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2009年10月31日

●新型ポロを試乗

以前冷やかしで試乗したフォルクスワーゲンジャパン(VWJ)から,新型ポロのお披露目会の案内が来た。

残価設定ローンを組むにしても,新車はちょっと負担が大きいよなぁ,と思いつつ7速DSGはメカ的にとても気になる。

ということでカタログ(と記念品のミニカー)だけでももらうつもりでディーラーへ。新型車の発売日にディーラーに行くのなんて初めてのことだ。7年ぶりのフルモデルチェンジだそうだし,前評判も高そうなのでお客さんが大勢いるのかな,などと考えつつ行ってみた。ら,新型ポロを見に行った最初の客だった。あれれ??

で,外で実車(昨夜届いたばかり)を見ながら立ち話をしていたら,このまま一回りしてきて良いですよ,とのこと。ヒマなのか?大丈夫かVWJ?

実は前回乗った新型ゴルフも7速DSGだったのだが,あっちは1.4L+ターボということで,やたらと速いという印象だったが,ポロの1.4NAとの組合わせはどうだろう。

新型ポロ

走り出しはクリープが弱いので,意識してアクセルを踏まないと進まない感じだが,走り始めてからは非常にスムーズ。クラッチ2つを電子制御で交互につないでいっているということだが,心配していたような不自然な感じはぜんぜんなかった。ボデー剛性や足回りは元々しっかりしているし,静粛性は先代よりさらに良くなっている感じ。

新型ポロ

インテリアも上質で,これと比べてしまうと先代がちょっとチープに見えるかも。

新型ポロ

うーん,良いクルマだし,営業さんも「ぜひ納車第1号でお願いします」と強烈なプッシュだったけれど,やっぱり乗り出し230万はちょっとキツいかも。

2009年10月28日

●ミステリ読了 そして誰もいなくなった

「そして誰もいなくなった」(A.クリスティー)読了。

もうしばらく古典ミステリに親しんでみようと思う。この作品はポアロなどのシリーズ物ではないが,タイトルくらいは誰でも聞いたことがあるのではないだろうか。(原題が"Ten little nigger"というのはちょっと驚いた)

こいつがアヤシイ,と思った人は真っ先に殺されたりして,ミステリ脳への道はまだまだ遠い。

読みながら「おや?」と思ったのは殺人のトリックではなくて,電灯の描写。舞台は港から1マイル以上離れた小さな島で,島内には金持ちが建てた屋敷がひとつあるだけ。しかし照明は「電灯」とハッキリ書いてある。陸からの送電はないだろうし,どうやって電化しているのだろう。と思ったら中盤で召使いが「モーター」を回している描写があった。この場合のmotorは発動機のことだろうから,発動発電機による自家発電であることがわかる。1930年代の発発がどんなシロモノかわからないが,エンジニアでもない召使いがひとりでメンテ・維持できるようなものだったのだろうか?

というようなことが気になって謎解きに集中できなかった。というわけでもないのだが,古典作品のテクノロジィ描写を気にして読むとSFと同じような面白さが出てくると思う。


2009年10月27日

●アコースティックギターFG730Sその後(半年経過)

自分用のアコースティックギター,ヤマハのFG730Sを購入して半年経った。ギターを始めてからは10ヶ月経つ。

じつは先の週末はギター教室の発表会だった。発表会に出るのは4月に続いて2回目になる。他の教室の生徒さんや,ご家族なども見に来られていて聴衆は70名ほど。と言っても基本的には内輪の発表会であり,緊張する必要もないのだが,それでもやっぱり緊張して練習どおりにはとても弾けなかった。ビデオも撮ってもらったが,恥ずかしいのでまだ見ていない。

FG730Sはピックアップが付いていない(つまり純アコ)ので,発表会のときには先生が用意したPA器材のマイクを使う。歌も拾わなくてはいけないのでマイクは2本だ。エレアコにアンプをつないで演奏するというのも,一回くらいやってみたいところ。

今のところ演奏は座ってやっているけれど,弾き語りのイメージからするとストラップを使って立って演奏した方がカッコ良いのではないか,と思って次回までにちょっと練習してみようと思う。この場合譜面も見ない方がなお良い。うーん,ハードルが高いかも。

本当は発表会の2週間前あたりで弦を張り替えたかったのだが,忙しかったり体調が悪かったりして結局8月に張り替えた弦のまま発表会になってしまった。それはまあ仕方がないとして,発表会後にまた気持ちを切り替えて練習するために,弦を張り替えることにした。

