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2006年10月31日

●音楽環境いろいろ

バッテリーも不調だがカーステレオもしばらく前に壊れた。これは2001年にパジェロ用に買ったSANYOのモノで,CD-Rに焼いたMP3ファイルを再生することができるということで重宝していたが,たまにCDの認識をしくじるようになって,ついにはまったく認識しなくなった。まあ5年使ったのでこのまま廃棄だろう。純正のCD/MDデッキに戻してとりあえずCDだけは聴けるようになった。MDは作成環境がないので役に立たない。

携帯音楽プレーヤは2002年に買ったCREATIVEの128MBのモノを愛用している。MP3が20〜30曲程度しか入らない容量で液晶表示もないが,普通のアルカリ単4電池1本で12時間再生できるので,予備の電池を1本持っておけば外出先でも充電切れの心配がない点が気に入っている。面倒で3年以上曲を入替えていない。基本的に出張の電車/飛行機内で耳栓代わりに使うだけなので,曲は何でも良いのである。ちなみにガーネット・クロウと広瀬香美とミスチルが入っている。ヘッドフォンはなかなか耳に合う形状のものがなく,何度か買い替えている。せっかくPowerBookを持っているのだからiPodがほしいと思うときもあるが,現状でも特に困っているわけではないので壊れるまではこのまま使うかもしれない。

部屋では何度か紹介しているBOSE PLS-1510と125の組み合わせ(WestBorough)で,125は天井に吊っている。これでCD,DVDはもちろん,AirMacExpressを使ってiTunesのライブラリを無線LANで飛ばして聴くことが出来るのでなかなか便利だ。

しかしもう何年もCDを買っていない。iTMSでは試しに何曲か買ってみたがその程度である。当然流行の曲はわからないが,合コンのために新しい曲を覚える必要もないので古い曲ばかり聴いている。

最近楽器を演奏するようになったので,手軽に使える録音機材がほしいところだ。PowerBookでも内蔵マイクで録れることは録れるが,持ち運びが不便だし操作が面倒である。

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2006年10月30日

●キューブバッテリーあがり再び

またしてもキューブのバッテリーあがりだ。前回書いた後にも,じつは再度バッテリーがあがってJAFを呼び,そのときに覚悟を決めて高価な大容量バッテリーに交換したのである。それから9ヶ月ほどで3度目のバッテリーあがりとなった。

状況としては,週末車に乗って,駐車場に一週間放置してまた週末に乗ろうとするとバッテリーがあがっている,というもの。集中ドアロックも動かないし,セルはピクリとも回らない。完全に干上がった状態である。前兆は特になく,一週間前に乗ったときもセルの回りが渋いとか,そういうことはなかった。

今回もJAFの対応は迅速で,20時頃のロードサービス要請であったが15分ほどで到着。ただし正規隊員(?)ではなく,契約業者らしい。ポータブルの緊急スターター(小型バッテリーにブースターケーブルが付いたモノ)を干上がったバッテリーに接続し,セルを回せば一発始動である。そのまましばらくアイドリングして,念のために1時間ほどドライブして応急処置は完了。

高かった大容量バッテリーはチェッカー機能付きで,ボタンを押すとLEDの色でバッテリーの健全性が判るというモノ。応急処置の後はグリーン(良好)になっていたが,果たして本当に当てになるのだろうか???

バッテリーあがりの原因はなんだろう。度重なる事態に懲りて,ライトの消し忘れや半ドアはチェックするようにしている。確かに車に乗る頻度は少ない。週末に郊外のホームセンタに出かけるか,完全にレジャーで乗る程度で,長距離と呼べるドライブはせいぜい月に1度くらい,多くは10〜20キロ程度の短距離利用である。しかし「サンデードライバー」という言葉があるくらいで,週末に短距離しか乗らない人だって大勢居るだろう。それでもバッテリーあがりが大問題になっているという話も聞かないし取説にも「週に3日以上乗ってください」なんて書いてない(と思う)。

