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2006年03月30日

●猫のピート1歳 −散歩・旅行ー

猫のピート生後1年つづき

ピートは完全室内飼いと外飼いの中間的位置付けになる。つまり,普段は家の中に居て,勝手に外に出ることはできないが,ハーネスとリードを付けて人間と一緒に散歩や旅行に出かけることがある。首輪を付けて放し飼いにしている猫は珍しくもないが,犬のようにリードを付けて散歩している猫は珍しいようで,「犬かと思ったら猫だった」などと振り向かれることも多い。ちなみに「可哀想...」と陰口を叩かれることもマレではあるが,ある。猫の自由をヒモで拘束しているように感じるのであろう。その感覚もわからなくはないが,犬でも猫でもウサギでも散歩時にリードを付けるのは最低限のマナーだと思う。飼い主がどんなに可愛いと思っていてもその動物が近寄ることで恐怖を感じる人が居るわけだし,動物である以上,飼い主の傍を離れないという絶対確実なしつけは不可能だからだ。「シッポ切られちゃったの?可哀想に...」と言われたこともあった。ピートは生まれつきこういうシッポなのだが,残酷な飼い主だと思われてしまっただろうか。

完全室内飼いだと外に出そうとしても怖がることが多いらしいが,ピートの場合は子猫の頃から散歩に慣らしていたおかげで,外でも平気だ。ただし,犬の散歩のようにトコトコと歩いてくれるわけではなく,興味のある対象にダッシュしてみたり,その場でじっとして動かなかったりと,猫らしい気まぐれさを見せる。

車に乗るのは平気で,車酔いもしない。ドライブ中は後部座席で,窓の外を眺めたり,寝そべったりとリラッくまクスしている。ただし運転の邪魔にならないように,リードの長さは制限する。

長距離旅行のときは慣れたトイレと猫砂持参である。外出の緊張もあるようで,なかなか用を足そうとしないのだ。

世の中には少ないながらも,ペット同伴可のホテルや旅館がある。そういうところに連れて行ったことはまだ無いが,ネコを連れて行く人はどのくらい居るのだろう。宿の中で犬連れのお客さんと鉢合わせになったら興奮したりしないだろうか。ちなみにピートを散歩中に犬の散歩の方と会うと,わんちゃんの方はまったくピートには関心を払わないが,ピートの方は臨戦態勢で毛を逆立てたりしている。相手にされないので完全に一人相撲だ。

とにかく思った通りに歩いてくれないので,体重が軽いうちは良かったが,5キロを超えると散歩も一仕事である...。

2006年03月29日

●猫のピート1歳 ー体重とフードー

猫のピート生後1年つづき

ピートの体重は5.4kg。成猫の平均体重は3kg〜5kgらしいので,1歳にしてすでにオーバーしてしまっている。骨太というか全体的にも大柄なので,今のところそんなにデブデブという感じはしないが,お腹はタプタプで歩くといい感じで揺れ,柔毛に包まれたその触り心地は極上である。

太った原因は食べ過ぎであろう。去勢したことも影響しているかもしれないが,去勢前よりも運動量が減ったという感じはしない。キャットフードの指定分量というのはいかにも少なく,実際にあっという間にペロリと平らげてしまう。

フードの好みもなかなかうるさい。太り気味だからと,ライト系(サイエンスダイエットなど)のフードを与えても口も付けない。耐えられないほど腹が減れば渋々食べるのかもしれないが,なんだか可哀想になってしまって別のフードを与えてしまうKinoppyとWebmasterであった(だから太るのであるが...)。普段はブランド物のドライフード(カリカリ)を与えていて,フリスキー(ミルク粒入り)が今のところ一番お気に入り。モンプチ,銀のスプーン,カルカンあたりもまあまあ食べるが,上に書いたようにサイエンスダイエットのライトに至っては見向きもしない。

たまにウェットフード(猫缶やパウチ)を奢ることもあるが,高級品のモンプチスープタイプ以外は,口は付けても完食することはマレだ。

おやつ(間食)についてはKinoppyがブログに詳しく書いているのでそちらを参照いただきたい。気を引きたいときや自分たちが外出するときの飛び出し防止には絶大な効果がある。が,やはり太る原因かも。

