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2013年07月13日

●VWポロその後(バッテリー交換とドライブレコーダ取付け)

試乗車落ちのポロ(9NBUD)を買って3年半経った。走行距離は42,000km。

法定点検の代車は新型のポロGTI(6RCTH)だった。車検のときも新型だったし,VW儲かってるな,という感じ。ツインチャージャーの加速は素晴らしかったし,燃費も9Nよりかなり良さそう(JC08燃費は16.6km/L)。DSGのフィーリングも昨年借りた6Rよりも良くなっているように感じた。

代車のポロGTI

点検の結果は,購入時に履いていた夏タイヤ(コンチエココンタクトCP)があと1年くらいで寿命ということと,バッテリーがそろそろ要注意とのこと。

バッテリー上がりはキューブのときにかなり大変だったこともあって,早めに手当てすることにした。ちょうどディーラーでバッテリー交換のキャンペーン中だったこともあり,割引してもらえた。

6月から通勤にポロを使うようになった。往復24kmほど毎日車に乗るということで,やはり事故が怖い。ということで防衛的な意味も込めてドライブレコーダを付けることにした。本当はカーナビと同じようにディーラーで純正品があれば良いのだけれど,普及するのはまだまだこれからなのかな。

いろいろと安い製品も出ているけれど,信頼性が求められる機械でもあるので,ルームミラー取付けタイプで常時録画型のそこそこの値段のものをチョイス。

ドライブレコーダー

取付けは自信はなかったけれど,今後無線機などで応用する機会があるかもしれないので,DIYで挑戦した。電源の取り出しはヒューズ電源を使用。ケーブルがけっこう太いし,パネルをはがして綺麗に取り回すスキルもないので見た目はあまりスッキリできなかったけれど,まあ良いか。

取付けて早速録画した動画が下記。冒頭で直進レーンから突然右折する危険なクルマが映っている。できればこのドライブレコーダが活躍する場面がないことを願う。

こちらは高速道路の様子。トンネルが連続する区間。

記録画質を1080P HD(Full HD)にするとこんな感じ。フレームレートが10fpsに落ちてしまうのでカクカクした動画になってしまう。画質もたいして変わらないし,デフォルトの720Pが無難かも。

市街地の夜間はこんな感じ。肉眼よりかなり暗く見える。

さらに夜間の豪雨のときの様子を追加。降水量は50mm/hくらい。街灯がないところはかなり厳しい。あと,このときはかんなさんが運転しているためにカメラ(ルームミラー)の角度が少し傾いている。ルームミラータイプは運転者が頻繁に変わる場合は面倒だ。


2012年12月16日

●VWポロその後(3年経過)

試乗車落ちのポロ(9NBUD)を買って3年経った。走行距離は36,000km。

車検のときに書いたこと以外に特に書くことはないかな。トラブルもないし、快調。

この3年で個人的に「これは是非乗ってみたい」と思えるほどのクルマは出なかった。フォルクスワーゲンに乗っている関係上、新しいビートルやゴルフカブリオレはちょっと気になるけれど、高いローンを組んでまで買いたいかと言われると微妙なところ。

とりあえずポロが快調なうちは頑張ってもらって、その間にわくわくするような車が出てくることを期待しよう。

【過去記事】
購入後2年
購入後1年
VWポロ関係の記事一覧

Polo

2012年06月16日

●VWポロその後(初回車検)

試乗車落ちで買ったポロ(9NBUD)も早いもので最初の車検を迎えた。走行距離は3万キロと,けっこう走っている。

燃費は街乗りで10km/L前後,長距離で15~16km/L(ハイオク給油)というところで良くはないが,それ以外は気に入っている。

タイヤは一度パンクしたことがあったけれど,そのときもスペアタイヤに交換してそのままで,購入時に着いていたタイヤ(コンチネンタルのエココンタクト)をずっと履いている。フロントは少し溝が減っているが,ヒビ割れなどは見られない。車検時に前後ローテーションしてもらった。

購入時は張り切って洗車用品を揃えたかんなさんだが,手洗いしたのは最初だけで,現在はスタンドで洗車機に入れている。これはまあ予想通り。ボディが黒なので水垢が目立つ。洗車してくれたスタンドのお兄さんにも「ひどいですね」と言われるくらい。そのうち水垢を取る洗車を頼めばいいのかな。

アマチュア無線をやっていると,もう少し車内スペースが広いとか,ワゴンタイプの車の方が使い勝手が
良いと思うし,ローカルさんはほとんどそういう車に乗っている。そして無線機やらアンテナを取り付けて無線仕様にしてしまうので,どうにも修理できないという状態になるまで同じ車に乗り続ける人が多い。

私の場合はまだそこまで無線車にする気にはならず,アンテナはマグネット式だし,無線機もハンディー機かポータブル機(FT-817)をドリンクホルダーや小物入れに置いて使っている。

VWといえば新しいビートルも出たが,当分買い換える予定はない。国産でもBRZ(86)が調子が良いという話も聞くし,エコ一辺倒の流れから少し変わってくれば面白いと思う。

街中でたまにリーフを見かけることもある。電気自動車が普通に走る時代になったと思うと感慨深い。ハイブリッドやEVも,なんと言うのか特別感のようなものがなくなって,当たり前になったら買ってもいいかな,と思う。昔はエアコン付きの車には「Air Conditioner」とボディに誇らしげに書いてあった。エアコンが普通になったように,ハイブリッドも普通になれば選ばない理由はない。今はまだあのおもちゃみたいなメーターなどが違和感がある。もっとシンプルで良いのに。

車検の代車は新型ポロ(6R)だった(写真)。1.2Lダウンサイジングターボ搭載の本当の新型である。代車に新型を出すのは良い宣伝だと思う。少しだけ運転したところ,さすがに加速が気持ちいい。9Nはとにかく遅くて,高速道路の合流は必死にアクセルを踏まないと本線までに加速しきれないが,6Rなら余裕がありそうだ。DSGも加速と減速は非常にスムーズで,変速ショックはほとんど感じないレベル。ただし渋滞時や後退,停止直前などの極低速のときの挙動はちょっとガクガクするというかクセがある。

【過去記事】
購入後1年
VWポロ関係の記事一覧

Polo

2011年12月10日

●VWポロその後(2年経過)

試乗車落ちの9Nポロ(9NBUD)を買って2年になる。昨年末にドアの板金修理をして以降はトラブルもなく順調。走行距離は24,000km。仕事帰りにかんなさんに迎えに来てもらったりすることが多く,意外と距離が延びている。

燃費はどうせ悪いのでいちいち計算していないけれど,やっぱり街乗り10km/L前後というところ。高速の長距離ドライブで16kmくらい。

たまにVWディーラーからダイレクトメールが来て,最近だとゴルフカブリオレを見に行ったりもしたけれど,ポロはけっこう気に入っているので,まだまだ乗るつもり。

そういえばエアバッグの改修リコールの連絡が来ていた。またディーラーに持っていかないと。

【過去記事】
購入後1年
VWポロ関係の記事一覧

Polo

2010年12月31日

●写真ってたのしいねっ〜2010年総括〜

2010年といえばSF読みにとっては意義深かったけれど,現実にはこれと言って大きなトピックのなかった年だったかもしれない。カメラ店のフォトコンテストで最優秀賞をもらったのと,5年ぶりにパソコンを買い換えたのがうれしかったかな。

日常のネタはツィッターでつぶやくことが多くなって,ブログの更新が停滞するようになったのも今年の特徴。これはネット界全体に共通する話で,何年も更新を続けてきた日記やブログが今年からぱったり更新されなくなったという人を何人も見ている。これが一過性の現象なのか来年以降も継続するのか,さらに新しい何かが出てくるのか注目である。

アコースティックギターの弾き語りは継続して習っているが,2年目に入って多少音の違いが判るようになってきたというのか,弦やギターのパーツが気になった年でもあった。サドルを買って削ったりアンプを買ってピックアップを付けたりもした。ただこれは反省点でもあって,つい器材の方に興味がいってしまいがちになるのだが,いくら器材が充実しても腕が上がるわけではないので,演奏の練習に力を入れるべきだろう。

アメーバの猫写真ブログの方はとうとう惰性で今年も1年間毎日更新を続けてしまった。小さいサイズの写真をアップするようにしているので,無料の2GBを使い切るまでには50年くらいかかる計算である。忙しかったり旅行中でも毎日更新できるのは,事前に公開する日時を指定して記事を書いておける予約機能のおかげだ。

車(ポロ)のネタはあまり書いていないが,想像よりもトラブルが少ないためである。今後トラブルが増えてきたら記事にする機会が増えるかもしれない。(できれば増えないでもらいたいが)

読書も文庫新刊SFは低調で,なんだか最近はアンソロジーばかり出て食傷気味。商売的に売りやすいのだろうか?唯一の収穫は小川一水の「天冥の標」シリーズで,まあこのシリーズが始まったことだけでも2010年は価値があったかも。

【SF】
NOVA1(大森望 責任編集)
ZOKU(森博嗣) 再読
メシアの処方箋(機本伸司)
虐殺器官(伊藤計劃)
Self-Reference ENGINE(円城塔)
ラギッド・ガール(飛浩隆)
ゼロ年代SF傑作選(SFマガジン編集部編)
天冥の標<1> メニー・メニー・シープ(上・下)(小川一水)
天冥の標II 救世群(小川一水)
微睡みのセフィロト(冲方丁)
アードマン連結体(N.クレス)
機龍警察(月村了衛)
地球最後の野良猫(J.ブレイク)
パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動(機本伸司)
MM9(山本弘)
NOVA2(大森望 責任編集)
天冥の標 3 アウレーリア一統(小川一水)
スペースプローブ(機本伸司)
量子回廊—年刊日本SF傑作選(大森望,日下三蔵[編])
アリスへの決別(山本弘)
神狩り2 リッパー(山田正紀)
天体の回転について(小林泰三)
ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (大森望編)
ディアスポラ(G.イーガン) 再読
ハーモニー(伊藤計劃)

【ミステリ】
Φは壊れたね(森博嗣) 再読
θは遊んでくれたよ(森博嗣) 再読
τになるまで待って(森博嗣) 再読
すべてがFになる(森博嗣) 再読
冷たい密室と博士たち(森博嗣) 再読
λに歯がない(森博嗣)
そして二人だけになった(森博嗣) 再読
笑わない数学者(森博嗣) 再読
詩的私的ジャック(森博嗣) 再読
封印再度(森博嗣) 再読
ηなのに夢のよう(森博嗣)
ゾラ・一撃・さようなら(森博嗣)
幻惑の死と使途(森博嗣) 再読
夏のレプリカ(森博嗣) 再読
今はもうない(森博嗣) 再読
イナイ×イナイ(森博嗣)
数奇にして模型(森博嗣) 再読
有限と微小のパン(森博嗣) 再読

【ご参考】
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2010年12月21日

●VWポロその後(板金修理とドア交換〜後編)

前回からのつづき。

まずはフリーダイヤルの事故受付にかけて状況を説明し,翌日担当者から電話が来て修理工場(VWディーラー)や代車の要否を聞かれる。あとの手続きはすべてディーラーと保険会社の間で進んで,保険会社から送られてくる「保険金請求書」に署名捺印して返送する以外,こちらは特にやることはなかった。

その週末ポロをディーラーに持っていくと,代車(レンタカー)もすでに用意されていて,あとはポロを預けてちゃんと直るのを祈るのみ。

代車はトヨタのラクティス。走行3千キロのピカピカの新車(だけど新型ではなかった)である。トヨタは去年プリウス20をレンタカーで乗って以来の運転になる。5人乗りのコンパクトカーだが車高があるのでポロよりは大きい印象。CVTモデルだったのでエンジンは1.5Lかな。

代車のラクティス

さすがに国産の新車は車内スペースが広々している。これでラクティスがポロよりも良い印象だったらわざわざ輸入車を買ったのを後悔したところだが,幸いそうはならなかった。ディーラーから走り出してかんなさんと2人でまず抱いた印象は,「なんだこんなに煩いの?」だった。たぶんキューブもこんな感じだったと思うが,ポロに慣れてしまうとどうにもガサツというか安っぽい印象を受けてしまう。

ほかにもいろいろと気になる点はあったのだが,好きで乗っておられる方もいるわけなので,これ以上書くのは差し控える。ちなみにポロとラクティスはほぼ同価格帯に属するクルマだ。

ポロの修理の話に戻すと,入院は一週間で済んだ。ドアの交換と言っても本国から取り寄せたりするわけではないのかな?

