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2009年03月07日

●今日の買物 ギターハンガーとスタンド

期末仕事に追われ花粉症で体調も悪い。しかもギターの発表会が近づいている。今日も家で仕事をしているがなかなかはかどらない。こんなときはひとつ買物と工事でもして気勢を上げて,その勢いで仕事を進めよう。

ギターを買ったはいいけれど,結構大きくて収納が狭いマンションでは邪魔だ。といってスタンドに立てたまま置いておくと猫にイタズラされてしまう。

そういえば最近家を新築した友達がギターハンガーを壁に取り付けていたので,それをマネすることにする。幸いダーツを取り付けるためにコンパネで補強した壁面がまだ少し空いている。

ハンガーは通販でも各種あるし,大きめの楽器店なら置いてある。今回はAmazonで買った。

ギターハンガー

取り付け位置はかなり上の方にした。これでもデルタが本気でジャンプしたらボディには触れるだろう。まあ弦まで届かなければ良しとする。

ギターハンガー

ついでに折りたたみ式のギタースタンドも購入。かなりコンパクトになるので便利。


2009年02月08日

●加湿器その後(スチーム式2シーズン目)

象印のスチーム式加湿器を買ってから,今年は2シーズン目となる。

エアコン暖房で放っておくとどんどん部屋が乾燥するので,加湿器はフル稼働状態。

インフルエンザのときなど,かんな氏にうつらないように,ほとんど24時間連続稼働させていた。そもそも自分が感染してるじゃないか,という話もあるけれど,1日の大半を過ごす職場は常に湿度30%以下で換気もしないので...

2シーズン使っていて,やはりありがたいのは(ほぼ)メンテナンスフリーという点。やることは水を注ぎ足すことだけ。フィルタの掃除とか交換とかそういった手間は一切ない。内部には汚れが析出してくるけれど,蒸発させるので衛生的には問題ない。気になる場合はクエン酸洗浄(ポット洗浄中の類いでOK)を雨天時など使用頻度の低いときを選んですれば良い(うちの場合は1シーズンに1,2回)。

マイコン制御なので耐久性の評価はもう少し使わないと何とも言えないけれど,非常に過酷な使い方でも今のところよく耐えていると思う。

猫が走り回ってマグネット式の電源コードを引っこ抜くことはたまにあるけれど,本体を倒したり,火傷したりといった事態は発生していない。

加湿器


2008年03月30日

●真空管アンプその後(3ヶ月経過)

真空管アンプキットのTU-870(エレキット)を作ってから3ヶ月経った。

作る前は「学研のスピーカにつないで寝室用のサブシステムにしよう」と考えていたのだが,想像以上に心地良い音がするので,そのままリビングでメインアンプとして使っている。つないでいるのは天井吊りのBOSE125で,セットだったPLS-1510はDVD再生専用機になっている。

真空管アンプにはエージング(慣らし)が必要といわれるが,耳が悪いのか記憶力が悪いのか(両方?),最初からキレイに鳴っていたような気がする。

ネコがいて真空管カバーを外せないので,ほんのりとオレンジに光る真空管を眺める楽しさはないし,ツマミもボリュームしかない超シンプルなシステムだけれど,これで音楽を聴いているとなんともいえない満足感が得られる。

リーズナブルな価格で工作の楽しさと真空管アンプの音を味わえる良いキットだと思っていたのだが,2008年2月で生産終了・完売だそうだ。

【参考リンク】
TU-870製作記事一覧
エレキットストア

2008年01月29日

●トイレ換気扇のリプレース

間取りに制約のあるマンションではトイレに窓がないケースが多い。うちもそうなのだが,トイレの換気は換気扇(排気扇)に頼ることになる。

換気扇のスイッチはタイマー式で,普通であれば人が入るときにスイッチを入れて,出るとタイマーでしばらく運転して切れるという感じでまったく問題がない。

しかしうちにはネコがいる。ネコのトイレは人のトイレの横に二つ置いてあり,ピートとデルタは「猫とびら」を通っていつでも自由にトイレに行ける。当たり前だが猫は換気扇のスイッチを入れたりできないので,ニオイがこもらないようにトイレの換気扇は24時間連続運転していた。

