●今日見た景色 秋葉原
先日オープンしたUDXビル(秋葉原クロスフィールド)。仕事の後は2Fのカフェでビール。630円なり。
店内にはこんな感じの多面体スピーカが天井吊りされていて気になった。重低音は出ないだろうからBOSEのサブウーファが縱吊りされていた。こんなシステムもオシャレかも。
ヨドバシの横にも新しいビルを建てていた。秋葉原はどんどん変わっていく。
« 2006年03月 | メイン | 2006年05月 »
先日オープンしたUDXビル(秋葉原クロスフィールド)。仕事の後は2Fのカフェでビール。630円なり。
店内にはこんな感じの多面体スピーカが天井吊りされていて気になった。重低音は出ないだろうからBOSEのサブウーファが縱吊りされていた。こんなシステムもオシャレかも。
ヨドバシの横にも新しいビルを建てていた。秋葉原はどんどん変わっていく。
数奇にして模型—NUMERICAL MODELS(森博嗣)[bk1]読了。S&Mシリーズ第9弾。
じつは初めて読んだ森作品である。結婚前にKinoppyがオタクっぽいあなたにはコレがオススメ と言って貸してくれたのだ。
S&Mシリーズのことなどまったく知らずに読んだそのときも,なかなか面白いと感じた記憶があるので,今回S&Mシリーズを1〜8作まで順に読んできたあとに再読したらどんな気分だろうと,なかなか楽しみだったのである。
そうして読み始めたらトリックから何からすっかり忘れてしまっていた。Kinoppyにも言われたが,まったくお得な体質と言えよう。たぶん現時点で持っている蔵書を順番に読んでいって,最初に戻って再読する頃には記憶がリセットされているから,いつまでも新鮮な気分で読書が可能である。素晴らしい!
というわけで本書も面白かった。特に萌絵ちゃんのコスプレがいい! この良さは確かにシリーズを読んできていないと解らないものだ。
自動車保険更新の案内が来た。インターネットでも更新できると書いてあるし,実際去年の更新のときはネットで手続きしたような気がする。
しかし,更新ページにログインしようと思ったら,
ご利用のブラウザはご利用いただけません。
申し訳ございませんが下記の推奨ブラウザにてご利用ください。●推奨ブラウザ
Windows:IE5.0以降、NC4.0以降(但しNC6.0以降は不可)
Mac:IE5.0以降、NC4.0以降(但しNC6.0以降は不可)
と出て開くことが出来ない。
しかし,である。Mac版IE5.0はすでにマイクロソフトでの配布が終了しており,現在は入手不可能なのだ!
仮に古いブラウザを持っていたとしても,そんなものを使い続けることはセキュリティ上問題があるし,そもそもいまどき最新のブラウザに対応しませんなどというのはただの怠慢だ。
大いに気分を害したWebmasterは,早速ご意見フォームでこのことを苦情することにした。
そこでさらにこの会社はWebmasterの静かな怒りに油を注ぐのである。何かというと,苦情メールを送るためには,氏名,住所,電話番号,メールアドレスというすべての個人情報を入力しなくてはエラーになるのだ。個人情報保護法で義務付けられている個人情報を取得する際の事前了解を得ることすらしないで,である。
とりあえず,上記2点に関しての苦情と個人情報を書いた上で,回答後は収集した個人情報を速やかに削除することと書き添えて送信してやった。
そうしたら翌日,その会社から電話である。実は電話には出なかったのだが,留守電で会社名を名乗っていた。いちいち電話するのが鬱陶しいからネットで更新したいんだよ!
まったく困ったものである。苦情メールに回答はメールか書面でお願いすると書いておけば良かったと後悔しているWebmasterであった。
苦情ネタはできることならあまり書きたくない。怒るのも,怒っているときの気持ちを書くのも疲れるからだ。じゃあなんで書くのかといえば,世の中に良くなってほしいというささやかな願いだろうか。
SQLと格闘中の中で,
オラクルを入れていないパソコンからネットワーク経由でデータベースに接続できれば一番いいのだが,やり方がわからない。
・クライアント側にまったく何もインストールせずに接続するのはたぶん無理そう。
・ただしオラクルのフルインストールは必要なく,ドライバ類だけ入れればいけるかも。
・オラクルって高いイメージがあるので,ドライバ類だけでも有料かもしれない?