気になる修理費用だが,レンタカー代を別にして28万円だった。おかげで修理痕はまったく判別できない程度にキレイに直ったので,ホっとしているところだ。

修理内容/部品名称金額
左フロントフェンダー修理19,600
フロントドアパネル取替23,630
左リアドア修理7,880
塗装費用94,500
ショートパーツ1,050
写真代他525
フロントドア93,450
ドアシール12,705
スロットシール5,670
ストリップF10,815
ストリップR10,605
------------------------------
合計280,520

おそらくディーラーのピットで板金や塗装をしたわけではないと思うので,カーナビの履歴を見れば協力工場を割り出せるんじゃないかと少し期待していたのだが,普段よく通るルート以外の履歴は記録されていなかた。それとも自走じゃなくてトラックに積んで運んだのだろうか?

今回は保険を使ったことで多額の出費は抑えられたが,いずれにしても事故には気をつけたいと思う。

2010年12月20日

●VWポロその後(板金修理とドア交換〜前編)

ポロ(9NBUD)の納車からちょうど1年というところでかんなさんが車をぶつけてしまった。

狭い道で夜間だったので何にぶつけたのかハッキリしないが,キズの具合からすると枝状のモノかガードレールの突起(?)か何かだろうか。後から現場を確認したが特定できなかった。けっこう交通量のある市道でバスも通っているが,他の車は特に走行に支障がないところを見ると,置き石ならぬ置き棒かなにか,つまり悪質なイタズラなんじゃないの?と疑いたくもなるが直ちに停めて確認しなかったのでそのあたりは不明だ。

キズの具合だが,左サイドのフロントフェンダーの擦り傷と凹み,尖ったものに押し付けたまま走行したことによる前ドアから後ろドアに至る凹みと塗装はがれ。キズの幅は5センチほどか。(写真)

ポロの傷ポロの傷

経験上クルマをぶつけるとそれが例え軽微な自爆であっても気持ちはかなりヘコむ。さっさと修理して早く忘れてしまいたいと思うのが人情だ。

しかし輸入車の修理がどんな感じなのか気になる方もいると思うので,かんなさんには傷口に塩を塗るようで大変心苦しいが,ここはひとつ公共の福祉に鑑みてネタにしておきたい。

まず,ぶつけた地域がVWディーラーから比較的近かったので,閉店間際のディーラーに駆け込んですぐに状態を見てもらう。私の見積りではフェンダー+ドア2枚の板金と部分塗装で15万コース。しかし輸入車なのでさらに高いか?と思っていたが,店長の見立てでは十数万でしょう,ということでそんなに外れてはいなかった。

ただ,店長が言うには黒い車の場合板金塗装だとどうしても映った景色がゆがむことがあるそうで,せっかく車両保険に入っているのだったら,保険を使ってドアを交換した方が良いと思いますとのこと。

保険を使う場合,1回使うごとに等級が3つ下がるが,かかった金額とは関係なく1回とカウントされるので,どうせなら徹底的に直す方が良いとのこと。

そういえば事故のときにモメるのがイヤなので,保険は一番良いプランに入っていたのだった。普通更新時期になると「もっと良いプランはいかがです?こちらの特約もオススメですよ。等級が上がるので支払いは○○円しか上がりませんし・・・」という勧誘の電話がかかってくるものだが,すでに最上級のプランに入っている私には「前年同契約でよろしいでしょうか?」という確認の電話しかこない。

保険料も相応に高いが,知人の事例で若い男性のクルマと事故を起こして,3対7か2対8くらいで相手過失だったにも関わらず男性のお母さんがしゃしゃり出てきて「タクの息子は悪くありません!」と言い出して大いにモメたという話を聞いて,示談の代行とか弁護士費用も大事だな,と思った次第。そのお母さんの主張は認められず,訴えても負けて費用がかかるだけですから,と弁護士にたしなめられてようやく収まったようだが,当事者はものすごく疲労したと話していた。それはそうだろう。

脱線した。私の保険は自爆でも車両保険が下りるし,修理中の代車費用も1日5千円を限度に30日まで出ることになっている。最初にカリーナEDを買ってから15年。保険会社にはずいぶんお布施を積んできたのだから,こんなときこそ使おうか,ということで保険適用となった。

長くなったのでつづく。

2010年12月09日

●VWポロその後(1年経過)

試乗車落ちの先代ポロ(9NBUD)を買って1年経った。走行距離は14,000km。

何度か書いている通り,燃費は今どきの国産車と比べると悪い。まずハイオク指定なので単価が高いし,街乗りだと9〜10km/Lというところ。郊外や高速を走ると良くはなるが,それでも16km/L程度が限界のようだ。ちなみに10.15モード燃費は13.2km/L。

走行や安全に支障のあるような大きなトラブルは(タイヤのパンクを別にして)今のところ発生していない。細かい(けれど国産車では考えにくいような)不調としては,ドリンクホルダの故障とか,リアランプハウスへの浸水,あとは夏場にエアコンを入れると暖房になるという問題もあった。エアコンの不調については再現性がほとんどないので,ディーラーには申告していない。

1年乗ってワイパーとウィンカーのレバー位置が国産車と逆なのにはだいぶ慣れてきたが,小雨の夜にワイパーを間けつにして発車合図のウィンカーを出すとか,めったに使わないパッシングやリアワイパーを動かしたいとか思うと,やや混乱する。

小型車の割にガッチリしている(下記CM参照)ポロだが,その分重たいようで1.4LのNAエンジン(80ps)ではちょっと力不足だと思う。高速の合流レーンでアクセルを踏み込むと,エンジンは気持ちよく吹け上がる。・・・のだが速度はなかなか上がらない。それが気に入らないというわけではなくて,なんとなく一生懸命走っているんだぞ,という感じで応援したくなる。

自分がポロに乗るようになって,対向車がポロだったりすると気にして見てしまうようになったが,まだまだ新型(6R)ポロは少ないように思う。9Nと6Nはそこそこ見かける。

ポロ

ポロ

と,ここまで下書きして,そろそろアップしようかと思っていたところ,かんなさんがポロをぶつけてしまった。幸いちょっと擦った程度の自爆なので相手もいないし怪我もなかったのだが,修理に保険を使うことになったので,この話は後日ネタにしたい。

参考リンク:VWポロ関係の記事一覧

2010年06月08日

●VWポロその後(半年経過)

試乗車落ちのポロ(9NBUD)が納車されてそろそろ6ヶ月になる。走行距離は8,600km。

新型ポロは本命の1.2L版が投入されて,これから本格的に街でも見かけるようになるかもしれない。シャープなデザインはゴルフと似ているが人気車になれるだろうか。

新型1.2L版はカタログ燃費20.0km/L,対して9NBUDは同13.2km/Lである。実力は街乗りで8〜10km/L,高速で15km/L程度(ハイオク給油)なのでやはり悪い。新型になって数値的には国産車と同等になりそうだが,ハイオク指定ということを考えるとまだまだか。

大雨が降ったあとに見てみたら,右リアのランプハウスに水がたまっている。水深2センチというところ。配線がショートしたりボウフラが湧いたりしたらイヤなので,ディーラーに持っていった。原因は防水のパッキンがずれていたとかそんな感じ。まあこの程度のトラブルでいちいち驚いていては輸入車には乗れないのだろう。

純正カーナビはタッチパネルなのだが,操作性がイマイチ。地図をスクロールして見たいという場合に,思ったようにスクロールせずにイライラする。googleマップのような操作系にしてくれたら使いやすいのに。

これから暑くなってくるとエアコンがちゃんと冷えるかどうか,というのも心配である。特に黒い車だし。

乗り心地や操縦性は快適で,これがどの程度持続するのか,興味深い。

ストップくん

参考リンク:VWポロ関係の記事一覧

2010年03月01日

●VWポロその後(3ヶ月経過とパンク)

試乗車落ちのポロ(9NBUD)が納車されてそろそろ3ヶ月になる。走行距離は4,600km。

ドリンクホルダーが故障して交換してもらった以外は今のところトラブルはない。

気になる燃費だが,満タン法での概算で街乗り9km/L程度(ハイオク,常時A/Cオン)。多少郊外に行く機会があると10〜11km/Lくらいだが,逆に渋滞が多いと8km/Lくらいまで下がりそう。長距離はまだそんなに乗っていないのでデータがない。ちなみに10.15モード燃費は13.2km/L。

国産コンパクトカーとの燃費の違いは歴然。タイヤが太い(といっても185)とか,車重があるという要因はもちろんあるけれど,それにしたって普通に乗って10km/L走らないというのは結構キツい。しかもハイオク給油なので財布へのダメージはキューブの5割増くらいに感じる。

メカが馴染んでくると多少燃費が改善することもあるらしいので,期待したい。

悪い点を先に書いてしまったけれど,燃費以外の満足度は高い。安定感があり遮音も良いので,ついつい飛ばし気味になってしまう。燃費が悪いのは走り方にも原因があるのかも。

6ATもようやく慣れてきた。ゲートをS(スポーツ)にして引っ張るとなかなか気持ち良い(こういうことをするから燃費が悪くなる)。

さすがにウィンカーを間違えることはなくなったけれど,雨の日に乗る機会が少ないので,ワイパーの動かし方がとっさにわからなくなったりする。

最近天気が悪く雪が降ったりもして,黒いボディの汚れ方は酷いものがある。普通に洗車した程度では深いツヤは出ないし,黒いクルマはやっぱり難しい。

・・・という記事の下書きをしていたら,左後輪がパンクした。なんというちょうどいいタイミング。

今まで乗った国産車でパンクなんて経験したことがなかったので驚いた。外車はタイヤまでボロなのか?と思いつつ近くのスタンドで見てもらったら,長さ3センチ,幅1センチくらいの長方形の金属片(写真)が突き刺さっていた。こんなものがよく刺さったな,という感じ。

とりあえずポロのスペアタイヤはフルサイズ(元々付いている4本と同じタイヤ)なので,交換してしまえば普通に走ることができる。

翌日パンクしたタイヤをVWディーラーで見てもらって,パンク修理してもらった。釘とか細いものなら問題なく修理できるけれど,今回みたいに面積の広い金属片だと,最悪穴がふさがらないかもしれませんと脅されつつ待っていた。ら,なんとか無事に修理できて,そのままそのタイヤはスペアタイヤにした。

