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2010年02月28日

●au S002を新規契約

昨日からの続き。

auの携帯を選ぶことになったので,まずは機種の選定。さすがにウィルコムと比べて機種のラインナップが豊富。ただ,高機能な新機種は数万円もしてとても買えないので,auショップで新規ゼロ円となっている中から選ぶことになる。

この新規ゼロ円というのは頭金ゼロ円とか割賦の肩代わりというわけではなくて,本当に新規ならタダとのこと。その代わり「誰でも割」への加入が必須ということで,これは2年未満での解約で違約金(9,975円)がかかる。なので結局は2年は縛られることになる。

新規ゼロ円対象機種はSH004,CA004,S002,K002,iida PRISMO。SH004とCA004は画面も大きく高機能な機種。だいぶ悩んだけれど,これらはやめて,コンパクトなS002(ソニーエリクソン)にすることにした。かんな氏も同機種。

料金プランは想像通りかなり複雑。とりあえず写真添付メールを多用する(Flickrやブログ更新) ため,ガンガンメールというのが良いのかと思ったら,このプランEシンプルだと無料通話分がゼロで,ちょっとでも家族以外と通話するとバカ高い通話料が取られるという。で,無料通話付きのプランだとメールは通常のパケット扱いになってしまうとのことで,いったいどっちがトクなのかぜんぜんわからない。

数ヶ月様子を見て,ご自分の使い方に合うプランに変更もすぐにできますから,とauショップのおねーさんはおっしゃるので,プランSSシンプル(無料通話25分)+パケットのW定額ライト(定額料1,050円,上限額4,410円)にした。かんな氏はガンガンメールのプランEシンプル。

ということで,いったい月額2人でいくらかかるのかは,使ってみるまでよくわからない。パケット上限まで使って,他社通話がなければ(980+315+4,410+780+315+4,410=11,210円)になるのか?これならまあウィルコムとの差額は2〜3千円くらいだし,エリアの広さとか通信速度の速さとかをプレミアムと考えればまあ納得なのかなぁ。

しかし通信料って年間10万以上かかってるのに,みんなよく納得して払ってると思う。これがなければ良い車に乗ったり,1グレード上の賃貸や住宅ローンだって組めるだろうに。

あとauショップのおねーさんはもうちょっと自社のサービスを勉強しておいてほしい。なんでもかんでもサポートに問い合わせないとわからないというのはいかがなものか。そのサポートとの電話をこっちに代わってもらった方が話が早いだろ。結局PCサイトビューアとezwebとの違いはよくわからないまま。家族割を別居の家族と組むときの手続きも,人によって必要だという書類が違っていて,二度手間になった。

とにかく,携帯を変えるというのはもの凄く疲れるということがわかった。

S002

2010年02月27日

●PHS WX330Kその後(21ヶ月経過)

PHSをウィルコムのWX330Kに機種変更して21ヶ月経った。2年縛りが明けるまであと3ヶ月。

しかし,このタイミングでウィルコムの会社更生法申請のニュース。いよいよPHSも黄昏のようだ。ソフトバンクによる支援という話も出ていて,確かに孫さんのカリスマなら建て直せるかもしれない。が,個人的にはソフトバンクの商売のやり方は好きではない。

ということで約5年使ってきたPHSにいよいよ見切りをつける覚悟ができた。

ケータイ各社はウィルコムからの流出加入者巻き取りのチャンスだと思うのだが,「ウィルコムユーザーさんいらっしゃいキャンペーン」などは今のところやっていないようだ。

元々PHSはMNP対象外なので,どこに移るにしても新規加入となる。選択肢としてはドコモ,au,SBM,イーモバイルの4社だ。

イーモバイルは地方ではまだまだエリアが不安なので除外することにして,ソフトバンクは上に書いたように個人的に好きではないし,旧ボーダフォンに違約金を払って解約した経緯もある。ドコモは7年前までは自分で使っていたし,信頼性は高いのだが,これも個人的に脱NTT依存を進めている関係で選びにくい。うちの固定電話は050のIP電話のみで,NTTには1円も払っていない。

そうすると残るのはauということになる。

ちなみに料金的には3大キャリアなら大差ないようだ。昔はドコモは明確に高かったけれど,auショップで聞いたら同じような使い方をするなら今はほとんど変わらないと言われた。その点PHSはわかりやすい料金メニューで,パケットまで含めた料金は間違いなく一番安かったのだが,ネットの速度は遅いままだし,圏外も多いし,商売的には難しかったのだろう。

そういうわけで,対象をauに絞って機種や料金プランの検討を進めることにした。

(つづく)

PHS

2010年02月26日

●SF本読了 虐殺器官

「 虐殺器官」(伊藤計劃)読了。

怖いタイトルだが日本SF界の各種アワードを受賞した話題作。

タイトルがタイトルなら内容も内容で,かなり悲壮な感じ。個人的にはこういう話を読み続けるのは辛い。

ただ,伊藤氏が素晴らしいSFを書く作家だったことは間違いないので,早すぎる死が本当に惜しまれる。


2010年02月21日

●フルートその後(楽器の定期調整)