・現在はOracle10gXE(Express Edition)という無償版が存在するらしい。
というようなことが判った。
「なんとなく出来そう」という感触は得られたわけで,あとはWebで得られる情報からトライアル&エラーで試していくことにする。
最初は一番有望そうなOracle10gXEを使う方法を試してみる。これは日本オラクルには情報がないので,米国オラクルのサーバで探して,英語でユーザ登録(無料)してダウンロードする。
クライアントマシンに入れるのだから,Oracle Database 10g Express Clientというのをダウンロードして,セットアップ。しかし,これだとインストールされるプログラムはターミナル用SQLクライアントしかなく,サーバー管理者の戯言さんによるとODBCドライバ類は入っているはずだが,肝心のVBのプログラムからデータベースにつながらない。ということで失敗。
Cliant以外の別バージョンを試してみても良かったが,その前にドライバ類のダウンロードも試してみることにする。
VBでソフト屋さんが作ってくれたオラクル接続用のクラスを読むと,OO4Oというプロトコル(?)でオラクルに接続しているようだ。これはOracle Object for OLEのことらしい。それを日本オラクルのページで検索すると,
というページが出てきた。もしかしてこれが使えるかもしれない。ダウンロードするのにユーザ登録は必要だが,ライセンス(お金)が必要とは書いていない。これだけ持っていてもデータベースが作れるわけではないので,無償という扱いなのだろうか。
Oracle Data Access Software (ODAC) インストール手順 を読むと,この中には
a) Oracle Data Provider for .NET (10.1.0.4.0)
b) Oracle ODBC Driver (10.1.0.4.0)
c) Oracle Provider for OLE DB (10.1.0.4.0)
d) Oracle Objects for OLE (10.1.0.5.2)
e) Oracle Services for Microsoft Transaction Server (10.1.0.4.0)
f) Oracle Client (10.1.0.2.0)
g) Oracle Universal Installer (10.1.0.4.0)
が入っていると書いてある。まさに欲しいのはコレ,という気がしてきた。早速ダウンロードしてインストールすると,Net Configulation Assistantがバッチリ入っている。
あとはきむらさんに教えていただいた下記のページを見て,サーバ側のリスナ設定,クライアント側のローカル・ネット・サービス名構成を設定した。
オラクルの初心者向け講座 第1章:データベース構築基礎 クライアントからの接続
そして,VBからデータベースを見に行くと,見事!ネットワークを介してオラクルデータベースに接続することができた!当たり前だがリモートデスクトップを使うよりもデータベースだけネットでつないだ方が断然快適である。
結果的には,Oracle10gXEは不要で,日本オラクルから普通にダウンロードできるプログラムがあれば済む話であった。こういうことは,知っている人にとってみれば当たり前のことなのだろうが,判らない人にはどこから手を付けていいかサッパリわからないものだ。
というわけで,きむらさんありがとうございました。
この季節,学校や会社の新人が通勤通学に利用するために,一時的に朝のバス利用客が増える。しばらくすると自家用車通勤になったり,部活や寝坊のために時間が分散してくるのでまた空いてくる。
その日,Webmasterの近くには1年生らしい女子高生2人組が座っていた。友達になってまだ間もないのだろう,大きな声で話しているが内容はいかにも「会話のための会話」という感じでぎこちない。
とにかく声はでかいので,聞くつもりがなくてもなんとなくその内容が気になってしまう。次の話題は「早口言葉」らしい。
女子高生A「新春シャンソンショー!」
女子高生B「しんしゅんさんしょんしょー?」
A「違うって,新春サンソンショー!」
B「サンソン?シャンソン?」
A「あれ?どっちだっけ。・・・サンソン・・・かな。うん,サンソン!」
B「そっかー,新春サンソンショー!」
A「そうそう!」
