳴いてくれたのが面白かったので公開。

2006年09月04日

●バイオリンのナゾ

カタログギフトを頂戴する機会があり,中を見るとずいぶん高額そうな商品が並んでいるので恐縮してしまったWebmasterである。

様々なジャンルの商品の中には楽器もいくつかあり,ギターやウクレレと並んでなんとバイオリンがある。「海外一流メーカーの指導を受けて生産された・・・」と微妙な表現で紹介されているが,シャレのつもりでこれに決めた。カタログギフトの醍醐味は普段買わないような品を思い切って選べることにある。

さて,ブツは届いたがWebmasterもKinoppyもバイオリンには触ったことすらない。ケースに入っていたのはバイオリン本体と,弦を擦る毛の付いた棒(弓?),それからメンテに使うらしい茶色の樹脂状のモノで,取説や教本の類は一切ない。

バイオリンを弾く映像を思い浮かべて,Kinoppyが棒で弦を擦ってみるがまったく音が出ない。バイオリンがヘタクソなので有名(?)なしずかちゃんだって,ギーギーギコギコと音は出るのになぜだ。じつは単なる飾り物で演奏は出来ないシロモノなのか?

不安を感じつつも,こういうときはインターネットで検索だ。いくつかのページを見ていくと,どうやら弾き始めの時は毛のところに松脂(まつやに)を塗るらしいということが判る。ケースに入っていた茶色い樹脂がおそらく松脂を固めたものであろう。

松脂の表面を少し傷つけて,弓の毛をなすりつける。表面がペタペタ感じるようになるまでなすりつけたら,無事に音(のようなもの)が出るようになった。

しかし教本がないので弾き方がさっぱり判らない。クラリネットは独学でもなんとかなりそうな手ごたえのようなものを感じたが,バイオリンは前途多難という感じがする。

参考:pyon*weblog ピートの憂鬱

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2006年08月12日

●今日見た景色 新潟

阿賀町(旧三川村)の道の駅「阿賀の里」。新潟の土産を買うのにたまに立ち寄るところ。

ピートを連れての帰省は3回目。

2006年07月23日

●キーボードバスター

ピートが爪を引っかけてまたキートップがもげた。

ノートパソコンのキーボードはこのようなパンタグラフタイプと呼ばれる形式のものが多い。軽いキータッチで,デスクトップ機のおまけで付いてくるキーボードに比べれば入力の感触は良いが,メカニカルキーボードのような爽快感(?)はない。

このようにキートップが外れてもツメの位置を確認して上から押し込んでやれば簡単に元に戻せる。が,ツメが折れてしまったらおしまいだ。今回はパンタグラフ側の引っかかりが外れていて,キートップを乗せて押し込んだだけでは元に戻らず冷や汗をかいた。隣のキートップもわざとはずして,パンタの構造を確認して直したら無事に復旧できた。

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2006年07月09日

●サイン入りalgo

算数パズルで書いたように,数学者にして大道芸人というピーター・フランクルさんの講演を聴く機会があった。

大学で講義が出来る程度に話せる言語は12カ国語だそうで,日本語など漢字の読み書きを含めてペラペラである。その流暢な日本語で,面白い講演をしながら算数パズルを出題しつつ楽しい大道芸を披露してくれるのだ。一粒で三度美味しい講演であった。

講演の後,著書の即売会があり,その場でご本人がサインをしてくださるというので,小心者のWebmasterも一番後ろに並んでサインをちょうだいすることにした。

本もためになりそうな内容だったが,欲しかったのはピーター氏が協力して開発された「頭のよくなるゲーム algo」。

本はピーター氏が持参してきた分が完売してしまっていたが,algoは幸運なことにひとつだけ残っていた。
Webmaster「サインは"ピートさん"でお願いできますか?」
ピーター氏「いいですよ〜。あなたはピートさんと呼ばれているのですか?」
W「いいえ。飼っているネコです」
ピ「は?」
W「ネコです」
ピ「ネコ...」

ネコのために快くサインを書いてくださったピーター氏に心より感謝したい。

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2006年06月27日

●断固阻止!

パソコンを開こうとすると,こんな感じ。
「たまたま撮れた決定的瞬間」ではなく,毎日いつでもこんな感じなので,パソコンでやろうと思っていることや勉強しようと思っていることがちっとも進まない。
以前強制排除しようとしたら,爪が引っかかってキートップがもげた。それ以来,パソコンのし過ぎも体に悪いよな,と思ってピートには逆らわないことにしている。

しかし閉じた状態でも6kgのピートが乗ると筐体がヘコむので,液晶が割れないか心配...

2006年06月12日

●告知☆お散歩猫ピート雑誌掲載

先日,「猫の散歩について特集したい」と雑誌「猫びより」さんより取材を受け,本日掲載誌が刊行された。WebmasterとKinoppyが写真付きで載っているので興味のある方はご覧頂ければと思う。

ホームページやブログなど,Webの情報は公的な保存制度が未だに存在せず,いつ消えるかわからない流動的なもの。一方,紙媒体の雑誌として刊行されたものは納本制度により国立国会図書館で(少なくとも政府が機能する限りにおいて)未来までの保存が保証される。

そんな雑誌に自分の撮った写真が掲載されたことは,素直に喜びたい。
もちろん功労者はピート自身とせっせとブログを書いたKinoppy(奥様)であって,Webmasterはたまにピートのリードを持ったり,写真の撮り方を少しだけアドバイスした程度である。

ご参考:pyon*weblog 今日は猫びより7月号の発売日〜

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2006年04月12日

●猫のピート1歳 −まとめ−

猫のピート生後1年つづき

ここまで1歳になるピートについていろいろ書いてきた。多少(多少?)しつけに問題があるにしても,今ではすっかり家族の一員である。ペットの寿命は短いのであまり可愛がり過ぎると,死んだときに辛いというアドバイスも頂く。最近ではペットロスという言葉があるくらいだ。