もし失敗しても問題のない状況だったので,思い切って自分で張り替えてみた。8月にお店の人に一応教わっているし,先日ZO-3(エレキ)で試してみて意外と簡単だったことから,軽い気持ちで挑んだ。ら,案の定1本だけ失敗(ペグのところの巻き方がおかしいことに余分を切り飛ばしてから気付いた)。幸い3セット入りの弦を買ってあったので予備があり事なきを得た。細い方の1,2弦は注意が必要であるというのが今回の教訓。

FG730S購入後半年の録音は,本当なら発表会の音源を使えば良いのだろうが,歌声を公開するのはやっぱりちょっと恥ずかしいので,いつもどおり指弾きのアルペジオとピックでのストロークにしておく。

■ギター:YAMAHA FG730S(2009年4月購入),弦:Martin Extra light(Bzonze),録音:XA-C110
アルペジオ(Capo0⇒Capo4),ストローク(Capo0⇒Capo4)

デルタとギター

関連リンク:ギター関係の記事一覧

2009年10月21日

●ミステリ読了 オリエント急行の殺人

「オリエント急行の殺人」(A.クリスティー)読了。

最低限の教養として,アガサ・クリスティーくらいは読んでおかないとなぁ,と長年思いつつも,新刊を消化するのに手一杯でなかなか実現しなかった。今回ようやく未読本を一掃して,気になる新刊発行も一段落しているということで,図書館でオリエント急行の殺人を借りてきた。選んだ理由はポアロもので一番有名そうだったから。

いくら昔の作品でもミステリのネタバレはまずいと思うので内容については触れないが,なかなか面白かった。

元々謎解きをしながら読むのが苦手で,すぐに思考停止してしまうのだが,古典をもう少し読めばミステリ脳になるだろうか。図書館にはコナン・ドイルが少なくてそれがちょっと残念。


2009年10月20日

●入浴剤のナゾ

粉を押し固めたような質感で,お湯に入れると溶けながらブクブクと泡を出す入浴剤があるのはご存知だろうか。花王のバブなどは有名だと思う。

テレビCMを見ていると,どうやらあの泡は炭酸ガス(CO2)で,炭酸ガスが溶けたお湯に浸かると疲れがとれるらしい。

ふーん,そうか。あれは炭酸ガスを固形化したものなのか。

と,考えて何か不思議に思わないだろうか。炭酸ガスを固形化したものがほかにもなかったっけ?そう,ドライアイスである。

ドライアイスといえばスーパーでアイスを買うともらえるけれど,その性質(液体を経由せずに気体になる「昇華」)を利用して,「溶けても濡れない保冷剤」として便利に使われている。が,これはバブとはぜんぜん違うものだ。ドライアイスをお風呂に投入すればすごい勢いで炭酸ガスの泡は出るだろうが,お湯が冷めるし,そもそも常温で袋に入れて保存しておくことなんてできない。

入浴剤はドライアイスではないということはすぐにわかると思うが,では入浴剤はどうやって炭酸ガスを固形化し,常温の状態で閉じ込めているのだろう。

その秘密は化学反応にある。バブは炭酸ガスを直接固形化しているわけではなくて,バブを構成している化合物が水に溶け,化学反応によって炭酸ガスが発生しているのだ。

具体的には有機酸の一種であるフマル酸(C4H4O4)と,重そう(炭酸水素ナトリウムNaHCO3)というのがバブには含まれていて,これらが水に溶けて反応すると,炭酸ガスが発生するわけだ。(C4H4O4 + NaHCO3 = C4H3NaO4 + H2O + CO2)

炭酸ガスと一緒に発生するのは水と酸味料などにも使われるフマル酸ナトリウムだそうだ。

バブの化学式
(出典:花王製品FAQ:http://www.kao.com/jp/qa/bub_all_02.html)

普段何気なく使っている入浴剤も,考えてみると不思議なものである。


2009年10月17日

●SF本読了 サマーウォーズ

「サマーウォーズ」(岩井恭平)読了。

生まれて初めて劇場で2度観た(1回目2回目)アニメ,サマーウォーズのノベライズ。

原作ではなくてあくまでもノベライズなので,アニメの方が主で,小説の方はアニメを補完するような位置付けとなる。アニメでは描かれなかった夏希ちゃんや健二くんの内面描写や,設定などをニヤニヤしつつ楽しむのが良い。小説だけでは仮ケンジくんのあの質感(?)までは再現できないので。

読みながらアニメの各場面が脳裏によみがえってきて,また観たくなってしまった。DVDが出たら買ってしまいそう。


2009年10月16日

●週末見た景色 群馬・栃木(3)