ちなみにゴムだけ新品のタイヤを買ったらいくらですか?と聞いたら1本2.5万円ほどですというので冷や汗が出た。ちなみに純正タイヤはコンチネンタル エココンタクトCPの185/60/R14。サイズはごく一般的で,グリップよりも燃費を重視したエコタイヤのくせに,値段だけは立派な輸入品であった。とりあえず今履いている4本が磨り減るまでパンクしないように祈ろう。

パンクの原因になった金属片

2010年01月17日

●2010年初方針

当ブログでは種々雑多なネタを取り扱っており,タイトルと内容がマッチしないことも多くご迷惑をおかけしている。年初にあたり,各カテゴリ別に少し状況を整理しておきたい。

【写真部門】
EOS Kiss X2を買ってからは,新しいカメラの動向などはチェックしていない。今年も猫写真をメインに撮っていく方針で,たまに気が向いたらフィルムカメラ(ペンタSP,学研二眼レフ)で遊びたいと考えている。安いフィルムスキャナが出ていてちょっと食指が動いたが,冷静に考えてそんなにバンバン黒白フィルムを自家現像(ダークレス)するか疑問だったので,今のところ保留にしている。

【猫部門】
記事で紹介するのを忘れていたが,木工工作を少しやって猫ケージをグレードアップした。これはデルタが家族になってから2年越しの懸案だったので,ちょっとすっきりしている。理想を言えば作り付けの大型ケージ(というか猫部屋)が欲しいところだが,狭いマンションではなかなか難しい。かんな氏の猫ブログは更新が遅いので,猫たちの近況についてはソウヘイ航宙記の方を見てもらいたい。

【読書部門】
読書はこの1年くらい少し悩んでいる。SFの新刊で「これはぜひ読みたい」と思うものがほとんどないのだ。これは自分の嗜好が変わってきたのか,出版の傾向が変わってきたのか,まだ判断できないでいる。新刊の情報はハヤカワとAmazonから送られてくるメルマガを参考にしているが,その3行ほどの紹介記事だけで,なんだか読んでも仕方がないような気がしてしまうわけだ。「なんでも読んでやろう」という気力が衰えたのは認めるけれど,出版の傾向としてもソフトな冒険モノばかりで,バリバリのハードSFって最近少なくないですか?
ミステリの方も森博嗣氏が表舞台から降りてしまって文庫新刊のペースが落ちているので,今年も再読や図書館の利用が増えそうな気がする。
とはいえ,読書そのものはやめられない(移動中や空き時間に活字が読めないと落ち着かない)ので,何らかの本は常に読み続けると思う。

【音楽・楽器部門】
2年目に入ったギター教室通いがどうなるかが自分でも注目である。こういうものは始めたばかりの頃は上達が目に見えて楽しい。それが1年も経つと弾ける曲は増えているが,練習量に比較して上達のペースは遅くなるし,ちょっとサボるとすぐに弾けなくなる。モチベーションを維持し続けられるかどうかがポイントだろう。

【技術・工作部門】
猫部門のところに書いたように,猫ケージの改造をするのに木工をやった。これは大型のホームセンタで材料を買って,そのホームセンタ内にある工作室を借りて行ったもので,使うときに名前を書けば利用料はタダである。大雑把な切断は1カット50円で大型の切断機(?)でお願いして,その後は工作室で自分でやる。曲線のカットは電動ジグソーを使い,切断面と角の仕上げは電動サンダーでやった。ジグソーなんて久しぶりに使ったが,さほど精度を気にしないのなら糸鋸よりも速いし便利。
旋盤とフライス以外の電動/手動工具はたいてい揃っているので,ここを使えばたいていの木工はいけるんじゃないだろうか。自宅も汚れないし。
ということで,今年もまた何か思いついたら自作するかもしれない。

【車部門】
昨年末にキューブからポロに乗り換えたので,たまにポロ関係の記事を書きたいと思う。といっても改造とかをするつもりはないので,燃費とかトラブル関係のネタくらいしか書くことがないかも。

【パソコン・ネット部門】
長期計画では今年末にWebmasterのPowerBookG4のリプレースとなっている(購入後5年経過)。今のところMacにするかWindowsにするか決めていないし,本当に買い替えられるかどうかも直前にならないと判断できないだろう。

ピート

EOS Kiss X2 / EF50mm F1.4 USM

2009年12月31日

●写真って楽しいねっ2009年総括

2009年,何といっても大きなトピックはアコースティックギター弾き語りの教室(先生つきのクラブ)に通い始めたことだろう。上達のペースはゆっくりだが,なんとか1年間挫折せずに続けることができた。これに関連してかんな氏自分用のギターの購入や,音の比較の記事が多くなった。ブログのビジターも比較的ギター関係のキーワード検索で来る方が多いようで,多少なりとも参考になっていれば幸いである。

ギターを始めたのと引き換えに,フルートはすっかりサボりモードになってしまった。たまに音を出してみると,あっという間にくちびるが疲れて吹けなくなってしまうし,音も安定しない。今のところギターとフルートを両方とも練習する余裕はとてもないので,フルートはまだしばらくお休みすることになりそう。

5月には実験的な試みとして,アメーバブログの方に猫写真をメインにした軽いノリのブログを作った。1記事あたり写真1枚,本文1行として,1日1回以上の更新を目標とした。ケータイのメールによる更新が可能という利便性もあり,今のところ7ヶ月間毎日更新のペースを維持している。写真ってblogの長文がうざったい向きにはオススメである。が,いつまで続けるかは微妙なところ。

写真関係のトピックとしては,昨年末にEOS Kiss X2を買ってフィルムのEOS2台を処分したことなどがあった。逆に学研二眼レフカメラを作ってフィルムカメラが増えたりもした。Kiss X2で撮ったピートとデルタの写真がフォトコンテストで優秀賞を取ったことも素直に喜びたい。

車をキューブからポロに乗り換えたが,ポロについて独立したコンテンツを設ける計画は今のところない。何かあればこのブログで紹介していくつもり。

読書の方は興味を引くSFの新刊が最近あまりないので,再読が増えている。図書館でアガサクリスティーを借りて読んだりもするようになった。

【SF】
時間封鎖(R.C.ウィルスン)
虚構機関—年刊日本SF傑作選(大森望,日下三蔵[編])
万物理論(G.イーガン)(再読)
シュレディンガーのチョコパフェ(山本弘)
祈りの海(G.イーガン)(再読)
デカルトの密室(瀬名秀明)
フリーランチの時代(小川一水)
反逆者の月3ー皇子と皇女ー(D.ウェーバー)
スカイ・イクリプス(森博嗣)
ウォー・ゲーム(D.ビショフ)(再読)
ディアスポラ(G.イーガン)(再読)
神は沈黙せず(山本弘)
第九の日(瀬名秀明)
闇が落ちる前に、もう一度(山本弘)
アイの物語(山本弘)
無限記憶(R.C.ウィルスン)
超弦領域—年刊日本SF傑作選(大森望,日下三蔵[編])
レインボーズ・エンド(V.ヴィンジ)
犬は勘定に入れません—あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎(C.ウィリス)
猫語の教科書(P.ギャリコ)
サマーウォーズ(岩井恭平)
順列都市(G.イーガン)(再読)

【ミステリ】
どきどきフェノメノン(森博嗣)
探偵伯爵と僕(森博嗣)
レタス・フライ(森博嗣)
オリエント急行の殺人(A.クリスティー)
そして誰もいなくなった(A.クリスティー)
牧師館の殺人(A.クリスティー)
ハロウィーン・パーティ(A.クリスティー)
予告殺人(A.クリスティー)
εに誓って(森博嗣)

【ノンフィクション】
フェルマーの最終定理(S.シン)
暗号解読(S.シン)
脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ (V.S.ラマチャンドラン)

【ご参考】
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2009年12月29日

●VWポロその後(1ヶ月経過)

フルモデルチェンジ直後に出回った試乗車落ちの旧型ポロ(9NBUD コンフォートライン1.4L)を買って1ヶ月経った。走行距離は3,200kmほどで,納車時は2,400kmだったので800kmほど自分で走ったことになる。

燃費は満タン法で1回だけの結果だが,11.3km/L(405km/35.8Lハイオク)だった。高速から渋滞路まで含んでの結果だし,ナビの設定やらでアイドリング停車が長かったのでこれをもってして燃費がどうこうとは言えない。ただ,思った通りそんなに良くはないよね,という感じか。

街乗り中心で使うかんな氏はキューブよりも安心できて運転もしやすいし楽しいと絶賛しておられた。Webmasterも概ね同意見だが,やはり高速の加速等で感じるパワー不足と,6ATの変速タイミングが思ったようにならないのが気になるといえば気になる。賢いCVTに慣れた身には,上り坂でキックダウンとシフトアップを繰り返す感じはどうにも気持ち悪い。といってティプトロニックでいちいち手動で切り替えるのも面倒だし,この面では新型ポロのDSGや,国産車のCVTが圧倒的に優れていると思う。これがCVTだったら同じエンジンでもパワー不足を感じることはないかも。

あとは後席の足元と頭上スペースが多少狭いけれど,これは小型車なので仕方がない部分でもある。身長が170cm以下の人であれば問題ないだろう。シートは固めで疲れにくいと思う。

ラゲッジスペースは意外に広いという話は最初にも書いたが,ソフトケースに入れたアコースティックギター2本がちゃんと積めて,まだ余裕があった。これは後席を潰さないと積めなかったキューブはもちろん,積むのに苦労したプリウスよりもむしろ優れている。

純正カーナビも調子が良い。今どきのナビはみんな同じかもしれないけれど,今まで1999年製の化石級のナビを使っていたので,それに比べたら大変進歩している。とにかくCPUが速い。ルート検索から画面スクロール,描画の更新と何から何まで速い。精度的には「?」と思う場面もあるけれど,これはもしかしたら車速などの学習が完全ではないからかもしれない。ナビ以外の音楽取り込みとかSDカードのMP3が聴けるとかの機能も,これまた今どき珍しくもないけれど,何しろ1999年当時はそんな機能がなかったので,大変便利である。

左手でウィンカー,右手でワイパーという外車特有の操作系にもだいぶ慣れてきた。が,これはいまだに間違える場面がある。

ドリンクホルダーが壊れた以外は今のところトラブルはない。しかし何といっても国産車とは違うので,今後どんなトラブルが起きるか注意が必要だろう。

ポロのキー

2009年12月15日

●VWポロその後(ドリンクホルダー故障)

ポロが納車されて1週間。やっぱりね,というかある意味期待どおりというか,さっそく壊れた部品がある。ドリンクホルダーだ。

このドリンクホルダーは押すと飛び出てきてドリンクを押さえるハネが展開し,あとはちょっとずつ戻しながらドリンクの大きさに合わせて可動するシカケだ。

しかし,ガチャガチャと動くメカがいかにもジャムりそうで,試乗のときからこれは壊れそうだよね,と思っていた。ら,やっぱり壊れたかという感じ。症状は押して収納しようとしてもロックされずに,何度か繰り返していたら中途半端な位置で引っかかって動かなくなってしまった。

ちなみに新型ポロではこのドリンクホルダーは廃止されて,単純な凹みに置くタイプに変更されているので,クレームが多かったのかもしれない。

保証期間中なので当然無償修理となったけれど,対策部品というわけでもないようなので早晩また壊れそうな気がする。かんな氏が修理のときに聞いたところ,やっぱりよく壊れる部品なのだそうだ。

