●クリスマス課題曲1
クリスマス課題曲(?)の『神の御子は今宵しも(O Come, All Ye Faithful)』。全員で合わせたのはこれが初回なので,本番(?)までにはもっと上手になる予定。録音器材も配置も適当なので音質についてはご容赦願いたい。
編曲:Kinoppy氏
演奏:Pocky Sound Potatochips
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クリスマス課題曲(?)の『神の御子は今宵しも(O Come, All Ye Faithful)』。全員で合わせたのはこれが初回なので,本番(?)までにはもっと上手になる予定。録音器材も配置も適当なので音質についてはご容赦願いたい。
編曲:Kinoppy氏
演奏:Pocky Sound Potatochips
エアコンは不思議な機械だと思ったことはないだろうか。暖房はまだわかる。電球も触れば熱いし,電気を熱に変えるのは容易という気がする。だが冷房はどうだろう。確か熱というのは熱い方から冷たい方に一方通行で伝わると習ったような気がする。暑い部屋から熱を奪い去る冷房というのは自然の法則に反してはいないか?
もちろんエアコンは自然法則に反しているわけではない。井戸の底から水をくみ上げるように,熱を暑い部屋の中からくみ上げて,さらに暑い室外に捨てる巧妙なシカケがある。それがヒートポンプ(熱ポンプ)だ。
エアコンの室内機と室外機をつなぐチューブの中には,冷媒と呼ばれるガスが入っていて,室内機と室外機の間を循環している。ガスは圧縮すると温度が上がり,膨張すると温度が下がるという性質がある。
冷房の手順はこうだ。チューブの中の冷媒は,室内機を出るとコンプレッサ(電気で動く圧縮機)で圧縮されて温度が上がる(25℃→50℃)。高温になった冷媒は室外機の中で外気と熱をやり取りする。冷媒の方が外気より高温なので,冷媒は冷やされる(50℃→40℃)。冷やされた冷媒が室内機に戻るときに膨張弁というのを通って膨張し,温度が下がる(40℃→15℃)。低温になった冷媒は室内機に入り,部屋の空気と熱をやり取りする。今度は冷媒が室温よりも低温なので,室内に冷たい空気を吹き出して,冷媒の温度は上がる(15℃→25℃)。これを最初に戻って繰り返せば,最終的に室温は15℃まで冷えることになる。代わりに外気が温められることになるが,外は広いので気にしない。
暖房はこの手順をそのまま逆にすれば良い。寒い室外からさらに熱を搾り取って(?),室内に放出するわけだ。
ヒートポンプのエライところはその効率の良さで,使った電気エネルギーの5〜6倍もの熱エネルギーを得ることが出来る。「永久機関じゃあるまいしそんなバカな!」と思うかもしれないが,じつはエアコンで消費する電気というのはほとんどコンプレッサというモーターを動かす動力に使われ,熱エネルギーそのものは外気から頂戴しているためにこのようなことが起こる。
一方,同じ電気による暖房でも電気ストーブなどは,電気をそのまま熱(と光)に変えるため,効率は最大でも1となり,エアコンと同じくらい電気を食う割にはちっとも部屋が暖まらない,ということになる。
電気によるエアコンは上記の通りだが,もうひとつ,高温の熱源(熱湯とか)をエネルギー源にしたエアコンというのもあって,規模の大きな店舗や病院などで使われている。熱湯を使って冷房するなんて,電気を使うよりさらに不可解だが,こちらも巧妙な仕組みがある。が,長くなったのでこちらは宿題ということにしよう。
京ぽん(WillcomのPHS AH-K3001V)を使い始めて1年半になる。そろそろ電池の寿命という感じで,通常の使い方だとフル充電から一泊二日ほどでカラになる。待ち受け時の表示は満タンでも,通話やメールで負荷をかけると一気に電圧が下がって「充電が必要です」表示になってしまう。
PHSは月々の料金が安い代わりに,端末は少し高いようだ。少なくとも以前は見かけた「端末1円」というような格安品がない。こうなると電池を交換して使い続けるか,機種変更するか迷うところである。しかもKinoppy氏の同型端末も同じ症状なので必要な投資は2台分。電池交換なら4,000円×2台,一番安い機種変更で8,800円×2台というところ。
今の端末で一切不満が無ければ当然電池交換なのだが,操作の「もっさり感」や画質の悪いカメラなど,気に入らない点もあるので余計に迷っている。
田舎のバス路線なので設備の更新はサッパリ進まない。それでも最近ようやく車内放送のテープ(次は○○です。△△へはこちらでお降りになると便利です)が合成音声(媒体は不明)に変わった。今まではテープ再生の設備がボロで声が高くなったり低くなったりしていたのだ。まあどちらかというと平板な合成音声よりもテープ録音の方が温かみはあったかもしれない。