観光は板倉のコスモスまつり,ぶんぶく茶釜の茂林寺,足利学校など。食事は佐野ラーメンで。

コスモス
コスモスコスモス茂林寺

EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 IS

2009年10月13日

●SF本(?)読了 猫語の教科書

「猫語の教科書」(P.ギャリコ)読了。

かんな氏が買った本だが,設定(猫がタイプライターで書いた)がSFっぽいのでSFということで。

マクドナルドで読んでいるときに不覚にも落涙してしまった。

別にお涙ちょうだいというわけじゃないし,感動巨編でもないのだが,あまりにも見事に猫に支配される人間の姿が自分と重なってしまって,笑えてくるし泣けてくる。

基本的に猫が猫のために書いた教科書なので,ピートに読んでもらいたいところだ。特にマナーのところとか。

この戦いの目的は何だったか、忘れないでください。欲しい食べ物を勝ちとるだけでなく、人間の精神をたたき直して、猫のために食事を用意させていただきます、というところまでもっていくのです。


2009年10月11日

●SF本読了 犬は勘定に入れません−あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

「犬は勘定に入れません—あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎(上・下)」(C.ウィリス)読了。

この人の本も初めて読んだ。猫が出てくるタイムトラベルものということで,「夏への扉」が頭に浮かぶけれど,本作はもっとドタバタで楽しい感じ。大団円のラストも良かった。個人的には歴史が苦手なので,そういう意味ではタイムトラベルものの面白さが100%味わえていないなと自分で思う。

犬のシリルと猫のプリンセス・アージュマンドがとても良い味を出しているので,犬猫好きな人にはオススメ。

リンクはあえてプリンセス・アージュマンドが表紙の下巻を貼ってみた。

以下は内容とは関係のない話。ついにハヤカワ文庫のトールサイズを買うはめになってしまった。手持ちのブックカバーに入らないじゃないか。なんで勝手にこういうことするのかなぁ。以前トールサイズで出したダニエルキィス文庫は不評じゃなかったのか?

いや,地デジみたいに「今後○年かけて文庫本はすべてこのサイズになります。他社もすべて同じです」というなら良いですよ。ブックカバーだって本棚だってその規格に合わせてすべて変わるだろうから。

そうじゃなくてハヤカワさんが勝手にやってるだけなんでしょう。他社の文庫本はこれからも従来サイズのまま。こっちは他社文庫用とハヤカワ文庫専用2つのブックカバーを用意しなけりゃいけない。本棚に並べた時の見た目だってデコボコ。

まあ,本屋でもらう紙のブックカバーを使うライトな読書家にはそもそも関係のない話だし,お気に入りのブックカバーをわざわざ買って使うような人は結局ハヤカワ用にブックカバーを新調するだけだろうから,ハヤカワの商売的には何も問題ないのかもしれないけれど...何となく釈然としない。

写真は陽だまり堂さんで新調したブックカバー。ハヤカワ文庫トールサイズもギリギリ入ります。あぁ,完全にハヤカワの思うツボだなこりゃ。

ブックカバー

2009年10月09日

●BOSE PLS-1510の故障と修理(ノイズ源をさがせ)

左スピーカからノイズが出る不具合で,2度の修理でも直らず,サポセンにメールをして3度目の修理に出していたBOSE PLS-1510が戻ってきた。

再修理依頼からだいぶ時間がかかり,メーカーでも念入りにチェックしてくれたようだが,結果は「症状再現せず。異常なし」だった。

困った状態だが,本体が間違いなく正常ということであれば,それはそれで貴重な情報になる。今までは「ノイズが出ているけれど,本体が壊れているのかもしれないし,それ以外に原因があるかもしれない」という状況だったわけで,これでとりあえず本体以外の原因を調べることに注力できる。かんな氏はノイズが出ると本体を叩いたりしていたが,少なくともそれは無意味だとわかったわけだ。

今回引き取るときに対応してくれたK電気店の店員さんは割と詳しい人で,「インバータ搭載など負荷の大きい家電製品からのノイズ(が乗っているの)ではないでしょうか?」とおっしゃる。

なるほど,今までは「ボリュームをゼロに絞って,入力が何もなくてもノイズが出るんだから,本体の故障だろう」と考えていたが,確かに電源経由の大きなノイズや誘導サージはそれ自体がスピーカを駆動するほどのエネルギーを持ち得るかもしれない。

ということであれば,ノイズ音が出ている状態で,部屋の中の家電品を順番に止めてやればノイズ源が特定できるはずだ。その上で,本体の置き場所を変えるとかシールドするなどの対策を考えればよい。今のところ一番怪しいのはノイズが出ている左スピーカから位置が近い冷蔵庫だが,果たしてどうだろうか。

そんなわけで,戻ってきたBOSEをまた元通りにつないで,ノイズが出ないかと待ち構えているところだ。しかし家電品からのサージが原因なら,すぐに症状が出ても良さそうなものだが,今のところ静かなものである。うーん,この問題は結構根が深いのかも??

