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2012年06月25日

●アマチュア無線その後(All Asian DXコンテストでDXデビュー)

CWフィルタを付けたFT-817NDはなかなか良い感じである。自宅ではHFができないのが少し残念だが,移動運用の楽しみというのもある。

父の日に開催されたALL ASIAN DXコンテストのCW部門は,かんなさんのご家族との会食の合間を縫って,午前中に海水浴場の駐車場からQRV。

アンテナはハムの集いで格安ゲットしたRHM5というモービルホイップアンテナを,マグネット基台でポロの屋根に取り付けた。アースをきちんと取っていないのがやや気になるが,この状態で21MHz帯のSWRはFT-817の簡易SWR計で3コマくらい。

All Asian CW

交信できるかどうかはわからないが,一応メモリキーヤにコールサインとコンテストナンバーを登録しておく。コンテストナンバーは,RST(599)+オペレータの年齢。YL局はそれでは困ってしまうので,00でも良い。ということでかんなさんは59900。

21メガ帯でワッチを始めると,強いJA局に混じって,海外局もいくつか聞こえる。とにかくコールサインとコンテストナンバーをコピーしないと話にならないので,車の中で耳を凝らす。JA局のコールサインならだいたいパターンが決まっている(J◯数字◯◯◯)のでだいぶ慣れてきたが,海外局のコールサインは長さもまちまちだし,途中で/が入ったりして,何度も聞かないとコピーできない。さらに他局と交信しているのを聞いてコンテストナンバーもコピーしなくてはいけない。

そうしてなんとかフルコピーしたRAの局(サハリン)に,ポチっとコール。どうせ5Wということであまり期待していなかったのだが,一回聞き返されただけで,ちゃんとコピーしてもらえた。コールが一文字違いのかんなさんが続けて打つと,ミスコピーか重複交信と思われそうなので,数局QSOした後に同じようにポチポチやって,こちらもQSL。

そんな感じで,1時間で2局と交信することができた(もう1局は東マレーシア)。かんなさんも同じ。スコアとしては8点と,まったくたいしたことはないけれど,なんといっても初めての海外局との交信ということで嬉しかった。出力5Wでも,電波状態とロケーションが良ければ充分DXも可能だということがわかった。

アマチュア無線関係のネタはいろいろたまっているけれど,なかなかまとまった文章を書いているヒマがない。

FT-817ND

2012年06月24日

●SF本読了 天冥の標VI

「天冥の標6 宿怨 PART1」(小川一水)を読了。

早いものでもうシリーズ6巻目。まだ最初に戻って再読はしていない。今回劇中の年表が巻末についているが,案の定かなり忘れている。そろそろ未読本もなくなりそうだし再読してみても良いけれど,震災後にばらばらになってしまったので発掘するのが大変そう。


2012年06月16日

●VWポロその後(初回車検)

試乗車落ちで買ったポロ(9NBUD)も早いもので最初の車検を迎えた。走行距離は3万キロと,けっこう走っている。

燃費は街乗りで10km/L前後,長距離で15~16km/L(ハイオク給油)というところで良くはないが,それ以外は気に入っている。

タイヤは一度パンクしたことがあったけれど,そのときもスペアタイヤに交換してそのままで,購入時に着いていたタイヤ(コンチネンタルのエココンタクト)をずっと履いている。フロントは少し溝が減っているが,ヒビ割れなどは見られない。車検時に前後ローテーションしてもらった。

購入時は張り切って洗車用品を揃えたかんなさんだが,手洗いしたのは最初だけで,現在はスタンドで洗車機に入れている。これはまあ予想通り。ボディが黒なので水垢が目立つ。洗車してくれたスタンドのお兄さんにも「ひどいですね」と言われるくらい。そのうち水垢を取る洗車を頼めばいいのかな。

