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2011年12月31日

●写真って楽しいねっ〜2011年総括〜

2011年,やはり311の東日本大震災のインパクトは大きかった。幸い我が家は人的・猫的な被害はなかったし,マンションは揺れがひどくて家財はずいぶんダメになったが,住むところがなくなったわけではない。インフラが復旧するまで2週間に及ぶかんなさんの実家での避難生活も大変ではあったがとにかく家族がみな無事だったことを感謝したい。当時の日記を読み返すと,なかなか生々しい。給水車に3時間並んだこと,わずかしか品物のないスーパーに入店するのに2時間並んだこと,福島原発の状態を注視しつついざというときに逃げるためのガソリンを温存して徒歩で行動したこと,10日間シャワーも浴びられなかったこと,一日に何度も沢に水汲みに通ったこと…。できればもう二度と経験せずに済ませたいものだ。

我が家の被災状況

震災後も余震が続き,9ヶ月以上経った現在でも1日か2日に一回くらいは体感できる揺れがある。そんな状況なので狭い部屋の中は備蓄の水や食料品などが所狭しと並び,倒れたり落ちて危険なものはすべて撤去するか床置きにしてあり,とても人様にお見せできる状態ではない。こんな体制をいつまで続ければいいのか,難しいところだ。

原発事故の放射線だが,2011年の12月現在で,事故前の5倍くらいの値(0.14uSv/hくらい)で推移している。ちなみに5月は0.2uSv/hくらいだった。

震災以外の話題としては,iPod touchを買って日記(プライベートな方)をEvernoteに移行したこと盆栽を買ったこと,かんなさんのパソコン更新,そしてアマチュア無線の免許(3アマ)を取って無線局を開局したことなどがあった。

アコースティックギターの弾き語りは現在ほとんど教室には通っておらず,コードを忘れない程度に気が向いたときにちょっと弾くくらい。アコギは手軽な楽器ではあるが,本当に忙しいとやはり手が付かない。ただ,来年も発表会だけは出ようと思うので,何か課題曲を考えなければいけない。

猫のピートは6歳デルタは4歳になった。猫のネタはいちいち書いていないけれど,それは安定した日常ということで幸せなことだ。写真はアメブロの方に載せている。

読書は淡々と文庫新刊SFを読んだり再読したり。

【SF】
スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選(山岸真編)
さよならペンギン(大西科学)
ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成<S>(大森望編)
アンブロークンアロー戦闘妖精・雪風(神林長平)
青い星まで飛んでいけ(小川一水)
地球移動作戦(上・下)(山本弘)
天獄と地国(小林泰三)
天冥の標IV: 機械じかけの子息たち(小川一水)
ねじまき少女(上・下)(P.バチガルピ)
あなたのための物語(長谷敏司)
結晶銀河 ー年刊日本SF傑作選ー(大森望・日下三蔵 編)
プランク・ダイヴ(G.イーガン)
ZOKURANGER(森博嗣)
究極のドグマ―穂瑞沙羅華の課外活動(機本伸司)
冷たい方程式(T.ゴドウィン他)
天冥の標V 羊と猿と百掬の銀河(小川一水)

【ミステリ】
黒猫の三角(森博嗣) 再読
人形式モナリザ(森博嗣) 再読
月は幽咽のデバイス(森博嗣) 再読
夢・出逢い・魔性(森博嗣) 再読
魔剣天翔(森博嗣) 再読
恋恋蓮歩の演習(森博嗣) 再読
六人の超音波科学者(森博嗣) 再読
キラレ×キラレ(森博嗣)
捩れ屋敷の利鈍(森博嗣) 再読
赤緑黒白(森博嗣) 再読
工学部・水柿助教授の日常(森博嗣)

【その他】
吾輩は猫である(夏目漱石) 電子ブック

【ご参考】
2010年総括
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2008年12月25日

●キューブ車検3回目

1年落ちの中古車で買ったキューブ(2002年式AZ10)も3回目の車検となる。買ったときに履いていた大径16インチホイールと扁平タイヤはすぐに処分して,ダンロップの13インチ安物エコタイヤ(ホイール付きで4本4万円)に換えたが,このエコタイヤも4年で4万キロ走ってだいぶ磨り減ってきた。スリップサインはギリギリ出ていないが,クラックも目立つしこの辺が換え時だろう。

