Menuスキップ | §目次 | 紹介 | 諸元 | 燃費 | 写真 | 外観 | MD | ナビ取付 | ナビ感想 | 貧乏 | ED |

以下,本文

カーナビ取り付け奮戦記

パジェロを買ったときから「いつかは付けるぞ」と決めていたカーナビである。取り付けもできれば自分でやって,パジェロのことをより深く理解したいと思っていた。購入したのはパナソニックの1999年4月のニューモデル,DV2000Tのワイドテレビキット。選定基準は,とりあえず1DINサイズに納まってスッキリしそうだったから。この目論見はチューナーユニットの存在によってまんまと打ち砕かれるわけだが,カタログを眺めている時点ではそんなことは知る由もない。ナビ自体の機能や画面の見た目などは,6月に発売されたカロッツェリアの新型の方が良さそうだったのだが,こちらは1DINに納まらないのと,さすがに出たばかりで値段が高めだったこともあったので今回は前記モデルの指定買いでいった。

購入は秋葉原で数軒見て回って,安そうなところで決めた。さすがは秋葉原。地元のカー用品店などで買うよりも相当安い。日立−東京間の交通費を考えても充分お釣が来る。

2002年3月現在,すっかり旧式モデルになってしまいました。最新の地図データだけでも欲しいところですが,これがただの更新データのくせに2万円もするのです。貧乏な作者にはとても手が出ません。まあ,たまに新しい道路を走ると画面上は道が存在しなかったりしますが,すでに廃業したコンビニが表示してあって「そういえばここにコンビニがあったんだよな〜」などと感慨に浸ることもできるので良しとします。

買った物

・7.0型ワイドテレビ付ボイスコントロールDVDカーナビゲーションシステム CN-DV2000TWN 本体標準価格 \284,000

主要スペック:
[本体部]●電圧電源:DC12V●消費電流2.0A以下●外形寸法(幅×高さ×奥行き)mm:178×50×170●質量:2.0kg●受信周波数:1575.42MHz●受信感度:-130dBm●受信方式:パラレル8チャンネル(常時8衛星受信可能)●受信符号:C/Aコード●チャンネル方式:マルチチャンネル方式●地図ディスク:松下オリジナルフォーマット(DV2000T専用)
[モニター部]●ディスプレイ:7.0型ワイド●画面寸法(幅×高さ・対角)mm:156×87・178●画素数:336,960画素(縦234×横480×3)●有効画素数:99.99%以上●駆動方式:TFTアクティブマトリックス●音声出力:1W●スピーカ:4cm丸型1個●外形寸法(幅×高さ×奥行き)mm:181×131×34●質量:580g
[チューナー部]●受信チャンネル:VHF 1〜12ch UHF 13〜62ch(TVステレオ,音声多重)●FMトランスミッター出力周波数:76.0〜78.4MHz●外形寸法(幅×高さ×奥行き)mm:229×38×139●質量:800g

取付け方法

車速センサ

【1】
助手席左足元にあるコンピュータから車速センサの信号を取り出す。信号線の位置はソニーのカーオーディオフィッティングサービス(FAX)で車種別のコネクタ位置やパネルの外し方などの情報が取り出せるので,これを利用した。
しかし,この部分のカバーがうまく外せず,固定用のピンを折ってしまった。出だしからいきなり失敗。

本体の取り付け

【2】
先日取り付けたMDレシーバの下に,ナビの本体を取り付ける。

バックランプ

【3】
リバース(後退)信号線の取り出し。想像だが,車速パルスは前後退の区別がないので,自律航法の精度向上のために前進後退の区別を入れているのだろう。上記ソニーのFAX情報に従ってリアのバックランプより引き出したが,これを本体まで引き回すのが結構みっともない。もうちょっとスマートな方法はないものだろうか・・・。

チューナーユニット

【4】
今回の一番の誤算,本体とは別にある結構大きなチューナーユニット。このユニットから本体,モニタにそれぞれかなり太いケーブルが出ているため,配線の引き回しが非常に難しい。設置場所をどこにするかまったく考えていなかったのだが,グローブボックス内か助手席下くらいが順当であろう。グローブボックスにする場合,1DINの裏にどうやったらケーブルを引き回せるのか不明だった(おそらくかなり大掛かりにパネルを引き剥がさなければいけないだろう)ため,ここでは助手席下に設置することにした。とりあえずマジックテープで助手席下の床にでも貼り付けようと思ったのだが,これだと助手席を前後に動かしたときに,金具が接触してしまうことが判明。仕方がないので,助手席下にある小物入れ(樹脂製)の下面にマジックテープで貼り付けた。しかし,ケーブルはうまく隠せず,いまいちの仕上がりとなった。

(2002/3/4追記)その後,パドックしんのすけさんの協力により,綺麗に配線隠しをして,このチューナーユニットは運転席と助手席の間にある小物入れの横に貼り付け,金属剥き出しだった筐体を黒いウレタンシートで覆うことによって,スッキリ仕上げることができました。

その他
取り付け作業に精一杯で写真を撮るのを忘れてしまいました。

【5】
サイドブレーキ信号線の取り出し:走行中のナビ操作とテレビ受像を無効にするため,サイドブレーキの信号線を取り出す。最初は間違って近くを走っていたシートベルト着用警告灯の回路に接続してしまい,シートベルト非着用に操作できるという,一見良さそうなロジックになってしまった。その後,ちょっとインチキして,常時操作可能な配線に変更した。

【6】
ダイバーシティアンテナの取り付け:ルーフ後部にアンテナ2つを付属の両面テープで取り付ける。これも配線が結構太いので,引き回しが大変。フロアマットの下をできるだけ目立たないように引き回したが,結局チューナーユニットのところで目立ってしまう。

【7】
GPSアンテナの取り付け:取り付けマニュアルによると,必ず車外に設置してくださいとなっているが,引き回しが面倒だったので,ダッシュボード中央のできるだけ前方に置いてみた。動作チェックでは,一応ちゃんと衛星を捕らえている様子である。(2002/3/4追記:その後もちゃんと使用できている)

【8】
ボイスコントロール用マイクの取り付け:サンバイザーにクリップで取り付けるように指示されているが,パジェロにはピラーのちょうどよい位置にアシストグリップがあるので,そこに両面テープでくっつけた。配線はナビ本体まで引き回す。

本体取り付け状態

【9】
本体ユニットを2DINスペースに戻す。ここが意外に難関で,MDレシーバとナビの配線がとぐろを巻いてしまっているので,ユニットがうまく納まらない。結局ぎゅうぎゅう押し込んでかなり強引にビス止めしてしまった。

モニタ取り付け状態

【10】
モニタの取り付け状態。購入前は,エアコンルーバー部に取り付けるキットを使おうと思っていたのだが,秋葉原を歩いているときに偶然,この写真のような取り付けをしているパジェロを発見し,真似をすることにした。これだと,付属の接続キットで間に合うので経済的だし,見た目もなかなか良い。けっこう高い位置にあるが,運転に支障をきたすほどでもなく,モニタも見やすい。(2002/3/4追記:その後はエアコンの吹き出し口に取付けるブラケットを購入して取付けている。こちらの方が快適)

と,いうわけで一応完成。所要時間は約7時間。相当疲れる作業である。写真はすべてSONY CyberShot F3で撮影。

最終更新: 2005年01月24日20時56分
サイトマップ
写真ってたのしいねっ since 1998.5.14
Made with XHTML1.0 and CSS
Copyright (C) by Souhei 1998-2018
All rights reserved.
ご意見・苦情などはブログの方にコメント頂ければ幸いです。
らいおんくん