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2010年12月31日

●写真ってたのしいねっ〜2010年総括〜

2010年といえばSF読みにとっては意義深かったけれど,現実にはこれと言って大きなトピックのなかった年だったかもしれない。カメラ店のフォトコンテストで最優秀賞をもらったのと,5年ぶりにパソコンを買い換えたのがうれしかったかな。

日常のネタはツィッターでつぶやくことが多くなって,ブログの更新が停滞するようになったのも今年の特徴。これはネット界全体に共通する話で,何年も更新を続けてきた日記やブログが今年からぱったり更新されなくなったという人を何人も見ている。これが一過性の現象なのか来年以降も継続するのか,さらに新しい何かが出てくるのか注目である。

アコースティックギターの弾き語りは継続して習っているが,2年目に入って多少音の違いが判るようになってきたというのか,弦やギターのパーツが気になった年でもあった。サドルを買って削ったりアンプを買ってピックアップを付けたりもした。ただこれは反省点でもあって,つい器材の方に興味がいってしまいがちになるのだが,いくら器材が充実しても腕が上がるわけではないので,演奏の練習に力を入れるべきだろう。

アメーバの猫写真ブログの方はとうとう惰性で今年も1年間毎日更新を続けてしまった。小さいサイズの写真をアップするようにしているので,無料の2GBを使い切るまでには50年くらいかかる計算である。忙しかったり旅行中でも毎日更新できるのは,事前に公開する日時を指定して記事を書いておける予約機能のおかげだ。

車(ポロ)のネタはあまり書いていないが,想像よりもトラブルが少ないためである。今後トラブルが増えてきたら記事にする機会が増えるかもしれない。(できれば増えないでもらいたいが)

読書も文庫新刊SFは低調で,なんだか最近はアンソロジーばかり出て食傷気味。商売的に売りやすいのだろうか?唯一の収穫は小川一水の「天冥の標」シリーズで,まあこのシリーズが始まったことだけでも2010年は価値があったかも。

【SF】
NOVA1(大森望 責任編集)
ZOKU(森博嗣) 再読
メシアの処方箋(機本伸司)
虐殺器官(伊藤計劃)
Self-Reference ENGINE(円城塔)
ラギッド・ガール(飛浩隆)
ゼロ年代SF傑作選(SFマガジン編集部編)
天冥の標<1> メニー・メニー・シープ(上・下)(小川一水)
天冥の標II 救世群(小川一水)
微睡みのセフィロト(冲方丁)
アードマン連結体(N.クレス)
機龍警察(月村了衛)
地球最後の野良猫(J.ブレイク)
パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動(機本伸司)
MM9(山本弘)
NOVA2(大森望 責任編集)
天冥の標 3 アウレーリア一統(小川一水)
スペースプローブ(機本伸司)
量子回廊—年刊日本SF傑作選(大森望,日下三蔵[編])
アリスへの決別(山本弘)
神狩り2 リッパー(山田正紀)
天体の回転について(小林泰三)
ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (大森望編)
ディアスポラ(G.イーガン) 再読
ハーモニー(伊藤計劃)

【ミステリ】
Φは壊れたね(森博嗣) 再読
θは遊んでくれたよ(森博嗣) 再読
τになるまで待って(森博嗣) 再読
すべてがFになる(森博嗣) 再読
冷たい密室と博士たち(森博嗣) 再読
λに歯がない(森博嗣)
そして二人だけになった(森博嗣) 再読
笑わない数学者(森博嗣) 再読
詩的私的ジャック(森博嗣) 再読
封印再度(森博嗣) 再読
ηなのに夢のよう(森博嗣)
ゾラ・一撃・さようなら(森博嗣)
幻惑の死と使途(森博嗣) 再読
夏のレプリカ(森博嗣) 再読
今はもうない(森博嗣) 再読
イナイ×イナイ(森博嗣)
数奇にして模型(森博嗣) 再読
有限と微小のパン(森博嗣) 再読

