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2011年01月30日

●週末の買物 iPod touchとBluetoothキーボード

先日の記事でiPod touchの購入を検討中と書いたが,2ヶ月ほどまじめに悩んで,とうとう購入した。

かなり綿密に使い方を脳内シミュレーションしていたので,必要なものをすべてまとめてAmazonで購入した。
(1)iPod touch(第4世代 32GB)
(2)リュウド Bluetooth折り畳みワイヤレスキーボード(Mac配列 RBK-2200BTi)
(3)PLANEX 手のひらサイズ無線LANルータ(Amazon限定品 FFP-PKR01)
(4)PLANEX 2ポートUSB ACアダプタ(PL-WUCHG01)
(5)PLANEX 無線LANルータMZK-MF300N専用 USB給電ケーブル(SSOP-USB02)

iPod touchと外付けキーボード

まず出先で長文入力できるという条件が必須だったので,折り畳みキーボードは迷わずに買った。例えばファミレスなどでこのキーボードを広げてパチパチやっている見た目がちょっと恥ずかしいということはあるかもしれないが,実際にこの部分はモスバーガーで書いている。

キーボードの使い勝手は大変良好で,キー配列がUSなので日本語JISとは記号の位置が異なるが,私は元々PowerBookG4も英語キーボードを後付けして使っていたので違和感はない。キーピッチや打鍵感もノートPCのそれと変わらないし,とにかくタッチパッドでノロノロ入力するのとは雲泥の差である。

iPod touchと外付けキーボード

会社でもこんな感じで広げて使いたいけれど,なんか奇異の目で見られそうだな。まあ気にしなければ良いんだけれど。情報セキュリティ的にはSDカードスロットも3G通信機能もないのでそこらのガラケーよりも安全なのだが,この見た目をどう解釈するか。

Wi-Fiが使える場所だったら,このように長文入力,ブログ更新などを含むWeb閲覧,メールなど,普段パソコンでやっている作業は一通り可能だ。(もちろん処理速度や画面サイズの制約はある)

出張先のホテルでWi-Fiが使えるようにと考えて手のひらサイズの無線ルータも買った。荷物が少なくなるようにと,iPod touchとルータの両方に電源を供給できるUSB2ポートACアダプタと,USB給電ケーブルも買ったわけだ。

プライベートの日記については,今までのバイナリ形式の13年分のデータをすべてテキスト(約5MB)に変換し,Evernoteの検索性を考慮して1ヶ月毎にファイルを分割して,タグを付けながらEvernoteにアップロードしているところだ。ファイルの分割のために,正規表現で日付のところを検索して分割保存する簡単なスクリプトを書いた。

そして日々の日記の入力についてはEvernoteに切り替えて様子をみているところ。

iPod touchにしてもEvernoteにしてもまだまだ使い始めたばかりで,もっともっと便利な使い方ができそうな気がしている。今回の記事はとりあえず購入の記録ということで。


2011年01月29日

●アコースティックギターFG730Sその後(1年経過)

メーカー保証で交換してもらったFG730Sも1年経った。1年間でこのギターにもずいぶん手を入れてしまったので,もしもまた不具合があってもメーカー保証は効かない。幸い今のところトラスロッドは問題ないようだ。

改造というほどではないが,手を入れた点は下記。
ブリッジピン交換(TUSQ),サドル交換(TUSQ)
ピックアップ取り付け(iBeam Passive)

サドルやブリッジピンは純正品に戻せば良いだけだが,ピックアップを取り付けるためにエンドピンの穴をドリルで拡げてしまった加工はもう元には戻せない。

弦高は2.2〜2.5mmといったところ。これも最近になって気づいたのだが,弦の張替えやトラスロッドを回していなくても,弦高というのは自然に変わるようだ。弦のテンションの影響はもちろん,ボディは複数の材質の木材が組み合わされてできているので,温度や湿度等に対する膨張や収縮の違いによっても弦高は変わるのだろう。冬場は弦高が低くなる傾向だとどこかで読んだ気もする。

弦は忘れなければ1ヶ月に1度張替えるようにしていて,銘柄はいろいろなものを試している。ゲージはライトかカスタムライト。コーティング弦はまだ試したことがない。今のところ音が気に入ったのはMartinのフォスファーブロンズ(MSP4100)で,かんなさんはこれのエクストラライト(MSP4000)が気に入って指名買いしている。

以前にも書いたことだが,アコギは何の弦を張ったか,また張ってどのくらい時間が経ったかで大きく音が変わる。なのでギター本体が「成長」しているのかどうかは,正直よくわからない。「買ったばかりの頃はあまり鳴りませんでしたが,半年経ったら鳴るようになってきました」とか,よく聞く話なのだが皆さんどういう条件で比較しておられるのだろう。半年とか1年前に聴いた音の記憶をそんな正確に思い出せるものなのだろうか?それとも自分もあと5年もギターを続ければ弦の違いとは別なギター本体の音の違いを聞き分けることができるようになるのか。