水は相変わらず新鮮な(?)水道水が好きなようで,皿に入れた水も飲むことは飲むが,人が居るときは「洗面所の水を出せ」と要求される。水を出してやると,とても旨そうに飲んでいる。

体重変化のグラフを見ると,一応飽和傾向にはあるようでホっとしている。

2006年03月28日

●猫のピート 生後1年 はじめに

ピートは捨て猫だったので正確な誕生日は不明だ。保護した方から里親として引き取った時点(2005/5/15)で生後約1ヶ月との診断だったので,4月の中旬で1歳ということになる。猫を飼うのは初体験のWebmasterから見た1歳のピートの現状と,この1年を振り返っての感想を何回かに分けて書いてみたい。

写真は生後1ヶ月(飼い始めた直後),3ヶ月,6ヶ月,9ヶ月。

【猫のピート 生後1年 もくじ】

  1. はじめに
  2. 体重とフード
  3. 散歩・旅行
  4. 噛み癖
  5. ツメ研ぎ
  6. その他しつけ
  7. 留守番
  8. 入浴
  9. 夜の行動
  10. まとめ

【関連記事】

2006年03月27日

●ミステリ読了 21世紀本格

「21世紀本格」(島田荘司編)[bk1]読了。2006年版「SFが読みたい!」で国内編2位の評価をされているがWebmasterは未読の「デカルトの密室」(瀬名秀明)という作品があって,本書にその前のお話である「メンツェルのチェスプレイヤー」が収録されているというので買ってみた。森博嗣のバーチャルリアリティーテーマの作品もちょっと期待していたのだが...久しぶりにハズレの読書をしてしまった感がある。

「21世紀的なミステリ」ということで,ライフサイエンスやコンピュータテーマなど,SFっぽい話が必然的に多くなっている。そこでこれをSFとして読んでしまうと,大変チープでSF的には時代遅れという感想を抱いてしまった。もしかしたらミステリばかり読んでいる人にとってはこういう話が新鮮なのかもしれないが,どうなのだろう。

肝心のメンツェル〜にしても,ロボットを小道具にした軽いミステリという程度で,突っ込みが足りずなんとなく物足りない。これは難解と評判のデカルト〜に期待するしかない。

「トロイの木馬」(森博嗣)は設定には萌えるモノがあるがこれはミステリ...なのか?

まったく21世紀的でない「交換殺人」(麻耶雄嵩)が素直にミステリを読む気で読んだためか,一番面白かったような気がする。
当然かもしれないが,SF読みとしては「ミステリ作家が書いたSFっぽい話」よりも「SF作家が書いたミステリっぽい話」の方が性に合うらしい,ということを確認できた1冊。

【収録作品】
神の手(響堂新)
ヘルター・スケルター(島田荘司)
メンツェルのチェスプレイヤー(瀬名秀明)
百匹めの猿(柄刀一)
AUジョー(氷川透)
原子を裁く核酸(松尾詩朗)
交換殺人(麻耶雄嵩)
トロイの木馬(森博嗣)

2006年03月26日

●バナナプラグ

引越しの混乱でどこに片付けたのかわからなくなっていたバナナプラグが出てきた。プリメインアンプを2機,スピーカも3セットほど持っていてつなぎ換えて遊んでいた頃に買った物で,確か4個セットで¥2,000くらい,それをスピーカとアンプ用に2組使うので計8個。

今はアンプもスピーカも1セットしか持っていないので,スピーカケーブルは端子に直接締め付ければいいのだが,高かったバナナプラグがもったいないのでつないでみた。ちなみにスピーカケーブルは¥120/mの安くて細いモノ。天井裏を這わせたりするので細い方がやりやすい。

バナナプラグを使うとケーブルと機器端子の間に余計な接点が増えるわけで,オーディオ道から言うと邪道ということになる。ただ,バナナプラグに対応した機器はそうでない機器に比べると上等な部品を使っているという目安にはなるかもしれない。

bananaplug.jpg

2006年03月24日

●ブログの問題点

HTMLやFTPのことがわからなくても,簡単に日記風ホームページが作れるブログ(Weblog)システムが普及してしばらく経つ。個別の記事がそれぞれパーマネントなURLを持つというメリットはあるが,問題もある。