さて,次はどこが故障するであろうか。

ポロ ドリンクホルダー故障

2009年12月12日

●VWポロその後(純正ナビ購入)

旧ポロ(9N)用の純正ナビもモデルチェンジしていて,最新型は27万もするらしい。で,型遅れのタイプなら19万だが在庫限りだというので,資金難ではあるがナビはやっぱり必要ということで付けてもらうことにした。

買ったのは308SDCというPolo専用サイズのメモリナビ。中身はクラリオン製(クラリオンの型番ではNX308)。最新のHDDナビよりは機能が劣るとはいえ,今まで使っていたのが1999年製だったことを考えれば,まったく問題ないだろう。ところでHDDとの比較でSDD(Silicon Disk Drive)と書いてあるけれど,普通はSSD(Solid State Drive)ではないの?シリコンの円盤が回るわけじゃないんだし。クルマ用語だと違うのだろうか。

そこそこ良い性能のノートPCが5万で買える時代に,19万のナビはハッキリ言って高すぎる。しかし,ポータブル系の社外品を無理矢理取り付けるのもエレガントな(?)ポロの雰囲気に合わないので仕方がない。完全に足元を見られた格好。このナビも最低10年は働いてもらおう。

ポロを買ったのとは別の自宅に近い方のVWJにかんな氏が直接交渉に行ってくれたが,即発注取寄せして翌日取付けOK,2時間の作業に代車まで出してくれるというから良いサービスである。例によって平日で客もおらずヒマそうだったとのこと。

スズキとの提携発表もあったし,代車はもしかしてアルトか?と思ったらまったく同形式,同色のポロだった。試乗車落ちを認定中古車に回さずディーラーの代車にしたのかも。

カーナビを買ってから重大なことに気がついた。キューブを下取りに出すときに,カーナビのデータを消去するのを忘れていたのだ。ナビのメモリには自宅やら親戚のお宅やらが片っ端から記録されている。営業さんが気を利かせてリセットしておいてくれれば良いけれど...。皆さんもナビ付きの車を手放すときは個人情報の消去をお忘れなく。

ポロのナビ

2009年12月07日

●VWポロその後(納車後2日)

ポロが納車されてまだ100kmも走っていないけれど,乗り始めて感じた点を忘れないうちに書いておこう。

まず安定性が良いこと。今まで車高の高いパジェロとかサスがヘタったキューブなど,不安定な車ばかり乗り継いできたので余計にそう感じるのかもしれないが,ポロの安定性は素晴らしい。カーブや路面の不整も安心して越えられる。

高速も少しだけ走ったが,加速はまあ普通で,加速レーンでベタ踏みしても気分が悪くなるような加速はしない。100km/h巡航も安心してできて,車内騒音はキューブよりは遥かに静かだがちょっと風切り音がする(新型はもっと静かだろう)。能力的にはもっと速い速度での巡航も可能だと思うけれど,法定速度は守りましょう。そもそも220km/hまで切ってあるメーターは日本では良くないと思う。

そういえばETCも付けてもらって,ようやくETCの恩恵を受けられるようになった。

ラゲッジスペースは意外と広い。ソフトケースに入れたアコースティックギターが少なくとも1本は納まった。工夫すれば2本入るかもしれない。ただし,隠し収納(トランクの床がフタになっていてその下に物入れがあるとか)が一切ないので,ブースターケーブルとか三角表示板とかちょっとした洗車道具を隠しておけない。この辺は国産車の方が優れている。ちなみに新型ポロはスペアタイヤをなくすことで,二層式の収納を実現している。

強度や安定性とのトレードオフなのかもしれないけれど,FF車なのに後席中央の床に出っ張りがあるのはちょっと不便かも。リアの中央席にも3点シートベルトとヘッドレストがあるのに惜しい。

かんな氏にも聞いてみたが,安定性と見た目の重厚感,あと「新車の香り」が気に入っているそうである。今のところ不満点はないが,輸入車なので故障が心配だとおっしゃっている。確かに。

写真は屋根の部分。レーザー溶接で継ぎ目のない屋根になっているそうだ。「そんな大層なことか?」と思ったが,周りの車を見ると確かにこの部分で板金が切れている。「へぇー」という感じ。かなりの高級車でもこの部分は継ぎ目(黒いゴム)があるので,比べてみると面白いかも。

ポロ

2009年12月05日

●VWポロ納車

試乗車落ちのポロ(9NBUD コンフォートライン)が納車された。(購入の経緯はこちら)

速くもない,荷物がたくさん積めるわけでもない,人がたくさん乗れるわけでもない,デザインは良く言えば落ち着いている(つまり普通ということ)。

でも,なんとなく満足感のあるクルマだと思う。長く付き合えそうな感じ。燃費などは追々レポートしていきたい。あと,やっぱりナビは欲しい...。

ポロ
ポロポロポロ

2009年11月25日

●キューブその後〜下取り直前〜(2)

前回からの続き。

燃費は詳しい記録をつけておらず,給油毎に満タン法でざっくり暗算する程度だったけれど,街乗りで10〜11km/L,郊外や高速での長距離ドライブで16km/Lという感じで,バラツキはほとんどなかったと思う。ちなみに10.15モード燃費は17.0km/Lで,レギュラー給油でこの値なら悪くないだろう。

よく働いてくれたといえばカーナビで,これは1999年にパジェロに取り付けるために秋葉原で買ってきたパナソニックのDV2000TというDVDカーナビ出始めのころの機種。

2003年にパジェロを手放した後もキューブに移植してとうとう買い替えないまま10年以上経った。根っからの田舎暮らしが染み付いてしまって,たまに首都高を走ると機械が動揺して読み込みエラーが出ることもあったが,基本的にはノートラブルだった。地図は1回だけ更新して2002年版になっている。

停車中ヒマなときはテレビ(アナログ)も見られたし,親父の見舞いで毎週新潟まで往復したときはパッセンジャーの暇つぶしにビデオ(再生専用VHS)を流したりもした。1DINのDVDナビ本体の他にTVチューナと外部入力用の弁当箱があって邪魔に思ったものだが,汎用的な外部入力機能は重宝した。じつはFMトランスミッタも内蔵されていることに最近気付いた。iPodをつないでみたが,感度が悪くてこれはイマイチ使えなかった。

地図が古くても処理が遅くても,ナビはやっぱり必需品だった。行ったことのない土地でも,とりあえず目的地の住所さえわかればなんとかたどり着ける。これがもし紙の地図しか持っていなかったら,どれだけ心細いことか。逆に言えば地図を見て現在位置とルートを把握する能力はすっかり退化してしまったということだ。

このナビには最近走ったルートを50kmほど記憶しておく機能があって,通った場所には青いマーカが表示される。これのおかげで帰り道が判らなくなることもないし便利な機能だと思っていた。が,最近のナビでこの機能が削除されているものがあるようだ。「仕事に行く」と言ってじつはパチンコをしていたとかいうのが,走行履歴から奥さんにバレてしまって苦情が出たのかもしれない??

キューブ

2009年11月23日

●キューブその後〜下取り直前〜(1)

ポロ(9N後期型)の納車待ちをしているところだが,納車となるその日までキューブ(AZ-10)には元気に働いてもらわなくてはいけない。

このキューブも,形が変わる前の最後の方に出たモデル(アルテII-α)であり,カリーナEDにしろパジェロにしろキューブにしろポロにしろ,ことごとくモデル末期の車を買っているWebmasterである。

これといって特徴のないキューブだが,特筆すべきはCVTではないだろうか。ハイパーCVT(現在はエクストロニックCVTと呼ばれている)はスチールベルト式CVTの一種だ。このグレードにはハイパーCVT-M6と呼ばれるマニュアルモード(CVTの変速比を1〜6速相当にロックする)もあって,スポーツ(風)の走りも楽しむことができる(楽しまなかったけど)。

CVTの車に乗ったのはキューブが初めてだったが,従来のトルクコンバータタイプのATと同様のクリープ(ブレーキを離したときの微速前進)が再現されているし,下り坂でのエンジンブレーキも特にマニュアルモードにしなくてもまあまあ適切に効いてくれるし,当然だが加減速時のショックはない。CVTだとドライブフィールが悪いとか,エンジン回転数に対する速度が直感的でないとか言って嫌う人もいるが,それこそヘタクソなMTや出来の悪いATよりもずっと快適だった。先日乗った7速DSGもスムーズだったが,段があるのとないのとでは,やはり根本的に違うと思う。

耐久性を心配する声もあるが,少なくとも9万キロ走ってCVT関係のトラブルは皆無だし,フィーリングや燃費が悪化することもなかった。

メカ的には面白かったエクストロイドCVTは残念ながらぽしゃったようだが,エクストロニックCVT(名前が似ていて紛らわしい)は世界に誇れる技術ではないだろうか。

とまあ,ミッションのことを褒めたのは良いけれど,それ以外はこれと言って書くことがない。もうすぐ下取りに出すというときに不満点をつらつらと書くのもキューブに悪い気がするし,とにかく重大なトラブルもなく6年半走ってくれてありがとう,という感じ。ハイオク仕様なのにレギュラーばっかり入れてこき使ってごめんなさい。

長くなったので続く。

キューブ

2009年11月16日

●今月の買物 VWポロ(2)

前回からの続き。

本当はフィアットやプジョー,ルノーなども見てみたかったのだが,家の近くにディーラーがないのでメンテのことなど現実的に考えて断念せざるを得なかった(田舎は悲しい)。メルセデスやBMWは単純に高すぎて対象外だった。でかい/速いクルマは必要なかったし。

で,ちょうど夏にポロを試乗したときに,もうすぐフルモデルチェンジがあるという話を聞いて,少なくともそれまでは頭を冷やしながらじっくりと考えよう,ということになった。

そして先日書いたように新型ポロに試乗して,確かに良いクルマで,先代よりもいろいろな面で進化していることが確認できた。ただ,予算をかなりオーバーするということで冷静に考えて新型は断念。しかし帰ってからネットで検索するとディーラーの認定中古車が一気に活気づいている。今年登録のほとんど新品の先代ポロが50万引きとかで何台か出ている。

比べれば新型の方が断然良く見えるが,先代だって悪くはない。以前試乗してキューブとの比較で特に気に入ったのは,しっかり感と足回りで,このあたりは評判どおりという感じだったし,燃費があまり良くないとは言ってもキューブと同じ程度には走るはず。デザインも良い意味で普通で飽きのこない感じだし,大人が乗っても恥ずかしくない。それがほとんど新品で,格安とくれば「買い」なのでは?