今のところもっと良い(高い)ギターが欲しいとか,そんな風には思わない。もしあと10年くらいギターを続けることができて,人前で演奏しても恥ずかしくない腕前になったとしたら,そのときはマーチンやギブソンではなく,世界に一本だけのオーダーメイドギターを作ってもらえたら幸せかもしれない。それでも価格は50万円あれば充分だ。フルートは中級モデルでも60万だというのに…。

先日贈る言葉の録音を公開したばかりなので,今回は特に新しい音源はない。贈る言葉は少しコードは難しくなるがキーはそのままでCapo3でDから弾いた方がベースの動きがキレイなので再練習中である。さらにスリーフィンガーで淀みなく弾けるようにしたい。

FG730S

2011年01月25日

●SF本読了 さよならペンギン

「さよならペンギン」(大西科学)読了。

まったく存じ上げない作家さんだったのだが,偶然ツィッターで大西氏をフォローしてみたら,茨城ネタをけっこうつぶやいておられて,身近に感じられたのがきっかけで購入してみた。

なんとなく普段のつぶやきが面白い作家さんの本は気になるもので,ある程度の販促効果はあると思う。

普段読むジャンルの作品ではないけれど,良いお話だった。


2011年01月24日

●モバイルデバイスと日記の移行を検討中

ツィッターで何度かつぶやいているが,iPod touch(第4世代)の購入を検討中である。

その伏線としては,Macを新調したことでFaceTime(ビデオ通話)が可能になったこともあるが,大きいのは現在Windowsの専用ソフトで書いているプライベート日記をなんとかしたい,ということだ。

プライベート日記は1997年にWindows95搭載のダイナブックを購入したのをきっかけに始めたものだ。フォーマットは千年日記というシェアウェア独自のバイナリで,すべての日記データがひとつのバイナリファイル(パスワード付き)で管理されている。

一人暮らしの頃は寮に帰ってからその日の日記を書くようにしていて,これはこれで特に問題がなかった。その後カシオペアFIVAというA5サイズのモバイルノートPCを手に入れ,これをほとんど常時持ち歩くようになって,日記以外にもスケジュール管理や会議のメモ取りなどもFIVAでするようになった。この頃がモバイル環境として一番充実していたかもしれない。

その後会社のセキュリティ対策が厳しくなり,FIVAなどの私物のパソコンを職場に持ち込むことが禁止されてしまった。USBメモリを使って自宅と会社でデータの同期を取っていた時期もあったが,会社のパソコンは原則データの書き出しが不可に設定されてしまったり,自宅のパソコンをMac(PowerBookG4)に変えたこともあって,日記のファイルは会社だけに残された。

で,現在は会社で日記をつけるような使い方である。しかし基本的にはプライベートな内容であるし,自宅で日記を書いたり読んだりできないのはやっぱり不便。

なんとか会社のセキュリティを遵守しつつ,プライベート日記を書き続ける良い方法がないか,ここ数年考えていたというわけ。

理想的には(1)いつでも携帯できて,(2)会社に持ち込んでも問題がなく,(3)長文入力がストレスなくできて,(4)過去の日記を高速に検索できるようなモバイルデバイスがあれば良い。

キングジムのポメラというデバイスが(1),(2),(3)の条件を満たせそうな感じなので,かなり気にはなっていたのだが,(4)はちょっと厳しいだろう。

普段使っている携帯電話(auのS002)も(1),(2)は満たすが(3),(4)に関しては絶望的である。

そこでiPod touchはどうだろうか。今のところ会社への個人のスマートフォン(というかPDA)持込みは黙認されているので,(1),(2)は問題ないだろう。(3)はタッチパネルでの入力は未知数だが,例えば折り畳み式のBluetoothキーボードを一緒に持ち歩けば良さそうだ。(4)は現在のWindows用ソフトはiPodで動かすことはできないが,Evernoteというネットのサービスを使えば,テキストファイル化した日記データを高速に検索することはできそうだ。もちろん会社ではオフラインだが,数年すればどこでもWi-Fi環境がもっと安価に使えるようになるのではないか。

それならiPhoneにすれば良いのではないか,と考える方も多いと思う。しかし現在の携帯電話に加えてiPhoneの月額料金はちょっと許容できない。だいたいSBM(旧Vodafone)の商売のやり方が好きではなくて契約解除したという経緯もある。

