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2013年07月28日

●EOS6Dその後(3週間経過)

EOS6Dを購入して3週間経った。気になる点を少しずつ試しているところ。

【重さについて】
Kiss X2よりも200g重くなっている(680g)。部屋で猫を撮る分には気にならないが、カバンに入れて持ち歩くとなるとこの差がかなり効く。
元々カメラバッグも使わないし、レンズも一本だけ着けて持って出掛けることがほとんどなのだが、その最小限の荷物でも一眼レフは重い。
恒例のミラコスタ旅行には持って行きたいと考えているので、どの程度重さが許容できるか、近所の公園をカメラをカバン(ショルダーバッグ)に入れて歩いてみた。
EF40mm 2.8(130g)ならば、カバンも分厚くならずに済むし、重さもギリギリ許容範囲。それでも長時間は辛いかも。これが50mm 1.4(290g)になると途端にずっしりきてすぐに肩が痛くなる。
ということで肩に負担のかからない、ウエストポーチを買ってみた。これもカメラ用ではない。カメラ用というとクッションが入っていたり、交換レンズが入れられたりするがどうしてもかさばる。どうせレンズは1本勝負だし、クッションで保護するなんて気もない。ガンガン使ってなんぼの機械だと思っている。

EOS 6D

【動画について】
最近はプロも使っているというEOS Movie。デモを見ると確かに綺麗だが、コンデジと同じ感覚で猫の動画が撮れると思ったら大間違い。
大きいのがピントを自動で合わせ続ける機能がないこと。元々被写界深度が狭いので、動いているものを追いかけるとすぐにボケボケの動画になってしまう。
取説にも三脚にカメラを固定して、置きピンで撮れと書いてある。
いくつか猫を撮ってみたけれど、猫の躍動感のある動画をこのカメラで撮るのは無理だ。

コンデジ風に撮ってみた手持ち動画。すぐにピンボケになる。

三脚を使った場合。ビデオ用ではないので雲台がスムーズに動かずみっともないチルトになってしまっている。

【ファインダーについて】
元々メガネをかけていることもあって、ファインダーを見ながらマニュアルフォーカスでピントを合わせるのは苦手だった。特にKiss X2のファインダーはピントの山が掴みにくく、ライブビューを使わないとMFはほとんど不可能だった。
6Dでは多少ピントの山は掴みやすくなっているとは思うのだが、一発でピシっと合わせるのはやっぱり困難。マウントアダプターでオールドレンズを使う場合や、MFレンズを使う場合はライブビューが前提になると思う。スプリットイメージやマイクロプリズムの交換ファインダーがあったら良いのに(社外品ならあるようですね。気になるな...)

Kiss X2用に買ったEOS-M42マウントアダプタで,SuperTakumar 1:1.8/55を着けて撮った写真。ピントはライブビューで合わせた。
Pete
EOS 6D / SuperTakumar 1:1.8/55 (EOS-M42 Mount adapter)

2013年07月13日

●VWポロその後(バッテリー交換とドライブレコーダ取付け)

試乗車落ちのポロ(9NBUD)を買って3年半経った。走行距離は42,000km。

法定点検の代車は新型のポロGTI(6RCTH)だった。車検のときも新型だったし,VW儲かってるな,という感じ。ツインチャージャーの加速は素晴らしかったし,燃費も9Nよりかなり良さそう(JC08燃費は16.6km/L)。DSGのフィーリングも昨年借りた6Rよりも良くなっているように感じた。

代車のポロGTI

点検の結果は,購入時に履いていた夏タイヤ(コンチエココンタクトCP)があと1年くらいで寿命ということと,バッテリーがそろそろ要注意とのこと。

バッテリー上がりはキューブのときにかなり大変だったこともあって,早めに手当てすることにした。ちょうどディーラーでバッテリー交換のキャンペーン中だったこともあり,割引してもらえた。