この地域ではバスは後ろ乗り前降りで,乗車時に番号が印刷された整理券が発券され,降りたいバス停が近づいたら各座席にあるボタンで知らせ,降車時に整理券番号に応じた料金を支払う,というシステムである。しかし,そういった「バスの乗り方」がバスのどこにも表示されていない。このシステムは別に全国共通というわけではないのだから,少々不親切ではないか。しかも乗務員はたいてい流暢な茨城弁で無愛想なため,他所から来た人が乗ろうとすると混乱すること必至である。
先日など,アジアからの留学生と思しき若者が前方の出口から乗り込もうとして乗務員に怒られていた。なんとか後ろから乗ったはいいが,今度は「料金後払い」が解らず乗務員とモメている。「降りっとき!あと!あと!」と乗務員は大声で訴えているが,日本語(しかも茨城弁)がわからない留学生はもちろんハト鉄砲な顔をするばかり。常々不親切な乗務員の態度にムカついている乗客は誰一人として助け舟を出そうとはしない。ま,これに懲りたら英語を併記した「バスの乗り方」をでかでかと貼っておくことだ。
数台ではあるが,整理券をRFID化した試験車両も走っている。これは降車時に整理券を機械にかざすと,必要な料金が表示されるというモノで,一見便利そうだが,じつはそうでもない。初めて乗る人に対しては,上記のように説明不足で結局使い方がわからないし,熟練者(?)は整理券に印刷された番号と前方に表示されている電光掲示板の料金表を見比べて,降りるバス停が近づいてくると予め小銭を用意しておくことができるのだが,RFID整理券では降車時に機械にかざして初めて料金が表示され,それから小銭を準備するので時間のロスがある。さらに,鉄道と違ってバスの場合は,バス停を通過したかどうか乗務員がいちいちボタンを押して料金と放送の更新をする必要があるが,たまに切り替えを忘れている乗務員もいて,そうするとシステマチックな整理券も結局無意味である。
一番スマートなのは都会でよくある「市内定額制」で,乗車時に決まった料金(例えば200円)を払ったらあとはどのバス停で降りようと自由,という方式だろう。これならバスの腹に「定額200円先払い flat-rate ¥200 Pay first」とでも書いておけば誰も迷わない。田舎だと利用者が少ないのでこれではペイしないのだろうが,もっと親切なシステムにできないものだろうか。
ご参考:路線バスの観察
安物クラリネットを買ってから3ヶ月が経った。最近練習の録音を公開していないが,なかなか納得のいく演奏が出来ないからである。さすがに毎日は練習できていないが,時間のあるときは極力吹くようにしている。
吹奏楽仲間の集まりで月に一度は公共の音楽室を借りて合奏したりするので,無目的に一人で教本を練習するのに比べればやりがいがあると思うし,楽しい。
管楽器に特有の現象だと思うが,寒くなってくるとやたらと管内に水が溜まる。クラリネットは真っ直ぐな管を立てて吹いているので,水はベルの端からポタポタと落ちて床が水浸しだ。この水は呼気に含まれる水分が管壁で結露したもので唾液ではないらしい。しかし見た目も悪いし吹いた感じもなんとなく悪くなるし,場合によってはキーの部分から垂れてきて指が滑る。何とかしたいところだが,熟練者はどう対処しているのだろう。
集まりでは初見の譜面をいきなり吹いてしまえる方が多く,練度の差に愕然とする。ゆっくりならば音階は読み取れるものの,テンポがわからない。知っている曲の主旋律ならまだ頭の中でイメージしやすいが,伴奏パートや知らない曲だとメトロノームを使ってもなかなか合わせられない。すぐに今どこを吹いているのかがわからなくなってしまう。何度も手本の演奏なりCDを聴いて覚えてからでないととても吹けない。
先日の集まりでは,フルートの女性2名によるデュエットが試みられ,初回にして大変素晴らしいハーモニーで感激した。思わず自分もフルートが欲しくなってしまった。LynxにあやかってLinuxというのはどうだろう。
紅葉スポットは混雑しそうなので,穴場的な竪破山(たつわれさん)へ。幹線道路から駐車場まで未舗装の細い林道を3kmほど走るのでシャコタンのキューブにはちょっとキツかった。駐車場からの登山道は整備されており歩きやすく,数々の奇岩・奇石があって面白い。特に巨大な丸い岩をまっぷたつに割ったようなその名も「太刀割石」は圧巻。また頂上展望台からの眺めも素晴らしい。
今回はペンタSPのフィルム装填もバッチリきまって,Kinoppy氏がフィルム1本分撮影。ほとんどはちゃんと写っていたが,2枚ほど右4/5くらいの面積が黒くなる現象が見られた。他は問題ないので原因は不明。