とはいえなかなかiPod touchの購入に踏み切れないのにもまた理由がある。iPodにしろEvernoteにしろ,私が日記に対して求めている,数十年単位を前提としたデータ・サービスの継続性を担保できるとはとても思えないのだ。例えばEvernoteにどんどん日記のテキストを放り込んでいったとして,数年後に「事情によりサービスを終了します」となったら,そのときネット上にあるデータはどうなってしまうのか。自分のパソコンのHDDがクラッシュすることによるデータ喪失の心配はないかもしれないが,ネット上のサービスにはそういう不安がある。多くの人は数年使えれば文句もないかもしれないが,日記は自分が飽きなければ死ぬまで書き続けるものだ。

そう考えると,すべてのデータをEvernoteだけでなくローカルにもバックアップする必要があったりして結局は煩雑になってしまう。「簡単に書ける」ということも日記を続ける重要な要素なので,いちいち面倒だと続かない。

でもやっぱりiPod+クラウド(Evernote)という環境は今後の主流になりそうな気もしていて,試してみたいという気持ちもある。「現在持っているものの性能が上がるだけ」という買物ではなく,まったく新しい使い方ができるデバイスというのはわくわくするものだ。

ライフログという言葉も聞いたことがあるが,日記とかEvernoteのような,「個人のデータを一生保管する」というようなサービスは本来,生保会社がやるべきかもしれない。終身保険を契約すると,生保会社の地下にあるサーバに領域が確保されて,そこをEvernoteのように使うことができる。そしてその個人が亡くなったとき,保険金とともにサーバのアクセス権が遺族に譲渡されるのだ。

もっとも,大手生保ですら破綻するような現代ではそれも難しいかもしれない。やはり泥臭いけれど,もっとも単純な形式(.txt)で,その時々の最新のパソコンなり記憶デバイスに次々ファイルを移していくのが確実なのかもしれない。しかしそうすると利便性がなぁ...。


2011年01月19日

●ミステリ再読 黒猫の三角

「黒猫の三角」(森博嗣)を再読。

S&Mシリーズを一通り再読したので,Vシリーズ。うちの猫デルタはこの作品に出てくる黒猫のデルタから名前を拝借した。黒猫ではないけれど,額の三角模様にちなんで。

「長いって、何がですか?」
「おつき合い」
「うわ、とんでもない」練無は首をふった。「あ、あの、そんなストイックな関係じゃありません、僕たち」

デルタ

2011年01月15日

●MacBookProその後(1ヶ月経過)

MacBookPro15インチも使い始めて1ヶ月経った。

64bitモードで使っていることと,64bitではDVDドライブ周りで不調が出ている話は先日書いた。ちなみに同梱のiLife'11のインストールも,64bitのままやったらDVDからの読み込みが遅くて50分近くかかってしまった。ただこれは32bitと比較していないので異常なのかよくわからず。

内蔵メモリは4GBで,WebブラウズとメールとiTunesとテキストエディタの同時使用とか,その程度の使い方ならまったく不足はない。ただ,データ移行中だったか主にディスクキャッシュだと思うのだがInactive(領域確保しているが未使用)のメモリが増えて,スワップへの退避が発生することがあった。本来Inactiveなメモリは再びそのアプリが必要としたときに速やかにactiveにできるように確保されているが,未使用のまましばらく時間が経てば順次解放されてFreeとなるべきものだ。大量データコピー中のディスクキャッシュならなおさらである。

それが,しばらく様子を見ていてもInactiveが解放される気配がない。他のアプリを立ち上げるとFreeがないものだからスワップが増える始末だ。自慢の統合型メモリコントローラは仕事をサボっているのだろうか?もちろん再起動すれば回復するのだが,それも面倒くさい。

そこでフリーソフトのLibera Memory Residentを使わせて頂いて様子を見ているところである。

せっかくデザイン重視のMBPを買ったので本体に電源ケーブル以外ごちゃごちゃと付けるのはイヤなのだが,250GBのUSB外付けHDだけはつないでいる。元々はHDDの小さいPBG4ではデジカメの写真やZOOM Q3の動画を保存しきれないので,写真データの保存用に買ったものだ。

この外付けHDDのデータをすべてMBPの内蔵HDDに移し,外付けHDDはタイムマシン(MacOSXのバックアップツール)用としてフォーマットしなおした。これでユーザーは意識することなく,データのバックアップを取ってくれる。

購入前から気になっていた光沢液晶だが,慣れてみるとそれほど気にならなくなってきた。確かに自分自身が映り込むけれど,人間の脳はこういう「見る必要のない画」を視覚から排除するという画像処理(?)が割と得意なようだ。もちろん仕事で一日中ワープロや表計算の処理をするとかいう使い方だったら絶対ノングレアを選ぶ。

