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●SF本再読 順列都市
「順列都市(上・下)」(G.イーガン)を再読。
1999年に購入した本(原著は1994年)だが,いまだにお気に入りの一冊。
物理宇宙との関係を完全に断ち切って引きこもってしまうお話なのに,スケールは果てしなく大きい。
●今日の工作 風力発電キット
今日は風が強いな,ということで学研大人の科学マガジンの「風力発電キット」を買ったまま組み立てていなかったのを思い出した。
形式は3枚ブレード,可変速のダウンウィンド型で,発電した電力は100%ナセルに設置されたLEDの点灯に使われ,売電はできない。工作としては非常に簡単で,ちょっと物足りない。まあ発電機の巻線を自分で巻けと言われたらそれはそれで困るけれど。
ペットボトルに固定できるようになっているので,ベランダに置いてみたが外は強風でもベランダの中はあまり風が吹き込まず,吹き込んだときでも風向と風速が安定しないので,風況としては良くない。こういう風況ではバーチカルブレード型の方が向いているかもしれない。
例によってデルタに回してもらってお茶を濁すことにしよう。
【動画】ねこ+風力発電=ねこ力発電
●SF本購入 SFが読みたい!2008年版
「SFが読みたい! 2008年版—発表!ベストSF2007国内篇・海外篇 」(SFマガジン編集部編) 購入。
自分の中で文庫以外に購入しても良いと決めているのは毎年発刊されるこの本だけ。本の性格上文庫化はされないし,図書館に並ぶとも思えないため。
ここで発表されるベストSFを見て,今後買う本の参考にしたり(上位はたいてい単行本なので文庫化されるのを待つのだが),世の中における自分の好みの位置付けを把握できたりする。自分がいくら面白いと感じてもランク外の作品もあるし,その逆もある。
しかしミステリ関係の同様の趣旨の企画本はどの書店でも目立つところに積んであるけれど,この本は何軒か本屋を回ってやっと見つけた。しかも文芸コーナの目立たないところにひっそりと立ててあって,そもそもSFというジャンルの世間での位置付けを思い知らされた。
【ご参考】SFが読みたい! 2007年版
●続々インドア派のアウトドア道具好き
以前紹介したコールマンのシングルバーナーは最初に買ったホワイトガソリンがまだまだたっぷり余っている。ちょっとしたハイキングで持ち出して使うにはガソリンバーナーはとにかく面倒くさすぎる!
ということでインドア派なのにまたアウトドア道具を買ってしまった。今度のはお手軽なガスタイプ。軽いしコンパクトなので荷物にもならない。点火もワンタッチで,ガソリンバーナーのあの苦労はなんだったのよ,という感じ。
せっかく買ったので今年はカメラとお茶セットを持ってもっと外に出掛けたいと思っている。
●今日見た景色 諏訪梅林
ペンタSPに久しぶりにカラーフィルム(ネガ)を入れて近所の梅林へ。前回調子の悪かった露出計も今回は絶好調。
しかしこの辺ではまったく咲いておらず。大きなカメラを携えた人も来ていたけれど,さて何を撮ろうかなと困っている様子だった。桜もそうだが,満開と好天と休みが重なるタイミングというのがなかなかなくて難しい。
写真は唯一咲いていたピンクの濃い梅。最後の写真はかんな氏が育てている盆栽。
ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / CENTURIA100
●SF本読了 フラッタ・リンツ・ライフ
「フラッタ・リンツ・ライフ」(森博嗣)読了。
「 スカイ・クロラ」シリーズ第4作。2008年2月時点で読める文庫の最新刊。単行本とノベルスでは5作目が出ており,それで完結らしい。
ちょっとSF的なネタも出てくるけれど,それはこのシリーズの本筋ではないだろう。
●フルート練習中 ドナドナ
年が明けてからすっかりフルート練習をサボってしまっていたWebmasterである。
平日は無理でも,せめて土日くらいは音を出さなくてはと反省するのだが,土日になると他にもやりたいことがいろいろとあって楽器を組み立てずに終わってしまう。
そんな感じでどんな演奏になるか,一応録音した曲をアップしてみる。まあ,サボっていた割には音は出ているかな,という感じか(自分に甘い)。かなり間違えているし,スラーがつながっていなかったりするけれど,サボっているとこんな感じという参考にしていただきたい。
演奏:ソウヘイ&かんな
●ノンフィクション読了 知能の謎
「知能の謎—認知発達ロボティクスの挑戦ー」(けいはんな社会的知能発生学研究会編)読了。
近所の図書館に蔵書していなかったのでリクエストしたら,県立図書館の蔵書を取り寄せてくれた。
人間と同じような知能を持った知能ロボットの実現の鍵は「身体性」にある,というようなお話で,そうするとHAL9000のようなAIは実現性が低いということになってしまうのだろうか...。しゃべるコンピュータ好きとしてはちょっと残念な感じ。
ヒューマノイド型の知能ロボットから,手足や視聴覚以外の入力デバイスを除去したら...確かにまともな思考はできそうもない。いや,人間だってもっと重度の身体障害でも明晰な思考をしている方もいるのだからそうとは言い切れないような...?
