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2009年06月30日

●ノンフィクション読了 フェルマーの最終定理

「フェルマーの最終定理」(S.シン)読了。

久々のノンフィクション。図書館では単行本だけが置いてあったのでそれを借りてじっくりと読んだ。

日常よく使うのは本書の中で「美しくない」と数学者からは嫌われているコンピュータによる力技の解法だったり遺伝的アルゴリズムだったりするわけで,純粋数学からは遠いところで生きているWebmasterだけれど,本書は楽しめた。特にイーガンを再読した後だったりしたのでなおさら。

つまるところ、すべては数学なのだ。—G.イーガン(ディアスポラより)


2009年06月26日

●MSXのおもひで

昔,MSXというパソコン(規格)があった。これは専用ディスプレイが不要で,家庭のテレビにファミコンと同じようにつなぐことができたので,入門用パソコンとしては最適だった。CPUはザイログのZ80(3.6MHz)。

規格としてはVRAMが16kBまでのMSX1と,64kBまで拡張されたMSX2があって,Webmasterが買ってもらったのはMSX2(パナソニックのFS-A1)だった。

ファミコンと同じようなカセットスロットが付いていて,ゲームもできたけれど,やっぱり面白かったのはプログラムだ。

カセットを何も挿し込まないで本体のみで起動すると,内蔵ROMに焼かれたBASIC(MSX BASIC)のインタプリタが表示される。青い背景に文字が出るだけの素っ気ない画面だ。メニューも何もないので指令はコマンドを打ち込むしかない。当然マウスもない。

プログラムは次のように書く。先頭の数字は行番号だ。


10 CLS
20 PRINT "BABEL ";
30 GOTO 20
40 END

エディタとかコマンドラインの区別もなくて,行番号に続けて書くとプログラムと認識され,命令を直接書くとその場で実行される。上のプログラムを実行するなら"RUN"と打てば良い。

お店に展示してあるMSXで,よく上記のようなプログラムを書いて走らせて遊んだものだ。無限ループなので電源を切るかブレイクコマンドを知っている人しか止められない。迷惑な子供である。


10 MOTOR
20 GOTO 10

これもMSX BASICのリファレンスマニュアルを熟読してWebmasterが開発(?)したはた迷惑なプログラム。MSXはデータレコーダ(カセットテープ)を制御するためのリレーを内蔵していて,そのリレーを高速開閉させて本体から「ビー」というけたたましい騒音を発生させるわけだ。

MSX2はグラフィック性能も優れていて,256色同時発色が可能だった。グラフィックもBASICから制御できて,LINEやCIRCLEといった命令を駆使して画面に絵を描く。

ゲームを作るならスプライトだ。飲み物のことではない。背景とは独立したレイヤーにドット絵を描いて,それを動かすというもので,背景や他のスプライトとの重なりや再描画などを自動で処理してくれる便利な機能で,これなしではゲームが作れない。

音は標準だとファミコンと同等(PSG3音+ノイズ1音)で,BASICからだとMMLという音楽言語を使って音を鳴らす。例えば,


10 PLAY "o4l4CDEFGABo5C"

というプログラムで,4分音符でドレミファソラシドと鳴る。あるときFM音源パックというカセットが発売されて,これを挿すと段違いに高音質なFM音源が使えるようになって,知っている曲をずいぶん打ちっこんで遊んだものだ。

MSXに標準でFDDが付いたのはかなり末期の頃で,データの保存にはもっぱらデータレコーダが使われた。データレコーダといっても専用の機械を買うまではラジカセで代用していた。MSXにラジカセをつないで,録音状態にしてからSAVEするわけだ。せっかく打ち込んだプログラムなどの大切なデータが消えたら悲しいので,何重にもバックアップを取ったり,高級なメタルテープを使ったりもした。今考えたらハイポジくらいでも充分だったと思う。

2009年06月25日

●SF本読了 神は沈黙せず

「神は沈黙せず(上・下)」(山本弘)読了。

面白かったし,いろいろ考えさせられた。しかもUFO,超能力,超常現象などの情報量がものすごいし,ニセ科学やカルト宗教にハマる心理も勉強になる。さすがは「と学会」会長。そういえばファフロツキーズは最近も話題になったばかり。

旧約聖書(小説版)を読んだときはまさに本作の主人公と同じ感想を抱いたWebmasterである。


2009年06月24日

●架空請求?