普通の使い方をしていれば1回数分の運転で,1日の運転時間はまあ多めに考えても60分程度。1年で365時間動くことを想定した換気扇の機械を24時間連続運転したらどうなるかは自明であろう。2年間で48年分の加速劣化試験をやったようなものだ。

年末くらいから油が切れたような異音がし始め,年が明けたらついに止まってしまった

で,思い切って24時間換気用の換気扇にリプレースすることにした。さすがにDIYでは厳しい工事なので,マンションの工務店経由でお願いしてやってもらった。

工事は2時間あまりで完了。うちは元々洗面所・浴室で排気する24時間換気システムだが,トイレの換気扇も考えると吸気量が確保できるか心配だ(ベルヌーイの定理とかで計算するのか?)。が,まあ狭いマンションだし静圧に強いシロッコファンなので問題は少ないだろう(ということにしておく)。

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2007年11月18日

●加湿器ふたたび

寒くなってきてエアコンの暖房運転をはじめると加湿器の出番である。

ところが,以前買った加熱気化式の加湿器は,電子スイッチの不良でわずか2シーズンで故障してしまった。買った量販店に持っていって修理する選択もあるのだが,それ以外にもファンの音がうるさいとか,フィルタの手入れが面倒という不満もあったのでそのまま廃棄処分となった。やはり無名メーカーの安物は信用ならない。

この教訓を踏まえて,再び量販店で加湿器選びである。まず名の知れたメーカー品であること,あとは手入れが簡単な点を重視して選択する。で,選んだのが象印のスチーム式というわけ。

見た目は電気ポットそのまんま。お湯を沸かして湯気で加湿しますよというコンセプトが明快だ。何しろポットを作っているメーカーだから信頼性は問題ないだろう。フィルタがないので手入れも楽そう(要するにポットと同じ)だ。

難点としては,高温の湯気が出てくるため火傷の危険がある。前回はピートの火傷を心配してスチーム式はやめた経緯があるが,この機種はコケたときの安全装置もあるし,湯気が熱いと気付けばネコたちもわざわざ触らないだろうと楽観的な判断をする。

買ってきて実際に動かしてみると,ピートもデルタも特に興味を示すこともなく,火傷の心配はなさそうである。またネット上の評判で「沸騰時の音が気になる」という意見が多かったが,前回使っていた安物ではファンの音がさらにうるさかったので,それに比べれば全く問題ないレベル。加湿能力も申し分ない。

消費電力がちょっと大きい点が気になるが,省電力タイプの有名メーカー品は価格が倍以上なので,イニシャルコストとランニングコストのバランスを考えるとどちらが得かは微妙なところだろう。あとは壊れずに動いてくれることを祈るばかりだ。

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2007年01月17日

●給湯器とお湯張りのナゾ

自宅の給湯器は都市ガス(13A)を使っている。スペックを見ると総合64kW(給湯52kW,風呂12kW)と書いてある。風呂12kWというのは追い炊き能力のことだろう。

52kWの給湯能力とはどれほどのものか。フル出力で1時間運転したとして得られる熱量は52kWh。1kWhは860kcalだから,52x860=44,720kcalになる。

一方,1gの水の温度を1℃上げるのに必要な熱量が1calなので,風呂に必要な200リットル(=200kg)の水を冬場の5℃の水温から40℃の適温まで温めるのに必要な熱量は,(40-5)x200x103=7,000,000cal=7,000kcalだ。

従ってこの給湯器でお湯張りをすると,7,000÷44,720=0.16時間,つまり約10分で風呂を適温のお湯で満たすことができる。お湯張りの時間は実際もこんなものだ。

さて,では昨日のお風呂のお湯があまり汚れなかったので,お湯を捨てないでおいて,今日は追い炊き機能を使って沸かしなおすことにしよう。この場合は12kWの能力(1時間で10,320kcal)だ。水温は寒い時の室温と考えて15℃程度からのスタートとすると,40℃まで温めるには(40-15)x200x103=5,000kcalが必要となる。

