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2009年07月18日

●アコースティックギターFG730Sその後(3ヶ月経過)

ヤマハのアコースティックギターFG730Sを買って3ヶ月経った。ギターを始めてからは半年になる。

現状の腕前についてはギターその後(半年経過)の記事を参照いただくとして,購入後3ヶ月経ったFG730Sについて書いておこう。

今のところ弦交換はしておらず,購入時に張ってもらったヤマハのカスタムライトゲージ(ブロンズ)のままである。そろそろ交換しても良いタイミングかもしれないが,弦によって音がずいぶん変わるようなので(過去記事のコメント参照),弦選びも楽しみたいところだ。

音の成長についてはどうだろうか。通販ページのレビューなどを読むと,「3ヶ月ほど弾き込んだら驚くほど音が良くなった」などと書いてあったりするが,正直Webmasterのしょぼい耳&記憶力では,3ヶ月前の音がどうだったか覚えていないし,毎日弾いていると違いがよくわからない。こんなときは録音だ。

YAMAHA FG730S(購入後3ヶ月。弦は購入時そのまま)

・アルペジオ(指弾き)

・ストローク(ピック弾き)

比較対象としては,FG730Sの購入直後購入1ヶ月後あたりを参考にして頂きたい。

どうだろうか。もちろん録音にすべてが現れるわけではないと思う。特に自分で弾く場合には,体に響いてくる音と耳から入る音の違いもある。

そもそもギターの状態よりも,弾く人のスキルの変化や,体調の違いが音に与える影響の方が大きいのではないだろうか。また弦の劣化や交換でボディの長期的な変化はさらにわかりにくくなるだろう(図)。たぶんギタリストの方はそういうことを良くわかっているので,あえてこういう比較はせずに主観を大切にするのだと思う。「ギター 音 比較」というキーワードで検索すると,こんな弱小サイトがヒットするのもうなずける。

ギターの成長仮説

それならなんでこんな企画を続けているのかといえば,ギター選びの難しさで書いたように,ネットで入手できるギターの情報が極めて少ないと感じたからである。大きな楽器店が近所にあって,好きな機種を弾き比べることができるとか,ギターをたくさん持っているベテランの友達がいる,というような恵まれた環境なら良いが,そうでない人がギターを選ぶためには,何らかの判断基準が必要だと思うのだ。

メーカーはせめて,自社のギターの新製品についてはいくつかのパターンで弾いた音源をWebカタログに付けるべきだ。

またギターをたくさん持っているベテランの方は,同じフレーズをいろいろなギターで弾いた録音を公開して欲しい。何もライブ用に練習した曲を丸ごとタダで公開しろというわけではなく,簡単なコード進行をアルペジオとストロークで弾く程度で充分参考になると思う。

【ご参考】

YAMAHA FS720S 購入直後1ヶ月後3ヶ月後(弦交換)

YAMAHA FG730S 購入直後1ヶ月後

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