会社の上司のところに,東京の寿司屋から請求書が届いた。飲食代4万5千円と結構高額である。

上司はそんな寿司屋に行ったこともないし,飲食したというその当日は北海道に出張中であり明らかに間違いだ。

その寿司屋に電話して確かめてみたら,「ここに請求して」と名刺を渡されて,その名刺が上司のものだったということらしい。

上司はその一週間前に東京で営業担当の数人と名刺交換をしているということで,真相は以下のような感じではないだろうか。

営業のAさんは取引先との接待で寿司屋を利用。あとで交際費として処理する関係で,店に名刺を渡して請求書を出してもらおうと思っていた。しかし良い感じに酔っぱらっていたAさんは名刺入れに仕舞ったまま忘れていたBさん(うちの上司)の名刺を気付かずに渡してしまった...。

酔った上でのうっかりミスではあるが,これ,わざとやったら立派な詐欺(無銭飲食)である。というか普通に被害届を出されてもおかしくない状況ではないのか。

今回は上司が名刺交換をした人の中からたぶんこの人,というところに電話してAさんが見つかったので大事にならずに済んだが,店側が騒いでいたら,あるいは上司が激怒してAさんを告発したらどうなっていたかわからない。

飲み屋で名刺を出す方は気をつけていただきたいと思う。あと,良い子はマネしないように。

山崎12年

2009年06月23日

●EOS Kiss X2その後(半年経過)

デジタル一眼レフカメラEOS Kiss X2を買ってそろそろ半年。

撮影枚数は約1万枚で,レンズ1本付きキットの価格が5.3万円だったので,ランニングコストは5.3円/枚ということになるだろうか。もしも1万枚を24枚撮りフィルムで撮ってDPEに出したとしたら何十万円だな,とか考えてしまうのがフィルム世代の悲しいところ。

シャッタや各部接点の耐久性が不安だが,幸い今のところ不具合などは起きていない。たった半年で壊れないでしょう,と思う方もいるかもしれないが,フィルムで考えたら1週間に24枚撮り1本撮ったとして,1万枚撮るには8年かかる計算だ。EOSなどの電子制御一眼レフだったらとっくに寿命を迎えてもおかしくない。

撮影モードダイヤルはほとんど絞り優先AE(キヤノン表記では"Av")に固定している。ISO感度はオートのことが多い。いまだに悩むのが露出で,測光モードをどれに変えてもオートだと失敗することが多く,オートの写りを確認してから一段くらい補正をかけるという使い方をしている。先日のアジサイ花菖蒲も,カメラ任せ(評価測光)だと花が白トビしてしまった。スポット測光にしても良いのだが,ピントを合わせたあとに構図を変えると露出が変わってしまう。AEロックしろという話もあるけれど,シャッタ半押しを保持したままAEロックボタンを押して...なんていちいちやっていられない。

こだわる人はRAWで撮って一枚一枚現像処理するそうだが,よほどヒマがないと厳しいと思う。一回の撮影で100枚とか200枚とか撮って,いちいち仕上がりを見ながら補正するなんて,時間がもったいない。jpegで撮って余った時間で別のものを撮った方が良いのではないか。と,いうのは普段どうでもよい写真ばかり撮っているから出る意見なのかも。幸い(?)結婚式などのクリティカルなシチュエーションでの撮影はまだ依頼されない。

このカメラが壊れる頃には,どんなデジカメが登場しているだろうか。

デルタ

Canon EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

2009年06月21日

●週末見た景色 花菖蒲まつり〜西山の里〜

西山荘は何度か行っているが,花菖蒲の季節は今年がはじめて。ちょうど見頃で良かった。

ただ,花菖蒲というのはアップで撮ると「びろーん」とした感じだし,引いて撮るとゴチャゴチャするし,悩ましいところ。

西山荘の花菖蒲
西山荘の花菖蒲西山荘の花菖蒲西山荘の花菖蒲

Canon EOS Kiss X2 / EF-S18-55mm f3.5-5.6 IS

2009年06月20日

●週末見た景色 水戸あじさいまつり〜保和苑〜

保和苑(ほわえん)には初めて行ったが,ちょうどあじさいが見頃で,想像以上に広くていろんな種類のあじさいがあり,キレイだった。

あじさいは細部の構造が面白くて,こういうときは25cmまで寄れるキットレンズ(EF-S18-55mm)が便利。

保和苑のあじさい
保和苑のあじさい保和苑のあじさい保和苑のあじさい

Canon EOS Kiss X2 / EF-S18-55mm f3.5-5.6 IS

2009年06月19日

●猫のピート ゴロゴロ

ピートのゴロゴロ(喉を鳴らす音)。デジカメで動画を録る距離では拾えない程度の小さな音なので,これはXA-C110を喉元にぴったりくっつけて録音してみた。ピートの方がデルタよりも迫力のあるゴロゴロ音がする。

