ご存じない方のために書くと,ピートは捨て猫だったので正確な誕生日がわからない。保護した方から里親として引き取った時点(2005/5/15)で生後約1ヶ月との診断だったので,4月の中旬で2歳ということになる。
年に1回,三種混合のワクチン接種に行くほかは,動物病院のお世話になることもなく,毎日元気いっぱいだ。
現在の体重は5.8kg。定期的に量るのはやめてしまったので短期の変動はわからないが,体型は1年前頃とあまり変わっていないように思う。いわゆる「でぶねこ」というよりは,大型ねこという分類だろうか。先日散歩に連れ出したら,大学生風の男の子に「うわっ,ちょーでけー!ちょーでけー!」と連呼されてしまい,喜んでいいやら恥ずかしいやら,微妙であった。どうも街で見かける猫がすべて仔猫に見えるので不思議に思っていたが,どうやらピートがでかすぎるようだ。
食餌は特に気を使っているわけではないが,ブランド物のカリカリ(ピュリナONEかカルカン)を好きなだけ食べさせている。好物はまぐろで,まぐろが入ったモンプチスープタイプが特に好きな様子。赤身の刺身も好きだ。一方,チキンだとかビーフだとかはまったく興味がなく口もつけない。好みがはっきりしている。
最近のマイブームはハトの観察で,たまに室外機置き場にハトが羽根を休めに来るのだが,それを窓から飽きることなく眺めている。ハトのフンで汚れるので本当は対策したいのだが,ピートが「まだかな?来たかな?」と楽しみに窓をチェックしにいくのを見ると,追い払うのもなんだか悪い気がする。
夜の寝床はしばらく前に買ってやったペティオスリーパーズ(通称トンネル)だが,寒い冬の間は朝方になると人間のベッドに潜り込んでくる。枕に顔を乗せてゆるんでいる姿は微笑ましいが,寝返りはできないし,盛大なゴロゴロ(喉を鳴らす音)が気になってこの時期は寝不足気味である。
寝ているときは別として,パソコンをしているとキーボードの上に座り込むのは相変わらず。日課のようにかんな氏(奥様)の脚に噛みつくのも相変わらずだ。怒ってしつけるのはとっくの昔にあきらめたので,やりたい放題である。
一方,歳をとって保守的になったのか,散歩に連れ出そうとするとちょっと腰が引けるようになってきた。特に他人のいる場所では警戒を解かない。猫の扱いを心得ている大人なら撫でたりしても問題ないが,チビッコが近寄ってくると毛を逆立てて「シャーッ」とか「フーッ」とか言って戦闘態勢である。子猫の頃に無遠慮なチビッコにいじりまわされた経験がトラウマになっているのかもしれない。
他の猫と接近遭遇する機会があったが,相手の猫が(ピートより若いのに)とても友好的だったのに対して,ピートはやはり毛を逆立てて「ウゥーッ」と威嚇モードであった。生後すぐに捨てられて,兄弟と遊ぶ機会もなかったので,他の猫にどう接していいかわからないようである。そう考えると不憫だ。
朝晩の気が向いたときは膝に乗って甘えてくることもある。頭や喉を撫でてやると,うっとり夢心地といった表情だが,調子に乗って撫でまくると噛みつかれるので注意が必要だ。本人(猫)がその気にならないと,膝に乗せようが喉を撫でようが甘えることはない。ただ,フルートを吹くと,なぜか甘えモードになるという,不思議な習性がある。うるさい演奏を止めさせるには,膝に乗ってしまうのが一番という,巧妙な作戦かもしれないが,まんまと引っかかっているWebmasterとかんな氏であった。
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