ガラケーからiPhone5 64GBに機種変更して2週間になる。2年使ったiPod touch第4世代の用途は完全にiPhoneに引き継ぐことができた。
すぐに感じたのはやはりバッテリーを食うな、ということ。スマートフォンは便利だ。これ1台で電話もできるし、どこにいてもネットで調べ物や書き物ができる。地図だって現在位置付きで見られる。写真やビデオも撮れるし画面も大きくてキレイだ。
しかしである。便利だからと使いまくるとあっという間にバッテリーを消耗する。もしも出先でバッテリーエンプティになったら緊急電話もかけられない。それはマズい。バッテリーを節約しなくては。となる。
ちょっと調べたいことがあるけれど、電池がもったいないから帰ってから調べよう。とか、地図が見たいんだけど電池残量が50%切ってるからやめておこう。とか、電車の待ち時間でヒマだからツイッターでも見たいけど電池が…。などなど、スマフォを使っている人なら誰でも経験があるのではないだろうか。でもこれってせっかく便利な道具なのに本末転倒ではないか。「電池を長持ちさせるため」に持ち歩いているわけではないはずだ。
今の所は常に充電用のケーブルを持ち歩くとか、車用の充電器を買うとか、慎重な人なら荷物が増えるのを我慢してモバイルバッテリーを持ち歩くとか、ユーザー側で電池対策をするくらいしかないけれど、メーカーにはキレイな画面とかコンテンツよりもまず、電池残量を気にせず使えるモノを開発してもらいたいものだ。Kindle PWはそういう意味ではエライと思う。
iPhone5の機能に関してはだいたい思った通りで、iPod touch第4世代に比べると動作速度がかなり高速化しているのは快適。Bluetoothキーボードを使ってメモ帳で入力するときのサクサク感がぜんぜん違う。ただ、たまに保存されずにメモ帳アプリが落ちるのは相変わらずで、この点は早く改善して欲しい。
意外と便利だなと思ったのはSiriという音声認識機能。ちょっとしたメールを送るくらいなら充分実用になる。「かんなさんにメッセージ」「どんなメッセージを送りますか?」「今から帰ります」程度のことならタッチパネルを触らなくてもメッセージが送れてしまう。ただし、人がいるところで使うのはちょっと恥ずかしいと思う。
一緒に買ったレザーのケースは、非接触ICカードを入れておサイフケータイ風に使うことができるというものだが、残念ながらマンションのカードキーも、バスの定期券(Pasmoとは違う独自形式)も反応しなかった。干渉防止シートは付属してくるけれど、挟んでもダメだった。iPhoneの金属筐体がそばにあるだけでダメみたい。Suicaはまだ試していないけれど、反応しなかった時のダメージ(改札で止められる、レジであたふたする)が大きいのでなかなか試せない。