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2013年04月07日

●アコースティックギター弾き語りその後(発表会9回目)

弾き語りを習い始めて4年3ヶ月。5年目なのにこの程度しか弾けず歌えず,なかなか上達の道は険しい。というか課題曲以外ぜんぜん新しいことに取り組んでいない。まあ,忙しいときはこんなものかもしれない。長い目で楽しく続けていければ良いかなと,上達が遅いのは気にしないことにしている。

せめて今回は一人で演奏してみますか,と軽い気持ちで宣言したのだが,けっこう大変だった。二人で弾いていれば片方が間違えてもそんなに目立たないし,またそう思うことによって安心して弾ける。しかし一人では当たり前だがミスは自分一人でリカバリーしなくてはいけない。次回からはまた二人体制に戻そうと思った。

あとはパッシブピックアップだと,どうしてもステージに上がって「はいこれから演奏します」というときに,すぐに最適な音量バランスにできない(他のエレアコの生徒さんはみんなプリアンプ内蔵なので)のが気になる。エンドピンジャックをプリアンプ内蔵のものに替える手はあるけれど,1.5万円くらいの投資。年2回の発表会ではペイしないよなぁ...。

外付けのプリアンプ(エフェクタ)は持っているので,それを持ち込んで事前にリハーサルをさせてもらえるなら良いけれど,そういう場ではないので。

いろいろ課題もあるけれど,とりあえずはまた次回に向けて課題曲を選んで練習を始めなくてはいけない。

動画は発表会前に部屋で撮ったもの。器材はいつものようにZOOM Q3で,付属ソフトでノーマライズのみしている。発表会本番の音をキレイに録るのはだいぶ前にあきらめた。客席のノイズが酷いし,上に書いたようにそもそも歌とギターの音のバランスが思い通りにならないので。

【スタートライン】

【桜】

【花は咲く】

【参考記事】前回の発表会

2013年01月13日

●アコースティックギター弾き語りその後(4年経過)

アコギの弾き語りも始めてからもう4年。

なかなか練習時間が取れなくて,相変わらず上達はしていない。春と秋の発表会用に課題曲を練習するのが精一杯という感じ。

今年も発表会だけは出られるように,課題曲を決めて練習を始めたところ。録音できるくらいになったら動画をアップしたいと思っている。

無線の移動運用とギターの屋外練習を一緒にできたら楽しそうだけど,荷物が多くなってしまうのでなかなかできない。

器材としてはマイクで歌うのに慣れるためにマイクとマイクスタンドが欲しいという思いもあるけれど,そうすると今度はミキサーだとかMTRだとか言い始めて収集がつかなくなってしまうので,ペンディングとしている。

G7 capo

2012年12月31日

●写真って楽しいねっ〜2012年総括〜

3.11の東日本大震災から1年9ヶ月。波はあるものの余震は続いていて,今月も一回津波注意報が出たりした。原発事故の放射線は,2012年12月末現在で0.055〜0.060uSv/hくらい。昨年の半分以下,1/3近くに下がってきている。事故前に比べると2倍くらいの値。

トピックスとしてはアマチュア無線関係が多かった。開局した当初は災害時に安心かな,という程度だったのが,うっかりCW(モールス通信)を試してみたところが,これがけっこう面白くてハマってしまった。オールモードの無線機FT-817を買ったり,ハムフェアにも出掛けてみたし,コンテストに参加して海外とも交信することができた

新しいことに挑戦するのは楽しいし,これからもアマチュア無線は少しずつ続けていければ良いと思っている。ただし,1年間やってみてそんなにのめり込むようなことはないだろうと踏んでいる。なぜかといえばアマチュア無線は所詮「金がないと極められない/金さえあればそこそこ極められる」趣味だとわかったから。もちろんCWをはじめとしてPhoneでもオペレートのスキルに依存する部分はあるし,アンテナだとか電波伝搬を勉強することは必要だ。でも,いくらスキルを磨いたって無線機が買えなければ交信できないし,アンテナを建てる場所だって要る。そして無線機や道具類はいちいち高価。お金のない人は私のようにQRP(低出力)と移動運用で慎ましくやるのが精一杯。この1年で無線関係に20万円くらい使っても,だ。

そういう意味ではアマチュア無線というのは楽器やスポーツよりも,車だとかカメラに近い趣味ではないだろうか。そしてつぎ込んだ金額で満足度が変わるような趣味にはそれほど夢中になることはできない。これから続けていくにしても,投資は最小限に,スキルと知識を伸ばす方向で楽しみたいと思っている。

アコースティックギターの弾き語りは,無線とは対照的に90%はスキル依存であり,こっちの方こそ末永く楽しめる気がしている。とはいえスキルに依存するということは常に練習していないと上達はないということで,忙しいとなかなか厳しいのが実態。かろうじて年2回の発表会()だけは参加するようにしている。

猫のピートは7歳デルタは5歳になった。今年はいつものフォトコンテストで,かんなさんの撮った写真が特別賞を受賞した。日々の写真はアメブロの方に載せている。

読書は年末になってついにKindleが発売され,私も早速PaperWhite 3Gを購入した。今後紙の本と電子書籍の読書比率がどのように変わっていくのかは予測できないけれど,1年後の総括ではある程度方向性が見えてくるかもしれない。保管場所のことを考えるとKindle優位なので,購入を迷っている本が複数ある場合はKindle版が出ている方を優先する可能性は高い。

ということで今年読んだ本は下記。

【SF】
キリストのクローン/新生(上・下)(J.ボーセニュー)
キリストのクローン/真実(J.ボーセニュー)
南極点のピアピア動画(野尻抱介)
希望(瀬名秀明)
連環宇宙(R.C.ウィルスン)
天冥の標6 宿怨 PART1(小川一水)
白鹿亭綺譚(A.C.クラーク)
銀河ヒッチハイク・ガイド(D.アダムス)
拡張幻想 ー年刊日本SF傑作選ー(大森望・日下三蔵 編)
宇宙の果てのレストラン(D.アダムス)
機龍警察 自爆条項(上・下)(月村了衛)
天冥の標6 宿怨 PART 2(小川一水)
宇宙クリケット大戦争(D.アダムス)
去年はいい年になるだろう(上・下)(山本弘)
フェッセンデンの宇宙(E.ハミルトン)
さようなら、いままで魚をありがとう(D.アダムス)
ほとんど無害(D.アダムス)
小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団(瀬名 秀明, 藤子 ・F・不二雄)

【ミステリ】
工学部・水柿助教授の逡巡(森博嗣)
工学部・水柿助教授の解脱(森博嗣)
四季 春(森博嗣)(再読)
タカイ×タカイ(森博嗣)
朽ちる散る落ちる(森博嗣)(再読)
シャーロック・ホームズ作品集(I) お風呂で読む文庫(C.ドイル)
シャーロックホームズ作品集(II) お風呂で読む文庫(C.ドイル)

【ご参考】
2011年総括
2010年総括
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2012年10月28日

●アコースティックギター弾き語りその後(発表会8回目)

弾き語りを習い始めてからいつの間にか3年9ヶ月。年が明けたら丸4年ということになる。年に2回ある発表会には今のところ欠かさず参加しているので,もう8回目だ。

始めた頃のモチベーションをずっと維持し続けていれば,4年もやっていたら相当上手くなっていただろうけれど,現実はなかなかそうもいかず,スキルとしては長いこと足踏み状態である。ただ発表会にだけは参加することで,後戻りだけはしていない(と思いたい)。

今回は一応初めての試みとして,ストラップを付けて立って弾き語りをした。短い曲なのでスコアも暗譜。この方がマイクとの距離を調整しやすいので,音としては良かったと思う。が,脚が震えてしまった。何度も出ている発表会だし,聴いているのは教室の関係者だけなので落ち着いて弾けると思っていたのだが,ステージというのは怖いところだ。

目の前にマイクがあって,自分の声が後ろから聞こえるという環境が緊張を生むのだとしたら,マイクとマイクスタンドを買って普段からマイク録りの練習をすればいいのだろうか。

動画は発表会の一週間前の録画。ZOOM Q3で録ったもの。2分くらいのところでデルタが登場する。

【誰よりも遠くへ】

【参考記事】前回の発表会

2012年05月07日

●音楽鑑賞 ミュージックトレイン2012

昨年は震災のために中止になったレッツブラスinパティオ,今年は無事に開催された。かんなさんは3回連続となる飛び入り参加。

フルートパートは7名で,中学校の吹奏楽部員が4名,同高校生が1名(男子!),市民吹奏楽団員1名で,一般飛び入りはかんなさんだけ。これも毎年のことだ。毎回市吹の方からは入団してほしいと熱烈オファーだそうだが,時間も取られるのでなかなか難しい。

選曲は時節柄,復興応援的なものが多かった。録音録画は最前列からZOOM Q3にウィンドスクリーンを付けて,マイクゲインはAUTO,PCMの48kHz 24bitで録ったもの。SDカードを4GBにしたので,最高音質でもけっこう長時間録れる。注意しなくてはいけないのは電池。満充電のエネループを入れて,予備の電池も持っていくようにしたい。


2012年04月04日

●アコースティックギター弾き語りその後(発表会7回目)

弾き語りを習い始めてもう3年3ヶ月経ってしまった。発表会に出るのも7回目である。

とはいえ,前回の発表会以降はいろいろと忙しく,教室に行ったのはわずか1回。曲も新しいものは覚えている余裕がなく,課題曲は初期の頃に練習した22才の別れをちょっと完成度を上げた程度で勘弁してもらった。

発表会のときのアンプなどの構成は前回とほぼ同じ。リハーサルもできないし,自分では音を調整できないので,なかなか難しいという点も前回と同じ。

で,発表会のライブ録音もこれまでは一応毎回やっていたが,客席からではうまく拾えないことがわかったので,今回はすっぱりあきらめた。

で,弾き方を忘れないうちに自宅で録音してみたものを公開しておく。これはアンプなどは使わない生音を,ZOOM Q3で録画録音したもの。

【22才の別れ】

こちらは生徒みんなで演奏した「川の流れのように」。初見からほとんど練習していないので,難しいコードは端折っているし,アレンジは何もしていない。私のギターはナッシュビルチューニングのままである。

【川の流れのように】

ということで,秋にはまた発表会があるので,今度こそは新しい曲を何かやれるように少し頑張りたい。

2012年02月05日

●ギター弾き語りその後(ナッシュビルチューニングを試す)

「22才の別れ」はスリーフィンガーの練習曲として,割と長期間取り組んでいる。2年前の録音はこちら

で,次回発表会にはそろそろこれをやってみようか(単に新しいものを覚える余裕がないとも言う)という話になってきたのだが,この曲のオリジナルはナッシュビルチューニングである。

ナッシュビルチューニングというと,12弦ギターの弦の副弦だけを張るとか面倒なことをしなくてはいけなかったのだが,ふと検索したらダダリオからちゃんとナッシュビルチューニング用の弦が出ていることを知り,早速買ってみた。

要は3〜6弦がレギュラーより1オクターブ高いのだが,弾いてみた印象はかなり新鮮。ただこれ,コードは変わらないと言っても,アルペジオで普通に弾くと音が重複したりして微妙な感じだし,22才の別れ以外に活用できるのだろうか...。ストロークの曲でレギュラーチューニングのギターと2本で合わせれば,12弦ギターみたいな響きになるのかもしれないけれど,まだ試していない。

録音録画はZoom Q3で,トリミングとノーマライズだけしている。


2012年01月21日

●アコースティックギター弾き語りその後(3年経過)

いつの間にかアコギの弾き語りも始めてから3年が経ってしまった。

しかしこの1年は新しいことにはほとんどチャレンジしておらず,弾けなくならない程度に以前やった曲を復習するような感じだった。一応春と秋に発表会には出たが,教室に通ったのは数回である。

腕前としてはまあ簡単な曲なら弾けるけど難しい曲はやっぱり弾けないね,というなんとも中途半端な状態でずっと維持しているような感じ。

ソロギターの方も練習時間が少ないので,やっぱりほとんど進んでいない。

ただ,アコギの音色は好きだし,いつでも弾けるように壁にかけてある。できれば今年も発表会にはちゃんと出て,少しずつでも良いから上達したい。

ギターに関する物欲は一段落していて,FG730Sで満足している。本当はアコギ用のアンプも欲しいと思っていたけれど,使うのは発表会のときだけなので置き場所などを考えるとちょっと厳しい。

録音はYOUTUBEにアップした動画の反応を見る限り,外で弾いたものが良い感じである。親切な方のサイトにも書いてあることだが,音だけとか,手元だけを映した(顔を隠した)動画というのは,いくら上手でもあまり感動しない。

野外の一発録りというのは,弾いている方も気分が良いし,今年もまたやりたい。人が来ない良いスポットを探すのもまた楽しい。

ギター

2012年01月07日

●フルートその後(購入後5年経過)

ムラマツのステューデントモデルEX-IIIを購入して早いものでもう5年。

昨年はほとんど吹いてあげることができなかった。正月休みに久しぶりに音を出してみたら,キレイではないものの音は出たので良かった。

ギター弾き語りもなかなか新しいことができないでいるので,今年の発表会はかんなさんとギターとフルートのデュオなんてできたら良いかもしれない。簡単な曲でも良いから少しずつ練習できれば良いなと思っている。

動画は2010年の春に移動運用...じゃなかった野外で練習したときのもの。

Flute

EOS Kiss X2 / SuperTakumar 1:1.8/55 (EOS-M42 Mount adapter)

2011年12月31日

●写真って楽しいねっ〜2011年総括〜

2011年,やはり311の東日本大震災のインパクトは大きかった。幸い我が家は人的・猫的な被害はなかったし,マンションは揺れがひどくて家財はずいぶんダメになったが,住むところがなくなったわけではない。インフラが復旧するまで2週間に及ぶかんなさんの実家での避難生活も大変ではあったがとにかく家族がみな無事だったことを感謝したい。当時の日記を読み返すと,なかなか生々しい。給水車に3時間並んだこと,わずかしか品物のないスーパーに入店するのに2時間並んだこと,福島原発の状態を注視しつついざというときに逃げるためのガソリンを温存して徒歩で行動したこと,10日間シャワーも浴びられなかったこと,一日に何度も沢に水汲みに通ったこと…。できればもう二度と経験せずに済ませたいものだ。

我が家の被災状況

震災後も余震が続き,9ヶ月以上経った現在でも1日か2日に一回くらいは体感できる揺れがある。そんな状況なので狭い部屋の中は備蓄の水や食料品などが所狭しと並び,倒れたり落ちて危険なものはすべて撤去するか床置きにしてあり,とても人様にお見せできる状態ではない。こんな体制をいつまで続ければいいのか,難しいところだ。

原発事故の放射線だが,2011年の12月現在で,事故前の5倍くらいの値(0.14uSv/hくらい)で推移している。ちなみに5月は0.2uSv/hくらいだった。

震災以外の話題としては,iPod touchを買って日記(プライベートな方)をEvernoteに移行したこと盆栽を買ったこと,かんなさんのパソコン更新,そしてアマチュア無線の免許(3アマ)を取って無線局を開局したことなどがあった。

アコースティックギターの弾き語りは現在ほとんど教室には通っておらず,コードを忘れない程度に気が向いたときにちょっと弾くくらい。アコギは手軽な楽器ではあるが,本当に忙しいとやはり手が付かない。ただ,来年も発表会だけは出ようと思うので,何か課題曲を考えなければいけない。

猫のピートは6歳デルタは4歳になった。猫のネタはいちいち書いていないけれど,それは安定した日常ということで幸せなことだ。写真はアメブロの方に載せている。

読書は淡々と文庫新刊SFを読んだり再読したり。

【SF】
スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選(山岸真編)
さよならペンギン(大西科学)
ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成<S>(大森望編)
アンブロークンアロー戦闘妖精・雪風(神林長平)
青い星まで飛んでいけ(小川一水)
地球移動作戦(上・下)(山本弘)
天獄と地国(小林泰三)
天冥の標IV: 機械じかけの子息たち(小川一水)
ねじまき少女(上・下)(P.バチガルピ)
あなたのための物語(長谷敏司)
結晶銀河 ー年刊日本SF傑作選ー(大森望・日下三蔵 編)
プランク・ダイヴ(G.イーガン)
ZOKURANGER(森博嗣)
究極のドグマ―穂瑞沙羅華の課外活動(機本伸司)
冷たい方程式(T.ゴドウィン他)
天冥の標V 羊と猿と百掬の銀河(小川一水)

【ミステリ】
黒猫の三角(森博嗣) 再読
人形式モナリザ(森博嗣) 再読
月は幽咽のデバイス(森博嗣) 再読
夢・出逢い・魔性(森博嗣) 再読
魔剣天翔(森博嗣) 再読
恋恋蓮歩の演習(森博嗣) 再読
六人の超音波科学者(森博嗣) 再読
キラレ×キラレ(森博嗣)
捩れ屋敷の利鈍(森博嗣) 再読
赤緑黒白(森博嗣) 再読
工学部・水柿助教授の日常(森博嗣)

【その他】
吾輩は猫である(夏目漱石) 電子ブック

【ご参考】
2010年総括
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2011年11月05日

●アコースティックギター弾き語りその後(発表会6回目)

早いものでアコギの弾き語りを習い始めてもうすぐ3年が経とうとしている。半年に1回ある教室の内輪の発表会に出るのも5回目だ。

とはいえ前回の発表会の後は,節電による休日変更の影響で,教室に通うことが出来たのはわずか2回だけ。アマチュア無線の勉強にかまけていたり,仕事が忙しかったりもして,完全に練習不足である。