【ご参考】
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2010年12月29日

●EOS Kiss X2その後(2年経過)

EOS Kiss X2のレンズキットを買って2年経った。1年目よりも撮影ペースは落ちて,総撮影枚数は2万ショットくらい。

入門用機種ということでシャッターなどの耐久性が心配だったが,今のところ不調はない。

相変わらず猫の写真ばかり撮っているが,今年は小さなカメラ店のフォトコンテストで最優秀賞を頂戴することができた。このときの画質はいつも通りミドル(600万画素)で,JPEGで撮りっぱなし(後画像処理なし)のデータを2Lにプリントしたものを応募した。やはりデジカメと言えども画像処理前提ではなく,撮る時点でどんな写真にするかイメージできるかどうかがポイントだと思う。この辺はフィルムのペンタSPでかなり鍛えられた。

バッテリーも特にヘタってきたという感じはしないが,まだ半分くらい残量表示があるのに,電源を切って置いておいたら一晩で完全放電していて,「あれ?電源が入らない。故障か?」と慌てたことが何度かあった。充電したら復活したし,発生頻度は低いので放置している。

フォーカスは中心に固定だし,モードダイヤルもAv(絞り優先AE)に固定していて,いじるのは絞りとたまに露出補正をする程度。ISOはほとんどオートだが,猫を撮るときは明るくてもシャッター速度が欲しいのでISO800固定にするときもある。

不満はとにかく今どきのカメラと比べてISO感度が全然上げられない(オートだと800まで。手動で1600)ということに尽きる。これも何度も書いているが,猫が一番かわいいのは暗いところで目が丸くなった状態で,これを撮るには感度を上げる以外に方法がない。静物ならシャッターを遅くすれば良い話だが猫は動き回るし,明るいレンズを使うにも限度がある(被写界深度の問題もあるし)。外付けストロボを天井バウンスで使えば写せることは写せるが,より自然な感じを出すにはできればノーフラッシュで撮りたい。

ということで,次に買い換えるときには高感度性能を重視しようと決めている。600万画素でも最優秀賞がとれたということで,高画素は不要だと証明できたと思う。ちなみにフォトコンの展示は四つ切りだった。

ピート

Canon EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

2010年12月27日

●ビデオ通話を使ってペットの様子を見ることができるか(実践編)

先日の記事「ビデオ通話を使ってペットの様子を見ることができるか(事前検討編)」には次のように書いた。

従って,近々予定しているパソコンの買い替えでは,カメラ内蔵のMacBookProが第一候補なので,これとかんなさんが使っているEeePC(カメラ内蔵)の両方にSkypeを入れて,EeePCを実家なりのネット接続できるところに持っていって,そこから自宅のMacに通話をする。そのときにMac側のSkypeを自動応答する設定にしておけば,外から自宅Macのカメラ画像を見ることができるのではないか。

さて実践である。事前にかんなさんの実家には安い無線LANルータ(BaffaloのWHR-HP-GN)を買って無線化してある。

MacBookPro15インチを購入して,Skypeもインストールした。自動応答もマニュアル通り設定した。

EeePCのSkypeかんなIDから,MacBookPro(MBP)のSkypeソウヘイIDをコールする。・・・と,MBPが自動応答するところまでは順調なのだが,音声は聞こえるけれど映像が出ない。MBP側の画面を見ると,EeePCの映像は映っている。

設定する場所は「ビデオを自動的に開始」のチェックを入れるくらいで,他に関係しそうな項目はない。

通話が始まってからMBPで(手動で)ビデオのアイコンをクリックすると,ちゃんと相手側に映像が映るので,iSight(内蔵カメラ)はちゃんと機能している。

しばらく悩んでも結局原因がわからず,他のデータ移行作業を進めることにしたので再挑戦するのが後回しになってしまった。

で,Skypeのサイトを見たらバージョン5.0のベータ版があったので,ダウンロードして試してみた。ら,何もしなくてもあっさり自動応答でビデオ通話が始まった。うまくいかなかったのは2.8というバージョンだが,MBPで使うと自動ビデオ通話が始まらないというバグがあったのだろうか。検索してもそういう情報は見つからなかったが。

skype_snapshot

これでWindowsモバイルPCとMacBookPro間でビデオ通話簡易ペットカメラシステムが完成したわけだ。注意点としては,MBPがスリープしているとSkypeの応答ができないので,電源管理でスリープしない設定にしておく必要がある。