年単位で更新を続けている人は気付いていると思うが,たいていのブログでは過去記事の閲覧性が極めて悪い。そもそものブログの成り立ち(最新の興味深いニュース記事などにリンクを張ってコメントを書く)から考えれば過去記事の重要性が低いのもやむを得ないところかもしれない。

しかし時事性にとらわれず,有益なコンテンツをブログにどんどん投稿していくと,最初の頃に書いた記事が(その重要性・有用性に関わらず)最新記事に隠れて深いリンクをたどらなくては見ることのできない,極めてアクセス性の悪い位置に追いやられてしまう。本来このような内容の場合は,旧来のHTMLでキチンと目次を作り,静的にコンテンツを追加していくべきなのだろうが,ブログは簡単便利なのでつい独立させるべきコンテンツまでブログに投稿してしまう。

そのことに気付いた人は,ブログのトップ記事につねに目次が表示されるような工夫をしたり,全文検索機能を付けたりしているが,元々が最新記事優先のシステムなので完璧ではない。

そういう当サイトにしても同様の問題を抱えていて,そろそろ記事も多くなってきたしどうしたものかと思案中である。今のところ過去記事に一番アクセスしやすい方法は月別アーカイブだと思うが,画面サイドにずらずらと並んでしまっているのを見てもらえばわかる通り,これでは数年分もたまると鬱陶しくてどうしようもなくなるだろう。もっとひどいのがカテゴリ別のアーカイブで,これはひとつのカテゴリーで1ページというくくりなので,1カテゴリに何百も記事がたまってしまったらいくらブロードバンド環境でも,それを読み込ませるのは嫌がらせみたいなものだろう。

blogproblem.png

2006年03月18日

●AirMac Express購入

仕事が煮詰まってくると買い物をしたくなるWebmasterである。あまり予算はないのだが,Macを買ったときからそのうち欲しいと思っていたのがAirMac Express(AME)だ。

PowerBookG4は,以前Windows用に組んでおいた無線LAN環境に初回起動時からあっさりつながってしまったので,インターネットをするだけならばAMEを新たに買う必要はなかったのだが,AMEには無線ルータとしての使い方以外に,MacのiTunesの音をワイヤレスで飛ばしてリビングのオーディオ機器で再生できるという便利な機能がある。

リビングのBOSE WBS-1EXIIIはCD-Rに焼いたMP3ファイルも再生できるのだが,その再生機能はオマケ程度で操作性が良くないし,パソコンのHDDに入っている音楽ファイルをいちいちCD-Rに焼くのも面倒だ。といってPowerBookG4の内蔵スピーカで鳴らしても寂しい音しかしないし,パソコンをBOSEの近くに持って行ってケーブルをつないだのでは何のためのモバイルノートPCだかわからなくなってしまう。

そこで登場するのがAMEというわけだ。操作性のいいiTunesで,たっぷりとためこんだライブラリの中から好きな曲をBOSEに飛ばして再生する。なんと快適な環境であろうか。煮詰まった仕事のことも少しの間忘れることができる(忘れていいのか...?)。

しかし想定外だったのはオーディオ接続用のケーブルが別売りだったこと。買ってきて自宅でパッケージを開けるまで気付かなかった...。調べてみたら純正のケーブルセットは¥4,620もするし...。仕方がないのでもう一度電気屋に行って,一番安いステレオミニプラグ〜RCAプラグのケーブル(¥700ほど)を買ってきた。

それにしても,こんなPowerBookのACアダプタと同じような大きさと見た目なのに,無線ルータ+αの機能があるのだから驚きである。

airmacexpress.jpg

2006年03月15日

●本格?デミグラスハンバーグ

ホワイトデーはWebmasterがハンバーグを作ることになった。ハンバーグ自体は珍しいものではないが,問題はデミグラスソースである。調べてみるとまったく初めからデミグラスソースを作るとなると最低一週間煮込むとか,そういう気の長い話になるらしい。一般的には,缶詰のデミグラスソースの素を買ってきて,それに肉や野菜を加えて煮込み,好みの味に調えていくもののようだ(安い洋食屋でもおそらく同じ)。