ちょっと難しいところは斜め読みしてしまったけれど,序論のフレーム問題の話とか,テレビにもよく出ている茂木健一郎氏の「クオリア」のお話,ロボット三原則と積層アーキテクチャのところなんかは結構わくわくして読むことができた。
●PowerBookG4(12インチ)のキーボード交換
PowerBookG4(12インチ1.5GHz)のキーボードを,先日入手した英語キーボードに交換する。
作業時間は20分ほどだと思うが,元のキーボードを取り外すときは細心の注意が必要だ。特に,HDD交換が目的でキーボードは元のものをそのまま使おうと思っている場合など,取り外すときにファンクションキーのキートップ(KeyCapの爪とパンタグラフ)を破損してしまう場合がある。実際,今回日本語キーボードを取り外すときもうっかりF1キーのキートップを壊してしまった。
キーボードの取り外し方法はいろいろなページで解説されているが,一応簡単に紹介しておこう。キーボードを固定しているネジは3本あるので,これをはずしていく。
まずは電源を切ってバッテリーを外しておく。
メモリスロットを開けて,キーボードを裏側から止めている長めのネジを1本はずす(念のためメモリは外して作業した)。
ここからが注意が必要な作業。キーボードを表から止めているネジはF1キーとF2キーの間に1本,F11キーとF12キーの間に1本それぞれあって,キーボードを外すためにはこの4個のキートップ(KeyCap)を取り外す必要がある。キーを上から見て左側に2つ爪があり,KeyCapを左側から持ち上げるようにすると外れる...のだが,一気に外そうとするとすぐに爪が折れてオシャカである。たぶんWebmasterのように1回壊してみればコツがつかめると思うのだが,キーボードの予備がなくて絶対に壊せない,という場合は慎重に作業することをオススメする。
写真はKeyCapを取り外したところ。ネジには目隠しにグレーのシールが貼ってあるので,これを剥がすとネジがはずせる。
これでキーボードが持ち上がるので,本体とのコネクタを外してやればキーボードの取り外しは完了。
買った英語キーボードを上記と逆の手順で取り付ける。VINTAGE COMPUTERで買ったキーボードには,必要なネジや目隠し用のシールもすべて同梱されていた。
取り付けが完了したら,電池とACアダプタをつないでパワーマネージャ(PMU)をリセットする。PMUのリセット方法は機種によって異なるが,この機種では以下のキーボード操作となる。
1. コンピュータの電源が入っている場合は、電源を切ります。
2. キーボードの「Shift」、「Control」、「Option」、「パワー」の各キーを同時に押し、“パワーマネージャ”をリセットします。このとき「fn(ファンクション)」キーは押さないでください。
3. 5 秒間ほど待ちます。
4. パワーボタンを押してコンピュータを再起動します。
これで無事に英語キーボードが使えるようになった。ちなみにPMUをリセットせずに起動すると,何かのキー操作をしたタイミングでOSXがフリーズする(ちゃんと再起動を促すメッセージは出る)。
さて,自力で英語キーボードに交換しようとするようなユーザには蛇足だと思うが,英語キーボードには「かな」「英数」などの日本語モード切り替え用のキーがない。どうするかというと,「コマンド」+「スペース」で「日本語」⇔「英数」が切り替わる。これは昔のMacと同じ。
さらに蛇足だが,Aキーの隣にCtrlがないと気持ちが悪いという人(Webmasterもそう)は,システム環境設定の「キーボードとマウス」から「修飾キー」を選んで,お好きなキーマップに変更しよう。
ここまで金をかけて育てたPowerBookG4にはさすがに愛着が沸いてしまったので,インテルCPU機には浮気せず,末永く使ってやりたいと思っている。ただ,今回分解してみたらあらゆる隙間にネコの毛が入り込んでいることが判明。ある程度予想していたこととはいえ,本体もあちこち傷だらけだし,果たしていつまで無事に動いてくれるのか心配である...