それは確かにその通りかもしれない。だがゴロゴロと喉を鳴らしながら膝に乗ってきたり,まるで言葉を喋るようにニャーニャー鳴いて遊びに誘ってくるほど懐いたピートを,あまり可愛がるなというのはKinoppyにとってもWebmasterにとっても無理な相談で,こうなったら最期までキチンと可愛がって,そしてそのときがきたら思う存分悲しもうと覚悟している。まだ1歳なのにこういうことを考えなくてはいけないのは辛いことだが,動物を飼う責任とはそういうことだろうと思う。

1年目で最大のイベントは去勢手術だった。手術後,麻酔が切れるまでの一晩は何度も嘔吐して足取りもおぼつかず,見ていて辛かった。しかしそれ以外は病気もせず,去勢後も元気いっぱいである。たまに大人しい時があると,「具合でも悪いのかな?」と心配してしまう。1日1回噛みつくくらいがピートらしくて良い。

小さいうちは散歩に連れ出すと「ちいさ〜い!」「かわいい〜」とモテモテのピートだったが,体重4キロを超えた頃からあまり注目されなくなった。声をかけてくれるのは猫好きな方ばかりで,それはそれで嬉しいのだが...。確かに子猫には反則的な可愛らしさがあると思う。

キレイな薄桃色の肉球,柔らかいお腹の肉など,今でもチャームポイントはたくさんあるピートであるが,抱えるとずっしりと重く,出かけるのに気合が必要になってきた今日この頃である。しかし暖かくなってきたことだし,狭い部屋にばかり閉じこもっていないで,外を走り回らせてやろうと思っている。

写真的な反省点としては,ついデジカメ(Finepix S5000)に頼ってしまい,銀塩での撮影をほとんどしなかったこと。リバーサルに至ってはビタ一枚も撮っていない。多少コストはかかっても撮っておけば良かったと思っても,一番可愛い子猫の時期はもう戻ってこないのである。

2006年04月11日

●猫のピート1歳 −夜の行動−

猫のピート生後1年つづき

猫は1日のうち14時間くらいは寝ているというから元々人間とは睡眠の周期が違う。人間が寝ているときは静かに寝ていて欲しいが,もちろんそんな気を使うピートではない。

本当に小さいときは危険があるかもしれないので,夜はキャリーケースの中に入ってもらっていた。少し大きくなると廊下(トイレにはアクセス可能)に出しておくようにした。

しかしだんだん寒くなってきてそれも可哀想に思ったので,次は寝室だけは扉を閉めて,それ以外の場所はピートの自由にさせてやった。これだとある程度の時間はリビングのキャットタワーなどで大人しく過ごしてくれるのだが,早朝(4時とか)になると鳴きながら寝室の扉を開けようとシャカシャカするようになった。

このシャカシャカはけっこう強烈で,とても無視して眠っていることはできない。仕方なく寝室の扉もピートが通れる程度に開けておき,昼も夜もピートは自宅を好きなように動けるようになった。

すると,夜中に気が向くとベッドの上でゴロゴロと喉を鳴らしたり,布団の中に潜り込んで眠るようになった。狭いベッドなので人間もピートもあまり落ち着かないが,ゴロゴロ言いながら枕に顔を乗せてまどろむピートを目の前で見るとそれはそれは可愛くて,幸せな気分になる。しかしピートなりの善意からなのか,早朝になると顔を舐めたりペシペシと叩いたりして起こしてくれるため,KinoppyもWebmasterもちょっと寝不足気味の毎日である。

2006年04月10日

●猫仕様パソコンの提案

画面が狭い点以外は快適なPowerBookG4(12")である。世間ではインテルMacだとかBootCampだとかが話題らしいが,悔しいので別に気にならない。

だが,最近1歳になった猫のピートがパソコンに興味をもつようになって困っている。いや,パソコンに興味があるわけではなく,飼い主がパソコンに夢中になることによって猫と遊んでやるのを忘れているのが気に入らないということなのだと思うが,とにかくパソコンに向かっているとキーボードの上で座り込みをしたり,ディスプレイを倒したりと,なんとかパソコンから自分へ注目を奪い返そうと必死なのである。

このままでは高価なパソコンが壊されてしまうかもしれない。この危機をハード面からなんとか出来ないだろうか。

・キーボードにアクリル製のカバーを乗せる。
 >これだとキーボードは防御できるが,ディスプレイへの攻撃に対しては無力である。

・箱状の透明カバーでパソコン全体を覆う。
 >確かに猫の攻撃からは護れるが,人間も操作できない。

むむぅ。これはなかなか難問である。SF的に考えるとどうだろう。パソコンに内蔵されたカメラで常時周囲の状況を監視し,猫が近づいてきたことを形状認識により確認すると同時に,猫には無害だが通過できない力場を発生し,これを撃退するのだ。名付けて絶対猫防御(Absolute Anti-Cat Field)

anticatfield.png

いや,そんなものが欲しくなるほどピートの攻撃はしつこいのである。パソコンにはたいていセットになっているマウスという機器もよろしくない。そんな名前では余計に猫の興味を引いてしまうではないか。

今日もピートがキーボードの上で座り込みをしている。無効なキー入力でひたすらビープ音が鳴り続けてもまったく意に介する様子がない。このエラー時のビープ音を犬の鳴き声にでもしたらいいかもしれない。と,思ったが警告音は内蔵の音からしか選べない...ような気がする。

2006年04月08日

●猫のピート1歳 −入浴−

猫のピート生後1年つづき

猫はキレイ好きで毛繕いを欠かさず体臭もないので,短毛種の場合は無理してシャワーなど浴びさせなくてもいい,というのが一般論のようだ。かかりつけの獣医にもそう言われている。