次はFaceTimeを使った第2段階を試してみたいが,iPod touchの手当がまだできていない。


2010年12月26日

●MacBookProその後(2週間経過)

5年ぶりのパソコン更新でMacBookPro15インチ(Core i5 2.4GHz)を買って2週間経った。データ移行に少し手こずったが,ようやく落ち着いたのでここまでの感想を書いておきたい。

まず噂通りパフォーマンスは素晴らしい。15インチの一番低価格なモデルではあるが,操作全般にまったくストレスがない。ちなみに最初の頃から64bitカーネルモードで動かしているので,32bitカーネルとどの程度体感パフォーマンスが違うのかはわからない。ブラウザ(FireFox)のHTMLデータ展開などほとんど一瞬だ。Flashを多用するサイトでPowerBookG4でモタモタしていた作業など,相手サーバが混んでいるのかな?などと思っていたが単にPowerBookG4が重いだけだった。

64bitカーネルモードで今のところ唯一不調が出たのがDVDプレーヤ。なぜか市販のDVDが再生できたりできなかったり(マウントはできるが映像が出ないとか)といった現象が出て,ドライブが不良なのかと心配したけれど,試しに32bitカーネルに切り替えたら安定した。アップルのサイトによると,

1.DVDプレーヤー、Front Row、Grapher、iTunes、X11を除くすべてのシステムアプリケーションは64ビットコードに書き直されています。

と注意書きがあるので,DVDプレーヤは64bitでの動作は未確認ということだろう。きむらさんのMBPでは問題なく動作するという報告もあった。VLCというフリーのメディアプレーヤを入れたら64bitカーネルのままでも再生できるようになった。

これも各所で散々言われていることだと思うが,マルチタッチトラックパッドの使い勝手も非常に良い。3本指や4本指のスワイプはまだ使いこなせないが,加速する2本指スワイプだけでも結構便利。

写真の管理はPBG4の頃からと変わらず250GBのUSB外付けHDDに単にコピーして,Finderとプレビューで確認し,残したいものはFlickrにアップロードするようにしている。もちろん内蔵HDDにはまだまだ余裕がある(合計320GB)ので,すべてのデータを内蔵HDDにコピーした上で外付けHDDはフォーマットして,タイムマシンのバックアップ用にするという使い方も考えている。

こんなに快適なMBPだが,これでも5年経ったら古くさいスペックでパフォーマンスも陳腐化してしまうほどWebのコンテンツや扱うデータが巨大化するのだろうか。

巨大なデータと言えば確かにまだ動画編集などのいわゆる重たい処理はほとんどさせていない。せっかくのターボブーストやディスクリートのグラフィクスチップも全然動いていないんじゃなかろうか。

ピート

2010年12月25日

●SF本読了 ハーモニー

「ハーモニー」(伊藤計劃)読了。

虐殺器官ほどではないが,こちらもなかなか怖いお話。

さすがにこの世界みたいになったら極端すぎるとは思うけれど,身近な人を病気で亡くすと,WatchMeみたいなテクノロジーがもしあれば,みたいに考えることはある。

あー,なんかクリスマスくらい素直なハッピーエンドの作品を読んで迎えるようにしたかったな。


2010年12月21日

●VWポロその後(板金修理とドア交換〜後編)