Webmasterを含めて周りの10人ほどの乗客(大人)が心の中で突っ込んだに違いない。「違う!サンソンじゃない!シャンソンだ〜!」と。しかしもちろん面白いので放置である。
きっと彼女たちにはこれから何年か,この早口言葉は「新春サンソンショー」と記憶されるだろう。そして何かの機会に他人に指摘されて恥ずかしい思いをするのである。新緑まぶしい季節に起きた小さな悲劇であった。
正規表現は長い文字列の中から求める文字列を得る手段だが,データベースから求めるデータを探し出す手段はSQLということになる(表現がマズいかな?)。
VB6でオラクルのデータベースに接続し,データを読んだり書いたりするプログラムを書いている(仕事で書かされている)。幸いVBとオラクルをつなぐブリッジはソフト屋さんが書いてくれたのだが,SQL文は自分で書かなくてはいけない。
データベースの設計自体はWebmasterの書いた酷い原案を元に,ソフト屋さんが意図を汲んでキチンと正規化してくれてだいぶスッキリとしたのだが,それでもSQL文を駆使して所望のデータを取得するのが,最初はなかなか大変だった。意図した通りにスパっとデータが抜き出せるとなかなか気分が良い。
ちなみにテーブルの確認やテストデータの作成にはSI Object Browserを使っている。これはとても便利なソフトらしくオラクルを使う人には常識のようだ。今のところ試用版を使っているが,1ライセンス4万円なら買ってもいいかもしれない(というかこれがないと効率が激しく落ちる)。
貴重なオラクルだが,自分のパソコンに入れると重いので,専用に新調したThinkPadにインストールして,自席からリモートデスクトップで操作している。オラクルを入れていないパソコンからネットワーク経由でデータベースに接続できれば一番いいのだが,やり方がわからない。
懸命な読者の方はおわかりだと思うが,Webmasterが仕事の話を書くときはネタがなくて困っているか,仕事が忙しくてネタを考える余裕がない状態ということである。
茨城県は「いばらきけん:I-BA-RA-KI-KEN」と発音するのが正しい。よく「いばらぎ」と間違えられるが,濃い茨城県民の前でうっかり間違えると「何もそこまで...」という剣幕で「いばら,きっ!きは濁らない!」と訂正されるのでくれぐれもご注意願いたい。「いばらぎ じゃなくて いばらき」という本まで出ているほどだ(しかも2冊も)。
だがしかし,地元のスーパーからしてこのありさま(写真)である。ちっとも地元を愛していない。ちなみに「いばらき」と正しく発音しているのは茨城県民とNHKのお天気お姉さんだけだという説もある。どうせ最近のワープロは「いばらぎ」でもちゃんと「茨城」と変換してくれることだし,いっそのこと県知事あたりがどっちでもOKと宣言すればいいのではないか。
他県の人から見ればどうでもいいことだが,そこに住む県民にとってみれば譲れないこだわり,というのはどの県にもありそうだ。
蛇足:「いばらぎって東北地方でしょ?」というのが最強のけなし文句である。これを聞いて少しムっとするようになってきたWebmasterは,だいぶ茨城に染まってきてるっぺ。
象られた力(飛浩隆)[bk1]読了。SFが読みたい! 2005年版国内編で1位となった中短編集。
この著者の作品は初めて読んだが ,初読の日本人作家で中短編集という点で共通する「老ヴォールの惑星」(小川一水)と比べるとちょっとインパクトが弱かった気がする。どの作品もなかなか面白いのだが,読後の感動は薄かった。あくまでも個人的感想であって,冒頭の短編「デュオ」などはSFとしては異色の音楽(ピアノ)モノだったりして,ハマる人はハマるかもしれない。「グラン・ヴァカンス」という長編も出ている(文庫化はまだ)らしく,電脳空間/AIモノらしいのでWebmasterの好みにはそちらの方が合いそうなので文庫化を楽しみにしている。
収録作品のテーマがわりと広いジャンルにまたがっていて全体の感想が書きにくいので個別に少し。
・デュオ
上述のように音楽モノ。ミステリ的な楽しみもある。
・呪界のほとり
クラークの第3法則「充分に発達した科学技術は,魔法と見分けが付かない」の究極の姿。こういう設定はキライではない。
・夜と泥の
地球化(テラフォーミング)組織「リットン&ステインズビー協会」が出てくる,表題作と共通の世界観。
・象られた力
図形のもつ力と物理宇宙のインフラストラクチャへのアクセス系の話。ジャンル的には神林長平に近いかもしれない(偏見)。この表題作が一番ボリュームがあり読み応えもある。
