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2013年07月28日

●EOS6Dその後(3週間経過)

EOS6Dを購入して3週間経った。気になる点を少しずつ試しているところ。

【重さについて】
Kiss X2よりも200g重くなっている(680g)。部屋で猫を撮る分には気にならないが、カバンに入れて持ち歩くとなるとこの差がかなり効く。
元々カメラバッグも使わないし、レンズも一本だけ着けて持って出掛けることがほとんどなのだが、その最小限の荷物でも一眼レフは重い。
恒例のミラコスタ旅行には持って行きたいと考えているので、どの程度重さが許容できるか、近所の公園をカメラをカバン(ショルダーバッグ)に入れて歩いてみた。
EF40mm 2.8(130g)ならば、カバンも分厚くならずに済むし、重さもギリギリ許容範囲。それでも長時間は辛いかも。これが50mm 1.4(290g)になると途端にずっしりきてすぐに肩が痛くなる。
ということで肩に負担のかからない、ウエストポーチを買ってみた。これもカメラ用ではない。カメラ用というとクッションが入っていたり、交換レンズが入れられたりするがどうしてもかさばる。どうせレンズは1本勝負だし、クッションで保護するなんて気もない。ガンガン使ってなんぼの機械だと思っている。

EOS 6D

【動画について】
最近はプロも使っているというEOS Movie。デモを見ると確かに綺麗だが、コンデジと同じ感覚で猫の動画が撮れると思ったら大間違い。
大きいのがピントを自動で合わせ続ける機能がないこと。元々被写界深度が狭いので、動いているものを追いかけるとすぐにボケボケの動画になってしまう。
取説にも三脚にカメラを固定して、置きピンで撮れと書いてある。
いくつか猫を撮ってみたけれど、猫の躍動感のある動画をこのカメラで撮るのは無理だ。

コンデジ風に撮ってみた手持ち動画。すぐにピンボケになる。

三脚を使った場合。ビデオ用ではないので雲台がスムーズに動かずみっともないチルトになってしまっている。

【ファインダーについて】
元々メガネをかけていることもあって、ファインダーを見ながらマニュアルフォーカスでピントを合わせるのは苦手だった。特にKiss X2のファインダーはピントの山が掴みにくく、ライブビューを使わないとMFはほとんど不可能だった。
6Dでは多少ピントの山は掴みやすくなっているとは思うのだが、一発でピシっと合わせるのはやっぱり困難。マウントアダプターでオールドレンズを使う場合や、MFレンズを使う場合はライブビューが前提になると思う。スプリットイメージやマイクロプリズムの交換ファインダーがあったら良いのに(社外品ならあるようですね。気になるな...)

Kiss X2用に買ったEOS-M42マウントアダプタで,SuperTakumar 1:1.8/55を着けて撮った写真。ピントはライブビューで合わせた。
Pete
EOS 6D / SuperTakumar 1:1.8/55 (EOS-M42 Mount adapter)

2013年07月10日

●EOS Kiss X2その後(EOS 6DとEF 40mm F2.8 STMを購入)

デジタル一眼レフのEOS Kiss X2を買って4年半になる。最低5年は使うつもりだったけれど、たまにシャッターが切れなくなる不具合や、電源が入らない(前触れなく電池切れ?)症状が出るようになって、後継機を選定していた。

選定といっても小型軽量のフルサイズ機EOS 6Dが昨年発売されてからは、機種はほぼ確定していた(2012年末に書いた記事)。Amazonで価格をワッチしていたら、昨年末に一度150000円まで下がって以降はまた価格が上昇して、ずっと下がらなかった。それが最近また年末のレベルまで下がってきたということで、購入に踏み切った。

もっと安いKissや60D,7Dなどもあるけれど、APS-C機はKiss X2でたくさんというのが正直なところ。といって5D系は高いしデカいし重い。というわけで6Dはちょうど良かった。ちなみにAPSというのはAdvanced Photo Systemのことで、フィルム交換の際にベロを爪に引っ掛けたりという面倒な操作が不要のシステムのこと。短命だったがセンサーサイズを表す言葉として生き残った。

レンズ資産(というほどたいした資産ではないけれど、合計10万円分くらい)を無視してニコンに移る、という選択肢はカメラの更新のたびに考える。私の記憶ではちょっと前まではニコンが低画素数、高感度、キヤノンが高画素数、低感度という傾向だったと思い,それがあったのでニコンが魅力的に思えたことがあった。しかし6Dと比較されることの多いD600のスペックは、6Dよりも高画素数、低感度になってしまっている。いつからか関係が逆転したのだろうか?

室内の猫を撮ることがメインの使い方なので、常用ISOは高ければ高いほど助かる。逆に画素数は600万もあれば充分。実際、Kiss X2でも最高解像度で撮ったことはほとんどない。それでもフォトコンテストで賞も取れたし。

というわけで6Dに決めたのだが、フルサイズとしては軽いとはいえ、Kissに比べるとやっぱり重いのは事実なので、お出かけ用のレンズとしてEF史上初のパンケーキレンズEF 40mm F2.8 STMも一緒に購入。

EOS 6D

これからぼちぼち猫を撮って、高感度性能がどの程度有効なのか確認していきたい。このくらいのスペックならもう一生使い続けたい気もするけれど、そのうちまた壊れてしまうんだろうなぁ。昔みたいに一生ものの機械、とまでは言わないけれど、せめて大切に使えば20年くらいは持ってもらいたいものだ。レンズはすでにそのくらいの寿命はあるのだし。

Pete
Canon EOS 6D / EF 40mm F2.8 STM / 1/60 F2.8 ISO12800

Delta
Canon EOS 6D / EF 40mm F2.8 STM / 1/80 F2.8 ISO12800


2012年12月29日

●EOS Kiss X2その後(4年経過)

EOS Kiss X2のレンズキットを買って4年経った。

本当はこれまでの総シャッター数が取得できる機能があると良いのだが,そういうものはないので残してある写真ファイルから推定すると,50,000ショット程度だと思う。今年だけだと10,000ショットくらいかな。

Kiss X2のシャッターの耐久性は公表されていないけれど,おそらく5万回はエントリー機としてはかなり酷使した方かと思う。

去年はバッテリーが心配だと書いたが,どうやらシャッターの寿命が先に来そうだ。実は何度かミラーが戻らなくなったり,連写が止まらなくなる現象が出ている。電源を入れ直せば使えるので,まだしばらくは騙し騙し使えると思うけれど,そろそろ後継機選びを始めた方が良さそうだ。

サブ機としてコンパクトデジカメEX-ZR200も買ったけれど,やはり単なる記録用で,到底一眼レフの代替にはならないことがよくわかった。

今のところ後継候補として考えているのはEOS 6D。小型軽量,フルサイズ,常用ISO25600でボディの実勢価格は現時点で16万円台。とても手が届かない5D markIIIとかに比べればかなりリーズナブルになってきている。スペックはデジイチへの移行を考え始めた頃の理想にほぼ到達している感じ。ビックカメラで試写してみた感じも良く,もうちょっと値段が下がってきたら(もしくはKissX2が壊れたら)真剣に考えたい。

最近のレンズではEF40mm F2.8 STMが気になっている。EF初のパンケーキレンズで軽くて小さいのが魅力。とにかく歳とともに重いカメラを持ち歩くのがしんどくなってきた。

Pete and Kanna

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM


2012年12月01日

●今週見た景色 東京ディズニーシーとホテルミラコスタ

今年もバケーションパッケージで,メインは2時間半のガイドツアーと,ビッグバンドビートの鑑賞。体力がないのでできるだけ疲れないように,アトラクションは最小限とした。人気のトイストーリーマニアはパッケージのファストパスで遊ぶことができた。

昨年は大震災への配慮でシー開園10周年にも関わらずかなり簡素なクリスマスとなっていたけれど,今年は少し元に戻しつつあるようだった。昨年はツリーがなかった場所にツリーが戻っていたり,といったところで知ることができる。

業績好調なオリエンタルランドだが,コストに無頓着なわけではなくて,顧客満足度を下げないギリギリのところでコストを削っている。それは今まではホテル毎に専用品を作っていた小物(紙ナプキンや段ボール箱)をディズニーホテルで共通化したり,水のペットボトルもオリジナルからいろはすに変わったり,という感じだ。定点観測しているといろいろなことがわかってくる。

ミラコスタは通算11泊目。部屋はヴェネツィアンサイドの5F。ちょうど足場をかけて外装を補修している部分が良く見えた。

今回は初めて一眼レフを持って行かずに,コンデジのEX-ZR200だけにしてみた。ディズニーリゾートは人工的に「作られた景色」ではあるけれど,それだけに風景,ポートレイト,夜景,料理,屋外,室内,遠景,望遠などいろいろなシチュエーションの撮影を試すことができる。

明るい条件で低感度で風景を撮る程度なら,あまりアラは目立たないけれど,それ以外では画質や構図をどうこう言うのは厳しい感じ。とにかくノイズがひどいし,センサーが小さいので絞りの効果もほとんど出ない。ただ,記録という意味では手振れ補正や複数枚の合成などでとりあえず「写る」ので,その点は評価しても良いと思う。EOS Kiss X2に標準ズームだと,撮れないシーンはどう頑張っても撮れないので。あとはやっぱり軽くて良い。一眼レフを持って歩くのは肩が凝る。

ヴェネツィアンゴンドラ周辺
カラー・オブ・クリスマスヴェネツィアン・サイド スーペリアルームオチェーアノディナーコース
CASIO EX-ZR200

【その他の写真(Flickr)】

【参考記事】
2011年の様子
2010年の様子
2009年の様子
2008年の様子
2007年の様子
2006年の様子
2005年の様子
かんなさんのミラコスタウェディングページ

2012年10月06日

●写真ネタ 猫のピートがフォトコン受賞

いつもDPEやデジカメプリントを頼んでいる,近所のカメラ店主催のフォトコンテスト(ペット部門),09年に優秀賞10年に最優秀賞を続けて受賞して,昨年は何も取れなかった。

今年は私はペット部門はやめて,ファミリー部門で応募。しかし残念ながら選外であった。一方かんなさんはペット部門に応募して,見事に特別賞(1名)をゲットした。ペット部門の応募総数は575枚。賞品はコンパクトデジカメ。

ピートもデルタも相変わらずかわいいのだが,毎日同じようなことの繰り返しで,いちいちカメラを向けることも少なくなってしまい,年々応募作品を選ぶのが難しくなってきている。ペットの場合は特に,「さあフォトコン向けの写真を撮るぞ」と狙って撮れるというわけではないので,とにかくたくさん撮ってその中から選ぶしかない。また来年に向けてコツコツと撮っていきたいと思う。

賞品のコンパクトデジカメはキヤノンのPowerShot A2400IS。富士フィルムのプリントサービスをやっているお店なのでてっきり富士フィルム製品かなと思っていたがキヤノンだった。先日コンデジを買ったばかりで,何とも微妙なタイミングになってしまったけれど,せっかく頂いたので活用方法を考えたい。

Pete
Canon EOS Kiss X2 / EF50mmF1.4USM

【関連記事】
写真ネタ 猫のデルタがフォトコン受賞
写真ネタ ピートとデルタがフォトコン受賞
写真ネタ そらとぶねこフォトコン受賞

2012年08月29日

●EX-ZR200その後(ファーストインプレッション)

初めて買ったコンパクトデジカメのカシオHi-Speed EXILIM ZR200,荷物のある移動のときに使うつもりで買ったけれど,一番撮るのはやっぱり猫だろう。

小さい撮像素子と暗いレンズでは画質に期待はできないよ,とかんなさんには説明したけれど,そうは言ってもスペック上は常用ISOは3200までになっているし,EOS Kiss X2を買ってもう4年になるので,技術の進歩でけっこう写ったりして。という密かな期待もあった。

と思って買って帰ってきてまずは薄暗い室内で猫を写す。

Delta

EX-ZR200/f4.3/ISO800

うーん,まあ自分で言ったことだけど,やっぱりこんなもんか。という感じ。ISO感度は「上げて撮ることができる」というだけで,キレイに写るという意味ではなかった。そこそこ見られる画質はISO400までかな。

EOSで使い慣れている絞り優先AEは,コンデジではあまり意味がないかもしれない。開放と全絞りの二通りしか選べないし,開放にしてもセンサーが小さいのでほとんど背景がボケない。まあ余計な機能をサクっと無効にするという使い方としてはこれで良いのかも。

ベストショット(BS)というモードで,撮りたいシーンごとに適切な設定に自動的にしてくれる機能があり,そのシーンにぴったり合ったシチュエーションならば簡単で良いかもしれない。ペットを撮るモードもあるけれど,どうかなぁ。ちょっと撮っただけだと絞り優先AEとどう違うのかよくわからない。

前々から感じているのだが,1600万画素は必要ないと思う。取説には「ポスター印刷向け」だと書いてあるが,そんな大判プリントをコンデジユーザーがするだろうか?仮にポスターに出せたとして,とても満足のいく画質にはならないだろう。無駄にファイルが大きいし。ここは思い切って600万画素程度に抑えて,低ノイズ化なり高感度化に振った方が良い結果になるのでは。まあ今更「画素数を減らして高画質化しました」とは言いづらいのはわかるけれど…。

動画とハイスピードムービーも少しずつ試しているところ。屋内では光量不足がかなり厳しく,120fpsくらいが限度かな。でも面白い。デルタがピョンピョンジャンプしていた子猫の頃にこれがあったら面白かったと思う。蛍光灯だとフリッカが出てしまうので注意。電球型蛍光灯はインバータ点灯のような気がするけどチラツキが映る。

で,一番困っているのは画質ではなくてパソコン(Mac)へのデータ取り込み。元々EOS用のユーティリティを使っていて,これはそのままZR200のSDカードを挿したときにも動作するのだが,動画ファイルは無視される。カシオのユーティリティソフトはWindows用しか提供されないようだ。なので動画はFinderでフォルダを開いて手動でコピーしている。

かんなさんの方はWindows7で,ValueStarに付属してきた写真ユーティリティを使ってみたところ,取り込みの途中でフリーズしてしまった。PCメーカーの純正アプリがOSを巻き込んで固まるのはマズいだろう。

とまあ,ちょっと不満の多い記事になってしまったけれど,売りである「サクサク感」は評判通りと思うし,今後クセを理解してしまえば便利に使えるだろう。

Delta

EX-ZR200/f4.3/ISO640

2012年08月19日

●夏休みの買い物(コンパクトデジカメ)

アマチュア無線を始めてから,出掛けるときの荷物が増えてしまって,小型軽量のEOS Kiss X2ですら持ち歩くことが厳しくなった。

しかし移動先で写真を撮りたい場合もあり,携帯電話(S002)のカメラではさすがに厳しいこともあって,コンパクトデジカメが必要かな,と思うようになった。

コンパクトカメラというのはフィルム時代から含めてもこれまで買ったことがない。リコーのGR1を買う一歩手前までいったことはあるが,そのときは冷静に考えて使う場面が思いつかなかったので見送った。

ということでコンパクトデジカメを選ぶにあたって真っ先に思い浮かんだのはデジタル版GRのGR Digitalであるが,値段を見て断念した。一眼レフからの買い替えならともかく,サブ機にこの値段は出せない。

予算はせいぜい2万円というところ。この値段では大型撮像素子も明るいレンズも選べないので,画質よりも機能が面白いものを選びたい。どっちにしろ画質優先のときはEOSを使うことになる。

EOS選びのときにも書いたことだが,デジカメに望むのは「フィルムカメラでは不可能な撮影」だ。それは超高感度であったり,超高速連写ということになる。超高感度は一眼レフデジカメの高級機でないと実用にならないが,高速連写ならカシオの機種でできるものがあった気がする。

ということで候補に挙げたのが,Hi-Speed EXILIMシリーズ。秒間30コマの高速連写,最高1000fpsのハイスピードムービーなど,面白そうな機能がある。起動時間やシャッターラグが短いのも良い。元々光学系ではカメラメーカーと勝負にならないので,機能的に尖ったモデルで訴求する作戦なのだろう。

予算的にはZR15,ZR20,ZR200あたり。水戸のビックカメラでカタログをもらい,カフェでお茶を飲みながらじっくり選ぶ。夏休みのレジャーとしても良い感じ。

ZR20は新しいモデルで,HSナイトショットはすごいと思ったが,連写した画像を重ね合わせる擬似超高感度であって,例えば暗い部屋で動いている猫を撮る,というようなシーンには使えない。それならばマニュアルモードダイアルの付いているZR200の方がいいかな,ということで決定。

使い勝手や画質についてはまた後日。

Delta


2011年12月31日

●写真って楽しいねっ〜2011年総括〜

2011年,やはり311の東日本大震災のインパクトは大きかった。幸い我が家は人的・猫的な被害はなかったし,マンションは揺れがひどくて家財はずいぶんダメになったが,住むところがなくなったわけではない。インフラが復旧するまで2週間に及ぶかんなさんの実家での避難生活も大変ではあったがとにかく家族がみな無事だったことを感謝したい。当時の日記を読み返すと,なかなか生々しい。給水車に3時間並んだこと,わずかしか品物のないスーパーに入店するのに2時間並んだこと,福島原発の状態を注視しつついざというときに逃げるためのガソリンを温存して徒歩で行動したこと,10日間シャワーも浴びられなかったこと,一日に何度も沢に水汲みに通ったこと…。できればもう二度と経験せずに済ませたいものだ。

我が家の被災状況

震災後も余震が続き,9ヶ月以上経った現在でも1日か2日に一回くらいは体感できる揺れがある。そんな状況なので狭い部屋の中は備蓄の水や食料品などが所狭しと並び,倒れたり落ちて危険なものはすべて撤去するか床置きにしてあり,とても人様にお見せできる状態ではない。こんな体制をいつまで続ければいいのか,難しいところだ。

原発事故の放射線だが,2011年の12月現在で,事故前の5倍くらいの値(0.14uSv/hくらい)で推移している。ちなみに5月は0.2uSv/hくらいだった。

震災以外の話題としては,iPod touchを買って日記(プライベートな方)をEvernoteに移行したこと盆栽を買ったこと,かんなさんのパソコン更新,そしてアマチュア無線の免許(3アマ)を取って無線局を開局したことなどがあった。

アコースティックギターの弾き語りは現在ほとんど教室には通っておらず,コードを忘れない程度に気が向いたときにちょっと弾くくらい。アコギは手軽な楽器ではあるが,本当に忙しいとやはり手が付かない。ただ,来年も発表会だけは出ようと思うので,何か課題曲を考えなければいけない。

猫のピートは6歳デルタは4歳になった。猫のネタはいちいち書いていないけれど,それは安定した日常ということで幸せなことだ。写真はアメブロの方に載せている。

読書は淡々と文庫新刊SFを読んだり再読したり。

【SF】
スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選(山岸真編)
さよならペンギン(大西科学)
ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成<S>(大森望編)
アンブロークンアロー戦闘妖精・雪風(神林長平)
青い星まで飛んでいけ(小川一水)
地球移動作戦(上・下)(山本弘)
天獄と地国(小林泰三)
天冥の標IV: 機械じかけの子息たち(小川一水)
ねじまき少女(上・下)(P.バチガルピ)
あなたのための物語(長谷敏司)
結晶銀河 ー年刊日本SF傑作選ー(大森望・日下三蔵 編)
プランク・ダイヴ(G.イーガン)
ZOKURANGER(森博嗣)
究極のドグマ―穂瑞沙羅華の課外活動(機本伸司)
冷たい方程式(T.ゴドウィン他)
天冥の標V 羊と猿と百掬の銀河(小川一水)

【ミステリ】
黒猫の三角(森博嗣) 再読
人形式モナリザ(森博嗣) 再読
月は幽咽のデバイス(森博嗣) 再読
夢・出逢い・魔性(森博嗣) 再読
魔剣天翔(森博嗣) 再読
恋恋蓮歩の演習(森博嗣) 再読
六人の超音波科学者(森博嗣) 再読
キラレ×キラレ(森博嗣)
捩れ屋敷の利鈍(森博嗣) 再読
赤緑黒白(森博嗣) 再読
工学部・水柿助教授の日常(森博嗣)

【その他】
吾輩は猫である(夏目漱石) 電子ブック

【ご参考】
2010年総括
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2011年12月29日

●EOS Kiss X2その後(3年経過)

EOS Kiss X2のレンズキットを買って3年経った。かんなさんも少し飽きてきたのか猫たちを撮る機会も減って,たぶん今年は5000ショットも撮っていないと思う。

あまり使用頻度が低いと新しいカメラに買い換える動機も弱い。まあ不満は高感度が出来ないことくらいなので,たぶんこのまま壊れるまで使うことになるだろう。

心配なのはバッテリーだが,今のところ純正バッテリーも互換バッテリーも入手は容易なようなので,もしヘタってきたらバッテリーだけ買い換えれば良いだろう。

カメラ関係で最近買ったものといえばクローズアップレンズくらい。やっぱりデジタルで誰でも簡単手軽にキレイな写真が撮れるようになっちゃうと,趣味としてはあまり魅力を感じなくなるのかもしれない。

Delta

Canon EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

2011年10月10日

●週末見た景色 群馬

恒例の群馬板倉。今年はハンディトランシーバのVX-7で144/430MHz帯をワッチしながら,常磐道〜北関東道〜東北道を走った。

北関東道で栃木に入ったあたりから144MHz帯の交信が増え始め,不確実だが埼玉からのコールも聞こえてきた。関東平野はアマチュア無線には適したロケーションなのかもしれない。

お世話になる親戚のお宅は,渡良瀬川の土手の近くで,河川敷を利用した板倉滑空場がある。ここでは週末になるとグライダーが離着陸しており,それを眺めているだけでも楽しめる。

無動力のグライダーは,動力付きの軽飛行機(曳航機)とワイヤーで結ばれて,引っ張られて離陸し,上空でワイヤーを外して滑空に入る。着陸はやり直しの効かない一発勝負だが,ふわりと上手に降りていたのが印象的だった。

板倉滑空場

VX-7の広帯域受信モードで板倉フライトサービスの周波数をワッチしながらのんびりとグライダーを眺めていた。無線では風の状況や,曳航機の高度などが交信されていた。

板倉滑空場

この辺では写真のような避雷針付きのアンテナタワーが多くのお宅にあり,こんなのがあればアマチュア無線のアンテナを設置するのも簡単かもしれない。

群馬の家のアンテナタワー

群馬旅行板倉滑空場群馬旅行

写真はすべてEOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 IS

参考リンク
2010年の様子
2009年の様子

2011年08月11日

●夏休みの買物 クローズアップレンズ

カメラ関係の買物はマウントアダプターだとかおもちゃ二眼レフだとか,安物ばかり続いている。高い器材を使ってみたいという欲求も昔はあったけれど,安物の器材でフォトコンを受賞したりして,結局は被写体と腕だなと悟ってからはほとんどカメラに物欲を刺激されることもなくなった。

それでもマクロレンズは気になっていた。接写ばかりは腕でカバーというわけにもいかず,どうしても器材が必要となる。

しかしマクロレンズは高い。というか交換レンズは全般的に高い。なんとか一眼レフカメラは買ったものの,レンズが買えずにキットレンズだけで頑張っている方も多いのではないだろうか。

幸い私は独身時代に無理して買ったEF50mmf1.4USMという資産があるので単焦点も楽しむことができるが,このレンズは最短撮影距離45cmで最大撮影倍率は0.15倍と全然寄れない。

そこで気軽に接写が楽しめるクローズアップレンズはどうだろうと考えた。実はクローズアップレンズを着けたときの撮影倍率だとか詳しいことはよく知らなかった。それでもまあ,値段が安いので勉強も兼ねて買ってみることにした。

買ったのはキヤノンのClose-up Lens 250Dというもので,径は58mm。偶然だがEOS Kiss X2のキットレンズEF-S 18-55mmも,EF50mmf1.4もフィルタ径は58mmなのでどちらにも着けることができる。

まず,クローズアップレンズ250Dを装着した状態だと,被写体からレンズの距離がだいたい250mm以上離れるとピントが合わなくなる。つまり無限遠にしたときにピントが合うのが250mmということで,もちろんこれを着けたまま常用はできない。接写するとき専用ということ。

とりあえずベランダのフウセンカズラの花(直径5mmくらい)で試し撮りしてみたものを載せておく。撮影倍率などの用語については以前書いた記事を参照頂きたい。写真はすべてFlickrへのリンクで,リンク先でオリジナルサイズで見ることができる。

【EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS クローズアップレンズなし】
デジタルEOS専用のEF-Sレンズは,単体でもかなり接写性能が高く,25cm程度まで寄れる。最大撮影倍率は55mm端で0.34倍。
フウセンカズラ

【EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS クローズアップレンズ 250D装着】
クローズアップレンズを装着すると,10cmくらいまで寄れるようになって,撮影倍率は0.45倍。元々が0.34倍なので,それほど劇的な効果ではないように感じられる。
フウセンカズラ