幸いというかこういう事態を見越してというか,発表会の課題曲は「野に咲く花のように」という短くてコードも簡単な曲を選んだおかげで,なんとか発表会に間に合った。

どうせ客席の後ろの方からではまともな録音ができないことは前回よくわかったので,今回はZOOM Q3は持っていかずに,iPod touchのボイスレコーダ機能を使って,出番のときに最前列の椅子にiPodを置いて録音してみた。公開するのが目的ではなく,自分の出している音が客席でどう聞こえるのかやっぱり気になるので。

今回は先生がミキサーを用意してくれて入力に余裕があったので,自前のアンプは持っていかずに,プリアンプ代わりのエフェクタ(BOSS A3とZOOM G2)だけ持参した。接続は前回と同じで,ZOOM G2の出力をミキサーを通してPA(声のスピーカー)に入れてもらった。

リハーサルはできず,調整は先生任せの一発勝負だが,その割にはまあまあバランス良く音は出ていたかな。毎度のことだが自分の演奏は自分で聴けないのでよくわからない。

音作りや演奏技術以前の問題として,かんなさんは緊張のためか演奏の途中から手が震えてしまって,アルペジオではかなり苦しい。リードパートは震える手でよく頑張ってくれたと思う。緊張とか手の震えは個人の気持ちの問題なので,適切なアドバイスは難しい。

次回は4月ということで,最近の練習時間の少なさを考えると,課題曲を決めて一曲完成させるのが精一杯かな,と思っている。

【参考記事】前回の発表会(2011.6)

2011年10月02日

●ギター弾き語りその後(野外練習2回目)

最近はアマチュア無線にも興味が出てきたりして,正直ギターの練習時間は減っている。ギター教室もこの夏の節電の影響で先生と都合が合わず,3ヶ月ほどお休みしているというのが実態。

それでも近々秋の発表会が予定されているので,重い腰を上げて練習することにした。家にいるとインターネットやら猫やらで気が散るし,外に出るのも気持ちの良い気候になってきたということで,野外練習である。野外練習は1年半前にもやっていて,今回2回目。

前回は桜の時期だったので鳥の声がキレイだったが,今回は秋の虫たちが大合唱だった。ノイズのように聞こえる高い音は全部虫の鳴き声である。

曲は「野に咲く花のように」。二人とも練習不足なので短い曲を選んだ。一応ギター2本のキーを変えて(カポ0 Cとカポ5 G),ハモるようにしているがわかるだろうか。

録音録画は毎度のZOOM Q3。付属ソフトでノーマライズだけしている。


2011年06月06日

●ギター弾き語りその後(発表会5回目)

アコースティックギターの弾き語りを習い始めて2年5ヶ月。昨日は5回目の参加となる内輪の発表会があった。

曲は桜坂の弾き語りをやったのだが,元々4月に予定されていた発表会が震災の影響で延期され,ちょっと季節はずれになってしまった。別な曲をやろうかとも考えたが,時間的に仕上げる余裕がなかった。

他の生徒さんはたいてい一人で発表するので,声を拾うマイク一本,ギターの音はもう一本マイクを立てるか,エレアコの人は先生のアンプにつなげば良い。

しかし自分たちは二人で演奏と歌なので,先生の用意したマイクでは足りない。このことがあったので,前々回からは後付けのピックアップを買ったりして,徐々に自分たちの発表会用の器材を充実させてきた。

とはいえ,発表会が始まる前に先生が器材を準備したり音を調整したりしている合間を縫って自分たちの器材を準備するのはなかなか大変で,前回まではどうも納得のいく音を客席に届けることができなかった。演奏の良し悪しというのは当然あるけれど,広い会場だとある程度声とギターの音をバランスさせて,それなりの音でスピーカーから出してやらないと,そもそもお客さんに聞こえない。

前回の発表のあと,先生からアコギ用のプリアンプ・エフェクタのBOSS AD-3を譲ってもらい,これでパッシブピックアップを後付けしたギターから,プリアンプを通して,先生のギターアンプにつなげられるようになった。

そして発表会前日になって,どうせならもう一台プリアンプを買って,以前買ったギターアンプを持参すれば,先生のシステムと合わせて二人分のギターをライン出力できるよね,と考えてハードオフに行った。それで見つけたのがZOOM G2というエレキ用のエフェクタ。アコギ用だとA2というのが評判が良いけれど,ハードオフにはなかったし,新品を買うにしても1万以上する。G2はエレキ用だが安い(中古で4200円)し,エフェクトを全部切ればそこそこアコギの音も出るんじゃないかという希望的観測で,とりあえず購入してみた。もし使い物にならなかったら,ZO-3ギター(エレキ)につなぐかまた二束三文でハードオフに売るしかない。

一応自宅で試してみたところ,G2の「エレキでアコギのような音を出す」というパッチ(A9)を選んで,iBeamパッシブを後付けした私のFG730Sをつなぐと,まあまあそれっぽい音がアンプ(VOX 15R)から出ることがわかった。この組み合わせを持参して,かんなさんのFG720Sは着脱自在のFishmanのピックアップと,AD-3を通して先生のアンプにつながせてもらうことにした。

ごちゃごちゃと書いたけれど,会場での接続は図を見てもらえばわかりやすいと思う。声を拾うマイクは先生が用意した別系統のミキサとスピーカーから出すようになっている。

ギター発表会の器材接続

本当は自分の演奏を客席で聞いてみたいのだけど,それは難しいので,最後列の座席にZOOM Q3を仕掛けて演奏を録音してみた。ゲインはオートで録って,あとでノーマライズしている。

イントロのバッキングと低音パートが私(FG730S)で,リードと高音パートがかんなさん(FS720S)である。絶対的な音量がどうだったのかはよくわからないが,まあまあアコギっぽい音が出ているような気がしないだろうか?セッティングの時間が数分しかなかったことを思えば,今までの発表会の中では良かったかな,と思っている。おじさんのひそひそ声が聞こえているが気にしないでほしい。

発表会に向けて練習したり準備をするのはそれなりに大変だが,他の人の上達具合と比較もできるし,やはりモチベーションの維持には続けた方が良いと思った。かんなさんは毎回手が震えるほど緊張するとおっしゃっているが,これも場数を踏んで慣れる以外にないのではないだろうか。

次回の課題曲の選曲や,アレンジもぼちぼち考えていきたい。

【関連記事】
・発表会4回目
・発表会3回目
・ギター関係の記事一覧


2011年04月10日

●富士桜の盆栽その後(1ヶ月半経過&桜坂弾き語り)

2月の終わり頃に花木センターで買ってきた富士桜の盆栽の続報である。

実は3月11日の東日本大震災のとき,震度6強を記録したうちのマンションでは家具が倒れたり食器が崩れたりと,かなりの被害が出た。そしてベランダの花台に置いていた富士桜の盆栽も,花台ごとひっくり返ってしまったのである。

その後はライフラインがすべて止まり,特に水道は復旧までに10日を要した。私たちは猫を連れて同じ市内にあるかんなさんの実家に避難していた。盆栽は鉢がひっくり返って,根が露出した状態で2晩放置し,その後荷物を取りに戻ったりしたときに応急的に鉢に戻して,貴重な汲み置きの水を最小限あげるということを,ライフラインの復旧まで続けた。

正直なところ,この盆栽についてはもうダメかと思っていた。植え替えをしたばかりだったし,根が露出した状態で放置したり,その後も水不足と,かなりのダメージを受けたと思ったからだ。

しかし植物というのは意外と生命力があって,少しずつ花芽も大きくなってきた。この写真は4月3日。

富士桜の盆栽

そしてこの翌日にはついに一輪が開花し,その後は次々と花が開いていった。この写真は4月10日。

富士桜の盆栽

一重咲きで白っぽいというのは予想通りだが,思ったよりも花弁が細長くて,やっぱり実際に見て初めてわかることというのは多い。そしてこれも情報通り,花はすべて下向きに咲く。これは花芽が上向きに出ていても,咲くときにはクネっと下向きになるので面白い。

富士桜の盆栽富士桜の盆栽

ソメイヨシノほどの華やかさはないけれど,なんといっても震災を生き延びたことで愛着が湧いたので,今後も大切にしたいと思う。まずはひっくり返ったときにヒビの入った鉢をなんとかしなければ...。

せっかくなので開花した桜と一緒に,「桜坂」を弾き語り。ギター教室の発表会も震災のために延期になっている。

2011年01月29日

●アコースティックギターFG730Sその後(1年経過)

メーカー保証で交換してもらったFG730Sも1年経った。1年間でこのギターにもずいぶん手を入れてしまったので,もしもまた不具合があってもメーカー保証は効かない。幸い今のところトラスロッドは問題ないようだ。

改造というほどではないが,手を入れた点は下記。
ブリッジピン交換(TUSQ),サドル交換(TUSQ)
ピックアップ取り付け(iBeam Passive)

サドルやブリッジピンは純正品に戻せば良いだけだが,ピックアップを取り付けるためにエンドピンの穴をドリルで拡げてしまった加工はもう元には戻せない。

弦高は2.2〜2.5mmといったところ。これも最近になって気づいたのだが,弦の張替えやトラスロッドを回していなくても,弦高というのは自然に変わるようだ。弦のテンションの影響はもちろん,ボディは複数の材質の木材が組み合わされてできているので,温度や湿度等に対する膨張や収縮の違いによっても弦高は変わるのだろう。冬場は弦高が低くなる傾向だとどこかで読んだ気もする。

弦は忘れなければ1ヶ月に1度張替えるようにしていて,銘柄はいろいろなものを試している。ゲージはライトかカスタムライト。コーティング弦はまだ試したことがない。今のところ音が気に入ったのはMartinのフォスファーブロンズ(MSP4100)で,かんなさんはこれのエクストラライト(MSP4000)が気に入って指名買いしている。

以前にも書いたことだが,アコギは何の弦を張ったか,また張ってどのくらい時間が経ったかで大きく音が変わる。なのでギター本体が「成長」しているのかどうかは,正直よくわからない。「買ったばかりの頃はあまり鳴りませんでしたが,半年経ったら鳴るようになってきました」とか,よく聞く話なのだが皆さんどういう条件で比較しておられるのだろう。半年とか1年前に聴いた音の記憶をそんな正確に思い出せるものなのだろうか?それとも自分もあと5年もギターを続ければ弦の違いとは別なギター本体の音の違いを聞き分けることができるようになるのか。

今のところもっと良い(高い)ギターが欲しいとか,そんな風には思わない。もしあと10年くらいギターを続けることができて,人前で演奏しても恥ずかしくない腕前になったとしたら,そのときはマーチンやギブソンではなく,世界に一本だけのオーダーメイドギターを作ってもらえたら幸せかもしれない。それでも価格は50万円あれば充分だ。フルートは中級モデルでも60万だというのに…。

先日贈る言葉の録音を公開したばかりなので,今回は特に新しい音源はない。贈る言葉は少しコードは難しくなるがキーはそのままでCapo3でDから弾いた方がベースの動きがキレイなので再練習中である。さらにスリーフィンガーで淀みなく弾けるようにしたい。

FG730S

2011年01月08日

●ギター弾き語りその後(2年経過)

アコースティックギターの弾き語りを習い始めて2年が経った。

いつの間にか2年経ってしまったなぁ,という感じで,この1年は特に上達したという実感もなく過ぎてしまった。

もちろんまだまだ弾けないコードもたくさんあるし,できないテクニックだらけではあるのだが,そういうのは頻繁に教室に通ったからといって一朝一夕にできるようになるわけではないし,弾きたい曲を弾けるように練習する中で,「ここのニュアンスを表現するにはこのテクニックじゃないと」とか,「今までこのコードは難しくて省略していたけど,やっぱり弾いた方がしっくりくるよね」みたいな感じで少しずつ取り入れていくという方針。

で,弾き語りの方はそんな感じで継続していくつもりなのだが,やっぱり歌が苦手なのは2年経っても変わらず。ギターもインスト(ソロギター)が弾けたらより素晴らしいという思いはずっとあって,南澤大介さんのソロギター入門を買ってちょっとずつ(本当にちょっとずつ)練習している。

ただ,弾き語りにしてもソロギターにしても「この曲が大好きなので練習して弾けるようになりたい」と思える曲がないというのが悩みの種。元々聴いていた音楽がT-SQUAREとかなので,和泉さんのピアノ曲はすごく好きなのだが,だったらピアノを習えという話になってしまう。

録音は「贈る言葉」。時期的には春の発表会にも使えそうだけど,まだどうするか決めていない。割と有名な曲だと思っていたが,Youtubeで弾き語りをしている動画は意外と少ないようだ。あってもストロークばかり。アルペジオのパターンはCD(アコースティックバージョン)を参考に自分で考えた。

■ギター:YAMAHA FG730S(2010年1月購入),弦:History フォスファーブロンズ ライトゲージ(HAGS-NPL),録音録画:ZOOM Q3,加工:iMovie'11でノーマライズ処理のみ

2011年01月05日

●フルートその後(4年経過)

自分用にフルート(Muramatsu EX-III)を購入したのが2007年の年明けだったのでもう4年経ってしまった。

昨年は箱から出した回数が両手で数えられる程度で,ギターと両方練習する余裕はまったくない。

長期保管に強いのはありがたい。数ヶ月ぶりにハードケースから出してもメカニズムはスムーズだし,特に劣化しているような部品もない。さすがはムラマツ品質というべきか。なかなか吹いてあげられないが,今後もたまには無料メンテに出して,いつの日か習う余裕ができるそのときまで状態を維持しておきたい。

フルート

2010年12月31日

●写真ってたのしいねっ〜2010年総括〜

2010年といえばSF読みにとっては意義深かったけれど,現実にはこれと言って大きなトピックのなかった年だったかもしれない。カメラ店のフォトコンテストで最優秀賞をもらったのと,5年ぶりにパソコンを買い換えたのがうれしかったかな。

日常のネタはツィッターでつぶやくことが多くなって,ブログの更新が停滞するようになったのも今年の特徴。これはネット界全体に共通する話で,何年も更新を続けてきた日記やブログが今年からぱったり更新されなくなったという人を何人も見ている。これが一過性の現象なのか来年以降も継続するのか,さらに新しい何かが出てくるのか注目である。

アコースティックギターの弾き語りは継続して習っているが,2年目に入って多少音の違いが判るようになってきたというのか,弦やギターのパーツが気になった年でもあった。サドルを買って削ったりアンプを買ってピックアップを付けたりもした。ただこれは反省点でもあって,つい器材の方に興味がいってしまいがちになるのだが,いくら器材が充実しても腕が上がるわけではないので,演奏の練習に力を入れるべきだろう。

アメーバの猫写真ブログの方はとうとう惰性で今年も1年間毎日更新を続けてしまった。小さいサイズの写真をアップするようにしているので,無料の2GBを使い切るまでには50年くらいかかる計算である。忙しかったり旅行中でも毎日更新できるのは,事前に公開する日時を指定して記事を書いておける予約機能のおかげだ。

車(ポロ)のネタはあまり書いていないが,想像よりもトラブルが少ないためである。今後トラブルが増えてきたら記事にする機会が増えるかもしれない。(できれば増えないでもらいたいが)

読書も文庫新刊SFは低調で,なんだか最近はアンソロジーばかり出て食傷気味。商売的に売りやすいのだろうか?唯一の収穫は小川一水の「天冥の標」シリーズで,まあこのシリーズが始まったことだけでも2010年は価値があったかも。

【SF】
NOVA1(大森望 責任編集)
ZOKU(森博嗣) 再読
メシアの処方箋(機本伸司)
虐殺器官(伊藤計劃)
Self-Reference ENGINE(円城塔)
ラギッド・ガール(飛浩隆)
ゼロ年代SF傑作選(SFマガジン編集部編)
天冥の標<1> メニー・メニー・シープ(上・下)(小川一水)
天冥の標II 救世群(小川一水)
微睡みのセフィロト(冲方丁)
アードマン連結体(N.クレス)
機龍警察(月村了衛)
地球最後の野良猫(J.ブレイク)
パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動(機本伸司)
MM9(山本弘)
NOVA2(大森望 責任編集)
天冥の標 3 アウレーリア一統(小川一水)
スペースプローブ(機本伸司)
量子回廊—年刊日本SF傑作選(大森望,日下三蔵[編])
アリスへの決別(山本弘)
神狩り2 リッパー(山田正紀)
天体の回転について(小林泰三)
ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (大森望編)
ディアスポラ(G.イーガン) 再読
ハーモニー(伊藤計劃)

【ミステリ】
Φは壊れたね(森博嗣) 再読
θは遊んでくれたよ(森博嗣) 再読
τになるまで待って(森博嗣) 再読
すべてがFになる(森博嗣) 再読
冷たい密室と博士たち(森博嗣) 再読
λに歯がない(森博嗣)
そして二人だけになった(森博嗣) 再読
笑わない数学者(森博嗣) 再読
詩的私的ジャック(森博嗣) 再読
封印再度(森博嗣) 再読
ηなのに夢のよう(森博嗣)
ゾラ・一撃・さようなら(森博嗣)
幻惑の死と使途(森博嗣) 再読
夏のレプリカ(森博嗣) 再読
今はもうない(森博嗣) 再読
イナイ×イナイ(森博嗣)
数奇にして模型(森博嗣) 再読
有限と微小のパン(森博嗣) 再読

【ご参考】
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2010年11月28日

●アコースティックギターその後(ソロギター入門に挑戦)

アコースティックギターの弾き語りを習い始めてもうすぐ2年。弾き語りの方はたまに教室に通いながら発表会に向けて練習を継続するとして,少しずつソロギターの練習もやっている。