幸い,近所のスーパーにもハインツのデミグラスソースの缶詰が置いてあったので,それを含めてウェブで調べたレシピ通りに材料を揃える。

さて調理だが,Webmasterはマニュアル人間である。当然料理もウェブで調べたレシピ通りに進める。しかし料理本やウェブのレシピで困るのは,次のようなあいまいな表記だ。

・塩,コショウ…少々 →少々って小さじ何杯?
・小さめに切ります  →小さめって何センチ?
・さっと熱湯に通します →さっとって何秒?何分?
・ざっくりと混ぜます  →ざっくりって言われても・・・
・ケチャップ,ソースで味を調えます →具体的にはどのくらい入れるの?

という感じで,何グラムとか,何カップとか何分とか客観的な数値で書いてあると安心するのだが,このように主観的な書き方をされてしまうと混乱してしまう。普段料理をする人にとっては何でもないことが,じつは経験に基づいた高度な作業であることを示している。「味見をしながら作れば良い」とお思いの方もおられるだろうが,Webmasterは自分の舌が信用できない。たいていの料理は美味しいと感じてしまうアバウトな舌なのだ。実際,デミグラスソースの仕上げでソースとケチャップを使って味を調えるという工程は,加える前と後で味の違いが判らなかった。

マニュアル人間というと主体性のないダメ人間というイメージがあるようだが,マニュアルすら守れない人間に比べれば遥かにマシだと思う。まずは何事もマニュアル通りにやってみて,マニュアルを見なくてもマニュアル通りのことがこなせるようになって,そこで始めて主体的な創意工夫が生まれるのではないか。社会の最低限のマニュアル(ルール)が守れない大人(スーパーでイチゴをポケットに入れるお年寄り,交通法規を無視した無謀運転のドライバー,禁煙エリアで堂々とタバコを吸うおっさん等々)が何を言ってもまったく説得力がない。

脱線した。2時間ほどかかって何とかデミグラスハンバーグが完成。野菜などと一緒に煮込んだソースをシノワという器具で濾さなければいけないのだが,そんな器具はなかったので(マニュアル人間としては不本意だったが)ザルで代用した。ハンバーグはタネが柔らかすぎて心配だったが,問題なかったようだ。Kinoppyによるとなかなか旨かったとのことで,初めて作ったにしては上出来だったと思っているWebmasterである。

hamburgsteak.jpg

ところで,バレンタインデー前には男はチョコを買い辛いという話を書いたが,逆にホワイトデー前はクッキーやマシュマロ好きな男には天国ではないだろうか。特設コーナーで「いやーたくさんもらっちゃってお返しが大変なんだよー」と頭を掻きながら大量に買い込めば,周りからは「あいつはモテるらしい」と羨望の眼差しを受け,さらに好きなクッキーが山ほど食える。いい考えだと・・・思いませんかそうですか。

2006年03月14日

●ミステリ読了 夏のレプリカ

「夏のレプリカ—REPLACEABLE SUMMER」(森博嗣)[bk1]読了。S&Mシリーズ第7弾。第6弾の「幻惑の死と使途」と時系列的に重なっている事件だが,特に内容が絡んでいる部分はなく,独立した話として読むことができる。この章とこの章の間にはこんな出来事があったのね,的な楽しみ方は出来ると思うが,それには2冊を交互に読む必要があるだろう。

話としては度肝を抜かれる大ドンデン返し系だったと思うが,すでに犀川先生と萌絵ちゃんのやり取りが楽しみになってしまっている(今風に言うとキャラ萌え?の)Webmasterにとっては,中盤までほとんど2人が出てこないので不満である。

