牡猫ピートも6歳になる。
この1年は幸い病気などはせずに元気いっぱいだった。体重は6.8キロで現状維持。
最近は営業活動(?)もしていないので,メディアへの露出も特になく,ブログやFlickrで写真を載せている程度。
大きなイベントとしては,これはピートに限ったことではないけれど,東日本大震災で被災し,一晩は車中で,さらに2週間ほどかんなさんの実家で避難生活を送ったことだろう。
災害があるたびに,ペットの問題が報道される。一緒に避難できないので置き去りにされるとか,避難所にペットは入れないとか。まさか自分が体験することになるとは思わなかった。
マンションには震災当日から数日間は避難所に移った方もいたけれど,やはり自分たちは猫を放っておくことはできないので,当日の晩は車で過ごし,翌日には猫たちも一緒に実家に避難した。そういう意味では同じ市内の実家の被害がほとんどなかったことは幸運だった。
猫たちにとっても地震はかなりのストレスだったようで,実家に移ってもしばらくは緊張状態で,ようやく落ち着いたのは3日目くらいだったと思う。
実家の環境に慣れたと言っても,6畳の和室からは出せなかったので,走り回ったりもできずだいぶストレスがたまったと思う。いつまた避難することになるかもしれないので,慣れない首輪も着けっぱなしで,首回りの毛が抜けて赤くなってしまった。
カリカリとウェットフードと猫砂は多少備蓄してあったので,スーパーの営業が再開するまでは充分に持ちこたえることができた。水は沢で汲んできたものを飲ませていた。物流の回復にもっと時間がかかっていたら餌の確保など大変だったかもしれない。特にピートは好きなものしか食べないので。
余震は続いているが,家具などの耐震対策を済ませて,猫たちもようやくマンションに戻ってくることができた。首輪の痕はまだ少し残っているけれど,だいぶ良くなった。
本当は新しいキャットタワーを買ってあげたいのだが,地震対策などを考えるとなかなか難しい。
震災は猫たちにとっても大変だったけれど,とにかく全員が無事でいられたことに感謝している。
【ご参考】
ピート5歳,4歳,3歳,2歳,1歳
Flickrのピート写真,および特に子猫時代の写真
【海外でピートのことを紹介頂いた記事】
Pete’s Foster Family Becomes His Forever Home
Pete and Delta Overcame Shocking Earthquake in Japan