【EF50mm F1.4 USM クローズアップレンズなし】
この単焦点レンズは最短撮影距離45cmで,最大撮影倍率は0.15倍なのでほとんど接写が効かない。
フウセンカズラ

【EF50mm F1.4 USM クローズアップレンズ 250D装着 f=4.5】
これにクローズアップレンズを着けるとけっこう接写が効くようになって,最大撮影倍率は0.35倍まで。
フウセンカズラ

クローズアップレンズを使うと,被写界深度がかなり浅くなるので,ピント合わせは結構難しい。AFは一応使えるが,取説にはピントは固定してカメラを前後させて合わせろと書いてある。参考までに,絞りを変えたときの写りもご紹介。f=1.4開放だとソフトフォーカスレンズみたいな描写になる。

【f=1.4開放】
フウセンカズラ

【f=2.8】
フウセンカズラ

【f=8】
フウセンカズラ

という具合で,感想としては値段の割になかなか使えて面白いというところ。最近そういう人は少ないだろうけれど,最短撮影距離の長いEFレンズしか持っていない場合には,簡易マクロとして充分使えるのではないだろうか。これ以上の例えば等倍まで欲しいという場合は,マクロレンズを買うしかない。

盆栽の苔


2011年06月27日

●iPod touchその後(半年経過)

第4世代のiPod touchを購入してそろそろ半年。毎日使っていて,便利で手放せないアイテムとなっている。

Wi-Fi環境でしかネットにつながらないという不便さは確かにあるけれど,その分維持費がかからないし,外付けキーボードで日記などを書く分には特に困らない。

この半年間,日記は会社や出先での空き時間にiPod touchにREUDOの折りたたみキーボードで書いて,あとからEvernoteにメールした上で,適宜修正したり月ごとにまとめるということをしてみた。

長文の入力自体は折りたたみキーボードの使い勝手が良いこともあって,ほとんど苦痛はない。多少日本語変換にクセがあるが,慣れればノートパソコンと変わらないスピードで書ける。フリックというのは結局試したことがないが,ツイッターにつぶやく程度ならQWERTY表示の画面キーボードでタッチ入力,それ以上の長文は折りたたみキーボードという使い方。

有料アプリはi文庫以外買っていないが,使いやすいスケジュールソフトがあったら買っても良いかな。iOSのカレンダーは最低限の機能しかなく,あまり見やすくない。ただ,もしかしたらiOS5になったら改善されるのかもしれない。

無料アプリは選べばそこそこ使えるものもありそう。面白いと思ったのは,微速度撮影動画ができるMotion Pictures。iPod touchのカメラは,カメラとしてはしょぼいけれど,こういう使い方をすると俄然面白くなる。Youtubeへのアップロードもパソコンより簡単。


2011年03月06日

●週末見た景色 偕楽園

偕楽園の梅まつり。露出計の調子が悪くなってから持ち出す機会も減ってしまったフィルムカメラのペンタSPだが,iPod touch用のフリーの露出計アプリというのを見つけたので,久々にフィルムを入れてみた。

露出計

アプリで出てくる露出はまあ参考程度ではあるけれど,ネガを使うならこの程度でも充分かもしれない。

園内の梅よりも,植木市の梅盆栽の方が気になってしまったりして...。

水戸の梅まつり
水戸の梅まつり水戸の梅まつり水戸の梅まつり

ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / Centuria400

参考記事:2年前の様子

2011年02月11日

●iPod touchその後(2週間経過)

iPod touch(第4世代)を買って2週間経った。

関連製品まで含めてけっこうな投資になったが,今のところ満足している。

まず,会社で書いていたプライベートな日記をすべてiPodのメモに切り替えた。このメモを帰宅後にEvernoteに送信して,Macで続きを書く。これでオン,オフ両方の日記をその都度記入することが可能だ。

会社での使い方だが,メモを取るときはイラストのような感じでモニタの下にiPodを置いて,折り畳みキーボードを手前に置く。これでパソコンでテキストを入力するのとほとんど変わらない感覚で長文を入力することができる。見た目もあまり目立たない。

ちなみにこのイラストはApp storeで無料でダウンロードしたiPod用のお絵描きアプリ(My Paint Free)で描いた。

iPodtouch使用環境

普段使う道具なので,キズやヨゴレは気にしないことにしているが,薄いのでホールド性を考えて,液晶保護フィルム付きのシリコンカバーを買った。安物だったのでフィルムを貼っても指紋がつきにくくなるような効果はないようだ。クリーニングクロスを職場にも置いて,割と頻繁に拭いている。このあたりはタッチパネル機器としては抜本的な改善が望まれる部分だ。

ダウンロードした有料アプリは,i文庫(450円)と,セール中で安くなっていた学研まんがサイエンス2巻(115円)。i文庫は青空文庫を読むことができるリーダで,最初から名作150冊が内蔵されている。出掛けるときにiPodだけ持っていけば,音楽を聴きながら古典の名作の読書を楽しめる。荷物が多いときには助かるだろう。

あとはオフラインでも辞書が見られると便利だと思うので,そのうち辞書アプリは買うかもしれない。

もちろんオンラインでこそ真価を発揮できるのは確かなので,ポケットWi-Fiがあれば便利だとは思う。この辺は田舎なので公衆無線LANスポットもほとんどないし。これはもう少し月額利用料が安くなったら検討したい。

カメラの性能は評判通り悪い。屋内や薄暗いところだとほとんど使い物にならないと考えて良いだろう。WiFiでどこにでもすぐアップできるのは便利だが,あくまでもメモ代わりと割り切るべき。

ピートとデルタ
デルタ
山文魚

HD動画の方はまだあまり撮っていないけれど,単体で編集(トリミング)とYoutubeへの投稿までできるのは便利かもしれない。


2010年12月31日

●写真ってたのしいねっ〜2010年総括〜

2010年といえばSF読みにとっては意義深かったけれど,現実にはこれと言って大きなトピックのなかった年だったかもしれない。カメラ店のフォトコンテストで最優秀賞をもらったのと,5年ぶりにパソコンを買い換えたのがうれしかったかな。

日常のネタはツィッターでつぶやくことが多くなって,ブログの更新が停滞するようになったのも今年の特徴。これはネット界全体に共通する話で,何年も更新を続けてきた日記やブログが今年からぱったり更新されなくなったという人を何人も見ている。これが一過性の現象なのか来年以降も継続するのか,さらに新しい何かが出てくるのか注目である。

アコースティックギターの弾き語りは継続して習っているが,2年目に入って多少音の違いが判るようになってきたというのか,弦やギターのパーツが気になった年でもあった。サドルを買って削ったりアンプを買ってピックアップを付けたりもした。ただこれは反省点でもあって,つい器材の方に興味がいってしまいがちになるのだが,いくら器材が充実しても腕が上がるわけではないので,演奏の練習に力を入れるべきだろう。

アメーバの猫写真ブログの方はとうとう惰性で今年も1年間毎日更新を続けてしまった。小さいサイズの写真をアップするようにしているので,無料の2GBを使い切るまでには50年くらいかかる計算である。忙しかったり旅行中でも毎日更新できるのは,事前に公開する日時を指定して記事を書いておける予約機能のおかげだ。

車(ポロ)のネタはあまり書いていないが,想像よりもトラブルが少ないためである。今後トラブルが増えてきたら記事にする機会が増えるかもしれない。(できれば増えないでもらいたいが)

読書も文庫新刊SFは低調で,なんだか最近はアンソロジーばかり出て食傷気味。商売的に売りやすいのだろうか?唯一の収穫は小川一水の「天冥の標」シリーズで,まあこのシリーズが始まったことだけでも2010年は価値があったかも。

【SF】
NOVA1(大森望 責任編集)
ZOKU(森博嗣) 再読
メシアの処方箋(機本伸司)
虐殺器官(伊藤計劃)
Self-Reference ENGINE(円城塔)
ラギッド・ガール(飛浩隆)
ゼロ年代SF傑作選(SFマガジン編集部編)
天冥の標<1> メニー・メニー・シープ(上・下)(小川一水)
天冥の標II 救世群(小川一水)
微睡みのセフィロト(冲方丁)
アードマン連結体(N.クレス)
機龍警察(月村了衛)
地球最後の野良猫(J.ブレイク)
パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動(機本伸司)
MM9(山本弘)
NOVA2(大森望 責任編集)
天冥の標 3 アウレーリア一統(小川一水)
スペースプローブ(機本伸司)
量子回廊—年刊日本SF傑作選(大森望,日下三蔵[編])
アリスへの決別(山本弘)
神狩り2 リッパー(山田正紀)
天体の回転について(小林泰三)
ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (大森望編)
ディアスポラ(G.イーガン) 再読
ハーモニー(伊藤計劃)

【ミステリ】
Φは壊れたね(森博嗣) 再読
θは遊んでくれたよ(森博嗣) 再読
τになるまで待って(森博嗣) 再読
すべてがFになる(森博嗣) 再読
冷たい密室と博士たち(森博嗣) 再読
λに歯がない(森博嗣)
そして二人だけになった(森博嗣) 再読
笑わない数学者(森博嗣) 再読
詩的私的ジャック(森博嗣) 再読
封印再度(森博嗣) 再読
ηなのに夢のよう(森博嗣)
ゾラ・一撃・さようなら(森博嗣)
幻惑の死と使途(森博嗣) 再読
夏のレプリカ(森博嗣) 再読
今はもうない(森博嗣) 再読
イナイ×イナイ(森博嗣)
数奇にして模型(森博嗣) 再読
有限と微小のパン(森博嗣) 再読

【ご参考】
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2010年12月29日

●EOS Kiss X2その後(2年経過)

EOS Kiss X2のレンズキットを買って2年経った。1年目よりも撮影ペースは落ちて,総撮影枚数は2万ショットくらい。

入門用機種ということでシャッターなどの耐久性が心配だったが,今のところ不調はない。

相変わらず猫の写真ばかり撮っているが,今年は小さなカメラ店のフォトコンテストで最優秀賞を頂戴することができた。このときの画質はいつも通りミドル(600万画素)で,JPEGで撮りっぱなし(後画像処理なし)のデータを2Lにプリントしたものを応募した。やはりデジカメと言えども画像処理前提ではなく,撮る時点でどんな写真にするかイメージできるかどうかがポイントだと思う。この辺はフィルムのペンタSPでかなり鍛えられた。

バッテリーも特にヘタってきたという感じはしないが,まだ半分くらい残量表示があるのに,電源を切って置いておいたら一晩で完全放電していて,「あれ?電源が入らない。故障か?」と慌てたことが何度かあった。充電したら復活したし,発生頻度は低いので放置している。

フォーカスは中心に固定だし,モードダイヤルもAv(絞り優先AE)に固定していて,いじるのは絞りとたまに露出補正をする程度。ISOはほとんどオートだが,猫を撮るときは明るくてもシャッター速度が欲しいのでISO800固定にするときもある。

不満はとにかく今どきのカメラと比べてISO感度が全然上げられない(オートだと800まで。手動で1600)ということに尽きる。これも何度も書いているが,猫が一番かわいいのは暗いところで目が丸くなった状態で,これを撮るには感度を上げる以外に方法がない。静物ならシャッターを遅くすれば良い話だが猫は動き回るし,明るいレンズを使うにも限度がある(被写界深度の問題もあるし)。外付けストロボを天井バウンスで使えば写せることは写せるが,より自然な感じを出すにはできればノーフラッシュで撮りたい。

ということで,次に買い換えるときには高感度性能を重視しようと決めている。600万画素でも最優秀賞がとれたということで,高画素は不要だと証明できたと思う。ちなみにフォトコンの展示は四つ切りだった。

ピート

Canon EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

2010年11月27日

●今週見た景色 東京ディズニーシーとホテルミラコスタ

今年は普通に部屋だけ予約して,プールで過ごす時間を多めに取り,アトラクションは待ち時間ゼロで乗れる刺激の少ないものだけ。

ミラコスタ宿泊は通算9泊目。昨年はテルメヴェネチア(スパ&プール)が改装工事中で入ることができなかった。どんな風に変わっているのか楽しみにしていたが,特に変わった様子はない。キャストに聞いてみたら改装というか,サウナのボイラの修理だったそうな。

プールに限らず,ホテルとホテルから見えるパーク内は365日24時間稼働なのでメンテが大変なんですとおっしゃっていた。例えばある程度の大きさの施設になると,定期的に受電設備の点検のために全停電が必要になるが,ディズニーシーとミラコスタには現在閉園日がないので,点検は短時間の部分停電を時間を選んで行っているのだそうだ。興味深いお話がいろいろ聞けそうだったが,魔法が解けるといけないのでそれ以上は聞かないことにした。

部屋は屋外プールに面した1Fで,専用の庭に出られるタイプ。夜中のパークの様子を見たりはできないので,初めての方は面白くないと思うが,部屋の天井が高くて,部屋数が少ないので静かだし,庭の雰囲気も良い感じなので,リピータにはオススメ。

今年から部屋のアメニティーグッズのデザインが変更になり,テレビが液晶に変わっている。

夜のショーはお休み中で,来年4月からの新しいショーに向けて工事が進んでいる。これでもショーの休止期間が最短になるようにギリギリの工程を組んでいるんですと,7年前に挙式をコーディネートしてくれた担当の方(現在は宴会係)が話していた。うっかり工程とか聞いて魔法が解けそうになった

来年はディズニーシー開園10周年ということで,今から楽しみだが,あまり混雑すると大変だなぁ。そういえば毎年このクリスマス前の時期に行っているが,今年は飾り付けがパーク内,ホテル内ともに例年より簡素だったように思う。これも来年に向けた伏線なのだろうか?

パーク
お部屋チャペルディナープール

EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 IS

【参考記事】
2009年の様子
2008年の様子
2007年の様子
2006年の様子
2005年の様子
かんなさんのミラコスタウェディングページ

2010年10月08日

●写真ネタ 猫のデルタがフォトコン受賞

いつもDPEやデジカメプリントを頼んでいる,近所のカメラ店主催のフォトコンテスト(ペット部門),昨年は運良く優秀賞を頂いたので,今年も応募した。

「前回優秀賞をもらっちゃったので今回はダメかな?」「でもリベンジして最優秀賞も狙いたい」といろいろ思いつつ,写真を選んだ。

そして今回は見事,最優秀賞(1名)をゲットすることができた。応募総数がどのくらいだったかまだわからない(前回は1000くらい)が,ありがたいことである。賞品はディズニーチケット4名様分。

1人10枚まで応募できるということで,昨年の受賞傾向を踏まえて,狙いを変えた3枚を応募。ピートは今までに何度も賞を頂いているので,今回はデルタを受賞させたいと思って全部デルタの写真にした。

1枚目はかんなさんとデルタのツーショット。昨年の最優秀賞は女の子とわんこのツーショット写真だったので,それを意識した

2枚目はデルタが日なたぼっこしながら寝ている写真(これが受賞)。画質を重視。

3枚目はクリスマスツリーをバックにしたデルタ。季節ネタ。

1枚目は構図やモデルは良かったのだが,暗かったのでやや手ぶれ。3枚目は個人的には気に入っていたのだが,やはり暗いところで撮ったので少し眠たい画質になってしまった。2枚目は明るいところで撮ったのでジャスピン,手ぶれなし,露出もバッチリ決まって,デルタのふわっと感が良く表現できたという点で評価されたのだろう。

まあカメラ屋さんのフォトコンなので,いくら面白いネタでも,写真として破綻していると選ばれないということがわかった。展示は4つ切りなので,引き延ばしに耐える画質は最低限必要ということだ。これから賞を狙おうという方は参考にしていただきたい。

ちなみに器材は2年前の初心者向け一眼レフEOS Kiss X2と,フィルム時代に買ったEF50mm f1.4である。最低限の器材でも,被写体と腕が良ければ良い写真は撮れるということだ。ちょっとエラそうだが,最優秀賞を取ったのは事実なのでこのくらい言っても良いだろう。

デルタ 2010フォトコン応募

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

【関連記事】
写真ネタ ピートとデルタがフォトコン受賞
写真ネタ そらとぶねこフォトコン受賞

2010年05月22日

●アジア象データベースに写真掲載

友達しか読まないmixiの日記や,せいぜい日本人しか読まないブログではなく,世界中からアクセスされるFlickrやYoutubeに写真や動画をアップしていると,ときどき面白いことが起きる。

先日,知らないドイツの人(そもそもドイツ人に知り合いなんていないけど)からメールが来て,「あなたがアップしたかみね動物園の写真を見ました。私は世界のアジア象のデータベースを作ってるんですが,もしできたら今度かみね動物園に行ったときに象の写真を撮ってきてくれませんか?」というようなことが英語で書いてあった。

「私は日本語がわからないので英語で失礼します」と,ドイツ語で書いてこないあたりはなかなか偉い。

で,機械翻訳と貧困な英語能力を駆使して「近々また行くからそのとき象の写真撮ってくる」と返事を書いて,「ありがとうよろしく」みたいなやり取りがあって,先日久々に動物園に行って象の写真を撮ってきた。

それをFlickrにアップしてあげたら,読むのが大変なくらい丁寧なお返事が来て,私の撮った写真はアジア象データベースに掲載された。

メールをもらうまでまったく興味がなかったが,このデータベースはなかなかたいした仕事で,私のpoorなEnglish skillではこの方がどのような経緯でデータベースを作るに至ったかは定かでないものの,一見の価値はあると思う。

参考リンク:Asian Elephant

かみね動物園の象:Kamine Zoo

2010年01月17日

●2010年初方針

当ブログでは種々雑多なネタを取り扱っており,タイトルと内容がマッチしないことも多くご迷惑をおかけしている。年初にあたり,各カテゴリ別に少し状況を整理しておきたい。

【写真部門】
EOS Kiss X2を買ってからは,新しいカメラの動向などはチェックしていない。今年も猫写真をメインに撮っていく方針で,たまに気が向いたらフィルムカメラ(ペンタSP,学研二眼レフ)で遊びたいと考えている。安いフィルムスキャナが出ていてちょっと食指が動いたが,冷静に考えてそんなにバンバン黒白フィルムを自家現像(ダークレス)するか疑問だったので,今のところ保留にしている。

【猫部門】
記事で紹介するのを忘れていたが,木工工作を少しやって猫ケージをグレードアップした。これはデルタが家族になってから2年越しの懸案だったので,ちょっとすっきりしている。理想を言えば作り付けの大型ケージ(というか猫部屋)が欲しいところだが,狭いマンションではなかなか難しい。かんな氏の猫ブログは更新が遅いので,猫たちの近況についてはソウヘイ航宙記の方を見てもらいたい。

【読書部門】
読書はこの1年くらい少し悩んでいる。SFの新刊で「これはぜひ読みたい」と思うものがほとんどないのだ。これは自分の嗜好が変わってきたのか,出版の傾向が変わってきたのか,まだ判断できないでいる。新刊の情報はハヤカワとAmazonから送られてくるメルマガを参考にしているが,その3行ほどの紹介記事だけで,なんだか読んでも仕方がないような気がしてしまうわけだ。「なんでも読んでやろう」という気力が衰えたのは認めるけれど,出版の傾向としてもソフトな冒険モノばかりで,バリバリのハードSFって最近少なくないですか?
ミステリの方も森博嗣氏が表舞台から降りてしまって文庫新刊のペースが落ちているので,今年も再読や図書館の利用が増えそうな気がする。
とはいえ,読書そのものはやめられない(移動中や空き時間に活字が読めないと落ち着かない)ので,何らかの本は常に読み続けると思う。

【音楽・楽器部門】
2年目に入ったギター教室通いがどうなるかが自分でも注目である。こういうものは始めたばかりの頃は上達が目に見えて楽しい。それが1年も経つと弾ける曲は増えているが,練習量に比較して上達のペースは遅くなるし,ちょっとサボるとすぐに弾けなくなる。モチベーションを維持し続けられるかどうかがポイントだろう。

【技術・工作部門】
猫部門のところに書いたように,猫ケージの改造をするのに木工をやった。これは大型のホームセンタで材料を買って,そのホームセンタ内にある工作室を借りて行ったもので,使うときに名前を書けば利用料はタダである。大雑把な切断は1カット50円で大型の切断機(?)でお願いして,その後は工作室で自分でやる。曲線のカットは電動ジグソーを使い,切断面と角の仕上げは電動サンダーでやった。ジグソーなんて久しぶりに使ったが,さほど精度を気にしないのなら糸鋸よりも速いし便利。
旋盤とフライス以外の電動/手動工具はたいてい揃っているので,ここを使えばたいていの木工はいけるんじゃないだろうか。自宅も汚れないし。
ということで,今年もまた何か思いついたら自作するかもしれない。

【車部門】
昨年末にキューブからポロに乗り換えたので,たまにポロ関係の記事を書きたいと思う。といっても改造とかをするつもりはないので,燃費とかトラブル関係のネタくらいしか書くことがないかも。

【パソコン・ネット部門】
長期計画では今年末にWebmasterのPowerBookG4のリプレースとなっている(購入後5年経過)。今のところMacにするかWindowsにするか決めていないし,本当に買い替えられるかどうかも直前にならないと判断できないだろう。

ピート

EOS Kiss X2 / EF50mm F1.4 USM

2009年12月31日

●写真って楽しいねっ2009年総括

2009年,何といっても大きなトピックはアコースティックギター弾き語りの教室(先生つきのクラブ)に通い始めたことだろう。上達のペースはゆっくりだが,なんとか1年間挫折せずに続けることができた。これに関連してかんな氏自分用のギターの購入や,音の比較の記事が多くなった。ブログのビジターも比較的ギター関係のキーワード検索で来る方が多いようで,多少なりとも参考になっていれば幸いである。

ギターを始めたのと引き換えに,フルートはすっかりサボりモードになってしまった。たまに音を出してみると,あっという間にくちびるが疲れて吹けなくなってしまうし,音も安定しない。今のところギターとフルートを両方とも練習する余裕はとてもないので,フルートはまだしばらくお休みすることになりそう。

5月には実験的な試みとして,アメーバブログの方に猫写真をメインにした軽いノリのブログを作った。1記事あたり写真1枚,本文1行として,1日1回以上の更新を目標とした。ケータイのメールによる更新が可能という利便性もあり,今のところ7ヶ月間毎日更新のペースを維持している。写真ってblogの長文がうざったい向きにはオススメである。が,いつまで続けるかは微妙なところ。

写真関係のトピックとしては,昨年末にEOS Kiss X2を買ってフィルムのEOS2台を処分したことなどがあった。逆に学研二眼レフカメラを作ってフィルムカメラが増えたりもした。Kiss X2で撮ったピートとデルタの写真がフォトコンテストで優秀賞を取ったことも素直に喜びたい。

車をキューブからポロに乗り換えたが,ポロについて独立したコンテンツを設ける計画は今のところない。何かあればこのブログで紹介していくつもり。

読書の方は興味を引くSFの新刊が最近あまりないので,再読が増えている。図書館でアガサクリスティーを借りて読んだりもするようになった。

【SF】
時間封鎖(R.C.ウィルスン)
虚構機関—年刊日本SF傑作選(大森望,日下三蔵[編])
万物理論(G.イーガン)(再読)
シュレディンガーのチョコパフェ(山本弘)
祈りの海(G.イーガン)(再読)
デカルトの密室(瀬名秀明)
フリーランチの時代(小川一水)
反逆者の月3ー皇子と皇女ー(D.ウェーバー)
スカイ・イクリプス(森博嗣)
ウォー・ゲーム(D.ビショフ)(再読)
ディアスポラ(G.イーガン)(再読)
神は沈黙せず(山本弘)
第九の日(瀬名秀明)
闇が落ちる前に、もう一度(山本弘)
アイの物語(山本弘)
無限記憶(R.C.ウィルスン)
超弦領域—年刊日本SF傑作選(大森望,日下三蔵[編])
レインボーズ・エンド(V.ヴィンジ)
犬は勘定に入れません—あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎(C.ウィリス)
猫語の教科書(P.ギャリコ)
サマーウォーズ(岩井恭平)
順列都市(G.イーガン)(再読)

【ミステリ】
どきどきフェノメノン(森博嗣)
探偵伯爵と僕(森博嗣)
レタス・フライ(森博嗣)
オリエント急行の殺人(A.クリスティー)
そして誰もいなくなった(A.クリスティー)
牧師館の殺人(A.クリスティー)
ハロウィーン・パーティ(A.クリスティー)
予告殺人(A.クリスティー)
εに誓って(森博嗣)

【ノンフィクション】
フェルマーの最終定理(S.シン)
暗号解読(S.シン)
脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ (V.S.ラマチャンドラン)

【ご参考】
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2009年12月30日

●EOS Kiss X2その後(1年経過)

昨年末にAmazonでEOS Kiss X2のレンズキットを買って1年経った。

最初の頃は毎日100コマ(ショット)以上撮っていたが,さすがにその後は落ち着いて,1年間で14,000ショット。

USBの外付けHDDを買って容量的に余裕ができたので,画質はミドル(600万画素)のJPEGで撮っている。これで1枚あたり1.5〜2MBくらいのサイズ。

使い方は1年経ってそこそこ慣れてきたと思うけれど,まだとっさにAEロックだとかISOの変更ができない。せめてサブダイヤル付きで露出補正くらいはダイレクトに操作できた方が良かったかも。ちなみにKiss X2の露出補正は,露出補正ボタンを押しながらメインダイヤルを回す。

レンズはキットに付いてきたEF-S 18-55mmと,元々持っていたEF50mmF1.4の2本くらいしか使わない。50mmはノーフラッシュで室内で撮りたいときがメインだが,画角が80mm相当になってしまうのでちょっと不便。できれば50mmは50mmとして使いたい。EF-S 18-55mmは手ぶれ補正付きだけれど,室内で猫を撮るときは結局被写体ぶれしてしまうので外付けストロボ(380EX)を天井バウンスさせて使っている。もっと高感度(ISO25600とか)まで性能が上がれば撮り方も変わってくるだろう。でもキヤノンは無意味な高画素化を推し進めるばかりでダメかな?先日フォトコンを受賞した写真は600万画素のJPEGで補正も何もしていないけれど,展示用に4つ切りに伸ばしてもまったく問題がなかった。1500万や2000万画素なんていつ必要なのだろう?