ピート

2009年06月18日

●今日の買物 カポタストとチューナー

通販で2人分のカポタストと,クリップ型のチューナーを購入。

カポタストはおまけの安物が使いにくかったこともあって,ちょっと良いものということで,G7th Performance Capoを選んだ。高いだけあって良い質感。

チューナーもおまけでもらったものがあるのだけれど,音を拾うクリップと本体が分かれていて,長いコードを伸ばして使うのが結構面倒だったので,クリップ一体型のものを買ってみた。これは安物なので精度はあまり期待できそうもないけれど,練習用ならあからさまにズレていなければ良いかと。

カポタスト
チューナーカポタスト


2009年06月13日

●今日の吹奏楽 N高定期演奏会

市内の高校の定期演奏会。ここは吹奏楽部の歴史も浅くて,部員も少なくなかなか大変そうだけれど,みんなまじめで一生懸命に演奏していた。

1ヶ月ほど前に別のI高校の定期演奏会も聴いたけれど,そちらは部員は100名超で演出なども慣れており,演奏のレベルも高い。でもそれは高校それぞれの持ち味であって,自分たちなりに納得のいく演奏会ができたら素晴らしいことだと思う。

試しにXA-C110で録った音源をアップ。

今日の吹奏楽 N高定期演奏会

2009年06月12日

●ネット状況の整理

今はいろいろなネットのサービスが無料(広告収入で稼ぐ)になっているので,複数のフリーメールアドレスを使い分けたり,SNSとブログサービスを掛け持ちしている方も多いと思う。

ネット歴14年(Niftyのパソ通に入会したのが1995年)のWebmasterも,各所にアカウントがあって幽霊化しているサービスがある一方,新しく始めたものもあったりするので,ここで整理しておきたい。

【メールアドレス】
・会社…1
・学会…1
・プロバイダ…1
・レンタルサーバ…3
・Yahoo… 1
・PHS…1

普段有効なアドレスはこの8つ。レンタルサーバは事実上無制限にアドレスを生成できるが,使っているのはWebサイト用,個人メール用,メルマガ登録用の3つ。Yahooのフリーメールは無料系のWebサービスへの登録用に使っている。本当は評判の良いGmailに乗り換えたいところだが,今までに登録したサービスの設定変更が面倒なのでやっていない。

【Webサイト,ブログなどのスペース】
・プロバイダ(Webサイト用だが未使用)
・レンタルサーバ(Webサイト,ブログ)
・Flickr(写真)
・Ameba(ブログ)
・Youtube(動画)
・ニコニコ動画(動画)
・Geocities(旧Webサイト用)
・mixi(SNS)

と,こんなところだろうか。上から3つが有料サービス。無料サービスは他にも忘れているものがあるかもしれない。Amebaはかんな氏が使い始めたので一応アカウントを取ったという話は先日書いた通り。

あと日常的に使っているサービスとしては,Amazon(買物),ネットバンク(4行)などだろうか。JRAで馬券を買ったことも何度かある。

将来はどんなサービスが登場するだろうか。セカンドライフは要求スペックが高すぎて時期尚早という感じだったが,アメーバPiggなんかを見ているとやり方しだいでは大きな変化をもたらしそうな予感もある。モバイル(ケータイ) との連携も特に日本では避けて通れないだろう。

2009年06月10日

●図書館のススメ

気になっているノンフィクションを探しに図書館へ行った。今住んでいるところは徒歩5分で(市立にしては)そこそこ大きな図書館がある恵まれた環境だ。

普段読むのは文庫のSF(フィクション)で,新刊がすぐに読みたいときもあるから購入することが多いが,それ以外のノンフィクションやハウツー本などは図書館で借りることが多い。

なんといってもタダだし。いや,実際は住民税で運営されているのだから,利用しないと損である。

目当ての書籍はすぐに見つかったが,自然科学の書架には面白そうな本がたくさんあって危険である。フラフラとパソコン関係の書架の前に行ったら,ruby on railsの解説本があったりしてこちらも危険だ。

