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2011年10月24日

●ミステリ再読 赤緑黒白

「赤緑黒白」(森博嗣)を再読。

順番からすると「朽ちる散る落ちる」なのだが,311の震災で本棚が崩れてしまい,蔵書をすべて納戸に押し込んでしまった関係で,見つからない本があるのだ。まあ一度読んではいるので,順番が前後するのは問題ない。


2011年10月16日

●アマチュア無線開局申請とマグネットマウントアンテナMR75S購入

アマチュア無線は従事者免許証が届いたので,開局申請するために総務省の電波利用申請・届出システムLiteを使ってユーザIDを登録して一週間待ってIDを取得し,昨日手持ちの無線機(VX-7とCT-H43(昔受信用に買った安物ハンディ機)2台)の合計3台を無線局として申請したところ。内容に問題がないとしても,免許されるまでには約1ヶ月かかるらしい。

実は近所のハムショップで書面による開局申請のための用紙も購入していたのだが,電子申請の方が手数料が割安になる(書面だと4300円,電子申請は2900円)と知って,電子申請にした。

局免許の申請でよくわからなかったことがあった。うちのように家族(私とかんなさん)で同じ無線機を共用する場合でも,コールサインはひとりにひとつもらえるのか,ということ。ハムショップで聞いたら,「設備共用にすれば大丈夫ですよ」と教えてくれたのだが,電子申請の手順のどこにも設備共用なんていう項目は出てこなかった。不安を感じつつ,二人で個別に申請(同一住所,同一常置場所,同一無線機)した。このあたりのことは今後わかったらまた報告したい。

欲しいと思っていた外付けアンテナだが,まずは手軽なマグネットマウントアンテナのMR75Sを買ってみた。これなら気軽に車に着けられるし,部屋にいるときも下の写真のように窓の外に出しておける。50cmのアンテナではあるが,室内や車内で内蔵ホイップアンテナで受信しているときよりも,多くの交信が入感するようになった。

ただ,これだと144/430MHzにしか対応しないので,VX-7の50MHz AMには使えない。室外にアンテナを出すだけでかなり受信状態が良くなったので,せっかくだから50MHzに対応するアンテナも欲しいと欲が出てきた今日この頃である。

50MHzの波長は6mで,アンテナもそれなりに長くなるし値段も高いので,設置方法を含めてもう少し考えたい。どうせ局免許がおりるまでにはまだ1ヶ月かかる。

MR75S

2011年10月15日

●SF本読了 プランク・ダイヴ

「プランク・ダイヴ」(G.イーガン)読了。

待望のイーガン新刊。本当はガチガチハードな内容の長編をふーふー言いながら読みたいところだが,本書は短編集でもハードSF分がかなり濃厚なのでオススメ。逆にハードSFが苦手な人にはまったくオススメできない。

とにかくもう全編オススメなのだが,イーガン好きとしては「ワンの絨毯」は外せないだろう。ディアスポラの4章との違いを比較しながら読み返したい。

「暗黒整数」もイーガンが初めて続編を書いた作品という意味で,「ルミナス」とともに再読したいところ。ダークインテジャ。シビれる。

 long int i1, i2, i3;
 dark d1, d2, d3;

 "long int" は長整数型、通常の二倍のビットで表現される量のことだ。この年代物のマシンでは、それはたぶん合計六十四ビットのことだろう。「"dark"ってのは、なんなんだ」詰問口調になった。ふだんなら初対面の相手にそんな口のききかたはしないが、いまは冷静を装う気はなかった。
 キャンベルは笑いながら、「暗黒整数」ですよ。わたしが定義した型です。四千九十六ビットあります」
----「暗黒整数」より