ということで翌日は買う気満々でハンコも持ってディーラーへ。予想どおり昨日までディーラー試乗車だったポロが並んでいる。営業さんは新型が売りたそうだったが,先代も悪い車ではないし,試乗車落ちは確かにお買い得だという点は認めざるを得ないようだ。

で,選んだのが09年6月登録の黒いポロ(コンフォートライン)。色は赤,白,紺とあったけれど,赤はカッコ良いけど飽きそうだとか,白は水垢がとか,紺よりは黒かな...となって黒になった。黒もそれなりに手入れが大変なのはカリーナEDで経験済みだけれど,落ち着いたシックな感じで良いんじゃない?ということで。

【主なスペック Polo 1.4L Comfortline】

Volkswagen Polo Spec.
 4ドア ティプトロニック付6速A/T 右ハンドル
車両型式ABA-9NBUD
乗車定員5

寸法/重量
全長 mm3,915
全幅 mm1,665
全高 mm1,480
ホイールベース mm2,470
トレッド 前/後 mm1,415/1,410
最低地上高(空車時) mm135
車両重量 kg1,140

性能
最小回転半径 m4.9
燃料消費率(10.15モード) km/L13.2

エンジン
型式BUD
種類直列4気筒DOHC
内径×行程 mm76.5×75.6
総排気量 cc1,389
圧縮比10.5
最高出力(ネット値) kW(PS)/rpm59(80)/5,000
最大トルク(ネット値) Nm(kgm)/rpm132(13.5)/3,800
燃料タンク容量 L45
使用燃料無鉛プレミアム

諸装置
クラッチトルクコンバータ
トランスミッション自動6段(前進)1段(後退)
フロントサスペンションマクファーソン ストラット(スタビライザ付)
リアサスペンショントレーリングアーム
フロントブレーキベンチレーテッドディスク
リアブレーキディスク
タイヤサイズ185/60R14

ポロ

2009年11月15日

●今月の買物 VWポロ(1)

結論から書くと,試乗車落ちになった先代ポロを買った。5ドアのコンフォートライン(ABA-9NBUD;1.4L 6AT)である。現在は納車待ち。

パジェロを降りて以来,クルマに対する興味はほとんどなく,中古のキューブ(AZ-10)で充分用は足りていた。

ただ,キューブも車歴8年を迎えようとしていて,走行距離も10万キロが見えてきたということで,そろそろ今後のことを考えた方が良いのではないかと,かんな氏と相談し始めたのが1年ちょっと前。

「次期クルマ選び」というブログのエントリーを書きかけて,しかし自分の考えが整理しきれずにボツにしてから,なかなかそれ以上に突っ込んだ検討ができずにいた。

キューブが快調でオイル交換程度のメンテでずっと走ってくれるならまだまだこのままで良かったのだが,致命的ではない不調がチラホラ出てきて,それはパワーウィンドウがたまに沈黙するとか,サスがキコキコ鳴くとかいった現象だった。このままだとおそらく次の車検('11/1)ではかなり大掛かりな部品交換をしないと安心して乗り続けられないというのがWebmasterの考えである。キューブは悪い車ではないけれど,高い金をかけて古くなっても乗り続けたい,と思わせるほどの魅力は,正直言ってない。

この際自家用車は処分すべきではないか,という案もかなり真剣に検討した。ちょうどガソリン価格が高騰していた頃だったし,それ以外にも車にかかる費用というのは相当高くて,本来庶民が1台,2台と気軽に維持できる動産ではないはずなのだ。

とはいえ,通勤に自家用車を使わないWebmasterですら,まだまだ自家用車がないと不便だと感じる田舎でもあり,実際に車を手放すのは難しいよね,ということでダラダラとキューブに働いてもらっていたわけである。

そんな感じで次のクルマをいろいろと考えるのだがどうにも方向性が定まらない。「このクルマならちょっと生活が苦しくなってもぜひ乗りたい」と思わせるような魅力のあるクルマがないのが悪いんじゃないか?

と考え始めたのは,日産やダイハツのディーラーで今どきの国産コンパクトや軽を試乗してからだった。

国産コンパクトはエコ(エコロジー&エコノミー)という面では確かに素晴らしいけれど,逆にエコ以外に売りはないの?という感じで,いまいち決め手に欠けるクルマばかり。見ても「燃費は良さそうだけどね」とか「荷物は積めそうだけどね」という感想しか出てこない。

だったら外車(今どきは輸入車と呼ぶらしい)でも見てみるか,ということでフォルクスワーゲンやMiniを試乗したのが今年の夏。一方,国産車で唯一飛ぶように売れているプリウスがどの程度のものか,乗りもしないで文句を言うことはできないので,(先代ではあるが)レンタカーを借りたりもした

長くなったので続く...

ポロのカタログ

2009年10月31日

●新型ポロを試乗

以前冷やかしで試乗したフォルクスワーゲンジャパン(VWJ)から,新型ポロのお披露目会の案内が来た。

残価設定ローンを組むにしても,新車はちょっと負担が大きいよなぁ,と思いつつ7速DSGはメカ的にとても気になる。

ということでカタログ(と記念品のミニカー)だけでももらうつもりでディーラーへ。新型車の発売日にディーラーに行くのなんて初めてのことだ。7年ぶりのフルモデルチェンジだそうだし,前評判も高そうなのでお客さんが大勢いるのかな,などと考えつつ行ってみた。ら,新型ポロを見に行った最初の客だった。あれれ??

で,外で実車(昨夜届いたばかり)を見ながら立ち話をしていたら,このまま一回りしてきて良いですよ,とのこと。ヒマなのか?大丈夫かVWJ?

実は前回乗った新型ゴルフも7速DSGだったのだが,あっちは1.4L+ターボということで,やたらと速いという印象だったが,ポロの1.4NAとの組合わせはどうだろう。

新型ポロ

走り出しはクリープが弱いので,意識してアクセルを踏まないと進まない感じだが,走り始めてからは非常にスムーズ。クラッチ2つを電子制御で交互につないでいっているということだが,心配していたような不自然な感じはぜんぜんなかった。ボデー剛性や足回りは元々しっかりしているし,静粛性は先代よりさらに良くなっている感じ。

新型ポロ

インテリアも上質で,これと比べてしまうと先代がちょっとチープに見えるかも。

新型ポロ

うーん,良いクルマだし,営業さんも「ぜひ納車第1号でお願いします」と強烈なプッシュだったけれど,やっぱり乗り出し230万はちょっとキツいかも。

2009年10月07日

●週末見た景色 群馬・栃木(2)

レンタルしたプリウスにはアコースティックギターを2本(FS720SとFG730S)積んでいった。親戚のお宅で演奏を披露するためである。

プリウスのラゲッジスペースは電池を積んでいる関係であまり広くはなく,ソフトケースに入れたアコギ2本がギリギリで収まった。ハードケースだったら後部座席をつぶさないと入らないだろう。まあ燃費の代償なので仕方がないけれど,車格の割に荷物は積めないという印象だった。

親戚のお宅で演奏しようとしたら,スカイプでイギリスに中継するからという話になり,発表会前に思いがけずUKデビューを飾ってしまった。

この親戚(かんな氏の叔父さん)は国際派(死語?)で,ご本人も海外暮らしが長く,お嬢さんは3人ともUK在住である。お嬢さんのパートナーのイアン氏が演奏を褒めてくださったのだが,返せた言葉は「サンキュー」だけであった。我ながら悲しい。次回までにはビートルズを一曲くらい練習しておきたいところだ。

館林ーロンドン間は9,497kmだが,動画も滑らかで目立った遅延もなく,これがタダだというのだから素晴らしい。

群馬
グライダーグライダー群馬

EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 IS

2009年10月05日

●週末見た景色 群馬・栃木(1)

昨年末に開通した北関東道(栃木〜茨城区間)を通って,館林の親戚宅へ。下道だと遠いイメージだったが,全線高速だとかなり楽。

初めての試みとして,ETC搭載のレンタカーを借りて週末1000円の恩恵を受けることにした。まあレンタカー代の方が高いのだが,プリウスに乗ってみたいということもあったので良しとしよう。たまたまトヨタレンタカーに友達が務めていて20%引きで借りられたのもラッキー。

借りたプリウスは2代目の1.5リッターモデル。グレードや年式などは詳しく調べなかったのでわからないが,距離計は4.3万kmだった。ハンドルにたくさんスイッチが付いていて主要な操作ができたりするあたり,おもちゃのようで楽しかった。

プリウス♪

2日間で高速を中心に320kmほど走ったが,燃費計の表示で平均燃費は24.3km/L(4名乗車,エアコンON)。給油量は15Lで,これだけ走っても燃料計が一コマしか減らないのが印象的だった。今乗っているキューブでは逆立ちしても出せない燃費である。

知識としては知っていたが,フィーリングはやはり独特で,アイドリングという概念がないので停車時に完全に無音になる感覚が新鮮。ブレーキの感触は回生をしている関係なのか非線形な感じで慣れが必要だと思った。

快適は快適だったけれど,じゃあ200万で買う気になりますか?と問われるとちょっと微妙かなぁ。おもちゃっぽいのは最初は楽しいと思うけど,なんか飽きそう。

群馬
群馬群馬のお花群馬

EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 IS

2009年08月02日

●ゴルフとポロを試乗

出先で待ち時間ができた。そういえば近所にフォルクスワーゲンジャパン(VWJ)があったと思い,冷やかしに入ってみる。

VWについてはゴルフ,ポロという車名くらいしか予備知識がなかったけれど,冷やかしの客には冷たいM社とは違って,親切な対応。まあ今日本で売れている車はプリウスだけだと言われているので,ヒマなのかもしれない。

「今出てる国産コンパクトはみんな同じに見えてねぇ。やっぱり次はヨーロッパ車が良いかと思って...」とか適当に雑談をしたら,試乗させてくれた。

ゴルフ

ぜんぜん知らなかったがゴルフは春にモデルチェンジしたばかりの新型で,1.4Lでターボ+スーパーチャージャーとのこと。キューブと排気量は同じなのね,と思いつつ走ったらとんでもなかった。この車はアブナイ。車内は静かで挙動も非常に安定しているので,気付かないうちにスピードが出ている。加速もパッセンジャーが具合悪くなるレベルで,こういう戦闘力の高いクルマはちょっと選択肢にはならないかな。

ポロ

次はポロの1.4L。これはNAなので素直な挙動。いい加減ボロになってきたキューブと比べると,ボデーはカッチリしているし,足回りも申し分ない。これはちょっと欲しくなった。

しかしどっちにしろ新車では200万オーバーなのでハナから対象外。認定中古車でもポロの現行型が120万とかなので,国産の新車が買えてしまう。

キューブも7年落ち9万キロ。あまり思い入れもないクルマだし,これを修理費をかけながら維持するくらいなら,ちょっとカッコいいドイツ車に買い替えて長く乗るのもアリかなぁ。とも考えている。本当はフィアットとかイタリア車も気になるけれど,悲しいことに田舎では正規ディーラーがないので,サポートとかを考えると厳しいものがある。

2009年07月23日

●路線バスの観察4

いつもの停留所でバスに乗って,50メートルほど走ったところでなぜか停車。

ドライバーが「あれ?あれ?」とシフトレバーをガチャガチャやっている。このバスは都会ではもう見られない,床から長いシフトレバーがにょきっと生えているマニュアル(MT)車だ。以前書いたことがあるが,都会ではフィンガーシフト(ドライブ・バイワイヤによるアシスト付きMT)が主流になっていると思う。

で,どうやらギアが3速から抜けなくなってしまったらしい。エンストはしていないからクラッチは生きているようだが,MTだとそういうトラブルがあるのだろうか?とにかくボロでどうしようもない。

5分ほど路肩に停車して,無線で営業所と話しながらあーでもないこーでもないとやっていたが,とりあえず代車の到着までには時間がかかるため,そのまま走れるところまで走れ,という指示が出たようだ。

3速固定でまともに走れるの?と心配だったが,意外とちゃんと走れるのである。バスは通常でも2速発進が普通で,1速はフル積載時に上り坂でも発進できるようにといういわば「スーパーロー」なので,普通は使う必要がない。トルクの大きいディーゼルエンジンでは,3速でもちょっと回転を上げてやれば問題なく発進できるようだ。心配していた上り坂での発進もまったく問題なかった。スピードは出せないがどうせ渋滞路なので関係ない。ニュートラルに入らないのでクラッチを踏む足が疲れそうだが,信号待ちで何度かアイドリングストップして休んだだけでとうとうそのまま目的地の停留所まで着いてしまった。ドライバーも熟練者らしく,冷静な対応で良かったと思う。