買う前に調べたときは,一眼デジカメはセンサにダストが付着してどうのこうのと言われていたけれど,今のところ気付くようなダスト付着はないようだ(撮影結果を見る限り)。電源を切るたびにセンサの自動クリーニングが行われるが,これが効いているのだろうか。

心配していた専用Li-ionバッテリーだが,1年程度では目に見えるような容量低下はなさそう。フル充電しておけば一泊くらいの旅行なら電池の心配はまったく要らなかった。ただ,経年による容量低下は避けられない問題なので,いずれバッテリーの購入が必要になるだろう。

デルタ

EOS Kiss X2 / EF50mm F1.4 USM

2009年11月09日

●学研二眼レフカメラ(フィルム3本目:コダックスーパーゴールド400)

フィルム3本目にしてようやく失敗なく撮りきることができた。(1本目:コマずれ2本目:巻戻し失敗)

1,2本目は手元に残っていたDNP Centuria 400という安いネガフィルムを使っていた。これはカメラ店の安売りフィルムの目玉で1本100円とかで売っていたもの。ペンタSP用にずいぶんたくさん買い込んだ。

色も気に入っていて安くて良かったのだが,残念ながら生産終了とのこと。あと1本手元に残っているけれど,使うのがもったいないな。

代わりの安いフィルムを探しにキタムラに行ってみたが,以前はDNPやAGFAの安売りフィルムが積んであったコーナーもデジカメ売場になってしまって,安いフィルムがぜんぜんない。仕方がないのでパッケージのデザイン変更で少しだけ値下がりしているコダックスーパーゴールド400の3本入りを購入。これで580円。

撮影結果が下の写真だが,よく写っているものの,色が素直すぎてあまりトイカメラっぽくない。もちろんそれはフィルムの性能が良いということなんだけれど,トイカメラには安物のフィルムの方が合うような気がする。

それにしても,ISO400,1/150秒,F11の固定露出でピーカンの屋外から明るい室内まですべてそれなりに写っているというのはすごくないだろうか。それだけネガフィルムのラチチュードが広いということだ。

今回はちょっと雲がかかっていたので,絞り板を外してみようかどうしようか悩んだのだが,結局はずさなかった。アナログカメラに慣れているとつい絞りを変えてみたくなってしまうが,このカメラは絞った状態でもピントが合うのは画面中央だけだし,開放(F5くらい?)で果たしてまともにピントが合うのかどうかわからない。でもちょっと気になるなぁ。

ピントといえばこのカメラ,ファインダに投影された像でピント合わせをするのが楽しいのだが,さすがにスクリーンが小さくてザラザラしているのでピントの山がつかみにくい。近くの被写体はまだなんとかなるが,1m以上〜無限遠まではかなり厳しい。ルーペがあればもう少し合わせやすいらしいのだが...

学研二眼レフで撮影
学研二眼レフで撮影学研二眼レフで撮影デルタ

Gakkenflex / Kodak SuperGold400 / FUJICOLOR CD

2009年11月07日

●学研二眼レフカメラ(圧着板改造とフィルム2本目)

学研二眼レフカメラ,1本目を撮ってフィルム送りに調整が必要だとわかったので,まずはその対策。これはフィルムの圧着が弱くてパーフォレーションがフィルムカウンタのスプロケットとうまく噛み合っていないのが原因。

そこで本誌26ページで紹介されている「フィルムの圧着を高める底上げワザ」の改造を施す。改造と言っても本誌表紙に使われている厚紙を切って裏フタに貼るだけ。

学研二眼レフカメラ フィルム圧着板改造

これでフィルム送りの精度が上がり,2本目のフィルムではきちんと24枚撮りフィルムで24枚撮ることができた。

調子に乗って撮っていたら,今度はフィルム巻戻しで大失敗。手応えが軽くなったな,と思って裏フタを開けたらまだ完全に巻き取れていなかった...。前半の8枚が露光してしまいオシャカである。巻戻し用のツマミが回しているうちに浮いてしまい,フィルムのツメから外れてしまって空回りしたのを「巻き取れた」と勘違いしたのが原因。あまりにも初歩的すぎて情けなくなってしまった。

ピントもなかなか思った通りに合わなくて,これは要調整なのか慣れなのか,難しいところ。多少ピンボケなのも味と思えばあまり気にもならないかもしれない。元々ピシっと撮るためのカメラではないし。

学研二眼レフで撮影
学研二眼レフで撮影学研二眼レフで撮影学研二眼レフで撮影

Gakkenflex / DNP centuria 400 / FUJICOLOR CD

2009年11月03日

●学研二眼レフカメラファーストショット

フィルムのセットは意外と簡単で,ちょっとクセのあるペンタSPよりもむしろ簡単なくらい。

ただ,フィルム送り時のストッパだとかフィルム枚数カウンタはないので,注意が必要。案の定,最初の1枚目でフィルム送りを忘れて二重露光してしまった。

学研二眼レフで撮影

これは自分の調整不足だと思うが,フィルム送りの目安となるカウンタがうまく回らず,一枚撮るたびにフィルムを送りすぎてしまって,盛大なコマずれが発生。24枚撮りフィルムなのに12枚しか写せなかった。

DPEに出すときは「トイカメラで撮ったので,コマずれがあるかもしれません」と店員に伝えてあげた方が親切かも。無料プリント系のサービスだと最悪断られる可能性もある。

F11,1/150秒なので,ISO400のフィルムでも室内では暗い。動かない被写体なら多重露光すればシャッタスピードを遅くするのと同じ効果がある。

デジタイズはL版プリントをEOS Kiss X2で接写した。(手抜き)

学研二眼レフで撮影
学研二眼レフで撮影学研二眼レフで撮影学研二眼レフで撮影

Gakkenflex / DNP Centuria 400

2009年11月02日

●今日の工作 大人の科学マガジン 二眼レフカメラ

学研大人の科学マガジンの付録は二眼レフカメラ。二眼レフカメラは触ったことがないので,ぜひサンプルしておかねば,と思って1ヶ月前から予約を入れていた。

「二眼」というのは撮影用レンズとファインダー用レンズ(画角・ピントの確認用)が別々にあるという意味で,「レフ」はレフレックス(reflex:反射)のことで,ファインダー用レンズに入った像を鏡で反射させてファインダーに結像し,それを見て画角やピントを合わせる。ファインダーは上部にあるので,腰で構えて上から覗き込んで撮るスタイルになる。

と,いうようなことも,今回作ってみて初めて知った。

最近はフィルムを使うトイカメラが密かなブームらしいけれど,この二眼レフカメラは価格(2,500円),面白さ(ピント合わせが必要)から見ても,優れているのではないだろうか。

工作を邪魔するピートとデルタ

組み立てはシャッタ機構のところで小さいバネを「ピーン」と飛ばさないように気をつければ,特に難しいところはなかったと思う。

大人の科学マガジン-二眼レフカメラ工作

レンズは撮影用,ファインダー用ともに1枚構成で,これで本当に撮れるのか?というシンプルなもの。撮影レンズの後ろに絞り板を入れた状態でF11,シャッタスピードは固定で1/150秒(正確さは期待できないが)。ピントは撮影用,ファインダー用のレンズがギアで連動して回るようになっていて,最短50cmから無限遠まで合うようになっている。

ファインダーのスクリーンに映った像はなかなか雰囲気があり,これだけでも結構楽しい。

大人の科学マガジン-二眼レフカメラ工作

撮影結果については次回。

かんなさん撮影中


2009年10月02日

●写真ネタ ピートとデルタがフォトコン受賞

いつもDPEやデジカメプリントを頼んでいる,近所のカメラ店主催のフォトコンテスト(ペット部門)に応募した写真が入選したと連絡があった。

スーパーの片隅にテナントとして入っている小さなチェーン店で,○○カメラと言いつつカメラは売っていないようなお店なので,「ピートとデルタをモデルにして最優秀賞が獲れなければウソ!」と言いながらかんな氏と写真を選んで出した。

しかし残念ながら最優秀賞(1名)には漏れて,優秀賞(5名)という結果だった。まだ最優秀賞の写真は拝見していないが,こんな小規模なフォトコンにも上級者が出しているのだろうか。かんな氏とのダブル受賞も狙っていたが,さすがに同じネコではダメだったか。

賞品はまだもらっていない。お店での展示が終わってからくれるらしい。最優秀賞以外はハナから狙っていなかったので,優秀賞の賞品がなんだったか覚えていない。ディズニーチケットだったかな?

ピートとデルタ

EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 IS

【関連記事】
デルタ そらとぶねこフォトコン受賞

2009年09月16日

●職場撮影の観察

普段は撮影禁止のWebmasterの職場だが,今日はプロカメラマンが入って撮影している。会社のホームページに載せる写真だそうで,見栄えのする若手社員がモデルになっている。

残念ながらモデルに選ばれなかったWebmasterは,仕方がないのでプロの機材の観察でもしよう。

フィルムの時代,この手の撮影ではメインとサブでカメラを2台ぶら下げて,同じアングルを2度撮るのが普通だった。フィルムが現像前に露光してしまうなどの万が一の事態を想定してのバックアップである。

それが今ではプロでもデジカメを使っていて,撮影後は液晶画面ですぐ確認できるのでカメラは1台である。

機材はEOS 5DmkIIに赤いラインのLレンズ(ズーム)だった。距離と画角からして標準ズームか。外付けストロボは天井バウンスで,これは事務室の天井が白いからだが,天井が高く暗い実験室ではどんなふうに撮っていたのか見ておけば良かった。

汚れ系の実験もある研究職なので,普段はみんな作業服を着ているのに,「作業服だと作業員みたいだから」という理由でモデルの社員はカジュアルに着替えての撮影。その方がリクルート受けはするだろうけれど,それってやや詐欺なのでは??

西山公園

2009年08月17日

●今日見ようとして見られなかった景色 ペルセウス座流星群

この夏休みの自由研究は夏の天文イベントの定番,ペルセウス座流星群の観察である。

自宅周辺では街灯りがあって星がよく見えないので,山の方の開けたポイントを教えてもらった。2年前によく見えた場所である。

15日の夜に一度観測を試みたのだが,残念ながら夕方から雲が広がってしまい断念。

今日は深夜1:30頃に起床して,天気は良さそうだったので2度目のチャレンジ。しかしポイントまでの道順を忘れて迷ってしまい時間をロス。撮影を始めたのが3:30頃で,バルブで数枚撮ったら空が明るくなり始めてしまった...。

あと一回くらいチャンスがあると良いのだけれど,生活リズムがおかしくなりそうである。

撮影は安物の三脚にEOS Kiss X2を固定,付属のキットレンズ(18-55mm)を広角側,開放にして,ピントを無限遠,マニュアル設定でシャッタースピードをバルブにして,写り方を確認しながら露出時間を調整した。ISO感度は400。

下の写真は数枚撮ったうちのひとつで,露出時間は76秒,レタッチソフトでレベルを調整したもの。
写っているのは北の空で,中央やや下にカシオペア座がある。周辺の星がブレて見えるのは,手ぶれではなくて日周運動のため。

これで何十枚も撮ればそのうち流星が撮れる...はずだったのだが...。

北の空(夏)

2009年07月05日

●Flickrその後(有料アカウント1年経過)

写真のストレージサービスFlickrの有料アカウント($24.95/1year)を取って1年経った。特に問題はなかったので,2年目の更新も済ませている。去年よりも円高なので支払額はちょっと安かった。

これまでにアップした写真は約3,000枚で,3/4くらいは公開しているが,一部プライベートな写真は家族のみ閲覧可としている。

その後外付けHDD(250GB)も買ったので,容量不足で困るということはないのだが,Flickrにアップするときにはタイトルやタグを付けて,失敗写真を除外することにしている。これでサーバには整理された状態で保存され,手元にはオリジナルのデータも残る。さらに写真用のHDDはかんな氏と2台運用して,同じデータをミラーしているので,個人データのバックアップとしては充分だろう。

閲覧数が多いのは下のデルタの写真。ピンボケで恥ずかしいのだが,これはEOS-M42マウントアダプターを使って初めて撮った写真ということで,この記事を読んでくださる方が多いのだと思う。

デルタ

あとはピートの子猫時代の写真とかデルタのあくび写真とかが,何かの拍子で閲覧数が多くなっていたりする。かんな氏のポートレイトも意外と(失礼)人気があるのだが,ポートレイトはなかなか難しくて,思ったように撮れないのであまり参考にならないかもしれない。

プロモデルの撮影会に参加されている方のブログなどを参考に,読者の皆様もたまには奥様や彼女の写真を撮ってあげたら喜ばれると思います。

花菖蒲とかんなさん

2009年06月23日

●EOS Kiss X2その後(半年経過)

デジタル一眼レフカメラEOS Kiss X2を買ってそろそろ半年。

撮影枚数は約1万枚で,レンズ1本付きキットの価格が5.3万円だったので,ランニングコストは5.3円/枚ということになるだろうか。もしも1万枚を24枚撮りフィルムで撮ってDPEに出したとしたら何十万円だな,とか考えてしまうのがフィルム世代の悲しいところ。

シャッタや各部接点の耐久性が不安だが,幸い今のところ不具合などは起きていない。たった半年で壊れないでしょう,と思う方もいるかもしれないが,フィルムで考えたら1週間に24枚撮り1本撮ったとして,1万枚撮るには8年かかる計算だ。EOSなどの電子制御一眼レフだったらとっくに寿命を迎えてもおかしくない。

撮影モードダイヤルはほとんど絞り優先AE(キヤノン表記では"Av")に固定している。ISO感度はオートのことが多い。いまだに悩むのが露出で,測光モードをどれに変えてもオートだと失敗することが多く,オートの写りを確認してから一段くらい補正をかけるという使い方をしている。先日のアジサイ花菖蒲も,カメラ任せ(評価測光)だと花が白トビしてしまった。スポット測光にしても良いのだが,ピントを合わせたあとに構図を変えると露出が変わってしまう。AEロックしろという話もあるけれど,シャッタ半押しを保持したままAEロックボタンを押して...なんていちいちやっていられない。

こだわる人はRAWで撮って一枚一枚現像処理するそうだが,よほどヒマがないと厳しいと思う。一回の撮影で100枚とか200枚とか撮って,いちいち仕上がりを見ながら補正するなんて,時間がもったいない。jpegで撮って余った時間で別のものを撮った方が良いのではないか。と,いうのは普段どうでもよい写真ばかり撮っているから出る意見なのかも。幸い(?)結婚式などのクリティカルなシチュエーションでの撮影はまだ依頼されない。

このカメラが壊れる頃には,どんなデジカメが登場しているだろうか。

デルタ

Canon EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

2009年06月21日

●週末見た景色 花菖蒲まつり〜西山の里〜

西山荘は何度か行っているが,花菖蒲の季節は今年がはじめて。ちょうど見頃で良かった。

ただ,花菖蒲というのはアップで撮ると「びろーん」とした感じだし,引いて撮るとゴチャゴチャするし,悩ましいところ。

西山荘の花菖蒲
西山荘の花菖蒲西山荘の花菖蒲西山荘の花菖蒲

Canon EOS Kiss X2 / EF-S18-55mm f3.5-5.6 IS

2009年06月20日

●週末見た景色 水戸あじさいまつり〜保和苑〜

保和苑(ほわえん)には初めて行ったが,ちょうどあじさいが見頃で,想像以上に広くていろんな種類のあじさいがあり,キレイだった。

あじさいは細部の構造が面白くて,こういうときは25cmまで寄れるキットレンズ(EF-S18-55mm)が便利。

保和苑のあじさい
保和苑のあじさい保和苑のあじさい保和苑のあじさい

Canon EOS Kiss X2 / EF-S18-55mm f3.5-5.6 IS

2009年05月18日

●中古電脳フィルムカメラの価値は

デジタル一眼レフカメラのEOS Kiss X2を買って,フィルム一眼レフのEOS5QDとEOS100pは出番がなくなった。

壊れているわけではないし,結婚式の写真を撮ってもらったりとそれなりに思い出のあるカメラではあるが,このまま収納の肥やしにしておくのも無駄だ。フィルムカメラは他界した父の形見でもあるペンタSPがあるわけだし,この際EOSは処分してしまおう。

ということで持ち込んだのは中古カメラも販売しているキタムラ。中古売場のフィルム機を見てみると,EOS5クラスで1.5万円くらいの値がつけられている。これなら買取価格は3千円くらいは期待できるのでは?と,査定が終わるのを待つ。

ちなみにこのカメラを買ったときはデジカメがこんなに急激に普及するなんて夢にも思っておらず,フィルム機をずっと使い続けるつもりだったので,元箱などは捨ててしまっていた(中古に出すことは考えなかった)。まあ,機械は完動品だし,問題ないだろう...と思ったのだが??

査定を終えた店員の表情は神妙である。そういえばせっかく電池も持参したのに,動作確認すらしていないのはなぜだ。

「お客様,申し訳ありませんがEOS100の方は(査定額は)ゼロでございます

うむ,ま,まあEOS100の方はエントリーモデルでもあるし,最初からあまり期待はしていない。

「そして,こちらのEOS5でございますが,付属のレンズも込みで300円になります」

さ,さんびゃくえん・・・。EOS一ケタ機の完動品が300円・・・。しかも,かろうじて今のデジカメでも使えるおまけレンズのEF35-80mmUSMが300円ということで,本体はやっぱりゼロということらしい。

「新しいデジカメを買う場合の下取り品ということでしたら,最低1000円で引き取っておりますが...」

今は新しいカメラを買うわけではないし...ということで,やや動揺したWebmasterはそのままカメラを持ってフラフラと帰ってきてしまった。

おそらく,元箱ありキズなしの最良の状態であればいくらかの値が付くと思われるが,ただ単に「完動品」というだけの電脳制御一眼レフの価値は完全にゼロということである。

「もっとずっと長く取っておけば価値が出る?」とかんな氏に聞かれたが,このタイプのカメラ(プラスチック外装,電脳制御,35mmフィルム)は期待できない。そもそも基板やシャッター周りの劣化で動態保存するのが困難だし,チープな外装はマニア受けしない。保管しておくならペンタSPのような金属・マニュアル制御のカメラの方だろう。

というわけで,どなたかフィルムカメラに興味がある方がおりましたら,EOS5+EF35-80mm F4-5.6 USMをセットで3,000円にてお譲りします(早い者勝ち,値引き交渉可)。今ならオマケとしてEOS100をお付けします。ハイテク視線入力AFです。いわゆるトイカメラなんかよりはずっとキレイに写ります。ポジだって撮れます。本物志向のお子様のおもちゃとしていかがでしょう?(転売目的はご遠慮ください)

※2009.5.19追記:お譲りしますと書いたところ,早速使いたいという申し出がありましたので,お譲りすることになりました。カメラもジャンク品として燃えないゴミになるよりは使ってもらった方が幸せだと思います。

EOS5QD

2009年04月26日

●今日見た景色 かみね動物園

タダ券をもらったので近所の動物園へ。ちょうどキリンの入園式をやっていた。

柵などがあって動物にはあまり近づけないので,こういうときは望遠側のレンズが欲しくなる。今回はめったに使わない高倍率ズームレンズ(TAMRON AF28-200mm Super F3.8-5.6)を引っ張り出した。これでもテレ端でやっと320mm相当(200×1.6)。今どきのレンズと比べると設計も古いし画質などは微妙かも(手ぶれ補正もないし)。しかし手持ちで一番長いのはこのレンズなので,こういう場合は活躍してもらおう。

かみね動物園
かみね動物園かみね動物園かみね動物園

EOS Kiss X2 / TAMRON AF28-200mm Super F3.8-5.6

2009年04月10日

●今日見た景色 熊野神社

気温も上がって桜はちょうど満開に。今夜は夜桜見物の渋滞が起きそう。

熊野神社の桜
熊野神社の桜熊野神社の桜熊野神社の桜とかんなさん

EOS Kiss X2 / EF-S18-55mm f3.5-5.6 IS

2009年04月03日

●今日見た景色 プレ夜桜

平和通りでは恒例の歩行者天国になっていて,週末は桜祭りだ。

桜の開花宣言は出ているものの,まだ一分咲きにも満たない1%咲きくらいだろうか。ここ2年ほどは満開と桜祭りがちょうどピッタリ合うという幸運が続いていたのだが,今年はちょっと開花が遅いようだ。

平和通りの桜
平和通りの桜平和通りの桜平和通りの桜

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

【ご参考】2008年の様子2007年の様子

2009年03月26日

●EOS Kiss X3の発表に思うこと

EOS Kiss X2を買って3ヶ月。後継機種のX3が発表された。スペックはだいたい予想通りだろうか。1500万画素,動画対応など。

動画と高感度は魅力的だけれど,もちろん買い替える余裕はない。次のカメラ買い替えはおそらくX2が壊れたときだろう。

毎年のようにスペックアップした道具が出て,わずか数年前の道具が陳腐化してしまう状態というのは,その分野を趣味としている人にとっては過酷だと思う。どうかするとその道具を使った作品(写真)よりも,道具の性能を追い求めることそのものが趣味になってしまったりする。少し前の自作パソコンブームなんかもそんな感じだろうか。

その点,アナログ楽器の世界は平和だ。もちろん高い道具(楽器)はあるけれど,それがわずか数年で陳腐化するようなことはない。むしろ古い方が評価が高い場合もある(ビンテージ楽器など)。一部には楽器を蒐集すること自体が趣味という人もいるだろうけれど,大部分の人にとって楽器はあくまでも道具であり,目的は道具を使って演奏すること,またそのスキルを磨くことだ。

デジカメやパソコンでも,最新機種・高スペックを追わなくなったら一人前だと思う。自分の目的に合わせて数ある道具の中から必要なものを取捨選択するには,それなりの経験が必要だからだ。先日キヤノンが提供している番組で,学生時代から写真をやっているという76歳のおじいさんが最新のデジカメで煙突を撮る,というのをやっていた。このレベルになると道具の差などはとっくに超越していて,まさに弘法筆を選ばずという感じで見事なものだった。

要するに何が言いたいかというと,新機種が出てとっても気になっているけれどお金がなくて買えませんというのは恥ずかしいからヘリクツをこねて物欲を誤摩化せないかな,ということだ。

デルタ日なたぼっこ

2009年03月12日

●カメラか腕か被写体かー子猫写真の破壊力ー

Flickrは有料会員になると容量や枚数は無制限になるので,最近の写真だけでなくピートの子猫時代の写真も少しずつアップしている。

ピートは生粋の(?)日本猫の雑種であるが,子猫時代の可愛さは国や人種を超越しているらしく,海外からも賞賛のコメントを頂いている。一部を紹介しよう。

Awww - look at those beautiful pink paws!
→海外にも肉球好きがいるようだ。

Beautiful! Such a sweet fur-baby!
→柔らかそうなモフモフ!という感じ?

This kitten is being intentionally cute!
→反則的な可愛さ,とか「わかってるね〜」とかそんな感じだろうか?