ギターの練習が忙しくてフルートを吹くヒマがないWebmasterだが,フルートみたいな高級な楽器は吹いても吹かなくても定期的なメンテナンスが必要だ。

で,便利なのが毎年開催される日本フルートフェスティバルin茨城。協賛フルートメーカーの展示・試奏や,調整・リペアをしてくれるブースが出るので,それを利用するわけだ。簡単な調整の料金は無料で,フルートオーケストラの演奏を聴いている間に調整してもらえるので助かる。

ムラマツのブースの人に調整をお願いしたら,「キレイに使って頂いてありがとうございます」と感謝されたが,実はぜんぜん吹いてないからキレイなんです,とはさすがに言えず。

今回は特に調子の悪いところはなくて,注油とキーバランス調整,コルクの位置調整をしてもらった。壊さないようにまた大事にしまっておこう。

フルート

参考リンク:茨城笛の会

2010年02月20日

●アコースティックギターFG730Sその後(交換後1ヶ月経過)

メーカー保証で交換してもらったFG730S,交換後の新しいギターもそろそろ1ヶ月経つ。

なかなか愛着がわかない感じだが,まだ一度も弦の張り替えをしていないからかもしれない。たった9ヶ月とはいえ,弾き込んで育てた経験値がゼロになってしまった空しさもある。

元々張ってある弦はヤマハのライトゲージ(FS50BT)で,買うと1500円もする高級弦だ。なのですぐに張り替えてしまうのはもったいない気がする。

ちなみにギターの弦は一度張ってしまうと再利用できない。いろいろなメーカーの弦を張って音の違いを試してみたいと思っても,何ヶ月もかかってしまう。(数日弾いてポイする覚悟があれば別だが)

録音は先日アップしたものが指弾きのアルペジオ(スリーフィンガー)のサンプルになると思う。ストローク(ピック弾き)のサンプルとしてまた一曲アップしておく。

■ギター:YAMAHA FG730S(2010年1月購入,弦:YAMAHA FS50BT),フルート:SANKYO ETUDE(1992年購入,リングキー),録音:ZOOM Q3


2010年02月16日

●ミステリ再読 冷たい密室と博士たち

「冷たい密室と博士たち」(森博嗣)を再読。

4年半ぶりに読んだら,犯人もトリックもすっかり忘れてしまっていて,新鮮な気持ちで楽しめた。これってもう新しい本を買う必要はなくて,手持ちの本をぐるぐる再読すれば良いということ?

「二十四歳ぃ!」犀川は思わず大声になる。「だめだめだめだめ、十歳も違うじゃないか!けしからん!」


2010年02月15日

●SFが読みたい!2010年版

「SFが読みたい! 2010年版」を購入。

「ハーモニー」(伊藤計劃)と「地球移動作戦」(山本弘)は気になるなぁ。文庫化が楽しみ。

今月に入って話題作が何冊か文庫化されて買ったけれど,これは2006年から2007年版で上位になった作品。文庫読みは最先端から3〜4年くらい遅れていることになる。

洋書はKindleで読めるらしいけれど,日本ではいつになることやら。もし電子ブック化するならSFほどそれに相応しいジャンルはないと思うけれど...


2010年02月11日

●アコースティックギターFS720Sその後(1年経過)

かんな氏のアコースティックギター,ヤマハのFS720Sを買って1年経った。アコギ弾き語りを習い始めてからは1年と1ヶ月経つ。

アコギに関するレビューなどの情報が少ない」と感じて定期的に(ヘタクソながら)録音を公開したりして,GoogleでFS720Sを検索すると当ブログが1ページ目にヒットするようになった。

しかし1年間こういうことを続けてきて,なんでネット上の情報が少ないかがなんとなくわかってきた気がする。要するに「そんなヒマがあったら練習する」という人が大多数ということだ。新しいギターを買うときだって,経験者ならネットなど見ずに馴染みの楽器店に行って予算の範囲内のギターを試奏して決めるだろう。結局信頼できるのは自分の耳だけなのだ。

そんな中,初心者向けに親切な解説などをされている方のサイトを見ると,BBSには自分でロクに調べようともせず「この曲はどう弾くんですか」「この曲のコードを教えてください」という「教えてくん」ばかり。どうかすると「○○という曲の弾き方を動画で解説してください」なんて書込みがあったりして,人の親切をなんだと思ってるのか,と言いたくなる。この方だってこうして初心者向けの動画を作るヒマで一曲でも新しい曲を練習した方がよほど有意義だろうに,本当に頭が下がる思いだ。

大幅に脱線したが,1年経ったFS720Sである。弦は年末にタカミネの激安のライトゲージ(3セットで980円)を張ったままで,さすがに響きが悪くなってきたのでマーチンのエクストラライトゲージに張り替えた。ようやく弦の張り替えにも慣れてきたが,細い1,2弦の巻き付け時と,最初のチューニング時は(切らないように)緊張する。

