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2011年11月28日

●MacBookProその後(VirtualBoxとWindowsXP)

アマチュア無線を始めると,交信した局の記録を取りたくなる。別に必ず記録を取らなくてはいけないという決まりはないのだが,もしもQSLカードの交換だとかをするなら,記録は必要だ。

もちろんノートに手書きでもぜんぜん構わない(紙ログという)けれど,さすがに今どき手書きはなぁ,となるとパソコンのログソフトを使うことになる。

アマチュア無線の日本語ログソフトとしては,TurboHamlogというフリーソフトが定番中の定番で,Mac版は今のところない。ないなら作ればいいじゃないか,と若い頃なら考えたかもしれないが,そんなモチベーションも時間もない。

そこで,Mac(MacBookPro15インチ Mid2010; MC371J/A)に仮想化ソフトを入れてゲストOSをWindowsにして,Mac上でTurboHamlogが使えるようにする。

こういうことはほんの数年前まではMacとWindowsのハード構成の違いや,スペック不足のせいでかなりハードルが高かったのだが,今やMacもintelだし,64bitのCPUに8GBのメモリが入っているので,10年前のOS(WindowsXP)を仮想環境で動かすくらいわけなくできるようになった。もちろんゲストOS上で3Dゲームを動かしたいとかいうことになるとまた話は違うが,今回はDOS時代から見た目もあまり変わらない老舗ソフトを動かすだけなのでまったく問題がない。

とはいえ,過去職場のWindowsXPにVirtualPCを買ってLinuxをインストールしようとしてハマったりした経験もあるので,本当にうまくいくかどうかは半信半疑だった。選んだ仮想化ソフトはフリーのVirtualBox。WindowsXPは以前捨てたマシンのライセンスを流用する。

メモリとHDDの割り当ては,それぞれ1GBと40GBにしてみた。が,こんなに要らなかったかも。というのはXPにSP3を適用した時点でもコミットチャージは100MBほどにしかならない。職場のXPは起動しただけで700MBも食うので,「XPは重い」という意識があったが,セキュリティの関係で強制的に常駐させられているソフト類が異様に重いだけだった。

インストールも設定もサクサク進み,どこも引っかかるところがない。SP3の適用もWindowsUpdateも,純正セキュリティソフトのMSEもまったく問題なし。

パフォーマンスも仮想化ソフトがディスクキャッシュをしているためか,起動も速く快適。

早速ハムログもインストールしたし,あとは本当にどんどん交信するだけなのだが,144/430MHzのFMはローカルラグチューが聞こえてくるばかりで,CQを出している局はほとんどいないし,自分で出す度胸も相変わらずないのであった。

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2011年11月22日

●SF本読了 究極のドグマ

「究極のドグマ―穂瑞沙羅華の課外活動」(機本伸司)読了。

前2作を読んで,面白いけど少し自分の好みとはズレているかなぁ,と思っていたのだが,今回はネコSFという噂を聞いたので購入。

まあ終わり方なんかはまずまずだったと思うけれど,ネコ分が不足していたように思う。あとキャラ萌えを狙うにしてももう少しかなぁ,という感じ。と言いつつつい買ってしまうということで,タイトルとかテーマの選び方はうまいのかな,と思う。


2011年11月20日

●ドキドキ初QSOと今日の工作 VX-7のケチケチ外部電源

ツイッターの方ではつぶやいているが,開局後初めての週末に,ピクニックを兼ねた移動運用をして,初QSO(交信)に成功した。433MHzでCQを出していた局に応答。

たまたまこの方が地元アマチュア無線クラブのメンバーで,その夜に地元クラブのロールコール(無線上で点呼を取るようなもの)にぜひ参加くださいと言われたので,調子に乗ってかんなさんと二人で参加したところ,メンバーの方から次々と呼んでいただき,こちらの拙いおしゃべりに付き合って頂くことができた。