タダだからとあれこれ借りても,期限の2週間で読めるわけがないし(延長は可能だが),一日中読書ばかりしているわけにはいかない。他にもやらなくてはいけないことが山ほどあって,ノンフィクションの読書に割ける時間は寝る前の20分ほどしかないのだ。

図書館には書籍の他にも各種雑誌,CD(クラシック,朗読,落語などなど)や,ビデオ(子供向け,教育番組など)もある。マンガは少ないけれど,普段読書の習慣がない人でも結構楽しめるのではないだろうか。実際,何時間も閲覧スペースに陣取ってマンガや新聞を読んでいる大人も多い。

以前不要になった文庫本を寄贈して蔵書してもらいたい,と書いたことがあったが,誰でも考えることは同じらしく,各地の図書館には寄贈の申し出が多くて困っているような話を何かで読んだ。蔵書データベースへの登録はさすがにISBNもあるし簡単だろうが,表紙に透明ビニールをかける作業とか分類シールを作って貼る作業は人がやるので大変なのだろう。

しかし文庫SFの品揃えを見ると,これはちょっと酷いんじゃない?という感じで,せめて御三家(アシモフ,クラーク,ハインライン)の青背くらいは一通り揃えておいてほしいな,という思いはある。

2009年06月08日

●ヘッドフォン更新とバイノーラル録音

今まで使っていたヘッドフォンは,自分のものもかんな氏のものも,デルタにかじられてボロボロになってしまった。

何もないとさすがに不便なので,家電店で一番安く売っていたこのヘッドフォンを購入。980円。

ヘッドフォンといえば,バイノーラル録音(ダミーヘッド録音とも言う)である。最近は誰でも携帯やiPodで音楽を聴いているのだから,もっと普及しても良いと思うのだが,いまひとつ認知されていない。一度経験するとわかるが,スピーカーでは到底マネのできない迫真の臨場感が得られる録音方法なのだ。

自分でもそのうち試してみたいけれど,器材を買うお金がない...

ヘッドフォンとパソコンをお持ちの方は,下記のサイトでバイノーラル録音の音を試聴できるので,ぜひお試しください。

音の出る写真帳
 MP3ファイルに直リンクをひとつだけ。これだけでも迫力が違います。⇒銚子電鉄の音

ヘッドフォン

2009年06月07日

●アコースティックギターFS720Sその後(弦の交換)

かんな氏のFS720Sは購入から3ヶ月。そろそろ弦を張り替えても良いタイミングだ。

ずっと最初に張ってあったライトゲージ弦で練習していたが,オマケで付けてもらったのはエクストラ・ライトゲージ(アコギ用の弦では一番細いもの)だったので,これに交換。

E楽器店で,替えるときは指導しますよと言われていたので,かんな氏が教えてもらいながら張り替えてきた。

弦を変えた直後は弦が伸びて落ち着くまでジャカジャカ弾いた方が良いというので早速弾かせてもらったが,なんというか弦を替えた直後の音というのはもの凄い変わった音質になっている。尖っているとでも表現すればいいのか,そんな感じ。

録音で違いが出ているかわからないが,一応張り替えた直後の録音を公開しておこう。ヘタクソなのは突っ込まないように。比較としては過去の録音(例えば,2009.4.19アルペジオ2009.5.23ストローク)を参考にして頂きたい。

YAMAHA FS720S(エクストラ・ライトゲージに張り替え直後)

・アルペジオ(指弾き)

・ストローク(ピック弾き)

2日ほど経ったら少し音も落ち着いてきた。弦交換してしばらくはチューニングもすぐ狂うし,発表会の直前などは避けた方が良いようだ。

ブリッジピン抜き

2009年06月06日

●メモ MacでWMAをMP3に変換する(フリー)

録音機能付きのXA-C110のオーディオフォーマットはWMA形式。これをそのままMacOSXで取り込んでも,iTunesで再生もできないし,MP3に変換することもできない。

質問サイト等ではiTunesでWMA→MP3変換ができると回答されていたりするが,それは間違い。Windows版iTunesでは可能だが,Mac版iTunes(8.2)ではできない。

そこでMac環境でWMAをMP3に変換する方法だが,以下のツールを使うとフリーで簡単にできるようになる。参考にして頂きたい。

(1)Flip4Macをインストール
 これはマイクロソフトが配っているコンポーネントで,インストールしておくだけで良い。
 Flip4Macのダウンロードページ

(2)フリーソフトSwitchをインストール
 このソフトは上記Flip4Macのコンポーネントを利用してWMA⇒MP3変換をやってくれる。GUI環境なので操作も簡単。WMAファイルをドラッグしてConvertをクリックするだけ。
 Switch Audio Converter for Mac OS Xのダウンロードページ
  →Download Switch Audio File Converter for Mac OS X (Free Version)をクリックする。

Switch

2009年06月05日

●SF本再読 ディアスポラ

未読本がとりあえず片付いたので,「ディアスポラ」(G.イーガン)を再読。4回目になるかな。

やっぱりイーガンは良いなぁ。早く新しい長編が読みたい。


2009年06月04日

●CDの音質議論はどうなったのか?