6月から通勤にポロを使うようになった。往復24kmほど毎日車に乗るということで,やはり事故が怖い。ということで防衛的な意味も込めてドライブレコーダを付けることにした。本当はカーナビと同じようにディーラーで純正品があれば良いのだけれど,普及するのはまだまだこれからなのかな。

いろいろと安い製品も出ているけれど,信頼性が求められる機械でもあるので,ルームミラー取付けタイプで常時録画型のそこそこの値段のものをチョイス。

ドライブレコーダー

取付けは自信はなかったけれど,今後無線機などで応用する機会があるかもしれないので,DIYで挑戦した。電源の取り出しはヒューズ電源を使用。ケーブルがけっこう太いし,パネルをはがして綺麗に取り回すスキルもないので見た目はあまりスッキリできなかったけれど,まあ良いか。

取付けて早速録画した動画が下記。冒頭で直進レーンから突然右折する危険なクルマが映っている。できればこのドライブレコーダが活躍する場面がないことを願う。

こちらは高速道路の様子。トンネルが連続する区間。

記録画質を1080P HD(Full HD)にするとこんな感じ。フレームレートが10fpsに落ちてしまうのでカクカクした動画になってしまう。画質もたいして変わらないし,デフォルトの720Pが無難かも。

市街地の夜間はこんな感じ。肉眼よりかなり暗く見える。

さらに夜間の豪雨のときの様子を追加。降水量は50mm/hくらい。街灯がないところはかなり厳しい。あと,このときはかんなさんが運転しているためにカメラ(ルームミラー)の角度が少し傾いている。ルームミラータイプは運転者が頻繁に変わる場合は面倒だ。


2013年07月10日

●EOS Kiss X2その後(EOS 6DとEF 40mm F2.8 STMを購入)

デジタル一眼レフのEOS Kiss X2を買って4年半になる。最低5年は使うつもりだったけれど、たまにシャッターが切れなくなる不具合や、電源が入らない(前触れなく電池切れ?)症状が出るようになって、後継機を選定していた。

選定といっても小型軽量のフルサイズ機EOS 6Dが昨年発売されてからは、機種はほぼ確定していた(2012年末に書いた記事)。Amazonで価格をワッチしていたら、昨年末に一度150000円まで下がって以降はまた価格が上昇して、ずっと下がらなかった。それが最近また年末のレベルまで下がってきたということで、購入に踏み切った。

もっと安いKissや60D,7Dなどもあるけれど、APS-C機はKiss X2でたくさんというのが正直なところ。といって5D系は高いしデカいし重い。というわけで6Dはちょうど良かった。ちなみにAPSというのはAdvanced Photo Systemのことで、フィルム交換の際にベロを爪に引っ掛けたりという面倒な操作が不要のシステムのこと。短命だったがセンサーサイズを表す言葉として生き残った。

レンズ資産(というほどたいした資産ではないけれど、合計10万円分くらい)を無視してニコンに移る、という選択肢はカメラの更新のたびに考える。私の記憶ではちょっと前まではニコンが低画素数、高感度、キヤノンが高画素数、低感度という傾向だったと思い,それがあったのでニコンが魅力的に思えたことがあった。しかし6Dと比較されることの多いD600のスペックは、6Dよりも高画素数、低感度になってしまっている。いつからか関係が逆転したのだろうか?

