アコースティックギターの弾き語りを習い始めて 1年が経った。
なにしろ習い事自体が初めての経験で,触ったこともないギター,しかも苦手な歌を歌わなくてはいけないということで,果たして何回続くだろうと思っていたが,いつの間にか1年経ってしまった。内輪での発表会も4月 と10月 と2回もやって,ギターを弾くこと自体は結構楽しくなってきた。
最初はギタークラブという感じで,公民館のようなところで先生含めて6〜7名集まって弾いていたのだが,多少弾けるようになってきたということで,今は月に1〜2回,先生の自宅でかんな氏と一緒に教えてもらっている。
しばらく録音を公開していないけれど,耳が肥えてきたからなのか自分の演奏がまったく納得いかないためである。
歌の方も相変わらず苦手で,先生は気持ちよく歌えばヘタでも構わないとおっしゃるのだが,その気持ちよく歌うというのがなかなかできないわけで。
技術的にはBmとかBm7など,2フレットをセーハするコードが出てくる曲もやるようになった。練習不足で指があまり開かないWebmasterは,F系やB系のセーハコードを弾くときは,人差し指以外の指をまず押弦して固定してから人差し指をセーハの形にする。先に人差し指をセーハしてしまうと,中指や薬指がうまく開かないのだ。しかしこの方法だと6弦や5弦のベース音を1拍目に弾くのが間に合わない。ストロークならなんとか誤摩化せるけれど,アルペジオだと厳しいものがある。ちなみにメジャーなコードでいまだにうまく弾けないのがBだ。
右手は年末からスリーフィンガーの練習を始めたところだが,これが結構難しい。親指で3〜6弦を弾くのは多少慣れてきたものの,音が途切れたりリズムが安定しない。逆に4本指でのアルペジオは最初から練習していたので,こちらの方が簡単に弾ける。普通とは逆の覚え方?
まだまだできないことだらけではあるけれど,はじめた頃の記事を読み返してみると,それでもだいぶ成長したのかな,と思う(異論はあるでしょうが自分なりに,という意味で)。
フォームは秋の発表会後に大幅に見直して,今まで右手を空中に浮かせておいてサウンドホールの中央あたりの弦を弾くようにしていたのを,右手首をブリッジ上端あたりに触れるようにしておいて,サウンドホールの下端あたりの弦を弾くように変えた。これは先生にこっちの方が安定するからと勧められたフォームで,慣れるまではまともに弾けなかったけれど,最近だいぶ慣れてきた。慣れてくるといちいち右手を見なくても弾く弦を間違えないので良いかな,と思う。パソコンキーボードのホームポジションのようなものか。ただ,音は小さくなってしまう気がする。
左手指の痛さはどうだろう。指先の皮はそれとわかるほどに硬くなって,少なくとも痛くて弾けなくなるようなことはなくなった。ただ,教室のあととか長い時間弾いた後はジンジンする。指先の感覚が鈍くなっていて,細かい作業に支障をきたすこともある。これはギターを弾く人には避けられないことかも。
いずれはソロギターも弾きたいと思って1冊だけ教本を買ってあるのだが,これはやっぱり難しくて頓挫している。というかもうひたすら反復練習なので,コツコツやるしかないのだが,つい安易なコード弾きに逃避してしまう。
こんな感じで1年続けてきたけれど,この先どんな風に成長できるのか,はたまた飽きてやめてしまうのか,自分でもまだわからない。
録音は年末から練習しているスリーフィンガーの曲。ぜんぜん弾けてないので公開するかどうか悩んだが,これが現在の実力ということで残しておく。
■YAMAHA FG730S/指弾き