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2007年02月28日

●フルート練習中 菩提樹ふたたび

Der Lindenbaum『菩提樹』(シューベルト)。クラリネットの録音を公開したことがあるが,フルートでも挑戦。ムラっちを買って2ヶ月になるが,一週間後の演奏から少しは上達しているだろうか?

何度録音しても毎回どこかで指を間違うか音が出なくなる。部分部分を取ればうまく吹けたと思っても,全体を通して仕上げるにはもっともっと練習が必要だ。まあ譜面を見てから30分後くらいの演奏なのでこんなものか(言い訳)。

例によって下のパートはかんな氏に吹いてもらっている。

2007年02月27日

●SF本読了 ひとりっ子

ひとりっ子」(G.イーガン)[bk1]読了。

日本オリジナルの第3短編集。イーガンの新刊とあれば無条件で買わねばなるまい。

読んでいるときは(情けないことに)気付かなかったが,訳者あとがきを読んで,あの作品とこの作品がじつはつながっていた(ネタバレのため詳しくは書けない),という事実に鳥肌が立った。短編集でもこんな大技ができるとは素晴らしい。

イーガンは短編も面白いが,やはり長編の新作が読みたいところ。

収録作品
・行動原理
・真心
・ルミナス
・決断者
・ふたりの距離
・オラクル
・ひとりっ子

2007年02月22日

●PHS機種変更

愛用してきた京ぽん電池がそろそろ限界で,どうしようかと思案していたところ,ウィルコムからなかなか魅力的な新端末が発売されたので,早速注文。

ネコ好きかんな氏は一目惚れした「nico.neco」,Webmasterは今までと同じ京セラの「WX320K」だ。

WX320Kは京ぽん改2などと呼ばれているくらいで,使ってきた初代京ぽん(AH-K3001V)とよく似ている。形も操作感もほとんど同じで,戸惑うことはないが,逆に言えば新鮮味がない

初代京ぽんで一番不満だった操作の「もっさり感」はかなり解消されていて,メールを書いたりWebを見たりする動作はかなり快適になっていると思う。カメラも130万画素でマクロ機能付きと,だいぶ実用的になった。

オフィシャル通販のウィルコムストアでの購入だったが,通販で機種変更というのは,切り替わりのタイミングなどどうするのだろうと気になっていた。最近の機種はAIR発番という機能があって,送付されてきた端末が翌日のAM2:00にセンタからの遠隔操作で自動的に有効になる。それまでは旧端末が使用可能ということで,なかなか考えられている便利な機能だ。が,翌朝旧端末と新端末両方の電源を入れておいたら,両方とも着信したり,旧端末にだけ着信したりと,ちょっと不安な動作。新端末からの発呼は正常にできるが,一応旧端末の電源は切っておいた方が無難だろう。

電話帳の移行は付属のソフトとUSBケーブルでサクサクできるが,Windowsしか対応していないというのはマイナス。またしても老体SOTECに鞭打って働いてもらうことになった。

WX320Kには初代京ぽんの電話帳を簡単にコピーできたが,nico.nekoはダメだった。USB端子は付いているが充電専用らしく,ユーティリティソフトでは認識されない。こういう場合はショップに持っていくか,手動で打ち直すしかないのだろうか。

nico.nekoはnico.のタカラトミーデザインモデルで,nico.自体と機能は同じ。通話とメールに特化した端末で,カメラやフルブラウザは搭載していない代わりに,コンパクトで可愛い端末。普段この大きさで,使うときだけ画面が大きくなってブラウザとカメラが付いたら是非欲しいが,ちょっと物理法則に反しているような気がしなくもない。

今までの携帯(PHS)端末の遍歴を記録のために書いておこう。
1998.8 N206Hyper (DoCoMo PDC 日本電気)
2002.6 P211i (DoCoMo PDC 松下)
2003.8 N51 (J-Phone PDC 日本電気)
2005.6 AH-K3001V (Willcom PHS 京セラ)
2007.2 WX320K (Willcom PHS 京セラ)