このギターは最初から弦高が低めで,1年経っても変形などもなく弾きやすい。ドレッドノートタイプよりも少し小ぶりなボディだが,よく鳴ると先生も褒めていた。

ということで購入後1年の録音。今回から録音器材がZOOMのQ3になっている。FS720Sの記事なのに申し訳ない&毎度同じ曲で恐縮だが,かんな氏がFS720Sでリードを,私がFG730Sでバッキング&ボーカルである。

■リード:YAMAHA FS720S(2009年2月購入,弦:Martin M170),バッキング:YAMAHA FG730S(2010年1月購入,弦:YAMAHA FS50BT),録音:ZOOM Q3

この動画をアップして記事を書くのに1時間くらいかかっているわけで,その時間でちょっとでも練習した方がスキルアップになるのは間違いない。

2010年02月10日

●SF本読了 メシアの処方箋

「メシアの処方箋」(機本伸司)読了。

神様のパズル」を読んだときに,いずれ他の作品も読みたいと書きつつ忘れていた。Amazonのオススメで表示されたのでそのまま購入。こうして考えるとAmazonの戦略は非常に効果的。逆にAmazonのオススメに表示されないと発売されたことすら気付かないという感じ。

内容は割と面白かったけれど,期待した方向とはちょっと違ったかも。


2010年02月06日

●ミステリ再読 すべてがFになる

「すべてがFになる」(森博嗣) を再読。

未読本も何冊か仕入れたけれど,平行してちょっとずつS&Mシリーズの再読を進めようと思っている。

この衝撃のデビュー長編で「はじめから完成していた作家」と評された森氏だが,改めて読み返すとキャラクタの性格などがまだ完全には確立されていないことがわかる。例えば犀川先生の口数が多いとか,国枝先生の言葉遣いなどの点で違和感がある(些細なことだが)。


2010年02月04日

●SF本再読 ZOKU

「ZOKU」(森博嗣)を再読。

ついに,とうとう,ようやく,満を持して,「ZOKUDAM」の文庫版が発売された。

ZOKURANGERが文庫化されるのはさらにまた数年先だろうから,ZOKUとZOKUDAMを大切に読んで行きたい。


2010年02月02日

●今日の買物 ZOOM Q3

楽器練習の録音には家電量販店のワゴンセールで3千円で買ったXA-C110(Victor)を1年ほど使っていた。

ただこれはあくまでもオーディオプレイヤであって,ステレオ録音はオマケ程度の性能しかなく,音質も不満だったし使い勝手も悪かった。

ギターを始めてからは余計にまともな録音器材が欲しいと思うようになったが,一応XA-C110もまだ使えるし,本格的なハンディレコーダは結構高いので躊躇していたのである。

そんなとき,ZOOMからQ3という動画も撮れるハンディレコーダが出たと聞いて密かに狙っていた。今回ようやくお小遣いが貯まったのでAmazonと提携している楽器店から購入した。

単に良い音で録音するだけなら,もっと安いZOOMのH2もあるし,ティアックのDR-07などもある。

それをあえてちょっと高いQ3にしたのは,たとえオマケとはいえ動画が撮れるという付加価値が魅力的だったからだ。

デジタルEOSを買う前にも何度か書いたことだが,ちょっとした動画が撮れる機能というのは便利なのである。もちろん今どきはケータイでも安物のコンパクトデジカメでもVGA程度の動画は撮れるけれど,しかしこれらは「音質」という面ではまったく期待できない。

そういう意味で「高音質+オマケ動画」という製品はこれまでになく,もし高音質の動画が欲しい場合には,音だけ別に録って編集ソフトで合成する必要があった。好きな人なら映像と音声をミックスしていろいろ効果を入れたりして楽しいのかもしれないが,今のところそんな趣味はないしパソコンのパワーも時間も不足している。単体で高音質音声と最低限の動画が撮れるなら便利ではないか,と思ったわけ。

御託はいいから録画を見せろと言われそうなので早速録ってみた動画がこちら。無加工のMOV(QuickTime形式)をそのままYoutubeにアップしたもの。音質設定はPCM 44.1kHz/16bitで,1分半の動画のサイズは60MBくらい。演奏はあちこち間違っているが勘弁してほしい。これでも何テイクか録ったのである。

■ギター:YAMAHA FG730S(2010年1月購入),弦:YAMAHAカスタムライトゲージ,録画:ZOOM Q3

XA-C110との音質の違いは明らかで,自分の演奏がうまくなったように錯覚する。XYステレオマイクによる臨場感も抜群で,フィールド録音にハマる人の気持ちが少しわかったような気がする。

気になる点としては通販サイトのレビューにもあるように,録音レベルがAutoとHiとLoの3つしか選べないこと。弾き語りならHi,大音量のバンドやコンサートならLoとか,あまり考えずに済むのは助かるけれど,あとでノーマライズする手間を考えると,録音時にある程度微調整できた方が良いのではないか。

動画の画質は評判どおりオマケ程度で,特に暗い場所には弱いようだ。しかしこの機種に対して画質で文句を言うのは筋違いというものだろう。

あとは電池の消耗が早いということなので,充電池を買い足そうと思っている。