最初に買ったのは「大人のための 基本の基本 ソロギター曲集 (1) 著者・演奏 関口祐二」

この本で数曲練習して,まあ何となく弾けるかな,という手応えがつかめてきた(もちろん最初の方の簡単な曲だけだが)。そこで,もう少し教則本的なもので勉強しようと思って買ったのが,

「ギタリスト養成塾 はじめての ソロギター入門 模範演奏CD2枚付 ソロギターのためのパーフェクトガイド」(南澤 大介)

フィンガーピッカー必読の書という評価もあって,なるほどソロギターのテクニックが順を追って丁寧に説明されている。これのエチュードを通して弾けるようになれば,ソロギターもなかなか良い感じに弾けるようになるのではないかと妄想。

動画は本を買って10日ほど練習した成果。一番最初のエチュード#1。通っている弾き語り教室は基本的にフィンガーピッキングのアルペジオで教わっているので違和感はなかったが,やっぱり単純にコードをアルペジオで弾くのとは難易度が違う。

エチュード#2以降はまだ手つかずだが,クイックアルペジオとか聞いたことのないテクニックが出てきたりして,前途多難である。

■ギター:YAMAHA FG730S,弦:Dean Markley Blue Steel(ライトゲージ),録音:ZOOM Q3

ちなみに南澤さん自身による模範演奏はこちら

2010年10月31日

●ギター弾き語りその後(発表会4回目)

アコースティックギターの弾き語りを習い始めて1年9ヶ月。今日は4回目の発表会だった。

今回はFG730S,FS720Sともにピックアップを付けての初めての発表会ということで,お客さんにどんな風に聞こえるかがやってみるまでわからないので不安だった。

もちろん自分の演奏を自分で聞くことはできないので,本当のところはよくわからないが,ピックアップの音質も舞台上で聞いている分には不自然ではなかったし,まあそこそこうまくいったように思う。

先生から指摘されたのは,もう少し声用のマイクに近づいて歌った方が良いとのこと。確かにカラオケだってマイクに口を近づけないとちゃんと音を拾ってくれないし,歌に自信がないからといって,マイクから離れて歌ったらエコーもかからずただ声が小さいだけで余計下手に聞こえてしまうということだ。このあたりは次回の課題と言えるだろう。

今後やってみたいこととしては,
・歌をハモってみたい
・ソロギター的な何か
・英語曲
・フルートとのコラボ

などがある。いつになるか,また発表会でやれるかどうかはわからないが,せっかく続けるからには少しは上手になりたいものである。

動画は発表会前日の練習を録ったもの。曲はハナミズキ。7月に録音したものと比べて少しはマシになっているだろうか。

【関連記事】
発表会3回目
ギター関係の記事一覧

2010年09月20日

●アコギ用パッシブピックアップの音を比較する(NEO-D HUM,iBEAM passive)

YAMAHA FG730Sにピックアップ(iBEAM passive)を取付けたので,早速音を出してみよう。

まず気になったのが,「ジー」というノイズ。アンプのゲインを上げると,無音時にもけっこう気になる音量で鳴る。

エンドピンジャックの金属部分に手を触れるとピタっとノイズは消えるので,アース関係なんだろうということはわかるが,では具体的にどう対策するかとなると,なかなか難しい。検索しても決定打というか「これでOK」という対策は出てこない。このあたりもアコギ用ピックアップがまだまだ発展途上だということを表している。

それはともかく,早速ライン録りした音を比較してみよう。

ピックアップの評価をしているサイトでは,間にプリアンプが入っていたりエフェクタで音を「作って」いたりして,本来のピックアップの特性がわかりづらい。ここでは「ピックアップの音そのもの」に近い音で聞いていただくために,ピックアップから直接ギターアンプにつないで,トレモロやリバーブはすべてOFFとした。まあ正直に言うとエフェクタを買うお金がないだけだが。

録音は30秒ほどの短いフレーズを,NEO-Dハム,iBEAMパッシブ,マイク録りと順番に収録してある。

■録音条件
ギター:YAMAHA FG730S 弦はダダリオのブロンズ(ライトゲージ),張り替え後2週間。
1番目:ピックアップはFISHMAN NEO-D HUMBUCKING
2番目:ピックアップはL.R.Baggs iBEAM passive
アンプ:1番目,2番目のアンプはVOX Pathfinder15R,トレモロ,リバーブはOFF(写真)。

アンプの設定

3番目(比較用のマイク録音):ZOOM Q3で生音を録ったもの。

どうだろう。けっこう違うのがわかると思う。逆にまったく異なる物理法則(電磁誘導と圧電効果)に基づく2つのピックアップで,どちらも似たような信号が取り出せるものだ,と思う方もおられるだろう。

少なくともこのフレーズで聞く限りは,NEO-Dの方が自然という気がするがいかがだろうか。iBEAMの方はノイズも気になる。そして,ZOOM Q3で録った音がやっぱり一番自然という,当たり前の結果となった。

ただ,iBEAMの音はアンプからそのまま音を出した場合にはもっと自然に聴こえるので,単純に信号がどうこうという評価はあまり意味がないのかもしれない。実際にお客さんの前で音を出すときにはエフェクタで音もいじるだろうし,この辺はこだわりだすと確かにキリがないという気はする。

しかし忘れてはいけないのは,私はあくまでもプレイヤであってステージの音を作るエンジニアではないということ。発表会で使えるピックアップは準備できたわけだし,あとは演奏の練習に専念したい。

2010年09月18日

●アコースティックギターFG730Sにピックアップの取付け

かんなさんのギターFS720S用のピックアップをどうするかという話は,なかなか結論が出ないまま,秋の発表会が近づいてきた。

かんなさん曰く,「もうよくわからなくなってきたので,同じの(FISHMANのNEO-D Hum)で良い」とおっしゃっている。

まあNEO-D Humはお買い得だし音も悪くない。確かに発表会で音を出すなら同じのを2個買えばそれで充分だろう。

しかし,せっかく1万出してピックアップを買うのなら,後学のために違う種類のものを買って音の違いを試してみたいではないか。

そこでかんなさんにはNEO-D Humを使ってもらうことにして,自分のFG730S用のピックアップを改めて私が選ぶことにした。予算は1万円である。

はっきり言ってこの予算だとほとんど選択肢はない(特に大手メーカー品を買う場合)のだが,L.R.BaggsのiBEAMというピエゾピックアップのパッシブタイプなら,サウンドハウス価格で1.18万円とギリギリ許容範囲。

前置きが長くなったが,iBEAMを取付けるためには,エンドピン穴を広げてシールド用の端子(メス)を内蔵する加工が必要である。この木工工作用の工具を揃えたらそれこそ予算オーバーなので,ギター教室の先生に工具を借りた。

必要な工具は,プライヤ,リーマ(Φ12mmまでのもの),ハンドドリル(刃は最低12mmのもの1本。細い刃もあると楽),当て布,掃除機。

サウンドハウスで買うと安いのだが,直輸入品のためマニュアルが英語となる。そこで取付けにはピックアップの取付け < LR Baggs iBeam Active編 >を参考にさせて頂いた。パッシブの場合は電池とボリュームの取付けが不要なだけで,あとは同じである。

以降はYAMAHA FG730S特有の事情について中心に書いておこう。FG720S,FS720Sも同じだと思う。

元々付いているエンドピンの取り外し。当て布を使ってボディに傷が付かないように注意しながら,プライヤで引っこ抜く。接着剤で固定してあるので相当力を入れないと抜けないので注意。少し回しながら力を入れると外れやすい。(ネジになっているわけではない)

FG730Sにピックアップ取付け

ちなみに作業前に弦をゆるめて,このように止めておこう。別に古い弦を切ってピックアップ取り付け後に新しい弦を張り直してもいいわけだが,ピックアップ取付け前後の生音の変化を比べるなら,同じ弦の方がいいだろう。(今回はまだ新しい弦だったのでケチっただけ)

FG730Sにピックアップ取付け

FG730Sの元のエンドピン穴はΦ8mm。これをリーマとドリルで12mmまで広げる。木工工作に自信がない場合は素直にお店に頼もう。特に高いギターの場合はサイドも単板で割れやすかったりするので注意。FG730Sはサイド合板だし,最悪壊しても3万円なので自己責任でやった。

FG730Sにピックアップ取付け
FG730Sにピックアップ取付け

穴開けが終わったら,付属の専用ジグを使って位置合わせをして,両面テープでピックアップを接着。FG730Sはサドルの真下にちゃんとスペースがあるので,マニュアル通りの取付けでOK。

FG730Sにピックアップ取付け

広げた穴にエンドピンジャックを挿して,表側からナットで締め付け,下の写真のようになる。このあとカバーを付ければ完成。サウンドホールから手を入れてエンドピンジャックを挿すわけだが,小柄な私でも狭くて苦労した。腕が太い(or長い)方は大変かもしれない。

FG730Sにピックアップ取付け

長くなったので音についてはまた次回。


2010年09月16日

●iPod nanoその後(3年経過)

第3世代のiPod nano(8GB)を買って3年経った。Appleからは第6世代のnanoが発表されている。

この2ヶ月ほどは移動時間の長い(往復10時間)出張が何度もあったので重宝した。

せっかく使う機会が多いのだからと,少し奮発してヘッドフォンを買い替えた。ビクターのマシュマロというインナーイヤータイプである。

今までもインナーイヤータイプの安物を使っていたのだが,耳穴の形状には個人差とさらに左右差もあって,左耳のフィット感がいまひとつだったのである。

マシュマロは耳栓と同じような低反発ウレタンが使われていて,なかなか良い具合にフィットする。また,遮音性も耳栓並みに高いので,電車内で読書に集中するにはぴったりだ。特に今年は学校の夏休み期間中の出張が多く,レジャー客のグループが煩かったので助かった。

私は別に電車内で大きな声で喋るのは構わないと思う(もちろん常識的な範囲で)。そういうおしゃべりも鉄道旅行の楽しみのひとつだと思うからだ。「こっちは仕事だぞ」とか「疲れていて寝たいのに」と不快感をあらわにする方もおられるが,どちらも同じ料金を払っているのだから立場は対等なはずだ。

脱線した。遮音性が高いヘッドフォンは耳栓代わりには最適だが,歩きながらの装用は危険なので避けた方が良いだろう。私も着けるのは席に座っているときだけだ。

iPodの電池は意外と長持ちしていて,3年経過した今でも二泊三日程度の出張だったらまったく充電の心配は要らない。

iTunes10が出ているが,PowerBookG4(OSは10.4)にはアップデートの案内がこない。ついに見捨てられたのだろうか。


2010年08月28日

●中古アコギの選び方〜S.Yairi YDT-18編〜

久々の更新がまたギターの話になってしまい恐縮である。

自分用ではないのだが,中古でアコギを一本調達することになった。

ちょうど良いことに,近所に大きめのリサイクルショップがオープンして,ここは中古アコギの品揃えがけっこう良い。常時20本くらいのアコギが置いてある。

私もいまだギター初級者に毛が生えた程度の腕前ではあるが,1年半アコギを習ってきて,多少はギターを見る目も養われてきたと思っている。少なくとも自分のギターを買ったときは中古のギターを選ぶなんてとても恐ろしくてできなかった。

さて,お店に中古アコギを買いに行く準備である。中古アコギを多く置いてあると言っても御茶ノ水のショップのようにギター専門の中古店ではないので,店員のメンテや商品知識には期待できない。置いてある楽器の状態は自分でかなり注意深く見て,試奏して検討する必要がある。

持参したのは15cmのアルミ直尺。これはポケットに入るサイズだが弦高を測るのに便利。あとはチューナー。試奏させてくれると書いてある場合でも,チューニングを合わせてくれる親切な店員がいるとは限らない。さらにネットにつながる携帯電話。気になる物件があったらその場で検索して,どんなスペックかや,新品・中古の価格相場がわかる。

さてお店に着いた。もちろん予算というものがあるので,2万以下の予算で買える中古アコギを順番に見て,直尺で弦高を測って候補を4〜5本に絞る。測るのは12フレット6弦で,ここが2.5mmから3mm程度の範囲に入っていることが条件。あとはネックが反っているとか,ペグにガタがあるとか,トップ板が歪んでいるとか,見た目で不具合があるものは止めておこう。今回は見た目キレイなヤマハのギターがあったが,弦高が4mm以上だったので候補からはずした。

大切なのは良さそうなものが無かった場合にはきっぱり諦めること。大きな中古店ならまたしばらくすれば品揃えが変わるので改めて見に来れば良い。「今,この場にあるギターの中からどうしても選ばないといけない」という状況はあまり良くない。欲しいときというのは「ちょっと問題ありだけどまあいいか」と選んでしまいそうになるが,もし変なギターを買ってしまったらきっと後悔することになる。

候補を絞ったら店員に試奏をお願いする。専用スタジオなんてないので,楽器の陳列してある通路で「はいどうぞ」という感じ。弦もどんな種類のものが張ってあるかわからないし,うるさい店内では「音」を評価するのは非常に難しいが,とりあえずビビりがないかどうか,ネックの太さ,押さえやすさなどはチェックできる。何本か弾いてみれば相対的な音の違いはある程度わかる。

今回はラッキーなことにS.YairiのYDT-18/Nが19,800円で2本出ていた。オール単板の定価94,500円の現行モデルである。新品は通販でも4.5万円はするのに,この中古品はほとんど使用感がなく,ピックガードの保護フィルムも貼られたままのほとんど新品同様の状態。それが2万である。

ちょっと怪しいと思いつつ,試奏させてもらった。ら,一本は弦高が低すぎ(2mm以下)で普通に弾いても弦がビビる状態。これではダメだ。しかしもう一本の方は弦高2.5mmで弾きやすいしビビりもない。音も普通に良くて,なんか状態が良いのに安すぎて心配だなー,とちょっと不安は残ったものの,これ以上の物件はなかなか無かろう,という判断で購入した。えらく立派で綺麗なハードケースも付属している(普通ハードケースだけ新品で買っても1.5万円くらいする)。

持ち帰ってから弾いてみても普通に良いギターで,使う人も喜んでくれた。

というわけでアコギの中古選びは初めての経験だったが,ある程度ポイントは押さえられたと思う。本当はギターの腕前の確かな信頼できる人から個人売買するのが間違いないのかもしれないが,リサイクルショップなどでアコギを買ってみようと思われる方は参考にして頂きたい。

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2010年07月25日

●週末見た景色 御茶ノ水でアコギピックアップ調査

かんな氏のギター(FS720S)のピックアップをどうするかという話は,どうするかまだ決まっていない。自分のギターのことだからと,かんな氏が自分で考えているのだが,ネットで調べれば調べるほど良くわからなくなるのがアコギのピックアップである。

もちろん金に糸目をつけなければ話は簡単で,プロが使っているピックアップ(10万とか?)を買って付けてもらうなり,タカミネあたりのエレアコを1本買えば済む。悩んでいるのは元が3万のアコギに1万程度で付けられるピックアップの話だ。

ここはひとつ,アコギの専門店に行ってピックアップを調査しようということになって,御茶ノ水まで行ってきた。もちろんそのためだけに行くともったいないので,一泊旅行の「ついで」にギターショップを見ることにする。

泊まったのは歴史のある「山の上ホテル」。池波正太郎が愛したこのホテルにあやかって,宿泊中便せんにショートショートを一編書いてしまったほどだ。(気が向いたら公開するかも)

前置きが長くなったけれど,御茶ノ水の楽器店街にあるアコースティックギター専門店を一通り回った結果,ピックアップというか部品(サドルなど)を売っているお店がない。それらはイシバシ楽器本店3Fのギターパーツコーナーに集約されているようだった。ごく狭い地域にお店が集中しているため,同じ品物を揃えても効率が悪いので「ここは新品アコギ」「ここは中古アコギ」「ここはハイエンド」とか店ごとの個性がハッキリしている。

そのイシバシ楽器のパーツコーナーにしても,ピックアップはせいぜい10種類以下で,とても充実した品揃えとは言い難い。

この楽器店めぐりの旅でわかったこと,それはアコギの後付けピックアップというのはまだまだ発展途上のモノであり,世間の認知度も低いということだ。話を聞いたアコギ専門ショップのおやじさんは,「正直に言いますとね,アコギにピックアップを付けるなんて邪道だと私は思ってるんですよ。アコースティックなんだから,生音でいいじゃないですか。どうしても大きな会場でやりたいなら,マイクを立てればいいんです」とおっしゃっていた。最近エレアコが増えてきたので,どんなもんだか一本買ってみたけれど,(生の)音が耐えられないほど悪いので3日で売っちゃったとも。

というわけで,ネットで調べてもよくわからない,というのは無理もない話だったようだ。つまり誰も良くわかっていないのである。今のところ,生音に近い音を,生音に影響を与えずに,見た目すっきりと,安価にライン出力する,そんな都合の良いピックアップは存在しない。前述のおやじさんの意見としては,年数回の発表会のためなら,NEO-Dのようなワンタッチで脱着できるピックアップが無難ではないですか?とのことだった。

そんなわけで楽器街に行った記念に数種類の弦だけ購入して帰ってきた。そしてかんな氏はピックアップをどうするかまだ悩んでおられる。

御茶ノ水で買ったもの

2010年07月10日

●バンドスコア購入 復刻版 T-SQUARE ベストコレクション

T-SQUAREのスコアはずっと入手難で,中古価格にプレミアが付くような状態だったので,気になる人はこの機会に入手しておきましょう。今のところ(2010.7.10)アマゾンで在庫ありです。

