●ミステリ読了 恋恋蓮歩の演習
「恋恋蓮歩の演習—A sea of deceits」(森博嗣)[bk1]読了。紅子さんとゆかいな仲間たちが活躍するVシリーズ第6弾。
謎解き役は一応紅子さんだが,保呂草さんの活躍が目立っている(保呂草さんによる「演出」だと作中で書いてあるくらいなので当然と言えば当然だが)。
保呂草さんの「秘密」を巡って,このシリーズはどの辺に着地するのだろうか。それが気になるところである。
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「恋恋蓮歩の演習—A sea of deceits」(森博嗣)[bk1]読了。紅子さんとゆかいな仲間たちが活躍するVシリーズ第6弾。
謎解き役は一応紅子さんだが,保呂草さんの活躍が目立っている(保呂草さんによる「演出」だと作中で書いてあるくらいなので当然と言えば当然だが)。
保呂草さんの「秘密」を巡って,このシリーズはどの辺に着地するのだろうか。それが気になるところである。
MovableTypeのバージョンを3.2から3.31に上げたついでに,テンプレートも見直そうと軽い気持ちでいじり始めたところ,どツボにはまりました...。
今のところメインページだけはそれなりに表示しているようですが,個別エントリーやアーカイブページの表示がおかしいことになっています。
ご迷惑をおかけしますが,復旧までしばらくお待ちください。
リアルな火星サバイバルのお話で,ハードSFといえばハードSFだが,普段読んでいるブっとんだ展開の作品と比べると,地に足のついたSFと言えるかもしれない。
短い章立ての構成は毎日少しずつ読み進めるWebmasterとしては読みやすかった。
しかしときには,いくら頑張っても,いくら勇気を奮っても,追いつかないこともある。 宇宙は冷たく,空っぽで,非情で,人間の悲劇も土壇場の英雄的行為も際立った操縦技術も,一顧だにしない。 ときには,まにあわないこともあるのだ。
Kinoppyがフルート用の譜面をクラリネット用に翻訳してくれた。調性がフルートはC(ハ),クラリネットはB♭(変ロ)と異なるため,フルート用に書かれた楽譜はそのままではクラリネットには使えない。
・・・ということなのだが,この辺は勉強不足でまだよく解っていないWebmasterである。つまりフルートの楽譜の「ド」をクラリネットで「ド」として吹いても調のずれた曲になってしまう,ということらしい。翻訳してもらった譜面を使うことで,(練習すれば)フルートとクラリネットで同じ曲を合奏することができる。
楽器吹きの人がよく「サックスはエス管,フルートはツェー管,クラリネットはベー管」などと言うが,これは音名をドイツ語で表したもの。エス(Es)は英語表記でE♭(変ホ),ツェー(C)は同じくC(ハ),ベー(B)はB♭(変ロ)ということになる。
2週間ほど教本やDVDで練習してきたクラリネット,まだとても人に聴かせられるレベルではないが,それを言ったら独学ではそんなレベルに達するのは何年先になるかわかったものではない。どうせなら多少なりとも練習の成果が感じられるように,その時々の演奏を録音して,さらにそれを公開すればいい意味でプレッシャーになって上達するのではないか。
ということで恥を忍んで録音ファイルを公開してみる。再生ボタンを押すと音が出るので,職場などでご覧頂いている場合はご注意願いたい。
曲目は教本の最初の方にある「ダッタン人の踊り」(ボロディン)のつもり。
ついに室内で飛ばせるラジコン(※)飛行機が¥2,600で買える時代が来た。タカラトミーのエアロソアラである。夏休み,帰省する以外はクーラの効いた室内で徹底的にインドアレジャーで過ごすことに決めたWebmasterとしては是非サンプリングせねばなるまい。
機体は発泡スチロールで,モータとプロペラは主翼後端上に配置されている。墜落したときに壊れないようにという配慮だろう。他に動くのはラダーで,推力の可変とラダーによって上昇下降,左右旋回を実現する。充電は機体をプロポにセットすることで行い,40秒の充電で約30秒の飛行が可能。
実際に室内で飛ばしてみると,これがなかなか難しい。公式サイトの調整方法を見ながら機体を調整して,しばらく練習したら旋回飛行はなんとかできるようになった。難しいが,これはとても楽しい。リビングで飛ばしても充分楽しいが,できれば体育館などの少し広い場所だとより楽しめるだろう。
※赤外線(IR)コントロールなので正確にはラジコン(RC)ではない。
Kinoppyが実家にあったプレステのゲームで遊んでみたいと言う。とりあえずソフトは持ってきたが,本体は箱に入れて片付けてあるので,それを発掘してテレビにつないでゲームが出来るようにするには15分はかかりそうだ。
