更新履歴&ときどき日記

〜 2005年 4月〜

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4月30日(木) SF本購入:太陽の簒奪者

いわゆる「青背」書棚

ブックリスト更新。「太陽の簒奪者」(野尻抱介)購入。小説は文庫しか買ってはいけないという縛りを自らに課しているWebmasterである。本書もようやく文庫化されたことを知り,購入しようと思って大手の書店を回ったのだが置いていない。新刊といえどもSFには厳しい世の中である。まあそんな扱いには慣れているのでネットで買おうかと思い始めた頃,新居の近所に小さい書店があるのを発見した。文庫の書架を見てみると(Webmasterは入ったことのない書店を見つけると,とりあえずSFの品揃えはチェックすることにしている),ラッキーなことに上記の本が置いてあるではないか。他にも数点気になる本があり,思わぬ発見であった。

4月29日(金) NTT解約とIP電話

マンションは最初から光収容なので,インターネットはもちろん,固定電話についてもNTTは解約した。IP電話の使い勝手は良好で,電話機も今までのものがそのまま使えるし,ナンバーディスプレイもちゃんと機能する。通話品質も良く,途切れや遅れはまったくない。NTTと契約していないと3桁の緊急番号(110,119等)へはかけられないが,携帯電話で補完できる。元々電話帳に載せてもらうつもりもないし,お店などの番号はインターネットタウンページで検索できるので不便はない。一応2人分の電話加入権を停止のまま温存しているが,NTTは加入者に何の補償もせずに廃止するつもりのようで,どうせ売却しても二束三文である。月々の基本料金に加えてプッシュホン料金(最近ようやく廃止されたらしい),ナンバーディスプレイ利用料等々,何かサービスを加えるといちいち料金が上乗せされるシステムにうんざりしている人も多いだろう。IP電話への乗換えを検討されてみるのもいいかもしれない。「昔から馴染んだ電話番号なので変わるのは困る」という方はせめて,NTTからの請求書の中に「屋内配線使用料」の項目がないかチェックされることをオススメする。これは配線を買い取れば払わずに済む(しかも長年契約している場合,買い取り料金は無料)。

4月26日(火) 更新情報:MSN(Beta)検索窓追加

サイトマップにMSN検索窓を追加

サイトマップにMSNのサイト内検索窓を追加。しばらく前からGoogle検索窓を付けているが,Googleの登録基準はけっこう厳しくて,ちょっとやそっとではサイトの深いところの内容までは登録されないようだ。一方,MSNが独自のエンジンとしてMSNサーチをベータテスト中だが,こちらはとにかくより多くのページをデータベースに登録してGoogleに追いつこうと頑張っているため,うちのような弱小サイトの内容もかなり拾ってくれている。というわけで,今のところはMSNのサイト内検索の方が役に立つ(というかGoogleでは実質的に役に立たない)。

4月21日(木) SF本読了:コンタクト

写真:コンタクト(カール・セーガン)

ブックリスト更新。「コンタクト(上)」「コンタクト(下)」(C.セーガン)読了。ジョディ・フォスター主演の映画はDVDを持っているが,原作の方は未読だったのだ。映画は派手さを抑えた硬派な出来で,SF映画の中ではWebmasterお気に入りのひとつである。原作はハードSFといっても良いくらい刺激的で,これを読んだ後に映画を観たら(肝心な見せ場が端折られていて)ちょっとガッカリするかもしれない。特にハデン(ハッデン)の野望,異星人が語る宇宙の秘密などの描写は素晴らしい。充分に妄想系SFである。SETI@homeで200ユニットほど計算に協力したところで中断しているWebmasterだが,これを読んでまた再開したい気分になった。2005年現在,地球外知的生命からの電波を捉えたという報告は聞かない。また(少しネタバレだが),円周率πの計算記録は1012桁程度であるが,その中にメッセージが見つかったという話も聞かない("01234567890"や"111111111111"のような面白い数列はいくつか見つかっているようだ)。生きているうちに本当のコンタクトが実現することを切に願っている。

4月20日(水) 無線LANのスイッチ

写真:かみね公園のネコ(本文とは無関係です)

