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2009年01月02日

●次期デジカメを考える(その5)

その4からのつづき。

価格comで相場を確認すると,初心者向けの廉価機種であるEOS Kiss X2というのが,ちょうどボディ49,000円くらいで予算的にはちょうどいい。Kiss Fというのもあるがさらに機能を絞り込んだモデルのようだ。

しかし,素直にKissシリーズを買うことにはやはり抵抗がある。理由のひとつは「初心者向けですよ。こんなに軽くて,お子様を撮るママにぴったり。使い方も全自動で簡単!」というイメージがにじみ出ていること。一応銀塩マニュアル機も使う身としては,これをぶら下げて歩くのはどうなのよ,という思いがある。もちろん性能や機能は少し前の上級機種にも劣らないくらいなのだが,キヤノンのこういう販売戦略は好きになれない。レンズ資産が何もなければ迷わずニコンとかペンタにしているところだ。

もうひとつはAPS-Cサイズのセンサがどうしてもひっかかる。これもレンズ資産が全くなければこれほど悩まないのだが,35mmフルサイズ(ライカサイズ)用の50mmや24-85mmズームを既に持っているので,これがAPS-Cでは同じ画角で生かせないのだ。この点をかんな氏に説明したのだが,彼女はデジカメから入っているので,なかなか理解してもらえなかった。そもそも焦点距離や画角ってなんなの?と聞かれると,こちらもビシっと説明ができない。「手持ちのレンズはこのカメラ(KissX2)にも付くのよね?」「付くことは付くけど,50mmが50mmとして使えないから...ぶつぶつ」という感じで,確かにこれではわからないか。

まあ,80mm相当のポートレイトレンズとしては使えるわけだし,どうしても広角側が欲しければシグマかタムロンの安いレンズ(未確認だがたぶんあるはず)を買い足せばいいだろう,と腹を決めて,再度家電量販店に出掛けることにした。

まずはいつも家電を買っている現金値引の量販店Kへ。だがしかし,KissX2ボディのみは取り扱いすらないということだった。これはおそらく,「安いから買ったけど,レンズが入ってなかった。どうしてくれる!」というクレームを回避する作戦だろう。

次に行ったのはポイント値引きを売りにしている量販店Y。ここにはボディの取り扱いがあったものの,ポイント還元を考慮しても価格comより1万円ほど高い。しかも品薄で入荷まで3週間待ちらしい。

デジイチがよく売れているというのは本当のようだが,納品待ちしてまで買うような機種か??と思って諦めて帰ってきた。んー,これはもう少し熟慮せよとのお告げだろうか,と思いつつアマゾンを見ると,KissX2が純正レンズ1本付きのキットで53,500円になっている。

で,ついポチっと「カートに入れる」ボタンをクリックしてしまうWebmasterであった。さんざん悩んだんだし,何を買っても5年前のFinePixS5000よりは高性能なはず,ということでかんな氏も納得してくれた。

【次期デジカメを考えるシリーズ】
その4
その3
その2
その1