完全室内飼いの場合はそれでもいいのだろうが,ピートはたまに散歩に連れて行くし,人間と同じベッドに潜り込むことも多いので1〜2ヶ月に1回は猫用シャンプーで洗っている。

シャワー時はかなり嫌がっているように見えるのだが,他の猫も飼ったことのあるKinoppyが言うには,これでも大人しい方らしい。ただドライヤーだけは怖いらしく,乾燥は浴室暖房を使うか部屋を暖かくしてひたすらタオルで拭く。

自分のシャワーは嫌がるくせに,人が風呂に入っていると気になるらしく,入浴中は扉の前で待っていて,扉を開けると浴室に入ってきて浴槽のふちに行儀良く座って見ている。人間がシャワーを浴びるときは飛沫がかかってガマンできなくなってから渋々脱衣所まで退散する。風呂が嫌いなのか好きなのかよくわからない。

2006年04月06日

●猫のピート1歳 −留守番−

猫のピート生後1年つづき

ペットはかわいいが実際飼うとなると,「旅行などに出かけづらくなる」という理由で躊躇される方は多いと思う。Webmaster家でもピートを置いて一晩家を空けたのはこの1年で1度だけだ。

もちろん日帰りで出かける程度なら,フードと水を充分に容器に入れておき,トイレを清潔にした状態で外出すればほとんど問題はない(よほどの子猫の場合は別だが)。カメラをセットして録画などをしたわけではないが,主に寝ながら家人の帰りを待っているようだ。

これが一泊以上となるとさすがに気を使う。フードと水は多めに用意するとしても,トイレが汚れたままなのは嫌がるし可哀想だ。出来れば連れて行ってやりたいが,行き先がペット不可な場所だとそうもいかない。ペットホテルを利用する手もあるが,わがままピートが大人しくしているとは思えないし,やはりピートの気持ちを考えると可哀想だ。というわけで,「旅行などに出かけづらい」という懸念は当たっている。

一晩家を空けた日は,いつものトイレの横にもう一つ予備のトイレに猫砂を入れておいて,水もフードもたっぷりと準備しておいた。それでも帰るまでは心配で,頻繁にそういう機会があるとか,二泊以上留守番をさせるような場合は,知人に世話を頼むなどする必要があるだろう。ペットの気持ちを考えたら,常に誰かが家にいる状態が望ましいと思う。

2006年04月04日

●猫のピート1歳 −その他しつけ−

猫のピート生後1年つづき

噛み癖とツメ研ぎ以外も,しつけらしいしつけはことごとく失敗と言っていいだろう。唯一覚えたのはフードを食べるときの「おすわり」だけ。しつけスプレーや両面テープ作戦(ベタベタするのを嫌がって登るのをやめる)なども展開して防衛しようとしたテーブルも結局征服されてしまい,もはや家中でピートが入れない/登れない場所はない。

まあ,よほど興奮して暴れているようなとき以外は,テーブルに飛び乗っても障害物は避けてくれるので,コップをひっくり返したりする惨事はたまにしか発生しない。

トイレは最初からちゃんと出来ていたのでしつけたとは言えないかもしれない。さすがに猫はキレイ好きで,トイレを汚れたまま放置しておくと抗議される。

構ってもらいたいというジェスチャーなのかもしれないが,WebmasterやKinoppyがパソコンに向かっているとキーボードの上を歩いたり,そのままキーの上で寝そべったりする。ピートの重量と抜け毛でパソコンが壊れないか心配だ。

2006年04月03日

●猫のピート1歳 ーツメ研ぎー

猫のピート生後1年つづき

ツメ研ぎも結局しつけることは出来なかった。お気に入りはKinoppyが独身時代に買った本革のソファで,すでにボロボロになっている箇所もある。

市販の猫用ツメ研ぎグッズは何種類も購入して,マタタビをすりこんだりして与えてみたが,ピートはマタタビを舐めて酔っ払うだけで,それらを使ってツメを研ぐことはほとんどなかった。幸い(?),よく聞く壁や柱への被害はなくこの点は助かっている。

本物志向のピートに合わせて,本革製ツメ研ぎでも作ってやればいいのかもしれないが,あの形状と位置(研ぐ場所はソファの同じ部分)がピートにとっては大切なのかもしれず,なかなか難しいような気がしている。

2006年04月02日

●猫のピート1歳 ー噛み癖ー

猫のピート生後1年つづき

噛み癖は結局治っていない。子猫の頃から強く噛むと叱ったりしていたのだが,まったくヘコたれず完全に根負けである。ただ,KinoppyもWebmasterも血だらけにはなっていないので,ピートなりに加減しているのだと思う。ゴロゴロと喉を鳴らしてリラックスしていても,突然思いついたように噛み付きモードに切り替わることもあって,この辺の心理は1年経ってもサッパリ解らない。

噛み付いているときは耳を戦闘機の可変翼のごとく折り畳むのが特徴。最初は軽く甘噛みをしていても,どういうわけか噛んでいるうちに興奮してきて(正帰還でもかかっているのか?),前脚で人の腕(脚)を抱え込んで,後脚でゲシゲシと蹴りを入れる(ツメは立てない)。こんなときは一度距離を置いて,ピートの気持ちが落ち着くのを待つ以外に手立てはない。

あまりに早く母猫から引き離されると,噛み癖が残るという話をどこかで読んだ。捨て猫なのでそれが原因という可能性は確かにある。また,猫によく見られる「ふみふみ運動」がピートには見られない。母猫に母乳をもらうための仕草の名残りらしいので,それをすることなく母猫から引き離されたということかもしれない。じつは悲しい過去を背負っている(かもしれない)ピートなのであった。