9年で5台,キャリアはDoCoMo,J-Phone(現SBM),Willcomと渡り歩いた。今の端末は出来れば3年くらい使いたいが,統計的にはやはり2年弱で買い換えることになるのだろうか。

ちなみにWebmasterはいわゆるポケベル世代なのだが,残念ながら一度も使ったことがない。一部の携帯電話には未だに「ベル打ち」と呼ばれる文字入力方式が実装されているのをご存知だろうか。

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2007年02月19日

●iとかjとか

虚数単位というのは−1の平方根,つまり二乗して−1になる数のこと。記号としては一般的には"i",電気の世界では電流のiと区別するために"j"を使ったりする。

二乗して−1になる数(実数)なんて存在しない。存在しないのに,なぜか電気の世界ではよく出てくる。最近は関数電卓が計算してくれるからいいようなものの,加減乗除も面倒だ。ExcelではIM〜という分析ツールの関数でないと扱えないし,書式も一般的じゃないので困る。

あーめんどくさい。

2007年02月16日

●お詫び 迷惑コメントフィルタ誤動作

最近迷惑コメントと迷惑トラックバックがもの凄い数で,デフォルトのフィルタ設定を越えてくるケースがあったので,フィルタの感度を高くしていたところ,迷惑コメントを防ぐついでに有効なコメントまで排除していたことが判明。

何件かのコメントは自動消去されてしまって,復旧できませんでした。ここ数日でコメントを書き込んだのに,反映されないという方がおりましたら。大変申し訳ありません。

2007年02月15日

●SFが読みたい! 2007年版

SFが読みたい! 2007年版 発表!ベストSF2006〈国内篇・海外篇〉」(SFマガジン編集部編)[bk1]購入。

内容が特に面白いというわけではないが,SF読みとしての自分のポジションを確認するために毎年買っている。ランキング上位の作品は文庫化されていないものが多いので,1〜2年前くらいの版をたまに見返して,当時のランキング上位作品が文庫化されているかどうか調べたりしている。

ご参考:SFが読みたい!2006年版

2007年02月12日

●週末見た景色 那須

3年ぶりのスキー。やはり積雪は少ない。夜は那須高原の貸別荘に泊まって,2日目は牧場でペロシキを食べて,「日本秘湯を守る会」登録の大丸温泉旅館で日帰り入浴。雪の降りしきる中,混浴の露天風呂を堪能。

下界に雪がまったく無いので無理もないが,温泉周辺だけ積雪&凍結路で,FF車が何台も坂を登れず立ち往生していたり,FR車に至ってはJAFに牽引救助されていた。今回キューブ(FF)は出さなかったが,もし出していたら大変なことになっていただろう。

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ついでに話題のYoutubeで動画をアップしてみる。

続きを読む "週末見た景色 那須"
2007年02月08日

●少子化問題と地球温暖化

時事ネタに触れるのは珍しいが,一言書いておこう。どこかの大臣が「女性は生む機械」だとか放言して物議を醸しているらしい。

この発言そのものは失言という他なく,腹の中でなんと思っていようと,皆が見ている前でこのようなことを口走ってしまう大臣はちょっと資質を疑われても仕方がないと思う。

この大臣が気にしているのはいわゆる「少子化問題」というやつだ。

一方,この冬は暖かく,記録的に雪が少ないなど,こちらも話題になっていて,こうなると昨年の大雪のことはケロっと忘れて「地球温暖化問題」と騒ぐ人が大勢いる。

さて,多くの方はとっくにお気付きだと思うが,少子化問題と地球温暖化問題は二律背反の関係にある。つまり,人口が増えれば消費エネルギーも増えて温暖化は加速してしまうし,温暖化を食い止めるためには人口の抑制(少子化の推進)が必須だ。少子化も温暖化も盛んに報道される割には,この当たり前の関係がズバリ指摘されるのを見たことがない。何か差し障りがあるのだろうか。