状況から考えれば,カーナビ,カーステレオ等電装品の暗電流(待機電流)が週末の充電量を上回り,徐々に大容量バッテリーの残量を食いつぶしていってある日底を付いた,ということなのだと思う。バッテリーを買った用品店の見解も同じだが,なんだか釈然としない。

毎日,せめて数日おきに運転してやれば大丈夫なのかもしれないが,必要もないのにバッテリー充電のためだけにガソリンと時間を消費するのでは環境に優しくないし無駄である。JAFが使っているポータブルのスターターが手元にあれば今後再びバッテリーがあがったときにすぐ対応できるので,安いモノがないか探しているところだ。あるいは車から降りるときにバッテリー端子からケーブルを外してやる手もある。作業的に少し面倒なので,直列にスイッチを入れて運転席から操作できるようにするとか(危ないか?)。

日常で必要ないのなら自家用車は処分してレンタカーとタクシーで済むのではないか,という考え方もある。Kinoppy氏ともよくその話をするのだが,確かに税金や保険など,自家用車にはかなりの維持費がかかるので,例えば必要なときにタクシーを呼んだとしても自家用車を維持するよりも費用的には結果として安いと思う...思うのだが,やはり気分的な問題というのがあって,ホームセンターに出かけるのにいちいちタクシーを呼ぶのはためらわれるし,なかなか来ないバスを待つのも面倒だ。またちょっと思いついて早朝にドライブに出発するといった場合,レンタカーでは対応できない。リスクへの対処という意味では,先日もあったのだが台風などの悪天候で公共交通機関がマヒしたときに当てになるのは結局自家用車である。

公共交通機関ですべての用事に対応できる都心に住んでいるならともかく,田舎だと駅とスーパーが近い程度のロケーションではまだまだ自家用車に頼らざるを得ないというのが現実なのだろうか。

2006年10月29日

●ミステリ読了 捩れ屋敷の利鈍

「捩れ屋敷の利鈍—The Riddle in Torsional Nest」(森博嗣)[bk1]読了。

Vシリーズ第8弾だが保呂草さん以外のいつものメンバーが登場しない。代わりにS&Mシリーズの萌絵ちゃんと国枝先生が参加。両シリーズを橋渡しする意味合いの話ということか。ページ数も少なく文字も大きいので番外編的な位置付けかもしれない。

犀川先生もチラっと登場するが,久しぶりにシビれた。シリーズの今後が気になるところだが,そろそろSFも読まなくては。


2006年10月25日

●リードの厚さのナゾ

クラリネットを買うときに,リードについては何もわからなかったので,スーパーの店員が「こちらの厚さが一般的です」と勧めてくれたものを1箱(10枚入)購入した。これが厚さ2・1/2というモノ。

一般的な厚みのリードで音が出ないことには話にならないだろうから,とりあえずはこのリードで吹けるように練習した。ある程度音が出るようになってくると,10枚のリードの中でも個体差があって,明確に吹き辛いものと,吹きやすいものがあることが判ってきた。調べると1箱買っても「当たり」と思えるリードは1,2枚なのだとか。

では厚みの違うリードではどのくらい感じが違うのもなのか。リードは1枚ずつのバラ売りもしていることだし,最初に買ったものから上下1/2段ずつ厚みの違うリードを数枚サンプリングしてみた。薄い側が2,厚い側は3である。

実際に吹き比べた感じだが,3は2・1/2に比べて多少抵抗が増したかな,という程度でさほど違和感を感じなかった。一方2の方は軽い息でも大きい音が出る代わりに,高音のコントロールが難しく,その違いが実感できる。

厚いリードと薄いリード,どちらが良いのかは結局よく判らない。厚い側には3よりももっと厚いリードがあるが,これは吹くのにかなりの抵抗がありそうだと想像できる。パワーのある人が使うと安定した迫力のある音が出るのかもしれない。薄いリードは繊細なイメージで,わずかな息の違いで音が大きく変わるため,吹きこなすのが難しそうだ。Webmasterのレベルでは,当分は最初に勧めてもらった2・1/2くらいがちょうどいいのかもしれない。