ピート

2009年10月07日

●週末見た景色 群馬・栃木(2)

レンタルしたプリウスにはアコースティックギターを2本(FS720SとFG730S)積んでいった。親戚のお宅で演奏を披露するためである。

プリウスのラゲッジスペースは電池を積んでいる関係であまり広くはなく,ソフトケースに入れたアコギ2本がギリギリで収まった。ハードケースだったら後部座席をつぶさないと入らないだろう。まあ燃費の代償なので仕方がないけれど,車格の割に荷物は積めないという印象だった。

親戚のお宅で演奏しようとしたら,スカイプでイギリスに中継するからという話になり,発表会前に思いがけずUKデビューを飾ってしまった。

この親戚(かんな氏の叔父さん)は国際派(死語?)で,ご本人も海外暮らしが長く,お嬢さんは3人ともUK在住である。お嬢さんのパートナーのイアン氏が演奏を褒めてくださったのだが,返せた言葉は「サンキュー」だけであった。我ながら悲しい。次回までにはビートルズを一曲くらい練習しておきたいところだ。

館林ーロンドン間は9,497kmだが,動画も滑らかで目立った遅延もなく,これがタダだというのだから素晴らしい。

群馬
グライダーグライダー群馬

EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 IS

2009年10月05日

●週末見た景色 群馬・栃木(1)

昨年末に開通した北関東道(栃木〜茨城区間)を通って,館林の親戚宅へ。下道だと遠いイメージだったが,全線高速だとかなり楽。

初めての試みとして,ETC搭載のレンタカーを借りて週末1000円の恩恵を受けることにした。まあレンタカー代の方が高いのだが,プリウスに乗ってみたいということもあったので良しとしよう。たまたまトヨタレンタカーに友達が務めていて20%引きで借りられたのもラッキー。

借りたプリウスは2代目の1.5リッターモデル。グレードや年式などは詳しく調べなかったのでわからないが,距離計は4.3万kmだった。ハンドルにたくさんスイッチが付いていて主要な操作ができたりするあたり,おもちゃのようで楽しかった。

プリウス♪

2日間で高速を中心に320kmほど走ったが,燃費計の表示で平均燃費は24.3km/L(4名乗車,エアコンON)。給油量は15Lで,これだけ走っても燃料計が一コマしか減らないのが印象的だった。今乗っているキューブでは逆立ちしても出せない燃費である。

知識としては知っていたが,フィーリングはやはり独特で,アイドリングという概念がないので停車時に完全に無音になる感覚が新鮮。ブレーキの感触は回生をしている関係なのか非線形な感じで慣れが必要だと思った。

快適は快適だったけれど,じゃあ200万で買う気になりますか?と問われるとちょっと微妙かなぁ。おもちゃっぽいのは最初は楽しいと思うけど,なんか飽きそう。

群馬
群馬群馬のお花群馬

EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 IS

2009年10月02日

●写真ネタ ピートとデルタがフォトコン受賞

いつもDPEやデジカメプリントを頼んでいる,近所のカメラ店主催のフォトコンテスト(ペット部門)に応募した写真が入選したと連絡があった。

スーパーの片隅にテナントとして入っている小さなチェーン店で,○○カメラと言いつつカメラは売っていないようなお店なので,「ピートとデルタをモデルにして最優秀賞が獲れなければウソ!」と言いながらかんな氏と写真を選んで出した。

しかし残念ながら最優秀賞(1名)には漏れて,優秀賞(5名)という結果だった。まだ最優秀賞の写真は拝見していないが,こんな小規模なフォトコンにも上級者が出しているのだろうか。かんな氏とのダブル受賞も狙っていたが,さすがに同じネコではダメだったか。

賞品はまだもらっていない。お店での展示が終わってからくれるらしい。最優秀賞以外はハナから狙っていなかったので,優秀賞の賞品がなんだったか覚えていない。ディズニーチケットだったかな?

ピートとデルタ

EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 IS

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デルタ そらとぶねこフォトコン受賞