不景気で新しいバスが買えないのは仕方がないとしても,だったらせめて整備くらいきっちりやってよね,と思うWebmasterであった。

【参考記事】
路線バスの観察3
路線バスの観察2
路線バスの観察1

2009年02月06日

●パジェロその後(契約後10年)

パジェロ(V25W)をディーラで契約したのが,10年前(1999年)の今日だった。その後2003年まで乗って,手放している。

その当時でもRVブームは終わりかけていたのでパジェロは受注生産だったし,その後の衰退は今さらここで言うまでもない。三菱自工はついにダカールラリーからの撤退を決めた。ひとつの時代が終わったという感じだろうか。

富士重工のWRC撤退もショックが大きいニュースだった。

モータースポーツに憧れてそのメーカーの車種を選ぶという人が,昔は少なからず居たのだが,今はそんなことよりも燃費だとか居住性で車を選ぶ人が多いということだ。個人の趣味が反映するのはせいぜいデザインと色くらいなもので,機構がどうとか,動力性能がどうとか,なんてのはもはやどうでもいいことなのかもしれない。

パジェロの写真

2009年01月14日

●2009年初方針

当ブログでは種々雑多なネタを取り扱っており,タイトルと内容がマッチしないことも多くご迷惑をおかけしている。年初に当たり,各カテゴリ別に少し状況を整理しておきたい。

【写真部門】
デジカメを新調したので,しばらくはこのネタが増えそうである。ただ,撮っているのは猫ばかりなので【猫部門】とカブることが多いと思われる。ペンタSPに関しては露出計が不調なこともあって,出番が減りそうな予感がしているが,安売りのフィルムを仕入れてある(DNPのCENTURIA)ので,遠出する機会があったら持っていきたい。お遊びとして,マウントアダプタを買ってペンタSPのレンズをEOS Kiss X2に付けるというのも構想している。ただし,くれぐれも「道具揃えの沼」にはまらぬように注意したい。

【猫部門】
カメラが新しくなってかんな氏が(今のところ)やる気を出しているので,最近の猫情報に関しては「にゃんこーず」の方を参照願いたい。こちらではFlickrにアップした大きなサイズの写真(基本的に補正・トリミングなし)を紹介するので,壁紙に使うなりカメラの作例として細部を確認するなりして活用してもらえたらと思う。ブログで紹介しなかった写真についてもPhotostreamの画面からすべて見ることができる。

【読書部門】
読書の傾向は昨年同様に,SF文庫新刊と再読,森博嗣氏の文庫新刊が出たら読む,ということで変わりない。読みたいと思っていた未読の古典や既刊はあらかた片付いた感があるので,もう少し幅を広げたいという思いもあるが,ベストセラーは読む気がしないし,マイナーな良書を知る手がかりも今のところないので,今までのWebmasterの読書歴から「こんなのがオススメ」というのがあったら教えていただけると助かる。ただし,「薦められたから読んだけどつまらなかった」という結論になっても怒らないでほしい。

【音楽・楽器部門】
新しい試みとしてギター教室に通い始めたので,どの程度続くか(あるいは挫折するか)が自分でも気になっている。フルートを習う予定は今年もない。時間と月謝の関係でフルートは敷居が高いため。あまり良くないとわかってはいるが,自己流で続けていくつもり。長期間ブランクが空かないように意識して吹くようにしたい。消耗品や道具揃えとは無縁という点でフルートは偉いと思う。置き場所も取らないし。

【技術・工作部門】
長期プランとしては,「快適な猫ケージの製作」というテーマがあるが,正月休み中にはコンセプトを詰めきれなかった。素人のスキルで中途半端なものを作ってしまうと美観を損ねるし,材料を調達してしまうと後戻りもできないので,なかなか踏み出せない。
キット工作ものは今までいくつか作ったが,財政難の折,「簡単に作れてちょっと遊んだらおしまい」という刹那的なものについては出来るだけ手を出さないようにしたい。

【車部門】
車検も通したし,追加出費を最小化しつつキューブを維持する,というのが車部門の最大の使命である。

【パソコン・ネット部門】
とりあえずかんな氏のWindowsパソコンだけは手当できたし,写真保存用の外付けHDDも買ったので,WebmasterのPC新調はまだ先延ばしできそうである。固定費としてはレンタルサーバの1,500円/年と,Flickrの$24.95/年がかかっている。回線費用はマンションの共益費に含まれている。

デルタ

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

2008年12月25日

●キューブ車検3回目

1年落ちの中古車で買ったキューブ(2002年式AZ10)も3回目の車検となる。買ったときに履いていた大径16インチホイールと扁平タイヤはすぐに処分して,ダンロップの13インチ安物エコタイヤ(ホイール付きで4本4万円)に換えたが,このエコタイヤも4年で4万キロ走ってだいぶ磨り減ってきた。スリップサインはギリギリ出ていないが,クラックも目立つしこの辺が換え時だろう。

とはいえ,次の車検('11/1)を通すかどうかまだ決めていないので,新品のタイヤを買うのももったいない。そこでとりあえずスタッドレスタイヤに履き替えることにする。このスタッドレスは2004年に他界した父の見舞いに行くのに,どうしても冬の新潟に帰省する必要があって買ったもので,それ以外にはほとんど使い道がなかった。茨城では雪が積もるのは年に一度あるかないか,という程度だし,自分だけがスタッドレスを履いていても周りの車が突っ込んできてアブナイので基本的に雪の日は乗らない。またパジェロを降りてからは自分の車でスキーに行くこともない。

代車はマーチ(AK12)で「わ」ナンバーだった。内装はチープだがCVTで快適。キューブのヘタったシャコタンサスに慣れているので,マーチの脚はかなりふわふわに感じる。

車検時の走行距離は84,800km。前回の車検でいろいろ部品交換をやってもらったので,今回は消耗品の交換と標準的な整備だけで済んだ。ただ,頻発するバッテリー上がり対策として買った高価な大容量バッテリーが,そろそろ3年経つのでこれは交換時期かもしれない。コンパクトカーを単に維持するだけでも税金・車検整備・消耗品・ガソリンと,相当の金がかかるものだ。

ガソリン高騰のときに,多くの消費者が車の維持費が高いことに気付いたのに加え,金融危機の影響で車業界は最近特に厳しい様子だ。車検の手続きでディーラに行ったかんな氏は,営業が気持ち悪いほど親切だったとおっしゃっていた。なんとしても顧客を囲い込みたいのだろう。

すり減ったタイヤ

【ご参考】
2回目の車検
1回目の車検

2008年10月18日

●今日の見学 カーディーラー

今日はかんな氏の用事の付き合いでカーディーラーへ。日産とダイハツに行って,ノート,マーチ,ムーブコンテ(ノンターボとターボ)を試乗させてもらった。

どの車も快適装備満載で,荷物もたくさん積めるし燃費もいい。

しかし良くも悪くも「無難」という感想しか出てこない。今乗っているキューブもそうだが,不満は特にないけれど愛着も湧かない,という感じ。

その点ダイハツには楽しそうなコペンがあるけれど,残念ながら試乗車がなかった。機会があったら是非乗ってみたい。

写真は日産で試乗するともらえる「乗ってカンガルー」。

のってカンガルー

2008年09月04日

●地磁気の乱れと視機能診断テスト

地磁気が乱れているせいか少し体調が悪い。

損保会社がやっている自動車運転の適性検査(視機能診断テスト)を受けた。結果は平均点よりも若干良いくらいだったが,テスト内容は疑問の多いものだった。

まずモニタを奥から手前に高速で迫ってくる標識を識別する動体視力テストは,ほとんどの人が満点を取れるほど簡単である一方,3Dメガネを着用しての深視力テストは,ぜんぜん立体視できずにさんざんな結果。

まあ結果が良かった/悪かったからどうしましょうみたいなフォローは何もないし,単なる営業活動かもしれない。

もう少しテストの精度を良くして,免許更新のとき全員にこれをやらせて,成績に応じて免許返上とか強制的に対人対物無制限の保険にさせるとかするのは有効かもしれない。

視機能診断テスト

2008年08月28日

●原付の思い出

昔,原付(50ccのバイク)に乗っていた話は書いたことがなかったかもしれない。

高校が地理的に不便なところにあったため,許可制でバイク通学が認められていた。原付の免許はペーパーテストのみで自動車学校などに通わなくとも取れるので,16歳のときに同級生と受験して一発で取得できた。可哀想に落ちた同級生もいたが,確か2度目の受験でみんな受かったように思う。

今だったら絶対カブを買うところだが,当時は色気(?)を出してホンダのスーパーDio SRというのを親にねだって買ってもらった。前ディスクブレーキの上級モデルである。もしかしたら年賀状配りのバイトで得たお金を少し出したかもしれないがよく覚えていない。裕福な家でもないのに,まったく親不孝な息子だったと反省している。

慣らし運転が必要だよ,と言われて納車後に川沿いの土手を100kmとか200km走ったような記憶もある。同級生にはバイクに乗れるからという理由でこの高校を選んだ人もいて,そういう子はギヤ付きのスポーツタイプ(TZR50とかNSR50)に乗っていた。

家から高校までは片道16kmほどだったろうか。原付1種は法定30km/hしか出してはいけないことになっているので,車がビュンビュン飛ばすような幹線道路は避けて朝夕でも比較的安全に走れるルートをあれこれ模索したものだ。

今日はこっちに曲がってみようとか,こっちの方が近道かもしれないとか,農道を駆使した田園風景を眺めながらの通学はなかなか楽しかった。

しかし,学生服でスクーターなんぞに乗っているのはヤンキーだと思われるのか,たまたま駅前に停めたときに「これ,オマエのバイク〜?」と他校のヤンキーに絡まれたこともあった。こちらはフルフェイスヘルメットに足も揃えて乗っている彼女のいないマジメな高校生なのに,仲間だと思われたのは非常に心外である。

このスクーターは卒業後に親戚のお宅に里子に出されて何年か乗られた後廃車になったようだ。

社会人になり,車の免許は取ったもののまだ車に乗れるほど給料がもらえない時期に,足として買ったのがヤマハのDT50というオフロードタイプの原付だ。

マシンのポテンシャルはかなり高かったと思うが,あまり乗ってやることが出来ないうちに手放すことになってしまった。

とにかくキックで始動するのがキツかったことはよく覚えている。毎日乗ってやればそんなこともなかっただろうに,たまにしか乗らないものだから,チョークを引いていくらキックしてもかからない。涙目になりながら押しがけをして,やっとエンジンがかかった頃には出掛ける気力が失せているという感じ。スクーターのセルモーターというのは偉大だった。

最近は排ガス規制の関係で原付はすべて4ストになってしまって,走って楽しいようなバイクはなくなってしまったのではないだろうか。そういう意味では良い時期に乗ることが出来たと思う。

現在は車もあるしバイクの必要性は感じないが,風を切って走る気持ち良さを懐かしく思うこともある。どこか安全な場所でお金を払ってバイクに乗せてくれるような施設はないものだろうか?

