3アマの国試を受けて従事者免許を取って1年が経った。ハンディ無線機のVX-7で局免許を申請してコールサインをもらい開局してからもそろそろ1年になる(開局は11月9日)。
地元のアマチュア無線クラブの方のサポートのおかげで,CW,移動運用,コンテスト参加などいろいろと貴重な体験をさせて頂くことができた。最近始めたビギナーとしては恵まれた環境だったと思う。
コンテストということでは,今回の全市全郡コンテスト(規約)に参加したことで,一応JARL主催の7つのコンテスト(QSOパーティー,ALL JA,All ASIAN DX(CW),6m and Down,Field Day,全市全郡)にはすべて参加したことになる。
地方主催のコンテストでは,関東UHF,XPO記念&愛・地球博記念コンテストにも参加した。
特筆すべきは4月のALL JA以降はCWをメインに活動したことだろう。元々モールス符号は国試を受けるために「亜鈴,ビートルズ,チーズケーキ,・・・」と語呂合わせで覚えてしまったために,その後実際の運用では非常に苦労している。運用を前提とするなら語呂合わせではなく音として覚えてしまうことが重要だったのだが,まあ資格を取ったときはまさかCWで運用することになるとは思っていなかったので仕方がない(以前は3アマ以上にはモールスの聞き取り試験があったのだが,今はなくなっている)。
約1年間の交信数は,クラブ局の方とのロールコールなどを除いて,291交信。複数回の交信を除いたユニーク局数は199局だった。CWに限れば186交信。コンテストに慣れた局ならわずか1日(数時間?)で達成してしまう程度の局数ではあるが,ビギナーにとっては1交信1交信が緊張の一瞬であった。
全市全郡コンテストは先日のXPO記念&愛・地球博記念コンテストと同じスタイルで,2日目の早朝6時頃から10時頃までの4時間ほど,公園の駐車場からモービルホイップアンテナ(RHM5)とFT-817(5W)で参加した。7MHz CWの呼び回りだけ。いつものようにメモリーキーヤーを使う。
全市全郡コンテストはコンテストナンバーが市区郡の番号(4〜6桁)となるために,ビギナーにはナンバーのコピーが難関であった。頻繁に交信している局だと,それを何度もワッチしてコピーすることができたが,空振りしている局だとiPodのボイスレコーダで録音してあとで確認する,という方法で頑張った。自分が送るナンバーも信号が弱い上に,混み合っていて混信も多く,NR?やAGNを返されることも多かった。何度送っても取りきれずにSRI(ごめんなさい)が返ってくることも。そのために4時間で交信できたのは25局。頑張って弱い信号をコピーして頂いた局長さんには感謝したい。
【結果】
全市全郡コンテスト
Freq. Point Multi
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7MHz 25 25
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Total 25 25
Score 25x25 = 625
今回あらためて感じたのは,ハイパワー局(H)の信号はクリアに聞こえたとしても,QRP局(P)から呼んで取ってもらえるとは限らないということ。ハイパワー局のCQは(強力なので)パイルアップになりやすいし,こちらから呼んでも完全にスルーされることが多かった。MやPの局だと,比較的取ってもらいやすかったような気がする。
印象的なマルチとしては,開始一発目が北海道旭川市,それから実家に近い新潟市中央区などがあった。5W同士の交信としては,愛知県日進市が一番距離があったかもしれない。
動画は7.015MHz付近の当日の受信状況。オプションのCWフィルタ(300Hz)の効果がよくわかる。コンテストでは特にビギナーにはフィルタが必須だと思った。ベテランは上下にいる信号を同時に聞いてコールをコピーしてしまうというのだから凄い。
JARL主催のコンテストは来年までないけれど,地方のコンテストなどで参加できるものがあったらまたやってみたい。