しかも少子化問題というのは日本をはじめ先進国の一部だけの話で,地球規模で見れば人口も消費エネルギー(炭酸ガス放出量)も増える一方である。

日本の少子化問題というのは詰まるところ,税金や年金を払ってくれる財源の不足という問題であって,件の大臣でなくとも,政治家はそういう目でしか問題を捉えていない。

「将来のために」と政治家はおっしゃるが,政治家の望むように人口が増え続けたとしたら,土地も資源も有限なのだから破綻するというのは子供でも判ることだ。本当に人類社会の将来を考えるなら,途上国も含めた人口抑制,カーボンフリーエネルギーやCO2固定化などの研究や食料の安定供給にこそ,もっと資源を投入すべきだろう。

先進国で少子化が進むというのは,生活スタイルの多様化だとか何とかいろんな説があるだろうが,じつは多くの人たちは(政府が何と言おうと)これ以上人口が増えてはマズいと,無意識に感じて子供を減らしているのでは,なんて考えてしまう今日この頃である。

2007年02月07日

●SF本読了 ゴールデン・エイジ1

ゴールデン・エイジ 1 幻覚のラビリンス」(J.C.ライト)[bk1]読了。

全3巻の第1巻ということで,全体を通した感想は保留としたいが,なかなか楽しめそうな予感。続刊が楽しみ。

冒頭から目くるめく遠未来の描写で,初心者(?)にはちょっと取っ付きづらいかもしれない。純粋なサイバースペース(仮想現実環境)から,テレプレゼンスユニット(遠隔操作体)による現実世界とのインタラクション,ソフォテク(支援AI)の視覚へのオーバーラップなどは,攻殻機動隊(マンガの方)2巻の描写をイメージすると理解しやすいと思う(技術レベルは桁違いだが)。

2007年02月04日

●週末見た景色2 浅草・隅田川

横浜から東京に移動して,はとバスの浅草散策〜隅田川下りのツアー。渋いイメージだがなかなか楽しめた。雷門から仲見世通りはもの凄い人出。川下りでは勝鬨橋をはじめとする数々の橋をくぐり,終盤には遠くレインボーブリッジとお台場を望むことができる。またバスの車窓からは銀座の街並を眺めることもできる。

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FujiFilm FinePix S5000

ペンタSPのレンズは55mm一本しか持っていないので,場所によってはもう少し広角が欲しいと思う場合もある。が,交換レンズがあるとどうしてもフットワークが鈍くなるので,気軽にパシャパシャ撮ることを考えるとやはり標準レンズ一本というのがいいのかもしれない。

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ASAHI PENTAX SP / SuperTakumar 1:1.8/55
FujiFilm SP100

●週末見た景色1 横浜

横浜駅東口からシーバスで山下公園へ。そこから中華街まで歩いて,飲茶を堪能。

写真はFinePix S5000で撮影したものと,

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FujiFilm FinePix S5000

ペンタックスSPで撮影したもの。メンテナンス後は快調で,マニュアルでの撮影もだいぶ慣れてきた。

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ASAHI PENTAX SP / SuperTakumar 1:1.8/55
FujiFilm SP100

2007年02月01日

●SF本読了 ニュートンズ・ウェイク

ニュートンズ・ウェイク」(K.マクラウド)[bk1]読了。

ワームホールゲート,超光速航行(FTL),時系列保護推定(CPC),精神のバックアップ・アップロード・ダウンロードなどなど,胸躍るSFガジェットが満載だが,ハードSFというわけではなく,軽めのスペースオペラ。

「時系列保護トラップさ。出現した位置はこっちの攻撃するには遠すぎて,しかもFTLで残りの距離を詰めるには,自分自身が存在できる光の円錐の外に出るか,時間を遡らなくちゃなんない。敵がいわば自分自身が追いついてくんのを待ってる間に,こっちは核ミサイルで——」