カメラがどうとかレンズがどうとか腕だレタッチだとか,詳しい人はいろいろ言うけれど,結局,写真は被写体がすべてということだ。

ピート子猫

【Flickrにアップした写真】
ピートの子猫写真
最近も含めたすべてのピート写真
デルタの写真

2009年02月28日

●今日見た景色 偕楽園

偕楽園の梅祭り。茨城に住んでずいぶん経つけれど,梅の季節に行ったのは初めて。

平時の偕楽園のガラガラ具合からすると信じられないほどの人出だったが,JRと路線バスを使ったので駐車場に困ることもなかった。

最近は本当にデジイチで撮っている人が増えた。以前は一眼レフなんて構えているだけでちょっと一般人とは違うぞ,という空気だったけれど,今はちょっとこだわっているアダルト層はLレンズ(赤帯)でキットレンズ組,社外レンズ(シグマ,タムロン)組との差別化をはかっているようだ。

今回持っていったのはフィルムEOS用にはじめて買った交換レンズのEF24-85mm f3.5-4.5 USM(1998年購入)。画角が1.6倍になるのでちょっと望遠よりのズーム域として使える。キットレンズと比べると手ぶれ補正が付いていないが,USMでAFが快適だし開放F値が明るい。

梅と好文亭
かんなさんと梅偕楽園の梅偕楽園の梅

Canon EOS Kiss X2 / EF24-85mm f3.5-4.5 USM

2009年02月07日

●EOS Kiss X2その後(2000ショット)

EOS Kiss X2購入から1ヶ月。連番のファイル名から推定すると約2000コマ撮ったことになる。

こんなことはデジカメが普及して以来,いろんなところで何度も繰り返し言われていることなので,何を今更,という感じだが,1ヶ月で2000コマってフィルムでは考えられない数字である。24枚撮りフィルムを83本買って現像とCD書き込みをしたら12万円。このペースで1年間撮ったら,なんと144万円。

フィルムカメラを使っていた頃(別に引退したわけではないけれど)は,旅行などで1回に数本撮ることはあっても,平均すればせいぜい1ヶ月に2本程度,年間で20本(480枚)も撮れば良い方だった(それでもランニングコスト3万円)。もちろんこれは趣味で写真を撮ってます,というにはかなり少ないけれど,時間も金もたっぷりある熟年趣味人とは身分が違う。何しろポジフィルムなんて24枚撮り1本で700円とか800円とかいう世界だ。それはもう大事に大事に冷蔵庫に保管して,カメラにセットした後はその日のスケジュールを頭に思い描いて,「ここで3枚,あそこで4枚,予備が5枚として...」と計算して撮るというまことにケチくさい撮影をしていた。AEBなんて機能は知っていても一度も使ったことがない。EOS5の連写機能なんて,まさに100円玉を連射しているような感覚なので,もっぱら空シャッタ(フィルム抜き)でその感触だけを味わっていた。

それに対してデジカメである。コンパクトデジカメやFinePixS5000クラスを使っていたときは,そもそも撮れる写真の品質がぜんぜん違ったので,いくらたくさん撮ったって,ペンタSPで撮った会心の1枚と比較することなんてできなかったし,意味もなかった。

それがデジタル一眼レフになって事情が変わってきた。感覚としては,コンデジを高画質化した,というよりも従来のフィルムカメラからフィルム枚数やランニングコストという制約をなくした,と言えばいいだろうか?フィルムのときは怖くてできなかったAEBや連写が好きなだけできるし,気に入らなければ何百枚でも撮り直しが効く。

ミクシィのEOS Kiss X2のコミュニティなどを眺めていると,「初心者です」と言いながらびっくりするくらいキレイな写真を撮っている人が多い。それはカメラの性能によるところももちろん大きいけれど,フィルム時代の先達が何十年もの時間と,数十万円分のフィルム代を費やし,コツコツと試行錯誤しながら磨いてきたスキルを,デジイチの初心者はわずか1ヶ月で数千ショットという恐るべきサイクルでトライアルアンドエラーにより獲得してしまうわけである。

フィルムカメラを買って写真の勉強をはじめたきっかけは,写真というのは奥の深い世界で,知識・スキル・コレクション性と,続けていくには良い趣味だと思ったからで,ホームページのタイトルもそんな気持ちから付けたものだった。今写真はデジタル一眼レフの普及でまさに「マスの時代」に突入した。「写真を撮る」ということの意味は「フィルムに像を焼き付ける」ことから「データをパソコンで編集する」ことに変化した。今後結晶化が進んでいく中で,古い趣味人はどう立ち回るのが幸せだろうか。

まあ答えのでない哲学的な話はともかく,切実な問題としてはミラーとシャッタの耐久性が気になっている。数万ショットなんて,フィルム時代には(プロは別として)まあ考える必要はなかったが,デジイチではあっという間である。ヘビーユースを想定した1D系ならともかく,初心者向けのKiss X2で果たして何枚持つのだろう。シャッタを切る頻度はフィルムカメラと比べて感覚的に数百倍に増えていると思うが,フォーカルプレーンシャッタの耐久性がフィルム時代から劇的に向上したという話は聞かない。5Dでミラーが吹っ飛ぶという話もあったが,フィルムのときは充分な強度と思われた仕様が,デジタルになってメーカの想定以上に酷使されているということではないだろうか?気になるところだ。

写真は珍しくRAWで撮ったもの。補正は色温度のみで,あとはカメラで設定したまま。

ピート

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM / 380EX

2009年02月01日

●EOS Kiss X2にM42マウントアダプタでSuper Takumarを着ける

インフルエンザで家にこもっている。体調はあまり良くないが,一日中寝ているわけにもいかず,起きている間は退屈だ。そうだ,こんなときは気になっていたマウントアダプタを試してみよう。

ということで,楽天のジャパンバッテリーの通販でEOS-M42マウントアダプタを購入。電子接点がないタイプなので2,000円と安い(下のアマゾンのリンクはハンザのもので,ちょっと高い)。精度がどうとか,気になる人もいると思うが,ちょっと試すならこんなのでも充分ではないだろうか。金曜の14時頃に発注して,翌日土曜の夕方にはポストに入っていた。

EOS-M42マウントアダプタ

モノは写真のような金属のワッカがひとつ。これでねじ込み式のM42マウントを,EOS用のEFマウントに変換することができる。

EOS-M42マウントアダプタ

ペンタSPに着いていたSuper Takumar 1:1.8/55に,マウントアダプタを取り付けたところ。

EOS-M42マウントアダプタ

普段EOS Kiss X2に着けて使っているEF50mm f1.4 USMと並べたところ。タクマーがずいぶん小さいけれど,金属の高密度感があってズシっと重い。下に付いているのは保護カバー。

EOS-M42マウントアダプタ

EOS Kiss X2に装着したところ。ちょっとアンバランスな感じ。

EOS-M42マウントアダプタ

さて撮影方法だが,このレンズの場合は自動絞り(オート)と手動絞り(マニュアル)の切り替えができる。絞りリングよりカメラ側にある自動絞り解除レバーがその切り替えで,下側に動かすとオート,上側にするとマニュアルになる。オートの時は絞りリングの位置に関係なく開放(f1.8)で,撮影時だけ自動的に絞り込まれる。マニュアルの時は常に絞りリングの設定に絞り込まれることになる。ちょっとややこしいけれど,この自動とか手動というのはペンタSPに着けたときに自動になるという話で,完全コンピュータ制御のEOSではもちろん自動絞りは働かない。

なのでどうするかというと,ピント合わせの時はオート(開放)にしておいて,その後マニュアルに切り替えて撮影,という手順になる。もちろん絞り込んだままピント合わせをしても良いけれど,レンズから入ってくる光量が減るのでファインダが暗くなる。

EOS-M42マウントアダプタ

EOS側の設定だが,必ずAv(絞り優先AE)か,M(マニュアル)にする。画面表示は写真のようになって,レンズ情報がもらえないので絞りは「F00」と表示され,変更もできない。当たり前だがオートフォーカスも動作しない。

ただし測光はちゃんと動作するので,Avモードにしてピントを手動で合わせ,絞りをマニュアルにして絞り込んでやると,そのときにレンズから入ってくる光に応じて適正露出となるようにシャッタスピードをEOSが決めてくれる。Mモードの場合は露出計の表示を見ながら手動でシャッタスピードを設定する。

あとはシャッターボタンを押せば写る。

デルタ

EOS Kiss X2 / SuperTakumar 1:1.8/55 (EOS-M42 Mount adapter)

とまあ,手順としてはそれほど難しくはない。普段絞り優先AEやマニュアルフォーカスを使ったことがある人なら,すぐできるだろう。

ただし,である。あらためて思い知らされたがEOS Kiss X2のファインダではマニュアルフォーカスが恐ろしく難しい。よっぽど明るくてエッジの立った被写体(文字とか)か,絞り込んで風景を撮るならともかく,1m以内に近づいて猫を撮るのは至難の業。「なんとなく合ったかな?」と思ってもボケボケばかりで,最初はアダプタが不良品なのかと疑ったくらいだ。

ライブビューで拡大すれば合わせることができるが,猫を撮るときにいちいち構図を決めて,画面を拡大して,ピントを微調整して...なんてやっているヒマはない。やはりEOS(というよりKiss系?)というのはオートフォーカスでの使用が大前提だな,というのを再確認。

確かにEOSのオートフォーカスは速いし優秀だけれど,それに頼らないとまともに撮れない,っていうのは趣味のカメラとしてはちょっと問題があるような気もする...。

まあ,せっかく買ったマウントアダプタなので,タクマーはもう少し遊んでやりたい。しかし,一言で言って「使い勝手がとても悪い」ので,ジャンクのロシアレンズなどを買い漁ることはないだろう(たぶん...)。同じマウントアダプタでも,電子接点付きでフォーカスエイド(合焦判定)が効くものだったら,それを頼りにできるかもしれない。が,そういう製品は1万円くらいする。

たぶんこの最新式のEOS本体よりも,40年前のタクマーレンズの方が長生きすることになるだろうな...。


2009年01月22日

●EOS Kiss X2その後(3週間経過)

EOS Kiss X2を買って3週間経った。そろそろ器材紹介のページを直さなくてはいけない。

まあ3週間程度ではシャッターを切っているだけで楽しくて,何か言えるほど使い込んでいるわけではない。なんとなくカメラの特性がわかってくるまでに1年くらいはかかるだろうか。レンズの特性はまた別なのでもっとかな。

スペックのことで不満はいろいろあるけれど,買う前からわかっていたことだし,「だからこんなカメラは使えない」というのでは後ろ向きすぎる。特性を理解した上でカメラの性能を引き出してやる方が良い。FinePix S5000もそうやって使ってきた。

今のところ,もっぱら300万画素(スモール)のJPEGで撮っている。あとで伸ばすかも,と思ったものをたまに600万画素(ミドル)で撮るくらい。ラージやRAWで撮るとパソコンへの転送にやたらと時間がかかってしまう(USB2.0)し,いちいちRAW現像するのも面倒くさいため。

撮り直しが効かず失敗写真が許されない状況なら,少しでも救える可能性があるRAWで撮っておく意味もあるけれど,JPEGでホワイトバランスや露出補正の効果を確認するのも大事なことだと思うし,失敗するのもまた楽しい。フィルムから入った人だとこの感覚がわかってもらえるかもしれないが,「あとで補正すればいい」という風にはなかなか考えられないのである。

エントリー機種のクセに,プレビュー(レンズを絞り込んで被写界深度を確認する)が簡単にできるのはエラいと思った。いまどきのデジイチなら当たり前?もっとも,どうせデジタルなんだからプレビューする手間で撮ってしまって確認しても良いわけだが...。

ライブビューの使用は相変わらず限定的である。ノーファインダ撮影(地面すれすれとか,頭の上からとか)のときはライブビューが使いたくなるが,AFがしょぼいのでピントがいい加減になってしまう。ある程度絞ってMFした方が間違いなさそう。

9点AFはコツがよくわからないので,普段は測距点を中央に固定している。F1.4開放付近だとピントが非常にシビアなので,中央で合わせて構図を変える(AFロックする)と厳密にはピントがずれる。しかし特に猫を撮るときにいちいち測距点をカチャカチャと選んでもいられないし,自動選択だと変なところに合焦したりして,なかなか思うようにはいかない。

測光方式もどれが一番使いやすいのかまだよくわからない。出荷時設定は評価測光だが,必ずしも最適の露出が得られている感じはしない。かといってスポット測光がいつもベストとも限らないし...。気になるのは絞り優先AEで撮っているときに,わずかな構図の違いでシャッタスピードがコロコロと変わること。意図せずに露出が変わってしまうのはちょっと困る。いちいちAEロックするのも面倒だし,ペンタSPの極めて大雑把な針式の露出計に慣れると,デジイチはちょっとセンシティブな感じがする。

外付けストロボ(380EX)のバウンスを多用しているが,オートホワイトバランスだと少し硬調(色温度が高め)な感じがして,できれば補正をしたいところだけど,この機種は色温度をマニュアルで補正できないし,ホワイトバランスの勉強をしないと何をどう変えていいのかよくわからない。かなり極端にアンバーに振るとそこそこ良い感じにはなるが...。

縁結び
カマキリの卵うさぎさん

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

2009年01月18日

●昨日の買物 MCプロテクタとデジタルオーディオプレイヤ

さて,水戸駅に新しくできた家電量販店Yはカメラ関係の品揃えもなかなか充実。ちょうどいいので付属レンズ(EF-S18-55mm f3.5-5.6 IS)用の保護フィルタ(MCプロテクタ)を購入。Φ58mmで1,400円くらい。本当はハンドストラップも欲しかったけれどグっと堪えた。

レンズプロテクタ

電車時間を待つ間に別の売場をうろついていたら,デジタルオーディオプレイヤのワゴンセールをやっている。かんな氏が気になる様子だ。見ると内蔵マイクでPCMステレオ録音可能,FMチューナ内蔵,カラー液晶で1GBというVictorのXA-C110が2,980円だ。3千円でPCM録音して遊べるなんてとんでもなく安いのでは?と思って購入。

何も買わないつもりで行ったのに,やっぱり衝動買いしてしまった...

オーディオプレイヤ


2009年01月14日

●2009年初方針

当ブログでは種々雑多なネタを取り扱っており,タイトルと内容がマッチしないことも多くご迷惑をおかけしている。年初に当たり,各カテゴリ別に少し状況を整理しておきたい。

【写真部門】
デジカメを新調したので,しばらくはこのネタが増えそうである。ただ,撮っているのは猫ばかりなので【猫部門】とカブることが多いと思われる。ペンタSPに関しては露出計が不調なこともあって,出番が減りそうな予感がしているが,安売りのフィルムを仕入れてある(DNPのCENTURIA)ので,遠出する機会があったら持っていきたい。お遊びとして,マウントアダプタを買ってペンタSPのレンズをEOS Kiss X2に付けるというのも構想している。ただし,くれぐれも「道具揃えの沼」にはまらぬように注意したい。

【猫部門】
カメラが新しくなってかんな氏が(今のところ)やる気を出しているので,最近の猫情報に関しては「にゃんこーず」の方を参照願いたい。こちらではFlickrにアップした大きなサイズの写真(基本的に補正・トリミングなし)を紹介するので,壁紙に使うなりカメラの作例として細部を確認するなりして活用してもらえたらと思う。ブログで紹介しなかった写真についてもPhotostreamの画面からすべて見ることができる。

【読書部門】
読書の傾向は昨年同様に,SF文庫新刊と再読,森博嗣氏の文庫新刊が出たら読む,ということで変わりない。読みたいと思っていた未読の古典や既刊はあらかた片付いた感があるので,もう少し幅を広げたいという思いもあるが,ベストセラーは読む気がしないし,マイナーな良書を知る手がかりも今のところないので,今までのWebmasterの読書歴から「こんなのがオススメ」というのがあったら教えていただけると助かる。ただし,「薦められたから読んだけどつまらなかった」という結論になっても怒らないでほしい。

【音楽・楽器部門】
新しい試みとしてギター教室に通い始めたので,どの程度続くか(あるいは挫折するか)が自分でも気になっている。フルートを習う予定は今年もない。時間と月謝の関係でフルートは敷居が高いため。あまり良くないとわかってはいるが,自己流で続けていくつもり。長期間ブランクが空かないように意識して吹くようにしたい。消耗品や道具揃えとは無縁という点でフルートは偉いと思う。置き場所も取らないし。

【技術・工作部門】
長期プランとしては,「快適な猫ケージの製作」というテーマがあるが,正月休み中にはコンセプトを詰めきれなかった。素人のスキルで中途半端なものを作ってしまうと美観を損ねるし,材料を調達してしまうと後戻りもできないので,なかなか踏み出せない。
キット工作ものは今までいくつか作ったが,財政難の折,「簡単に作れてちょっと遊んだらおしまい」という刹那的なものについては出来るだけ手を出さないようにしたい。

【車部門】
車検も通したし,追加出費を最小化しつつキューブを維持する,というのが車部門の最大の使命である。

【パソコン・ネット部門】
とりあえずかんな氏のWindowsパソコンだけは手当できたし,写真保存用の外付けHDDも買ったので,WebmasterのPC新調はまだ先延ばしできそうである。固定費としてはレンタルサーバの1,500円/年と,Flickrの$24.95/年がかかっている。回線費用はマンションの共益費に含まれている。

デルタ

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

2009年01月12日

●ライブビュー機能はオマケか?

またまたデジカメの話題で恐縮である。エキスパートの人は読み飛ばして欲しい.何せ生まれて初めてデジタル一眼レフに触ったので楽しくて仕方がないのだ。

EOS Kiss X2にもライブビュー機能(液晶画面に被写体を映しながら撮影する)が搭載されている。少し前までデジタル一眼レフは構造的にライブビューは困難とされており,昔と同じくファインダを覗きながら撮影して,液晶画面は設定値と撮影した写真の確認だけに使っていた。

最近の機種でも一眼レフの構造が変わったわけではないので,ライブビューの実装は無理矢理な感じがする。カタログには華々しく「ライブビューが出来ます」と書いてあるわりに,本体にはライブビューのボタンはなく,メニューの深いところにひっそりとあるだけだし,デフォルトでは使用しない設定になっている。取説にはライブビューを使うと本体が発熱するので長時間使うなとか脅し文句が書いてあったりして,なんだかなー,という感じ。

まあ確かに,軽量のKissシリーズといってもコンパクトデジカメよりはかなり重いので,腕を伸ばして液晶を見ながら撮影するのは大変だ。1、2枚ならともかく常用する気にはならない。

ただ,ファインダ中央部にマイクロプリズムがあるペンタSPや,ファインダ自体が大きく明るい高級機種(EOS一ケタ機)と比べると,KissX2はファインダが頼りないのも事実。Webmasterはメガネをかけているのでただでさえ不利だし,ちょっと薄暗かったりするとピント合わせがしにくくてイライラする。通常はオートフォーカスでも問題ないのだが,暗かったり,もふもふの猫が相手ではAFも完璧ではなく,測距点を中央固定にしてだいたい合わせた後はマニュアルで補正する必要がある。

そんなとき,ライブビューなら一部を拡大してピントの山を確認することもできるし使えるかな,と思ったのだが,操作性が悪くてほとんど使っていないというのが実態。取説にも書いてあるが,じっくり三脚に据えて花でも撮る場合には確かに便利かもしれない。長時間は発熱して使えないという問題はあるが...

ライブビューに関しては元々それに特化した機種の使い勝手とは比べ物にならない,というのが結論か。スチル撮影の補助というよりは,むしろライブビュー技術の延長線上にある動画機能への布石と考えるべきものかもしれない。

下の写真は日なたで毛繕いをするデルタ。非常にコントラストが高く難しい。こういうときはレフ板がほしい。自作してみようかな。

デルタの毛繕い

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

2009年01月07日

●EF-Sレンズのラインナップと自動化の弊害

デジカメの話題が続いてしまうが,不満点はあるにしても事前の想定範囲内であり,EOS Kiss X2は値段の割に良いカメラだと感じている。

カタログでEF-Sレンズを眺めているが,ラインナップはズームレンズばかりで,単焦点レンズはEF-S60mmF2.8マクロしかないようだ。単焦点が使いたい場合はフルサイズ用のレンズ(EF)に,APS-C機で使ったときの焦点距離が併記されていて,例えば50mm相当の標準レンズが欲しければEF35mmF2などを使えと書いてある。

古来「写真は50mmに始まり50mmに終わる」と言われている。WebmasterもフィルムEOSを買った当初は,なんでわざわざ不便な単焦点なんて買うのか意味がわからずに,ズームレンズばかり使っていた。

しかし,完全マニュアル機のペンタSP(レンズは55mm)を使うようになって,その意味がなんとなくわかった気がする。

ズームレンズは確かに便利だが,ズームリングをクルっと回して簡単に画角が変えられるので,脚を使わなくなる。単焦点だと思ったような画角を得るためには自分の脚で距離を調整するしかなく,一枚一枚に対する思い入れが違ってくる。

一度単焦点の画角を体が覚えるまで使ってから,地形や会場や荷物の制約でズームレンズを使う,というなら良いと思うが,せっかく一眼レフを買ったのにズームレンズしか使わないと,結局写真の面白さは一部しかわからない気がする。

同じことは各種オートモードにも言える。デジタルカメラではISO感度をはじめホワイトバランスやシャッタスピード,絞りなどはカメラが自動的に設定してくれる。ピント合わせもカメラがやってくれるので,撮影者は撮りたいものをフレームに入れてボタンを押すだけだ。

これだと状況によって各種パラメータが目まぐるしく変化してしまって,初心者には何がなんだかわからないだろう。ペンタSPでは,どんな色味が欲しいのかや,撮る場所の明るさによってフィルムを選ぶところから始まって,意図する構図(風景なのかポートレイトなのか)で絞りを決めて,露出を考えてシャッタスピードを決め,目的の場所にピントを合わせて撮る,という撮り方が強制されるので,各種パラメータの決め方にはすべて意味があることがわかるようになっている。当然失敗も多くなるが,たいてい何の選択を間違えたのかは自分でわかる。デジカメでオートで撮っていると「まあ失敗写真ではないけれど,なんとなく思ってた写りと違う」となったときに,果たしてそれはホワイトバランスが悪いのか,ISO感度なのか,絞りなのか,ピントなのか,それとも複数の要因の組合わせなのか,判断が付かない。

シャッターチャンスを逃さないように,カメラを取り出して1秒でも速くシャッタを切らなければいけないようなシチュエーションでは,フルオートは強力な武器になる。しかし,そうではない普通の撮影のときは,せめてホワイトバランス,ISO感度くらいは手動設定にして,絞り優先AEあたりで撮ってみてはいかがだろうか。ISO感度によるシャッタスピードの違い,露出補正の効果などが実感しやすいと思う。

...と書いてみて,なんか偉そうなことを書いているなぁ,と恥ずかしくなってしまった。新しいものに対して「昔はこんな苦労があった。今は便利になったけどつまらないよね」などと言いはじめたらもう歳だと思う。新しいものの良さを認められる柔軟性をいつまでも持ち続けたいものである。

ピートの毛繕い

2009年01月05日

●付属レンズのマクロ性能

EOS Kiss X2レンズキットの付属レンズはEF-S18-55mm f3.5-5.6 ISという標準域ズームで,35mm換算29-88mm相当になる。

使った人はわかると思うが,広角側はできれば15mm(24mm相当)までは欲しくなるし,望遠側はいまどきコンパクトデジカメだって5倍10倍ズームは当たり前なのに,55mmではたかだか3倍である。手ぶれ補正は付いているけれど,元が暗い(開放f値が大きい)し,この焦点距離だったら手ぶれ補正なしでも慣れた人なら1/15sくらいまで手持ちで撮れるので,それほどありがたくない。

ボディ単体とレンズキットの価格差が4,000円くらいだったので,実質4千円の「おまけレンズ」ならまあこんなもんかな,とあまり使う気もなかったのだが,ひとつ驚いたことがある。最短撮影距離(撮影倍率)だ。

なんとこのレンズ,安物のくせにズーム全域で25cmまで寄れる。最大撮影倍率は0.34倍だ。コンパクトデジカメに慣れている人ならマクロ機能でこの程度の性能は珍しくもないが,マクロレンズでもない普通の交換レンズでこの性能はちょっと驚異的ではないか?(大げさ?)。EFレンズのカタログを見ても,マクロ以外のレンズでは最短撮影距離45cm,最大撮影倍率0.15倍というのがほとんど。手元の50mmF1.4も24-85mmF3.5-4.5も同じである。

ちなみに撮影倍率というのは,被写体が画像センサ(フィルム)上に写るサイズを表していて,よく使われる例えとしては,100円玉(画像センサとほぼ同じ大きさ)を画面いっぱいに写すことができれば,撮影倍率は1倍(等倍)である。0.34倍だと,少し100円玉が小さくなって,画面に3個並ぶところまでしか拡大できず,0.15倍だと画面に約7個並ぶ程度の大きさまでしか拡大できないということだ。

撮影倍率

猫写真を撮っていると,かわいい各パーツ(鼻とか肉球とか)のアップを撮りたくなるものだが,そんなとき最大撮影倍率0.15倍と0.34倍の差はかなり大きい。マクロ性能だけでも,このおまけレンズを使う価値がある。写真は左が最大倍率0.15倍の50mmでめいっぱい寄った場合,右が同じく0.34倍の付属レンズでめいっぱい寄った場合。

ピートピートの肉球

付属レンズでもマクロ性能をそこそこ持たせることで,コンパクトデジカメから乗り換えて初めて一眼レフを触る層にも違和感がないように,というキヤノンの配慮なのだろうか。

何も知らずにコンパクトから乗り換えた人が,実際使ってみたら,マクロは寄れない,ズーム倍率は小さい,動画も撮れない,コンパクトデジカメではマクロも望遠も動画も全部一台でOKだったのに,一眼ではいちいち交換レンズを買わなくてはいけない。しかもどうかするとカメラ本体より交換レンズ1本の方が高い。「一眼レフなんてデカくて重くて高いだけで何も良いところがない」となる可能性は確かにあると思う。世のおとーさんたちは奥様にどう説明しているのだろう?