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2006年10月24日

●週末見た景色2 西山荘

西山荘は常陸太田市にある水戸光圀公(黄門さま)が晩年を過ごした地。隠居してから亡くなるまでの10年間,質素倹約を旨とし日本史の編纂に励んだ光圀公。じつはこの後近くの「竜神大吊橋」も見た。こちらは無駄な公共事業の代表として全国的に有名である。事業の是非はともかく,どちらの名所も紅葉の時期はとても綺麗だろう。

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2006年10月23日

●週末見た景色1 Lynxミニライブ

近所でやっていたフルートアンサンブルLynxのミニライブ。PA(アンプ・スピーカ使用)だったのが少し残念だが,フルートは音が小さいし屋外イベントだったので仕方が無い。

こういう演奏を聴くとフルートもいいな,と思う。今使っているクラリネットは安物で,いずれ多少マシな楽器が欲しいとも思うのだが,買い替えるときにはまた悩みそうだ。

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2006年10月22日

●サイト更新情報 ストップくんニュース

ストップくん非公式応援ページを更新。ストップくんニュース「ストップくん珍走団追放ポスター」を追加。

珍走団(暴走族)は困った連中です。都会の皆さんには信じられないでしょうが,ヤンキーが多い茨城では,21世紀になっても相変わらず珍走団が走り回っているのです。

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2006年10月20日

●ミステリ読了 六人の超音波科学者

「六人の超音波科学者—Six Supersonic Scientists 」(森博嗣)[bk1]読了。

紅子さんとゆかいな仲間たちが活躍するVシリーズ第7弾。保呂草さんの車のバッテリーが上がったときは「きたきた!」と思ったが,意外な展開でまんまと著者の術中にハマっているという感じ。

見取り図付きで動きが把握しやすいし,ロジックもスマートで良かった。

2006年10月19日

●デジカメ修理完了

故障して入院していたデジカメFinePixS5000が戻ってきた。修理内容はCCD基板交換とある。修理見積りでは1.5万円かかると脅されていたのだが,実際の請求はタダだった。取次ぎの写真屋によると,メーカーが「ユーザの取扱い方法による不具合か,製品自体の不良か判断できなかったため,今回は無料とさせて頂く」と言ってきたらしい。

こちらとしては有料でも構わないと思っていたので,無料で直してもらってラッキーだった。早まって中途半端な新製品に手を出さずにおいて良かった。

デジカメや,フィルムカメラでも電脳満載のEOSなどはヘタをすると数年で修理不能の故障を起こす。電脳機器の故障はたいてい1か0で中間段階がない。今回のデジカメの故障も,昨日まではまったく問題なかったのに,今日撮ろうとしたら写らないのである。また,電脳カメラは必ず電源を必要とし,電源がなければ「1枚だけでも」といくら念じても絶対に写らない。

それに比べれば40年前に発売されたペンタSPは,経年劣化により新品の時に比べれば写りは悪くなっているかもしれないが,まったく写らないということはないし,電池も必要ない。これは「記録」という意味ではけっこう重要で,ピンボケでも手ぶれでも,何がしか写っているのと,まったく何もないというのでは雲泥の差がある。

世間では一眼レフデジカメの売れ行きが好調らしく,カメラメーカーも競って新機種を発売している。だが果たして,これらのカメラのうち40年後でも動作し,写真が取り出せる状態のものが何台あるだろうか。画素数や機能を競うのも結構だが,カメラとしての信頼性を望んでいる人も多いと思う。まあ,商売としては次々と買い換えてもらう方がいいに決まっているのだが。

2006年10月17日

●猫のピート 生後18ヶ月

ピートもいつの間にか生後18ヶ月(1歳半)である。体重はピーク時で6.2キロまで増えたが,今はフードをライト系(ピュリナONE)に変えて5.8キロというところ。ライト系フードでもサイエンスダイエットなどはほとんど口を付けず(ハンストのつもり?),どうしたものかと思っていたが,ピュリナONEは食べてくれたので良かった。

今のところ病気もせず元気いっぱいで,年1回のワクチン接種(3種混合)も済ませた。あまりにも元気すぎておもちゃで遊んでいると頭から壁に激突したりベッドやテーブルから逆さに落ちたりするのでケガでもしないかヒヤヒヤしている。