ネタがないので映画鑑賞の話題でも。Kinoppy(奥様)がコナンくん好きということで,昨年から劇場版を観に行っている。昨年は近所のスーパーのビデオシアターで観たのだが,そこは先日閉館してしまった。車で30分ほどのところに郊外型の大規模シネコンが出来た影響だろう。
で,そのシネコンに行ってみた。作品が作品なので昼間はちびっこが多いだろうから,レイトショーである。お金も節約できて良い。設備は立派だし席もゆったりしている。これでは従来型の映画館は苦しいだろう。
コナンくんたち少年探偵団は小学1年生という設定である。物理法則を無視しているとしか思えない薬で子供にされている二人はともかくとして,特に光彦くんなんてちょっと賢すぎではないか。まあ小学1年生で前代未聞の10浪していると考えればそれもアリなのかもしれない。ちなみに最近光彦くんの声(声優さん)が変わったような気がするのだがKinoppyが信じてくれない。
最近は大人の視聴者も意識しているのか,劇場版のトリックはなかなか凝っていて,同伴したおとーさん,おかーさんには少し難しかったかも。
怪盗キッドの素顔が工藤くんとそっくり(声も同じ)というのは,ラストへの壮大な伏線なのかもしれないが,どうだろう。ちなみに劇場版は11作目も製作決定だそうで,蘭ちゃんの待ちぼうけはまだまだ続きそうである。
猫のピート生後1年つづき
ここまで1歳になるピートについていろいろ書いてきた。多少(多少?)しつけに問題があるにしても,今ではすっかり家族の一員である。ペットの寿命は短いのであまり可愛がり過ぎると,死んだときに辛いというアドバイスも頂く。最近ではペットロスという言葉があるくらいだ。
それは確かにその通りかもしれない。だがゴロゴロと喉を鳴らしながら膝に乗ってきたり,まるで言葉を喋るようにニャーニャー鳴いて遊びに誘ってくるほど懐いたピートを,あまり可愛がるなというのはKinoppyにとってもWebmasterにとっても無理な相談で,こうなったら最期までキチンと可愛がって,そしてそのときがきたら思う存分悲しもうと覚悟している。まだ1歳なのにこういうことを考えなくてはいけないのは辛いことだが,動物を飼う責任とはそういうことだろうと思う。
1年目で最大のイベントは去勢手術だった。手術後,麻酔が切れるまでの一晩は何度も嘔吐して足取りもおぼつかず,見ていて辛かった。しかしそれ以外は病気もせず,去勢後も元気いっぱいである。たまに大人しい時があると,「具合でも悪いのかな?」と心配してしまう。1日1回噛みつくくらいがピートらしくて良い。
小さいうちは散歩に連れ出すと「ちいさ〜い!」「かわいい〜」とモテモテのピートだったが,体重4キロを超えた頃からあまり注目されなくなった。声をかけてくれるのは猫好きな方ばかりで,それはそれで嬉しいのだが...。確かに子猫には反則的な可愛らしさがあると思う。
キレイな薄桃色の肉球,柔らかいお腹の肉など,今でもチャームポイントはたくさんあるピートであるが,抱えるとずっしりと重く,出かけるのに気合が必要になってきた今日この頃である。しかし暖かくなってきたことだし,狭い部屋にばかり閉じこもっていないで,外を走り回らせてやろうと思っている。
写真的な反省点としては,ついデジカメ(Finepix S5000)に頼ってしまい,銀塩での撮影をほとんどしなかったこと。リバーサルに至ってはビタ一枚も撮っていない。多少コストはかかっても撮っておけば良かったと思っても,一番可愛い子猫の時期はもう戻ってこないのである。
猫のピート生後1年つづき
猫は1日のうち14時間くらいは寝ているというから元々人間とは睡眠の周期が違う。人間が寝ているときは静かに寝ていて欲しいが,もちろんそんな気を使うピートではない。
本当に小さいときは危険があるかもしれないので,夜はキャリーケースの中に入ってもらっていた。少し大きくなると廊下(トイレにはアクセス可能)に出しておくようにした。
しかしだんだん寒くなってきてそれも可哀想に思ったので,次は寝室だけは扉を閉めて,それ以外の場所はピートの自由にさせてやった。これだとある程度の時間はリビングのキャットタワーなどで大人しく過ごしてくれるのだが,早朝(4時とか)になると鳴きながら寝室の扉を開けようとシャカシャカするようになった。
このシャカシャカはけっこう強烈で,とても無視して眠っていることはできない。仕方なく寝室の扉もピートが通れる程度に開けておき,昼も夜もピートは自宅を好きなように動けるようになった。