とはいえ,次の車検('11/1)を通すかどうかまだ決めていないので,新品のタイヤを買うのももったいない。そこでとりあえずスタッドレスタイヤに履き替えることにする。このスタッドレスは2004年に他界した父の見舞いに行くのに,どうしても冬の新潟に帰省する必要があって買ったもので,それ以外にはほとんど使い道がなかった。茨城では雪が積もるのは年に一度あるかないか,という程度だし,自分だけがスタッドレスを履いていても周りの車が突っ込んできてアブナイので基本的に雪の日は乗らない。またパジェロを降りてからは自分の車でスキーに行くこともない。

代車はマーチ(AK12)で「わ」ナンバーだった。内装はチープだがCVTで快適。キューブのヘタったシャコタンサスに慣れているので,マーチの脚はかなりふわふわに感じる。

車検時の走行距離は84,800km。前回の車検でいろいろ部品交換をやってもらったので,今回は消耗品の交換と標準的な整備だけで済んだ。ただ,頻発するバッテリー上がり対策として買った高価な大容量バッテリーが,そろそろ3年経つのでこれは交換時期かもしれない。コンパクトカーを単に維持するだけでも税金・車検整備・消耗品・ガソリンと,相当の金がかかるものだ。

ガソリン高騰のときに,多くの消費者が車の維持費が高いことに気付いたのに加え,金融危機の影響で車業界は最近特に厳しい様子だ。車検の手続きでディーラに行ったかんな氏は,営業が気持ち悪いほど親切だったとおっしゃっていた。なんとしても顧客を囲い込みたいのだろう。

すり減ったタイヤ

【ご参考】
2回目の車検
1回目の車検

2008年08月24日

●自宅震度基準

また地震だ。震度は4。最近茨城では地震が多いような気がする。

今のところに住み始めて3年経ち,震度5弱までの揺れは体験したので,そろそろテレビの速報を見なくても震度を当てられるようになってきた。

震度1:地震に敏感なかんな氏が気付く

震度2:地震に敏感なかんな氏が取り乱し始める

震度3:CDを入れているキャビネットの引出しが少し開く

震度4:CDを入れているキャビネットの引出しが大きく開く,立てかけてある写真が倒れる

震度5弱:ガスが止まり(地震センサ),給湯器がエラーを出す

ちなみにネコたちも大きな地震だと少し落ち着かなくなるが,これは揺れによるものなのか取り乱したかんな氏を警戒しているだけなのかよくわからない。

震度についてはマンガだが「HAL」(あさりよしとお)がオススメ。

2008年05月30日

●環境月間

6月1日から30日は「環境月間」なのだそうだ。スローガンは「取組もう 地球のために 今できること!」。

スローガンからして何か勘違いをしているようだ。環境問題の取組みというのは,惑星地球くんが暖まったり汚れたりして可哀想だからやるのか?それは違うだろう。人類の生存のためである。スローガンは「取組もう 人類滅亡を防ぐために 今できること!」が正しい。

うちで実践している取組みはざっと思いつくところで,次のようなことがある。
・新聞は取らない
・雑誌は買わない
・テレビはできるだけ見ない
・飛行機に乗らない
・(狭い)集合住宅に住む

新聞配達で学費を工面したかんな氏には申し訳ないが,新聞と雑誌を止めるだけで,ちまちまとゴミ減量するのがバカらしいほど廃棄物が減る。必要な情報はインターネットで手に入る現在,新聞は本当に必要だろうか?