どれかワンフレーズでも良いからギターで弾けるようになったらカッコ良いなぁ。無理かなぁ。

【収録曲】
001 IT'S MAGIC
002 ハワイへ行きたい
003 君はハリケーン
004 HANK&CLIFF
005 ALL ABOUT YOU
006 NIGHT DREAMER
007 TRAVELERS
008 いとしのうなじ
009 MISTRAL
010 OVERNIGHT SENSATION
011 OMENS OF LOVE
012 CHANCES
013 OVERHEAD KICK
014 TAKARAJIMA
015 TRUTH
016 GRAND PRIX
017 DANS SA CHAMBRE
018 GO FOR IT
019 EL MIRAGE
020 MORNING STAR
021 ROUTE 405
022 ARCADIA
023 CONTROL
024 MEGALITH
025 LITTLE LEAGUE STAR
026 FACES
027 RISE
028 Dandelion Hill
029 AMARANTH


2010年07月04日

●アコースティックギターFG730Sその後(交換後6ヶ月経過)

2010年1月に新品に交換してもらったFG730Sもそろそろ半年経つ。アコギの弾き語りを習い始めてからは1年半になる。

ブリッジピンとサドルを自分で交換したりして,ようやく愛着もわいてきた感じ。

ただ,こういうカスタマイズをすると音は変わってしまうわけで,楽器本体の成長はわかりにくくなってしまう。

弦の張り替えタイミングは今までは特に決めていなくて,なんとなく音がこもったような感じになったら張り替えていたが,最近は機械的に1ヶ月で張り替えるようにしている。「月初めに弦を替える」と決めておけば,「あれ?この弦いつ張ったんだっけ?」と悩まずに済むので。

このギターについてはピックアップを入手したので次回の発表会ではエレアコとして使える。このピックアップを入手した後,かんな氏のFS720Sのピックアップをどうしようかと調べ始めたら,ハマってしまった。ピックアップにもいろいろ種類があってそれぞれ音も違うし奥が深いのである。

もちろん3万円だったFS720Sにそんな高いピックアップを買うことはできないので,低予算の範囲内(せいぜい1万円)での悩みなのだが,そうするとさらに難しい。かんな氏はいかにも後付け感のあるマグネチックタイプではなくて,ピエゾ+エンドピンジャックのピックアップが良いとおっしゃられる。

勉強とスキルアップのために自分で加工はするつもりで,予算的にはアンダーサドルタイプのピエゾか,貼り付けタイプのピエゾ(コンタクトピエゾ)になるけれど,どっちが良いのかなとか,ネットでいろいろと調べているとあっという間に時間が過ぎてしまう。

ギターのカスタマイズはそんなにお金もかからない(車とかカメラと比べての話)のでついいろいろ買ってみたくなるが,カスタマイズしたって演奏が上手になるわけじゃないし,あまり沼にハマらないように気をつけないと...。でも調べるの楽しいんだよなぁ。

弾き語りの練習は4曲ほどパラで進めていて,録音はそのうちの1曲(ハナミズキ)。コード譜はヤマハのぷりんと楽譜で購入した。105円だったかな。1曲単位で買えるので便利。

コード譜はメロディーの音階とコード(AmとかCとか)が書いてあるだけで,TAB譜はない。なのでアルペジオの弾き方は適当に自分で考えている。1年半続けてきて,なんとかこの程度は先生に指導してもらわなくとも弾けるようになった,ということで。

■ギター:YAMAHA FG730S(2010年1月購入),弦:GS-800AL(フォスファーブロンズ;張り替え後1日),録画・録音:ZOOM Q3

2010年06月20日

●ギターアンプ購入 VOX Pathfinder 15R

アコースティックギターFG730S用にピックアップを入手したのは良かったのだが,パッシブタイプなのでギター用のアンプがないと音が聴けない。

どうせ部屋で練習するときは生音だし,発表会のときは先生が用意するPAにつなげば良いので,アコギ専用のアンプをわざわざ買うのは...と思っていた。アコギ用アンプ高いし(例えばローランドのAC-33で4万くらい)。

とは言いつつもやっぱり気になるので,楽器店に偵察へ。この手のものは通販の方が断然安いけれど,実際に音を聴いてみないと判断できない。

ちょうど詳しそうな店員さんがいたのでいろいろと教えてもらう。特に「アコギ用」と書いてあるアンプでなくともアコギで使えますよ,というので売り物のエレアコをつないでいくつか試奏させてもらった。アコギ用のアンプなんて昔はなくて,ベースアンプを使っている人が多かったです,というような蘊蓄を聞きながらいろいろと教えてもらった。

で,デザインがレトロ調でアコギに合いそうなVOXのパスファインダー15Rというのが気に入った。ちょっと相談しますと言って売場を離れて通販で価格を調べたら,店頭価格は40%くらい高かったのでだいぶ迷ったけれど,親切な店員さんに敬意を表して購入することにした。今はたいていの物で店頭販売は通販よりも高いけれど,楽器関係は試奏が重要で,そういうお店がなくなってしまうと大変不便なので微力ながら協力しよう。

ギターアンプとデルタ

早速試してみた録音を公開。FG730SにピックアップNEO-D Humbuckingを付けて,パスファインダー15Rに入れ,アンプのヘッドフォン出力をPowerBookG4のLine-Inに入れて録音したもの。前半は指弾きで,後半はピックでストローク。

アンプのつまみは写真のような位置。ゲイン,トレモロ,リバーブあたりを回すと音がかなり変わる。面白いけれど,あまり音をいじるとアコギの良さがなくなってしまう感じ。プリアンプがないので,ゲインを思い切り上げてもエレキのような歪んだ音にはならない(サー,というノイズは乗る)。

VOX Pathfinder15R

あとはかんな氏のFS720S用に付けるピックアップを用意しなくてはいけない。かんな氏は,サウンドホールに仮付けするタイプは見た目がイマイチなので,アンダーサドルタイプ(ピエゾ)にしてエンドピンを加工してシールド端子化するのが良いなとおっしゃっている。発表会まではまだしばらく時間があるので,どうするか考えたい。


2010年06月06日

●アコースティックギターFG730Sその後(簡単エレアコ化)

春の発表会のときに,アコギ弾き語りを人前でやる場合のPAの大切さを痛感した。

アコースティックギターの音をアンプ(スピーカー)から出すためには音を電気信号に変えるピックアップが必要で,エレアコ(エレクトリック アコースティックギター)の場合は最初からピックアップを内蔵している。FG730Sは普通のアコースティックギターなので,ピックアップを後付けしなくてはいけない。

ピックアップも奥が深い世界で,本格的なものだとFG730S本体よりも高い。しかし自分たちの使い方としては,普段の練習ではアンプは必要なくて,発表会とか人前で演奏するときだけアンプに出せれば良い。

なのでエンドピンをシールド接続用の端子に変えてしまうような本格的な改造は必要ないし,そこまでしてエレアコ化したいような高いギターでもない。お金をかけるならタカミネあたりのまともなエレアコを買った方がいいだろう。

で,ちょうど良く先生が使わなくなったピックアップをひとつ譲ってもらうことができた。FISHMANのNEO-D HUMBUCKINGという物で,サウンドホールに取付けるタイプ。

ピックアップ

取り付けは簡単で,弦とサウンドホールの隙間を通して本体を入れて,コルク状になっている部分で表板を挟んで,2本のネジを締めるだけ。弦を緩める必要もない。

ピックアップピックアップ

サウンドホールからアンプにつなぐためのケーブルが出てしまうのが美観的に気になるけれど,これはお手軽ピックアップなので仕方がない。気にする人はもっと本格的な改造をする必要がある。

注意としては,このNeo-Dというモデルはパッシブ(受動)タイプで,つまりプリアンプを内蔵していない。その分電池も不要なのでお手軽なのだが,音を出すためにはギター用の(プリ)アンプが必要になる。試しにパソコンのラインINに直接突っ込んでみたところ,やっぱりもの凄く信号が小さくて,録音レベルを最大にして,さらにエフェクトで増幅してやってなんとか聞き取れる大きさになった。

こんなことをしているとアンプまで欲しくなってきてしまうが,いや待て待て,部屋で演奏するのにこれ以上でかい音を出してどうする。発表会のときは先生がPAを用意するのでそれを使わせてもらうわけだし。何よりかんな氏用にもうひとつピックアップを調達しなくてはいけない。同じNeo-D Humにするか,別なものを考えるか,また楽しみが増えてしまった。


2010年05月29日

●アコースティックギターFG730Sその後(サドルとブリッジピンの交換)

FG730Sの弦を交換するときに気になっていたことがあった。それはみすぼらしいブリッジピンである。

純正のプラスチックのブリッジピンは,先端にバリが残っていて,投げやりに作ったプラモデルのようだ。これがせめてサンドペーパーで磨いてあればどれほど良かったか。普段は見えないところで,音には関係がないとは言っても弦を交換するたびに安物であることを意識してしまう。

純正とTUSQブリッジピン

そこでブリッジピンの交換だ。どうせならサドルも一緒に交換してしまおう。今回の目的は「音を良くする」というよりは,「楽器を手に持ったときの精神的な満足度をアップする」ことである。あと弦高を少し下げたいという理由もある。

注文したのはTUSQ(タスク)という人工象牙素材のもの。

ブリッジピンにはプレゼンテーションスタイルとトラディショナルスタイルという2種類の形があるが,FG730Sに合うのはトラディショナルスタイルのもの。純正は黒いブリッジピンだが,変えたことがわかるように白いものを選んだ。型番はPP-1142-00

サドルはどれを買っても結局加工が必要らしいので,弦が当たる部分が複雑にカットされていて面白そうなPQ-9280-C0をチョイス。

TUSQブリッジピンとサドル

サウンドハウスは今回初めて使ったが,土曜の午前中に注文して,ネットバンクで入金したら当日発送されて日曜の午前中には着荷した。送料は310円だった。

まずブリッジピンの交換だが,弦をテンションが感じられなくなる程度まで緩めて(ペグから外さないで),古いピンを外して新しいものをつけて,再度チューニングを合わせる。アコギでできるチューンでは一番簡単な部類だろう。弦の張り替えよりも簡単だ。

気をつけなくてはいけないのは寸法が合わない場合で,穴が大きくてピンが多少ゆるい程度なら問題ない(弦を張るときだけピンを抜けないように押さえておく)が,問題はピンが太くて穴に入らないケース。じつは先日楽器屋に行ったときに寸法も何も書いていない牛骨ブリッジピンを買ってきたら,これが太くて真ん中くらいまでしか挿さらない。こういう場合は穴を広げるかピンを細く加工する必要がある。結局うまく加工する自信がなかったので,この牛骨ブリッジピンはギターの師匠に買い取ってもらった。(師匠のギターにはぴったりだった)

次にサドルの加工。

最初は厚みの調整。純正サドルは厚み2.9mmで,溝に対してかなりゆるい。買ってきた状態のタスクサドルは厚み3.3mm。さすがにこれではぜんぜん入らないので,サンドペーパーで削る。説明書には#150のサンドペーパーで荒く削って,#600で仕上げろと書いてある。厚みの目安は逆さまにして抜けない程度。100円ショップで買ってきたサンドペーパー(耐水ペーパー)で,3.1mmまで削ったらぴったり収まった。所要時間は約30分。

サドルの厚み加工

時間がかかるのは高さの調整。純正サドルとトップを合わせて,底面をどこまで削るか鉛筆でしるしをつける。2mmくらい削らなくてはいけない。平らな台の上にサンドペーパーを乗せて,斜めにならないように気をつけて削る。削る量が多くて手が痛くなってしまった。所要時間は約90分。

サドルの高さ加工

とりあえずここまでやって疲れたので,本体にセットして弦高を確認する。この時点で弦高は純正とほぼ同じで,6弦12Fで3.0mm。せっかくなのでもう少し削って,3mm弱まで弦高を下げた。この調整にさらに60分ほどかかった。確認するのにいちいちチューニングをやり直さないといけないので,結構大変。

サドルの高さ加工

サドルやブリッジピンを,プラスチックよりも硬質なTUSQに変えると,高音が良く出るようになるとか,サスティーン(音の持続時間)が延びると書いてあるページも多いが,それを具体的なデータで示したページはないように思う。考えてみれば変更前と変更後で入力をまったく同条件(同じ強さで弾く)にするのが不可能なので仕方がない。

しかしせっかくPCM録音機と解析ソフトがあるのだから,当ページでは他のサイトとの差別化を図るため,いずれデータで検証してみたいと考えている(無謀か?)。

今のところはブリッジピンで見た目が変わり,サドルも自分で加工して付けたという達成感だけで満足である。ギターにもより愛着がわくというものだ。

サドルとブリッジピン交換後

2010年05月05日

●音楽鑑賞 ミュージックトレイン2010

昨年に続いて,かんな氏がレッツブラスinパティオに飛び入り参加。フルートパートは中学生の吹奏楽部員が6名,市民吹奏楽団員3名で,一般飛び入りはかんな氏のみ。

昨年は悪天候で屋内開催となったが,今年は無事に外で演奏。夏のような日差しで暑かった。

当日の朝,受付をして譜面をもらい,90分で5曲のパート練習をして,全体リハーサルを1回やって本番という流れ。「初心者歓迎」とチラシには書いてあったが,初見で吹く能力はそれなりに必要なので,未経験者にはキビしいものがある。せめて事前(1ヶ月前くらい)に譜面がもらえるなら,Webmasterも奮起するのだが。(とかいって本当に事前に譜面が配られたら出るのか?)

動画はアンコール曲のオーメンズ・オブ・ラブ。中学生くらいだと和泉さんのオリジナルは知らないだろうなぁ。最前列からZOOM Q3にウィンドスクリーンを付けて,マイクゲインはAUTO,MP3の192kHzで録ったもの。HD画質ではないので顔が判別できるような解像度はない。

2010年05月02日

●ギター弾き語りその後(野外で弾き語り練習)

発表会も終わって課題曲の練習はひとまずおしまい。弾き語りの参考にさせていただいている親切な方のサイトでは,外にギターを持っていって弾き語りしている動画がたくさんアップされていて,とてもステキだ。

これは自分たちもぜひ一度試してみよう,ということで野外にギターを持ち出した。外で弾き語りするときに注意する点は親切な方のサイトにも書いてある通り,風の音に注意する,周りの騒音に注意する,周りに迷惑をかけない,チューニングに注意する,ということ。

風の音については,録音・録画に使うZOOM Q3にはウィンドスクリーンが付属しているのでこれを使えば問題ない。ただし風が強いと木々がざわざわと鳴るのでできるだけ風は弱い方が良い。

Zoom Q3ウィンドスクリーン

周りの騒音ということで,人の多い場所や道路の近く,海や川の近くも避けなければいけない。この点はなかなか難しくて,知っている場所の中でどこなら大丈夫かを考えつつ,車で1時間ほど走ったところにある森林公園を選んだ。ここはキレイに整備されている割に知名度が低くて穴場。民家も近くにはないので迷惑をかける心配もない。動画を見て頂くと鳥の鳴き声までキレイに録れていて,気持ちよかった。

外にギターを持っていくと温度変化ですぐにチューニングが狂う。あまり気温の高い時期や,直射日光に長時間晒すのはギター本体に良くないかもしれない。

ZOOM Q3はマイクゲインをHigh,Low,Autoの3種類しか選べない。弾き語りだとHighを選ぶが,今回のカメラ位置だと音が小さすぎた。音声だけ後からノーマライズすれば良いのだが,非力なPowerBookG4には荷が重い。こんなときは手動で録音レベルを微調整したい。

演奏の出来はともかくとして,天気の良い日に野外でギターを弾くのは気持ちがよかった。もっと練習してまたやってみたい。

野外でギター弾き語り練習1

野外でギター弾き語り練習3

野外でギター弾き語り練習4(かんな氏)

野外でギター弾き語り練習(フルートと合奏)

2010年04月20日

●ギター弾き語りその後(選曲の難しさ)

エレアコにどうやって改造するかを考えるのも楽しいけれど,その前に次回の課題曲を選ばなくてはいけない。最初のうちは先生から指定された初級者向けの曲を弾くのが精一杯だったけれど,今は自分たちが弾きたい(歌いたい)曲を自由に選ばせてもらえる。ただ,好きなのを弾いて良いと言われると考えてしまうわけで,なかなか難しい。

選曲する際の条件としては,以下のようなポイントがある。

・技巧的に自分たちに合っているか?
 難しすぎる曲や簡単すぎる曲はダメで,1ヶ月くらい練習すれば弾けるようになる,という程度の難しさが望ましい。切手のないおくりものは転調後のコードチェンジが結局最後までうまくできなかったけれど,演奏が止まらなければギリギリOK。

・お客さんが知っている曲か?
 もちろん自己満足で誰も知らない曲を弾いても別に構わないけれど,せっかくならお客さんが一緒に口ずさめるような曲を選びたい。教室の生徒さんは年配の方が多いので,1960年代から70年代のヒット曲,もしくは童謡とか。ちなみに「切手のないおくりもの」は1978年にNHKみんなのうたで流れた曲で,2008年には紅白歌合戦でも歌われたそうである。

・季節感は合っているか?
 これも必ず気にしなくてはいけないわけではないけれど,今回の発表会ではやはり「春」をイメージさせる曲を選んだ人が多かった。そういう意味で,四季それぞれで歌える曲と,季節に関係なく歌える曲をレパートリーとして持っていると便利である。

・キーが合うか?
 ギターの場合はカポタストを使えばある程度キーは自由に変えられる。ただ,歌が苦手なWebmasterは出せる音域自体が狭いし,かんな氏と一緒に歌う場合は彼女のキーも考慮しなくてはいけない。