「いや,ボケがね」
「ボケてんのはあんたの頭でしょ」

みたいな...

ピート

2009年01月04日

●今日見た景色 古房地公園

EOS Kiss X2で初めての屋外撮影。今まで低機能のカメラを使っていたせいか,設定を変えると,次に撮るときに設定を戻すのを忘れてそのまま撮ってしまい失敗するケースが多い。撮影モードはほとんど絞り優先AEしか使わないが,ISO感度をオートにしたり手動にしたり,ピクチャースタイルを変えたり,というのをよく忘れる。

1枚目がレンズキットの付属レンズ,あと2枚は50mmF1.4。風景を撮るときはやっぱり広角側があった方が便利か。

EOS用m42マウントアダプターなんてのも2,000円くらいで売っているのか...。んー,これは気をつけないと沼にハマるなぁ。

古房地公園

EOS Kiss X2 / EF-S18-55mm f3.5-5.6 IS

古房地公園古房地公園

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

2009年01月03日

●年末の買物 デジタルカメラEOS Kiss X2

これまでの経緯:次期デジカメを考えるその1その2その3その4その5

ということで,Amazonの通販でEOS Kiss X2レンズキットを購入。注文を入れたのが12月30日の21時過ぎで,届いたのが翌日大晦日の19時頃(315円のお急ぎサービス利用)。たいしたものだ。

FinePixS5000は他界した父の形見で譲り受けたものだったので,デジタルカメラをお金を出して買ったのはおもちゃデジカメのix130以来7年ぶりになる。

EOS Kiss X2

レンズキットの付属レンズはEF-S 18-55mm F3.5-4.5 IS。35mm換算で28.8-88mm相当。USMではないが,今どきのデジカメには必須の手ぶれ補正機能が付いている。また,フィルムのEOS(EF-S非対応)には装着できないような構造になっている。KissX2本体が小型なので,この軽量おまけレンズでもかなり大きく見える。

EOS Kiss X2

液晶画面は3インチで,FinePixS5000の1.5インチ画面に慣れた身にはずいぶん大きく感じる。そういえばサブ電子ダイヤルがない。

EOS Kiss X2とEOS 100

フィルムのEOS100と並べてみたところ。だいたい同じような体格だが,KissX2の方が100gほど軽い。

EOS Kiss X2とスピードライト

部屋の中(特に夕方から夜)に猫を撮る場合は,この構成になりそう。レンズEF50mmF1.4USM+スピードライト380EXの組合わせ。

EOSシリーズといっても,フィルムで使っているボディ(100,5)と共通なのはレンズマウントくらいで,操作系はまったく別物。初心者向けの割に設定項目は多いし,慣れるまではしばらくかかりそう。

動画についてはもうしばらくFinePixS5000に頑張ってもらうことになった。ただ,かんな氏がおもしろがってバシャバシャとEOSのシャッターを切っているので,動画の出番はだいぶ減るかもしれない。KissX2の写りや使い勝手については追々レポートしていきたいが,とりあえず下の写真はほぼ真っ暗な室内で外付けストロボを天井バウンスさせて撮ったもの(撮影はかんな氏)。この「目がまんまる」の写真を撮るのが大きな目的であったので,その点はクリアできそうだ。

ピート

2009年01月02日

●次期デジカメを考える(その5)

その4からのつづき。

価格comで相場を確認すると,初心者向けの廉価機種であるEOS Kiss X2というのが,ちょうどボディ49,000円くらいで予算的にはちょうどいい。Kiss Fというのもあるがさらに機能を絞り込んだモデルのようだ。

しかし,素直にKissシリーズを買うことにはやはり抵抗がある。理由のひとつは「初心者向けですよ。こんなに軽くて,お子様を撮るママにぴったり。使い方も全自動で簡単!」というイメージがにじみ出ていること。一応銀塩マニュアル機も使う身としては,これをぶら下げて歩くのはどうなのよ,という思いがある。もちろん性能や機能は少し前の上級機種にも劣らないくらいなのだが,キヤノンのこういう販売戦略は好きになれない。レンズ資産が何もなければ迷わずニコンとかペンタにしているところだ。

もうひとつはAPS-Cサイズのセンサがどうしてもひっかかる。これもレンズ資産が全くなければこれほど悩まないのだが,35mmフルサイズ(ライカサイズ)用の50mmや24-85mmズームを既に持っているので,これがAPS-Cでは同じ画角で生かせないのだ。この点をかんな氏に説明したのだが,彼女はデジカメから入っているので,なかなか理解してもらえなかった。そもそも焦点距離や画角ってなんなの?と聞かれると,こちらもビシっと説明ができない。「手持ちのレンズはこのカメラ(KissX2)にも付くのよね?」「付くことは付くけど,50mmが50mmとして使えないから...ぶつぶつ」という感じで,確かにこれではわからないか。

まあ,80mm相当のポートレイトレンズとしては使えるわけだし,どうしても広角側が欲しければシグマかタムロンの安いレンズ(未確認だがたぶんあるはず)を買い足せばいいだろう,と腹を決めて,再度家電量販店に出掛けることにした。

まずはいつも家電を買っている現金値引の量販店Kへ。だがしかし,KissX2ボディのみは取り扱いすらないということだった。これはおそらく,「安いから買ったけど,レンズが入ってなかった。どうしてくれる!」というクレームを回避する作戦だろう。

次に行ったのはポイント値引きを売りにしている量販店Y。ここにはボディの取り扱いがあったものの,ポイント還元を考慮しても価格comより1万円ほど高い。しかも品薄で入荷まで3週間待ちらしい。

デジイチがよく売れているというのは本当のようだが,納品待ちしてまで買うような機種か??と思って諦めて帰ってきた。んー,これはもう少し熟慮せよとのお告げだろうか,と思いつつアマゾンを見ると,KissX2が純正レンズ1本付きのキットで53,500円になっている。

で,ついポチっと「カートに入れる」ボタンをクリックしてしまうWebmasterであった。さんざん悩んだんだし,何を買っても5年前のFinePixS5000よりは高性能なはず,ということでかんな氏も納得してくれた。

【次期デジカメを考えるシリーズ】
その4
その3
その2
その1

2008年12月31日

●次期デジカメを考える(その4)

前回はスペック面から次期デジカメの構想を練ったが,欲しいスペックを予算内で満たす機種が皆無であり,買い替え計画は暗礁に乗り上げた。

ちょっと頭を冷やして,歳末セールの量販店を歩きながら再び構想を練る。そもそも,FinePixから買い替える目的,つまりどんな写真を撮りたいのか,という撮影意図からの視点で考える必要があるのではないか。

かんな氏と話し合ったところ,一番重要なのはやはり「猫の写真を綺麗に撮ること」で,特に屋内の暗い条件でも綺麗に撮れたら嬉しい,ということだった。単に写ればいい,ということであれば手ぶれ補正の付いたレスポンスの良さそうな少しグレードの高いコンパクト機も考えられるが,「綺麗に」という条件がくせ者である。

「綺麗な写真」というのは非常に主観的な基準だが,議論を進めていくと最終的には「一眼レフで撮ったような」写真,ということになってしまう。そうなると高機能な高倍率ズーム機では画質的に不満が残る結果になりかねない。単なる撮影テクニックの問題でも,「やっぱり一眼レフじゃないから...」となってしまう可能性がある。

そこで,最初に検討対象から除外していたデジタル一眼レフにも目を向けてみると,廉価版のKissシリーズならボディ5万円を切っているではないか。動画はもちろん撮れないが,動画と一眼レフの高画質の両立が困難なことはかんな氏も納得している。このKissに手持ちの50mmF1.4を付ければ,画角は変わってしまうが80mm相当のポートレイトレンズとしてそこそこ「キレイ」な写真が撮れるのではないか?EOSなら外付けストロボも当然使えるし,屋内撮影のバリエーションも広がる。

ということで,量販店で相場をチェックした後,ネットでの相場をチェックするために帰宅したWebmasterである。

(つづく)

【次期デジカメを考えるシリーズ】
その3
その2
その1

2008年12月14日

●猫写真 師走のピートとデルタ

猫は夜の方が目がまんまるで可愛いのだが,暗いのでなかなかうまく撮れない。普段はあまり載せない手ぶれ写真だが,雰囲気は伝わるだろうか。

ピート

夜はオートフォーカスも怪しい。一応補助光が発光するけれど,特に猫のようなモフっとした被写体だとピシっとピントを合わせてくれない。といって操作性の悪い&小さい液晶ではマニュアルフォーカスも厳しい。こういうときは光学ファインダとフォーカスリングが欲しくなる。

ピートとデルタ

こちらはペンタSPの余りフィルムで撮った写真。並べるとフィルムの方が長細く感じる。(コンパクト)デジカメと35mmフィルムでは縦横比が違うため。

ピート

ピートとデルタ

ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / Centuria400

2008年12月07日

●今週見た景色 東京ディズニーシーとホテルミラコスタ(ペンタSP)

ディズニーにフィルムカメラを持っていったのは結婚式の写真を撮って以来5年ぶり。結婚式のときはEOSに外付けストロボを使ったので,ペンタSPは初めてになる。

ディズニーシー

園内を歩いているおとーさんたちのデジ一眼比率は相当高くて,長いズームレンズを付けている人も多かった。ここで使わずにいつ使う,という感じだと思うが,重くて肩はこると思う。ペンタSPも結構重かった。

今回も露出計は動いたり止まったりで当てにならず。デジカメをISO400に設定して露出計がわりに使ったので,明らかな失敗写真はなかった。

たいてい一回の旅行でフィルム1本と決めているので,ISO感度の選択は悩むところ。いや,安売りの時に買っておいたCenturia400を使うので悩みはしないのだが,ピーカンの屋外から屋内まですべてこれ一本で済ませるのでなかなか難しい。特に今回のように快晴だとシャッタスピードを最高の1/1000sにしても,F5.6とかF8まで絞らないといけないので,大きく背景をボカした写真は撮れない。

夜景はデジカメとほぼ同じ設定だったが,フィルムだと雰囲気が違う。

ディズニーシー
ディズニーシーディズニーシーテルメヴェネチア

ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / Centuria400

2008年12月06日

●撮影器材の話

今回,かんな氏への出演依頼から収録日まで10日あまりしかなかったので,ピートとデルタの動画素材はすべて過去に撮影したものを使った。

せっかくのハイビジョン番組である。こんなことならせめてVGA動画が撮れるデジカメを買っておけば良かった。

スチル写真の方はほとんどボツ(1枚だけ前編で使われていたがお気付きの方はいただろうか?)であった。まあこの業界では第一人者の八二一さん(「はっちゃん日記」の写真家さん)が出演されていたので無理もないし,テレビ的には静止画よりも動画の方が使いやすいのだろう。

八二一さんによる猫写真撮影テクニックの解説を生で聞けたのは貴重な経験だった。けれど,あくまでも素人がコンパクトデジカメで失敗しないためのテクニックであって,はっちゃん日記のようなステキな写真を撮るためのテクニックではなかった。はっちゃん得意のきゅっぴーん☆はデジタル一眼レフに外付けストロボを付けて,天井バウンスで目にハイライトを入れる効果を狙ったもの。つまり基本的なテクニック(腕)というのは確かにあるが,本当に良い写真を撮るためにはやはり器材(お金)も重要,ということだ。

2008年11月28日

●週末見た景色5 紅葉ミステリーツアー(ペンタSP)

紅葉ミステリーツアー,ペンタSPで撮った写真も少し紹介。

結局今回も露出計は動かず,すべて勘で撮っている。成田山の写真は特に,夕日が当たっている部分と影のコントラストがキツくて迷ってしまい,露出がズレた(だいたいオーバー)写真が多かったのが心残り。

気楽なスナップなので撮影メモなどは残さないから,今回こうだったから次回はこうしようとかフィードバックもかけられないし, つくづく露出計というのは偉大だと思ったしだい。いっそのこと単体露出計とか...セコニックのツインメイトL-208とか良いなぁ。針式ってのがまた渋い。・・・いかんいかん。そんな金があったらデジカメに回せという話だ。

Naritasan Shinshoji Temple

Naritasan Shinshoji TempleChoshi Electric RailwayKanpuku-ji Temple

ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / Centuria400

2008年11月23日

●週末見た景色1 佐原

「紅葉ミステリーツアー」という,旅行会社の日帰り企画。簡単なヒントだけが事前に知らされ,現地に着くまでどこに連れて行かれるかわからない。

最初は佐原市の観福寺。紅葉にはちょっと早い。ここには伊能忠敬のお墓がある。関東三大厄除大師らしいがよく知らない。

デジカメの写真はすべてかんな氏撮影。

Kanpuku-ji Temple

Kanpuku-ji TempleKanpuku-ji Temple

Fujifilm FinePix S5000

2008年11月22日

●今日見た景色 日の出

日が短くなって,普段起きる時間でも日の出が拝めるようになってきた。

日の出

2008年11月13日

●次期デジカメを考える(その3)

とりあえず一眼レフは考えないことにして,5年落ちのFinePixS5000が壊れた場合の後継機を考えるとする。

カテゴリとしては高倍率ズーム機ということになるだろうか。重視するのは下記の点。
(1)予算5万円以内
(2)外部ストロボ(アクセサリシュー)が使用可能
(3)VGA以上の動画撮影可能
(4)バッテリーは単3電池が使えること
(5)実用感度ISO1600以上
(6)マニュアルフォーカスができるだけ使いやすいこと
(7)連写性能5コマ/秒以上
(8)マクロとか手ぶれ補正は今どき漏れなく付いてくるだろうから考えない

個別に理由を書いておくと,(1)予算はまあ言うまでもないだろう。30万円用意できるなら迷わずEOS5DmkIIを買えばよい。

(2)外部ストロボだが,やはり屋内で猫を撮るときはどうしてもバウンスさせたい。しかしこの要求を出しただけで,選択肢がほとんどなくなってしまうのが悲しいところ。バウンスできない内蔵ストロボなんて,飲み会の記念撮影以外に使い道ないと思うんだけど,皆さん満足しているのだろうか?FinePixS5000で一番不満なのがこの点。

(3)動画については何度も書いているとおり。今回NHKで使われたということもあって,できれば動画でもVGAくらいはほしい。

(4)単3電池が使えるというのも,個人的には結構重要。今のFinePixS5000が5年も使えているのは,単3電池が使える仕様だったことが一番大きいと思う。単3の充電池は安いので予備を買っておけるし,出先で予備がなかったらアルカリ電池をコンビニで買えば良い(実際それで助かったことが何度かある)。しかし,最近は高画素化と多機能化でCPUの消費電力が増えているために,専用のリチウムイオンバッテリーしか使えないタイプのものが主流になっているようだ。携帯電話やノートパソコンを使っている人なら,バッテリーが1年程度で寿命になってしまうのはよく知っているはずなのに,なぜ不満が出ないのだろう?大人しく高い専用バッテリーをわざわざ注文して買っているのだろうか?予備バッテリーが1万円だったら,5年で5万円かかることになる(そもそも独自仕様のバッテリーが5年後も手に入るのか??)。単3電池モデルならこの金で買い替え資金が貯められる。

(5)感度については,(2)の外部ストロボが使えれば多少低感度でも問題ないかもしれない。

(6)マニュアルフォーカス(MF)がほとんど不可能(機能は存在するが,使い勝手が最悪)というのも,FinePixで不満な点。オートフォーカスが完璧に意図通りに働いてくれるならMFなど必要はないが,それは現在の最新機種でもなかなか厳しいだろう。測距点をいくら細かく分割して選べるといっても,その手間でピントリングを回した方が早い。顔認識はひとつの解だとは思うが,ポートレイトや集合写真ばかり撮っているわけではないのだ。

(7)FinePixS5000の連写性能が5コマ/秒。さすがに5年前の機種より劣っているわけはないだろう,と思ったら,意外とそうでもないようで,平気で3コマとか書いてある機種が多い。性能が低下しているじゃないの。これも高画素化による弊害のひとつと言えるだろう。

で,特に事前に調べたりはせずに,上記のような必要スペックを挙げてから,満足する機種を探そうと考えて主要メーカのサイトをチェックしてみたのだが,なんとそんな都合のいい機種はひとつもないのである。特に単3電池が使えるモデルは廉価版のコンデジを除いては皆無である。

これは困った。今どき単3電池を使いたいなんて考える方が間違っているのだろうか?なんかメーカと量販店の都合だけで,ユーザが無視されているように思えてならない。専用バッテリーのデジカメで,電池を買い替えながら5年以上使えている人,いますか?もしいたら電池の費用だけでいくらかかってます?

【次期デジカメを考えるシリーズ】
その2
その1

2008年11月10日

●猫写真 被写界深度に負けるなピート編

ピートとデルタを一緒に入れた構図にしようと思ったのに,暗くて絞れずにピートがボケてしまった作例。

デルタとピート

ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / Centuria400

2008年11月09日

●週末見た景色 四時川渓谷2

こちらはペンタSPで撮ったもの。実は今回,露出計が不調で全く針が振れない状態だった。今まで(修理後にも)こういう症状がたまに出ていたが,しばらく撮っているうちに治っていたので,だましだまし使っていた。しかし今回は最後までダメ。

なので露出はすべて勘で決めている。ネガ(ISO400)なので1,2段狂ってもどうということはないと解ってはいるものの,やはり現像するまではちゃんと写っているかドキドキ。幸い,明らかな露出狂い写真はなくてホっとした。

とはいえ露出計が動かないのは困るなぁ。

四時川渓谷

四時川渓谷四時川渓谷四時川渓谷

ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / Centuria400

●週末見た景色 四時川渓谷1

いわき市の四時(しとき)川渓谷。軽いハイキングだからとついていったら,かなりアップダウンがきつくて脚がガクガク。これでも一番初心者向けの4キロコース。

紅葉の見頃にはまだ少し早かった。この辺だと11月下旬から12月上旬が良い感じかもしれない。

写真はかんな氏がデジカメで撮影したもの。

四時川渓谷四時川渓谷四時川渓谷四時川渓谷

Fujifilm FinePix S5000

2008年11月08日

●週末見た景色 かみね公園

気軽に紅葉を楽しめるかみね公園。昨年一昨年も行っている。今年はまだ色付きはじめという感じ。

かみね公園かみね公園かみね公園かみね公園

2008年10月05日

●フジカラーCDと大伸ばしプリントつづき(家族写真に挑戦)

フジカラーCDと大伸ばしプリントのつづき。

七五三の関係か,大伸ばし半額キャンペーンが延長されていたので,かんな氏が以前から撮りたいと希望していた,「ピート,デルタと一緒にみんなで写る家族写真」の撮影にチャレンジ。

写真スタジオで家族写真を撮る人は多いと思うが,まさか猫2匹を連れていくわけにもいかないし,もし連れて行ったとしても大人しく抱っこされている2匹ではない。特にピートは無理矢理抱っこされるのが嫌いである。

で,自宅での撮影になるわけだが,EOS100pに外付けストロボ(380EX)を付け,天井バウンス(ストロボを上向きにする)させると自然な感じになる。

もうひとつ重要なのがリモートコントローラ(RC-1。カメラの写真手前のもの)。誰か撮ってくれる人がいるならいいが,自分たちで撮る場合,特に猫たちを抱えた一瞬にシャッターを切らなければいけないので,セルフタイマーではほとんど無理。このリモコンはボタンを押した瞬時と,押して2秒後に撮影するモードがあり,2秒後のモードを使った。2秒間にリモコンを手の中に隠すわけである。EOS5を使わなかったのはEOS5用のワイヤレスリモコンを持っていないため。

ISO400のフィルムで,ストロボの有無を変えて27枚全コマ家族写真を撮った。やはり天井バウンスさせた写真がキレイに撮れていた。猫たちの表情がそこそこのものを選んで,W6切に伸ばしてもらう。今回は試しにフジカラーCDからのデジタルプリントを依頼。機械で注文するときに「330万画素以上推奨」と警告が書いてあるが,無視する。

結果はISO400フィルムだったということもあるが,壁にかけて鑑賞するなら全く問題のない仕上がりだった。人物でなく機械とか細かい解像の必要な被写体だと差が出てくるかもしれない。4切以上の大伸ばしだと,機械からは注文できないので必然的にネガからのプリントになるだろう。

家族写真はさすがに公開するのが恥ずかしいので,お見せできないのが残念。近い作例として,結婚式で撮った写真を一枚。これもEOS100に380EXで,天井バウンスさせている。

EOS100とデルタ

結婚式のひとこま

2008年09月30日

●フジカラーCDと大伸ばしプリント

月待の滝に行ったときにペンタSPで撮った写真がなかなか良かったので,久しぶりに伸ばしてみることにした。

先日紹介したスーパーのDPE屋が開店セール中でW6切プリントが半額だったという理由もある。

伸ばすんだからネガからの方が良いだろう,と単純に考えて昔ながらのやり方でネガに印を付けて持っていったら,店員のおねーさんはこんなことを言う。

店「お客様,このお写真はCD書き込みされましたよね。でしたらそちらの機械でデジタルプリント依頼もできますよ」

とデジカメプリント用の機械を指示された。もちろんその機械でCD-Rを読ませてプリント依頼できるのは知っているが,フジカラーCDの画像というのは1840×1232dotのjpegで,これは画素数で言えば220万画素相当に過ぎない。ブログ用やL版プリントならともかく,大伸ばしプリントには耐えられないのではないか?

と疑問に思ったので,今回は比較のためにネガからお願いしますと頼んだ。店員は納得いかない様子である。

W6切というとほぼA4サイズである。A4に200万画素の画像で本当に満足なプリントが得られるものだろうか?

「写真ってたのしいねっ」と言いながら主な活動はネット上であり,プリントはポジを試していたときに2LでRPプリントを少しした程度の経験しかない。なので情けないがこの辺の解像度とプリント品質の関係というのが直感的に把握できないのである。

そもそもネガからの大伸ばしプリントを頼んでも,昔のように引き伸し機で伸ばしているわけではなく,スキャナで取り込んで印刷しているだけなので,スキャナの取り込みがCDと同じ程度の解像度だとしたらネガからもCDからも結果は同じということになる。

出来上がってきたW6切プリントは満足のいく品質だった(用紙は相変わらず無地)が,これが例えば4切とか全紙だったらどうなるのだろう?飾る場所もないし金もかかるのでなかなか試せないが,気になるところだ。

2008年09月27日

●今日見た景色 月待の滝

大子町の「月待の滝(つきまちのたき)」。有名な袋田の滝よりも少し北にある。

滝の裏側に入って見ることができる珍しい地形で,別名「裏見の滝」とも。

月待の滝月待の滝月待の滝

ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / Venus400

2008年09月24日

●次期デジカメを考える(その2)

キヤノンからフルサイズセンサを搭載したミドルクラスのデジタル一眼レフEOS5D MarkIIが発表された。先日次期デジカメについて考察した行きがかり上,気になっていたモノだ。

蛇足だがCanonをキヤノンと書くかキャノンと書くかでその人のカメラ歴がある程度知れる。通ぶりたい人はキヤノンと書くと良い。

このクラスを使う人なら高画素化競争が無意味(有害)なことは既に承知していると思うのだが,残念なことに2110万画素だそうだ。最小撮影サイズでも520万画素ということで,保存とレタッチには大容量HDDとメモリ,高速なCPUが必須だろう。ラインナップとして,フルサイズで600万画素程度に抑えた超高画質・超高感度・超高速連写の機種を別途用意してくれたらよく売れると思う(フィルム時代のEOS-RTみたいなもの)。

ライブビューと動画機能はやはりこのクラスを使う人だと不要論も多いと思うが,Webmasterは素直に評価したい。前の記事でも書いたがちょっとした動画が撮れるというのは便利なのだ。数十秒の動画を撮るためにいちいちビデオカメラを準備するのは面倒くさい。もっとも,フルハイビジョンの動画サンプルはPowerBookG4では負荷が高すぎて編集どころか再生すら出来なかったが...。

これといった欠点は見当たらないのだが,問題は価格である。本体だけで実売30万円とは...。しかも上に書いたようにこれだけの高スペックデジカメを使うなら,パソコンだって高性能なものが必要である。ボーナスが全部自由に使えた独身時代ならともかく,30万+パソコン更新はとても認められる投資ではない。

ということでEOS Kissクラスの価格でフルサイズセンサ,ライブビュー動画付きという機種が出るまではお預けだろうか。あるいは手持ちの35mmレンズとフィルムボディを全部処分してEX-F1を買うか...

