●MacBookProその後(VirtualBoxとWindowsXP)
アマチュア無線を始めると,交信した局の記録を取りたくなる。別に必ず記録を取らなくてはいけないという決まりはないのだが,もしもQSLカードの交換だとかをするなら,記録は必要だ。
もちろんノートに手書きでもぜんぜん構わない(紙ログという)けれど,さすがに今どき手書きはなぁ,となるとパソコンのログソフトを使うことになる。
アマチュア無線の日本語ログソフトとしては,TurboHamlogというフリーソフトが定番中の定番で,Mac版は今のところない。ないなら作ればいいじゃないか,と若い頃なら考えたかもしれないが,そんなモチベーションも時間もない。
そこで,Mac(MacBookPro15インチ Mid2010; MC371J/A)に仮想化ソフトを入れてゲストOSをWindowsにして,Mac上でTurboHamlogが使えるようにする。
こういうことはほんの数年前まではMacとWindowsのハード構成の違いや,スペック不足のせいでかなりハードルが高かったのだが,今やMacもintelだし,64bitのCPUに8GBのメモリが入っているので,10年前のOS(WindowsXP)を仮想環境で動かすくらいわけなくできるようになった。もちろんゲストOS上で3Dゲームを動かしたいとかいうことになるとまた話は違うが,今回はDOS時代から見た目もあまり変わらない老舗ソフトを動かすだけなのでまったく問題がない。
とはいえ,過去職場のWindowsXPにVirtualPCを買ってLinuxをインストールしようとしてハマったりした経験もあるので,本当にうまくいくかどうかは半信半疑だった。選んだ仮想化ソフトはフリーのVirtualBox。WindowsXPは以前捨てたマシンのライセンスを流用する。
メモリとHDDの割り当ては,それぞれ1GBと40GBにしてみた。が,こんなに要らなかったかも。というのはXPにSP3を適用した時点でもコミットチャージは100MBほどにしかならない。職場のXPは起動しただけで700MBも食うので,「XPは重い」という意識があったが,セキュリティの関係で強制的に常駐させられているソフト類が異様に重いだけだった。
インストールも設定もサクサク進み,どこも引っかかるところがない。SP3の適用もWindowsUpdateも,純正セキュリティソフトのMSEもまったく問題なし。
パフォーマンスも仮想化ソフトがディスクキャッシュをしているためか,起動も速く快適。
早速ハムログもインストールしたし,あとは本当にどんどん交信するだけなのだが,144/430MHzのFMはローカルラグチューが聞こえてくるばかりで,CQを出している局はほとんどいないし,自分で出す度胸も相変わらずないのであった。