テレビというかマスコミはもう,諸悪の根源であると言って良い。どの局も「地球のために○○しましょう」と言っているが,一度として「省エネのため今すぐテレビのスイッチを切ってください」という番組なりCMを見たことがない。全国民が夏の高校野球中継を観るのをやめれば,発電所が何基か不要になるだろう。

飛行機については航空会社も頭を抱えているのだが,CO2排出量が多い。どんなにエコな取組みを頑張っても,海外旅行に1回でも行ったらすべて水の泡だと思ってもらっていい。

少ない人数で広大な土地を占有する一戸建て住宅の環境負荷が高いことは言うまでもないだろう。

買い物にはマイバッグを持って行きましょうとか,そんなどうでもいいような些細なコトより,上記の取組みの方が桁違いに有益であると思う。マスコミや企業はそういう宣伝をすると利益が減るのでできないし,政府も同じことである。

同じ理由で誰も口にしないが,本当に持続性・生存性を追求するためにはどうしたらいいか。答えは自明で,人口を減らせば良い。日本は資源のない国なので,日本の国土だけで養える人口は現在の6分の1程度だと言われている(WWFのLiving Planet Report2006より)。現在は経済力にものを言わせて他国のキャパシティを奪って多くの人口を養っているのだ。地球全体でも既に養える人口の1.25倍だとされており(同),これは単なるCO2による温暖化よりもずっと深刻な問題のハズだが,経済性優先のマスコミや政府は完全にシカトしている。残念ながら愛では地球は救えないのだ。

人口を減らすのが無理だとしたら,どうしたらいいのか。それはもう科学と技術で環境を操作するしかない。「自然を守ろう」と盲目的に言うのは結構だが,残念ながらそれでやっていける段階はとっくに過ぎている。ここまで事態が進んでしまったからには,自然環境を人類の持続的生存に適するように改変していくしかないのだ。遺伝子改変による食料の増産や,CO2の固定化というのはつまりそういうことである。

珍しく時事ネタになってしまった。アシモフのファウンデーションシリーズやロボットシリーズを再読した影響かもしれない。SFはハッピーエンドが好きなWebmasterだが,もちろん現実の地球の未来だって明るい方がいいに決まっている。

2008年04月02日

●猫ブームとそらとぶデルタ動画

最近はネコが流行とかで,都会だと猫カフェなんて業態ができているらしい。

3年ほど前にはホームセンタのペットコーナに行っても小型犬ばかりで,かなり規模の大きい店でも猫は良くて1,2匹,ヘタをすると一匹もいないこともあった。

それが最近では数ではまだまだ犬の方が多いものの,猫も必ず置くようになっていて,5匹くらい見られる店もある。品種はアメリカンショートヘア(アメショー),ロシアンブルー,スコティッシュフォールドあたりが定番で,たまにアビシニアンなんかがいたりする。こういう店では需要がダイレクトに反映するから,猫ブームというのは本当らしい。

ネコ需要が増えれば関連商品も充実するわけで,その点はネコ飼い者にとってはありがたいことだ。けれど,流行に乗って子猫を買ったはいいけど旅行に行くときに世話ができないので捨てちゃった,可哀想なので去勢手術はしてません,なんて人が増えなければいいけど...

うちは時代を先取り(?)した猫カフェとして友達には無料開放中(ネコのおやつ持参の方にはお茶菓子サービス)。さらにピートの機嫌が悪いときには猫パンチと噛み付きの特別サービス付き。

動画は「そらとぶデルタ」をスローモーションでどうぞ。

2008年03月29日

●今日見た景色 春の一日

近所の道路の開通セレモニー。道路行政への風当たりが強い昨今だが,大勢の人が集まっていてちょっと意外だった。

桜は開花宣言が出るか出ないか,という微妙な感じ。一週間後には見頃になるだろう。

曇り空だったので高感度フィルム(ISO400)を使ってみた。そうしたら意外に明るくてシャッタスピードを最高(1/1000s),絞りをめいっぱい絞って(f16)露出計はぎりぎり適正指示。そういう条件で撮った写真は中央部が白っぽく写ってしまっている。これは何の現象だろう?

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ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / CENTURIA400

2008年03月19日

●A.C.クラーク逝去

SF作家のA.C.クラーク氏が死去。ご冥福をお祈りしたい。

ずっとずっと生き続けて,人類の,地球の,科学技術と未来を見届けて欲しかったな,なんて考えてしまった。

2008年01月16日

●MacBookAirの問題点

発表されたMacBookAirだが...

この薄さではピートが上に乗って歩いたら一発で液晶が割れそう...