追い炊きで沸かす場合には,5,000÷10,320=0.48時間,つまり約30分かかるわけだ。追い炊きだとやけに風呂が沸くまでに時間がかかるな,と思っていたが計算すれば当たり前の話であった。

ガスの燃焼温度は2000℃ほどで,それで単純に水を温め数十℃程度のお湯を得る,というのが普通の給湯器(うちはコレ)だが,その温度差を見れば判るようにこれではあまり効率が良くない。特に最近ではオール電化に押され気味のガスなので,極力ガスの熱量を有効に使おうと,潜熱を回収して床暖房までする給湯器(エコジョーズ)や,いっそのことガスの燃焼でエンジンを回して発電して,お湯はその排熱で沸かしてやろうという家庭用コージェネ(エコウィル)などがこれからのトレンドである。

オール電化住宅の給湯設備で,でかい貯湯(ちょとう)タンクが付いてくるのは,電気給湯器の能力的な問題。電気はガスのように大熱量を短時間に発生させるのが苦手なので,ちょっとずつちょっとずつお湯を沸かしてタンクに貯めておき,シャワーなどで大量に使うときはこのタンクからお湯を供給するのである。設計がマズい昔のお宅だと,来客などがあって大量にお湯を消費するとシャワーが途中で水になる,なんてことも起きた。

うちで使っているシャワートイレは「瞬間湯沸し方式」といって,お湯タンクを持たずその都度電気で洗浄用のお湯を作るタイプだ。お尻に当てる細い水流のお湯を作るだけでも,その消費電力は1.2kWと,家庭用電気製品の中ではドライヤーと同じくらいの重量級である(給湯器の能力との違いに注目!)。貯湯保温によるロスがない分,総消費電力量はおトクらしい。

2006年07月25日

●BOSE強制空冷システム

リビングでCD,DVD,ラジオ,iTunesミュージックの再生を一手に引き受けているWebmaster家のオーディオセンターBOSE WestBorough WBS-1EXIII(PLS-1510)だが,ネコによるイタズラ防止と美観上の配慮により,当初からフタの閉まるキャビネットの中に設置していた。

美観も良好だし,ホコリも積もらなくて良い考えだと思ったのだが,ひとつ問題があった。PLS-1510には排熱用のファンがなく,内部のヒートシンクと金属シャーシからの自然放熱となっている。最近のAVアンプにはファンが付いているものも多いが,電気的ノイズの元にもなるしそもそも音楽を聴く機械でファン騒音を出すわけにはいかないという,ある意味当然の設計思想と言える。

だがしかし,フタの閉まるキャビネの中に置いていると,空気の対流が悪く本体が異常に熱くなるのだ。それでも保護回路が働いて電源が切れるとか,動作に異常が出るようなことはなかったのだが,あまりに熱い筐体を触るたびに不安を感じていた。

そこで対策である。最初はAirMac ExpressにUSBポートがあるので,USBから電源を取るおもちゃの扇風機でも使おうかと思ったのだが,評価を読むと「所詮おもちゃであり,風量は期待できない」とのこと。そこでホームセンタで物色すると,AC駆動の小型工業扇が2千円ほどで,大きさもちょうど良かったので買ってみた。

早速BOSEの筐体の横に設置して回してみると,ファン騒音はまったく気にならないし,冷却効果も絶大である。名付けてBOSE強制空冷システム(BOSE Forced Air Cooling System ; BoFACS)。コンポやアンプの冷却に苦労している向きは参考にしていただきたい。

2006年03月18日

●AirMac Express購入

仕事が煮詰まってくると買い物をしたくなるWebmasterである。あまり予算はないのだが,Macを買ったときからそのうち欲しいと思っていたのがAirMac Express(AME)だ。