前回からのつづき。

まずはフリーダイヤルの事故受付にかけて状況を説明し,翌日担当者から電話が来て修理工場(VWディーラー)や代車の要否を聞かれる。あとの手続きはすべてディーラーと保険会社の間で進んで,保険会社から送られてくる「保険金請求書」に署名捺印して返送する以外,こちらは特にやることはなかった。

その週末ポロをディーラーに持っていくと,代車(レンタカー)もすでに用意されていて,あとはポロを預けてちゃんと直るのを祈るのみ。

代車はトヨタのラクティス。走行3千キロのピカピカの新車(だけど新型ではなかった)である。トヨタは去年プリウス20をレンタカーで乗って以来の運転になる。5人乗りのコンパクトカーだが車高があるのでポロよりは大きい印象。CVTモデルだったのでエンジンは1.5Lかな。

代車のラクティス

さすがに国産の新車は車内スペースが広々している。これでラクティスがポロよりも良い印象だったらわざわざ輸入車を買ったのを後悔したところだが,幸いそうはならなかった。ディーラーから走り出してかんなさんと2人でまず抱いた印象は,「なんだこんなに煩いの?」だった。たぶんキューブもこんな感じだったと思うが,ポロに慣れてしまうとどうにもガサツというか安っぽい印象を受けてしまう。

ほかにもいろいろと気になる点はあったのだが,好きで乗っておられる方もいるわけなので,これ以上書くのは差し控える。ちなみにポロとラクティスはほぼ同価格帯に属するクルマだ。

ポロの修理の話に戻すと,入院は一週間で済んだ。ドアの交換と言っても本国から取り寄せたりするわけではないのかな?

気になる修理費用だが,レンタカー代を別にして28万円だった。おかげで修理痕はまったく判別できない程度にキレイに直ったので,ホっとしているところだ。

修理内容/部品名称金額
左フロントフェンダー修理19,600
フロントドアパネル取替23,630
左リアドア修理7,880
塗装費用94,500
ショートパーツ1,050
写真代他525
フロントドア93,450
ドアシール12,705
スロットシール5,670
ストリップF10,815
ストリップR10,605
------------------------------
合計280,520

おそらくディーラーのピットで板金や塗装をしたわけではないと思うので,カーナビの履歴を見れば協力工場を割り出せるんじゃないかと少し期待していたのだが,普段よく通るルート以外の履歴は記録されていなかた。それとも自走じゃなくてトラックに積んで運んだのだろうか?

今回は保険を使ったことで多額の出費は抑えられたが,いずれにしても事故には気をつけたいと思う。

2010年12月20日

●VWポロその後(板金修理とドア交換〜前編)

ポロ(9NBUD)の納車からちょうど1年というところでかんなさんが車をぶつけてしまった。

狭い道で夜間だったので何にぶつけたのかハッキリしないが,キズの具合からすると枝状のモノかガードレールの突起(?)か何かだろうか。後から現場を確認したが特定できなかった。けっこう交通量のある市道でバスも通っているが,他の車は特に走行に支障がないところを見ると,置き石ならぬ置き棒かなにか,つまり悪質なイタズラなんじゃないの?と疑いたくもなるが直ちに停めて確認しなかったのでそのあたりは不明だ。

キズの具合だが,左サイドのフロントフェンダーの擦り傷と凹み,尖ったものに押し付けたまま走行したことによる前ドアから後ろドアに至る凹みと塗装はがれ。キズの幅は5センチほどか。(写真)

ポロの傷ポロの傷

経験上クルマをぶつけるとそれが例え軽微な自爆であっても気持ちはかなりヘコむ。さっさと修理して早く忘れてしまいたいと思うのが人情だ。

しかし輸入車の修理がどんな感じなのか気になる方もいると思うので,かんなさんには傷口に塩を塗るようで大変心苦しいが,ここはひとつ公共の福祉に鑑みてネタにしておきたい。

まず,ぶつけた地域がVWディーラーから比較的近かったので,閉店間際のディーラーに駆け込んですぐに状態を見てもらう。私の見積りではフェンダー+ドア2枚の板金と部分塗装で15万コース。しかし輸入車なのでさらに高いか?と思っていたが,店長の見立てでは十数万でしょう,ということでそんなに外れてはいなかった。