夏は新潟への帰省に連れて行った程度で,暑いので散歩はあまりしなかった。普段は快適なインドアライフを送っているため,炎天下に出ると舌を出してハーハーし始めるのである(犬と違って猫でこれをするのは危険信号)。

1日の行動パターンはだいたい決まっていて,
朝:朝食を作るKinoppy氏と共に起床。朝から暴れて廊下に閉め出される。
午前中〜夕方:食事の後はソファの背もたれかカゴの中で惰眠をむさぼる。Kinoppy氏が在宅ならゴロゴロ甘える。
夕方〜宵の口:Webmasterのパソコンを邪魔する。
夜〜寝るまで:もっとも元気な時間帯。Kinoppy氏かWebmasterに遊んでもらえるまで暴れる。
深夜:食事をもらって2人が寝ると,自分も寝る。

という感じだろうか。

フルートやクラリネットを吹いたときのピートの反応だが,最初のうちはやはり音がうるさかったのかトイレに避難したりしていたのだが,そのうちにニャーニャー鳴きながら足下をうろついたり,最近では椅子に座って吹いていると膝に乗ってくるようになった。演奏を止めさせる一番効果的な方法だと学習したようだ。

噛み付きはWebmasterに対してはあまりしなくなったのだが,誰に似たのか女性の脚がお好きなようで,Kinoppy氏のスネによくかぶりついて泣かせている。

夜の寝床はネコイエかソファの背もたれの上が多いが,そろそろ朝晩寒くなってきたので,人間のベッドにもぐり込んでくるかもしれない。

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【関連記事】

2006年10月14日

●SF本読了 リングワールド

「リングワールド」(L.ニーヴン)[bk1]読了。

ノウンスペース(既知宙域)というシリーズ物の集大成的な位置付けと聞いており,シリーズの他の作品が入手難ということもあって敬遠していたのだが,本作があまりにも有名な上,リングワールド自体が独立してシリーズ化されているということでようやく読む決心がついた。

とはいえ,やはりいきなり読んでも背景に関する知識がないので異星人の名前やエピソードがポンポン出てくると混乱する。まあそういう部分を抜きにしてもリングワールドの途方もないスケールの描写は充分にSF好きの心を満足させてくれるものだと思う。

ネコに似た好戦的な異星人「クジン人」が出てくると,なんとなくピートを思い浮かべてしまう...。

2006年10月12日

●今週見た景色 幕張

今週は幕張メッセで行われた某イベントでブースの説明員という大役を仰せつかり,イベントコンパニオンのお姉様方と共にお客様のお相手をした。さすがにメッセでのプレゼンは初めての経験で,お客様も大勢来てくださりありがたかったが,ブースを離れるヒマがなくて水も飲めずトイレにも行けないという状態で疲労困憊である。

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イベントコンパニオンの方たちが私服で準備したり説明を受けている光景。なかなかのレアショット?彼女たちは普段から礼儀正しく愛想も良く,さすがはプロフェッショナルという印象だ。同僚は「終わってから飲みに誘えないかな」と期待していたがたぶんムリだろう。

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目の前のブースのコンパニオンさんが,会場中で一番扇情的なコスチュームを着ておられ,目のやり場には困らなかった苦労した。またバックヤードに入ると自ブースのコンパニオンさんが休憩したりメイクを直したりしていて,いろいろな意味で貴重な経験となった。しかしあまりにも疲労が激しいのでできれば毎年は遠慮したいところである。

2006年10月08日

●今日見た景色 助川市民の森

先週に引き続いてアナログカメラを持ってハイキング。行き先は日立市の助川市民の森。今回はKinoppy氏のペンタSP+55mmは変わらずだが,ピートという大荷物があるので,荷物を少しでも軽くするために予備機は軽量のEOS100p+50mmという組み合わせ。