【収録作品】
クリスタルの夜
エキストラ
暗黒整数
グローリー
ワンの絨毯
プランク・ダイヴ
伝播


2011年10月10日

●週末見た景色 群馬

恒例の群馬板倉。今年はハンディトランシーバのVX-7で144/430MHz帯をワッチしながら,常磐道〜北関東道〜東北道を走った。

北関東道で栃木に入ったあたりから144MHz帯の交信が増え始め,不確実だが埼玉からのコールも聞こえてきた。関東平野はアマチュア無線には適したロケーションなのかもしれない。

お世話になる親戚のお宅は,渡良瀬川の土手の近くで,河川敷を利用した板倉滑空場がある。ここでは週末になるとグライダーが離着陸しており,それを眺めているだけでも楽しめる。

無動力のグライダーは,動力付きの軽飛行機(曳航機)とワイヤーで結ばれて,引っ張られて離陸し,上空でワイヤーを外して滑空に入る。着陸はやり直しの効かない一発勝負だが,ふわりと上手に降りていたのが印象的だった。

板倉滑空場

VX-7の広帯域受信モードで板倉フライトサービスの周波数をワッチしながらのんびりとグライダーを眺めていた。無線では風の状況や,曳航機の高度などが交信されていた。

板倉滑空場

この辺では写真のような避雷針付きのアンテナタワーが多くのお宅にあり,こんなのがあればアマチュア無線のアンテナを設置するのも簡単かもしれない。

群馬の家のアンテナタワー

群馬旅行板倉滑空場群馬旅行

写真はすべてEOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 IS

参考リンク
2010年の様子
2009年の様子

2011年10月07日

●VX-7の受信性能を試す

本日無線従事者免許証(第三級アマチュア無線技士)が届いた。英文併記でホログラム付きの立派な免許証だ。局免申請はこれからなのでまだ電波を出すことはできないが,部屋にいる時はVX-7で一般的な呼び出し周波数である145MHzと433MHzをワッチしている。

どうやらご近所にアクティブに運用しているおじさまがおられるようで,20時から21時頃になると433MHzでCQが聞こえてくる。いつも応答する局があるわけではないが,この数日で何度かラグチュー(雑談)がはじまることがあった。FMで雑音もなくクリアに聞こえるのだが,早口と流暢な茨城弁のためにコールサインを聞き取るのにも一苦労。ただ,マナーの良い方できちんと最初と最後にコールサインを入れてくれたのでなんとか聞き取れた。検索してみると地元のアマチュア無線クラブのメンバーということがわかった。

ただ,それ以外の通信はほとんど聞こえない。一度だけ145MHzに特定相手局への呼出が聞こえた(上記とは別の人だった)が,誰も応答しなかった。

山の上に登ると良く入るという話だったので,ギター練習のついでにVX-7も持って行ってみた。山頂付近でスキャンしていると,140MHz帯で交信している局をいくつか見つけることができた。ただ,会話内容が聞き取れるほどクリアではなく,開局したらまずちょっとした外付けアンテナが欲しいと思った。ハムショップのオヤジさんも,ハンディ機の内蔵ホイップアンテナは感度があまり良くないと言っていたし,最近は簡単に着脱ができる車用のアンテナ基台も各種あるとのこと。

しばらくは部屋でのワッチと,外出時に持ち出して交信が聞こえるかどうか試すようにしたい。

無線従事者免許証

2011年10月04日

●ハンディトランシーバーVX-7購入

試験に合格したアマチュア無線(3アマ)の従事者免許が届くのを待っているところだが,従免が届いたら今度は無線機を用意して開局申請して局免をもらわなくてはいけない。

たまたま近所にハムショップがあることを知り,ドキドキしながら入ってみたら,親切にいろいろと教えてくださった。曰く,開局申請するにしても,先に無線機は必要(申請書に無線機の技適番号を記入する必要がある)だし,免許がなくても受信だけならできるし,まずは無線機を用意して実際の交信を聞いてみるのが一番参考になるよ,とのことだった。