ただ,店長が言うには黒い車の場合板金塗装だとどうしても映った景色がゆがむことがあるそうで,せっかく車両保険に入っているのだったら,保険を使ってドアを交換した方が良いと思いますとのこと。

保険を使う場合,1回使うごとに等級が3つ下がるが,かかった金額とは関係なく1回とカウントされるので,どうせなら徹底的に直す方が良いとのこと。

そういえば事故のときにモメるのがイヤなので,保険は一番良いプランに入っていたのだった。普通更新時期になると「もっと良いプランはいかがです?こちらの特約もオススメですよ。等級が上がるので支払いは○○円しか上がりませんし・・・」という勧誘の電話がかかってくるものだが,すでに最上級のプランに入っている私には「前年同契約でよろしいでしょうか?」という確認の電話しかこない。

保険料も相応に高いが,知人の事例で若い男性のクルマと事故を起こして,3対7か2対8くらいで相手過失だったにも関わらず男性のお母さんがしゃしゃり出てきて「タクの息子は悪くありません!」と言い出して大いにモメたという話を聞いて,示談の代行とか弁護士費用も大事だな,と思った次第。そのお母さんの主張は認められず,訴えても負けて費用がかかるだけですから,と弁護士にたしなめられてようやく収まったようだが,当事者はものすごく疲労したと話していた。それはそうだろう。

脱線した。私の保険は自爆でも車両保険が下りるし,修理中の代車費用も1日5千円を限度に30日まで出ることになっている。最初にカリーナEDを買ってから15年。保険会社にはずいぶんお布施を積んできたのだから,こんなときこそ使おうか,ということで保険適用となった。

長くなったのでつづく。

2010年12月19日

●映画鑑賞 チェブラーシカ

映画「チェブラーシカ」(日本語版)と同時上映の「くまのがっこう」を鑑賞。

今回初めてシネコンのプレミアスクリーンで鑑賞。28席の小さなスクリーンだが,シートがゆったりしていて極楽。席数が少ないこともあって事前予約で満席になっていた。

ちぇぶの旅日記など,個人的にチェブラーシカには結構昔から思い入れがあったので,今回スクリーンで観られて良かった。

参考リンク:映画「チェブラーシカ」「くまのがっこう」公式サイト


2010年12月16日

●SF本再読 ディアスポラ

「ディアスポラ」(G.イーガン)を再読。たぶん5回目。

最近買っても良いかな,と思うSF新刊(の文庫)はアンソロジーばかりという気がする。短編もまあ悪くはないけれど,たまにはヘヴィ級のハードSF長編が読みたい。


2010年12月14日

●PowerBookG4からMacBookProへのデータ移行に苦戦

5年ぶりのパソコン更新でMacBookPro(MBP)15インチを購入した

PowerBookG4(PBG4)は壊れたわけではないので,2台を並べてデータ移行をする計画だった。

事前に調べたりきむらさんに教えて頂いた話を総合して,FireWire400-800の接続ケーブルを買って,移行アシスタントで移行するのが簡単ではないかと考えた。

ケーブルはエレコム製のものを購入(2千円)。

MBPは初回起動時に古いMacから移行するデータがあるかどうか聞いてくるので,そのときにケーブルをPBG4と接続し,PBG4を"T"を押しながら起動する(ターゲットディスクモード)。

移行するデータはとりあえずホームフォルダの内容。アプリケーションはどうせPowerPCとIntel86系でアーキテクチャの互換性がないので,チェックは外しておいた。

これで勝手に移行がスタートするので簡単だ。・・・と思っていたら1時間ほど経過して,プログレスバーが残り20分のところから進まなくなってしまった。ターゲットのPBG4はスクリーンセーバの動きが止まっていてどうも固まっているっぽい。