・自分が好きになれる曲か?
 やはり繰り返し練習する以上,その曲が好きになれないと辛いものがある。教室では練習曲として古〜いフォークソングを取り上げることも多い。先生がコテコテのフォーク好きなのでまあ仕方がない面もあるのだが,あまりにも自分たちの感性と合わない曲だと,練習にも身が入らないというのが正直なところだ。

これらの条件を勘案して曲を選ぶわけだが,なかなか「切手のないおくりもの」に匹敵する曲が思い浮かばない。もしも「こんな曲はどうでしょう?」というのがあれば,推薦頂けると大変参考になります。


2010年04月19日

●ギター弾き語りその後(発表会3回目)

アコースティックギターの弾き語りを習い始めて1年3ヶ月。3回目の発表会も無事に終わった。今回はかんな氏が「切手のないおくりもの」を選曲して,これはなかなかウケも良かったし,スリーフィンガーとリードパートの分担など技巧的にもちょうど良い課題曲だと思う。

録画はZOOM Q3で,最後列から録ったので画質も音質も酷いが勘弁していただきたい。多くの生徒さんが次々と発表するためマイクなどのセッティングに時間もかけられないし,特にサウンドホールの前のマイクで音を拾うスタイルだと,ちょっとした姿勢変化でも音が大きく変わってしまう。今まではとにかく人前で弾いて歌うだけで精一杯だったので気にする余裕などなかったけれど,今回は人前で弾き語りすることの,技巧以外の難しさを改めて感じた発表会になった。

アコギの音としては,生の音が一番キレイだと思うけれど,大勢の前で弾く場合にはPAを避けることはできない。今回もエレアコを先生のアンプにつないでいた人の音はキレイに聴こえていたので,自分たちも次回かその次くらいまでには,ピックアップを付けてエレアコ化することを考えたい。

2010年04月14日

●アコースティックギターFS720Sその後(弦交換 ブロンズとフォスファー)

春の発表会を1週間後に控え,課題曲の練習も追い込みに入っている。

ギターも最良の状態で臨みたいということで,弦を交換することにした。WebmasterのFG730Sには3セット入りを買ってあるマーチンのライトゲージ(ブロンズ)。

かんな氏のFS720Sはストックしていた弦がなくなったので新たに楽器店で仕入れた。かんな氏が店員さんの「キラキラな音になりますよ」という売り文句を信じてフォスファーブロンズの弦(マーチンのエクストラライト)をお買い上げ。

弦交換は2ヶ月ぶりだったけれど,1本も失敗せずに張り替えることができた。2弦が一番難しく時間がかかるが,なんとかクリア。

動画は最初から順に,FS720S+Martin Ex-lightブロンズ(交換後2ヶ月),FS720S+マーチンEx-lightフォスファーブロンズ(交換直後),FG730S+ マーチンlightブロンズ(交換後1週間)。録音はZoom Q3。自分で弾いていると明らかに違う音がするけれど,Youtubeでこの差が判別できるだろうか?


2010年03月22日

●アコースティックギターFG730Sその後(ストラップ購入)

アコースティックギターの弾き語りを習い始めて1年と2ヶ月経った。春の発表会が1ヶ月後に控えている。

発表曲は一カ所難しいコードチェンジ(D→F#7→Bm)があってまだ克服できていないが,どうせそこが出来なくてもお客さんはほとんど気付かないだろうから,と気楽に考えている。

発表会でどうするかはまだ決めていないが,いずれ立って弾けるようにと,楽器店でギターストラップを買ってきた。タカミネのT-1600DF/RDという蜻蛉の和風柄のもの。長さは140cmだったかな。値段は1600円と,高いものではない。革製だったりすると4〜5千円のものもある。

左に写っているのはアコギ用のクイックリリース。エレアコでないアコギの場合は,ネック側にストラップを付けるためのピンがないものが多く,普通はヘッドのところに紐を結んでストラップを付ける。で,いちいち紐を結んだりほどいたりが面倒なときに,このクイックリリースを使うと便利。

立って弾いてみると,普段座って弾いているときにいかに猫背になって手元を覗き込んで弾いていたのかがよくわかる。手首の角度も変わってしまうし,基本的に暗譜しなくてはいけないし,立って演奏するのはなかなか大変だ。

ギターストラップ

2010年02月21日

●フルートその後(楽器の定期調整)

ギターの練習が忙しくてフルートを吹くヒマがないWebmasterだが,フルートみたいな高級な楽器は吹いても吹かなくても定期的なメンテナンスが必要だ。

で,便利なのが毎年開催される日本フルートフェスティバルin茨城。協賛フルートメーカーの展示・試奏や,調整・リペアをしてくれるブースが出るので,それを利用するわけだ。簡単な調整の料金は無料で,フルートオーケストラの演奏を聴いている間に調整してもらえるので助かる。

ムラマツのブースの人に調整をお願いしたら,「キレイに使って頂いてありがとうございます」と感謝されたが,実はぜんぜん吹いてないからキレイなんです,とはさすがに言えず。

今回は特に調子の悪いところはなくて,注油とキーバランス調整,コルクの位置調整をしてもらった。壊さないようにまた大事にしまっておこう。

フルート

参考リンク:茨城笛の会

2010年02月20日

●アコースティックギターFG730Sその後(交換後1ヶ月経過)

メーカー保証で交換してもらったFG730S,交換後の新しいギターもそろそろ1ヶ月経つ。

なかなか愛着がわかない感じだが,まだ一度も弦の張り替えをしていないからかもしれない。たった9ヶ月とはいえ,弾き込んで育てた経験値がゼロになってしまった空しさもある。

元々張ってある弦はヤマハのライトゲージ(FS50BT)で,買うと1500円もする高級弦だ。なのですぐに張り替えてしまうのはもったいない気がする。

ちなみにギターの弦は一度張ってしまうと再利用できない。いろいろなメーカーの弦を張って音の違いを試してみたいと思っても,何ヶ月もかかってしまう。(数日弾いてポイする覚悟があれば別だが)

録音は先日アップしたものが指弾きのアルペジオ(スリーフィンガー)のサンプルになると思う。ストローク(ピック弾き)のサンプルとしてまた一曲アップしておく。

■ギター:YAMAHA FG730S(2010年1月購入,弦:YAMAHA FS50BT),フルート:SANKYO ETUDE(1992年購入,リングキー),録音:ZOOM Q3


2010年02月11日

●アコースティックギターFS720Sその後(1年経過)

かんな氏のアコースティックギター,ヤマハのFS720Sを買って1年経った。アコギ弾き語りを習い始めてからは1年と1ヶ月経つ。

アコギに関するレビューなどの情報が少ない」と感じて定期的に(ヘタクソながら)録音を公開したりして,GoogleでFS720Sを検索すると当ブログが1ページ目にヒットするようになった。

しかし1年間こういうことを続けてきて,なんでネット上の情報が少ないかがなんとなくわかってきた気がする。要するに「そんなヒマがあったら練習する」という人が大多数ということだ。新しいギターを買うときだって,経験者ならネットなど見ずに馴染みの楽器店に行って予算の範囲内のギターを試奏して決めるだろう。結局信頼できるのは自分の耳だけなのだ。

そんな中,初心者向けに親切な解説などをされている方のサイトを見ると,BBSには自分でロクに調べようともせず「この曲はどう弾くんですか」「この曲のコードを教えてください」という「教えてくん」ばかり。どうかすると「○○という曲の弾き方を動画で解説してください」なんて書込みがあったりして,人の親切をなんだと思ってるのか,と言いたくなる。この方だってこうして初心者向けの動画を作るヒマで一曲でも新しい曲を練習した方がよほど有意義だろうに,本当に頭が下がる思いだ。

大幅に脱線したが,1年経ったFS720Sである。弦は年末にタカミネの激安のライトゲージ(3セットで980円)を張ったままで,さすがに響きが悪くなってきたのでマーチンのエクストラライトゲージに張り替えた。ようやく弦の張り替えにも慣れてきたが,細い1,2弦の巻き付け時と,最初のチューニング時は(切らないように)緊張する。

このギターは最初から弦高が低めで,1年経っても変形などもなく弾きやすい。ドレッドノートタイプよりも少し小ぶりなボディだが,よく鳴ると先生も褒めていた。

ということで購入後1年の録音。今回から録音器材がZOOMのQ3になっている。FS720Sの記事なのに申し訳ない&毎度同じ曲で恐縮だが,かんな氏がFS720Sでリードを,私がFG730Sでバッキング&ボーカルである。

■リード:YAMAHA FS720S(2009年2月購入,弦:Martin M170),バッキング:YAMAHA FG730S(2010年1月購入,弦:YAMAHA FS50BT),録音:ZOOM Q3

この動画をアップして記事を書くのに1時間くらいかかっているわけで,その時間でちょっとでも練習した方がスキルアップになるのは間違いない。

2010年02月02日

●今日の買物 ZOOM Q3

楽器練習の録音には家電量販店のワゴンセールで3千円で買ったXA-C110(Victor)を1年ほど使っていた。

ただこれはあくまでもオーディオプレイヤであって,ステレオ録音はオマケ程度の性能しかなく,音質も不満だったし使い勝手も悪かった。

ギターを始めてからは余計にまともな録音器材が欲しいと思うようになったが,一応XA-C110もまだ使えるし,本格的なハンディレコーダは結構高いので躊躇していたのである。

そんなとき,ZOOMからQ3という動画も撮れるハンディレコーダが出たと聞いて密かに狙っていた。今回ようやくお小遣いが貯まったのでAmazonと提携している楽器店から購入した。

単に良い音で録音するだけなら,もっと安いZOOMのH2もあるし,ティアックのDR-07などもある。

それをあえてちょっと高いQ3にしたのは,たとえオマケとはいえ動画が撮れるという付加価値が魅力的だったからだ。

デジタルEOSを買う前にも何度か書いたことだが,ちょっとした動画が撮れる機能というのは便利なのである。もちろん今どきはケータイでも安物のコンパクトデジカメでもVGA程度の動画は撮れるけれど,しかしこれらは「音質」という面ではまったく期待できない。

そういう意味で「高音質+オマケ動画」という製品はこれまでになく,もし高音質の動画が欲しい場合には,音だけ別に録って編集ソフトで合成する必要があった。好きな人なら映像と音声をミックスしていろいろ効果を入れたりして楽しいのかもしれないが,今のところそんな趣味はないしパソコンのパワーも時間も不足している。単体で高音質音声と最低限の動画が撮れるなら便利ではないか,と思ったわけ。

御託はいいから録画を見せろと言われそうなので早速録ってみた動画がこちら。無加工のMOV(QuickTime形式)をそのままYoutubeにアップしたもの。音質設定はPCM 44.1kHz/16bitで,1分半の動画のサイズは60MBくらい。演奏はあちこち間違っているが勘弁してほしい。これでも何テイクか録ったのである。

■ギター:YAMAHA FG730S(2010年1月購入),弦:YAMAHAカスタムライトゲージ,録画:ZOOM Q3

XA-C110との音質の違いは明らかで,自分の演奏がうまくなったように錯覚する。XYステレオマイクによる臨場感も抜群で,フィールド録音にハマる人の気持ちが少しわかったような気がする。

気になる点としては通販サイトのレビューにもあるように,録音レベルがAutoとHiとLoの3つしか選べないこと。弾き語りならHi,大音量のバンドやコンサートならLoとか,あまり考えずに済むのは助かるけれど,あとでノーマライズする手間を考えると,録音時にある程度微調整できた方が良いのではないか。

動画の画質は評判どおりオマケ程度で,特に暗い場所には弱いようだ。しかしこの機種に対して画質で文句を言うのは筋違いというものだろう。

あとは電池の消耗が早いということなので,充電池を買い足そうと思っている。

2010年01月26日

●アコースティックギターFG730Sその後(新品に交換)

ヤマハのアコースティックギターFG730Sを買って9ヶ月ほどになる。

だいたい毎日触るようにはしているのだが,どうも2ヶ月くらい前からいくら練習してもヘタになっていくような気がしていた。特にコードチェンジのときに弦をうまく押さえられずに変な音になったり,音がビビる。ビビらないようにしっかり押さえようとするとやたらと疲れるし。

そろそろエクストラライトゲージ(極細)からライトゲージ(細)に張り替えてみようかと思って弦も買ってきたのに,これではとても無理そうだ。

これが初心者の壁というものか...と暗い気持ちでギターをしみじみと眺めた。ら,なんか弦高が高いような気がする。測ってみたら12フレットで4mm。比較のためにかんな氏のFS720Sも測ってみたらこちらは3mm以下で,やたらと弾きやすい。

よくお世話になっている初心者向けサイトによると,「弦高は3mm以下,2.5mmくらいが理想で,4mmだと相当弾きにくいギターです」と書いてあるではないか。最近はその相当弾きにくい状態で無理矢理弾いていたわけで,最初からこの状態だったらすぐに挫折していたかも。

購入時には弦高はもっと低かったはずなので,これは経年変化によってボディやネックが変形したためかもしれない。

ただ,ぱっと見た目にはボディが膨らんでいるようなこともないので,疑わしいのはネックの反り(順反り)だろうか。ネックの反りはトラスロッドを回せば調整できるらしいが,初心者が安易に触るべきではないと書いてあるページもある。

そこで購入したE楽器店に持っていって相談してみた。

このギターを選んでくれた店員さんが早速トラスロッドを回して調整しようとするが様子がヘンである。しばらくして「どもうトラスロッドが効いてないようです」とおっしゃる。え?それってどういうこと?

どうも最初からトラスロッドが効いていなかったのだが,買ったときはそんなところまで確認しないし,ネックも反っていなかったので気付かなかったらしい。

で,「申し訳ありませんが交換させてください」との申し出だった。まだ買って1年経っていないのでメーカー保証が効くようだ。せっかく9ヶ月間使い込んで,大事に育ててきたつもりだったので,手放すのはちょっと残念な気持ちもあったが,欠陥品ということならやむを得ない。

ということで,問屋さんに入ったFG730Sの中から弦高が低めで鳴りの良さそうなものを3本仕入れてきてもらって,さらにその中から自分で弾き比べた上で交換品を選んだ。新品3本の音の差は微妙で,弦が新しいことや,自分の部屋と違う環境での弾き比べということもあってなかなか決まらなかったけれど,かんな氏に聴いてもらいながら今までのギターに近い音のものを選んだつもり。

素材が木で,特にトップは単板なので同じ機種でも木目とか色合いの個体差が結構大きい。新しいものはどれも白っぽくて,少し赤みがかった今までのギターの方が好みだったけれど仕方がない。時間が経てば少し焼けてくるのかもしれない。

これからはこの新しいFG730Sをまたじっくりと育てていきたいと思う。

ギター

2010年01月17日

●2010年初方針

当ブログでは種々雑多なネタを取り扱っており,タイトルと内容がマッチしないことも多くご迷惑をおかけしている。年初にあたり,各カテゴリ別に少し状況を整理しておきたい。

【写真部門】
EOS Kiss X2を買ってからは,新しいカメラの動向などはチェックしていない。今年も猫写真をメインに撮っていく方針で,たまに気が向いたらフィルムカメラ(ペンタSP,学研二眼レフ)で遊びたいと考えている。安いフィルムスキャナが出ていてちょっと食指が動いたが,冷静に考えてそんなにバンバン黒白フィルムを自家現像(ダークレス)するか疑問だったので,今のところ保留にしている。

【猫部門】
記事で紹介するのを忘れていたが,木工工作を少しやって猫ケージをグレードアップした。これはデルタが家族になってから2年越しの懸案だったので,ちょっとすっきりしている。理想を言えば作り付けの大型ケージ(というか猫部屋)が欲しいところだが,狭いマンションではなかなか難しい。かんな氏の猫ブログは更新が遅いので,猫たちの近況についてはソウヘイ航宙記の方を見てもらいたい。

【読書部門】
読書はこの1年くらい少し悩んでいる。SFの新刊で「これはぜひ読みたい」と思うものがほとんどないのだ。これは自分の嗜好が変わってきたのか,出版の傾向が変わってきたのか,まだ判断できないでいる。新刊の情報はハヤカワとAmazonから送られてくるメルマガを参考にしているが,その3行ほどの紹介記事だけで,なんだか読んでも仕方がないような気がしてしまうわけだ。「なんでも読んでやろう」という気力が衰えたのは認めるけれど,出版の傾向としてもソフトな冒険モノばかりで,バリバリのハードSFって最近少なくないですか?
ミステリの方も森博嗣氏が表舞台から降りてしまって文庫新刊のペースが落ちているので,今年も再読や図書館の利用が増えそうな気がする。
とはいえ,読書そのものはやめられない(移動中や空き時間に活字が読めないと落ち着かない)ので,何らかの本は常に読み続けると思う。

【音楽・楽器部門】
2年目に入ったギター教室通いがどうなるかが自分でも注目である。こういうものは始めたばかりの頃は上達が目に見えて楽しい。それが1年も経つと弾ける曲は増えているが,練習量に比較して上達のペースは遅くなるし,ちょっとサボるとすぐに弾けなくなる。モチベーションを維持し続けられるかどうかがポイントだろう。

【技術・工作部門】
猫部門のところに書いたように,猫ケージの改造をするのに木工をやった。これは大型のホームセンタで材料を買って,そのホームセンタ内にある工作室を借りて行ったもので,使うときに名前を書けば利用料はタダである。大雑把な切断は1カット50円で大型の切断機(?)でお願いして,その後は工作室で自分でやる。曲線のカットは電動ジグソーを使い,切断面と角の仕上げは電動サンダーでやった。ジグソーなんて久しぶりに使ったが,さほど精度を気にしないのなら糸鋸よりも速いし便利。
旋盤とフライス以外の電動/手動工具はたいてい揃っているので,ここを使えばたいていの木工はいけるんじゃないだろうか。自宅も汚れないし。
ということで,今年もまた何か思いついたら自作するかもしれない。