これも昔話といえば昔話だが,CDの音質に関する議論というのがあった。やれジッタがどうしたとか,十字に切れ目を入れると音が良くなるとかいうアレである。オリジナルCDと,それをCD-Rに焼いたものでは音が違う,という話もあった。

高級CDプレイヤにはスタビライザと称する「おもし」が付いていたりして,かなり過熱していたと思うのだが,iPodをはじめとするSSDオーディオの登場でその議論もパッタリ聞かなくなった。いや,SACDに舞台を移してまだ続いているのかもしれないが,少なくとも一般に広く聞こえてくるようなことはない。

そもそも大容量SSDオーディオによってPCMでどんな高サンプリング周波数の大容量データの曲だって余裕で手のひらサイズで取り扱えるようになった上に,回転ムラやピックアップずれなど,メカニカル系に起因するエラーは根絶された。

本来ならこれで誰でも音源としては同じ条件で,純粋に音響系(D/A,プリアンプ,メインアンプ,スピーカ)の差を比較できるようになったわけだが,そういう条件で議論が進展しているのだろうか?

まずCDとPCMデータを記録したSSDではCD-RとCD以上の明らかな音質の差があるはずだと思うのだけれど,どうなのだろう。それともやっぱり何かが「回って」ないとダメなのだろうか?

レコード

2009年06月01日

●中学校の頃は

まだ続く昔のことを思い出すシリーズ。小学校のことはだいぶ忘れているが,中学校3年間はどうだっただろう。

市内にはいわゆる「附属」と呼ばれている国立大の附属中学があって,優秀な子はそこに進学していたようだが,Webmasterの小学校(市立)からは1人入るかどうか,という感じだった。私立の中高一貫校は1校だけ(今は2校か?)だったが小学校の頃は存在すら知らなかった。

Webmasterの行った市立中学は2つの小学校の学区の子を受け入れていて,1学年9クラスだったので,全校生徒は1000名強というところ。ちなみに小学校は1学年5クラスだった。

ちょうど子供が多い時期であり,教室が足りなくて仮設(プレハブ)の教室が3つか4つあって,運が悪いクラスはそこがホームルームになる。冬は寒いし夏は暑い過酷な環境だった。

担任は1年のときがベテランの(だけど生徒にはあまり人気のない)女性で,2年に上がるときにクラス替えがあって,2,3年のときはまだ20代の男の先生だった。

得意科目は理科と技術家庭で,苦手だったのは体育(ただし保健は得意)と社会と英語。他の教科は普通で,全体の成績は中の上といったところ。

クラスにはかわいい女の子がたくさんいたけれど,硬派な,いやシャイな,いやむっつりだったWebmasterは女の子に話しかけることができず,3年間ほとんど口をきいたことがなかった。

男の子の友達は,比較的大人しい子同士で集まって,図書室に行ったり教室でマンガやアニメの話をしていることが多かった。

荒れてはいない学校だったけれど,少しは不良っぽい子もいて,怖いので絶対関わらないようにしていた。八方美人のWebmasterは幸い直接イジメられることはなかったものの,大人しい友達の中には何人かイジメの標的になる子もいて,助けてあげることもできず,ずいぶん悲しい思いをした。

イジメに関しては,女の子で少し体格が大きいから,容姿が気に入らないから,という理由だけでイジメられている子がいて,その子は誰にも迷惑をかけず少女漫画の絵を上手に描ける大人しい子だったのに,本当に可哀想だった。なんでいじめる子(とその取り巻き)にはあんな酷いことができるんだろう,とずっと思っていたし,今でもその思いは同じだ。みんな仲良くしたらいいのに。

さすがに中学校くらいになるとある程度覚えていることも多くて,赤裸々な内容になってくるなぁ。続けるかどうかはちょっと考えてからにしよう。

いじめじゃないよ