すると,夜中に気が向くとベッドの上でゴロゴロと喉を鳴らしたり,布団の中に潜り込んで眠るようになった。狭いベッドなので人間もピートもあまり落ち着かないが,ゴロゴロ言いながら枕に顔を乗せてまどろむピートを目の前で見るとそれはそれは可愛くて,幸せな気分になる。しかしピートなりの善意からなのか,早朝になると顔を舐めたりペシペシと叩いたりして起こしてくれるため,KinoppyもWebmasterもちょっと寝不足気味の毎日である。
画面が狭い点以外は快適なPowerBookG4(12")である。世間ではインテルMacだとかBootCampだとかが話題らしいが,悔しいので別に気にならない。
だが,最近1歳になった猫のピートがパソコンに興味をもつようになって困っている。いや,パソコンに興味があるわけではなく,飼い主がパソコンに夢中になることによって猫と遊んでやるのを忘れているのが気に入らないということなのだと思うが,とにかくパソコンに向かっているとキーボードの上で座り込みをしたり,ディスプレイを倒したりと,なんとかパソコンから自分へ注目を奪い返そうと必死なのである。
このままでは高価なパソコンが壊されてしまうかもしれない。この危機をハード面からなんとか出来ないだろうか。
・キーボードにアクリル製のカバーを乗せる。
>これだとキーボードは防御できるが,ディスプレイへの攻撃に対しては無力である。
・箱状の透明カバーでパソコン全体を覆う。
>確かに猫の攻撃からは護れるが,人間も操作できない。
むむぅ。これはなかなか難問である。SF的に考えるとどうだろう。パソコンに内蔵されたカメラで常時周囲の状況を監視し,猫が近づいてきたことを形状認識により確認すると同時に,猫には無害だが通過できない力場を発生し,これを撃退するのだ。名付けて絶対猫防御(Absolute Anti-Cat Field)。
いや,そんなものが欲しくなるほどピートの攻撃はしつこいのである。パソコンにはたいていセットになっているマウスという機器もよろしくない。そんな名前では余計に猫の興味を引いてしまうではないか。
今日もピートがキーボードの上で座り込みをしている。無効なキー入力でひたすらビープ音が鳴り続けてもまったく意に介する様子がない。このエラー時のビープ音を犬の鳴き声にでもしたらいいかもしれない。と,思ったが警告音は内蔵の音からしか選べない...ような気がする。
猫のピート生後1年つづき
猫はキレイ好きで毛繕いを欠かさず体臭もないので,短毛種の場合は無理してシャワーなど浴びさせなくてもいい,というのが一般論のようだ。かかりつけの獣医にもそう言われている。
完全室内飼いの場合はそれでもいいのだろうが,ピートはたまに散歩に連れて行くし,人間と同じベッドに潜り込むことも多いので1〜2ヶ月に1回は猫用シャンプーで洗っている。
シャワー時はかなり嫌がっているように見えるのだが,他の猫も飼ったことのあるKinoppyが言うには,これでも大人しい方らしい。ただドライヤーだけは怖いらしく,乾燥は浴室暖房を使うか部屋を暖かくしてひたすらタオルで拭く。
自分のシャワーは嫌がるくせに,人が風呂に入っていると気になるらしく,入浴中は扉の前で待っていて,扉を開けると浴室に入ってきて浴槽のふちに行儀良く座って見ている。人間がシャワーを浴びるときは飛沫がかかってガマンできなくなってから渋々脱衣所まで退散する。風呂が嫌いなのか好きなのかよくわからない。
猫のピート生後1年つづき
ペットはかわいいが実際飼うとなると,「旅行などに出かけづらくなる」という理由で躊躇される方は多いと思う。Webmaster家でもピートを置いて一晩家を空けたのはこの1年で1度だけだ。
もちろん日帰りで出かける程度なら,フードと水を充分に容器に入れておき,トイレを清潔にした状態で外出すればほとんど問題はない(よほどの子猫の場合は別だが)。カメラをセットして録画などをしたわけではないが,主に寝ながら家人の帰りを待っているようだ。
これが一泊以上となるとさすがに気を使う。フードと水は多めに用意するとしても,トイレが汚れたままなのは嫌がるし可哀想だ。出来れば連れて行ってやりたいが,行き先がペット不可な場所だとそうもいかない。ペットホテルを利用する手もあるが,わがままピートが大人しくしているとは思えないし,やはりピートの気持ちを考えると可哀想だ。というわけで,「旅行などに出かけづらい」という懸念は当たっている。
一晩家を空けた日は,いつものトイレの横にもう一つ予備のトイレに猫砂を入れておいて,水もフードもたっぷりと準備しておいた。それでも帰るまでは心配で,頻繁にそういう機会があるとか,二泊以上留守番をさせるような場合は,知人に世話を頼むなどする必要があるだろう。ペットの気持ちを考えたら,常に誰かが家にいる状態が望ましいと思う。