2006年03月30日

●猫のピート1歳 −散歩・旅行ー

猫のピート生後1年つづき

ピートは完全室内飼いと外飼いの中間的位置付けになる。つまり,普段は家の中に居て,勝手に外に出ることはできないが,ハーネスとリードを付けて人間と一緒に散歩や旅行に出かけることがある。首輪を付けて放し飼いにしている猫は珍しくもないが,犬のようにリードを付けて散歩している猫は珍しいようで,「犬かと思ったら猫だった」などと振り向かれることも多い。ちなみに「可哀想...」と陰口を叩かれることもマレではあるが,ある。猫の自由をヒモで拘束しているように感じるのであろう。その感覚もわからなくはないが,犬でも猫でもウサギでも散歩時にリードを付けるのは最低限のマナーだと思う。飼い主がどんなに可愛いと思っていてもその動物が近寄ることで恐怖を感じる人が居るわけだし,動物である以上,飼い主の傍を離れないという絶対確実なしつけは不可能だからだ。「シッポ切られちゃったの?可哀想に...」と言われたこともあった。ピートは生まれつきこういうシッポなのだが,残酷な飼い主だと思われてしまっただろうか。

完全室内飼いだと外に出そうとしても怖がることが多いらしいが,ピートの場合は子猫の頃から散歩に慣らしていたおかげで,外でも平気だ。ただし,犬の散歩のようにトコトコと歩いてくれるわけではなく,興味のある対象にダッシュしてみたり,その場でじっとして動かなかったりと,猫らしい気まぐれさを見せる。

車に乗るのは平気で,車酔いもしない。ドライブ中は後部座席で,窓の外を眺めたり,寝そべったりとリラッくまクスしている。ただし運転の邪魔にならないように,リードの長さは制限する。

長距離旅行のときは慣れたトイレと猫砂持参である。外出の緊張もあるようで,なかなか用を足そうとしないのだ。

世の中には少ないながらも,ペット同伴可のホテルや旅館がある。そういうところに連れて行ったことはまだ無いが,ネコを連れて行く人はどのくらい居るのだろう。宿の中で犬連れのお客さんと鉢合わせになったら興奮したりしないだろうか。ちなみにピートを散歩中に犬の散歩の方と会うと,わんちゃんの方はまったくピートには関心を払わないが,ピートの方は臨戦態勢で毛を逆立てたりしている。相手にされないので完全に一人相撲だ。

とにかく思った通りに歩いてくれないので,体重が軽いうちは良かったが,5キロを超えると散歩も一仕事である...。

2006年03月29日

●猫のピート1歳 ー体重とフードー

猫のピート生後1年つづき

ピートの体重は5.4kg。成猫の平均体重は3kg〜5kgらしいので,1歳にしてすでにオーバーしてしまっている。骨太というか全体的にも大柄なので,今のところそんなにデブデブという感じはしないが,お腹はタプタプで歩くといい感じで揺れ,柔毛に包まれたその触り心地は極上である。

太った原因は食べ過ぎであろう。去勢したことも影響しているかもしれないが,去勢前よりも運動量が減ったという感じはしない。キャットフードの指定分量というのはいかにも少なく,実際にあっという間にペロリと平らげてしまう。

フードの好みもなかなかうるさい。太り気味だからと,ライト系(サイエンスダイエットなど)のフードを与えても口も付けない。耐えられないほど腹が減れば渋々食べるのかもしれないが,なんだか可哀想になってしまって別のフードを与えてしまうKinoppyとWebmasterであった(だから太るのであるが...)。普段はブランド物のドライフード(カリカリ)を与えていて,フリスキー(ミルク粒入り)が今のところ一番お気に入り。モンプチ,銀のスプーン,カルカンあたりもまあまあ食べるが,上に書いたようにサイエンスダイエットのライトに至っては見向きもしない。

たまにウェットフード(猫缶やパウチ)を奢ることもあるが,高級品のモンプチスープタイプ以外は,口は付けても完食することはマレだ。

おやつ(間食)についてはKinoppyがブログに詳しく書いているのでそちらを参照いただきたい。気を引きたいときや自分たちが外出するときの飛び出し防止には絶大な効果がある。が,やはり太る原因かも。

水は相変わらず新鮮な(?)水道水が好きなようで,皿に入れた水も飲むことは飲むが,人が居るときは「洗面所の水を出せ」と要求される。水を出してやると,とても旨そうに飲んでいる。

体重変化のグラフを見ると,一応飽和傾向にはあるようでホっとしている。

2006年03月28日

●猫のピート 生後1年 はじめに

ピートは捨て猫だったので正確な誕生日は不明だ。保護した方から里親として引き取った時点(2005/5/15)で生後約1ヶ月との診断だったので,4月の中旬で1歳ということになる。猫を飼うのは初体験のWebmasterから見た1歳のピートの現状と,この1年を振り返っての感想を何回かに分けて書いてみたい。

写真は生後1ヶ月(飼い始めた直後),3ヶ月,6ヶ月,9ヶ月。

【猫のピート 生後1年 もくじ】

  1. はじめに
  2. 体重とフード
  3. 散歩・旅行
  4. 噛み癖
  5. ツメ研ぎ
  6. その他しつけ
  7. 留守番
  8. 入浴
  9. 夜の行動
  10. まとめ

【関連記事】

2006年01月15日

●今日の工作 スターリングエンジン

■今日の工作 スターリングエンジン

 ちょっと地味そうな感じがしたので迷っていたのだが,結局買ってしまった。大人の科学マガジン10号 「スターリングエンジン」である。

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 爆発を伴わない外燃機関なのでクリーンな夢のエンジンとも言われている。
 パッケージを覗き込んでいるのは我が家の猫ピート。彼のお許しが出ないとこういう工作は出来ない。

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 重要部品のダイヤフラム(隔膜)をネジ止めしたところ。シリンダ内の空気の膨張/収縮でこの膜が上下してリンク棒を介して回転板(フライホイール)を回す。今回の工作ではネジ止めの良し悪しがエンジンの性能を決める。締め付けが弱かったり,強すぎて変形させてしまうと気密が漏れてしまう。タッピングビスの一発勝負なのでかなり緊張した。

