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2013年02月15日

●SF本読了 MM9-invasion-

「MM9-invasion-」(山本弘)を読了。

MM9の続編。まだ文庫化されていないけれど,Kindle版で読むことができた。ラノベ的展開がなかなか良い感じ。さらに続くようなので楽しみ。

文庫化されていない作品が読めるというのは大変助かるのだけれど,価格設定はちょっと納得しがたいものがある。文庫化されている作品ならば,Kindle版は文庫と同等かちょっと安いくらいの価格がついている。しかし文庫化されていない作品は,単行本よりも若干安いが文庫よりもかなり高い。単行本が高いのはまあわかる。装丁が立派だしコレクション的な意味もあるからだ。しかしKindle本はそういうプレミアムはないし,解説も省かれているし,ちょっとねぇ,という感じ。


2013年02月11日

●アマチュア無線その後(関東UHFコンテスト2回目)

関東UHFコンテストは,VX-7で開局後に初めてエントリーした思い出のコンテスト。

2回目の参加となる今回は,リグがFT-817になって,430MHzのCW部門で参加。そういえばUHF帯でCWってやったことがなかったかもしれない。

アンテナはモービル用のマグネットアンテナしか持っていないので,OMさんに素晴らしい八木アンテナをお借りした。見た目はテレビのアンテナみたい。地上デジタル放送のUHF帯は470MHzから770MHzなので実際ほとんど同じものなのかも。

場所は昨年と同じ奥日立きららの里(標高422m)。

関東UHFコンテスト

CWはQSOパーティー以来で練習をおろそかにしていたために聞き取りは苦労した。それでもコンテストナンバーを書き取ってから呼ぶ方法で,メモリーキーヤーも使って17交信。430MHz帯はかなりバンド幅が広く使えるし,1エリアの局しか出ないコンテストなので混信も少なく,各局の信号は明瞭に聞こえた。ただし昨年は交信できた神奈川とは1交信もできなかった。これは指向性の強いアンテナの向きの関係かもしれない。

CWのスキルを磨くのはもちろんだが,弱い電波,簡単(安い)設備でより遠く離れた場所と交信するというテーマで,デジタルモードにも少し興味がわいてきた。寒い時期にちょっと勉強しておきたいと思う。

関東UHFコンテスト

2013年02月08日

●SF本読了 ペルセウス座流星群

「ペルセウス座流星群」(R.C.ウィルスン)を読了。

なかなか面白かったと思うけれど、この人の作品は長編も短編もあと一歩という感じ。途中まではすごくわくわくするけれど、オチがちょっと残念とか。どっちかというと散々引っ張った仮定体3部作よりも、短編の方が好みかな。

それにしても昨年末に買ったKindle PW3Gでまだ1冊しか読んでいない。紙の文庫本で先に出てしまうと買ってしまうからなぁ。出版時に「これは1ヶ月後にはKindle版が出ます」とかアナウンスでもあれば待つんだけど。

ペルセウス座流星群といえば,以前観察したのがペルセウス座流星群だった(2007年2009年)。

【収録作品】
アブラハムの森
ペルセウス座流星群
街の中の街
観測者
薬剤の使用に関する約定書
寝室の窓から月を愛でるユリシーズ
プラトンの鏡
無限による分割
パール・ベイビー


2013年02月03日

●ミステリ読了 日本ミステリー名作選(II)

「日本ミステリー名作選(II) (お風呂で読む文庫 86) 」を読了。

お風呂で読む文庫シリーズももう4冊目かな。著作権切れの作品ばかりなので古いのだが,その古さが逆に新鮮で面白い。

「月にいくらあったらやっていけるもんかなあ?」
「いくらもかからないと思うのよ。間借りでもしてゆけば」と光子はうつむきながら答えた。
「三十円位なら僕でも出せるがなあ。君さえかまわなければ」
「だってそんなことをしていただいちゃすまないわ」
----山吹町の殺人(平林初之輔)より

「山吹町の殺人」の初出は昭和2年(1927年)。その頃の三十円が現在のどの程度の価値に相当するかは,日銀の企業物価指数でだいたいわかる。昭和2年の企業物価戦前基準指数は1.099,2011年は686.4。なので昭和2年の三十円は現在の一万九千円くらいに相当するだろうか。

【収録作品】
悪魔の舌(村山槐多)
殺人行者(村山槐多)
愚人の毒(小酒井不木)
恋愛曲線(小酒井不木)
山吹町の殺人(平林初之輔)
地図にない街(橋本五郎)


2013年02月02日

●iPhone5その後(2週間経過)

ガラケーからiPhone5 64GBに機種変更して2週間になる。2年使ったiPod touch第4世代の用途は完全にiPhoneに引き継ぐことができた。

すぐに感じたのはやはりバッテリーを食うな、ということ。スマートフォンは便利だ。これ1台で電話もできるし、どこにいてもネットで調べ物や書き物ができる。地図だって現在位置付きで見られる。写真やビデオも撮れるし画面も大きくてキレイだ。

しかしである。便利だからと使いまくるとあっという間にバッテリーを消耗する。もしも出先でバッテリーエンプティになったら緊急電話もかけられない。それはマズい。バッテリーを節約しなくては。となる。

ちょっと調べたいことがあるけれど、電池がもったいないから帰ってから調べよう。とか、地図が見たいんだけど電池残量が50%切ってるからやめておこう。とか、電車の待ち時間でヒマだからツイッターでも見たいけど電池が…。などなど、スマフォを使っている人なら誰でも経験があるのではないだろうか。でもこれってせっかく便利な道具なのに本末転倒ではないか。「電池を長持ちさせるため」に持ち歩いているわけではないはずだ。

今の所は常に充電用のケーブルを持ち歩くとか、車用の充電器を買うとか、慎重な人なら荷物が増えるのを我慢してモバイルバッテリーを持ち歩くとか、ユーザー側で電池対策をするくらいしかないけれど、メーカーにはキレイな画面とかコンテンツよりもまず、電池残量を気にせず使えるモノを開発してもらいたいものだ。Kindle PWはそういう意味ではエライと思う。

iPhone5の機能に関してはだいたい思った通りで、iPod touch第4世代に比べると動作速度がかなり高速化しているのは快適。Bluetoothキーボードを使ってメモ帳で入力するときのサクサク感がぜんぜん違う。ただ、たまに保存されずにメモ帳アプリが落ちるのは相変わらずで、この点は早く改善して欲しい。

意外と便利だなと思ったのはSiriという音声認識機能。ちょっとしたメールを送るくらいなら充分実用になる。「かんなさんにメッセージ」「どんなメッセージを送りますか?」「今から帰ります」程度のことならタッチパネルを触らなくてもメッセージが送れてしまう。ただし、人がいるところで使うのはちょっと恥ずかしいと思う。

一緒に買ったレザーのケースは、非接触ICカードを入れておサイフケータイ風に使うことができるというものだが、残念ながらマンションのカードキーも、バスの定期券(Pasmoとは違う独自形式)も反応しなかった。干渉防止シートは付属してくるけれど、挟んでもダメだった。iPhoneの金属筐体がそばにあるだけでダメみたい。Suicaはまだ試していないけれど、反応しなかった時のダメージ(改札で止められる、レジであたふたする)が大きいのでなかなか試せない。

Delta