愛用してきた京ぽんの電池がそろそろ限界で,どうしようかと思案していたところ,ウィルコムからなかなか魅力的な新端末が発売されたので,早速注文。
ネコ好きかんな氏は一目惚れした「nico.neco」,Webmasterは今までと同じ京セラの「WX320K」だ。
WX320Kは京ぽん改2などと呼ばれているくらいで,使ってきた初代京ぽん(AH-K3001V)とよく似ている。形も操作感もほとんど同じで,戸惑うことはないが,逆に言えば新鮮味がない。
初代京ぽんで一番不満だった操作の「もっさり感」はかなり解消されていて,メールを書いたりWebを見たりする動作はかなり快適になっていると思う。カメラも130万画素でマクロ機能付きと,だいぶ実用的になった。
オフィシャル通販のウィルコムストアでの購入だったが,通販で機種変更というのは,切り替わりのタイミングなどどうするのだろうと気になっていた。最近の機種はAIR発番という機能があって,送付されてきた端末が翌日のAM2:00にセンタからの遠隔操作で自動的に有効になる。それまでは旧端末が使用可能ということで,なかなか考えられている便利な機能だ。が,翌朝旧端末と新端末両方の電源を入れておいたら,両方とも着信したり,旧端末にだけ着信したりと,ちょっと不安な動作。新端末からの発呼は正常にできるが,一応旧端末の電源は切っておいた方が無難だろう。
電話帳の移行は付属のソフトとUSBケーブルでサクサクできるが,Windowsしか対応していないというのはマイナス。またしても老体SOTECに鞭打って働いてもらうことになった。
WX320Kには初代京ぽんの電話帳を簡単にコピーできたが,nico.nekoはダメだった。USB端子は付いているが充電専用らしく,ユーティリティソフトでは認識されない。こういう場合はショップに持っていくか,手動で打ち直すしかないのだろうか。
nico.nekoはnico.のタカラトミーデザインモデルで,nico.自体と機能は同じ。通話とメールに特化した端末で,カメラやフルブラウザは搭載していない代わりに,コンパクトで可愛い端末。普段この大きさで,使うときだけ画面が大きくなってブラウザとカメラが付いたら是非欲しいが,ちょっと物理法則に反しているような気がしなくもない。
今までの携帯(PHS)端末の遍歴を記録のために書いておこう。
1998.8 N206Hyper (DoCoMo PDC 日本電気)
2002.6 P211i (DoCoMo PDC 松下)
2003.8 N51 (J-Phone PDC 日本電気)
2005.6 AH-K3001V (Willcom PHS 京セラ)
2007.2 WX320K (Willcom PHS 京セラ)
9年で5台,キャリアはDoCoMo,J-Phone(現SBM),Willcomと渡り歩いた。今の端末は出来れば3年くらい使いたいが,統計的にはやはり2年弱で買い換えることになるのだろうか。
ちなみにWebmasterはいわゆるポケベル世代なのだが,残念ながら一度も使ったことがない。一部の携帯電話には未だに「ベル打ち」と呼ばれる文字入力方式が実装されているのをご存知だろうか。