2006年03月13日

●SFが読みたい!2006年版

SFが読みたい! 2006年版 発表!ベストSF2005[bk1]購入。2001年版からは毎年買うようにしている。ランキング上位の作品が自分にとっても高評価となるわけでは必ずしもないが,自分の好みが世間(といってもSFファンダムだが)の評価とどの程度ズレているかの目安にはなる。もちろん紹介記事は今後読む本を決めるときの参考にもなる。

今年は海外編1位が「ディアスポラ」,国内編1位は「老ヴォールの惑星」。その他の上位作品は文庫化されていない関係で未読のものも多く判断を保留したいところだが,国内外とも1位に関しては文句なく同意のWebmasterである。ディアスポラはWeb上の感想を読むと「絶賛の嵐」か,「難しすぎて読み進めることすら苦痛」かという両極端な評判が目立つが,これはそのまま読者のハードSF耐性を示していると思う。ディアスポラのハードさは飛び抜けているので,正直SFファンダムが対象のランキングでも評価が分かれるのではないかと想像していたWebmasterである。しかし1位になったところを見ると,読者の平均的な好みがハードSF寄りになってきた,ということかもしれない。

これでディアスポラには「海外編1位!」の新しい帯が付いて重版が書店に並ぶことと思うが,ハードSFと聞いてピンとこない読者の方は,手に取る前に覚悟が必要である。ハードSFを求めている読者にとってこの作品は全ての欲求を満たし,さらに想像すらしていないレベルに到達させてくれる極上の一冊だが,そうでない読者にはまるで情報理論か数学の教科書でも読んでいるように感じられるかもしれない。

ディアスポラに比べれば老ヴォールの惑星は万人にオススメできる作品。タイプの違う中篇が収められているので,どの作品が気に入るかで,自分好みのSFのサブジャンルが見えてくるのではないだろうか。

2006年03月10日

●VB6.0で正規表現を使う

rubyなど,スクリプト言語を使っているとテキスト処理が多いためか,正規表現のありがたみを感じることが多い。ところが仕事で開発に使っているVB6.0ではヘルプを読んでも正規表現が使えるとは書いてない。

csvファイルを読み込んで内容をチェックしたりするプログラムを書こうとすると,「ここで正規表現が使えれば...」と感じる場面が多くあった。不便だと感じつつも,If〜Thenを繰り返したり,LenだとかMidを駆使して機械的な比較をしたりしていたものだ。

ところがふと,「VB 正規表現」で検索してみたら,下記のようなページを見つけた。

Clinick's Clinic on Scripting: 正規表現による Visual Basic Scripting Edition (VBScript) の機能強化

これはVBScriptで正規表現が使えることを書いてあるページだが,下の方に,

Visual Basic 開発者が正規表現を有効に使えるように、VBScript の正規表現エンジンは COM オブジェクトとして実装されています。つまり、Visual Basic や C などの、VBScript の外部のさまざまなソースからエンジンを呼び出すことができるので、非常に強力です。

と書いてある。この時点で目からウロコ...というよりも,今までの苦労はなんだったのよと脱力したWebmasterであった。使えるなら使えるってヘルプのわかりやすいところに書いといてくれればいいのに...。これってVBをプラットフォームに使っている開発者にとってはあえて言うほどのこともない常識事項なんだろうか。これまで散々時間を費やして無駄なコードを書いてきたことに恥じ入っているWebmasterである。

万が一同様の回り道をする方が居ると可哀想なので,具体的な使い方もメモしておこう。といってもVB6.0で正規表現を使う手順は,

[参照設定]で Microsoft VBScript Regular Expressions 5.5 にチェックを付ける

だけである。拍子抜けするほど簡単だRegular Expressionてそのまんま正規表現のことなのに,今まで参照設定を眺めていても気付かなかったという事実に,さらに脱力感が増すWebmasterであった。