PowerBookG4は,以前Windows用に組んでおいた無線LAN環境に初回起動時からあっさりつながってしまったので,インターネットをするだけならばAMEを新たに買う必要はなかったのだが,AMEには無線ルータとしての使い方以外に,MacのiTunesの音をワイヤレスで飛ばしてリビングのオーディオ機器で再生できるという便利な機能がある。

リビングのBOSE WBS-1EXIIIはCD-Rに焼いたMP3ファイルも再生できるのだが,その再生機能はオマケ程度で操作性が良くないし,パソコンのHDDに入っている音楽ファイルをいちいちCD-Rに焼くのも面倒だ。といってPowerBookG4の内蔵スピーカで鳴らしても寂しい音しかしないし,パソコンをBOSEの近くに持って行ってケーブルをつないだのでは何のためのモバイルノートPCだかわからなくなってしまう。

そこで登場するのがAMEというわけだ。操作性のいいiTunesで,たっぷりとためこんだライブラリの中から好きな曲をBOSEに飛ばして再生する。なんと快適な環境であろうか。煮詰まった仕事のことも少しの間忘れることができる(忘れていいのか...?)。

しかし想定外だったのはオーディオ接続用のケーブルが別売りだったこと。買ってきて自宅でパッケージを開けるまで気付かなかった...。調べてみたら純正のケーブルセットは¥4,620もするし...。仕方がないのでもう一度電気屋に行って,一番安いステレオミニプラグ〜RCAプラグのケーブル(¥700ほど)を買ってきた。

それにしても,こんなPowerBookのACアダプタと同じような大きさと見た目なのに,無線ルータ+αの機能があるのだから驚きである。

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2006年01月04日

●冬場の乾燥と加湿器の効果

 関東地方太平洋岸の冬は穏やかで過ごしやすいが,乾燥する。Webmasterの自宅では暖房はすべて電気(エアコン)なので特にひどい。室内の湿度計は常に20〜30%あたりで,朝起きると喉が痛くて,とても健康に悪そうだ。

 そこで加湿器の購入である。ちなみに石油ファンヒータなど,灯油を燃やす暖房だと,CO2と一緒に水分も発生するため(CXHX+O2→CO2+H2O),そこまで室内の乾燥に対して神経質になることはない。消費した灯油のおよそ1.1倍程度の水分が発生すると言われている。むしろ部屋の換気や結露に気をつけるべきだろう。

 量販店に行くと加湿器もピンキリで迷うところだが,典型的な中流思想のWebmaster家では中間くらいの価格帯で売られていた聞いたことのないメーカーの加熱気化式の加湿器を購入した。加湿能力は280ml/hと決して高くはないが,この方式の中では値段が安いので仕方が無い。他の方式については,超音波式だと吹き出す霧がピートの遊び心に火をつけて壊されてしまいそうだし,スチーム式はやはりピートの火傷が心配ということで却下となった。

 早速使ってみたが,一向に部屋の湿度が上がらない。やっぱり安物はダメなのか,と不安になりつつ数日使っていると,じわじわと湿度が上がってきた。どうやら使い始めは乾燥しきった部屋の壁や家具が吸湿してしまい,湿度が上がりにくかったようだ。現在は部屋に居るときは常時加湿器を動かしているが,湿度計の値は40〜50%の間で落ち着いている。加湿器の能力としてはまだ不足気味だが,これくらいだと夜間の喉の痛みもなく,なかなか快適だ。

 ちなみにこの加湿器にはマイナスイオン発生機能が付いていて,マイナスイオンを入り切りするスイッチまで丁寧に付いている。一時期どんな製品にも付いていたマイナスイオンだが,大手メーカーの間ではすでに「なかったこと」にされている(あるいは突っ込まれても問題ないように微妙にボカした書き方になっている)。しかしこの手の三流メーカー品の間ではまだまだ現役らしい。