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 支柱を立てて先ほどのダイヤフラムにリンク棒を取り付けたところ。下のアルミ板がシリンダ上部。シリンダはパッキン(Oリング)とネジ止めで気密を持たせているが,ここも慎重に組んだ方が良い。Oリングは取り付ける前に異物が付いていないか指先の感覚で確認して,ネジ止めは対角順に均等に締め付ける。

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 プッシュロッドとディスプレーサーを取り付けて完成。回転板の回転がプッシュロッドで往復運動に変換されてディスプレーサーを上下させる。ディスプレーサーはシリンダ内部の空気を移動させる役目があり,ダイヤフラムの動きと90°の位相差が付いている。

 カップにお湯を入れてその上にスターリングエンジンを乗せ,温度が伝わるまでしばらく待つ。始動のために軽く手で補助してやると,クルクルと気持ちよく回り始める。シリンダ上部に氷を置いてやるなどして温度差を大きくしてやるとかなりの勢いで回る。

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 動画だと回っている様子がよくわかるだろうか。






 円盤がただ回るだけで地味な工作になるかと思ったが,温度差だけで本当にかなりの勢いで円盤が回るので驚きもあるし楽しい。寒いところで試したら手のひらの熱だけでも回ってくれた。いくつかのブログで「うまく回らない」という報告を読んでいたので,失敗したら恥ずかしいから公開しないでおこうと思っていたが,うまく回って良かった。

 ちなみにピートの熱で回してみる実験は,ピートがじっとしていないので実は成功していない。回っているムービーが見えるかもしれないが,少しばかり演出が入っているので,猫エンジンを試される場合はご留意願いたい。

【ご参考】「今日の工作ネタ」一覧

2006年01月01日

●あけましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。

今年も写真ネタやアクセス数アップには特にこだわらず進めていきたいと思っていますので,よろしくお願いいたします。

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2005年12月13日

●今日の工作 エアロアールシー

最近,¥1,050で買えるラジコンが人気だというので,思わずサンプリングしてしまった。値段が安いのでKinoppyの分も買って同時走行を楽しもうという趣向である(2台同時走行させるためには周波数の違うものを選ぶ必要がある)。

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組み立て式といってもラジコン部はシャーシに組み込み済みで,他の部品も接着剤不要ではめ込んでいくだけだ。ホビーではおなじみの130モータが2個付いてきたので,左右輪別々に駆動するのかと一瞬思ったが,ひとつはステアリング用だった。駆動用とステアリング用のモータを汎用品で共通化することでコストを下げているのだろう。高価なサーボやおもちゃラジコンでよくあるマグネット式のステアリング機構を使わず,130モータでどうやってステアリングを行うのか興味があったが,遠心クラッチ方式という巧妙な方法を採用していた。

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リア(駆動輪)は完全リジットでミニ四駆並みのメカだが,手動でHi/Loのギア比を選ぶことができる。フロントはなかなか良く出来ていて,上述の遠心クラッチからラックアンドピニオンでステアリングを行い,さらに樹脂部品の弾性バネを利用したサスペンション機構が付いている。また,共通のシャーシで複数の車種に対応するため,部品を付ける位置によってホイールベースを可変できる。

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ボディは3分割で,窓類のクリア部品などは無くボディと一体成型で黒く塗ってあるだけ。フロントとリアの部品が外れるので,ここに別売りのエアロパーツが付くのだろう。

シールを貼ってアンテナを立てれば完成である。プラモデルが苦手なKinoppyでも1時間半ほどで完成した。

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Hiギアにするとキビキビ走ってなかなか楽しい。ただ,フローリングが汚れているとタイヤがあっという間にホコリまみれになってしまい,滑ってまともに走らなくなる。

デジQに比べてサイズがでかい上に音も大きいので,ピートは腰が引けている。が,しばらく動かないとみるや,強力な猫パンチで攻撃をお見舞いしていた。

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それにしても,フルコントロールのラジコンが1000円で買えてしまうのだからいい時代である。小学生の頃,田宮の組み立て式電動RCを無理言って親にねだってしまい,ずいぶん困らせた記憶がある。今となっては申し訳ない気持ちでいっぱいだ。この頃勉強したラジコンのメカの知識は今でも役立っているが,それにしては高すぎる投資だったと思う。

【ご参考】「今日の工作ネタ」一覧

2005年11月24日

●猫のピート去勢後1ヶ月

ピートの去勢手術から1ヶ月が経過した。去勢による行動や性格の変化を報告したいと思っていたのだが,じつはどこも変わったところがないのである。

「攻撃性が抑制されておとなしくなる」だとか「運動量が減って寝てばかり(なので太りやすくなる)」という話を聞いたり読んだりしていたので,噛みつき癖も治ると良いなぁ,などと調子のいい期待をしていたのだが,甘かった。相変わらずの暴れっぷり&噛みつきっぷりで,最近はそれもかわいいピートの個性だから仕方がないかなと,あきらめ気味のWebmasterである。

最近お気に入りの遊び道具は,滝川渓谷で拾ってきた「どんぐり」。拾ってきた分は全部猫パンチ&噛みつきで破壊してしまったので,名古屋大学のキャンパスでまた拾ってきてあげた。・・・のだが,あっというまにかじって割ってしまっていた・・・。

2005年11月13日

●サイト更新情報 器材の紹介など

器材の紹介ページを更新。といっても実態に合わせて記述を見直しただけで,新しい器材を買ったわけではない。

ブログがあると何でもかんでもブログに書いてしまう(その方が楽なので)ことが多いが,ブログでは時系列順に古い記事が参照しづらくなるなど弊害もあり,昔ながらの(?)ホームページスタイルにもそれなりにいいところがあると思っている。

表紙の写真も更新。FinePix S5000がそれなりにキレイに撮れてしまうので最近めっきり銀塩の出番がない(ランニングコストもかかるし)が,たまには出して風を当ててやらないとカビが生えてしまう