隣の職場からヘルプである。なんでも新品のノートパソコンが無線LANに接続できないという。OSはWindowsXPで内蔵無線LANなので,設定項目はわずかだ。見ると設定に問題はない。他の機械は接続できているからアクセスポイントの不調というわけでもない。風呂上り限定ネットでも書いたが,無線LANの設定は簡単でチェック項目も少ないので,つながらないとまったくお手上げ状態である。設定に問題がないとすると,あとはもう故障を疑うしかない。実際,買ったときにちっともつながらないのでこの職場の人は初期不良だと思って修理に出しているのだ。「故障は確認できないが,とりあえずボード交換しました」と言ってメーカーから戻ってきた状態なので,今回は故障は考えにくい。とすると何だろう。「マニュアルは読んでみましたか?」と聞くと「(マニュアルは)買ってない」という。そんなのありか!?と思ったが本当らしい。マニュアル不要と言うと少し安くなるらしいのだ。こういう場合はHDD内にPDF形式のマニュアルが入っていたりするものだが,それもないらしい。ノートパソコンはメーカー独自仕様のボタンがあったりするので,熟練者でもマニュアルは読んだ方がいい。仕方がないのでLet's Note R3をいじった経験から,無線LANがつながらない原因を推測する。モバイルノートパソコンでは,電池の消耗を抑えるため,内蔵無線LANの電源を切るスイッチがある機種もある。Let's Noteではタスクトレイのアイコンを右クリックすることで無線LANの電源を入り切りできる。今回もそのようなスイッチがあるのではと本体を見回すと,見慣れないマークが印字された数字キーがある。アンテナから電波が出ている絵に見えなくもない。試しにFnキーと謎のマークを同時に押してみると・・・ビンゴであった。これが無線LANのソフトウェアスイッチだったのだ。デフォルトでは切になっていたのだろう。有線が併用できる機種ではありがちである。これで見事無線LANも接続可能となった。数千円の出費をケチってマニュアルを買わないと,膨大な時間リソースが浪費されるという教訓である。

4月19日(火) 路線バスの観察

写真:バスカード

通勤にバスを使うのは長いことためらっていた。時刻表通りにバス停に行っても渋滞で大幅に遅れたり,どうせ遅れるだろうと思っていると時間通りに来て乗り遅れたりする。バス停に着いたとき,狙いのバスがまだ来ていないのか,もう行ってしまったかの判断も難しい。鉄道ならそんなリスクも少なくなるので欧州などでは環境性の面からも路面電車が見直されているという。にも関わらずWebmasterの住んでいる地域では乗る人が少なくて廃線になってしまった鉄道がある。おかげで自家用車通勤する人がますます増え,渋滞に拍車がかかる。人が乗らないから廃線にするのではなく,たくさんの人に使ってもらい,環境にもやさしくなるようにと市街地まで路線を延長するくらいの心意気が行政にも欲しかった。バスに話を戻そう。駅の近所に住んでみると,駅始発のバスに乗れるので時間が狂う心配は少ない。渋滞も時間と路線を選べば気になるほどではないということが解ったので,最近はバスで通勤することもあるWebmasterである。バスに乗ったら運転席や運転操作を観察することを子供の頃からの楽しみにしている。ずいぶんボロく見える路線バスだが,たいていはフィンガーシフトというハイテクを装備している。これはシフトレバーとトランスミッションを電気的に結び(バイワイヤ),文字通り指先でも軽くシフトチェンジできるようにした機構である。しかも単純なスイッチではなく,回転数差によって「ギアが入りにくい」といったアナログ的な情報を反力として手元のレバーにフィードバックする仕掛けまで付いている(らしい)。昔のように床からニョキっと生えている長いシフトレバーを見かけることはほとんどなくなった。フィンガーシフトはクラッチペダルもあるマニュアル(MT)車だが,最近はAT(オートマ)のバスまで見かけるようになった。バスのAT機構は昔のAT乗用車のように変速ショックが大きく,熟練した運転手が操るMTバスのスムーズな乗り心地にはまだ及ばない。徐々にハイテク化が進む路線バスであるが,今朝はバスカードの読み取り装置がエラーを起こし,40円得したWebmasterであった。

4月18日(月) おまけレコードプレーヤー

写真:BOSEのおまけレコードプレーヤー

先日退院したBOSE WBS-1EXIII,キャンペーン中だったらしく500円分の切手を送ったらレコードプレーヤーが届いた。いまどきアナログレコードとはなんとも風流ではないか。新品のままオークションに流す選択肢もあったが,KinoppyもWebmasterも実家には聴かなくなったレコードを保管していたということもあって,そのまま使うことにした。プチプチというノイズ(クラックルノイズ)の混じった音楽を聴いているとなんともいえないノスタルジーな気分になる。溝に刻まれた凹凸だけでステレオ音楽を再生するだけでも不思議なのに,アナログレコード晩年の頃にはディスクリート4chを記録するフォーマットまであったというから驚きである。