MBPもPBG4もキー入力を受け付けないし,どうしようもない。いったん電源ボタン長押しで両方とも強制終了させる。

ひとまずデータ移行はせずに,クリーンな状態でMBPを起動。これはうまくいった。

そしてツール(OnyX)を使ってPBG4のHDDチェックと,キャッシュファイルなどの削除をしてみる。HDDの以上は見つからなかった。

移行アシスタントはMBPのユーティリティからいつでも実行できるので,2度目のチャレンジ。

で,やっぱり残り19分のところで固まってしまった・・・。エラーも何も出ないので,固まった原因はわからず。

ここまででかなり時間をロスして疲労。こんなことなら最初から単純なターゲットディスクモードで手動でデータをコピーすれば良かった。

移行アシスタントで途中までコピーされたデータが中途半端にMBPに入っているので,これをキレイに削除してから,気を取り直してデータをコピー。

・メール(Thunderbird)はプロファイルをフォルダごとコピーして,profile.iniのpathを書き換える。
・ウェブ(Firefox)はブックマークをエクスポート&インポート。
・iTunesは「ライブラリに追加」でターゲットディスクを指定すればコピーされる。

と,こんな感じ。iTunesは曲のコピーはうまくいったのだが,プレイリストがコピーできない。サポートページの通りにPBG4からxmlでエクスポートしたプレイリストを,MBPのiTunesでインポートするが,該当曲がないとかエラーが出て失敗。プレイリストを手動で作り直すのは手間なのでなんとかしたいけれど,良い方法を思いつかない。

デジカメの写真をどうするかはまだ考え中。PBG4はHDD要領に余裕がなくて,写真や動画は2年ほど前から250GBの外付けHDDに保存するようにしていた。それをMBPのピクチャフォルダにコピーするか,そのまま外付けで管理するか。もしピクチャとして取り込んだらiPhotoで管理するのか,でもiPhotoは管理できる枚数が25,000枚ということで,これではぜんぜん足らない。


2010年12月13日

●今日の買い物 MacBookPro15インチ

愛用のPowerBookG4 12インチも当初予定していた耐用年数の5年を迎えて,後継機選びを進めているという話を書いた

各社のテレパソ(TV視聴・録画機能付きのパソコン)のカタログを眺めたりもしてみたが,どれも機能や性能は十分なのだが,つい欲しくなってしまうような魅力に乏しい。ハッキリ書けばWindowsはどれも一緒に見える。会社でさんざん眺めているWindowsの画面を帰ってまで見たくない,ということもある。

というわけでテレビもブルーレイも見られないが,またMacを買ってしまった。

購入したのはMacBookPro15インチの一番安いモデル(MC371J/A)。購入時のスペックはPBG4と比較して次の通り。

PowerBookG4 12"MacBookPro15"
Year20052010
CPUPowerPC G4 1.5GHzIntel Core i5 2.4GHz
RAM512MB4GB
HDD80GB320GB
LCD12" 1024x76815.4" 1440x900

さすがに5年経つとスペックも隔世の感がある。いやでもCPUのクロックは倍にもなっていないと考えるとそうでもないのか?Core i5の仮想4コアってどの程度日常使いに効くのだろうか。今後使ってみるのが楽しみだ。

この調子で5年後のパソコンのスペックを予想するとどうなるだろう。CPUは物理8コア,メモリは16GB,HDDは滅びてSSDが1TBというところかな。

PBG4は買ったときから動作があまり速くない(メモリが足りずにすぐスワップする)と感じて,すぐにメモリを最大の1.25GBに増設した。それに対してMBPは少なくともWebブラウジングをする程度なら購入時のままで全くストレスがない。現状こんな感じでも5年後にはどうしようもなく遅く感じるようなコンテンツが普通になるのだろうか…。

5年前にPBG4を買った家電量販店Kではだいぶ前にMacの取り扱いはやめていたし,市内には取り扱っている量販店がなかったので今回はAmazonで購入した。アップルストアで買うよりは5000円ほど安く,金曜の20時に注文して,日曜の12時には納品(315円のお急ぎ便オプション利用)。