2008年08月05日

●キューブその後(5年経過)

パジェロを手放して中古のキューブ(TA-AZ10 ;2002年登録)を買ってから5年経った。

総走行距離は8万キロで,買ったときすでにメータは3万キロほどだったので,5年で走った距離は5万キロほどということになる。

パジェロのように詳しい燃費記録は残していないが,給油のたびに満タン法でざっと計算した感じでは,街乗りで10〜12km/L,郊外のドライブや高速長距離で16km/Lほど。頑張っても10km/Lを超えることが難しかったパジェロに比べるとかなり楽だ。本当はハイオク仕様なのでハイオクを入れてやればもう少し良くなるのかもしれないが,レギュラとハイオクの価格差をペイできるかどうかは怪しいと思う。

アイポイントが比較的高く車両感覚もつかみやすいし,後席のアレンジなど使い勝手も悪くない。1300ccエンジンとCVTの組合わせも快適だ。

難点は元々シャコタンでサスもヘタっているので乗り心地がイマイチなこと。買ったときは無茶な大径16インチホイール+ローダウンサスで最悪だったので,これは早々に買った店で純正と同じ13インチホイールと中古ノーマルサスに換えてもらった。それでもちょっとした段差ですぐに底付きしてしまうし,4人乗車だとタイヤ止めに太めのマフラーが当たる。

トラブルとしては3度のバッテリ上がりウィンカ不調があった。バッテリ上がりは結局原因不明だが,ウィンカ不調を修理したら再発しなくなったので,ウィンカ系統でどこかリークがあった可能性がある。高い大容量バッテリまで買わされて少々気分が悪い。

カーナビはパジェロから移し替えて使っているのでもう9年になる。DVD地図モデルの出始めの頃のもので,地図ディスクを1回更新して2002年版になっている(それでも古いが) 。車内は暑くなったりして過酷なのによく故障せずに動いているな,と感心。

次の車検('09/1)は通すことに決めているが,その次は迷っている。もちろん環境負荷のことを考えるなら大切に乗り続けるのが一番いいのだが,10万キロを超えるといろいろと部品交換だとか修理も必要になってきて,さほど思い入れのない車にそこまでするか,という心情的問題もある。

Cube AZ10

2008年06月30日

●BOSEアクティブサスペンション

BOSEのアクティブサスペンション。従来のようなバネとダンパーによる受動的(パッシブ)なサスペンションではなく,「車体を水平に保つ」という目的関数で各車輪のサスペンションを能動的(アクティブ)に制御するという考え方。

動画を見るとカーブやスラロームでも遠心力によるロールが発生しないし,デコボコ道や段差越えでも各車輪が完全に独立して動き,車体を水平に維持していることがよくわかる。

この動画を見ていてちょっと考えてしまった。このようなアクティブサスペンションは「路面の不整を吸収し乗り心地を改善するとともに,タイヤの接地性を高め走行性能を向上する」という意味では理想的だが,おそらく車好きあるいは運転好きな人には納得がいかないのではないだろうか。

運転好きな人は言う「路面状況が手に取るようにわかる良い足回り」と。確かにアクティブサスの思想は「路面状況をドライバーに極力伝えない」ことであるので,これは相反するものだ。

しかし,運転好きな人だっていくら路面とのダイレクト感が良いといってもまさかリジット(サスペンションなし)が最高だとは言うまい。おそらく「初動が滑らかで縮み方向には突っ張らず,ダラダラ伸びずにピタっと振動が収まる」ようなサスが良いと言うのではないか?で,この理想的な動きを求めた結果がアクティブサスだとしたら,どこで「車好きの理想」と「BOSEの理想」はズレてしまったのか?

Webmasterにはよくわからないけれど,「まるで船みたいな乗り心地」のパジェロに乗っていた身としては,次に乗るとしたらアクティブサスではなくてダイレクト感が適度に味わえるような楽しい車がいいな,と思っている。

もちろん,パッセンジャーカーとしてはアクティブサスのような乗り心地が最高であることは間違いない。

ちなみに今乗っているキューブは元々シャコタンな上にサスがヘタっていてちょっと過剰なダイレクト感が味わえる。

【参考リンク】BOSEサスペンションシステム

2007年10月30日

●クルマの未来

東京モーターショーの時期だが,前回見に行ったのでまだしばらくは行くつもりのないWebmasterである。2年くらいではそれほどドラスティックな変化があるとは思えないため。

日産のGTRも話題らしいが,全体としてエコに向かうのは避けられない流れだと思う。注目される技術としてはプラグイン・ハイブリッドだろうか。

これは現在のハイブリッドカーの電池容量を増やして,電気だけで数十km走ることができるようにしたもの。電池は家庭用のコンセントから(プラグインで)充電できるようになっている。通勤や買い物に使う程度なら,往復で10〜20kmも走れば充分で,その程度ならエンジンを使わずにモーターだけで走ることができる。帰ってきたらコンセントにつないで,夜のうちに充電するわけだ。

完全な電気自動車と違って,エンジンも積んでいるので途中でバッテリーが切れて動けなくなる心配もない。さらに,充電で使う電気代はガソリンを買うよりもはるかに安いし,電化プランで深夜電力が割引になればさらにオトク。余っている深夜電力を使ってもらうことで昼夜の負荷が平均化され,原発を造る口実もできて電力会社もハッピーという,すばらしい技術だ。

課題としては,今までより余計に電池を積まなくてはいけないので,スペースも必要だし重くなるし高くなる。インフラ面として,例えばマンションや月極駐車場に停めている場合はコンセントがない。

まあインフラの話をするなら,まずは渋滞をなんとかした方がいい。あのノロノロ運転の車が全部エアコンをかけている上,通勤時はワンボックスに一人乗車だったりするのだから,渋滞によるエネルギーの無駄は計り知れない。

自家用車以外に交通手段のない勤め先は別として,少なくとも役所や学校などの公共施設にお勤めの公務員は公共交通機関での通勤を義務付けるべきではないか(そういうところには必ずバス路線があるはずなので)。民間企業でも鉄道やバス,自転車・徒歩通勤の社員に「環境手当て」を出すとか。企業のCO2排出の削減量に社員の自家用車通勤削減分がカウントされるとなれば,効果も見込めるのでは。

2007年09月24日

●キューブ ウィンカー故障

キューブのウィンカー(方向指示器)が故障だ。

右折待ちでウィンカーを出していたら,いつのまにか「カッチ,カッチ」という例の音と点滅が止まっている。何かの拍子でレバーが戻ったのかと思い,確認したがレバーは倒れたままだ。

それっきり,しばらくその症状は出なかったのだが,再び同じ症状になって,徐々に発生する頻度が高くなってきた。ウィンカーの不調は整備不良でキップを切られるだけでなく,運行上合図ができないというのは極めて危険である(手信号というのもあるはずだが,周りが理解できなければ意味がないだろう),ということで即修理だ。

かんな氏に「(店で)症状が出ないと言われても,『危険だから』とねばるように」と言い含めてディーラーに行ってもらった。すると,予想に反してあっさり修理に応じてもらえた。

どうやら「フラッシャIC」(?)とかいう部品が変色していたとかで,それを交換してもらったようである。しかも部品代も工賃も無料。しかし,修理明細はなく口頭での説明のみで,消耗品でもない部品なのにヤケに用意がいいあたりがちょっとアヤシイ。まあタダで治れば文句はないが。

キューブも走行距離7万キロを超えて,ぽつぽつ不調が出てきそうな感じだろうか。ハイオク指定のエンジンだがレギュラしか入れていないし,洗車もスタンドの機械で水洗いを月に一度程度。ディーラーでの半年毎のオイル交換と点検は欠かさずやってもらっているが,今まで乗った中では一番車歴が長くなってしまったので,未知の領域である。

ちなみに燃費は街乗り11km/L,長距離だと14〜16km/Lというところ。いまどきのコンパクトカーと比べたらちょっと悪いカモ。

【2009.1.30追記】私の場合はたまたま無料で修理してもらえましたが,同様の故障が必ず無料で修理してもらえるわけではないと思います。本記事を参考に修理等を依頼される場合は,くれぐれも自己責任でお願いいたします。

2007年01月26日

●球切れとカー用品店

愛車キューブのヘッドライトが片方消えている。球切れは2年ぶりくらいか。

早速近所の黄色い帽子のカー用品店でH4のバルブを物色する。しかしやたらと色温度の高い高効率バルブばかりが並んでいて,純正グレードのバルブがない。いや,よく見たら一種類だけ置いてあるが2個買うと3千円もする。

こんなに高いハズはないので,何度も棚を上から下まで確認してみたが,3,000円より安いバルブがひとつも無い。これでカー用品専門店を名乗るのはちょっと問題ではないか。かんな氏(旧Kinoppy氏;最近ハンドルネームを変えた)曰く「ここはクルマにお金をかけたい人が来る店だから,これでいいのでは」。なるほど。

そういわれてみれば,パジェロに乗っていた頃のWebmasterもこの手の高効率バルブで6千円とか7千円するものを嬉々として買っていた記憶がある。子供やペットを可愛がるのと一緒で,クルマが趣味の人はよろこんで金を出すわけだからここの商売も充分成り立つわけだ。

いままでキューブに付けていたバルブはホームセンタで500円で売られていた処分品で,かなり色温度が高い(白い)バルブだった。しかし一度濃霧の中でこの白いライトが乱反射してまったく前が見えず恐ろしい思いをしてから,ライトはちょっと黄色がかった純正の色がいいと思い直したWebmasterである。

キューブには出来るだけ金をかけない方針なので,もっと安いバルブを探してホームセンタに行ってみる。するとどうだろう。並んでいるのはやはり白色の高効率バルブが多いが,値段は軒並みカー用品店の1/3である。その中から,色温度が低めの1,200円のバルブを選んでみた。

駐車場で早速交換してみると,いい具合に黄色がかった落ち着いた色で,満足な買い物が出来たと思う。車の部品を買うときは,まずはホームセンタ,次にディーラー,最後にカー用品店と回るのが正解かもしれない。

2007年01月12日

●キューブ車検で代車はマーチ

愛車キューブ(AZ10)の2度目の車検である。ベルト類など交換部品がけっこうあって費用がかさんでしまった。普段自分ではメンテナンスなど一切やらないので,お金で安全を買うというか,ディーラにお布施を納めるつもりで任せている。

代車は現行型のマーチ(AK12)。車格はほとんど変わらないので,車幅感覚などの違和感はほとんどない。キューブはシャコタンでサスもヘタっているので,それに比べればマーチはフワフワした乗り心地だ。インテリジェントキーはなかなか便利かもしれない。うちは玄関もRFIDカードなので,車がインテリジェントキーになればカギ束をポケットから出す必要はなくなる。

いっそのこと,体のどこかにRFIDチップを埋め込んでしまってSUICAとかクレジットカード機能も全部持たせたらどうか。カギをなくしたり盗難の心配も不要だし,本人確認も楽になると思う。技術的には現在でも飼い犬に迷子札の代わりにチップを埋め込む手術は普通に行われているので,難しいことはないはずだ。停電のときはちょっと困るが。

現行型のマーチに乗ってみて,新車に買い換えたいという気分になるかな,とちょっと思ったが,WebmasterもKinoppy氏もそんなことはなかった。むしろ「これならキューブが壊れるまで乗った方がいいね」という感じ。ローンを組んで買い換えたくなるような気になるクルマというのが今のところない。(ホビーとして運転してみたいクルマならあるが,趣味としては高価すぎる)