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2005年09月24日

●火災報知器点検

マンションにはガス漏れ警報器の他に各部屋に火災報知器(火報)がある。最近は一戸建てでも住宅用火災報知器の設置が進んでいるのだとか。で,その設備の点検というのがあった。これは消防法で義務付けられている年1回の点検である。入居してから初の点検で,動作するところを始めて見ることができた。火報が動作すると,動作した火報(天井にある)が赤く点灯し,部屋のインターホン端末から警報音とよく通る男性の録音音声で「火災が発生しました!安全を確認して避難してください!」という警告が繰り返し流れる。どの部屋で火災が発生したかはオンラインで管理人室と管理会社(と消防署?)に通報がいく仕掛けだ。同時に登録してある携帯のメールアドレスにメールが届く。親切な機能だがしかし外出中にこんなメールが来たらどうしたらいいのだろう...。

ついでにベランダの避難ハッチの点検である。ここで一点訂正である。今まで避難ハッチを開けてみたことがなかったので,以前「災害対策」を書いたときに,コメントで「ベランダに下の階への縄バシゴが備え付けてあるので…」と書いたが,実際に点検で開けたところを見たらハシゴは金属製だった。カバーを開けると下の階の天井部分のカバーも同時に開き,カバー内のレバーを押すと折り畳まれた金属製ハシゴがカシャカシャと下の階まで伸びる仕組みだ。収納するときは巻き上げ装置にハンドルを差し込んでクルクル回すと再びハシゴが畳まれる。原始的な縄ばしごでなくて少し安心したWebmasterであった。

写真:携帯に火災発生のメールが届きます

2005年09月06日

●災害対策

頻発する各地の地震や台風の被害と,防災の日(9月1日)が重なった影響か,スーパーに行くと防災グッズブームという様相を呈している。かくいうWebmaster宅でも先日の宮城地震を機に非常持出し袋を一応準備した。中途半端な品揃えだと自分でも思うが,どういった災害・被害の程度を想定するかで必要なモノは大きく変わるため,一袋にまとめる品を選ぶのはかなり困難だ。

一戸建てに住んでいれば大きなタンクに水を備蓄しておくなど,とにかくスペースに余裕があるだろうからいろいろな備えが可能だと思うが,狭いマンションではいつ使うかわからない災害対策グッズを寝かせておける収納などない。都会のマンションでは災害時の対応拠点としての機能を持たせるため,共有部分に水・食料・燃料その他を備蓄しておくところもあると聞くが,Webmasterの住んでいるマンションではそのような機能はない。水道水は地上のタンクに溜めてあるが,停電してポンプが止まった場合に備蓄タンクとして使える機能があるのかどうかは不明だ。

一方,最近の台風被害を見ると,少なくともマンションのある程度の高さに住んでいれば,直接浸水するリスクだけは低いかな,と思っている。元々近くに氾濫しそうな河川はないのだが,大雨が降ると排水経路の関係などで局地的に床下・床上浸水するケースもあるだろうし,海から近いので津波が押し寄せてこないとも限らない。そんなとき一戸建てではダメージが大きいだろう。マンションだって共有部分まで浸水するようなことがあれば相応の不便はあると思うが,少なくとも家財がドロ水に浸かることはなさそうだ。

結局あらゆる災害に対する万能の対策などというものは無いのであって,人間はいろいろなリスクに妥協しながら生きていくしかない。それが出来なければフレーム問題で機能停止してしまうだろう。

2005年08月11日

●マンションの接地抵抗

新潟では冬の雷(冬季雷)が多いが,太平洋側では雷といえば夏である。都会の高層マンションほどではないにしろ,マンションに住んでいると低層建築物に比べて直撃雷を食らう確率も高い。夕方,近くの山や建物にドカドカ雷が落ちているのを見ると直撃雷を体験する日もそう遠くない気がする。

当然マンションには避雷針が付いているのだが,その接地抵抗はどの程度であろうか。建物の周囲を歩いてみたら,写真のようなプレートを見つけた。避雷針用の接地工事のときの抵抗値測定結果である。これによるとマンションの接地抵抗は4.4Ωとなっている。避雷針用の接地抵抗値は建築基準法とJISにより10Ω以下と定められているので,悪くない値だろうか?避雷針の接地抵抗値の相場が不明なのでよくわからない。