室内の猫を撮ることがメインの使い方なので、常用ISOは高ければ高いほど助かる。逆に画素数は600万もあれば充分。実際、Kiss X2でも最高解像度で撮ったことはほとんどない。それでもフォトコンテストで賞も取れたし。

というわけで6Dに決めたのだが、フルサイズとしては軽いとはいえ、Kissに比べるとやっぱり重いのは事実なので、お出かけ用のレンズとしてEF史上初のパンケーキレンズEF 40mm F2.8 STMも一緒に購入。

EOS 6D

これからぼちぼち猫を撮って、高感度性能がどの程度有効なのか確認していきたい。このくらいのスペックならもう一生使い続けたい気もするけれど、そのうちまた壊れてしまうんだろうなぁ。昔みたいに一生ものの機械、とまでは言わないけれど、せめて大切に使えば20年くらいは持ってもらいたいものだ。レンズはすでにそのくらいの寿命はあるのだし。

Pete
Canon EOS 6D / EF 40mm F2.8 STM / 1/60 F2.8 ISO12800

Delta
Canon EOS 6D / EF 40mm F2.8 STM / 1/80 F2.8 ISO12800


2013年07月08日

●アマチュア無線その後(6m and Downコンテスト2回目)

6m and DOWNコンテスト(規約)への参加も2回目。かんなさん(JH1CFW局)が多忙ということで,ひとりでいつもの奥日立きららの里の駐車場(標高422m)で移動運用。2日目の9:30から14:00まで。

アンテナは一応モービル用に50/144/430の3バンドに対応しているダイヤモンドのSG9600を持っていたけれど,試しに50MHzで電波を出してみたらSWRが高くてぜんぜんダメ。受信はそこそこ聞こえたので,ボディへのアースの取り方が悪かったのかもしれない。基台はマグネット式で,アースもマグネットアースシートしか持っていない。

で,144/430の2バンドに出るとしても,もう少し長めのものが性能が良いだろうと,OMさんにCR1027(29/144/430の1.6mくらいのアンテナ)をお借りしてQRV。

144MHzや特に430MHzはQRN(ノイズ)やQRM(混信)がほとんどなくて,弱い信号でもクリアに聞こえる。そして聞こえている局にはだいたい届いているような印象だった。

周波数帯も広いので試しにCQを出してみたら,何局か応答があって嬉しかった。普段はQRPの局がCQを出しても見向きもされないことが多いので。

コンテストナンバーで送信出力がわかり,QRP(5W以下)は"P"を打つことになっている。Pの局同士で呼んだり,呼ばれたりすると親近感というのか連帯感というのか,CWの符号の上でも喜びが伝わってくるのが楽しい。こちらからも「ありがとぅ〜♪♪」と気持ちを込めてパドルを叩く。

そんなこんなで局数,スコアともに昨年よりも伸ばすことができた。ただ,3時間ほど経つと腰も痛くなってくるし,集中力も切れてくる。夜通し参加している局は無線の技術の他に体力と精神力がすごいと思う。

Freq.  Point Multi
------------------------
144MHz  28   9
430MHz  20   8
------------------------
Total   48   17
Score  816

マルチ
144MHz:福島,長野,東京,神奈川,埼玉,茨城,栃木,山梨,静岡
430MHz:長野,東京,神奈川,埼玉,茨城,栃木,群馬,静岡

6m and Down

6m and Down

2013年07月04日

●ミステリ読了 ブラッド・スクーパ

「ブラッド・スクーパ - The Blood Scooper」(森博嗣)を読了。Kindle版。

ヴォイド・シェイパシリーズの2作目。主人公は人を斬る。理由はどうあれ現代では認められないことだけれど,時代劇なら「あり」の展開。森氏の作品はSFっぽいところが好きだと思っていたけれど,これはこれで大変面白い。続きが楽しみ。

Kindleの読書にもだいぶ慣れてきた。Kindle Paperwhite3Gの電池は,スペック通りの8週間は厳しいとしても,1日1〜2時間程度の利用なら2週間くらいは充分使えそう。うっかり充電を忘れていて外出中にバッテリーが切れても,Kindle本はiPhoneでも読めるので安心感はある。

こうなってくると新刊がKindle化されているかはけっこう重要な問題で,読みたい新刊が複数あるときには,どうしてもKindle化されているものから買ってしまう。今でもまだKindle化されないアンソロジーなどはけっこうあるけれど,確実に客を逃していると思う。