【参考サイト】
PowerBookG4 12inchの【分解】
macmem.com:PBG4 12インチばらし手順
Maclog:PowerBookG4 12" HDD換装
Apple:PowerBook および iBook のパワーマネージャ (PMU) のリセット
●PHS WX320Kその後(1年経過)
ウィルコムのPHSをWX320K(京ぽん改2)に機種変更してから1年が経った。
主な使い方は家族間の通話とメール(いずれも無料)とちょっとしたWeb閲覧で,料金はパケット定額オプションの1,050円以内に収まっている。これはブログなどテキスト中心のコンテンツをさらに画像表示を最小限(普段はOFF)にして閲覧しているのが効いているかもしれない。
機種変更して便利だったのはOperaサーバサービスを利用したRSSリーダ機能。購読しているブログの更新を知ることができて,最新記事をすぐに読むことができる。残念ながらMac用のブラウザとしてはOperaを使っていないのだが,このサービスは便利なので続けてほしい。
内蔵カメラの画質はそれなりだが,写真付きメールでも無料で送れるので,デジカメを持っていないときにはPHSで撮ってその場で自宅アドレス向けに送信する(撮速メール)という使い方をけっこうしている。
今どきのケータイと比べるとまだまだ動作は「もっさり」している感じだが,上記のような使い方をしている限りそれほどストレスはない。
1年経って電池の減りは確実に早くなっている。まだ充電なしでも2〜3日は使えるので支障が出るほどではないが,今年いっぱい乗り切るのは難しい予感がしている。電池だけ買い替えるか,安いキャンペーンのときなどを狙って機種変更するか,また難しい判断を迫られそうだ。
ちなみに当ブログでは特別に携帯向けページなどは用意していないが,携帯でアクセスすると頭に最新の記事本文が表示され,リンクなど余計な情報は下の方に出るようになっていると思う。ブログによっては頭からいきなりリンクや広告がずらずらと出てきてなかなか本文が読めないというページも多いが,もう少しスタイルシートなどを工夫してもらえれば便利かと思う。
●SF本読了 記憶汚染
「記憶汚染」(林譲治)読了。
出張中に読みかけの本が終わってしまったので,仙台駅前のジュンク堂書店で購入。タイトルからちょっとホラーっぽい内容を想像していたのだが,良い意味で裏切られた。
目もくらむようなスケール感とか,そういうものではないけれど,地に足のついた感じのSF。
携帯電話から発展した超高性能なウェラブルコンピュータ「ワーコン」がキーデバイスとして登場するが,現在のウェラブルコンピュータのイメージから考えると,ずばり「メガネ型」ということになるだろうか。すべての個人がワーコンを持っている,つまりみんなメガネっ子というステキな未来のお話である。
●ダークレス現像4回目
はとバスの東京観光にはペンタSPにネオパンSSを入れて連れて行った。しかし,しばらく撮っていなくて機嫌を損ねたのか,2枚ほど撮ったところで露出計が動かなくなってしまった。仕方がないのであとは勘で露出を決めて撮影。シャッタスピードを1/250sに固定して,薄曇りなのでf4くらいを基本に,その場の明るさを考えながら1,2段絞りを変えながら。浅草寺の中の写真は開放(f1.8)でシャッタ1/30s。手持ちではこのくらいが限界か。
露出計は電池切れかと思い,帰りに有楽町ビックカメラに寄って電池を調達。元々は水銀電池を使う仕様だが,現在は入手不可なので市販のアダプタをかませて酸化銀電池(SR626SW)が使えるようにしている。
しかし電池を入替えても露出計の針は動いたり動かなかったり。接触不良だろうか?また修理に出すと高そうだし,勘で撮れないこともないのでしばらくは放置しよう。
ダークレスでの現像は4回目。QW(水洗促進剤)をうっかり使い切ってしまったが近所で手に入る店がない。1回分50円の品を送料を払って通販で買うのもばかばかしいし...近所の写真屋で注文すれば取り寄せてくれるだろうか。
いつものようにベロ出し法で,QWとドライウェルを使用。準備から水洗い完了まで40分くらいでできるようになった。ただ,乾燥が終わったと思ってフィルムクリップを外したときに,クリップの隙間に残っていた水分がフィルムに垂れてしまって,1コマおしゃかになってしまった。反省。
デジタイズは近所の写真屋(富士フィルム店)でやってもらった。24コマCD書き込みで640円。やはりライトボックスとデジカメの接写でやるよりは断然キレイに取り込める。その分現像ムラが目立つのがちょっと恥ずかしい。
観光地で一眼レフカメラを構えている人を見るとたいていがデジタル。たまーに古いアナログカメラを提げている人を見かけると戦友のような気分になる。それにしてもフィルムの電脳一眼レフ(非デジタルEOSとか)はほぼ絶滅してしまったようだ。WebmasterもEOS5とEOS100をいまだに維持しているが,どうしても失敗できない写真を撮るときに出動する程度で,めっきり出番がなくなってしまった。
ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / NEOPAN SS
【ご参考】
ダークレス現像の記事一覧
●週末見た景色 東京
そういえば去年ははとバスで東京見物をしたなと思い出し,ちょうど仕事のストレスもたまっていることだしリフレッシュしようと,今年もはとバス東京観光に行ってきた。
予約していたのはお台場自由散策があるコースだったが,行きのJRが人身事故で遅れて遅刻。30分遅れでスタートする別のコースに変えてもらった。こちらは皇居〜東京湾ランチクルーズ〜東京タワー〜浅草というコース。
東京タワーも浅草もすごい混雑で落ち着いて見るような感じではなかったが,ランチクルーズはなかなか良かった。
ツアーが終わってから銀座のハンズでXウォーターを買うことができた。
Fujifilm FinePix S5000