さて,直撃雷の雷電流を100kA(10万アンペア)とすると,マンション建物の電位上昇は100kA×4.4Ω=440kV(44万ボルト)にもなる。避雷針本体または雷電流を流す引下げ導線と建物の間の絶縁(取る場合と取らない場合がある)や,等電位ボンディングの有無などで影響は違ってくると思うが,その辺のスペックはパンフレットには載っていなかった(あたりまえ)。誘導雷で家中の家電製品が全てオシャカになったという話も聞いたことがあるし,ちょっと心配である。

マンション接地工事のプレート

2005年07月28日

●住宅に雨戸がない新潟のナゾ

地元に住んでいるときは不思議に思わないが,他県に移り住んで初めて気付く地元独特の風習や文化というものがある。Webmasterの育った新潟市では住宅に雨戸()がない。一方茨城県ではどのお宅にもたいてい雨戸が付いている。このことは茨城で生まれ育ったKinoppyから,新潟の住宅地を歩いているときに指摘されて初めて気付いた。

写真:雨戸の例

それまでは気にとめたこともなかったが,注意しながら歩いてみるとなるほど新潟には雨戸のある住宅がほとんどない。数えたら雨戸のあるお宅は数十軒に一軒あるかどうか,という割合(数パーセント程度)だ。

これは大発見!と思ったが同じことに気付いた人は多いらしく「雨戸 新潟」などのキーワードで検索するとけっこう引っかかる。しかしその理由については推測だけで明確な説明はないようだ。検索でわかったことをまとめると,

  • 日本サッシ協会の調査(2001年)によると、新潟県の雨戸の取り付け率は約4%で、全国平均69.4%に比べ極端に少ない
  • 雪国(北陸の日本海側,北海道)では雨戸があっても着雪・凍結で開閉できなくなるので付けない
  • 雨戸は台風のとき飛来物からガラスを保護するのが目的なので,台風の被害の少ない新潟では必要ない
  • 防犯意識の違い。(留守宅がバレる,寝起きの時間を知られるのを嫌う?)

ということで,新潟に雨戸が少ないのは統計的にも裏付けられているようだ。理由については雪のためという意見が多数派だが,決定的に裏付けの取れた資料などはないらしい。台風被害防止説については同様に被害の少ない茨城県の雨戸率が高いことを考えるとちょっと違う気がする。防犯意識に関連して面白かったのは,「朝,遅くまで雨戸を開けないでいると,あの家は怠け者だと陰口を叩かれるので,それを嫌って付けないようになった」という説。農業県として発達した新潟としては考えられる話だ。

いずれにしろ,近年建てられた住宅については,「周りで(雨戸を)付けているお宅がないから」「昔から無かったから」「雨戸?なにそれ?」ということだと思う。稀に付いているお宅については,雨戸が普通だった他県からの移住者と見てまず間違いないとWebmasterは思うがどうだろうか。お子様の夏休みの自由研究として近所に聞いて回ったり県庁あたりに取材に行くのも面白いと思う。

ただ,最近は全国的にも雨戸は減ってきているらしい。洋風建築が増えてきたから?あるいは窓サッシ自体の性能が上がっているため?

ご参考:トステムの窓シャッター・雨戸

2005年07月21日

●ベランダのハト対策その後

以前紹介したベランダのハト対策だが,その後も効力を発揮しているようでベランダの手すりに止まろうとして,テグスに羽が触れて嫌がりそのまま飛び去るハトをKinoppyが何度か目撃している。カラスに対しても同様の撃退効果があるようだ。

その後ベランダよりもずっと狭いエアコンの室外機スペースにもハトが枝を持ってきはじめたため,ここの手すりにも同様の対策を施してハト避けに成功している。

ホームセンターに行くと支柱とテグスがセットになったハト避け対策グッズも売られているが,お値段はけっこう高い。一方Webmasterの方法ならば家に余っている割り箸と200円未満で買えるテグスがあればいいので,コストパフォーマンスは抜群である。ただし,ベランダが広い(手すりが長い)お宅では割り箸だけでテグスのテンションを保たせるのが難しいので工夫が必要かもしれない。
写真:ベランダの手すりに止まる鳩