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暴風雨が過ぎた後で空気が澄んでおり,ほぼピーカンという絶好の撮影びよりだったものの,プリントした写真を見ると思ったように撮れた写真が少なく,反省点の多い結果となった。ペンタSPは画面の右1/4ほどが暗く写る現象がたまに見られる。

このカメラで今後もたくさん撮るなら分解調整が必要な気がするが,これを分解調整に出すお金があればおそらく上等なマニュアル一眼の中古カメラが買えるだろう。悩ましいところだ。

そもそも前回と今回の撮影だけで,フィルム7本(安物ネガ),同時プリントとCD書き込み料金合わせて1万円以上かかっている。恐ろしいランニングコストである。

2006年10月05日

●頂き物 PSP

またもや頂き物で大変恐縮だがPSP(プレステポータブル)である。

携帯ゲーム機を手にするのは任天堂のゲームウォッチ以来だ。

Wi-Fiとブラウザが標準で内蔵されていて,単独でパソコン用の無線LANにつながってインターネット閲覧も可能。面倒な設定も必要ない。たいしたものだ。ファームウェアのアップデートなどもネット経由で行われる。

ゲームはあまり得意ではないのだが,面白い使い方はないものだろうか。Windows用にはいろいろとPSPを活用するためのソフトがあるようだが,AppleとSONYというのは携帯音楽プレーヤをめぐるいろいろなことがあって,MacとPSPの相性というのはイマイチなのかもしれない。一応USBでつなげばファイルのやり取り程度はできる。

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2006年10月02日

●SF本読了 コラプシウム

「コラプシウム」(W.マッカーシイ)[bk1]読了。

SFとしては結構ハードなガジェット満載で,ストーリーはスペオペ宮廷ヒーローもの(?)で表紙は萌え系という不思議な作品。

表紙に釣られて買った人,逆に表紙で拒絶したマジメな人,両方ともある意味裏切られる内容だと思う。マッカンドルー航宙記と似た雰囲気を感じた。

続編が4作も刊行されているらしいがいったいどういう方向に向かうのだろう。とりあえず次回作からは表紙だけは普通にしてもらいたい(店頭で手に取るのが恥ずかしくてネットで買った)。

2006年10月01日

●週末見た景色 花貫渓谷〜土岳山

実は愛用のデジカメFinePixS5000が故障して入院中である。どうやらAEまわりのトラブルらしく,明るいところでは露出が大幅にオーバーになってしまう。修理見積もりを取ったら15,000円(+見積もり代2,000円)と出た。かなり微妙なところであるが,Kinoppy氏も使い慣れた機械であるし,なにより2年前に他界した父の形見でもあるので,修理をお願いしたところである。

さて,久しぶりにデジカメがない環境となったことだし,いい機会なので銀塩カメラにも風を当ててやろう。電脳一眼レフのEOS5+EF50mm F1.4に加えて,やはり父の形見であるASAHI Pentax SPOTMATICも引っ張りだす。この機械は実家で発掘して以来ほとんど使ったことがなかったので,ちゃんと撮れるのか確認したかったのだ。

行き先は茨城県高萩市の花貫渓谷〜土岳山(標高600メートル)。写真はすべてKinoppy氏撮影。レンズはSuper-Takumar 1:1.8/55,内蔵露出計が壊れているため,露出はEOSの露出計の値を参考にして決めた。FinePixは約10倍のズームレンズ搭載なので普段はついズームに頼ってしまうが,写真の基本は50mmと言われていて,必要な画角は足で稼ぐものと教えてあげたらKinoppy氏も撮影を楽しんでいた様子。

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フィルムはホームセンタで売っているISO400のカラーネガ。心配していた写りだが,まずまず良い感じで,40年前の機械でメンテナンスもしていないことを考えれば充分だろう。本当は分解清掃調整に出したいところだが,また金がかかりそうだ。

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取り直しが効かず,現像に出すまで結果もわからない銀塩カメラは不便ではあるが,その分一枚一枚に心がこもるというか,思い入れがあって出来上がりの写真を見ながらの反省もまた楽しい。だが経済的には圧倒的に不利で,これからは本当に好きな人の道楽としてのみ生き残っていくメディアだろう。