【車部門】
昨年末にキューブからポロに乗り換えたので,たまにポロ関係の記事を書きたいと思う。といっても改造とかをするつもりはないので,燃費とかトラブル関係のネタくらいしか書くことがないかも。

【パソコン・ネット部門】
長期計画では今年末にWebmasterのPowerBookG4のリプレースとなっている(購入後5年経過)。今のところMacにするかWindowsにするか決めていないし,本当に買い替えられるかどうかも直前にならないと判断できないだろう。

ピート

EOS Kiss X2 / EF50mm F1.4 USM

2010年01月10日

●ギターその後(1年経過)

アコースティックギターの弾き語りを習い始めて1年が経った。

なにしろ習い事自体が初めての経験で,触ったこともないギター,しかも苦手な歌を歌わなくてはいけないということで,果たして何回続くだろうと思っていたが,いつの間にか1年経ってしまった。内輪での発表会も4月10月と2回もやって,ギターを弾くこと自体は結構楽しくなってきた。

最初はギタークラブという感じで,公民館のようなところで先生含めて6〜7名集まって弾いていたのだが,多少弾けるようになってきたということで,今は月に1〜2回,先生の自宅でかんな氏と一緒に教えてもらっている。

しばらく録音を公開していないけれど,耳が肥えてきたからなのか自分の演奏がまったく納得いかないためである。

歌の方も相変わらず苦手で,先生は気持ちよく歌えばヘタでも構わないとおっしゃるのだが,その気持ちよく歌うというのがなかなかできないわけで。

技術的にはBmとかBm7など,2フレットをセーハするコードが出てくる曲もやるようになった。練習不足で指があまり開かないWebmasterは,F系やB系のセーハコードを弾くときは,人差し指以外の指をまず押弦して固定してから人差し指をセーハの形にする。先に人差し指をセーハしてしまうと,中指や薬指がうまく開かないのだ。しかしこの方法だと6弦や5弦のベース音を1拍目に弾くのが間に合わない。ストロークならなんとか誤摩化せるけれど,アルペジオだと厳しいものがある。ちなみにメジャーなコードでいまだにうまく弾けないのがBだ。

右手は年末からスリーフィンガーの練習を始めたところだが,これが結構難しい。親指で3〜6弦を弾くのは多少慣れてきたものの,音が途切れたりリズムが安定しない。逆に4本指でのアルペジオは最初から練習していたので,こちらの方が簡単に弾ける。普通とは逆の覚え方?

まだまだできないことだらけではあるけれど,はじめた頃の記事を読み返してみると,それでもだいぶ成長したのかな,と思う(異論はあるでしょうが自分なりに,という意味で)。

フォームは秋の発表会後に大幅に見直して,今まで右手を空中に浮かせておいてサウンドホールの中央あたりの弦を弾くようにしていたのを,右手首をブリッジ上端あたりに触れるようにしておいて,サウンドホールの下端あたりの弦を弾くように変えた。これは先生にこっちの方が安定するからと勧められたフォームで,慣れるまではまともに弾けなかったけれど,最近だいぶ慣れてきた。慣れてくるといちいち右手を見なくても弾く弦を間違えないので良いかな,と思う。パソコンキーボードのホームポジションのようなものか。ただ,音は小さくなってしまう気がする。

左手指の痛さはどうだろう。指先の皮はそれとわかるほどに硬くなって,少なくとも痛くて弾けなくなるようなことはなくなった。ただ,教室のあととか長い時間弾いた後はジンジンする。指先の感覚が鈍くなっていて,細かい作業に支障をきたすこともある。これはギターを弾く人には避けられないことかも。

いずれはソロギターも弾きたいと思って1冊だけ教本を買ってあるのだが,これはやっぱり難しくて頓挫している。というかもうひたすら反復練習なので,コツコツやるしかないのだが,つい安易なコード弾きに逃避してしまう。

こんな感じで1年続けてきたけれど,この先どんな風に成長できるのか,はたまた飽きてやめてしまうのか,自分でもまだわからない。

録音は年末から練習しているスリーフィンガーの曲。ぜんぜん弾けてないので公開するかどうか悩んだが,これが現在の実力ということで残しておく。

ギター

■YAMAHA FG730S/指弾き

2010年01月05日

●フルートその後(3年経過)

自分用にフルート(Muramatsu EX-III)を購入したのが2007年の年明けだったのでもう3年経ったことになる。中学や高校生の吹奏楽部員だったらもう卒業だ。

ギターとの比較でも確認できたことだが,こういうのはお金を払って習うかどうかでぜんぜん違ってくるということだ。おそらく,ちゃんと月謝を納めて月に2回とかフルートを習うようにしていたら,今頃はそれなりに上達していただろうな,とは思う。

独学がまったく不可能だとは言わないけれど,かなり強い意志を持たないと継続して練習したり,新しい課題にチャレンジしたりということが難しい。怠け癖のある人には発表会などの刺激も時には必要だ。

あとは演奏の手軽さというのもある。ギターは壁にかけてあるので,ひょいと手に取って3分間だけ弾いてまた壁にかけるということが可能だ。チューニングも毎日弾いていればほとんど狂わない。それに対してフルートだと,まず引出しにしまってあるハードケースを取り出し,頭,足部管を組み立て,いきなりは音がちゃんと出ないのでロングトーンなりスケールを吹いて口を慣らしてから,ようやく曲の練習になる。譜面台だって必要だ。で,練習が終わればスワブで水分を拭き取り,クロスで磨いてからケースに仕舞うという手間があって,練習するには「さあやるぞっ」といちいち気合いを入れなくてはいけない。

せっかく高いお金を出して買ったフルートなので,できればもっと上手に吹いてあげたいけれど,まだしばらくは習うゆとりがなさそう。ただ,何歳になっても遅すぎるということはないと思うので,いずれ余裕ができたら優しい先生(これ重要)に習いたいと考えている。

フルート

2009年12月31日

●写真って楽しいねっ2009年総括

2009年,何といっても大きなトピックはアコースティックギター弾き語りの教室(先生つきのクラブ)に通い始めたことだろう。上達のペースはゆっくりだが,なんとか1年間挫折せずに続けることができた。これに関連してかんな氏自分用のギターの購入や,音の比較の記事が多くなった。ブログのビジターも比較的ギター関係のキーワード検索で来る方が多いようで,多少なりとも参考になっていれば幸いである。

ギターを始めたのと引き換えに,フルートはすっかりサボりモードになってしまった。たまに音を出してみると,あっという間にくちびるが疲れて吹けなくなってしまうし,音も安定しない。今のところギターとフルートを両方とも練習する余裕はとてもないので,フルートはまだしばらくお休みすることになりそう。

5月には実験的な試みとして,アメーバブログの方に猫写真をメインにした軽いノリのブログを作った。1記事あたり写真1枚,本文1行として,1日1回以上の更新を目標とした。ケータイのメールによる更新が可能という利便性もあり,今のところ7ヶ月間毎日更新のペースを維持している。写真ってblogの長文がうざったい向きにはオススメである。が,いつまで続けるかは微妙なところ。

写真関係のトピックとしては,昨年末にEOS Kiss X2を買ってフィルムのEOS2台を処分したことなどがあった。逆に学研二眼レフカメラを作ってフィルムカメラが増えたりもした。Kiss X2で撮ったピートとデルタの写真がフォトコンテストで優秀賞を取ったことも素直に喜びたい。

車をキューブからポロに乗り換えたが,ポロについて独立したコンテンツを設ける計画は今のところない。何かあればこのブログで紹介していくつもり。

読書の方は興味を引くSFの新刊が最近あまりないので,再読が増えている。図書館でアガサクリスティーを借りて読んだりもするようになった。

【SF】
時間封鎖(R.C.ウィルスン)
虚構機関—年刊日本SF傑作選(大森望,日下三蔵[編])
万物理論(G.イーガン)(再読)
シュレディンガーのチョコパフェ(山本弘)
祈りの海(G.イーガン)(再読)
デカルトの密室(瀬名秀明)
フリーランチの時代(小川一水)
反逆者の月3ー皇子と皇女ー(D.ウェーバー)
スカイ・イクリプス(森博嗣)
ウォー・ゲーム(D.ビショフ)(再読)
ディアスポラ(G.イーガン)(再読)
神は沈黙せず(山本弘)
第九の日(瀬名秀明)
闇が落ちる前に、もう一度(山本弘)
アイの物語(山本弘)
無限記憶(R.C.ウィルスン)
超弦領域—年刊日本SF傑作選(大森望,日下三蔵[編])
レインボーズ・エンド(V.ヴィンジ)
犬は勘定に入れません—あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎(C.ウィリス)
猫語の教科書(P.ギャリコ)
サマーウォーズ(岩井恭平)
順列都市(G.イーガン)(再読)

【ミステリ】
どきどきフェノメノン(森博嗣)
探偵伯爵と僕(森博嗣)
レタス・フライ(森博嗣)
オリエント急行の殺人(A.クリスティー)
そして誰もいなくなった(A.クリスティー)
牧師館の殺人(A.クリスティー)
ハロウィーン・パーティ(A.クリスティー)
予告殺人(A.クリスティー)
εに誓って(森博嗣)

【ノンフィクション】
フェルマーの最終定理(S.シン)
暗号解読(S.シン)
脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ (V.S.ラマチャンドラン)

【ご参考】
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2009年12月19日

●今日の工作 大人の科学マガジン ミニエレキギター

実用性はあまりないだろうなー,と思いつつ買ってしまった学研ミニエレキ。マグネット式のピックアップをコイルを巻いて自作するというので,原理の勉強にもなる。

ミニエレキはエレキギター用のエクストラライトゲージの弦を1〜4弦の4本だけを張る。低音の5,6弦がないわけで,実用性が無さそうと思ったのはそういう理由。ただ,チューニングは同じなのでまったく使えないわけではない。

学研ミニエレキギター

弦の張り方は工夫されていて,ボディからネックをぐるっと一周するように張る。ギターの弦にはものすごい張力がかかる(数十kg)ので,ネックの反りとかの問題が出てくる。それをこのミニエレキでは張力を表と裏に分散させることによって,プラスチックのボディでも反りの問題が出ないように工夫してある。小型化と強度とチューニングの問題を一気に解決するわけで,よく考えたなと思う。

学研ミニエレキギター学研ミニエレキギター

アンプとスピーカは完成品が入っていて,ボディにネジ止めするだけでOK。電源は単3電池2本。外部アンプにもつなげることができる。

学研ミニエレキギター

メインイベントのピックアップ製作。磁石の周りにコイルを巻く。ひたすら巻く。この巻き方で音が変わるのかもしれないが,キレイに巻くのはなかなか難しい。 マグネット式ピックアップは,磁石に巻いたコイルの近くで磁性体(スチール弦)が振動することによって,コイルを横切る磁束が変化して,弦の振動に応じた電流がコイルに誘起されるという原理。

学研ミニエレキギター学研ミニエレキギター

これでだいたい完成。あとはチューニング。内蔵アンプから出る音が最初から歪んでいるので,チューニングを合わせるのが結構難しいし,すぐに狂う。

学研ミニエレキギター

アコースティックギターと比べるとこんな感じ。かなり小さい。ネックストラップを付けるとちょうど良い感じ。ストラップ取付け穴はちゃんとある。

学研ミニエレキギター

音を出した動画がこちら。アコギと同じような弾き方ではダメなんだろうなぁ。個人的にはギターの音はやっぱりアコースティックの方が好き。

2009年10月27日

●アコースティックギターFG730Sその後(半年経過)

自分用のアコースティックギター,ヤマハのFG730Sを購入して半年経った。ギターを始めてからは10ヶ月経つ。

じつは先の週末はギター教室の発表会だった。発表会に出るのは4月に続いて2回目になる。他の教室の生徒さんや,ご家族なども見に来られていて聴衆は70名ほど。と言っても基本的には内輪の発表会であり,緊張する必要もないのだが,それでもやっぱり緊張して練習どおりにはとても弾けなかった。ビデオも撮ってもらったが,恥ずかしいのでまだ見ていない。

FG730Sはピックアップが付いていない(つまり純アコ)ので,発表会のときには先生が用意したPA器材のマイクを使う。歌も拾わなくてはいけないのでマイクは2本だ。エレアコにアンプをつないで演奏するというのも,一回くらいやってみたいところ。

今のところ演奏は座ってやっているけれど,弾き語りのイメージからするとストラップを使って立って演奏した方がカッコ良いのではないか,と思って次回までにちょっと練習してみようと思う。この場合譜面も見ない方がなお良い。うーん,ハードルが高いかも。

本当は発表会の2週間前あたりで弦を張り替えたかったのだが,忙しかったり体調が悪かったりして結局8月に張り替えた弦のまま発表会になってしまった。それはまあ仕方がないとして,発表会後にまた気持ちを切り替えて練習するために,弦を張り替えることにした。

もし失敗しても問題のない状況だったので,思い切って自分で張り替えてみた。8月にお店の人に一応教わっているし,先日ZO-3(エレキ)で試してみて意外と簡単だったことから,軽い気持ちで挑んだ。ら,案の定1本だけ失敗(ペグのところの巻き方がおかしいことに余分を切り飛ばしてから気付いた)。幸い3セット入りの弦を買ってあったので予備があり事なきを得た。細い方の1,2弦は注意が必要であるというのが今回の教訓。

FG730S購入後半年の録音は,本当なら発表会の音源を使えば良いのだろうが,歌声を公開するのはやっぱりちょっと恥ずかしいので,いつもどおり指弾きのアルペジオとピックでのストロークにしておく。

■ギター:YAMAHA FG730S(2009年4月購入),弦:Martin Extra light(Bzonze),録音:XA-C110
アルペジオ(Capo0⇒Capo4),ストローク(Capo0⇒Capo4)

デルタとギター

関連リンク:ギター関係の記事一覧

2009年10月07日

●週末見た景色 群馬・栃木(2)

レンタルしたプリウスにはアコースティックギターを2本(FS720SとFG730S)積んでいった。親戚のお宅で演奏を披露するためである。

プリウスのラゲッジスペースは電池を積んでいる関係であまり広くはなく,ソフトケースに入れたアコギ2本がギリギリで収まった。ハードケースだったら後部座席をつぶさないと入らないだろう。まあ燃費の代償なので仕方がないけれど,車格の割に荷物は積めないという印象だった。

親戚のお宅で演奏しようとしたら,スカイプでイギリスに中継するからという話になり,発表会前に思いがけずUKデビューを飾ってしまった。

この親戚(かんな氏の叔父さん)は国際派(死語?)で,ご本人も海外暮らしが長く,お嬢さんは3人ともUK在住である。お嬢さんのパートナーのイアン氏が演奏を褒めてくださったのだが,返せた言葉は「サンキュー」だけであった。我ながら悲しい。次回までにはビートルズを一曲くらい練習しておきたいところだ。

館林ーロンドン間は9,497kmだが,動画も滑らかで目立った遅延もなく,これがタダだというのだから素晴らしい。

群馬
グライダーグライダー群馬

EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 IS

2009年09月29日

●iPod nanoその後(2年経過)

第3世代のiPod nano(8GB)を買って2年経った。先日第5世代が発売されたので,2世代遅れのモデルになってしまった。

最近出張も減ったので,外出時に使うことはほとんどないけれど,代わりにギターで練習する曲や自分の演奏を録音したものを入れて,お風呂スピーカーで入浴中に聴くという使い方が多い。

気になる第5世代は動画撮影機能付き。常々「ちょっとした動画が撮れる機能は便利だ」と持論を展開してきたWebmasterとしては食指が動くところだが,一方で楽器(ギター,フルート)の練習を録画することを考えると,音質も気になるところであり,その点はiPodはいまいちかな,という気がする。

そういう意味では今は外出のときに聴くためのiPodよりも,高音質で録れるICレコーダが欲しいかもしれない。XA-C110は毎度大活躍だが,所詮3,000円で買ったものだし,ステレオマイク内蔵とはいっても満足のいく音質とは言い難い(コストパフォーマンスは非常に高いと思うが)。

iPodを買うお金でZoomのH2あたりが買えるので,月3,000円のお小遣いを貯めて買おうかなぁ。

【関連記事】
iPod nano購入
購入後1ヶ月
購入後1年


2009年09月22日

●アコースティックギターと他楽器のアンサンブルの試み(MP3のYoutubeへの投稿)

アコギの弾き語りを練習中ではあるのだけれど,せっかくうちにはフルートもあるし,吹奏楽仲間もいるということで,他楽器とのアンサンブルも試してみたい。

ということで音楽室を借りた機会に何曲か合わせてみた。

ただ,アコギは音量が小さいのでアンサンブルするときはバランスが難しい。フルートとアコギなら,ピックでストロークすればギリギリ許容範囲だが,サックスと合わせようとすると圧倒的に音が小さい。どうしても一緒に演奏したいなら,エレアコにしてアンプをつなぐ必要があるだろう。

参考までにアコギ+アルトサックス,アコギ+フルートで録音してみたものをyoutubeに公開。

録音は毎度のXA-C110で,WMAをMP3に変換し,Audacityで不要部分をカットしてある。

MP3ファイルはそのままではYoutubeには投稿できない。そんなときはMP3TUBEというサイトで,MP3を静止画の付いた動画形式に変換してくれるので,ここを利用してYoutubeに投稿できる。YoutubeならJASRAC的な問題もクリアしている。

【結婚しようよ】アコースティックギター2本+アルトサックス1本

【風になる】アコースティックギター1本+フルート1本

2009年09月15日

●アコースティックギターFS720Sその後(半年経過)

かんな氏用のアコースティックギター,ヤマハのFS720Sを購入して半年経った。

弦は6月にMartinのExtra Light(Bronze)に張り替えている

これを買って3ヶ月くらいは指弾きのアルペジオ曲ばかり練習していたが,最近はピックでストローク(8ビート,16ビート)する曲も練習している。ギターはたくさん鳴らせばそれだけ「成長」するらしいので,もうずいぶん育っているのではないか?