今のところ市内のローカルさんとの交信ばかりだが,実際に電波を出すようになるとハンディ機のバッテリーが心もとない。VX-7は5W送信時に20W以上も電気を食うし,実際に本体もかなり熱くなる。内蔵リチウムイオン電池も受信だけなら15時間ほど使えることになっているが,送信を繰り返すと1~2時間でバッテリーがなくなるという話もある。

しかも付属の充電器(トランスタイプのACアダプタ)は重たいくせに電流容量が小さく,充電しながら送信することができない(送信するとVX-7の電源が落ちる)。長時間の運用ではバッテリーを外して,外部電源を用意するようにとマニュアルには書いてある。

アマチュア無線の世界では高価な無線機でも電源内蔵のものは少なく,交流100Vをそのままつなぐことができない。無線家は自分の無線機の消費電力に応じた外部電源(直流安定化電源)を別途用意するというのが常識なのだ。

そこで安定化電源を物色するが,安いものでも1万円近くするし見た目も大げさだ。無線機がハンディなのに電源の方が立派になってしまう。

いずれもうちょっとまともな無線機を買うときには,一緒に電源も用意したいが,とりあえずVX-7を使うだけなら,電流容量の大きなACアダプタでなんとかなるのではないか。と思って検索すると,STD-1205という60WのACアダプタ(スイッチング電源タイプ)で動いたというレポートを発見した。これなら1500円である。ただDCプラグの形状が合わないので,これは別途純正のDCプラグを買う必要がある。外部電源接続用のケーブルセットというのが純正で用意されている。500円。

※以下は保証外の改造になるので自己責任でお願いします。不具合等が生じても責任は取れません。

まあ改造と言ってもACアダプタのDC側ケーブルを途中で切って,純正のケーブルをつなぐだけ。注意点は極性を間違えないようにすることと,ショートしないように絶縁をしっかりする程度だろうか。ハンダゴテ,熱収縮チューブ,簡単なテスタがあれば充分だろう。改造しなくても,秋月あたりで変換コネクタの合うものを見つけられればそれで充分かもしれない。

ということで完成したケチケチ外部電源であるが,つなぐ前にもう一度極性が間違いないか確認しておこう。

開放電圧は12.3Vくらい,VX-7につないで電圧表示を確認すると,受信時で11.8V,5W送信時でも11.7Vと安定している。430MHzでしか確認していないが,スイッチング電源からのノイズも特に感じない。一応気休めに手元にあった高周波ノイズフィルタを付けてある。

あとはどんどん交信するだけなのだが,最初のQSOのあとはちょっと安心してしまって,忙しいこともあってぜんぜん電波が出せていない。


2011年11月11日

●ミステリ読了 工学部・水柿助教授の日常

「工学部・水柿助教授の日常」(森博嗣)読了。

M(水柿君)シリーズ。ミステリのカテゴリか?とちょっと疑問は感じつつも,他のカテゴリは作っていないのでミステリで。

面白くて読んでいて楽しかったけれど,これって独身のときに読んだらちょっと辛かったかもしれない。おのろけ満載。


2011年11月10日

●アマチュア無線その後(ついに開局)

局免許を電子申請したのが10月14日。申請手数料を振り込んで,審査が終了したのが11月1日。免許状の返送用封筒を送付したのが11月2日だった。

そして11月9日に無線局免許状と,無線機に貼る免許証票が届いた。現在は申請者が増えているという報道もあって,申請から1ヶ月以上かかるかもしれないと聞いていたので,思ったよりは早かった。それでも3アマの試験に合格して従免を申請してからちょうど2ヶ月かかっている。

アマチュア無線ではQSLカードの交換も数ヶ月から年オーダーの時間がかかるらしいし,難しいアワード(RPGのクエストみたいなもの)になると何十年もかかるものもあるそうで,まずはこののんびりとした時間レンジに慣れてもらうために,わざと手続きに時間をかけているものと想像する。

気になるコールサインは,JH1CFVだった。フォネティックコードで言うと「ジュリエット ホテル ワン チャーリー フォックス ビクター」だろうか。同時に申請したかんなさんはJH1CFWで,サフィックスのラストレターが一字ずれただけ。