アマチュア無線をやっていると,もう少し車内スペースが広いとか,ワゴンタイプの車の方が使い勝手が
良いと思うし,ローカルさんはほとんどそういう車に乗っている。そして無線機やらアンテナを取り付けて無線仕様にしてしまうので,どうにも修理できないという状態になるまで同じ車に乗り続ける人が多い。

私の場合はまだそこまで無線車にする気にはならず,アンテナはマグネット式だし,無線機もハンディー機かポータブル機(FT-817)をドリンクホルダーや小物入れに置いて使っている。

VWといえば新しいビートルも出たが,当分買い換える予定はない。国産でもBRZ(86)が調子が良いという話も聞くし,エコ一辺倒の流れから少し変わってくれば面白いと思う。

街中でたまにリーフを見かけることもある。電気自動車が普通に走る時代になったと思うと感慨深い。ハイブリッドやEVも,なんと言うのか特別感のようなものがなくなって,当たり前になったら買ってもいいかな,と思う。昔はエアコン付きの車には「Air Conditioner」とボディに誇らしげに書いてあった。エアコンが普通になったように,ハイブリッドも普通になれば選ばない理由はない。今はまだあのおもちゃみたいなメーターなどが違和感がある。もっとシンプルで良いのに。

車検の代車は新型ポロ(6R)だった(写真)。1.2Lダウンサイジングターボ搭載の本当の新型である。代車に新型を出すのは良い宣伝だと思う。少しだけ運転したところ,さすがに加速が気持ちいい。9Nはとにかく遅くて,高速道路の合流は必死にアクセルを踏まないと本線までに加速しきれないが,6Rなら余裕がありそうだ。DSGも加速と減速は非常にスムーズで,変速ショックはほとんど感じないレベル。ただし渋滞時や後退,停止直前などの極低速のときの挙動はちょっとガクガクするというかクセがある。

【過去記事】
購入後1年
VWポロ関係の記事一覧

Polo

2012年06月10日

●はじめてのCQ,そして無線機購入 FT-817ND

オールモードのリグ(ハムの世界では無線機のことをリグ;Rigと呼ぶ)をお借りしてメモリーキーヤーも作りコンテストでCWデビューも果たしたということで,そろそろ自前のオールモードのリグが欲しいと思っていた。

そんなある日,どうせ誰も聞いている人なんていないだろうと,CWのパドル操作の練習のため,6m(50MHz)でCQを出していた。CQ CQ DE JH1CFV JH1CFV Kとこんな具合だ。

そうしたら,3回ほど繰り返したところで応答があった。正直,まさか応答があるとは思っていなかった(6mはよほど電波のコンディションが良くないと遠くまで飛ばないので)からほとんどパニックである。
とりあえず「?(トトツーツートト)」を返し,次にプリフィックスだけ取って「JA5?」。サフィックスも一度では取れず,2回くらいコールしてもらって,ようやくコピーできた。感激したのだが,気の利いた符号は何も打てないので,599 TUだけ返してなんとかQSL(交信確認)。599なら「?」連発するなよとOMさんから突っ込まれそうだが,ビギナーということでご容赦願いたい。

ちなみにこれがPhone(電話)も含めて,自分でCQを出して初めて応答をもらえた記念すべき交信となった。相手局は愛媛県ということで,思いのほか遠くまで飛んでいたようだ。

そんな嬉し恥ずかしい経験もしつつ,リグ選び。TS-680Vを貸してくださったOMさんは,(返すのは)いつでも良いよ,と言ってくださったのだが,貴重な機械を壊してしまったら申し訳ないし,移動運用するには電源も含めてかなり重いということで,新しい機械が欲しかった。

とはいえ,無線機は高い。最初に買ったハンディー機のVX-7が4万円近くしたし,これからどれくらいアマチュア無線を続けるかもわからないので,大きな投資はする気にならない。

従って条件としては,1台でオールバンド(HF,VHF,UHF),オールモード(CW,SSB,AM,FM)に対応していて,さらに車で使ったり移動運用するのに苦にならないコンパクト機で,できるだけ安いもの,ということになる。