PBG4からMBPへのデータ移行に苦戦したという話はまた後日。

MacBookPro&PowerBookG4


2010年12月09日

●VWポロその後(1年経過)

試乗車落ちの先代ポロ(9NBUD)を買って1年経った。走行距離は14,000km。

何度か書いている通り,燃費は今どきの国産車と比べると悪い。まずハイオク指定なので単価が高いし,街乗りだと9〜10km/Lというところ。郊外や高速を走ると良くはなるが,それでも16km/L程度が限界のようだ。ちなみに10.15モード燃費は13.2km/L。

走行や安全に支障のあるような大きなトラブルは(タイヤのパンクを別にして)今のところ発生していない。細かい(けれど国産車では考えにくいような)不調としては,ドリンクホルダの故障とか,リアランプハウスへの浸水,あとは夏場にエアコンを入れると暖房になるという問題もあった。エアコンの不調については再現性がほとんどないので,ディーラーには申告していない。

1年乗ってワイパーとウィンカーのレバー位置が国産車と逆なのにはだいぶ慣れてきたが,小雨の夜にワイパーを間けつにして発車合図のウィンカーを出すとか,めったに使わないパッシングやリアワイパーを動かしたいとか思うと,やや混乱する。

小型車の割にガッチリしている(下記CM参照)ポロだが,その分重たいようで1.4LのNAエンジン(80ps)ではちょっと力不足だと思う。高速の合流レーンでアクセルを踏み込むと,エンジンは気持ちよく吹け上がる。・・・のだが速度はなかなか上がらない。それが気に入らないというわけではなくて,なんとなく一生懸命走っているんだぞ,という感じで応援したくなる。

自分がポロに乗るようになって,対向車がポロだったりすると気にして見てしまうようになったが,まだまだ新型(6R)ポロは少ないように思う。9Nと6Nはそこそこ見かける。

ポロ

ポロ

と,ここまで下書きして,そろそろアップしようかと思っていたところ,かんなさんがポロをぶつけてしまった。幸いちょっと擦った程度の自爆なので相手もいないし怪我もなかったのだが,修理に保険を使うことになったので,この話は後日ネタにしたい。

参考リンク:VWポロ関係の記事一覧

2010年12月05日

●今日の買い物 手動コーヒーミル

前にも書いたことがあるが私はコーヒーが苦手だ。でもかんなさんは飲む。

今回かんなさんが難関の宅建(宅地建物取引主任者資格試験)にめでたく合格したということで,クリスマスプレゼントを奮発した。

買ったのはザッセンハウスのサンホゼという手動コーヒーミル。ミルといえばプジョーが思い浮かび,価格は同じくらいだったので迷ったが,Amazonの評価などを参考にしてザッセンハウスにした。車もドイツ車に乗っていることだし。

コーヒーミル

もし不合格だったら,3千円くらいのカリタのミルにしようかと思っていた。1万超のミルはどんな感じだろう。ちなみにプジョーのペッパーミルはもう7年ほど使っているが壊れない。

ネジで粗挽きから細挽きまで自由に調整できるのは面白いと思う。写真で粗さの違いがわかるだろうか。コーヒーもいろいろと奥が深い世界だが,やっぱり私には味の違いはよくわからないのであった...。

コーヒーコーヒー


2010年12月04日

●ミステリ再読 有限と微小のパン

「有限と微小のパン」(森博嗣)を再読。

どういうわけか最近新刊の文庫SFがアンソロジーばかりで,ヘヴィ級のハードSF長編が読みたいと思っているのになかなか買いたい本がない。ということで再読キャンペーンが続いている。

「そんなの、知らない人なんていないわ」愛が澄まして言った。彼女のそのしゃべり方は、第三次キャット・カバー・モードである。エネルギィを消費するので滅多に使わないモードだった。