2005年05月29日

●スピーカ天井吊り at マンション

マンションへの転居に合わせて購入したBOSE WBS-1EXIII,セットスピーカの125はリビングに天井吊りしている。これは設計時からの計画で,スペースの有効活用と猫によるイタズラ防止を指向したものだ。

この手のシカケは一戸建てならば後からDIYでもやれないことはない(補強などはそれなりに大変)が,マンションの場合いくら二重天井といっても一戸建て住宅の天井裏のように人が入れるほどのスペースはないため,新築時の設計変更で施工業者にお願いすることになる。工事内容はスピーカ取り付け位置の天井部材を石膏ボードからコンパネ(コンポジットパネル;合板のこと)に変更し,スピーカケーブルを通すフレキシブルパイプを天井から壁のマルチメディアコンセント近くまで這わせてもらった(写真)。施工時にフレキシブルパイプに予め呼び線を通してもらっておくことで,スピーカケーブルは自分で通すことができる。

純正天井吊り金具と組み合わせた美観も良好で,見た目がスッキリすると音までスッキリ聞こえる気がするから不思議だ。ホームオーディオは見た目も音の一部である。どんなに金をかけた設備で音が良くてもスピーカーが見えないようなセッティングではオーナーの満足感は半減以下だと思うがどうだろうか。

これから家やマンションを買おうと思っている人は参考にしていただきたい。Webmasterはどうせなら浴室の天井にも防湿型のスピーカを埋め込んでもらえばよかったと思っている。

BOSE125を天井吊り 天井裏にフレキシブルチューブを敷設

【ご参考】BOSE WBS-1EXIII関連
初期不良?BOSE WBS-1EXIII
BOSE WBS-1EXIII修理その後1
BOSE WBS-1EXIII修理その後2
おまけレコードプレーヤー

2005年03月03日

●初期不良?BOSE WBS-1EXIII

さて,遺憾ながら久々に家電故障ネタである。Webmastet宅では次から次へと家電が故障するので,最近は新しい製品を購入するときは値段の安さよりも独自の長期無料保証を重視してKデンキを選んでいる。Webmasterは今回買ったBOSE WBS-1EXIII(WestBorough)をもって,オーディオ機器(基本システム)への投資は打ち止めにしたいと考えている。居住スペース不足の問題からDIATONE DS-600ZAを手放して以来,いろいろと思うところがあって大型マルチウェイ教から小口径フルレンジ教に改宗したWebmasterである(その間にはバーチカルツイン欲しい病という時期もあったが,経済的・空間的リソースの問題で実現しなかった)。オーディオ界は宗教でありオカルトだ。特にBOSEに関しては熱烈な信者がいる一方で風当たりもまた強い。従って音についてWebmasterの個人的な意見を述べるのは差し控えたいと思う。WestBoroughに関しては,選択は間違っていなかったとだけ述べておこう。


上記はWBS-1EXIIIを純粋に音を聴く機械として評価した場合の話。故障というか初期不良ということになると思うが,DVDビデオの再生で問題があった。映像を再生していると,数秒~20秒に一度の頻度で映像にノイズが乗る。しかもアナログ回路(ケーブル含む)で乗るような種類のノイズではなく,明らかにMPEG2のデコードエラーという感じで,様々な色の盛大なブロックノイズが画面のいろいろな所にピラピラと現れるのだ。「DVDではレートの関係で動きの激しい部分ではブロックノイズが出るよ」という意見もあると思うが,そういうレベルのブロックノイズとはまったく様相が違う。念のため手持ちの何枚かのDVDで試してみたが同様の症状で,同じディスクを古いDVDプレーヤ(SONY DVP-S707D)で再生するとノイズなどまったく出ない。買って早々入院となったWBS-1EXIIIであるが,メーカーは果たしてどのような見解を出してくるであろう。
写真:BOSE125

【追記】
その後の経過1
その後の経過2
おまけレコードプレーヤ
スピーカ天井吊り at マンション