MacBookPro15

2011年01月12日

●SF本読了 スティーヴ・フィーヴァー

「スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)」(山岸真編)読了。

最近このようなアンソロジーがたくさん出て,文庫と言えども安くはないので少々うんざりしているところだが,本邦初訳のイーガンの短編が収録されているとあっては買わざるを得ない。あざとい商売である。

で,やっぱり良かったのはイーガンの表題作,個人的にハズレなしと思っているソウヤー,あとは元々日本で人気のあるブリンの3作という無難な感想に。まだ買っていない新作SFアンソロジーが何冊かあるけれど,お金がもったいないのでしばらくは再読キャンペーンとしたい。とにかくイーガンの新作長編が早く読みたい。

【収録作品】
死がふたりをわかつまで(G.A.ランディス)
技術の結晶(R.C.ウィルスン)
グリーンのクリーム(M.G.コーニイ)
キャサリン・ホイール[タルシスの聖女](I.マクドナルド)
ローグ・ファーム(C.ストロス)
引き潮(M.S.リー)
脱ぎ捨てられた男(R.J.ソウヤー)
ひまわり(C.A.グーナン)
スティーヴ・フィーヴァー(G.イーガン)
ウェディング・アルバム(D.マルセク)
有意水準の石(D.ブリン)
見せかけの生命(B.W.オールディス)


2011年01月08日

●ギター弾き語りその後(2年経過)

アコースティックギターの弾き語りを習い始めて2年が経った。

いつの間にか2年経ってしまったなぁ,という感じで,この1年は特に上達したという実感もなく過ぎてしまった。

もちろんまだまだ弾けないコードもたくさんあるし,できないテクニックだらけではあるのだが,そういうのは頻繁に教室に通ったからといって一朝一夕にできるようになるわけではないし,弾きたい曲を弾けるように練習する中で,「ここのニュアンスを表現するにはこのテクニックじゃないと」とか,「今までこのコードは難しくて省略していたけど,やっぱり弾いた方がしっくりくるよね」みたいな感じで少しずつ取り入れていくという方針。

で,弾き語りの方はそんな感じで継続していくつもりなのだが,やっぱり歌が苦手なのは2年経っても変わらず。ギターもインスト(ソロギター)が弾けたらより素晴らしいという思いはずっとあって,南澤大介さんのソロギター入門を買ってちょっとずつ(本当にちょっとずつ)練習している。

ただ,弾き語りにしてもソロギターにしても「この曲が大好きなので練習して弾けるようになりたい」と思える曲がないというのが悩みの種。元々聴いていた音楽がT-SQUAREとかなので,和泉さんのピアノ曲はすごく好きなのだが,だったらピアノを習えという話になってしまう。

録音は「贈る言葉」。時期的には春の発表会にも使えそうだけど,まだどうするか決めていない。割と有名な曲だと思っていたが,Youtubeで弾き語りをしている動画は意外と少ないようだ。あってもストロークばかり。アルペジオのパターンはCD(アコースティックバージョン)を参考に自分で考えた。

■ギター:YAMAHA FG730S(2010年1月購入),弦:History フォスファーブロンズ ライトゲージ(HAGS-NPL),録音録画:ZOOM Q3,加工:iMovie'11でノーマライズ処理のみ

2011年01月05日

●フルートその後(4年経過)

自分用にフルート(Muramatsu EX-III)を購入したのが2007年の年明けだったのでもう4年経ってしまった。

昨年は箱から出した回数が両手で数えられる程度で,ギターと両方練習する余裕はまったくない。

長期保管に強いのはありがたい。数ヶ月ぶりにハードケースから出してもメカニズムはスムーズだし,特に劣化しているような部品もない。さすがはムラマツ品質というべきか。なかなか吹いてあげられないが,今後もたまには無料メンテに出して,いつの日か習う余裕ができるそのときまで状態を維持しておきたい。

フルート

2011年01月02日

●EeePC1000Hその後(2年経過)

かんなさん用のネットブックEeePC 1000Hを買って2年経った。現在はかんなさんはすべての作業をこのネットブックでこなしている。

MS-Officeは使い古しの2000だが,Excelで住所録を作ってWordで差し込み印刷をさせたり使いこなしておられる。

価格(4.5万)を考えると2年使えば充分ということになるので,今年あたりタイミングを見て更新することになるかもしれない。かんなさんは充分スキルがあるので,買い替えでアドバイスしたりすることは特にない。

MacBookProとSkypeでビデオ通話ができるようになったので,持ち出す機会が増える可能性はある。

ピート

2011年01月01日

●あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

2011年も今まで同様,写真ネタにはこだわらず,アクセス数アップも意識せず,更新頻度も適当に続けていきたいと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。

日々の細々したどうでもいい話はツィッターで。>Twitter(@hsohei)

猫たちの様子はアメーバブログにも書いています。>ソウヘイ航宙記

ピートとデルタ