2008年09月11日

●サイクル連写とそらとぶデルタ

ほとんど使ったことのない,Finepix S5000のサイクル連写機能。これは0.2秒間隔で最大40回シャッターを切り,シャッターから指を離した直前の5コマを記録するというモード。デジカメならではの機能だ。

いつキレイなジャンプをするかわからないデルタを撮るにはちょうどいいんじゃないか,と思ってチャレンジしてみたが,なかなか難しい。夕方で暗かったのでISO400にしてもブレるし。

ただ,シングルモードでジャンプした瞬間を狙ってシャッターを切るよりはいい瞬間が写せる可能性が高そう。もうちょっと慣れは必要だ。

デルタにゃんぷ

2008年09月02日

●Flickrその後(有料アカウント2ヶ月経過)

写真をネット上のサーバに保管できる米ヤフーのサービスFlickrの有料アカウントを取ってそろそろ2ヶ月になる。

無料アカウントと違ってアップロードできる枚数や容量に制限はないのだが,今のところアップロードした写真は1,000枚弱。動画もあるので容量は1GB強使っていると思う(自分がどのくらい容量を使っているかを知る方法はない)。

バックアップというだけなら,何も考えずにHDD内の写真をアップすればいいのだが,これだとローカルHDD同様,写真の整理という意味で破綻してしまう。一応Exif情報を読んで日付別には自動的に整理されるのだが,どうせなら検索して便利に使いたいので,アップロードするときに明らかな手ぶれや同じアングルで何枚も撮ったものを除外して,ちゃんとタイトルとタグを付けている。そのため過去の写真をすべてアップロードし終わるにはまだ当分かかりそうだ。

携帯カメラで撮った写真を写メールすると自動登録してくれる機能もある。行った場所の記録という意味で便利に使っているが,これらは基本的に非公開(家族は見られる)にしている。「今,どこそこに来ています」という情報が公開されてしまうとセキュリティ上不安があるため(空き巣など)。

矛盾するようだが本人や家族の顔出しについてはそれほど神経質には考えていない(かんな氏のサイトでも顔は出ている)。自宅窓からの風景やブログの情報から住んでいる場所はその気になればかなり正確に絞り込めるので,心配がないわけではないが,せっかくポートレイトで撮った写真にモザイクをかけるのもどうかと思うので。

動画も90秒までと制限はあるが意外と便利。何しろ動画はファイルサイズがでかいので,ローカルに取っておくと大変だ。ピートやデルタのちょっとした動きを撮ってはアップロードして元ファイルを消している。Youtubeやニコニコ動画よりも気楽な感じ(見ている人が少ないので) 。

www.flickr.com
2008年08月25日

●スーパーのDPEショップが新規オープン

近所のスーパーに入っていた小さなDPEショップがテナント撤退して2年ほどになるだろうか。買い物している間にデジカメのプリントなどを頼めるので便利だったのだが,経営が厳しかったのか突然店を畳んでしまった。

そのスペースには介護用品売場が入ったので,「写真よりもこれからは老人相手の商売か」とある意味納得していた。歩いて行ける商店街にも写真屋はまだ頑張っているし,車に乗ればすぐにキタムラもある。と思ってスーパーの写真屋のことは忘れかけていたのだが,先日同じ場所に撤退したのとは別のDPEショップが新しくオープンした。

サービス内容と値段はどうだろう...とジロジロ眺めていた。ら,プリント無料券をくれた。一応ミニラボの機械があるのでデジカメプリントはもちろんネガのDPEやCD書込みもできそうだ。リーバサル現像とRPプリントも料金表にはあるけれどバイトのおねーちゃんでは無理なのでこれは委託かな。

早速デジカメプリントを何枚か頼んでみた。印画紙を裏返して見ると無地である。純正紙ではないのだろうか?買物の間にやってくれるのは便利だが,品質はちょっと疑問かもしれない。

2008年08月09日

●昔の写真 京都2002年

準備に呻吟していた報告会もようやく終わり一息。

写真は出張で京都に行ったときに空き時間で行った東福寺。修学旅行生が大勢いた。

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Canon EOS5 EF24-85mmF3.5-4.5USM / FUJIFILM SUPERIA 100
2008年07月30日

●猫写真 Natura1600で撮ってみた

ISO1600の高感度フィルムNatura1600で撮った写真ができてきた。

EOS5の絞り優先AEで撮っているときは「おお,この暗さでもこんな速いシャッター(1/120sとか)が切れるっ!」と感動したけれど,出来上がった写真を見てみたらかなり残念な結果になっていた。

夜の室内で撮った写真はほとんどが露出アンダーで,つまり速いシャッターが切れると喜んだのは間違いだったらしい。このアンダー具合だと軽く2段は露出を間違えていると思うので,結局シャッター速度は1/60sか1/30sが適正だったということだ。まあ1/2sとか1秒ではないので多少は高感度のメリットがあるけれど,1/30sだと手持ちはできても被写体である猫の方が動いてしまうのでやっぱり厳しい。

以前ペンタSPにISO800のフィルムを入れて撮った写真はほぼ適正露出だったし,EOS5の測光がそんなに狂っているとも考えにくいので,このNatura1600というフィルムは実効感度がもっと低いのかもしれない。実際そのように書いてあるWebページもあるし,元々はNaturaというカメラ用の特殊なフィルムらしいので,他のカメラでの使いこなしが難しいのは間違いないだろう。

露出だけなら次からは手動でISO感度を低めに設定するなどすればいい話だが,もうひとつ残念なのは解像感というか粒状性。ピントも合っているし手ぶれもしていないのに,エッジがピシっとせずに眠い感じになってしまっている。これは昼間撮った写真でも同様で,こういう画が雰囲気があって好きという人もいると思うが,Webmasterの好みではない。

写真の出来は残念だったが,あらためてフィルムの奥深さを思い知ったし,もうひとつ収穫があった。最近フィルムカメラはペンタSPばかり使っていたのだが,久しぶりにEOS5を使ってみたらファインダーが明るくて見やすい!特に被写界深度確認のために絞り込んだときの見やすさはぜんぜん違う。

Natura1600はちょっとクセが強いので,普通にVenus800あたりをEOS5に入れてもう一度撮ってみたいところ。

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EOS5/EF50mmF1.4USM/Natura1600

2008年07月26日

●昔の写真 富山1998

また古い写真を発掘。1998年5月の兼六園と五箇山。ピントが眠いのはプリントした写真をフラットベッドスキャナでデジタイズしたものだから。

この頃の写真はほとんど何も考えずEOS100のオートモードで撮っている。仕上がりを意識して設定をいじるようになったのはもっと後。

Kenroku-enKenroku-enThe Historic Village of GokayamaThe Historic Village of Gokayama

Canon EOS100/レンズ:標準ズーム?/フィルム:カラーネガISO100?/撮影日1998.5.2

2008年07月20日

●メモーEOS5QDグリップのベトベト

高感度の話を書いてから高感度フィルムのことが気になったのでEOS5にNATURA1600を入れてネコたちを(高いフィルムなので)少しずつ撮影中。ちゃんと写ってるか現像するまで不安なのはフィルムならでは。

久しぶりにEOS5を出して思い出したが,グリップの滑り止めコーティング(?)が劣化してベトベトになっていたのだった。調べたらこれはこの時期のEOSの持病らしい。

部品交換という手ももちろんあるが,簡単に済ませるなら除光液(アセトン)で磨いてやれば落とすことができる。ティッシュに除光液を染み込ませてベトベトのグリップを拭いてやるとティッシュが真っ黒になる。これが無くなるまで拭いてやればベトベトは落ちる。ちょっと滑りやすくなってしまうが,ベトベトを我慢して使うよりはマシだろう。

しかし独身のときは除光液=アセトンなんていう発想はまったくなかった。除光液すごい。

EOS5QD

2008年07月19日

●メモーFinePixS5000の600万画素モード

CCDは300万画素だが,画素数を水増しして600万画素にするモード。

暗部がノイズっぽくなっている。が,普段はピクセル等倍でなんか見ない(画面に入りきらない)し,プリントでもこんな高画素は必要ない。

ピートはコントラストが高い(?)模様なのでテスト被写体としては最適。

ピート

2008年07月15日

●メモーFinePixS5000のRAW現像

そういえばFinePixS5000はCCD RAWを保存する機能があるが,譲り受けてから一度も使ったことがなかった。

MacOSX環境でRAWデータを現像(と呼ぶらしい)処理するフリーの環境がなかったし,そもそもお手軽なデジカメでそこまで画質にこだわるつもりもなかった。CCDは300万画素だが,普段は200万画素のjpegで記録していて,ブログに載せたりハガキサイズのプリント程度ならこれで充分だ。

デジカメのことを調べたついでにS5000のRAW画像とはどんなものだろうと興味をもったので,検索してフリーで使えるRAW現像処理ソフトを見つけたので試してみた。エラいぞドイツ人。

MacOSX用フリーの汎用RAW現像処理ソフト:Rawker

Rawker初期設定の状態で現像したのが下の写真。こういうのを見ると,5年使ってきたデジカメでもまだまだ性能をフルに引き出してはいないような気がしてくる。

デルタ

Fujifilm FinePix S5000

2008年07月14日

●次期デジカメを考える

具体的な買い替えの予定はまだないのだが,現在の主力カメラであるFinePix S5000が発売から5年経ち,この業界ではそろそろ化石級のスペックになりつつある。

普段は物欲を刺激されて危険なので,カメラ売場に近寄ったりネットで調べたりするのは極力避けるようにしているのだが,せっかく松島(仙台)に行ったのでヨドバシカメラ仙台店でざっとカメラ売場を眺めてみた。

まず気になるのはやはりキヤノンの35mmフルサイズ一眼。EOS5Dは発売からずいぶん経つはずなのにまだ25万もする。他メーカはフルサイズの新型をそろそろ出してくるようだが,5Dの後継はまだ発表されないらしい。どっちにしろ30万とか50万で新型が出てもとても買えないし,5Dが値下がりしたとして,たとえ半額になったとしてもまだ高いと思う。

「いざというとき」に備えて動態保存しているフィルムカメラのEOS5QDは新品でもボディ10万,実売7万くらいだったし,EOS100pは新品7万,実売5万という水準。これに対してデジ一眼はやはりまだまだ高い。今のEOS KissDくらいの価格でフルサイズ機が出れば考えるが,それまでは様子見が続きそう。ここぞという場面でキレイな写真が欲しければフィルム一眼を使えばいいのだ。

フィルムカメラを持っているWebmasterがデジカメに期待するのは,「フィルムでは不可能な機能」である。

具体的には超高感度動画撮影だ。フィルムでもISO1600くらいは普通に売っているが,気楽に使える値段ではないし,それ以上の高感度となるとデジカメの独壇場だろう。出来ればノイズレスで実用できる感度がISO6400とかそれ以上だと素晴らしい。この領域になると暗い室内で目がまんまるの可愛いネコ写真が撮れるんじゃないかと期待できる。ちなみにネコは動きがあるので三脚や手ぶれ補正が役に立たず,高感度にしてシャッタ速度を上げるしかないのだ。

動画は説明の必要がないだろう。数秒から10分くらいの短時間で音も含めて動画が撮れる機能というのは使ってみると案外便利なのだ。そしてこの機能は今のところデジタル一眼レフでは実現できない。

そういう観点でいま市場に出ているカメラの中で面白いと思うのは,CASIOのEX-F1だ。ISO感度は1600までだが,無理な高画素化はしていない(600万画素)し,何といっても秒間60コマの連写と,1200fpsのハイスピードムービーはすごい。店頭で300fpsのムービーを試してみたが,ネコを撮ったら面白いだろうなと思った。これで実売11万なら悪くないのでは。

カシオということでカメラ好きにはちょっと敬遠されそうだけど,各メーカー同じような高画素化と機能(顔認識AFとか)の中にあって尖っているな,と感じた。

2008年07月09日

●古い写真その2(風景)

こちらも昨日と同じCDに入っていた写真。撮影時期は1998年から99年。

左から,毋成峠,どこかの高速サービスエリア,かみね公園からの眺め。

毋成峠どこかのSAにてかみね公園から日立市を臨む

当時はこんな1枚で数メガバイトもあるような写真を縮小せずにホームページに載せるなんて,とても非常識な信じられない行為だった。また載せたとしても家庭からのダイヤルアップ接続ではとても重くて見る気にならなかっただろう。

2008年07月08日

●昔の写真

1999年頃の写真のバックアップを発掘。フジのCD書き込みサービスが始まったばかりの頃で,ファイル形式がFPXという変なものだった。MacのプレビューでJPGに変換できたから助かった。

カメラはたぶんEOS100で,レンズはEF24-85mm F3.5-4.5 USMだったと思うが記憶が怪しい。

桜は空の青さから見てたぶんRDPIIあたりで,他はネガだと思う。場所は立石寺(山寺)。

花の写真花の写真花の写真

2008年07月04日

●Flickrの有料アカウントを取得

1ヶ月間Flikcrを無料アカウントで使ってみて,不満はなかったので有料アカウントに登録。

料金は1年間で24.95米ドル。ネット銀行のクレジットカード風デビットカード(クレジットカード同様に使えるが残高から即座に引き落とされるデビットカード方式)で支払った。引き落とし額は2,706円。今日の円相場は106円台後半なので,少し手数料を取られた感じかもしれない。

古い写真をどんどん放り込んで,バックアップ代わりに使おうと思っている。Exif情報も読んでくれるし,タイトルやタグを付けてアップロードすれば検索も容易でローカルのHDDに置いておくより便利。

フィルム写真をデジタイズしたものについては,Exif情報がない(フジのお店でデジタイズしてもらうと,スキャナのExif情報と日付が入る)のが課題だが,これはまあ仕方がないか。

ピートお散歩ピートとチューリップ畑ピートとチューリップ畑

Fujifilm Finepix S5000

2008年06月15日

●猫のデルタ(Flickr無料アカウントの課題)

Flickrは月100MBまで何枚でも写真をアップロードできるのだが,無料アカウントだと問題もある。
写真が200枚を超えると,超えた分の写真が一覧から探せなくなるのだ。データが消えるわけではなく,下のようにブログに貼付けるとかアドレスを覚えておけばアクセスできるのだが,管理画面からの検索や一覧表示ができなくなってしまう。これを「Flickrの200枚制限」と言うらしい。

写真データのバックアップ代わりに使う場合,この仕様はちょっと問題だ。もちろん有料アカウントにすれば容量制限も枚数制限もなくなるが,年間$24かかる。これが$10なら迷わず払うところだが,今借りているレンタルサーバが年間1500円(300MB)ということを考えると微妙なところだ。

まあ大切な写真のバックアップの最後の砦(最悪地震や火事で家が崩壊してもアメリカのサーバにデータが残る) と考えれば高くないのかもしれないが...。もう少し考えてみよう。

デルタデルタデルタデルタ

2008年06月14日

●続今日見た景色 ひたち海浜公園

こちらはPentaxSPで撮ったもの。ピーカンでのポートレイトはレフ板が欲しくなる。

フィルムを現像&CD書込みに持っていったキタムラでの会話。

店員「いまなら,こちらの携帯会員に登録いただくと300円割引になりますよ」
ソウヘイ「PHSでも大丈夫ですかね?」
店「(パンフレットを確認しながら)・・・えー,申し訳ございません・・・」
ソ「ですよね。」
店「本当にすみません。あ,お客様デジカメはお使いですよね?でしたらこちらのソフトをインストール頂ければネット注文が簡単にできるようになりますよ!」
ソ「はあ,でもそれWindows用ですよね?」
店「あ,Macをお使いですか・・・。(説明を読んで)も,申し訳ございません。。。」
ソ「いいんです,いつも仲間はずれですから」
店「・・・・。要望は上に上げておきますんで。。。」
ソ「気にしないでください。慣れてますから」
店「・・・・。」

別にマニュアルにないことを言って困らせようと思っているわけではないのだが,ことごとく冷遇されるPHS&Macユーザーであった。

ローズガーデンローズガーデンローズガーデン水のトンネル

ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / CENTURIA 100

2008年06月13日

●今日見た景色 ひたち海浜公園

梅雨の晴れ間に国営ひたち海浜公園へ。四季折々の花が楽しめる広い公園で,いまはローズガーデンが見頃。

ローズガーデンローズガーデンローズガーデンローズガーデンローズガーデン

Fujifilm FinepixS5000

2008年05月31日

●今日見た景色 千葉

法事で千葉へ。茨城からは隣県なのに,下道で休憩しながら片道5時間かかった。雨の影響もあるが意外に遠い。

道の駅いたこ千葉千葉といえばピーナッツ

2008年05月26日

●今日見た景色 雷

ThunderというよりはLightningか。

デジカメで稲妻を狙う場合は,オートフォーカスをOFF,シャッタ優先で1/50sくらい(光っていないときに撮ると真っ暗な状態)にすると良い。オートフォーカスを切ることで,シャッターを押してから撮影されるまでのタイムラグを最小にすることができる。あとはノーファインダーで「光った」と思ったらシャッターを押せば,何回かやっているうちに稲妻が画面に入るだろう。

4年前の日記を書いたときはデジカメでは厳しいかと思っていたが,実際にやってみると前駆放電(かな?)から帰還雷撃までは多少時間があるので,何度もトライすれば一度くらいは成功する。

Lightning

Fujifilm Finepix S5000

2008年05月25日

●Flickrの写真を貼ってみるテスト3

普通のリンクを並べて貼ってみるテスト。
なぜしつこくテストしているかというと,10周年の記事でも書いたように,レンタルサーバの容量が心配なため。写真を外部(Flickr)に置くことができればずいぶん楽になるし,Flickrのサイトに飛んでもらえばリサイズしていないフルサイズ写真を見てもらうこともできる。

デルタデルタデルタ

ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / SUPERIA Venus 800

●Flickrの写真を貼ってみるテスト2

FlickrのSetに入れた写真をサムネイルで貼り付けてみるテスト。

普通のリンク貼り付けの方が単純でいいかも。無料アカウントだと作れるSetに制限があるみたいだし。

www.flickr.com
2008年05月23日

●Flickrの写真を貼ってみるテスト

Flickrのアカウントを取ってみたので,さっそく写真を貼ってみるテスト。

デルタ

2008年04月06日

●夜桜 ペンタSP+高感度フィルム版

夜桜はデジカメの手持ちと,ペンタSPにISO800の高感度フィルムを入れて三脚も持って撮りに行っていた。

その写真ができてきたけれど,なんだかあまりパっとしないなぁ,という感じ。ペンタSPはやっぱり昼間の方が発色がステキかも。高感度フィルムといってもISO800+開放f1.8くらいではとても夜桜を手持ちで撮れるレベルではないし。ISO1600だとどうなんだろう(ペンタSPの露出計は一応ISO1600まで対応)。

あと,夜は暗くてピント合わせが難しい。どうせ三脚を使ってるんだからもっと絞れば良かったか?

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ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / SUPERIA Venus 800

2008年04月04日

●今日見た景色 夜桜

近所の桜。今年も桜まつりの日に合わせてほぼ満開になりそうな感じで,2年続けて関係者は喜んでいるだろう。

ただ,この写真を撮っているときに雨が降り出して前夜祭(?)は途中でお開き。

しかし去年もまったく同じような写真を撮っている。いちいち撮りに行かずに毎年同じ写真を使い回せば良いのかも?

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Fujifilm FinePix S5000/標準感度/手持ち

2008年03月29日

●今日見た景色 春の一日

近所の道路の開通セレモニー。道路行政への風当たりが強い昨今だが,大勢の人が集まっていてちょっと意外だった。

桜は開花宣言が出るか出ないか,という微妙な感じ。一週間後には見頃になるだろう。

曇り空だったので高感度フィルム(ISO400)を使ってみた。そうしたら意外に明るくてシャッタスピードを最高(1/1000s),絞りをめいっぱい絞って(f16)露出計はぎりぎり適正指示。そういう条件で撮った写真は中央部が白っぽく写ってしまっている。これは何の現象だろう?

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ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / CENTURIA400

2008年03月16日

●週末見た景色 近所を散歩(ダークレス現像5回目)

黒白フィルム現像器キット「ダークレス」を使った現像遊びも5回目。花粉のためか体調がイマイチなので近所を散歩しながら撮影。

今回,以前現像だけしてデジタイズしていなかった黒白フィルムも含めて3本を近所の写真屋に持ち込んでCD書き込みを頼んだところ,「黒白フィルムは(スキャンの)機械がフィルムの位置決めを自動で出来ないので,本当はお断りするんですが...」と渋られてしまった。以前持ち込んだときはフィルム1本だけだったので何も言わずに手間のかかる処理を好意でやってくれたらしい。

一応以前やってもらえたことを伝えて,なんとかスキャンしてもらうことは出来たものの,こちらとしても気分良く仕事をしてもらえないなら頼むのも悪いな,という感じ。

まあ黒白フィルムの感じもだいたいわかったし,まだフィルムと薬剤は残っているけれどダークレスの現像遊びはこのくらいでお休みして,次からは大人しくカラーフィルムに戻ろうかと思う。露出計も調子がいいし,ここらでビシっとリバーサルフィルム(ポジフィルム)で撮ってみたいとも考えている(高いけど...)。

誰かMacOSXに対応しているフィルムスキャナを捨てる予定の人がいたら譲ってください。

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ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / NEOPAN SS

【ご参考】
ダークレス現像の記事一覧

2008年03月02日

●週末見た景色 小木津山自然公園

雨上がりに近所の自然公園へ。梅の木は少ないけれどもう少しで見頃という感じ。写真はすべてかんな氏撮影。

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ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / CENTURIA100

2008年02月28日

●今日見た景色 仙台

急遽仙台に日帰り出張。東京経由だったので移動7時間,現地滞在2時間。車中ではひたすら読書。

帰りの乗車時間までに15分ほど空きがあったので,ヨドバシ仙台店でお土産のネオパンSSを購入。近所のキタムラなどでは置いていないのだ。

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2008年02月16日

●今日見た景色 諏訪梅林

ペンタSPに久しぶりにカラーフィルム(ネガ)を入れて近所の梅林へ。前回調子の悪かった露出計も今回は絶好調。

しかしこの辺ではまったく咲いておらず。大きなカメラを携えた人も来ていたけれど,さて何を撮ろうかなと困っている様子だった。桜もそうだが,満開と好天と休みが重なるタイミングというのがなかなかなくて難しい。

写真は唯一咲いていたピンクの濃い梅。最後の写真はかんな氏が育てている盆栽

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ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / CENTURIA100

2008年02月04日

●ダークレス現像4回目

はとバスの東京観光にはペンタSPにネオパンSSを入れて連れて行った。しかし,しばらく撮っていなくて機嫌を損ねたのか,2枚ほど撮ったところで露出計が動かなくなってしまった。仕方がないのであとは勘で露出を決めて撮影。シャッタスピードを1/250sに固定して,薄曇りなのでf4くらいを基本に,その場の明るさを考えながら1,2段絞りを変えながら。浅草寺の中の写真は開放(f1.8)でシャッタ1/30s。手持ちではこのくらいが限界か。

露出計は電池切れかと思い,帰りに有楽町ビックカメラに寄って電池を調達。元々は水銀電池を使う仕様だが,現在は入手不可なので市販のアダプタをかませて酸化銀電池(SR626SW)が使えるようにしている。

しかし電池を入替えても露出計の針は動いたり動かなかったり。接触不良だろうか?また修理に出すと高そうだし,勘で撮れないこともないのでしばらくは放置しよう。

ダークレスでの現像は4回目。QW(水洗促進剤)をうっかり使い切ってしまったが近所で手に入る店がない。1回分50円の品を送料を払って通販で買うのもばかばかしいし...近所の写真屋で注文すれば取り寄せてくれるだろうか。

いつものようにベロ出し法で,QWとドライウェルを使用。準備から水洗い完了まで40分くらいでできるようになった。ただ,乾燥が終わったと思ってフィルムクリップを外したときに,クリップの隙間に残っていた水分がフィルムに垂れてしまって,1コマおしゃかになってしまった。反省。

デジタイズは近所の写真屋(富士フィルム店)でやってもらった。24コマCD書き込みで640円。やはりライトボックスとデジカメの接写でやるよりは断然キレイに取り込める。その分現像ムラが目立つのがちょっと恥ずかしい。

観光地で一眼レフカメラを構えている人を見るとたいていがデジタル。たまーに古いアナログカメラを提げている人を見かけると戦友のような気分になる。それにしてもフィルムの電脳一眼レフ(非デジタルEOSとか)はほぼ絶滅してしまったようだ。WebmasterもEOS5とEOS100をいまだに維持しているが,どうしても失敗できない写真を撮るときに出動する程度で,めっきり出番がなくなってしまった。