20051113.jpg 写真:猫のピート

2005年10月27日

●猫のピート生後6ヶ月 まとめ

【猫のピート生後6ヶ月】つづき

ここまで何回かに分けて生後6ヶ月を迎えるピートの生態を紹介してきたがいかがだろうか。問題行動(噛み癖)も見られるものの,甘えてくるときはそれはもう可愛くて,Kinoppy(奥様)と2人でメロメロになっている。よく散歩に連れて行くのだが,いくら内弁慶で外面がいいピートでも,外出先でゴロゴロと甘えることはマレで,ピートの真の可愛らしさを周りの方に見ていただけないのは少し残念である。

ピートと出会う前は,血統書付きのブランド品種猫をブリーダーさんから買うことも検討していた。ブランド品種は種類によって大まかな性格が予想できるし,可愛さも保証付きだ。しかしその一方,すべての猫を愛するKinoppyは野良猫,捨て猫問題に心を痛めており,無責任な飼い主のせいで保健所で処分される猫がいるのに,そのような問題を助長する安易なブランド品種信仰に疑問を感じてもいたようだ。結局,ブランド品種を10万円で買うくらいだったら,その金を野良猫の不妊手術の援助をしている団体にでも寄付した方がいいのでは,という結論になった。(まだ寄付はしていないが...)

しかしそのおかげで,愛すべきピートや,ピートを可愛がってくださるたくさんの人々と出会うことが出来たので感謝している。

好奇心旺盛で怖いもの知らずな捨て猫出身のピートはボス猫気質と言っていいだろう。従順で飼い主に反抗しないペットも捨てがたいが,飼い主といえども対等な相手(というより下僕?)として接するのはネコならではの魅力ではないだろうか。

生後6ヶ月の記事を書いている間にも体重は4キロを突破し,去勢手術も済ませた。去勢後の変化など,引き続きレポートしていきたいと考えている。

【ご参考】今までのピート関連記事はこちら

2005年10月26日

●去勢手術

【猫のピート生後6ヶ月】つづき

牡ネコの適切な去勢時期については諸説あるらしいのだが,いずれの説も生後4ヶ月から12ヶ月という範囲に収まっているようだ。未成熟なうちに去勢してしまうのも支障があるし,あまり遅くなると去勢後もスプレー行動(臭い付けのためにいろんなところにオシッコを引っ掛ける)が治らなかったりするらしい。あとは飼い主とかかりつけの動物病院の主治医の判断ということになる。ピートの場合はどうかとKinoppyが先生に診せたところ,「もう充分に成長しているので(去勢しても)大丈夫でしょう」とのことだったので,早速お願いすることにした。

本当ならピートに心の準備をさせてやりたいところだが,説明しても解ってもらえないのが辛いところ。今思いついたが,ニャウリンガルに逆変換機能を付けて,人語をネコ語に翻訳するというのは無理だろうか(たぶん無理)。

去勢される気分というのはどういうものだろう。メスの避妊手術(入院が必要)に比べれば去勢手術は簡単(手術自体は5分で終わる)ということだが,自分のこととして想像すると身が縮む思いである(去勢手術に反対するのは男性が多いらしい)。性欲や攻撃性が失われるといったって,RPGでキャラクタの特定パラメータを調整するのとはわけが違う。それらの形質を含むすべての要素が揃って人格(猫格)が決まっているのである。去勢されても自分は自分でいられるのだろうか。それとも本能的な部分をどんどん削っていくと意識の不変量が見えてくるとか...。

話がそれた。手術前の麻酔まで立ち会ったKinoppyによると,ピートは麻酔注射でかなり暴れたそうだ。可哀想だと思うが,ブリードしないと決めている以上,飼い主の責任は果たさなければいけない。

手術後がまた試練だ。ピートの場合注射による麻酔が(暴れて)出来なかったのでガス麻酔をかけられたわけだが,その影響なのか,術後16時間後くらいまでは,1~2時間毎に嘔吐を繰り返した。もちろん手術前は12時間以上絶水・絶食しているので吐しゃ物は胃液しか出ないのだが,それがまた切ないのである。昼に手術を受けて,翌朝4時頃まで嘔吐が続いた。ピートは眠れぬ夜に疲れ果てた様子で,自慢の毛並みにもツヤがない。

手術から20時間ほどして,ようやく食欲が戻り始めてほっとする。ただ,傷口が気になるようでしきりに毛繕いしている姿がちょっと痛ましい。とりあえず,猫生最大(たぶん)の試練を乗り切ったピートに拍手したい。

「室内飼いで外猫との接触がないなら,無理に去勢する必要ないのでは?」という意見もあると思う。しかし,成熟してサカリが付いたときに本能を無理やり押さえ込んでガマンさせるのは,それこそ拷問に等しい行為だとWebmasterは思う。もちろん理性のある人間の場合は本能のままに行動してはならないが。

ご参考:pyon*weblogのピート去勢関連記事

今までのピート関連記事はこちら

2005年10月19日

●う○ちのときは砂を顔で掘る

【猫のピート生後6ヶ月】つづき

トイレに関しては独自の哲学を持っているようで,汚れたままになっていたり,砂が少しでも減っていると抗議する。うん○の前には,清潔な砂が充分にあるかどうか,顔でズボズボと砂を掘り進んで確認する。トイレはオマル式のものを使っていて,砂の飛び散りは少なくて助かっている。猫砂はトイレに流せてオシッコで色が変わる紙製のものを使用。消臭性も良好だが他のタイプよりだいぶ高価なのが難点。う○ちは朝と夜の1日2回と健康的。

1ヶ月ほど前から,用を足した後にその上に砂をかけて埋めることが出来るようになった。その前から砂をかく仕草はしていたのだが,用を足した場所とは関係のないところに砂をかけたりしていた。