同時に申請したんだから当たり前じゃないの?とお思いの方もいらっしゃるかもしれない。しかし実は1エリア(コールサインの3文字目が1になる関東エリア)においては,過去のアマチュア無線ブームの頃にコールサインが不足してしまい,閉局して無効になったコールサインを使いまわしているという事情があるため,どんなコールサインになるかは運任せとなる。ちなみにJH1というプリフィックスは再割当でないとすると,相当な先輩ハムのコールサインということになる。心して使わせていただきたい。

結局わからないままだった「設備共用」だが,案の定無線機に貼る免許証票は3台の無線機に対して,私とかんなさんの2人分,3枚×2の6枚が届いた。電子申請の標準的な手続きではどこにも記載するところはなかったが,総務省なり総合通信局なりに電話でもして聞けば,適切に処理してくれたのかもしれない。まあ金銭的には変わらないので別に良い…のかなぁ。

無線機もあるし,二人とも免許があるので,ファーストQSOは部屋の中で数メートル離れて「JH1CFW,こちらはJH1CFVです。どうぞ」とかやってみたりしたことは報告しておこう。糸電話でも届く距離である。

ハウツー本によると初心者はCQを出している局に応答するところから始めましょう,と書いてある。ワッチしていると確かにCQを出している局はいるのだが,いざ応答するとなると緊張してしまってなかなかPTTボタンが押せない小心者なのであった。


2011年11月05日

●アコースティックギター弾き語りその後(発表会6回目)

早いものでアコギの弾き語りを習い始めてもうすぐ3年が経とうとしている。半年に1回ある教室の内輪の発表会に出るのも5回目だ。

とはいえ前回の発表会の後は,節電による休日変更の影響で,教室に通うことが出来たのはわずか2回だけ。アマチュア無線の勉強にかまけていたり,仕事が忙しかったりもして,完全に練習不足である。

幸いというかこういう事態を見越してというか,発表会の課題曲は「野に咲く花のように」という短くてコードも簡単な曲を選んだおかげで,なんとか発表会に間に合った。

どうせ客席の後ろの方からではまともな録音ができないことは前回よくわかったので,今回はZOOM Q3は持っていかずに,iPod touchのボイスレコーダ機能を使って,出番のときに最前列の椅子にiPodを置いて録音してみた。公開するのが目的ではなく,自分の出している音が客席でどう聞こえるのかやっぱり気になるので。

今回は先生がミキサーを用意してくれて入力に余裕があったので,自前のアンプは持っていかずに,プリアンプ代わりのエフェクタ(BOSS A3とZOOM G2)だけ持参した。接続は前回と同じで,ZOOM G2の出力をミキサーを通してPA(声のスピーカー)に入れてもらった。

リハーサルはできず,調整は先生任せの一発勝負だが,その割にはまあまあバランス良く音は出ていたかな。毎度のことだが自分の演奏は自分で聴けないのでよくわからない。

音作りや演奏技術以前の問題として,かんなさんは緊張のためか演奏の途中から手が震えてしまって,アルペジオではかなり苦しい。リードパートは震える手でよく頑張ってくれたと思う。緊張とか手の震えは個人の気持ちの問題なので,適切なアドバイスは難しい。

次回は4月ということで,最近の練習時間の少なさを考えると,課題曲を決めて一曲完成させるのが精一杯かな,と思っている。

【参考記事】前回の発表会(2011.6)

2011年11月02日

●SF本読了 ZOKURANGER

「ZOKURANGER」(森博嗣)読了。

Zシリーズ完結編(なのかな?)。前作ZOKUDAMの展開があったので,特に違和感はなかったけれど,うーん,Zシリーズならやっぱり最初のZOKUが一番好きかな。

「わかりました。では、サイズを測ってもらいましょう」彼女は余裕の表情で微笑んだ。
「ええ、では、失礼します」永良がメジャを両手で延ばしながら、こちらへ出てきた。「えっと、じゃあ、まず、太股の周囲から」
「え、太股?」
「太股の意味がわからないのですか?」