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ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / NEOPAN SS

【ご参考】
ダークレス現像の記事一覧

2008年02月03日

●週末見た景色 東京

そういえば去年ははとバスで東京見物をしたなと思い出し,ちょうど仕事のストレスもたまっていることだしリフレッシュしようと,今年もはとバス東京観光に行ってきた。

予約していたのはお台場自由散策があるコースだったが,行きのJRが人身事故で遅れて遅刻。30分遅れでスタートする別のコースに変えてもらった。こちらは皇居〜東京湾ランチクルーズ〜東京タワー〜浅草というコース。

東京タワーも浅草もすごい混雑で落ち着いて見るような感じではなかったが,ランチクルーズはなかなか良かった。

ツアーが終わってから銀座のハンズでXウォーターを買うことができた。

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Fujifilm FinePix S5000

2008年01月26日

●写真ネタ そらとぶねこフォトコン受賞

以前ご紹介したそらとぶデルタの写真が「第2回そらとぶねこフォトコンテスト」で企業協賛賞(猫じゃらし産業賞)を受賞した。

応募総数145作品から8作品が受賞,しかもジャンプ写真で受賞した7枚中,デジタル一眼レフで撮った写真が5枚という条件の中でスペックでは圧倒的に不利なFinePixS5000で受賞できたということを素直に喜びたい。

ピートもコンテストで現金1万円をゲットしたことがあったし,うちのネコたちはなかなか優秀だ。

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【参考リンク】
にゃんこーず:デルタ、空飛んで受賞!
そらとぶねこフォトコンテスト第2回結果発表
フォトコン投稿時のエントリー「にゃんぷ♪」

2007年12月15日

●猫のデルタ 生後7ヶ月

デルタは去勢後3週間が経ち,経過も良好なので3回目の予防接種を済ませた。ちなみにピートのときもそうだったが去勢手術では抜糸は必要ない。生体由来の手術糸(体内に吸収される)で傷口を閉じているため。

体重は3.2キロ。獣医さんによるとこれで適正体重なのでこれからはこのまま維持するように心掛けてくださいと言われた。ピートを見慣れていたのでまだまだ小さく感じていたのだが,ちょっと拍子抜けである。

そらとぶデルタの写真はその後も何度かチャレンジしており,下はそのときの一枚。やはりフラッシュで動きを止めるのは有効だが,予想どおり直接光だと背景に影が出るし,平面的で立体感がイマイチ。内蔵ストロボ前面にトレーシングペーパを貼付けてデフューズしてみても,あまり変わらず。天井バウンスさせたいところだが,内蔵ストロボではちょっと無理か。

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2007年12月03日

●写真ネタ そらとぶねこは難しい

書籍化もされた「そらとぶねこ」に触発されて,デルタのジャンプ姿を撮ろうとするが,これがなかなか難しい。

かんな氏がにゃんこーずの方にアップした下の写真だが,FinePix S5000を最高感度のISO800設定として,シャッタスピード優先AEで1/640sec,ストロボ発光禁止にして,比較的明るい室内で補助灯やレフ板を一切使わずに撮った結果がこれである。

当然絞り開放(F2.8)でも光量不足により露出はかなりアンダーなので,レタッチなしだと最初の写真のように暗い。レタッチしてもざらついた感じで,とても「そらとぶねこ」のような美しい写真にはならない。

詳しく研究したわけではないが,やはり光量的にはフラッシュが欲しい。ただ,直接光には見えないので天井バウンスだろうか。そうなると必然的にカメラは一眼レフ(と外付けストロボ)が必要だ。あとはひたすらたくさん撮って決定的瞬間を待たなくてはいけないので,さすがにフィルムカメラでやる気にはならない。

とりあえず,光量さえあればもう少しなんとかなりそうなので,もっと部屋が明るいときを狙って再チャレンジする予定である。猫じゃらしを持った人間が写りこんでしまうのも問題だが...

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2007年12月01日

●今週見た景色 東京ディズニーシーとホテルミラコスタ

東京ディズニーシーとホテルミラコスタ。気がつくと毎年同じような写真を撮ってしまっている。

その中から,今までに紹介していないアングルの写真をいくつか。1枚目は運河のところ。付着している汚れや藻はすべて人工的に付けられたもので,演出(ウェザリングという)。藻の最上部付近にうっすらと白い帯が横に走っている部分まで洪水が達した,という「設定」になっている。

2枚目は吊り下げ式のストーブ。寒い季節にはありがたい。海底2万マイルの近くで。

3枚目はテルメ・ヴェネチア(屋内プール)。自分たち以外に客がいないので水面が静か。

4枚目は早朝の運河。まだ客が入っていない。撮影はテルメの受付のところから。

5枚目は建設中の東京ディズニーランドホテル。アンバサダー(500室),ミラコスタ(500室)を超える705の客室を有する。ただ結婚式はやらないそうだ。

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【参考記事】
2006年の様子
2005年の様子
かんな氏のミラコスタウェディングページ

2007年11月24日

●今日見た景色 クリスマスイルミネーション

近所のクリスマスイルミネーションの点灯式。空には満月。今年は三脚持参で行ってみたのだが,イルミネーションに最適な露出ってどんな感じにすればいいのかよくわからない。

今回載せた写真はだいたいシャッタスピードを1秒前後,絞りはF4くらいで,ISO200感度に設定している。ちょっと周りが明るすぎる気もするがどうだろう。目で見たような感じで,というのがなかなか難しい。

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[Fujifilm FinePix S5000]

2007年11月17日

●今日見た景色 かみね公園

今年の紅葉見物も近所のかみね公園で。基本的にはサクラの山なので,もみじは10本ほど。それでもなかなか綺麗。

近所のやまがた屋でおにぎりとからあげを買って,ここで紅葉を見ながら食べる。

さすがに紅葉を黒白写真で撮ったらわけがわからないので,今回はデジカメで。

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[Fujifilm Finepix S5000]

2007年10月03日

●ダークレス現像3回目

暗室不要の簡易現像キット「ダークレス」を使った現像も3回目である。最初に買ったセットは3回分のアンプル(現像液,定着液)が入っていたので,これが最後だ。一応,アンプルだけ6回分入りの物を追加で買ってある。

前回調子の良かったフィルムの「ベロ出し法」を今回も実践し,QWとドライウェルも使った。デジカメ接写による適当なデジタイズではよくわからないが,酷い現像ムラなどはなかったと思う。

この簡易デジタイズ,金がかからないのは助かるが,元々接写があまり得意なデジカメではないので,ピントも甘いし,コントラストの幅が狭く,補正をかけてもなんだかザラっとした感じになってしまう。

これでは現像が悪いのか,接写によるデジタイズが悪いのか,元々がピンボケだったのか,判断が難しい。何本かフィルムがたまったら,店にCD書き込みを頼んだ方がいいかもしれない。

現像作業自体はだいぶ慣れてきたが,時間がかかるのは始める前の準備である。いったんフィルムを現像液に浸けてしまったら,あとは定着終了までの7分ほどは何があろうと手を止めることは許されない。従って,必要になるものをすべて手の届くところに用意しておく必要があるし,手順を頭の中でシミュレーションし,ある程度暗記しておかなくてはいけない。

そして,失敗したらフィルム1本と撮った写真がすべて「おしゃか」になるというプレッシャに打ち勝つための精神統一も必要だ。この緊張感はデジカメではもちろん,お店現像でも味わうことができない,自家現像の醍醐味と言えるだろう。

今後試してみようという方にひとつアドバイス。説明書には書いてないが,ピンセット(先のとがったもの)を是非手元に置いておいた方が良い。現像から定着に移るときに,フィルムが容器から抜けなくなるので,これをピンセットで引っ張りだすのである。細いマイナスドライバなどでも代用可能だろう。

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ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / NEOPAN SS

【ご参考】
ダークレス現像2回目
ダークレス現像初挑戦

2007年08月19日

●ダークレス現像2回目

夏休み中にまたネオパンSSを1本撮ったので,ダークレス現像2度目の挑戦。

今回は帰省したときに新潟ヨドバシに寄ることができたので,ダークレス現像において「あると便利」とされている道具を追加で揃えた。メインはQW(洗浄促進剤)とドライウエル(乾燥促進剤)。あとは一応フィルムクリップも買ったが,これはあってもなくても良い感じ。

QWを使うと定着後の30分の水洗いが5分で済む。2L用で1袋50円くらい。フィルム100本分処理できる,と説明には書いてあるが,2Lもの薬液を保管しておくこともできないので,1本処理したら捨ててしまった。

ドライウエルは水切り剤で,水洗いの後のフィルムの乾燥ムラを防ぐ効果がある。これは濃縮液で20回分入って380円。

あと,ダークレスを扱った複数のサイトでオススメとされていた方法を試してみた。これは「フィルムのベロ出しをして,フィルムの先端を回転方向と反対に折り曲げてテープで止めておく」というもの。これをやると「3秒間で10回転」という現像時の忙しい手順がかなり楽になる(5回転程度で完全に巻き取れるようになる)。

通常,撮影済みフィルムのベロ出しをするにはフィルムピッカという道具を使うが,これが買うと結構高い(1000円くらい)。しかし,ペンタSPのようなマニュアル機であれば,撮影後に巻戻しをするときの加減で完全に巻き取らず,先端を少し出した状態で止めることが出来るので,フィルムピッカは特に要らない気がする。今回も初めて試したがちゃんと先端1cmくらいを残して巻き戻すことができた。

さらに今回は店でのプリントとCD書き込みをケチって,ライトボックスとデジカメ(FinePix S5000)のマクロ撮影を使って現像済みのネガをデータ化してみた。S5000の接写能力はたいしたことがないので,とても鑑賞に耐える画質にはならないが,ブログで紹介する程度なら問題ないだろう。これならダークレスの薬品代1回分約200円程度で現像遊びが楽しめる。

結果だが,QWとドライウエルが良かったのか,「ベロ出し法」が功を奏したのか,その両方なのかわからないが,1回目よりも現像ムラが減って(ゼロではないが),概ね満足できる仕上がりとなった。

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ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / NEOPAN SS

2007年08月04日

●初挑戦 ダークレス現像

さて,先日買ってきたダークレス。夏休みのレジャーにと思っていたが,やはり気になってしまい,夏休み前に実験してみることになった。

まずはWebで情報を集めて,ダークレスキット以外に必要なものを100円均一で揃える。

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写真を見てもらえればわかる通り,たいしたものは買っていない。キッチンタイマー(2個あると便利)とかフィルムクリップ代わりの普通のクリップ(おもりのマグネット付き)とか温度計(現像液の温度を調節する),ガーゼ(水洗い後のフィルムを拭く)など,一般のご家庭ならわざわざ買わなくても揃っているものばかりだ。本当はフィルムクリップくらいは専用品を買おうと思っていたのだが,近所のキタムラには置いていなかった。フィルムクリップはおろか,自家現像用品は何一つ置いていない。まあそういう時代である。

とりあえず1本目は失敗するかもしれないし,外は暑いしで,撮影はすべて自宅で。当然ピートの写真が多くなる。

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24枚を撮り切ったところで,いよいよ現像開始。説明書を熟読し,必要なものをすべて手元に揃える。作業場はすぐに水が使える浴室。説明書には「ハンドルは3秒で10回転の速度で回す」「2分30秒切れ目なく続ける」「現像から定着に移るときはできるだけ素早く」など,緊張を煽る言葉が並んでいる。実際,他の人のページを読んでも,現像から定着に移る動作の素早さが出来上がりを決めると書いてあり,もの凄い緊張感である。ちなみに水温がちょっと高め(26℃くらい)だったので,保冷剤を使って薬剤の温度を調節した。

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一旦作業をはじめたら,何があっても途中で動作を止めることは許されない。しかし現像液での高速回転中に,残り1分のところでフタが外れてしまい,もう半泣き状態である。「素早く...素早く...!」と唱えながらフタの外れたパトローネを苦労してタンクから出して,可能な限り急いで定着液での作業に移る。たぶん1分はかからなかったと思うが,自信がない。

定着作業が終わったら,30分流水で洗って,水分を拭き取って吊るして乾燥。この時点で何か写っているのがわかるので,かなり感動。乾燥後に6コマずつハサミで切って,現像作業はすべて終了。

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スキャナを持っていないので,自宅で出来ることはここまで。この後現像済みのフィルムを近所のカメラ店に持ち込んで,プリントとCD書き込みをお願いした。通常,黒白フィルムの現像を頼むと外注に出すので3日ほどかかるのだが,今回のように現像済みフィルムを持ち込めば,1時間ほどでプリントとCD書き込みをやってもらえる。

結果だが,意外とちゃんと出来たという感じ。もちろん現像ムラのあるコマもあるが,レジャーとして楽しむならこの程度で充分満足である。今回は途中でフタが外れるトラブルがあったが,これに気をつければもう少しマシになるのではないか。

とにかく,生まれてはじめての自家現像は,日頃ちょっと味わえないドキドキワクワク感があって,大変楽しかった。

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ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / NEOPAN SS

2007年08月01日

●現像器キット ダークレス

出張帰りに駅で30分ほど時間があったので,ヨドバシカメラを覗いてみる。

カメラ本体やレンズなどは物欲を刺激して危険なので近寄らないようにして,小物コーナを物色していたら,富士の「黒白フィルム現像器キット ダークレス」というのを見つけた。

まったく予備知識はなかったが,箱の説明を読むと「明室用ミニ現像器はフィルムをパトローネのまま,スピーディに現像できます」と書いてある。銀塩アナログカメラで写真を撮る以上,自家現像は一度は試してみたいもの。もしかしてこれを買えば暗室などの大掛かりな仕掛けがなくても自家現像を体験できるのだろうか?

しかし,千円くらいでそんな便利なものがあるとはちょっと思えないし...でももしかしたら出来るのかもしれないし...と,箱を眺めながら考えていたが,電車の時間も迫ってきた。まあ,仮にダメでも千円だし,黒白フィルムのネオパンSSと合わせても笹かまぼこを買うのと変わらない,と思って購入してみた。

帰ってから調べてみたら,結構これで現像している方がいるようだ。まあ,失敗もするだろうし,いずれにしてもプリントは店に頼まなくてはいけないのだが,夏のレジャーとしては面白そうである。

試してみたら結果を報告したいと思うので,しばらくお待ちいただきたい。

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2007年07月07日

●七夕のピート(季節感なし)

ネタがないのでピートの写真でも。七夕とか7並びのラッキーディもピートには全く関係なく,いつも通りパソコンの上で座り込み。

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2007年06月19日

●今日見た景色 仙台

出張最終日は移動だけにしてもらって,かんな氏を誘って少しだけ観光。るーぷる仙台に乗って,仙台城(青葉城)跡へ行って,ずんだ餅を食べた。

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2007年05月12日

●蔵出し写真 日立平和通りの桜

桜のときにセットしたフィルムをようやく撮り切ってプリントしたので,ちょっと季節外れになってしまった。同じ日にデジカメで撮ったものは既に紹介している。

デジカメが普及する以前は,カメラに入れっぱなしだったフィルムを現像してみたら去年の旅行の写真だったりして,そんな意外性(?)もまた楽しみのひとつだった。

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コニカミノルタ JX100

2007年05月06日

●今日の工作 撮影ブース

軽量紙ねんどで作った作品をデジカメで撮ろうとすると,どうしても影の感じや背景が気に入らない。

これまでも小物を撮るときは苦労していたが,ねんど遊びがなかなか楽しいので,写真も撮りやすいように撮影ブースを自作することにした。撮影ブースというのはライティングボックスなどとも呼ばれるモノで,完成写真を見ていただければだいたい雰囲気はわかるだろう。自作の参考にしたのは「百円均一で撮影ブースを自作しよう」というサイト。

制作費500円といったところだが,照明はありあわせの蛍光灯(冷陰極管)とハロゲンランプのちゃんぽんのため,色再現性が酷いし明るさも今ひとつ。それでも何もない状態よりはだいぶマシかと思う。折り畳めるので収納性は問題ない。

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2007年05月04日

●GWに見た景色 日本海とかみね公園

帰省のときの写真は新潟市の島見浜海水浴場付近。海辺に建つ展望台と,石油備蓄基地方面を臨む。

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ピートを連れての散歩は早朝のかみね公園。ツツジが綺麗。

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ASAHI PENTAX SP / SuperTakumar 1:1.8/55
コニカミノルタ JX100

参考記事:ポカポカお散歩と5月飾り

2007年04月16日

●今日見た景色 田町

ろそろ八重桜の時期だろうか。小雨が降って寒い。

24階で会議だというのに,会議室には窓がない上に狭い。息が詰まりそうだった。

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2007年04月07日

●今日見た景色 平和通りの桜

桜まつりで混み合う前,早朝の散歩で撮影。「満開=休日(お祭り)=快晴」の条件がすべて揃うのはほとんど奇跡的。10年に一度くらいではないだろうか。周辺道路,駐車場は混雑が予想される(というか既に混雑している)ので,これから見に来る方はご注意を。

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写真はFinePix S5000で手持ち撮影。

2007年04月06日

●今日見た景色 夜桜

近所の桜。今年は桜まつりに合わせてちょうど満開となりそう。関係者は喜んでいると思う。

夜桜の美しさというのは,写真ではなかなか撮ることができない。綺麗に撮るのが技術的・機材的に難しいというのももちろんあるが,人間の「感覚フィルタ」とでもいうべきものが写真では再現できない。これは夜桜に限った話ではなく,「実際に見たときは感動するほど綺麗だったのに,あとで写真を見てみたらたいしたことがなかった」という経験は誰しもあると思う。

写真はFinePix S5000で撮影。標準感度モードで手ぶれ補正もなく,手持ちではこの程度が限界か。

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2007年03月25日

●蔵出し写真 かみね公園と猫

年度末は仕事が忙しくてネタがないので昔の写真でお茶を濁そう。

ペンタSPの修理後に撮ったもの。2007年1月の中旬くらいだったと思う。ISO100のフィルムで室内だと,絞りはほとんど開放になるのでフォーカスがシビア。でもなかなか面白い写真が撮れる。

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ASAHI PENTAX SP / SuperTakumar 1:1.8/55
FujiFilm SP100

2007年02月12日

●週末見た景色 那須

3年ぶりのスキー。やはり積雪は少ない。夜は那須高原の貸別荘に泊まって,2日目は牧場でペロシキを食べて,「日本秘湯を守る会」登録の大丸温泉旅館で日帰り入浴。雪の降りしきる中,混浴の露天風呂を堪能。

下界に雪がまったく無いので無理もないが,温泉周辺だけ積雪&凍結路で,FF車が何台も坂を登れず立ち往生していたり,FR車に至ってはJAFに牽引救助されていた。今回キューブ(FF)は出さなかったが,もし出していたら大変なことになっていただろう。

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ついでに話題のYoutubeで動画をアップしてみる。

続きを読む "週末見た景色 那須"
2007年02月04日

●週末見た景色2 浅草・隅田川

横浜から東京に移動して,はとバスの浅草散策〜隅田川下りのツアー。渋いイメージだがなかなか楽しめた。雷門から仲見世通りはもの凄い人出。川下りでは勝鬨橋をはじめとする数々の橋をくぐり,終盤には遠くレインボーブリッジとお台場を望むことができる。またバスの車窓からは銀座の街並を眺めることもできる。

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FujiFilm FinePix S5000

ペンタSPのレンズは55mm一本しか持っていないので,場所によってはもう少し広角が欲しいと思う場合もある。が,交換レンズがあるとどうしてもフットワークが鈍くなるので,気軽にパシャパシャ撮ることを考えるとやはり標準レンズ一本というのがいいのかもしれない。

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ASAHI PENTAX SP / SuperTakumar 1:1.8/55
FujiFilm SP100

●週末見た景色1 横浜

横浜駅東口からシーバスで山下公園へ。そこから中華街まで歩いて,飲茶を堪能。

写真はFinePix S5000で撮影したものと,

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FujiFilm FinePix S5000

ペンタックスSPで撮影したもの。メンテナンス後は快調で,マニュアルでの撮影もだいぶ慣れてきた。

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ASAHI PENTAX SP / SuperTakumar 1:1.8/55
FujiFilm SP100

2007年01月24日

●今週見た景色2 十和田

出張後半は十和田。八戸あたりまでは雪もなく調子いいなー,と思っていたら甘かった。十和田の積雪は30センチほど。これでも例年よりはずいぶん少ないのだとか。

厳寒の十和田湖と奥入瀬渓流。どうせなら紅葉の季節に来たかった。屋外での仕事だったので,厚着はして行ったが,それでも体力を消耗した。

十和田の宿は自衛隊御用達の民宿。東北弁のもてなしはありがたいが,ビジネスホテルに慣れた身にはちょっとつらい。

なんとか八戸まで戻って,東横インの無料カレーにありつく。

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2007年01月22日

●今週見た景色1 仙台

今週は日曜から4泊5日で東北に出張。はじめの2日間の仕事は仙台。牛タンはちょっと飽きたので,夜はコンビニで調達(昼飯抜きで働いたので量が多い)

2泊目のホテルは部屋でLANが可能だったので,このように写真がアップできる。

何年ぶりかでヨドバシ仙台店をのぞいて見たが,デジカメばかりでフィルムカメラはほとんど置いてない。フィルム自体の売り場も端に追いやられている。

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2007年01月04日

●正月見た景色 鵜の岬

メンテナンスから返ってきたペンタSPを持って早速試し撮り。

フィルムの装填が不安で,何度も裏フタを開けて確認していたので最初の数枚は無駄になってしまったが,明らかな失敗写真というのは無かった。露出計はエラい。ただピートを撮ろうとすると露出云々というよりピント合わせに問題ありという感じで,オートフォーカスに慣れていると動いている被写体を撮るのはとても難しいということを思い知らされた。

写真はフジのFDIでデジタイズしたもので,サイズ以外の補正はしていない。

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ASAHI PENTAX SP / SuperTakumar 1:1.8/55
KONICA MINOLTA JX100

2006年12月26日

●ペンタSPメンテナンス

なんとなく動作はするものの,露出もバラバラでたまに写らないコマのあるペンタSP(ASAHI PENTAX SPOTMATIC)のメンテナンスをどうしようか考えていたところ,近所の写真屋が開くカメラフェアで,古いカメラの無料診断・修理見積りをしてくれるという情報をキャッチし,早速持ち込んだ。

Kinoppy氏は「そんなの『このカメラはもうダメです。今ならこちらの新しいデジカメがお安くなってますよ』という商売じゃないの?」と疑っていたようだが,経験上カメラ好きに悪人は居ないのでWebmasterはあまり心配していなかった。

趣味がそのまま商売になってしまったようなカメラ診断士のおじさんは,ペンタSPを一通り調べてまんざらでもない表情だ。曰く「修理は必要ですが,修理すればまだまだ使えますよ」と,横のジャンクカメラの山からニコンの電脳一眼レフを取り出し「こういうタイプはダメです。すぐ故障するし,部品もない。レンズもボディもプラスチックだし。それに比べて(SPは)レンズは総ガラスだし,金属の塊みたいなもんでしょ,部品さえ交換してやればずっと使えるんです」と饒舌である。聞けばご自身でもペンタSPを使っておられたとのことで,これなら修理も信頼できそうだ。

症状としては稼動部の油切れが致命的で,シャッタスピードが規定の値になっておらず,しかも毎回バラバラで,さらにシャッタスピードを上げていくとシャッタが完全に開かない場合もあり,今までの露出の合わない写真や写らないコマはこれで説明がつく。露出計は電池フタが固着して動かず,スイッチを入れてシャッタを切るとミラーアップしたまま戻らない場合もあるとのことで,露出計の修理は見積り時点では不透明だった。あとは古いカメラにありがちなモルトプレーン(裏ブタからの光漏れを防ぐスポンジ)の劣化と,ファインダ,レンズのカビ・汚れなどが挙げられた。

見積りは修理と調整で計¥19,500。「この値段でやってくれるところは無いと思いますよ」とおじさんは話していたが本当だろうか。この辺は相場というのがわからないので判断できない。まあ交換部品+手間賃と考えれば高くはないと思う。

早速修理をお願いして,待つこと3週間。ついに退院してきたペンタSPである。修理明細には,

  • モルトプレーン劣化交換
  • 巻戻し,巻上げ調整
  • シャッタ幕開かず調整
  • ファインダー汚れ,カビ修理
  • レンズカビ清掃修理
  • メーター調整,その他調整

とある。メーター調整ということは,露出計も直ったのであろうか。緊張しながらスイッチを入れると,見事!ファインダー内の露出計の針が元気良く振れる。これはうれしい。勘に頼って露出を決めるのも楽しいものだが,普通に写真を撮るならやっぱり露出計は欲しいところだ。合わせて固着して動かなかったASA/DINのフィルム感度設定ダイヤルも修理されていた。ファインダーもレンズもピカピカで,視界がクリアになって気分がいい。早く試し撮りしてみなくては。