キューブの燃費は街乗りで11km/L程度,高速で16km/Lというところ。10km/Lを切ることはまずない。プレミアム(ハイオク)指定のエンジンだが,中古で買って以来一度もハイオクは入れたことがない。特に不具合はないようだし,ハイオクとレギュラの価格差分(10%)の燃費向上があるならハイオクを入れてもいいが,そんなに良くなるとはちょっと思えない。

エンジンルームは買ったときから何やら改造されていたが,どういった意図の改造なのかは不明。車検も普通に通っているので,たいした変更ではないのカモ。そもそもCVTで居住性・燃費重視のコンパクトカーのエンジンに手を入れても何も面白いことはないだろう。そのことに気付いて前オーナーは1年で手放したのかもしれない。

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【ご参考】キューブ1回目の車検

2006年11月06日

●直流を測る

バッテリーの状態を見るには電流を測ればいいというコメントを頂いた。これはつまり,負荷を取らない状態で電圧だけを測っても意味がなく,負荷をつないだ状態で電流を流せる力が残っているかどうかが重要ということだ。乾電池でも同じで,ほぼカラになった電池でもテスタを当てると1.5ボルトが出ていたりする。

電圧を測るのは比較的簡単で,バッテリーの場合なら電圧計(テスタ)のリードをバッテリーのプラスとマイナスの端子にそれぞれ当ててやれば良い。では回路の電流を測るにはどうするか。

学校の実験などで使った電流計は,回路に直列に挿入してやる必要がある。バッテリーだと端子から一旦ケーブルを外し,外したケーブルと端子の間に電流計を挟んで接続しなおしてやる。

手元に電圧計しかない場合は,外したケーブルと端子の間に抵抗を挿入し,この両端の電圧を測ることで間接的に電流を求めることができる。抵抗値がRオーム,電圧がVボルトなら,電流IはI=V÷Rである(オームの法則)。このとき,抵抗値は出来るだけ小さいものを使うのが普通だ。抵抗自身による電力消費と発熱の問題があるため。ちなみにこの抵抗のことをシャント抵抗と呼ぶ。

上に書いた方法はいずれも一旦バッテリーからケーブルを外し,測り終わったらまた元に戻してやる必要があるので手間がかかる。

回路には手をつけずに(端子からケーブルを外さずに)電流を測る方法としては,クランプ型の電流計というものがある。ドーナツ状の部品の一箇所が切れており,そこを開いて,測りたい電流が流れているケーブルをドーナツの穴に通してやる。いわゆる貫通型の変流器(CT)と答えると半分正解。CTは原理(電磁誘導)上交流でないと測定できないので,バッテリーの直流電流は測ることができない。直流を測ることの出来るクランプ型電流計は,ホール素子という半導体がドーナツの切れ目に入っていて,直流電流により発生する磁界を検出して電圧に変換することで計測する。

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2006年10月30日

●キューブバッテリーあがり再び

またしてもキューブのバッテリーあがりだ。前回書いた後にも,じつは再度バッテリーがあがってJAFを呼び,そのときに覚悟を決めて高価な大容量バッテリーに交換したのである。それから9ヶ月ほどで3度目のバッテリーあがりとなった。

状況としては,週末車に乗って,駐車場に一週間放置してまた週末に乗ろうとするとバッテリーがあがっている,というもの。集中ドアロックも動かないし,セルはピクリとも回らない。完全に干上がった状態である。前兆は特になく,一週間前に乗ったときもセルの回りが渋いとか,そういうことはなかった。

今回もJAFの対応は迅速で,20時頃のロードサービス要請であったが15分ほどで到着。ただし正規隊員(?)ではなく,契約業者らしい。ポータブルの緊急スターター(小型バッテリーにブースターケーブルが付いたモノ)を干上がったバッテリーに接続し,セルを回せば一発始動である。そのまましばらくアイドリングして,念のために1時間ほどドライブして応急処置は完了。

高かった大容量バッテリーはチェッカー機能付きで,ボタンを押すとLEDの色でバッテリーの健全性が判るというモノ。応急処置の後はグリーン(良好)になっていたが,果たして本当に当てになるのだろうか???

バッテリーあがりの原因はなんだろう。度重なる事態に懲りて,ライトの消し忘れや半ドアはチェックするようにしている。確かに車に乗る頻度は少ない。週末に郊外のホームセンタに出かけるか,完全にレジャーで乗る程度で,長距離と呼べるドライブはせいぜい月に1度くらい,多くは10〜20キロ程度の短距離利用である。しかし「サンデードライバー」という言葉があるくらいで,週末に短距離しか乗らない人だって大勢居るだろう。それでもバッテリーあがりが大問題になっているという話も聞かないし取説にも「週に3日以上乗ってください」なんて書いてない(と思う)。

状況から考えれば,カーナビ,カーステレオ等電装品の暗電流(待機電流)が週末の充電量を上回り,徐々に大容量バッテリーの残量を食いつぶしていってある日底を付いた,ということなのだと思う。バッテリーを買った用品店の見解も同じだが,なんだか釈然としない。

毎日,せめて数日おきに運転してやれば大丈夫なのかもしれないが,必要もないのにバッテリー充電のためだけにガソリンと時間を消費するのでは環境に優しくないし無駄である。JAFが使っているポータブルのスターターが手元にあれば今後再びバッテリーがあがったときにすぐ対応できるので,安いモノがないか探しているところだ。あるいは車から降りるときにバッテリー端子からケーブルを外してやる手もある。作業的に少し面倒なので,直列にスイッチを入れて運転席から操作できるようにするとか(危ないか?)。

日常で必要ないのなら自家用車は処分してレンタカーとタクシーで済むのではないか,という考え方もある。Kinoppy氏ともよくその話をするのだが,確かに税金や保険など,自家用車にはかなりの維持費がかかるので,例えば必要なときにタクシーを呼んだとしても自家用車を維持するよりも費用的には結果として安いと思う...思うのだが,やはり気分的な問題というのがあって,ホームセンターに出かけるのにいちいちタクシーを呼ぶのはためらわれるし,なかなか来ないバスを待つのも面倒だ。またちょっと思いついて早朝にドライブに出発するといった場合,レンタカーでは対応できない。リスクへの対処という意味では,先日もあったのだが台風などの悪天候で公共交通機関がマヒしたときに当てになるのは結局自家用車である。

公共交通機関ですべての用事に対応できる都心に住んでいるならともかく,田舎だと駅とスーパーが近い程度のロケーションではまだまだ自家用車に頼らざるを得ないというのが現実なのだろうか。

2006年06月24日

●クルマの馬力

自動車のパワーというのはすごい。今乗っている大衆向けコンパクトカーのキューブ(TA-AZ10)など,スポーツカーに比べれば屁のようなパワーしか出ないイメージであるが,それでもカタログ上は101ps(仏馬力)も出ることになっている。

まあこれは高いハイオクガソリンを入れて,実用域とはとても言えない6400rpmまでアクセルを踏んだときにこれに近い数値が出る(カタログ上は)という話で,実用的にはまあ,これの三分の一程度と考えて,だいたい30ps。それでも30psである。1ps(仏馬力)は0.735kWなので,約22kWだ。22ワットではなく,22キロワット

一般家庭で電力会社との契約が40Aの場合,そのお宅でめいっぱい電気を使うと4kWまで使えるということになる。テレビと冷蔵庫とエアコンと電子レンジとドライヤと洗濯機とパソコンと照明をいっぺんに点けて,ブレーカが落ちるギリギリまで使っても4kWあれば足りる。つまりキューブで発電機を回せば,5軒のお宅の全電力を賄うことが可能ということだ

そんな過剰とも言える性能を持った自動車を,Webmaster家ではレジャーのために維持しているのである。そう考えるとなんだか心苦しい。省エネだCO2削減だと叫ばれる昨今であるが,こういう事実はあまり宣伝されない。自動車が売れなくなっては困るからである。

ガソリン価格が高くなってきて,ハイブリッド車だとか燃料電池(FC)車だとか完全な電気自動車(EV)が注目されてきている。これらは出力をそのまま電力として取り出すことが可能なので,夜間などクルマを使わない時間帯にこれらを発電機として使うとか,大規模災害で停電したときの非常用電源として使うということがまじめに研究されていたりもする。

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2006年05月20日

●MB CLK Coupe

コンビニで見つけた食玩「Kitahara world car selection」。特に集めるつもりはないが,ブログのネタにひとつサンプリングしてみる。

入っていたのはメルセデスベンツCLK Coupe(2002-2005)。うーん,なんだかつまらない車を引いてしまった,というのが感想。メルセデスベンツは運転したことも乗せてもらった経験もない。

セルシオ(レクサス)に乗るくらいならベンツかな,という気はするがどうせ買えないし,買えるほど金があったとしてもたぶん買わないだろう。クーペだから1人か2人で乗る用途だろうが,それだったらもっと小さくて運転の楽しそうなクルマがいい。

高級車に詳しい友人のしんのすけさん,ベンツってどうですか?

監修の北原照久氏のコメント(抜粋)

ベンツなのに変な威圧感もないし,無理している感じもしない。なによりCLKはエレガントだよね。

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2005年05月03日

●バッテリーあがりとJAF

久々の長距離運転である。予定の出発時間通りに荷物を抱えて駐車場に行き,いつものようにリモコンで開錠操作をするが反応がない。リモコンの電池切れかと思ってキーで開錠してみたが,集中ドアロックが作動しない。この時点でかなりイヤな予感がした。キーを挿してエンジンを始動しようとしてみたが,愛車キューブはウンともスンともいわない。どうやらバッテリーあがりらしい。セルが回らないどころかセルフチェックのインジケータランプ類すら点灯しないので放電しきっているようだ。さて困った。Webmaster家の車は1台しかないし,一応ブースターケーブルは携行しているが,引っ越したばかりで救援を頼めるご近所さんもいない。こうなったらJAFを呼んでみるか。じつは長年JAFに会費を払っているが,幸運にも今まで一度も世話になったことがなかったのだ。#8139に電話すると丁寧なオペレータが出て,「10分から20分でお伺いします」と言う。ありがたい。ほどなくライトバンに乗ったJAF隊員の方が到着。テスタでバッテリを当たってみると3ボルトしか出ていないという。つまりスッカラカンということだ。灯火類はOFFになっていたし,ルームランプが点きっぱなしだった形跡もない。確かに最近は歩いて用事が足せる環境なので車に乗る頻度は減っているが,2,3日に一度は動かしている。チョイ乗りが多くて充電不足だったのだろうか。原因は特定できないが,JAF装備のバッテリーをケーブルでつないでとりあえず始動してもらった。これで少なくともエンジンをかけている間は大丈夫である。目的地までエンジンを切らずに走って充電したところ,再始動に成功したのでとりあえずオルタネータの故障ではなかったようだ。完全放電したバッテリーは交換が望ましいが,交換してからまだ1年経っていない品なのでもうしばらく様子を見ることにする。
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2005年01月17日

●キューブ車検完了

足回りを純正に戻して以来,バッテリーがヘタってきたので交換した程度で,すこぶる快調なキューブである。先日走行距離約52,000kmで初回の車検に出し,不具合の指摘もなく帰ってきた。次の車検年月を示すフロントウィンドウに貼るステッカーが小さくなっているのに今回初めて気が付く。こんなに小さいとチラっと見た程度では車検期限がいつなのか判別しにくいような気がするが,美観(デザイン)に配慮して欲しいというユーザーやメーカーの要望が強かったのだろうか。ナンバープレートも現在のデザインはヤボったいので欧米と同じ横長タイプへの切り替えを検討しているという話もあった気がするが,その後どうなったのだろう。