ただ,以前書いたように弦の張り替えによる音の変化が大きいので,ボディ自体の成長による変化がどの程度あるのか,そしてそれが主観だけでなく録音や波形分析などで客観的な違いとして検知できるのか,よくわからない。

厳密にやろうとしたら弦をはずして一定の力が加わるような機械でボディをハンマリングして,振動波形の減衰と周波数成分そのものを測るとか(AEみたいに),そういう話になるだろう。

ただ,よくわからないならわからないなりに,録音だけでもしておけば何かの参考にはなるかもしれないので,続けようと思う。

最近はカポタストを使った曲も練習していて,カポを使ったときのハイフレット側の音が気になるという人もいると思うので今回から追加してみた。

■ギター:YAMAHA FS720S(2009年2月購入),弦:Martin Extra Light(Bronze),録音:XA-C110

【アルペジオ(指弾き)】Capo 0

【アルペジオ(指弾き)】Capo 4

【ストローク(ピック弾き)】Capo 0

【ストローク(ピック弾き)】Capo 4

肝心のかんな氏の感想を聞いていなかった。「最初から良い音だったので違いはよくわからない。悪くなってはいないのでは?」とのこと。

参考記事:

FS720S購入後3ヶ月(弦の交換)

FS720S購入後1ヶ月

FS720S購入直後

ギター関係の記事一覧

ギター

2009年08月12日

●今週の買物 音叉

弦の交換に行ったとき,ついでに音叉(おんさ)を買った。

クロマチックチューナーはすでに3つも持っているけれど,なんとなく機械に頼っていると耳が鍛えられないような感じもあるし,何より音叉とハーモニクスでチューニングする方がカッコ良く見える。

チューニングに対する考えは人それぞれで,ギター教室の先生は「できるだけ音叉と耳で合わせられるようになってください」と言っていて,チューナーよりも自分の耳を信用している。一方E楽器店の店員さんは「チューナーがなかった昔ならともかく,今はチューナーで合わせた方が正確ですよ」とおっしゃる。

チューナーでもハーモニクスでも最終的にチューニングが合えば同じじゃないの,と思っていたのだけれど,ネットで検索したらどうも違うらしい。ハーモニクスは純正律,チューナーは平均律でチューニングされるらしいのだ。まあ初級者のWebmasterにはどっちでも違いはわからないだろうけれど,奥の深い話ではある。

以前テレビで見た話で,#と♭(例えばA#とB♭)は厳密には違う音なのだが,ピアノでは同じ音になってしまって不満だ(フルートやバイオリンでは変化をつけられる)というようなことを言っていた。さすがにエキスパートの世界は違うな,と感じたものだ。

ただ,注意が必要なのは安物のチューナー。先日買った1,500円のクリップ型チューナーは精度が悪くて,かなりズレていても「合ってますよ」と緑表示になってしまう。これしか持っていなかったら耳を鍛えるなんて無理な話だ。


2009年08月11日

●FG730S弦張り替え直後の録音

6弦を切るという失敗をしつつも,なんとか弦を張り替えたFG730S,張り替え直後の音はどう変わっただろうか。

主観的にはかんな氏のFS720Sの張り替え直後と同様,ビヨーンというかギョーン(擬音で表現するのは難しい...)という感じで尖った音になったと思う。音質は同じ弦を張ったのでFS720Sに近くなった。ボディの形状や材の違いよりも,弦の新旧や種類の違いの方が影響が大きいかもしれない。

一応アルペジオ(指弾き)とストローク(ピック弾き)の録音を公開する。比較対象は1ヶ月前の音(購入時に張ってあった弦)。ピークレベルはソフト(Audacity)で合わせてあるので,音質の違いやサスティーンを比較してもらいたい。(演奏の技術的な面は目をつぶって頂きたい)

■アルペジオ(指弾き)

・弦張り替え前(ヤマハ純正ライトゲージ)

・弦張り替え直後(マーチン エクストラライトゲージ ブロンズ)

■ストローク(ピック弾き)

・弦張り替え前(ヤマハ純正ライトゲージ)

・弦張り替え直後(マーチン エクストラライトゲージ ブロンズ)

どうだろうか。再生環境にもよると思うが,Webmasterが聴いた感じでは自分で弾いたときの主観よりは音質の差が小さい気がする。自分で弾いていると「うわ,ぜんぜん違うな」とはっきり感じるのだが,ギターの録音というのは奥が深い。もっと性能の良い録音機材で録り比べてみたい気がする。

過去のギター関係の記事タイトル一覧
2009年08月10日

●アコースティックギターFG730Sその後(はじめての弦張り替え)

ヤマハのアコースティックギターFG730Sを買ってから4ヶ月。そろそろ弦の張り替え時期かな,と思って購入したE楽器店に弦の張り替えを教わりに行く。

かんな氏がFS720Sで同様に教えてもらってマスターしているので,かんな氏から教えてもらえば良いといえばそうなのだが,記念すべき1回目くらいはお店でちゃんと教わろうと思ったわけだ。

まずは弦選び。FG730S購入時にオマケで1セット付いてきたのはヤマハ純正のライトゲージ(フォスファーブロンズ)で,これを張るという選択肢もあったのだけれど,かんな氏が張ったマーチンのエクストラライトゲージ(ブロンズ)が良い音が出ているので,同じものを張ることにした。今後のこともあるので割安な3セット入りを購入。

交換手順はWebで解説しているページも多いけれど,最初はやっぱり人に教わった方がわかりやすいと思う。

張り替え自体は割とスムーズにできたのだが,問題はチューニングだった。

チューナーをつないで,6弦(一番太い弦)のペグを調子良くクルクルと巻いていったら,「ブッツン!」と切れてしまった...。弦が今までのライトゲージよりも細くなってテンションが弱くなっているのを考えずに巻いて,1オクターブ上のEで合わせようとしてしまったのだ。

幸いお店の人の監督下でのミスだったので,切れた弦は無料でもう一本もらうことができた。やっぱりお店で教えてもらって正解。しかも6弦だけシルバーのカッコ良い弦になった。

あとはネックの反りなどもチェックしてもらい,問題がないことを確認してもらった。次は冬になる前にネックオイルを塗るので来てくださいとのこと。

張り替え直後の音に関しては次回。

はじめての弦張り替え


2009年07月18日

●アコースティックギターFG730Sその後(3ヶ月経過)

ヤマハのアコースティックギターFG730Sを買って3ヶ月経った。ギターを始めてからは半年になる。

現状の腕前についてはギターその後(半年経過)の記事を参照いただくとして,購入後3ヶ月経ったFG730Sについて書いておこう。

今のところ弦交換はしておらず,購入時に張ってもらったヤマハのカスタムライトゲージ(ブロンズ)のままである。そろそろ交換しても良いタイミングかもしれないが,弦によって音がずいぶん変わるようなので(過去記事のコメント参照),弦選びも楽しみたいところだ。

音の成長についてはどうだろうか。通販ページのレビューなどを読むと,「3ヶ月ほど弾き込んだら驚くほど音が良くなった」などと書いてあったりするが,正直Webmasterのしょぼい耳&記憶力では,3ヶ月前の音がどうだったか覚えていないし,毎日弾いていると違いがよくわからない。こんなときは録音だ。

YAMAHA FG730S(購入後3ヶ月。弦は購入時そのまま)

・アルペジオ(指弾き)

・ストローク(ピック弾き)

比較対象としては,FG730Sの購入直後購入1ヶ月後あたりを参考にして頂きたい。

どうだろうか。もちろん録音にすべてが現れるわけではないと思う。特に自分で弾く場合には,体に響いてくる音と耳から入る音の違いもある。

そもそもギターの状態よりも,弾く人のスキルの変化や,体調の違いが音に与える影響の方が大きいのではないだろうか。また弦の劣化や交換でボディの長期的な変化はさらにわかりにくくなるだろう(図)。たぶんギタリストの方はそういうことを良くわかっているので,あえてこういう比較はせずに主観を大切にするのだと思う。「ギター 音 比較」というキーワードで検索すると,こんな弱小サイトがヒットするのもうなずける。

ギターの成長仮説

それならなんでこんな企画を続けているのかといえば,ギター選びの難しさで書いたように,ネットで入手できるギターの情報が極めて少ないと感じたからである。大きな楽器店が近所にあって,好きな機種を弾き比べることができるとか,ギターをたくさん持っているベテランの友達がいる,というような恵まれた環境なら良いが,そうでない人がギターを選ぶためには,何らかの判断基準が必要だと思うのだ。

メーカーはせめて,自社のギターの新製品についてはいくつかのパターンで弾いた音源をWebカタログに付けるべきだ。

またギターをたくさん持っているベテランの方は,同じフレーズをいろいろなギターで弾いた録音を公開して欲しい。何もライブ用に練習した曲を丸ごとタダで公開しろというわけではなく,簡単なコード進行をアルペジオとストロークで弾く程度で充分参考になると思う。

【ご参考】

YAMAHA FS720S 購入直後1ヶ月後3ヶ月後(弦交換)

YAMAHA FG730S 購入直後1ヶ月後

過去のギター関係の記事をすべて表示

ギターとデルタ

2009年07月09日

●ギターその後(半年経過)

アコースティックギター弾き語りの教室(先生つきの同好会)に通い始めて半年経った。

弦を押さえる左手指先の痛みは相変わらずだが,だいぶ慣れてきた。痛くなくなったわけではなく,痛さに慣れたという感じだろうか。指先の皮膚はだいぶ固くなっている。

教室のメンバーは年配の方が多く経験者もいないので進度はゆっくり。半年から1年かけて1曲弾けるようになる,というのが目標。

そんなまったりとした雰囲気なので,上達は遅々としているものの,幸い挫折することなく半年間続いている。しかし他のメンバーの中には途中で脱落してしまった人もいる。教室では一番最初に教わるAmとEmが押さえられるかどうかがポイントのようだ。

2月にはかんな氏用のYAMAHA FS-720Sを買い4月には自分用のYAMAHA FG-730Sを買った

教室では各人の進度がバラバラなので,どうしても基本の復習が中心になってしまうが,それはそれで良いと思っている。この方がいつでも新しい人が参加しやすいし,先へ進みたければ自宅で練習すれば良いことだ。

10月に2回目の発表会が予定されているので,それに向けて練習をしているが,ギターはともかくカラオケが苦手なせいで,歌で苦戦しているWebmasterである。

しばらく演奏の録音を公開していないのは,弾き語りの歌が入っているのが恥ずかしかったためである。しかしまあ,半年でどの程度弾けるようになるのか,あるいはこの程度しか弾けない,ということをこれから始めようという方の参考に公開するのは無駄ではなかろう,ということで恥を忍んで公開することにする。できれば「歌ヘタですね」というコメントはご遠慮願いたい。(わかっていてもヘコむので)

どちらの曲もピックは使わずに指で弾いている。1曲目は初見から2日目の録音。

2曲目は自主的にちょっとは練習したのだが,速いコードチェンジがぜんぜんできていないし,コード自体もかなり端折っているので,先生にもう少しちゃんと教えてもらいたいと思っている。

それとは別に,そろそろ良いかなと思ってソロギターの初心者向けの譜面を購入。一応この本の対象者の目安となるレベルとして,

・CやEmやFなどの,基本的なコードは押さえられる。
・開放ポジションで「ドレミ・・・」が弾ける。
・ソロ・ギターなんて自分にとっては高嶺の花だ。

このように書いてあったので,ギリギリ大丈夫かなと。ただ,やっぱり弾き語りとはぜんぜん違うシナプス使うので前途は多難。

2009年06月18日

●今日の買物 カポタストとチューナー

通販で2人分のカポタストと,クリップ型のチューナーを購入。

カポタストはおまけの安物が使いにくかったこともあって,ちょっと良いものということで,G7th Performance Capoを選んだ。高いだけあって良い質感。

チューナーもおまけでもらったものがあるのだけれど,音を拾うクリップと本体が分かれていて,長いコードを伸ばして使うのが結構面倒だったので,クリップ一体型のものを買ってみた。これは安物なので精度はあまり期待できそうもないけれど,練習用ならあからさまにズレていなければ良いかと。

カポタスト
チューナーカポタスト


2009年06月13日

●今日の吹奏楽 N高定期演奏会

市内の高校の定期演奏会。ここは吹奏楽部の歴史も浅くて,部員も少なくなかなか大変そうだけれど,みんなまじめで一生懸命に演奏していた。

1ヶ月ほど前に別のI高校の定期演奏会も聴いたけれど,そちらは部員は100名超で演出なども慣れており,演奏のレベルも高い。でもそれは高校それぞれの持ち味であって,自分たちなりに納得のいく演奏会ができたら素晴らしいことだと思う。

試しにXA-C110で録った音源をアップ。

今日の吹奏楽 N高定期演奏会

2009年06月08日

●ヘッドフォン更新とバイノーラル録音

今まで使っていたヘッドフォンは,自分のものもかんな氏のものも,デルタにかじられてボロボロになってしまった。

何もないとさすがに不便なので,家電店で一番安く売っていたこのヘッドフォンを購入。980円。

ヘッドフォンといえば,バイノーラル録音(ダミーヘッド録音とも言う)である。最近は誰でも携帯やiPodで音楽を聴いているのだから,もっと普及しても良いと思うのだが,いまひとつ認知されていない。一度経験するとわかるが,スピーカーでは到底マネのできない迫真の臨場感が得られる録音方法なのだ。

自分でもそのうち試してみたいけれど,器材を買うお金がない...

ヘッドフォンとパソコンをお持ちの方は,下記のサイトでバイノーラル録音の音を試聴できるので,ぜひお試しください。

音の出る写真帳
 MP3ファイルに直リンクをひとつだけ。これだけでも迫力が違います。⇒銚子電鉄の音

ヘッドフォン

2009年06月07日

●アコースティックギターFS720Sその後(弦の交換)

かんな氏のFS720Sは購入から3ヶ月。そろそろ弦を張り替えても良いタイミングだ。

ずっと最初に張ってあったライトゲージ弦で練習していたが,オマケで付けてもらったのはエクストラ・ライトゲージ(アコギ用の弦では一番細いもの)だったので,これに交換。

E楽器店で,替えるときは指導しますよと言われていたので,かんな氏が教えてもらいながら張り替えてきた。

弦を変えた直後は弦が伸びて落ち着くまでジャカジャカ弾いた方が良いというので早速弾かせてもらったが,なんというか弦を替えた直後の音というのはもの凄い変わった音質になっている。尖っているとでも表現すればいいのか,そんな感じ。

録音で違いが出ているかわからないが,一応張り替えた直後の録音を公開しておこう。ヘタクソなのは突っ込まないように。比較としては過去の録音(例えば,2009.4.19アルペジオ2009.5.23ストローク)を参考にして頂きたい。

YAMAHA FS720S(エクストラ・ライトゲージに張り替え直後)

・アルペジオ(指弾き)

・ストローク(ピック弾き)

2日ほど経ったら少し音も落ち着いてきた。弦交換してしばらくはチューニングもすぐ狂うし,発表会の直前などは避けた方が良いようだ。

ブリッジピン抜き

2009年06月06日

●メモ MacでWMAをMP3に変換する(フリー)

録音機能付きのXA-C110のオーディオフォーマットはWMA形式。これをそのままMacOSXで取り込んでも,iTunesで再生もできないし,MP3に変換することもできない。

質問サイト等ではiTunesでWMA→MP3変換ができると回答されていたりするが,それは間違い。Windows版iTunesでは可能だが,Mac版iTunes(8.2)ではできない。

そこでMac環境でWMAをMP3に変換する方法だが,以下のツールを使うとフリーで簡単にできるようになる。参考にして頂きたい。

(1)Flip4Macをインストール
 これはマイクロソフトが配っているコンポーネントで,インストールしておくだけで良い。
 Flip4Macのダウンロードページ

(2)フリーソフトSwitchをインストール
 このソフトは上記Flip4Macのコンポーネントを利用してWMA⇒MP3変換をやってくれる。GUI環境なので操作も簡単。WMAファイルをドラッグしてConvertをクリックするだけ。
 Switch Audio Converter for Mac OS Xのダウンロードページ
  →Download Switch Audio File Converter for Mac OS X (Free Version)をクリックする。

Switch

2009年06月04日

●CDの音質議論はどうなったのか?

これも昔話といえば昔話だが,CDの音質に関する議論というのがあった。やれジッタがどうしたとか,十字に切れ目を入れると音が良くなるとかいうアレである。オリジナルCDと,それをCD-Rに焼いたものでは音が違う,という話もあった。

高級CDプレイヤにはスタビライザと称する「おもし」が付いていたりして,かなり過熱していたと思うのだが,iPodをはじめとするSSDオーディオの登場でその議論もパッタリ聞かなくなった。いや,SACDに舞台を移してまだ続いているのかもしれないが,少なくとも一般に広く聞こえてくるようなことはない。

そもそも大容量SSDオーディオによってPCMでどんな高サンプリング周波数の大容量データの曲だって余裕で手のひらサイズで取り扱えるようになった上に,回転ムラやピックアップずれなど,メカニカル系に起因するエラーは根絶された。

本来ならこれで誰でも音源としては同じ条件で,純粋に音響系(D/A,プリアンプ,メインアンプ,スピーカ)の差を比較できるようになったわけだが,そういう条件で議論が進展しているのだろうか?