残念だ。とても残念だ。

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2007年02月08日

●少子化問題と地球温暖化

時事ネタに触れるのは珍しいが,一言書いておこう。どこかの大臣が「女性は生む機械」だとか放言して物議を醸しているらしい。

この発言そのものは失言という他なく,腹の中でなんと思っていようと,皆が見ている前でこのようなことを口走ってしまう大臣はちょっと資質を疑われても仕方がないと思う。

この大臣が気にしているのはいわゆる「少子化問題」というやつだ。

一方,この冬は暖かく,記録的に雪が少ないなど,こちらも話題になっていて,こうなると昨年の大雪のことはケロっと忘れて「地球温暖化問題」と騒ぐ人が大勢いる。

さて,多くの方はとっくにお気付きだと思うが,少子化問題と地球温暖化問題は二律背反の関係にある。つまり,人口が増えれば消費エネルギーも増えて温暖化は加速してしまうし,温暖化を食い止めるためには人口の抑制(少子化の推進)が必須だ。少子化も温暖化も盛んに報道される割には,この当たり前の関係がズバリ指摘されるのを見たことがない。何か差し障りがあるのだろうか。

しかも少子化問題というのは日本をはじめ先進国の一部だけの話で,地球規模で見れば人口も消費エネルギー(炭酸ガス放出量)も増える一方である。

日本の少子化問題というのは詰まるところ,税金や年金を払ってくれる財源の不足という問題であって,件の大臣でなくとも,政治家はそういう目でしか問題を捉えていない。

「将来のために」と政治家はおっしゃるが,政治家の望むように人口が増え続けたとしたら,土地も資源も有限なのだから破綻するというのは子供でも判ることだ。本当に人類社会の将来を考えるなら,途上国も含めた人口抑制,カーボンフリーエネルギーやCO2固定化などの研究や食料の安定供給にこそ,もっと資源を投入すべきだろう。

先進国で少子化が進むというのは,生活スタイルの多様化だとか何とかいろんな説があるだろうが,じつは多くの人たちは(政府が何と言おうと)これ以上人口が増えてはマズいと,無意識に感じて子供を減らしているのでは,なんて考えてしまう今日この頃である。

2006年11月11日

●メモ:「水からの伝言」を信じないで

いじめなど道徳の問題が注目されている昨今ですので,念のためリンクしておきます。

「水からの伝言」を信じないでください

ある程度科学的な思考ができる大人なら心配いらないと思いますが,小学校などで先生が道徳の教材に使ったりする例もあるらしいので,お子様のいるご家庭では注意された方が良いかと。

2006年06月24日

●クルマの馬力

自動車のパワーというのはすごい。今乗っている大衆向けコンパクトカーのキューブ(TA-AZ10)など,スポーツカーに比べれば屁のようなパワーしか出ないイメージであるが,それでもカタログ上は101ps(仏馬力)も出ることになっている。

まあこれは高いハイオクガソリンを入れて,実用域とはとても言えない6400rpmまでアクセルを踏んだときにこれに近い数値が出る(カタログ上は)という話で,実用的にはまあ,これの三分の一程度と考えて,だいたい30ps。それでも30psである。1ps(仏馬力)は0.735kWなので,約22kWだ。22ワットではなく,22キロワット

一般家庭で電力会社との契約が40Aの場合,そのお宅でめいっぱい電気を使うと4kWまで使えるということになる。テレビと冷蔵庫とエアコンと電子レンジとドライヤと洗濯機とパソコンと照明をいっぺんに点けて,ブレーカが落ちるギリギリまで使っても4kWあれば足りる。つまりキューブで発電機を回せば,5軒のお宅の全電力を賄うことが可能ということだ

そんな過剰とも言える性能を持った自動車を,Webmaster家ではレジャーのために維持しているのである。そう考えるとなんだか心苦しい。省エネだCO2削減だと叫ばれる昨今であるが,こういう事実はあまり宣伝されない。自動車が売れなくなっては困るからである。