料金は見積りどおりで,見てもらったときは「見積りは最低限の金額で,バラしてみないと正確な値段はわかりません。もう少し上乗せが必要かも」と話していたが,良心的であった。カメラフェアは年に何度かやっているらしいので,次は実家に置いてあるCanon FPも見てもらおうかと思っている。

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2006年12月02日

●今週見た景色 東京ディズニーシーとホテルミラコスタ

ホテルミラコスタとディズニーシー。毎年この時期に定点観測しているような感じ。清掃の行き届いたキレイな園内と気持ちのいいサービスは変わっていないが,長らく建設中だった巨大なアトラクション(タワーオブテラー)が完成していたり,昼間の水上ショウが昨年とは違っていたり,少しずつ変化もある。現在はアンバサダー,ミラコスタに続く3軒目の直営ホテルが建設中だ。

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【参考】
昨年の様子
pyon*webのミラコスタページ

2006年11月25日

●今日見た景色 かみね公園

日立市のかみね公園。桜のイメージが強いが,紅葉も一部綺麗なところがあった。写真を撮っている人も何人かいた。

多いときはノラ猫を10匹くらい見かけることもあったが,今日は2匹だけ。

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2006年11月12日

●週末見た景色 竪破山

紅葉スポットは混雑しそうなので,穴場的な竪破山(たつわれさん)へ。幹線道路から駐車場まで未舗装の細い林道を3kmほど走るのでシャコタンのキューブにはちょっとキツかった。駐車場からの登山道は整備されており歩きやすく,数々の奇岩・奇石があって面白い。特に巨大な丸い岩をまっぷたつに割ったようなその名も「太刀割石」は圧巻。また頂上展望台からの眺めも素晴らしい。

今回はペンタSPのフィルム装填もバッチリきまって,Kinoppy氏がフィルム1本分撮影。ほとんどはちゃんと写っていたが,2枚ほど右4/5くらいの面積が黒くなる現象が見られた。他は問題ないので原因は不明。

ただ,今回は同時プリントだけでデジタイズはしなかったので,下の写真はすべてFinePix S5000で撮影したもの。

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2006年11月08日

●アナログカメラの基本

最近Kinoppy氏(奥様)がフルマニュアル操作の銀塩一眼レフ,ASAHI PENTAX SPOTMATIC(ペンタSP)を使ってくれる機会が多く,ランニングコストはかかるが写真を撮る喜びを知ってくれたようで,Webmasterもうれしい。サイト開設後8年を経て,ようやくタイトルに内容が追いついてきたというべきか。

もちろん写真を楽しむにはリクツをこねるよりも,とにかくたくさん撮った方がいいのだが,専門用語が解るようになると楽しさも倍増すると思うので,大それた企画だがカメラにまつわる専門用語について簡単に説明したいと思う。

もちろん上級者にはこんな説明は蛇足でしかないので読み飛ばしてほしい。また定義や説明が適当な部分もあると思うが,厳密さよりもわかりやすさを重視してのことである。ただ明らかな間違いがあれば指摘いただければ幸いである。

▼フォーカス
ピントのこと。自動で合わせてくれるカメラはオートフォーカス,ペンタSPは手動なのでマニュアルフォーカスとなる。

▼シャッタースピード

シャッターボタンを押すと,レンズとフィルムの間にあるシャッター幕が開いて光がフィルムに当たる。幕が開いてから閉じるまでの時間のこと。数値は1/n秒で表される。125なら125分の1秒(0.008秒)という具合。数値が大きい(シャッタースピードが速い)とフィルムに光が当たる時間が短く,暗い写真になり,数値が小さい(シャッタースピードが遅い)と光が当たる時間が長く,明るい写真になる。屋外の晴天の場合は,光が入りすぎるのでシャッタースピードは速く,逆に曇りや屋内の場合は光が不足するのでシャッタースピードは遅くしてやる。シャッタースピードが遅いと手ぶれしやすいので,三脚が必要になる。

▼絞り(しぼり)

レンズに内蔵されている羽根で,光が通る穴の直径を変える働きがある。数字が小さい(絞りを開ける)方が直径が大きくなり,数字を大きく(絞りを絞る)すると直径が小さくなる。絞りを開けると光がたくさん入って明るい写真になるが,ピントの合う奥行き(被写界深度という)が狭くなる。逆に絞りを絞ると光があまり入らず暗い写真になるが,ピントの合う奥行きが広くなる。遠くが見辛いときに,目を細めたり,小さいスキマから覗くと見やすくなるのと同じ。

▼シャッタースピードと絞りの関係(露出)

上述のように,シャッタースピードと絞りはフィルムに入る光の量を調節するという同じ働きをする。光の加減とシャッタースピード,絞りが適切に合った状態を「適正露出」という。光が足りなくて暗い写真になってしまったときは「露出アンダー」,逆に光が多すぎて明るすぎる場合は「露出オーバー」であると言う。適正露出を得るための組合わせはたくさんあり,例えば「シャッタースピード500,絞り2.8」という組み合わせと「シャッタースピード60,絞り8」という組み合わせがどちらも適正露出であったとしよう。前者は絞りが開いているので,ピントの合う範囲が狭い。その特性を利用して,花の写真や人物のアップなど,背景をボカす効果が期待できる。またシャッタースピードが速いので,手ぶれが防げるし,速い被写体の動きを止めるという効果がある。一方,後者は絞りを絞っているのでピントの合う範囲が広い。従って手前に立った人物と,背後の風景の両方にピントを合わせたい記念写真,あるいは遅いシャッタースピードを利用して滝の水が糸のように写る効果が期待できる。

▼フィルムの感度

100とか400とか800など,フィルムに書いてある数字のこと。数字が大きい方が値段が高いので,大きい数字のものを買えばキレイに写ると勘違いされるが,じつは逆で,画質は100が一番良い。数字が大きいのは高感度フィルムといい,少ない光でも写る代わりに,解像度の低いザラついた画質になる。高感度フィルムはフラッシュ撮影が禁止されている屋内や,少しでも速いシャッタースピードを使いたいという場面でのみ威力を発揮する。晴れた屋外では感度は低い方が良いのである。ただ最近はフィルムの性能が良くなり,高感度でも高画質になってきている。

▼ネガフィルムとリバーサルフィルム

スーパーでも売っている普通のフィルムはカラーネガフィルム。現像したフィルムは色が反転(黒いところが白く,白いところが黒く)しているので,フィルムを眺めても何が写っているのかよくわからない。現像したフィルムが見たままの色になっているのがカラーリバーサルフィルム。ポジフィルムとも言う。そのままスライド上映に使える。ネガフィルムは適正露出が得られる範囲が広く,失敗が少ない。リバーサルフィルムは鮮やかな色が得られる反面,適正露出の範囲が狭く,難しいしフィルムが高価。デジカメでは「クロームモード」などと言ってリバーサル風の色合いが得られるモードがある機種も。

▼上等なカメラ,レンズ

マニュアルカメラの場合,カメラ本体の良し悪しはファインダーの見易さとか,シャッターを押したときの感触,音などに現れるが,好みの問題もあり写りにはあまり関係がない。レンズは「55mm/f1.8」などと書いてあった場合,前の数字が画角で,数字が50mmより小さいと広角レンズ(広い範囲が写る),大きいと望遠レンズ(遠くのものをアップで写す)を表す。50mm前後は標準レンズと呼ばれ,人間の視野に近い自然な画角となる。ズームレンズというのは画角を可変できる構造のもの。デジカメはたいていズームレンズが付いている。そのレンズが上等かどうかを判断するには後ろの数字を見れば良い。これは開放f値といい,「そのレンズで絞りが最大どこまで開けるか」を表す。絞る方はどんなレンズでもいくらでも小さく絞れるが,開く方はレンズの大きさで物理的に決まってしまう。開放f値が小さい方がレンズの直径が大きく上等なレンズである(少々乱暴な決めつけ)。

いかがだろうか。これでもまだ解りにくいかもしれない。あとは実地にシャッタースピードや絞りを変えて自分なりに考えながら撮ると自然と身に付いてくると思う。デジカメでもオートの機能を切ってこれらのことを考えながら写すと,一味違った写真が撮れると思う。

2006年11月05日

●フィルム装填ミス

花園渓谷ではペンタSPでも撮影していたのだが,フィルムの装填ミスで丸々無駄になってしまった。巻き上げがちょっと固いし,引っかかりがあると感じていたのだが,カウンタは進んでいるし大丈夫だろうと撮っていたら,24枚撮りなのに30になってもまだ巻ける・・・これは完全にフィルムの装填が悪くて,案の定巻き戻してみたら全然手応えがない。フィルムを入れたのはWebmasterで,渾身の一枚を撮ろうと張り切っていたKinoppy氏には大変申し訳ないことをした。

一度フィルムをセットすると,巻き戻してみるまでフタを開けられない(露光してしまうので)から途中で確認することもできない。デジカメでは起こり得ないトラブルと言える。

写真屋でカメラを見てもらって,フィルム装填のコツも教えてもらった。今までは「だいたいこんな感じだろう」と適当に装填していたのだ。なので次回からは(たぶん)大丈夫のはず。
失敗したフィルムは店の専用器材を使ってベロ(フィルムの先端)を引っ張りだしてもらって,再装填後,近所の風景を写してみたら下のようにちゃんと写った。

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2006年11月04日

●週末見た景色 花園神社〜花園渓谷

北茨城市の花園神社〜花園渓谷。紅葉には少し早く,色づき始めというところ。それでも観光バスが何台も訪れていた。むしろ紅葉の時期を外していった方が静寂に包まれて気持ちよく散策できるかもしれない。

写真はほとんどKinoppy氏が撮影。

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2006年10月24日

●週末見た景色2 西山荘

西山荘は常陸太田市にある水戸光圀公(黄門さま)が晩年を過ごした地。隠居してから亡くなるまでの10年間,質素倹約を旨とし日本史の編纂に励んだ光圀公。じつはこの後近くの「竜神大吊橋」も見た。こちらは無駄な公共事業の代表として全国的に有名である。事業の是非はともかく,どちらの名所も紅葉の時期はとても綺麗だろう。

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2006年10月19日

●デジカメ修理完了

故障して入院していたデジカメFinePixS5000が戻ってきた。修理内容はCCD基板交換とある。修理見積りでは1.5万円かかると脅されていたのだが,実際の請求はタダだった。取次ぎの写真屋によると,メーカーが「ユーザの取扱い方法による不具合か,製品自体の不良か判断できなかったため,今回は無料とさせて頂く」と言ってきたらしい。

こちらとしては有料でも構わないと思っていたので,無料で直してもらってラッキーだった。早まって中途半端な新製品に手を出さずにおいて良かった。

デジカメや,フィルムカメラでも電脳満載のEOSなどはヘタをすると数年で修理不能の故障を起こす。電脳機器の故障はたいてい1か0で中間段階がない。今回のデジカメの故障も,昨日まではまったく問題なかったのに,今日撮ろうとしたら写らないのである。また,電脳カメラは必ず電源を必要とし,電源がなければ「1枚だけでも」といくら念じても絶対に写らない。

それに比べれば40年前に発売されたペンタSPは,経年劣化により新品の時に比べれば写りは悪くなっているかもしれないが,まったく写らないということはないし,電池も必要ない。これは「記録」という意味ではけっこう重要で,ピンボケでも手ぶれでも,何がしか写っているのと,まったく何もないというのでは雲泥の差がある。

世間では一眼レフデジカメの売れ行きが好調らしく,カメラメーカーも競って新機種を発売している。だが果たして,これらのカメラのうち40年後でも動作し,写真が取り出せる状態のものが何台あるだろうか。画素数や機能を競うのも結構だが,カメラとしての信頼性を望んでいる人も多いと思う。まあ,商売としては次々と買い換えてもらう方がいいに決まっているのだが。

2006年10月12日

●今週見た景色 幕張

今週は幕張メッセで行われた某イベントでブースの説明員という大役を仰せつかり,イベントコンパニオンのお姉様方と共にお客様のお相手をした。さすがにメッセでのプレゼンは初めての経験で,お客様も大勢来てくださりありがたかったが,ブースを離れるヒマがなくて水も飲めずトイレにも行けないという状態で疲労困憊である。

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イベントコンパニオンの方たちが私服で準備したり説明を受けている光景。なかなかのレアショット?彼女たちは普段から礼儀正しく愛想も良く,さすがはプロフェッショナルという印象だ。同僚は「終わってから飲みに誘えないかな」と期待していたがたぶんムリだろう。

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目の前のブースのコンパニオンさんが,会場中で一番扇情的なコスチュームを着ておられ,目のやり場には困らなかった苦労した。またバックヤードに入ると自ブースのコンパニオンさんが休憩したりメイクを直したりしていて,いろいろな意味で貴重な経験となった。しかしあまりにも疲労が激しいのでできれば毎年は遠慮したいところである。

2006年10月08日

●今日見た景色 助川市民の森

先週に引き続いてアナログカメラを持ってハイキング。行き先は日立市の助川市民の森。今回はKinoppy氏のペンタSP+55mmは変わらずだが,ピートという大荷物があるので,荷物を少しでも軽くするために予備機は軽量のEOS100p+50mmという組み合わせ。

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暴風雨が過ぎた後で空気が澄んでおり,ほぼピーカンという絶好の撮影びよりだったものの,プリントした写真を見ると思ったように撮れた写真が少なく,反省点の多い結果となった。ペンタSPは画面の右1/4ほどが暗く写る現象がたまに見られる。

このカメラで今後もたくさん撮るなら分解調整が必要な気がするが,これを分解調整に出すお金があればおそらく上等なマニュアル一眼の中古カメラが買えるだろう。悩ましいところだ。

そもそも前回と今回の撮影だけで,フィルム7本(安物ネガ),同時プリントとCD書き込み料金合わせて1万円以上かかっている。恐ろしいランニングコストである。

2006年10月01日

●週末見た景色 花貫渓谷〜土岳山

実は愛用のデジカメFinePixS5000が故障して入院中である。どうやらAEまわりのトラブルらしく,明るいところでは露出が大幅にオーバーになってしまう。修理見積もりを取ったら15,000円(+見積もり代2,000円)と出た。かなり微妙なところであるが,Kinoppy氏も使い慣れた機械であるし,なにより2年前に他界した父の形見でもあるので,修理をお願いしたところである。

さて,久しぶりにデジカメがない環境となったことだし,いい機会なので銀塩カメラにも風を当ててやろう。電脳一眼レフのEOS5+EF50mm F1.4に加えて,やはり父の形見であるASAHI Pentax SPOTMATICも引っ張りだす。この機械は実家で発掘して以来ほとんど使ったことがなかったので,ちゃんと撮れるのか確認したかったのだ。

行き先は茨城県高萩市の花貫渓谷〜土岳山(標高600メートル)。写真はすべてKinoppy氏撮影。レンズはSuper-Takumar 1:1.8/55,内蔵露出計が壊れているため,露出はEOSの露出計の値を参考にして決めた。FinePixは約10倍のズームレンズ搭載なので普段はついズームに頼ってしまうが,写真の基本は50mmと言われていて,必要な画角は足で稼ぐものと教えてあげたらKinoppy氏も撮影を楽しんでいた様子。

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フィルムはホームセンタで売っているISO400のカラーネガ。心配していた写りだが,まずまず良い感じで,40年前の機械でメンテナンスもしていないことを考えれば充分だろう。本当は分解清掃調整に出したいところだが,また金がかかりそうだ。

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取り直しが効かず,現像に出すまで結果もわからない銀塩カメラは不便ではあるが,その分一枚一枚に心がこもるというか,思い入れがあって出来上がりの写真を見ながらの反省もまた楽しい。だが経済的には圧倒的に不利で,これからは本当に好きな人の道楽としてのみ生き残っていくメディアだろう。

2006年09月22日

●今日見た景色 名古屋

またしても常滑市日帰り。時間がなかったので写真はJR名古屋駅周辺。

吹奏楽(?)集まりのために名古屋のお土産調達してきました。お楽しみに。

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2006年09月10日

●週末見た景色 仙台

定禅寺ストリートジャズフェスティバルにお誘い頂いたので,ジャズと牛たんを堪能してきた。

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2006年08月27日

●週末見た景色 有楽町〜皇居周辺

有楽町〜皇居周辺。宿泊は帝国ホテル。ディナーは「バイキング」の元祖インペリアル・バイキング。

店名は,社内公募で決まりました。当時,日比谷の映画館でカーク・ダグラス主演の映画「バイキング」が上映されていたこと,また,北欧の海賊”バイキング”のイメージが新しいレストランの食のスタイルと重なったことがヒントになりました。

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2006年08月12日

●今日見た景色 新潟

阿賀町(旧三川村)の道の駅「阿賀の里」。新潟の土産を買うのにたまに立ち寄るところ。

ピートを連れての帰省は3回目。

2006年08月03日

●今日見た景色 常滑

愛知県常滑市に日帰り。現地滞在3時間,移動10時間。行きは500系のぞみ,帰りは700系のぞみだった。常滑は焼き物が有名で,INAXの工場がある。

2006年07月15日

●今日見た景色 千葉

千葉の懸垂型モノレール。営業的にはなかなか苦戦しているようだが,こういうシャレた新交通があると「ああ都会だな」という感じがする。

「チバラキ」(千葉も茨城も同じようなもの)と言われたりすることもあるが,たいていの千葉県民は茨城と一緒にされると怒る。当然だろう。

2006年07月10日

●今日見た景色 名古屋~常滑

名古屋~常滑。いろいろと名物の多い名古屋だが,一人だと外食する勇気のない小心者Webmasterであった(coco壱番屋は同僚と一緒に入った)。


2006年06月21日

●今日見た景色 秋葉原

出張で秋葉原に行く機会は多いが,物欲を刺激されると危険なので用事が済んだら脇目もふらず駅に直行である。

いつも寄る上野駅構内の書店,ダビンチなんとかの便乗本にスペースを占領されて,SFのコーナが縮小されてしまっていた。そういうことをするのは田舎の書店だけかと思っていたのに。悲しい。

2006年06月13日

●今日見た景色 波崎

銚子の近くの風力発電所。支柱の高さ60メートル,羽は1枚の長さが40メートルもある。回っているところを間近で見ると,風切り音がしてすごい迫力。

しかし現場周辺は砂浜と植林したばかりの松林と道路以外何もない。仮設トイレで用を足しても手を洗うところもない。梅雨時は海からの湿った風がべとついて,なかなか過酷な環境。

2006年06月12日

●告知☆お散歩猫ピート雑誌掲載

先日,「猫の散歩について特集したい」と雑誌「猫びより」さんより取材を受け,本日掲載誌が刊行された。WebmasterとKinoppyが写真付きで載っているので興味のある方はご覧頂ければと思う。

ホームページやブログなど,Webの情報は公的な保存制度が未だに存在せず,いつ消えるかわからない流動的なもの。一方,紙媒体の雑誌として刊行されたものは納本制度により国立国会図書館で(少なくとも政府が機能する限りにおいて)未来までの保存が保証される。

そんな雑誌に自分の撮った写真が掲載されたことは,素直に喜びたい。
もちろん功労者はピート自身とせっせとブログを書いたKinoppy(奥様)であって,Webmasterはたまにピートのリードを持ったり,写真の撮り方を少しだけアドバイスした程度である。

ご参考:pyon*weblog 今日は猫びより7月号の発売日〜

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2006年06月11日

●昨日見た景色 梅雨の晴れ間とあぶくま洞

梅雨の間のわずかな青空と,あぶくま洞

鍾乳石はたった1cm成長するのに100年もの時間がかかるという。それに比べれば人間の営みなど瞬きほどの時間スケールでしかない。



2006年05月04日

●ミニチュア ディズニーシー

ディズニーシーもミニチュア写真風にしてみる。 鉄道模型などのジオラマは本物に近づけることが楽しみだと思うが,これは逆で本物の写真を偽物っぽくディフォルメするという遊び。

●模型の街

syntherealinside outを参考にして,街の風景を「ミニチュア写真」風にしてみる。
少しは模型の街のように見えるだろうか。

2006年04月29日

●今日見た景色 秋葉原

先日オープンしたUDXビル(秋葉原クロスフィールド)。仕事の後は2Fのカフェでビール。630円なり。

店内にはこんな感じの多面体スピーカが天井吊りされていて気になった。重低音は出ないだろうからBOSEのサブウーファが縱吊りされていた。こんなシステムもオシャレかも。

ヨドバシの横にも新しいビルを建てていた。秋葉原はどんどん変わっていく。

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2005年12月02日

●今日見た景色 東京ディズニーシー

クリスマス一色の東京ディズニーシーとホテルミラコスタ

写真はすべてFinePix S5000で撮影。このカメラは広角側だと周辺部が暗くなって(ケラれて)しまうようだ。純正フードを外してフィルタなしでもケラれるのでレンズの周辺光量不足か。広角側といっても35mmカメラ換算で37mmと,たいした広角ではないのだからもう少し頑張ってほしいところ。

2005年11月22日

●今日見た景色 名古屋

名古屋駅~名古屋大学

国立N大...ではなく名古屋大学。なかなかキレイなキャンパスだったが,赤いボクスターに乗った萌絵ちゃんにお目にかかることはできなかった。工学部周辺には女子大生が結構歩いていた。意外(失礼)。

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2005年11月08日

●今日見た景色 有楽町

ヨドバシカメラの秋葉原店ができて一番影響を受けているのは,周辺の電気街の店ではなく,実はこの有楽町ビックカメラらしい。

有楽町ビックカメラも少し前まではそごうという百貨店だった。いろいろなモノが生まれ,多くの人が気付く前にそれが廃墟になり別のモノに生まれ変わる街,東京とはそういう場所かもしれない。

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2005年09月17日

●今日見た景色 御岩神社―奥日立きららの里ー秋の空

御岩神社~奥日立きららの里~秋の空

2005年08月23日

●物欲刺激ネタ EOS5D

久々の物欲刺激ネタである。キヤノンから待望の35mmフルサイズセンサを搭載した普及価格帯の一眼デジカメEOS5Dが発表された。

日本での価格は35万円程度になりそう。普及価格帯とはいえWebmasterにとってはとても手が出ない価格(それでも初期の一眼デジカメに比べれば激安)だが,いずれは普通に35mmフルサイズセンサのデジカメが買える日が来るだろう。

銀塩用で手持ちのレンズはあるが,デジカメにすると(センサが小さくて)画角が変わってしまうので移行をためらっていた人は多いと思う。肝心なのは画素数よりもセンササイズだったというわけ。むしろパソコンで扱うなら300万画素程度で充分という気がする。1280万画素にもなるとデータを取りまわすパソコンにもそれなりのスペックが要求される。

2005年06月24日

●今日見た景色 御茶ノ水から秋葉原

普段なら総武線に乗ってしまう御茶ノ水から秋葉原の間を蒸し暑い中歩いてみた。所要時間は10分ほど。写真は京ぽんで撮影。

御茶ノ水 神田川 神田明神 秋葉原駅前

2005年06月20日

●京ぽんカメラ

京ぽんのカメラはショボい。いまどき11万画素だ。まあメモリカードの類が使えないのでメールで送れるサイズが撮れればいいと,この程度のスペックになったのかもしれない。

ちなみに陽だまり堂さんで買った肉球ストラップを付けている。

街並 京ぽんで撮った京ぽん

2005年06月13日

●ネコ写真の難しさ

かわいいピートの写真はKinoppyFinePix S5000で撮影することが多い。静物ならばけっこうキレイに写るカメラだが,やはりデジカメなのでオートフォーカスとレリーズのタイムラグがあって,動いている被写体を狙い通りに写すのは難しい。それに加えてピートは動きが速い。日当たりのいい場所で寝ているときなら比較的簡単だが,遊んでいる様子を写すのは至難の技である。フレーミングしてフォーカスが決まる頃にはその場に居ないか,運良くフレームに収まってもたいてい被写体ぶれしている。せめて一眼レフカメラ並みにマニュアルフォーカスできて,1/1000秒くらいのシャッターが切れればかなりマシだと思うが,残念ながらS5000のマニュアルフォーカス機能は使い物にならないし,室内で光量も足りない(驚かせてしまうのでストロボも焚けない)。あとはもう数で勝負するしかない。銀塩でやったら破産してしまうところだが,デジカメはいくらでも撮り直しが利くので,とにかく撮りまくる。100枚も撮ればその中の2,3枚は使える写真が撮れているというわけだ。

まったりしている写真は比較的簡単 遊んでいる写真は激ムズ

2005年03月12日

●今日見た景色:かみね公園のネコたち

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たまには写真ネタということで・・・。なんだかんだ言っても一番よく使うのは実効3万画素のカメラ付き携帯である。次の機種変更ではもう少し高解像度でメモリーカードでデータをパソコンに移せる電話が欲しい。