4月11日(月) 更新情報:桜の写真追加

写真:日立の街猫

写真の紹介ページを更新。「さんぽ 日立の桜 Apr.2005」を追加。桜の写真は咲き具合と天気と休日の関係でとても難しい。今年は天気はまあまあだったが,まだ一分咲きだった。

4月8日(金) Suica実験

SUICAのペンギン

引っ越してJR通勤になったので,早速Suicaを手に入れた。定期入れに入れたままでもタッチすれば無線通信で清算されるのだが,他のSuica・ICテレカなど他の非接触ICカードとは干渉する場合があるので離して使えと書いてある。さっそく実験だ。Webmasterの定期入れには自宅の鍵として使う非接触ICカードが入っている。これをSuicaと一緒に入れたまま改札を通ったらどうなるだろう。できるだけ人のいないタイミングを見計らって緊張しながら読み取り部にタッチ。するとどうだろう。ピピっという認証音がしてあっさり通ることができた。Suicaの読み取り機能はなかなか優秀なようだ。

4月4日(月) ERカーター先生降板

ERのDVDボックスを観るために,当時再生専用でも5万円以上したDVDプレーヤーを買ったWebmasterである。しかし,第6シリーズでのルーシー(ケリー・マーティン)の死の衝撃(あまりにも衝撃的だったため,総合テレビでの再放送は自粛された)から立ち直ることができず,第8シリーズ以降はまったく観ていなかった。それでも"「カーター先生」ER第11シリーズ最終回で降板へ"というニュースを知って久しぶりにERのことを思い出してしまった。ERの大きなテーマのひとつはカーター先生(ノア・ワイリー)の成長の物語だったと思う。実年齢が近いこともあって,シリーズを追うごとに様々なことを経験し,多くの辛い出来事を乗り越え,一歩一歩成長していく姿に,果たして自分はどうであろうかと考えさせられたものだ。カーター先生の科白で好きなのは第6シリーズでアビーに言った「ここ(ER)では嬉しいことは少ないよ。いつも新しい悲しみがやってくる」というもの(その直後に前述の悲劇が起こってしまう)。それでも彼は救命医師としての道を進むのである。

4月2日(土) BOSE WBS-1EXIII修理その後2

DVDビデオの再生時に映像が乱れる件で修理に出したWBS-1EXIIIだが,メーカーでは現象が確認できないとほざくので「そんなハズはない。ちゃんと治してくれ」と言ってからさらに1週間が過ぎた。こちらも引越しの都合などがあり,いつまでもオーディオなしの生活を送るのも不便なので代理店経由で「現象が出ないなら出ないでいいから一度戻して欲しい。今度修理に出すときは不具合の現象を写真に撮るなどして提出するから」と伝えた。するとどうだろう,まもなくして代理店から「戻ってきました」と連絡がきたので取りに行ってみると,修理明細には「DVDのメカ一式交換」とあるではないか。それができるならグダグダ言って1ヶ月も待たせないでとっとと交換修理しろ。本当に現象が確認できないのなら胸を張って突き返せばいいだけだし,この対応の仕方はどうも不快である。ありがちなことだが,でかい声で文句言ったモン勝ちということか。で,肝心の映像の方はバッチリ治っている。やはり最初は間違いなく壊れていたのだ。その性能には不満はないが,BOSE日本法人のユーザーサポートには不信感を抱いたWebmasterである。

4月1日(金) 写真:日立電鉄線のおもひで

写真:思い出ギャラリーより 写真:旧車体色(ファイナルランプレート付き) 写真:標準車体色(ファイナルランプレート付き) 電鉄線回数券

日立電鉄線は77年の歴史に幕を閉じた。偶然にもその最後の2年間,Webmasterの貴重な足として役に立ってくれて感謝。遠方から多数の鉄道ファンが詰め掛けたが,彼らは鉄道が廃線になってうれしいのか,悲しいのかどちらだろう。次から次へとローカル線が廃線になったら,撮りに行くネタは増えるだろうが路線の数はどんどん減っていく。そのうち追いかける鉄道そのものがなくなってしまうかもしれない。

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最終更新: 2005年04月30日22時58分
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