KinoppyかWebmasterが在宅のときは,用を足した後すぐに砂をキレイにすることができるが,買い物などでピートだけが留守番するような場合はどうしてもトイレが汚れたまましばらく放置されることになる。それが判っているのか,留守番中は極力ガマンしていることが多いようだ。

【ご参考】今までのピート関連記事はこちら

2005年10月16日

●人の指図は受けない

【猫のピート生後6ヶ月】つづき

ネコはたいていそういう性格なのかもしれないが,甘えたいときには甘えるし,遊びたいときには遊ぶ。噛みつきたいときは噛みつくという具合。ネコといえば喉を撫でるとゴロゴロと喉を鳴らしてうっとりする...と思っていた(先入観)が,ピートの場合は喉を鳴らすかどうかは完全にピート自身の意思で,甘えたいときはひたすらゴロゴロ鳴らして膝に乗ったり床に寝そべったりするが,遊びモードのときにいくら頭や喉を撫でられてもゴロゴロするということはない。爪を切ろうとしたら寝ているか相当にまったりしているときしか出来ず,それ以外のときに切ろうとすると物凄い勢いで暴れて噛みつく。獣医さん泣かせのネコである。

観察していると,まったりモード→遊びモード→興奮・大暴れという遷移は比較的人為的に誘導しやすいが,逆の遷移を起こすのは大変難しい。今のところ放っておく以外の手段は見つかっていない。子猫は特に暴れる傾向があると聞くが,もう少しすればピートにも落ち着きというものが出てくるだろうか。

【ご参考】今までのピート関連記事はこちら

2005年10月11日

●顔馴染みの人間には噛みつく

猫のピート生後6ヶ月つづき

可愛いピートの最大の問題行動である。普通逆じゃないかと思うのだが,慣れない人に対しては指先をペロペロ舐める程度で大変おとなしい。なので初対面の人にはたいてい好印象を与えるようだ。が,少し慣れてくると手に噛みつく。本気噛みではないのだが,手の甲や腕を噛まれるとかなり痛い。Webmasterに対しては足にも噛みつく。ゴロゴロと喉を鳴らしながら噛みつくこともある。興奮してくると噛みついたまま前脚で腕をホールドして両後脚で猫キック(連打)をお見舞いされる。ピートのキバは結構立派になってきたので,Webmasterの腕や足は生傷が絶えない。Kinoppyは叱って噛みつくのを止めさせようと奮闘しているが,あまり効き目はないようだ。獣医さんにも相談したし本やWebで調べた「噛みつく時のしつけ方」はすべて試してみたのは言うまでもない。Webmasterは怒るのも疲れるし半ば諦めモードである。もうすぐ去勢できる時期だが,少しは変わるだろうか。

最近のパターンとしては,おもむろに床に寝そべってお腹を見せたり手足を伸ばしたりするポーズを取る。その姿はそれはもうめちゃめちゃかわいいのだが実は罠である,WebmasterやKinoppyがついフラフラと手を伸ばして撫でようとすると,ガブリっとやられる。確実に罠だとわかっているのだが,やはり今日も負けてしまうWebmasterである。

【ご参考】今までのピート関連記事はこちら

2005年10月10日

●水道の蛇口から直接水を飲みたがるピート

猫のピート生後6ヶ月つづき

カリカリを入れた餌皿の隣に,新鮮な水を入れた皿も置いているのだが,あまりお気に召さない様子。一日に何度も洗面台に上って「水を出せ」と要求される。水を出してやるととても旨そうに飲むが,普通の水道水である。逆に汲み置きの水の方が消毒臭などが飛んでいいと思うのだが...。

最初は蛇口から流れ落ちる水を直接ベロで受けて飲んでいたのだが,最近はそのパターンは減って,写真のように排水口で待ち構えて飲んでいることが多い。体が大きくなって写真のような体勢が楽に取れるようになったためだろう。

【ご参考】今までのピート関連記事はこちら

2005年10月09日

●猫のピート生後6ヶ月

猫のピートが家に来て約5ヶ月。来た時点で生後約1ヶ月と推定される(元々捨てネコなので正確には不明)ので,今は生後6ヶ月というところ。日々の成長はKinoppy(奥様)のブログに詳しいので興味のある方は参照いただきたい。

体調は約50センチ(顔からカギ尻尾の先まで)ほどだが,かなり自由に伸縮するので正確に測るのは難しい。体重は3.8キログラム。すでに抱えて歩くにはだいぶ重いが,まだまだ増えそうで不安である。餌はブランド品の子猫用ドライフードをベースに,機嫌をとりたいときやご褒美として高級ネコ缶を奢ることもある。安いフードもたくさん出ているが,ピートは自らの可愛さで賞金を稼ぎ出しているので,贅沢する権利はあるだろう。

ピートの体重変化

現在確認されているピートの特徴的な行動,習性をこれから何回かに分けて紹介していこうと思う。(ネタを小出しにする【実録】ネコ裁判で覚えたワザ)


【猫のピート生後6ヶ月特集 もくじ】

2005年07月17日

●猫のピート生後3ヶ月

猫のピートが家に来て約2ヶ月。来た時点で生後約1ヶ月と推定されるので,今は生後3ヶ月というところか。日々の成長はKinoppy(奥様)のブログに詳しいので興味のある方は参照いただきたい。

体長は約40センチ(顔からカギ尻尾の先まで),動物病院で量ってもらった体重は1.65キログラムだった。非常に雑なプロットだが体重の変化をグラフ化すると下記のようになる。家に来てからこれまで,ほぼ線形に増加しているようだ。このまま線形で増えると仮定すると,8月初めには2キログラムを突破し,9月中旬には3キロに到達する。そして2006年の中盤にはなんと10キロの大台に・・・。

