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2011年05月30日

●SF本読了 地球移動作戦

「地球移動作戦」(山本弘)読了。

面白かったけれど,放射線障害,大地震,津波,竜巻などなどあまりにもタイムリーなネタ満載で驚いた。そして作中で起きる大災害で想定された大地震のマグニチュードを,311の地震は超えてしまったという事実もまたすごい。事実は小説を超えるというのはこういうことだ。

でもやっぱり,SFも現実もハッピーエンドの方が良い。

ちなみに山本氏のブログによると,この文庫版の印税はすべて義援金として寄付されるそうだ。


2011年05月16日

●猫のデルタ4歳

早いものでデルタも4歳になる。兄貴分のピートよりも一回り小さいイメージだが,体重は6.6キロと,じつはほとんど変わらないくらい大きい。

Delta

ピートと同様,この1年は病気もせずに元気に過ごしてくれた。

3月11日の地震のときは,ベッドの布団の中に潜り込んで,自分たちが夜探しに行くまでずっとそこでじっとしていたようだ。デルタはただでさえビビりなので,さぞ怖かっただろうと思う。その後はピートと一緒に車中で一泊し,かんなさんの実家で避難生活をした話はピート6歳の記事などにも書いた通り。

Delta

それ以外のトピックスといえば,デルタの寝顔写真で写真店のフォトコンテストで最優秀賞を頂いたことがあった。また機会があれば応募したいけれど,最近写真がちょっとマンネリ気味になっているような気もしている。

デルタ 2010フォトコン応募

毎回同じようなことを書いているけれど,とにかくデルタは甘えん坊で誰にでもなつくし,怒ったりすることはまずなく,とても良い子。唯一ピートにだけは強気で,いつもちょっかいを出して取っ組み合いと追いかけっこになってしまう。

ピートとデルタ

【デルタが出てくる動画(Youtube)】
避難生活中の実家でデルタ危機一髪の図

ピートとデルタと桜盆栽

デルタのグーパー

やっぱり靴が好きなデルタ

膝の上から動かないデルタ

にゃんだあBAGに腰が引けるデルタ

デルタのゴロゴロ

靴の匂いに酔っぱらうデルタ

ピートにちょっかいを出して遊ぶデルタ

パソコンを占拠するデルタ

ピートとデルタ仲良く毛繕い

【猫のデルタの主な記事】
生後5ヶ月
生後6ヶ月(去勢手術)
生後7ヶ月
そらとぶねこフォトコン受賞
1歳
生後16ヶ月
生後18ヶ月
2歳
ピートとデルタ,フォトコン受賞
3歳
デルタがフォトコン最優秀賞
・かんなさんの猫ブログ「にゃんこーず

2011年05月13日

●ミステリ再読 捩れ屋敷の利鈍

「捩れ屋敷の利鈍」(森博嗣)を再読。

3月11日の地震で本棚は倒れなかった(不十分ながら耐震対策をしていた)けれど,中の文庫本はほとんど飛び出して床に散乱してしまった。このままだとまた地震が来たら動線を塞いでしまって危ないということで,本棚は撤去して,大量にある文庫本はすべて納戸の隅に積み重ねてある。

しかしこれでは読みたい本がすぐ探せないし,とても不便。どうしたものか悩んでいるところ。そうこうしているうちにも新しい本を買ってしまったり...

「よくあるパズルだが、このメビウスの帯の中央、つまりセンタ・ラインにハサミを入れて、これを二つの細いリングに切り離そうとすると、どうなるか、という問題はご存じかな?」


2011年05月07日

●SF本読了 青い星まで飛んでいけ

「青い星まで飛んでいけ」(小川一水)を読了。

最近の日本人SF作家の中では,一番波長が合う感じがするのが小川一水。次が山本弘と野尻抱介あたり。

ハードすぎず,読後感も爽やか。解説にもあったけれど,クラーク的な感じ。

ストレートな「都市彗星のサエ」や表題作「青い〜」ももちろん良いけれど,間に「占職術師の希望」なんかが入っているあたりも嫌いではない。チャンの短編集みたいな雰囲気。

天冥の標シリーズの続きが本当に楽しみ。

【収録作品】
・都市彗星のサエ
・グラスハートが割れないように
・静寂に満ちていく潮
・占職術師の希望
・守るべき肌
・青い星まで飛んでいけ


2011年05月05日

●盆栽その後(皐月を追加)