上記参照設定をした上で,試しに下記コードを書いてみると,

Private Sub Command1_Click()
    Dim re As New RegExp		'正規表現オブジェクトの宣言
    Dim teststr As String
    Dim matchstr As MatchCollection		'マッチ結果の格納用コレクション
    Dim i As Integer
    
    re.Pattern = "¥d+:(¥w+)"     'パターンをセット
    re.Global = True            '複数マッチ可
    
    teststr = "1:foo,2:bar,3:hoge,4:foobar"     '評価したい文字列
    
    If re.Test(teststr) = True Then             'ひとつでもマッチするかチェック
        Debug.Print "マッチあり"
        Set matchstr = re.Execute(teststr)      '評価結果をMatchesコレクションに格納
        Debug.Print matchstr.Count                      'マッチした数
        For i = 0 To matchstr.Count - 1
            Debug.Print matchstr.Item(i).Value          'マッチした文字列
            Debug.Print matchstr.Item(i).SubMatches(0)  '()で囲まれた部分の参照(rubyの$1)
        Next i
    Else
        Debug.Print "マッチなし"
    End If

End Sub

見事に次のような結果が得られる。

マッチあり
 4 
1:foo
foo
2:bar
bar
3:hoge
hoge
4:foobar
foobar

この例程度ならsplit関数でもほぼ同様のことが出来ると思うが,正規表現の方が遥かに汎用性が高い。

【参考URL】
http://support.microsoft.com/kb/818802/JA/
http://www.microsoft.com/japan/msdn/library/ja/script56/html/jsgrpRegExpSyntax.asp

【2007.8.13追記】迷惑コメント,トラックバックが多いので,しばらくコメント,トラバを無効にします。

2006年03月09日

●サックスその後

長らく借用していたアルトサックスは返却した。ご好意で貸してくださったmeka氏にこの場を借りてお礼申し上げたい。音が大きくて夜は練習しづらかったのと,フルートを始めたこともあってサックスの練習は充分にやったとはとても言えないが,それでも実物を触ることで得られた経験は貴重だったと思う。

2006年03月04日

●ミステリ読了 幻惑の死と使途

「幻惑の死と使途—ILLUSION ACTS LIKE MAGIC」(森博嗣)[bk1]読了。S&Mシリーズ第6弾。第7弾の「夏のレプリカ」と対になっているらしく,章立ても奇数章のみになっていたりと凝っているが,この作品はこの作品で終始一貫していて,どの辺が次に絡んでくるのか楽しみなところ。

犀川先生の新車選びが楽しい。ルノーの安い車で1997年(単行本出版時)頃というと,トゥインゴだろうか。渋いと言えば渋い・・・かな。


2006年03月02日

●超ビター カカオ99%

バレンタインデーも過ぎたことだし,そろそろチョコの話題を書いても差し障りはないだろうか。Webmasterは大量にではないがチョコを良く食べる。しかし1月中旬あたりから2月14日にかけて,男一人でチョコを買うのはなんだか恥ずかしい。食べたいんだから気にせず買えばいいのだろうが,小心者にとっては大きな悩みだったわけだ。幸い今はKinoppy(奥様)と一緒に買いに行けば何も恥ずかしい事はないので助かっている。

チョコといえばやはりビターに限る。今はビターチョコブームらしく,スーパーにも「カカオ○○%」といったビターチョコが多く並んでいる。大変喜ばしい。

先日上野駅構内のワイン屋で,「リンツ エクセレンス 99%カカオ」(リンクはソニープラザ)というのを見つけた。ビターチョコ好きとしてはこれは買わねばなるまい。

チョコの食い方は,冷凍庫でキンキンに冷やして,バリバリ食べる。この食感がいいのだ。99%カカオも同じようにして食べたところ・・・衝撃を受けた。苦い!! これはもはやチョコではない。カカオだ!(だから99%カカオって書いてある)

裏面をよく読むと,まずは70%と85%を試したあとで,舌の上で噛まずに溶かすように食えと書いてある・・・。

普通のスーパーに置いてあるチョコはカカオ70%止まりである理由を理解したWebmasterであった。ビターチョコとして旨いのは70%までということなのだろう。

まあ少なくとも,99%カカオを一度食べればビターチョコについて語る資格があると思う。いい経験にはなった。ちなみに写真右に写っているのは同じ店に売っていたタバコチョコ。昔は日本製のものもあったように思うが,最近は教育上の配慮なのか,スーパーなどでは見かけない。

cacao99.jpg