今はもうない—SWITCH BACK(森博嗣)[bk1]読了。S&Mシリーズ第8弾。
清々しい読後感。殺人事件が起きているのに清々しいという感想はいかがなものかと自分でも思うが,この「やられた〜」感はなかなか心地良い。
一作目でこの話を書くことはできないし、シリーズ未読の人がいきなり本書を読んでも,面白さは半減以下だろう。そういう意味でシリーズものの特性を最高に上手く生かした傑作だと思う。SFでしか得られない感動がある,と書いたことがあるが,シリーズものミステリでしか味わえない感動もまた,ある。
猫のピート生後1年つづき
噛み癖とツメ研ぎ以外も,しつけらしいしつけはことごとく失敗と言っていいだろう。唯一覚えたのはフードを食べるときの「おすわり」だけ。しつけスプレーや両面テープ作戦(ベタベタするのを嫌がって登るのをやめる)なども展開して防衛しようとしたテーブルも結局征服されてしまい,もはや家中でピートが入れない/登れない場所はない。
まあ,よほど興奮して暴れているようなとき以外は,テーブルに飛び乗っても障害物は避けてくれるので,コップをひっくり返したりする惨事はたまにしか発生しない。
トイレは最初からちゃんと出来ていたのでしつけたとは言えないかもしれない。さすがに猫はキレイ好きで,トイレを汚れたまま放置しておくと抗議される。
構ってもらいたいというジェスチャーなのかもしれないが,WebmasterやKinoppyがパソコンに向かっているとキーボードの上を歩いたり,そのままキーの上で寝そべったりする。ピートの重量と抜け毛でパソコンが壊れないか心配だ。
猫のピート生後1年つづき
ツメ研ぎも結局しつけることは出来なかった。お気に入りはKinoppyが独身時代に買った本革のソファで,すでにボロボロになっている箇所もある。
市販の猫用ツメ研ぎグッズは何種類も購入して,マタタビをすりこんだりして与えてみたが,ピートはマタタビを舐めて酔っ払うだけで,それらを使ってツメを研ぐことはほとんどなかった。幸い(?),よく聞く壁や柱への被害はなくこの点は助かっている。
本物志向のピートに合わせて,本革製ツメ研ぎでも作ってやればいいのかもしれないが,あの形状と位置(研ぐ場所はソファの同じ部分)がピートにとっては大切なのかもしれず,なかなか難しいような気がしている。
ピート1歳の記事を書いていて気付いたことだが,新しい記事をアップした後に,先にアップしてある目次ページの方を変更・再構築すると目次記事とその後に書いた記事のパーマネントリンク(URL)が勝手に変わるという現象が発生。
以前はこんなことは無かったと思うのだが,何か変な操作をしてしまったのだろうか...。まあトップページから観ていただく場合はたいした問題はないが,個別記事にリンクをしていただいた場合とか,検索エンジンに対してはあまり良い挙動とは言えない(というか悪い)。
月代わり処理のバグかとも思ったが,Movable Typeのバグ情報は無いようなので,やはり操作法に問題があったのか...。今後も個別記事のURLが勝手に変わる事があるかもしれないので,その場合はご容赦願いたい。
猫のピート生後1年つづき
噛み癖は結局治っていない。子猫の頃から強く噛むと叱ったりしていたのだが,まったくヘコたれず完全に根負けである。ただ,KinoppyもWebmasterも血だらけにはなっていないので,ピートなりに加減しているのだと思う。ゴロゴロと喉を鳴らしてリラックスしていても,突然思いついたように噛み付きモードに切り替わることもあって,この辺の心理は1年経ってもサッパリ解らない。
噛み付いているときは耳を戦闘機の可変翼のごとく折り畳むのが特徴。最初は軽く甘噛みをしていても,どういうわけか噛んでいるうちに興奮してきて(正帰還でもかかっているのか?),前脚で人の腕(脚)を抱え込んで,後脚でゲシゲシと蹴りを入れる(ツメは立てない)。こんなときは一度距離を置いて,ピートの気持ちが落ち着くのを待つ以外に手立てはない。
あまりに早く母猫から引き離されると,噛み癖が残るという話をどこかで読んだ。捨て猫なのでそれが原因という可能性は確かにある。また,猫によく見られる「ふみふみ運動」がピートには見られない。母猫に母乳をもらうための仕草の名残りらしいので,それをすることなく母猫から引き離されたということかもしれない。じつは悲しい過去を背負っている(かもしれない)ピートなのであった。