●FT-817でJT65Aモードの交信(初交信成立)
前回FT-817でJT65の運用方法をまとめたけれど,ベランダに仮設したモービルホイップアンテナ+2.5W出力では受信はできるものの交信成立までには至らなかった。
コンディションが悪いのか,アンテナが悪いのか,出力が小さすぎるのか,PC側の音量設定が悪いのか,それともその全部なのか。やはり一度くらい交信してみないとわからない。というわけで久しぶりにかんなさんの実家をお借りして,二階のベランダからお庭にフルサイズダイポールアンテナを張らせてもらった。
7MHz(40m)バンドは日本ではJT65の交信がほとんどされていないようなので,21MHz(15m)バンドあたりが狙い目だけれど,手元にあったのはローカル局よりお借りしている18MHz(17m)バンドのもの。17mは15mよりは少ないけれど,そこそこ交信されているようなので,ここに狙いを絞る。
始めてしばらくは何の交信も聞こえず,CQを出しても応答なし。でもしばらくしたらインドネシアやシンガポールが入感し始めた。この辺はコンディションの影響だろうか。その中でも一番信号の強かったBA4ER局(上海)をコール。そうしたら次のタイミングでコールバックがあった。今まで自宅から何度コールしても誰にも応答されなかったのでちょっと慌てたが,Send Reportボタンを押してレポートを送り,73が返ってきたのでこちらからも73を送って,無事に交信成立。
アンテナがまともなら,コンディションさえ良ければ2.5WでもDX交信が可能であることがわかった。ただし相手局の信号は-05dB,こちらの信号は-21dBなのでかなり弱いのは確か。
交信直後に試しに5WフルパワーでCQを出したら,応答はなかったものの,PSKRには補足されていて,アメリカ本土で受信されていた。
その後はまたコンディションが悪くなってしまい何も聞こえなくなってしまったため,1QSOだけだったけれど,少なくとも機械が壊れているとか設定が悪いわけではなさそうということが確認できて良かった。今後はEスポによる50MHz(6m)バンドとかで交信できたらいいなぁ。
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