以前Windowsを使っていたときは,たまにファミコンやスーパーファミコンのエミュレータで遊んでいたことがあるので,「MacOSX用のプレステエミュレータのことを5分間調べて,ダメなら本体をセッティングする」と決めてgoogleで検索。
そうしたらあっさりとエミュレータが見つかり,インストールしてプレステのCDを入れたらゲームが出来るようになった。コントローラがないのでアクションものは辛いだろうが,ロールプレイングなどなら問題ないだろう。動作も安定しているようだ。
エミュレータ(特にゲーム専用機の)は法律的にグレーゾーンであり,ここでダウンロード先やインストール手順などを書くのはやめておくが,個人的にはプレステハードもソフトも購入していて,メディアもオリジナルのものを使っているので大目に見てもらいたいところだ(自分に甘い)。
帰省で新潟に行ったついでに,ヤマハ新潟店を覗いてみる。10年以上ぶりに入ったが,それほど広い店舗ではないのにけっこう充実していて感心。思わずクラリネット関係の品物に散財してしまった。
・マウスピース
オーディオで重要なのは音の出口となるスピーカと言われるが,クラリネットなどのリード楽器では音の発生源であるマウスピースが重要だ。安物楽器でもここを換えるだけでずいぶん吹きやすくなる場合があるとKinoppyにも言われたので,試しにヤマハのマウスピースを買ってみた。これも単品売りのマウスピースの中では安い方だが,それでもその効果は充分に体感できるもので,やはり付属のマウスピースはオマケ品程度のモノだったことがわかった。音は楽に出るし,ピッチも合わせやすくなって満足。こうなるとリガジャー(リードを止める部品)やリードも欲しくなるのが人情だが,道具に凝りだすときりがないのでまずは練習しなくては...
しかしこのマウスピース,コルクがキツくて取り付けがやたらと大変だった。規格を間違えたかと心配になるほどだったが,これは安物の本体の工作精度が適当だからなのか,一般的にこういうものなのか,よくわからない。
・リードケース
まだリードの良し悪しが判るレベルではないが,リードを付け替えて吹き比べるにしても,リードケースが無いと面倒だし,第一これを持っているとなんとなくカッコいい気がして買ってしまった。
・教則DVD
とにかく吹き方を教えてくれる人がいないので,多少もったいない気はしたがこういうものはやはり必要だろう。
先日の集まりでポケットサックスという楽器に触らせてもらい,値段も手頃だし面白そうなので,早速楽器屋に買いに行った。
ところがちょっとした手違いがあって,帰りのwebmasterの手にはクラリネットが…。
ポケットサックスの横に,たいして変わらない価格帯(つまり安物)のクラリネットが置いてあった。安物とはいえ木管ならではの複雑に並んだキーが魅力的で,ポケットサックスよりも断然カッコいい。「試し吹きさせてもらって一発で音が出たら買ってみよう」と決めて試し吹きしたところ,しばらくは「ピーッ」という酷い音(リードミスというらしい)しか出なかったが,そのうちにそれっぽい音が出るようになった。同じリード楽器なので音を出すコツはサックスと似ている気がする。
極端に安い楽器の是非についてはフルートとサックスについて経験者の方から「イマイチだよ」と助言を受けていたが,クラリネットに関しては周囲で持っている人がいないことだし,ひとつWebmasterがパイオニアになろう,という心意気(?)で購入を決めた。
スワブなどのメンテナンス用品一式と消耗品のリード,教本,譜面台なども買ったので結局かなりの出費になってしまった。これは時間がかかっても少しは吹けるようにならないと投資が無駄になってしまう。
そんなわけで一週間ほど練習しているのだが,吹いているうちに下くちびるが痺れるように疲れてしまって長時間吹き続けることができない。これは鍛え方が足りないのか,吹き方が間違っているのか,とにかく周りで教えてくれる人がいないので手探り状態でやっている。それでも音を出していると気晴らしになるし,サックスほど音量が大きくないので気も使わないし,なかなか気に入っている。
「シンギュラリティ・スカイ」(C.ストロス)[bk1]読了。久々に新鋭作家の作品に挑戦。ハードなガジェット満載でなかなか楽しめた。時代遅れ(?)の宇宙軍の懲りない面々もいい味を出している。宇宙艦隊戦の描写は燃える(萌える?)人も多いのでは。
ナノテクが避けられない時代の流れ,というのは理解できるが,ナノテクさえあれば何でもアリという風潮は,ファンタジーにおける魔法みたいなもので,何か一定の縛りを設けないとハードSFとしての面白味が失われてしまうような気がしている。
そういえば同じく英国新鋭作家A.レナルズの啓示空間の続編が出ているが,さらに殺人的な厚さになっていた。とりあえず持ち帰るのは断念。通販で買うにしても読むためには持ち歩かなくてはいけないし,ブックカバーには入らないし,悩ましいところ。