震災も乗り越え,無事に花が咲いた富士桜は,その後どんどん葉が出て新しい枝も伸びている。

富士桜盆栽

そろそろ剪定しないといけないと思っているが,どんな風に作っていくかなかなかイメージできず悩んでいるところ。別に大きくするつもりはないので,思い切って切った方が良いかもしれない。ということでとりあえず伸びに伸びていた一番長いところだけばっさりカット。細かい形はもう少し考えて決めたい。

富士桜盆栽

盆栽を始めたときに気になっていたことがあった。それは他界した父が育てていた盆栽はどうなっているだろう,ということ。実家に住んでいた頃はたまに草むしりや水やりを手伝う程度で,庭いじりはまったく興味がなかったので,どんな盆栽があるのかなんて気にもしていなかったが,確か結構な数の鉢があって,冬になれば雪囲いをしていたという記憶はある。

ゴールデンウィークに新潟に帰省し,庭を見てみたところ,松,ぼけ,サツキなどけっこうな数が残っている。父が他界した後7年間は少なくとも手入れされておらず,母が水だけ遣っていた。枯れてはいないが状態はあまり良くなさそうだった。

その中から針金がかけてあるサツキを一鉢もらってきて,世話をすることにした。もらってきた状態ではこんな感じ。プラの鉢が劣化していて,掴んだだけで割れてしまった。サツキというくらいだから5月に花が咲くはずだが花芽もなく,表土は黒くなっていて弱っているようだ。

サツキ鉢植え

これをどうにかこうにか鉢から抜いて,古い土をできるだけ取り除き,鹿沼土を入れた新しい鉢に植え替えた。枝も少し切ってさっぱり。

さつき盆栽

どんどん盆栽が増えていく人の気持ちもなんとなくわかってきたけれど,ベランダは狭いので当面はこの富士桜と,形見の皐月盆栽を大事に育てていきたい。でも紅葉が綺麗なモミジも一鉢ほしいかなぁ...なんて。

【2011.7.23追記】
某新聞社様からの取材オファーのコメントは,個人情報保護のために非公開とさせていただきました。ご了承ください。

2011年05月04日

●au S002その後(1年経過)

携帯キャリアをauに乗り換え,ソニエリのS002を使い始めて1年と2ヶ月ほど経った。

使い勝手としては可もなく不可もなく,という感じだろうか。

ただ東日本大震災を経験して,維持費はそれなりに高いけれど,やっぱり携帯は必須アイテムだなと感じた。

3月11日の地震当日,というよりも14:46に揺れ始めてすぐにかんなさんから着信。通話を維持しながらかんなさんはマンションで,私は職場でそれぞれ避難した。発信規制や混雑のために他の人は自宅などにいくらやってもかからなかったが,揺れている最中から通話していた自分たちは互いの無事を確認することができた。状況確認と集合場所などを決めて通話を切ったあとは,やはりつながらなくなってしまった。

Cメールは送信エラーが出ても,相手には届いているということがあった。またツィッターで生存確認をつぶやくこともできた。

地震後すぐに地域全体が停電したが,携帯基地局はバックアップ電源で動いていたのだろうか。すぐに圏外表示になってしまったのがSBMを使っている人で,ドコモとauは発信規制はされていたもののアンテナは立っていた。この辺はキャリアの信頼性が出るところだと思った。

ただし停電時間が長引いて,当日の夜にはauも圏外になってしまったと思う。それ以前にS002は電池残量が残り一コマになってしまい,どうせつながらないのだからと電池温存のために電源を切っていた。

普段そんなにヘビーな使い方はしないので,乾電池式の充電器などは持っておらず,電気が復旧するまでは携帯を充電することもできなかった。これに懲りて震災後に物流が落ち着いてから,乾電池式とシガーソケットからの携帯充電器を購入した。

緊急地震速報も鳴るのだが,本当に大きな余震のときは揺れるのと地震速報が同時くらいに感じるし,緊急地震速報だけ鳴って揺れないことも多く,期待される「緊急地震速報が鳴ってから数秒後に大きな揺れがくる」というようなケースはなかなかない。

ワンセグは電池を食うという以前に,感度が悪くてほとんど受信できないので役に立たない。これならAMラジオでも付けてくれた方が災害時には便利かも。実際,電気が復旧するまでは乾電池式のラジオ(JCO臨界事故の後で配布された防災行政無線受信機)しか情報入手の方法はなかった。

1年使うとバッテリーが無料でもらえるというので,早速送ってもらった。リチウムイオン電池のヘタりは実際にあるので,このサービスは助かる。特に機能アップなどを望まなければ,壊れない限りこの機種を使い続けることができる。

携帯電話