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2011年04月30日

●SF本読了 アンブロークンアロー戦闘妖精・雪風

「アンブロークンアロー戦闘妖精・雪風」(神林長平)を読了。

前作「グッドラック」を読んだのが2002年ということで,正直に言って大まかなプロットくらいしか記憶になく,しかも意識とか言葉の話に入り込んでいってしまうために読み切るのが大変だった。

雪風<改>からグッドラック,そして本作と間を置かずに読んだ方が楽しめるかもしれない。雪風が好きだったので続編も買っているわけで,そのうち最初から再読したいけれど,雪風(無印)は実家だったかなぁ。

いずれにしろ神林作品を一番読んでいたのは2001年前後で,その頃の(文庫の)作風の方が好みというのは間違いない。魂の駆動体とか。


2011年04月20日

●猫のピート6歳

牡猫ピートも6歳になる。

この1年は幸い病気などはせずに元気いっぱいだった。体重は6.8キロで現状維持。

最近は営業活動(?)もしていないので,メディアへの露出も特になく,ブログやFlickrで写真を載せている程度。

大きなイベントとしては,これはピートに限ったことではないけれど,東日本大震災で被災し,一晩は車中で,さらに2週間ほどかんなさんの実家で避難生活を送ったことだろう。

災害があるたびに,ペットの問題が報道される。一緒に避難できないので置き去りにされるとか,避難所にペットは入れないとか。まさか自分が体験することになるとは思わなかった。

地震翌日のピート

マンションには震災当日から数日間は避難所に移った方もいたけれど,やはり自分たちは猫を放っておくことはできないので,当日の晩は車で過ごし,翌日には猫たちも一緒に実家に避難した。そういう意味では同じ市内の実家の被害がほとんどなかったことは幸運だった。

Pete and Delta

猫たちにとっても地震はかなりのストレスだったようで,実家に移ってもしばらくは緊張状態で,ようやく落ち着いたのは3日目くらいだったと思う。

実家の環境に慣れたと言っても,6畳の和室からは出せなかったので,走り回ったりもできずだいぶストレスがたまったと思う。いつまた避難することになるかもしれないので,慣れない首輪も着けっぱなしで,首回りの毛が抜けて赤くなってしまった。

カリカリとウェットフードと猫砂は多少備蓄してあったので,スーパーの営業が再開するまでは充分に持ちこたえることができた。水は沢で汲んできたものを飲ませていた。物流の回復にもっと時間がかかっていたら餌の確保など大変だったかもしれない。特にピートは好きなものしか食べないので。

余震は続いているが,家具などの耐震対策を済ませて,猫たちもようやくマンションに戻ってくることができた。首輪の痕はまだ少し残っているけれど,だいぶ良くなった。

本当は新しいキャットタワーを買ってあげたいのだが,地震対策などを考えるとなかなか難しい。

震災は猫たちにとっても大変だったけれど,とにかく全員が無事でいられたことに感謝している。

Pete

Pete

【ご参考】
ピート5歳4歳3歳2歳1歳

Flickrのピート写真,および特に子猫時代の写真

【海外でピートのことを紹介頂いた記事】
Pete’s Foster Family Becomes His Forever Home
Pete and Delta Overcame Shocking Earthquake in Japan

2011年04月17日

●映画鑑賞 名探偵コナン沈黙の15分

恒例のコナンくん映画。震災の影響でいつも使っているシネコンがまだ営業再開していなかったので,少し遠いところまで足を伸ばした。

公開初日(土曜日)の昼からの上映で,空席30%ほど。他のちびっこ向けアニメが充実(ドラ,くれしん,プリキュア等)していたので,小さなお子様は少なかったようだ。ちびっこもどれを観るか悩むところだろう。

コナン映画は15周年記念作品。最近アクション重視の話が続いているので,15周年で原点に戻って眠りの小五郎パターンを期待していたけれど,やっぱり今回もアクションだった。

ちょっとわざとらしい新潟弁が,新潟出身者としては少し気になったかな。

2011コナン

参考リンク:劇場版名探偵コナン公式サイト

2011年04月10日

●富士桜の盆栽その後(1ヶ月半経過&桜坂弾き語り)

2月の終わり頃に花木センターで買ってきた富士桜の盆栽の続報である。

実は3月11日の東日本大震災のとき,震度6強を記録したうちのマンションでは家具が倒れたり食器が崩れたりと,かなりの被害が出た。そしてベランダの花台に置いていた富士桜の盆栽も,花台ごとひっくり返ってしまったのである。

その後はライフラインがすべて止まり,特に水道は復旧までに10日を要した。私たちは猫を連れて同じ市内にあるかんなさんの実家に避難していた。盆栽は鉢がひっくり返って,根が露出した状態で2晩放置し,その後荷物を取りに戻ったりしたときに応急的に鉢に戻して,貴重な汲み置きの水を最小限あげるということを,ライフラインの復旧まで続けた。

正直なところ,この盆栽についてはもうダメかと思っていた。植え替えをしたばかりだったし,根が露出した状態で放置したり,その後も水不足と,かなりのダメージを受けたと思ったからだ。

しかし植物というのは意外と生命力があって,少しずつ花芽も大きくなってきた。この写真は4月3日。

富士桜の盆栽

そしてこの翌日にはついに一輪が開花し,その後は次々と花が開いていった。この写真は4月10日。

富士桜の盆栽

一重咲きで白っぽいというのは予想通りだが,思ったよりも花弁が細長くて,やっぱり実際に見て初めてわかることというのは多い。そしてこれも情報通り,花はすべて下向きに咲く。これは花芽が上向きに出ていても,咲くときにはクネっと下向きになるので面白い。

富士桜の盆栽富士桜の盆栽

ソメイヨシノほどの華やかさはないけれど,なんといっても震災を生き延びたことで愛着が湧いたので,今後も大切にしたいと思う。まずはひっくり返ったときにヒビの入った鉢をなんとかしなければ...。

せっかくなので開花した桜と一緒に,「桜坂」を弾き語り。ギター教室の発表会も震災のために延期になっている。

2011年04月05日

●ミステリ読了 キラレ×キラレ

「キラレ×キラレ」(森博嗣)読了。

Gシリーズと並行していることもあって,なかなかシリーズの展開が見えてこない。まあそれは今後のお楽しみということかな。