ハムショップのオヤジさんのオススメはバーテックススタンダードのFT-817。アマチュア無線の醍醐味はやはり短波(HF)帯だよ,FT-817なら5WながらHFから430MHzまで対応している。と言われてけっこう悩んだのだが,ハンディ機に比べると少し高いし,そもそもマンションの管理規約を読んだらベランダにアマチュア無線のアンテナを設置してはイカンと書いてある。そうするとHF帯の長いアンテナを自宅に付けるのは難しく,それだったらまずはハンディ機にしようか,ということになった。将来的に固定機やモービルを買うとしても,ハンディ機は持っていても損にはならない。

カタログを熟読し,ネットの評判なども考慮して,バーテックススタンダードのVX-7に決めた。2002年に発売されたモデルだが,現行機として売っている。他の情報機器や家電とは製品サイクルがまったく違う世界らしい。

VX-7はハンディ機とは言っても50MHzのAMにも対応しているので,FM以外の雰囲気も味わえるかも,という期待も持てるし,耐久性などの評価も高い。ハムショップのオヤジさんも,わざわざこの機種を指名買いする人も多い人気機種だと太鼓判を押してくれた。

一緒に買ったのは車で電源を取るためのシガーソケットアダプタと,スピーカーマイク。

受信性能についてはまた後日。

Delta

2011年10月02日

●ギター弾き語りその後(野外練習2回目)

最近はアマチュア無線にも興味が出てきたりして,正直ギターの練習時間は減っている。ギター教室もこの夏の節電の影響で先生と都合が合わず,3ヶ月ほどお休みしているというのが実態。

それでも近々秋の発表会が予定されているので,重い腰を上げて練習することにした。家にいるとインターネットやら猫やらで気が散るし,外に出るのも気持ちの良い気候になってきたということで,野外練習である。野外練習は1年半前にもやっていて,今回2回目。

前回は桜の時期だったので鳥の声がキレイだったが,今回は秋の虫たちが大合唱だった。ノイズのように聞こえる高い音は全部虫の鳴き声である。

曲は「野に咲く花のように」。二人とも練習不足なので短い曲を選んだ。一応ギター2本のキーを変えて(カポ0 Cとカポ5 G),ハモるようにしているがわかるだろうか。

録音録画は毎度のZOOM Q3。付属ソフトでノーマライズだけしている。


2011年10月01日

●日記その後(14年経過)

パソコンで,というか電子データとして日記を付けはじめて14年経った。最近はiPod touchで書いたり,Twitterでつぶやいた内容を最終的にEvernoteに送って,クラウド上に日記を置いている。なので「パソコンで書いている」と単純に言えなくなった。

Evernote上にデータがある関係で,いつでも過去の日記を参照するというわけにはいかない(iPhoneを買えば可能)のと,Evernoteは日記専用ソフトとは違うので使い勝手が悪いのが現状の課題。あと,以前も書いたことだがどのくら長期に渡ってサービスが継続するか不安ということもある。

長らく使っていた千年日記では,日記を付ける機能の他に,年中行事のリマインダー機能があって,「あと1週間で○○さんのお誕生日です」みたいなことが起動するたびに表示されたため,忘れてはいけない記念日や誕生日を登録しておくことができた。Macは基本的に毎日使うので,そういう年中行事リマインダーのソフトがないかどうか探したのだが,まだ見つけられない。

過去の日記もすべて月ごとのテキストファイルに分割してEvernoteに転送してある。しかしこれも,1ヶ月単位のノートがたくさんあるだけで,あまり見やすくない。検索機能は一応あるがやはり専用ソフトにはかなわない。

結局,汎用のソフトはなんでもできる代わりに,それ専用に特化して作られた専用ソフトの使い勝手にはかなわないということの確認にはなった。

とはいえ,今のところこれ以上良い方法は思いつかないので,もっと良い手段を思いつくか,新しいサービスが始まるまではiPod touch+Evernoteで日記を続けていくつもり。