ガソリン価格が高くなってきて,ハイブリッド車だとか燃料電池(FC)車だとか完全な電気自動車(EV)が注目されてきている。これらは出力をそのまま電力として取り出すことが可能なので,夜間などクルマを使わない時間帯にこれらを発電機として使うとか,大規模災害で停電したときの非常用電源として使うということがまじめに研究されていたりもする。

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2006年06月10日

●真のハッカー

日経ビジネス2006年5月1日号より

気象予報,宇宙開発などの研究に欠かせないスーパーコンピュータ(スパコン),世界の技術者たちが,スピード競争にしのぎを削る世界で,1人の日本人が脚光を浴びている。後藤和茂氏,37歳。米テキサス州立大学のアドバンスト・コンピューティング。センターに勤務する研究者だ。彼の開発したソフトウェアをスパコンに組み込むと,まるで魔法でもかけられたかのように,スパコンの性能が上がる。

(中略)

スパコンは年2回,米調査機関によって実効性能のスピードを競う「トップ500」が発表される (中略) 世界トップ11のうち,4つに後藤のソフトが組み込まれた。いずれも5〜10%,性能を向上させている。

ソフトウェアでハードウェアの性能を極限まで引き出すという話を聞いてピンとくる人はパトレイバーを読んでいる(か劇場版を観ている)と思うが,まあそれはさておき。

もうずいぶん前(10年以上かも)のことだが,「日本人には真のハッカーと呼べる人は居ない」というようなことを何かで読んだ。当時コンピュータ(プログラム)の先端は米国であり,日本人のレベルはそれほど低かった,ということだろう。

現在の日本のレベルがどれほどのものかわからないが,少なくともこの後藤氏は真のハッカーと呼ぶに相応しい人物ではないだろうか。何しろ,性能調査の締め切り間近になると,自分たちのスパコンの性能を上げたい技術者たちが後藤氏に「SOS」メールを送ってくるので,後藤氏は世界約100台のスパコンにアクセスできるIDを持っているのだ。まさにクールである。

まがりなりにも仕事でプログラムを書くこともある立場としては,一生のうち一回くらい,人から「クールだ」と言われるようなコードを書いてみたいものである。

2006年05月06日

●中学生の読書

「中学生はこれを読め」 書店主が推薦リスト、全国波及(asahi.com)
http://www.asahi.com/life/update/0506/003.html

札幌の本屋のオヤジは気がついた。「最近の中学生は本を読まないと言うが、うちには彼らのコーナーがなかった」。オヤジは500冊のお薦めをリストアップし、専用の棚を作って、こんなキャンペーンを始めた。(以下略)

500冊のリストは「これ読め」のホームページで見ることが出来る。

いくら今どきの中学生が読書しないからといって,「これを読め」って押し付けがましくリストアップされてもどうなんだろうか。おせっかいというか余計なお世話というか。どうでもいいけどSF少なすぎません?ざっと眺めても「アルジャーノンに花束を」,「夏への扉」,「ジュラシックパーク」くらい。同じフィクションでもファンタジー作品はけっこうリストに挙っているのになんか偏ってるなと。どうせリストアップして全国展開するなら,おやじ一人の独断じゃなくてもうちょっとなんとかならなかったものかと。つまりSFが少ないとWebmasterは言いたい。

そういうWebmasterの中学時代の読書はどうだったのかというと,じつはまだSFには目覚めていなかった。中学生の頃に小遣いをファミコンやマンガなどに無駄遣いせずコツコツとSFを買ったり図書館で借りたりしていれば今頃1000冊くらいは楽勝で読めていただろうにと後悔することしきりである。

当時何を読んでいたかと言えば,フィクションは図書室でホームズをたまに借りていた程度で,あとはブルーバックス(ハヤカワ青背ではなく,講談社の新書の方)の宇宙モノをちょっと背伸びして読んだり,MSXの雑誌(ゲームのプログラムリストが載っていて打ち込んで遊ぶ)を買っていた程度。いずれにしてもヒマがあった割に読書量は極端に少なかった。

友達には毎週毎週図書室で10冊ずつ借りるような強者も居たが,だからといって大人になっても読書好きかどうかというのはまた別問題のような気がする。

とにかく何が言いたいかというと,500冊のリストにもっとSFを入れてはどうか。(しつこい)