ただ,今回は同時プリントだけでデジタイズはしなかったので,下の写真はすべてFinePix S5000で撮影したもの。
いじめなど道徳の問題が注目されている昨今ですので,念のためリンクしておきます。
ある程度科学的な思考ができる大人なら心配いらないと思いますが,小学校などで先生が道徳の教材に使ったりする例もあるらしいので,お子様のいるご家庭では注意された方が良いかと。
最近Kinoppy氏(奥様)がフルマニュアル操作の銀塩一眼レフ,ASAHI PENTAX SPOTMATIC(ペンタSP)を使ってくれる機会が多く,ランニングコストはかかるが写真を撮る喜びを知ってくれたようで,Webmasterもうれしい。サイト開設後8年を経て,ようやくタイトルに内容が追いついてきたというべきか。
もちろん写真を楽しむにはリクツをこねるよりも,とにかくたくさん撮った方がいいのだが,専門用語が解るようになると楽しさも倍増すると思うので,大それた企画だがカメラにまつわる専門用語について簡単に説明したいと思う。
もちろん上級者にはこんな説明は蛇足でしかないので読み飛ばしてほしい。また定義や説明が適当な部分もあると思うが,厳密さよりもわかりやすさを重視してのことである。ただ明らかな間違いがあれば指摘いただければ幸いである。
いかがだろうか。これでもまだ解りにくいかもしれない。あとは実地にシャッタースピードや絞りを変えて自分なりに考えながら撮ると自然と身に付いてくると思う。デジカメでもオートの機能を切ってこれらのことを考えながら写すと,一味違った写真が撮れると思う。
バッテリーの状態を見るには電流を測ればいいというコメントを頂いた。これはつまり,負荷を取らない状態で電圧だけを測っても意味がなく,負荷をつないだ状態で電流を流せる力が残っているかどうかが重要ということだ。乾電池でも同じで,ほぼカラになった電池でもテスタを当てると1.5ボルトが出ていたりする。
電圧を測るのは比較的簡単で,バッテリーの場合なら電圧計(テスタ)のリードをバッテリーのプラスとマイナスの端子にそれぞれ当ててやれば良い。では回路の電流を測るにはどうするか。
学校の実験などで使った電流計は,回路に直列に挿入してやる必要がある。バッテリーだと端子から一旦ケーブルを外し,外したケーブルと端子の間に電流計を挟んで接続しなおしてやる。
手元に電圧計しかない場合は,外したケーブルと端子の間に抵抗を挿入し,この両端の電圧を測ることで間接的に電流を求めることができる。抵抗値がRオーム,電圧がVボルトなら,電流IはI=V÷Rである(オームの法則)。このとき,抵抗値は出来るだけ小さいものを使うのが普通だ。抵抗自身による電力消費と発熱の問題があるため。ちなみにこの抵抗のことをシャント抵抗と呼ぶ。
上に書いた方法はいずれも一旦バッテリーからケーブルを外し,測り終わったらまた元に戻してやる必要があるので手間がかかる。
回路には手をつけずに(端子からケーブルを外さずに)電流を測る方法としては,クランプ型の電流計というものがある。ドーナツ状の部品の一箇所が切れており,そこを開いて,測りたい電流が流れているケーブルをドーナツの穴に通してやる。いわゆる貫通型の変流器(CT)と答えると半分正解。CTは原理(電磁誘導)上交流でないと測定できないので,バッテリーの直流電流は測ることができない。直流を測ることの出来るクランプ型電流計は,ホール素子という半導体がドーナツの切れ目に入っていて,直流電流により発生する磁界を検出して電圧に変換することで計測する。
花園渓谷ではペンタSPでも撮影していたのだが,フィルムの装填ミスで丸々無駄になってしまった。巻き上げがちょっと固いし,引っかかりがあると感じていたのだが,カウンタは進んでいるし大丈夫だろうと撮っていたら,24枚撮りなのに30になってもまだ巻ける・・・これは完全にフィルムの装填が悪くて,案の定巻き戻してみたら全然手応えがない。フィルムを入れたのはWebmasterで,渾身の一枚を撮ろうと張り切っていたKinoppy氏には大変申し訳ないことをした。
一度フィルムをセットすると,巻き戻してみるまでフタを開けられない(露光してしまうので)から途中で確認することもできない。デジカメでは起こり得ないトラブルと言える。
写真屋でカメラを見てもらって,フィルム装填のコツも教えてもらった。今までは「だいたいこんな感じだろう」と適当に装填していたのだ。なので次回からは(たぶん)大丈夫のはず。
失敗したフィルムは店の専用器材を使ってベロ(フィルムの先端)を引っ張りだしてもらって,再装填後,近所の風景を写してみたら下のようにちゃんと写った。