そうなると選択肢はほとんどなくて,八重洲のFT-8xxシリーズしかない。1台でオールバンドに対応したポータブル/モービル機は,現在八重洲しか出していないのだ。

FT-8xxシリーズには817,857,897と3機種あって,私は3アマなので,送信出力は817が5W,857と897は50Wということになる。857はバッテリーが内蔵できないし,フロントパネルが外せたりと,モービル重視という感じなので除外するとして,817と897どちらにするかは正直かなり迷った。夜中にふと目覚めて,どっちにするか考えはじめてしまって眠れなくなったくらい迷った。

897は高機能だし,何より50W出せるのは魅力的。しかし価格が高いし,本体の他にバッテリーや充電器,さらに安定化電源も買わなくてはいけないということで,投資額がかなり大きくなってしまう。それにTS-680Vよりはだいぶコンパクトだとはいえ,やはり気軽に持ち運ぶにはちょっと大きくて重い。

ということで最終的にFT-817NDに決定。5Wしか出せないのはデメリットとは考えず,アンテナやロケーションを工夫する楽しみがあるということで前向きに考えることにした。別にDXCC(世界中と交信するアワード)を狙うつもりもないし。

ただ,TS-680Vで7MHz CWをワッチしたときの感じから,CWフィルタは欲しいと思って,オプションのCWフィルタ(300Hz)を注文した。

FT-817NDは驚くなかれ10年以上(発売は2000年)前の製品で,それがほとんどそのまま(ニッケル水素電池が付属してNDになった)売られているという事実が,この製品の特長をすべて表しているように思う。同等の性能を有する直接のライバル製品が存在しないのである。それだけ優れた製品ということであるが,逆にこの業界が斜陽であることも否定できないだろう。2000年といえばパソコンのメモリは256MB,HDDは80GBとかそんな時代である。現在の技術で開発したら,遥かに高性能な無線機が,より軽量・省電力で作れると思う。が,それを売るマーケットがない。

新しい無線機を買うと,いちいち免許の変更申請が必要だというのも面倒な点。

さて,これでHFのリグとアンテナを自前で用意できた。自宅はアパマンなので移動運用が中心になるとは思うが,CWを重点的に,細々と無線を楽しみたい。

動画はかんなさんの実家でブロードバンドアンテナBB6Wを張って,7MHzのCWをワッチしたところ。もう少し混信の多い状況ならわかりやすいのだが,CWフィルタはノイズフィルタ的にも使えることがわかった。


2012年06月08日

●SF本読了 連環宇宙

「連環宇宙」(R.C.ウィルスン)読了。

前作「無限記憶」の感想で,「第3部が出るのは当分先になりそうだし,その間に内容を忘れてしまいそう。」と書いたけれど,3年経って本当にすっかり忘れてしまっていた。共通する登場人物のことも名前くらいしか思い出せない。

それでもまあ,3部作の完結編ということで,最後の方は割と楽しめたかな。


2012年06月03日

●映画鑑賞 メン・イン・ブラック3

メン・イン・ブラック3を鑑賞。

映画の日の夕方の上映で,お客さんは10名ほど。3Dの字幕版。

本当はアバターを観たときの反省から,2Dが良かったのだけれど,時間の都合で3Dになった。

せめて自然に見えるようにと,中央後ろよりの席を取ったおかげで,まあそれほど疲れることはなかったけれど,やっぱり3Dじゃなくても良かったように思う。アバターのときは3D方式が4つくらいあって,この劇場はどうだとかいう話題もあったけれど,最近そういうのは聞かなくなった。どれかひとつに統一されたのだろうか。メガネを購入するタイプだった。持込みも可。

1と2はテレビで観ただけだが,けっこう好きなシリーズ。3もなかなか面白かった。

都市伝説としてのメン・イン・ブラック(黒衣の男)は日本ではあまりポピュラーではないけれど,UFOとともにけっこう好きな話である。

参考リンク:メン・イン・ブラック3公式サイト

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