グラフ:ピートの体重変化

とにかくかわいいので甘やかしてしまいがちだが,動物病院でしつけが甘いと指摘されてしまった。確かに噛み癖がなかなか治らず,爪を切るのも極度に嫌がる。力が強くなってきたので文字通りスネをかじられるとかなり痛い。今後は少しマジメにしつけに取り組もうと思っているWebmasterとKinoppyである。

写真:散歩中のピート1 写真:散歩中のピート2 写真:散歩で疲れて寝ているピート

2005年06月30日

●更新停滞中

猫のピートがキーボードを打つ邪魔をしてちょっと困っている今日この頃である。パソコンの机には登らないようしつけたいのだが,ピートはすさまじいやんちゃ坊主らしく,一筋縄ではいかない。今もLCDの横で08^「「「@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@(←ピートが打った)

仕事も忙しくてホームページのネタを考える時間も乏しい。趣味と実益を兼ねてGA(遺伝的アルゴリズム)で使うグレイコーディングをrubyで作って公開したいと夢想しているのだが時間が取れない。

やんちゃ坊主ピート

2005年06月13日

●ネコ写真の難しさ

かわいいピートの写真はKinoppyFinePix S5000で撮影することが多い。静物ならばけっこうキレイに写るカメラだが,やはりデジカメなのでオートフォーカスとレリーズのタイムラグがあって,動いている被写体を狙い通りに写すのは難しい。それに加えてピートは動きが速い。日当たりのいい場所で寝ているときなら比較的簡単だが,遊んでいる様子を写すのは至難の技である。フレーミングしてフォーカスが決まる頃にはその場に居ないか,運良くフレームに収まってもたいてい被写体ぶれしている。せめて一眼レフカメラ並みにマニュアルフォーカスできて,1/1000秒くらいのシャッターが切れればかなりマシだと思うが,残念ながらS5000のマニュアルフォーカス機能は使い物にならないし,室内で光量も足りない(驚かせてしまうのでストロボも焚けない)。あとはもう数で勝負するしかない。銀塩でやったら破産してしまうところだが,デジカメはいくらでも撮り直しが利くので,とにかく撮りまくる。100枚も撮ればその中の2,3枚は使える写真が撮れているというわけだ。

まったりしている写真は比較的簡単 遊んでいる写真は激ムズ

2005年05月27日

●ピートの成長

Kinoppyは以前ネコを飼っていた経験があるそうだが,Webmasterが哺乳類を飼うのは今回のピートが生まれて初めてである。子供の頃はカメ,イモリ,ザリガニを特によくかわいがっていた。小鳥も一時期飼っていたことがあるが,不慣れで病気にしてしまい長続きしなかったように思う。

ピートを飼い始めて2週間。その成長ぶりに日々驚いている。ピートは捨て猫だったので正確な誕生日は不明だが,うちにきた時点で生後1ヶ月前後との推測であった。やってきた当日は歩く足取りもおぼつかなかったのが,すぐに走り回れるようになり,昨日は着地に失敗したソファの上から今日は楽々ジャンプしていたりする。食事も最初はピートを保護された方のご好意で頂いた猫用粉ミルクをスポイトで飲ませていたのが,数日のうちに薄めた離乳食を皿から飲むようになり,今では幼猫用カルカン(シラス&マグロ)を旨そうに食べている。ただ,体の発育に精神がついていかないのか,離乳食を哺乳瓶で飲みたがることもあって可愛らしい。

トイレは初回から,事前に用意した猫トイレに連れて行ったらそこでしてくれたし,以降も「そろそろかな?」と思ったときに連れて行けば良い感じである。最近はトイレに向かう扉の前でモジモジしていることもあり,新築時に取り付けてもらった猫トビラを自分でくぐってトイレに行ってくれる日も近そうだ。

困っているのは噛み癖があることくらいで,これはウェブで調べても根気よく教えていく以外治す方法はないようだ。

猫は半年ほどで大人の大きさにまで成長するといい,猫の1歳は人間に換算して20歳(諸説ありだが)なのだという。人間の20倍の速さで生きているということであり,猫から見たら人間はさぞノロノロ動いているように見えることだろう。

ピートの成長を見るのは楽しいが,早く大人になってしまうのもちょっと寂しいと感じてしまうWebmasterであった。

(写真は左から,5月14日×2枚,5月27日)

うちに来たとき EOS100+EF50mmF1.4で撮影 5/17の写真

2005年05月17日

●ネコの名前付け基準と護民官ペトロニウス

名前付けが苦手だ。ドラクエの主人公の名前を決めるのにも苦労するWebmasterがペット(ネコ)の名前を簡単に決められるわけがない。一生その人について回り,時には印象や性格にまで影響を及ぼす人間の名前を決めなければいけない親御さんの苦労は察するに余りある。いっそのことプログラム言語のように名前付け基準があったらいいのに,と思うこともしばしばだ。例えばうちに来た子猫なら,模様(ToraBuchi)をベースに,属性を表すプリフィックスとして"c"(ネコ),"m"(オス),"kagi"(カギ尻尾)を加えてcmkagiToraBuchiとすれば混乱無く一意に定まる・・・ってそういう話ではなかった。ネコの名前だと「チビ」「トラ」「ミーちゃん」あたりが三巨頭で,人間で言えば「一郎」「花子」みたいな感覚だろうか。さすがにこの手の名付け方はあんまりだと思ったので,もう少し考える。SF読みの方は牡猫といえば護民官ペトロニウス(ピート)を思い浮かべることに異論はあるまい(ちなみにSFパロディーマンガ「成恵の世界」にも猫のピートさんが登場する)。一方ミステリ好きなKinoppyからは「ポワロ」「ホームズ」「コナン」が案として出された。2人で頭を絞ってたった4パターンである。いかに発想が貧困で名前付けが苦手か分かるであろう。この中から,呼びやすさを考慮してピートに決まったわけである。まだ離乳期のピートは食べることと寝ることに一生懸命で,夏への扉を探すどころではないようだ