まずCDとPCMデータを記録したSSDではCD-RとCD以上の明らかな音質の差があるはずだと思うのだけれど,どうなのだろう。それともやっぱり何かが「回って」ないとダメなのだろうか?

レコード

2009年05月23日

●FG730Sその後(1ヶ月経過)

ヤマハのアコースティックギターFG730Sを買って1ヶ月経った。ギターを始めてからは4ヶ月。

買った当時から(素人耳には)良い音で鳴っていたように思うけれど,1ヶ月で音が変わったりしただろうか?

一応この1ヶ月は毎日音を出すようにはしていた。(練習時間3分くらいの日もあるが)

ということで,恒例の録音。いつものようにC-G7-C(指弾き)をやろうと思ったけれど,なんだかこれでは差がわからないような気がしてきたので今回からは曲だけにしよう。

最初は購入後2ヶ月のFS720S。かんな氏のギターをWebmasterが弾いている。フルートはかんな氏。

次が購入後1ヶ月のFG730S。どちらも純正の弦(ヤマハカスタムライトゲージ)で,初心者向けの薄いピック(0.5mm)を使って弾いた。

発表会も終わったし,ゴールデンウィークなどもあってしばらく教室が休みだったということで,サビの部分の弾き方はいい加減なまま。これを聴くと1ヶ月前から劇的に上手くなっているとはとても言えない...。

F(バレーコード)は,音はなんとか出るようになったけれど,コードチェンジがスムーズにできない。左手に集中すると右手(ストローク)が止まるし,ストロークを保とうとするとコードチェンジに丸々1小節かかったりして,チェンジできた頃には曲は次のコードに進んでしまっている。

こんなことで秋の発表会は大丈夫なのだろうか?

FG730Sとフルート

2009年05月19日

●ブルーリッジサガ

レッツ ブラスinパティオの中から一曲。「ブルーリッジサガ」

録音はXA-C110で,Youtubeにアップするために写真を貼り付けて無理矢理動画にしている。普通にmp3がアップできるサービスはないものか?

2009年05月13日

●カポタストとコード変換

ビギナー向けのギターだと,たいていメーカーが販促のためにいろいろなオマケを付けてくれる。かんな氏のFS720Sのときは,ギタースタンド,チューナー,ストラップ,ピック1枚,弦1セット,クリーニングクロス,ソフトケースが付いてきた。

FG730Sを買ったときは,少しキャンペーンの内容が変わっていて,チューナーの代わりにカポタスト(カポ)と教本を付けてくれた。

所詮オマケ品なので安物であり,使い勝手も良くないが,カポがあるといろいろと面白い。

カポタストの使い方は親切なサイトの方を参照いただくとして,難しいコードを,キーはそのままで簡単なコードに変えるというのを実際にやってみた。すべての曲が都合よく簡単になるわけではないけれど,なんだか編曲をしているみたいで楽しい。

例えば,演歌のコード進行でこういうのがある。

| Fm | Fm B♭m Fm | Fm | Fm C7 |・・・

FmもB♭mもバレーコード(人差し指で全部の弦を押さえる)でビギナーにはとても難しい。そこで1フレットにカポタストを着ける(capo1)と,

| Em | Em Am Em | Em | Em B7 |・・・

というコード進行に変換できる。キーはオリジナルのままで変わらない。B7は小指を使うのでちょっと難しいけれど,バレーコードよりはかなり押さえやすいはず。

たまにかんな氏がサックスとフルートなど,調の違う楽器で合奏するために,C調オリジナルの譜面を移調しているけれど,それに比べればカポのコード変更は簡単だと思う。

カポタスト

2009年05月06日

●音楽鑑賞 ミュージックトレイン2009

毎年この時期の恒例になっているミュージック・トレインというイベント。第1部はレッツ・ブラスinパティオということで自由参加(飛び入りOK)の吹奏楽演奏,第2部は事前エントリーのホールコンサート(PA,エレキ楽器不可)というもの。

毎年見学だけだったのだが,今年はかんな氏が奮起してレッツ・ブラスinパティオにフルートで参加した。

当日の朝集合(飛び入り)して,その場で譜面が配られて,お昼の演奏までの2時間で5曲のパート練習と全体リハーサルまでやって本番という流れで,1曲あたり初見から20分程度で形にしなくてはいけない。さすがにWebmasterはそのようなレベルには程遠いので辞退させて頂いた。

参加者は大部分が中学生の吹奏楽部員で,市民吹奏楽団などの人が要所を固める(パートリーダとしてパート練習をまとめる)。高校生は運営スタッフとして頑張っていて,本当に一般参加の飛び入りは結構めずらしいかもしれない。

代わりと言ってはなんだが,Webmasterはまるで娘の学芸会のときのパパになった気分で,ビデオカムにスチルカム(一眼レフ),ICレコーダとフル装備で最前列に陣取って撮影。かんな氏も吹奏楽のステージは高校の部活以来ということで喜んでいた。

ただ,残念だったのは悪天候で屋内での演奏になってしまったこと。天気が良ければ屋外でさらに気分よく演奏できたと思う。

レッツブラスinパティオ

2009年05月03日

●プラネタリウム番組鑑賞 NSO〜地球をめぐる旅の始まりに〜

プラネタリウムの特別番組「The Nature Sound Orchestra (NSO) 〜地球をめぐる旅の始まりに〜」を鑑賞。これは日立シビックセンター天球劇場のオリジナル企画で,NSOとのコラボ作品。

基本的にはバイノーラルマイク(ダミーヘッド)で録音した自然音をメインにした癒し系番組。小さいお子さんがつまらなそうにしていたが,それはこの番組をチョイスした親のミスだろう。完全に大人向けの内容である。

劇場のサラウンドシステムも悪くはないのだが,本来バイノーラル録音された音源はヘッドフォンで聴くと最高の臨場感が得られるものなので,「目を閉じたら目の前に海が感じられる」とかそういうものではなかった。

自分たちはまあ,本物のネイチャーサウンドが歩いて聴きに行ける環境に住んでいるわけで,そのことを感謝すべきなのかもしれない。

シビックセンター屋上より


2009年04月22日

●ギターその後(ストロークの練習と新しい課題曲)

ギター教室は発表会も終わり,次の課題曲はメジャーコード中心の明るい曲ということで弾いていても楽しい(やっぱり古い曲だけど)。

ただしレベルもアップしていて,ConG(分数コード)や,とうとうF(一カ所だけだが)が出てきたりと前途は多難だ。そして一般的な初心者とは逆にアルペジオを最初にやったので,ようやくストローク(ピック弾き)を練習し始めたところ。

歌は恥ずかしいので,メロディはかんな氏にフルートで吹いてもらった録音を一応公開。これが1ヶ月後には劇的に上手くなっている...といいなぁ。

Gt.Sohei(YAMAHA FG730S) , Fl:Kanna(Sankyo Etude)

ピック

2009年04月19日

●FG730S購入直後の録音

新しく買ったアコースティックギターYAMAHA FG730S,購入直後の音を記録しておこう。

ギターを習い始めて4ヶ月,相変わらず簡単なコードのアルペジオしか弾けないので,こんな風に録音を公開するのは恥ずかしいものがあるのだが,世の中上手な人ばかりではない,ということで。Youtubeなどにアップされている上手な人の動画を見て「こんなの無理」と自信をなくしている初級者も多いと思う。

最初は恒例(?)のC-G7-C。これはギターを習い始めて一番最初に教えてもらった「マイナーじゃない」コード。最初に教えてもらった他のコードはEmとAm,Dmで,これを「シャラーン」と弾いても暗くなるという理由でC-G7-Cなのである。今はEとかAやGだってなんとか弾けるけれど(F,Bはまだキレイに鳴らない),最初との整合性という意味でこれでいく。

比較のために先生から借りているモーリスM-61でも同じように弾いてみた。M-61はエレアコだが,表板と裏板が単板の豪華仕様(日本製)で,価格も8万程度とFG730の2倍以上。

【C-G7-C(指弾き) 録音:XA-C110

・YAMAHA FG730S(購入直後,弦はヤマハカスタムライトゲージ)

・Morris M-61(購入後10年程度,弦は不明)

同じように弾いているYAMAHA FS720Sと,Morris MD-507の録音も参考にしていただきたい。

次はオマケとして,アルペジオのコード進行もアップしておこう。だいたい今弾ける(コードチェンジが何とかできる)コードはこれで全部である。テンポもリズムも安定しないし間違いも多くて申し訳ない。あと何年かしてこれを聴いて笑えるくらいに上手になりたいものだ。

【コード進行 アルペジオ(指弾き)】

・YAMAHA FG730S

・Morris M-61

ギター

2009年04月18日

●今日の買物 アコースティックギターFG730S

かんな氏用のギター(YAMAHA FS720S)を買って2ヶ月。はじめての発表会も終わり,あらためて腰を据えてじっくりと練習したいと思っていた頃に,E楽器店から候補のギターが入荷したと連絡があった。

候補のギターは,かんな氏のギターの音質が良かったので,同じヤマハで選ぶことにして,FS720Sよりも少し大振り(ドレッドノートタイプ)のFG730S。ギターに詳しい店員さんに頼んで鳴りや押さえやすさを問屋で吟味した上で仕入れてもらった。

もし試奏して気に入らないようなら,別な候補(モーリスかアリア ドレッドノート)を入れてもらうという話になっていたが,見た目も音も満足したので,一晩考えて購入を決意した。実売3.5万のギターだが,20万のフルートを選んだときよりもずっとよく考えたし,かんな氏のギターや先生に借りているモーリスM-61も持ち込んで,時間をかけて試奏した。自分で弾いた上で,たまたまお店に来ていたプロ級のギタリストの方を捕まえて片っ端から弾いてもらって客観的に聴くこともできたのはラッキーだった。

スペック的にはほぼ同じで少し安いFG720Sを選ぶ選択肢もあったけれど,FG730Sの明るい色の表板と,暗い色の側・裏板(ローズウッド)のコントラストが気に入ったので。

購入直後の録音についてはまた後ほど。

ギター


2009年04月11日

●ギターその後(はじめての発表会)

ギターをはじめて3ヶ月。今日は教室の関係者だけを集めた発表会だった。30名ほどの他の生徒さんやその家族の前での発表だったが,なかなかの緊張感。学会の口頭発表なんかともまた違った感じで,良い経験だった(演奏の出来がどうだったかは,ビデオに撮ってもらったが怖くてまだ見ていない)。

発表会

反省点としては,慣れない会場の椅子に座って弾いたため,ギターのホールドが安定せずにコードをいくつか押さえ損なったこと。次からは弾き始める前に少し間(ま)を取って,ポジションなどをよく確認する余裕を持ちたいところだ。

他の生徒さんの発表は大変参考になったし,モチベーションも上がった。近々E楽器店に候補のギターが何本か入荷するので,それも楽しみだし,早速次の発表会に向けて練習を始めたい。

しかし指先の痛みはいつになったら消えるのか...

発表会

2009年04月06日

●ギターその後(3ヶ月経過)

ギター教室(というより先生付きの同好会か)に通い始めて3ヶ月。いよいよ発表会が一週間後に迫っている。先生からは「発表会までの期間限定」ということで,とっておきのギター(Morris M-61)をお借りしてきた。キズ付けるなよ,と脅されて扱いも慎重になってしまうが,なるほど弾いてみると良い音がする。

これまで借りていた表板の割れたエレアコがひどすぎた,というのももちろんあるけれど,今まで弾いたギターの中では押さえやすさも音の響きも群を抜いている感じだ。

帰ってから素性を調べてみるも,前に書いた通り断片的な情報しかない。検索結果を総合してみると,スプルース単板top,ローズウッド単板backのMade in Japanという贅沢な仕様で,10年ほど前の販売価格が8万円程度というからその良さも納得。

このギターはブリッジ内にピックアップを内蔵したエレアコである。エレアコというとこれまで試奏してきたエレアコはどれも「アンプをつなぐのが大前提」という感じで,アンプラグドで弾いたときの音はペラペラ。エレアコなんてそんなもんか,という悪いイメージを抱いてしまったが,このM-61を弾いて認識を改めた。どうも同じエレアコといっても,アコースティックをメインにするのか,エレキをメインにするのかで,2種類あるようだ。

自分用のギターはまだE楽器店に探してもらっているところ。というか先月までは楽器メーカーも定額給付金を当て込んで数千円から2万円程度の入門用モデルの生産・出荷に追われていて,3〜4万クラスの楽器は後回しにされていたそうで,ようやく問屋に入荷しそうですとの連絡をもらっている。

試奏に行く前に,このモーリスを触ることができたのはラッキーだった。この感触を忘れないようにして,楽器店での試奏に臨みたい。

3ヶ月経っても相変わらずコードを押さえる左手の指先が痛い。発表会のとき痛くて弾けないようでは困るので,直前の練習はほどほどにしておこう。

Morris M61

2009年03月29日

●アコースティックギターFS720Sその後(1ヶ月後の音を比較する)

ギターの発表会2週間前ということで,教室も盛り上がっている。しかし延々と循環コードを弾く練習は過酷だった。キーボードを打つ指が痛い。ちなみに今日の循環コードはC→Em→Amと,Am→Dm→E7→Am→G7→C→E7→Am。

さて1ヶ月が経過したFS720Sの音だが,今後のことも考えると「このパターンで音を比較する」というテンプレートを考えておいた方が良いかもしれない。条件を揃えるという意味ではピック弾きの方がバラつきが少なそうだが,メインは指弾きなので指弾きの音で比較しないと意味がないような気もするし,これもまた難しい。

解析はどうせならヤマハのカタログにあるように,各周波数成分の減衰の時間変化を色分けして表示できたらステキだし,カタログの高級ギターとの比較にもなる,と思って探したら,Sonogram Visible Speechというフリーソフトを見つけた。Power Book G4ではかなり重いけれど,これでやってみることにしよう。

ヤマハのA.R.E.

まずは実際の音の比較から。前回C→G7→Cというコードを弾いたので,とりあえず今回も比較のために同じように弾いてみた。ピックは使わずに親指の腹(?)で弾いている。弦はヤマハのカスタムライトゲージで,前回から張替えていない。上段が購入直後の音,下段が購入後1ヶ月の音である。

どうだろう?1ヶ月間の成長の差は聴き分けられただろうか?

次に,音響スペクトログラムの時間ー周波数分析(おぉ,なんとアカデミック!)。やり方は先ほど紹介したSonogram Visible Speechで,Wav形式の録音波形を読み込んで,最後のCコードの5秒分くらいを拡大して,3D Perspectogram表示を選択する。

上が購入直後の音,下が1ヶ月後の音である。44.1KHzで録音しているので,22kHzまで測れるはずだが,実際に出ている音は4kHz程度までだったので,その部分を拡大している。

fs720s_init_3d

fs720s_20090329_3d

うーん,これは特性というよりは弾き方の違いが単純に出ているだけ,という気がするなぁ。もっとこう,ヤマハのカタログみたいに比較しやすい特性はどうやったら出るのか...。しかし上で紹介したヤマハのA.R.E.テクノロジの時間ー周波数特性,10kHzあたりの成分を指して「高域の減衰大」とか書いてあるけれど,こんな高音域普通に弾いて出るのか?10kHzといったら8オクターブのEくらい。今弾いた3オクターブのCは523Hzだから,5オクターブ上になるけれど...。それとも良いギターだと倍音成分が豊かということなのだろうか。よくわからない。ヤマハのカタログみたいな音の出し方をご存知の方,情報をお待ちしております。

写真はまた先生に貸してもらったギター。タカミネのDSP-410というエレアコ。表板が割れていてアコギとしては残念ながらまともな音は出ないが,練習用ということで。

TAKAMINE DSP-410
2009年03月24日

●アコースティックギターFS720Sその後(1ヶ月経過)

かんな氏用のアコースティックギター,ヤマハのFS720Sを購入して1ヶ月経った。

このギターは表板にスプルース(米唐檜;マツ科トウヒ属の常緑高木)の単板が使われている。単板のギターというのは弾き込むことで音が「成長」すると言われていて,この1ヶ月間ほとんど毎日音は鳴らしていたが多少は育っただろうか?(そういえば先生に借りていたモーリスは合板だったが,先生は「よく育っている」とおっしゃっていた。木で作られていれば変化はあるということか?)

録音の比較は時間のあるときにやるとして,実感としてはどうだろう。これは正直言ってよくわからない。1ヶ月前の音がどんなだったかなんて覚えていないし,初心者なので弾き方も1ヶ月経てば変わってしまう。

弦は最初に張ってあったヤマハのカスタムライトゲージそのままである。お店ではさらに細くて押さえやすいというエクストラライトゲージへの張替えを勧められているが,かんな氏の意向でまだ替えていない。

ちなみに,アコースティックは今のところこのFS720Sだけなので,練習はかんな氏と交互にやったり,合わせるときはzo-3を使っている。FS720Sの後でzo-3(エレキ)を弾くと,弦がやたらと柔らかくて押さえるのが楽だと実感できる。E楽器店のギター教室では,アコースティックでコードがどうしても押さえられずに,エレキに転向する人が(特に女性に)多いと店員が話していたが,納得である。

ギター

2009年03月17日

●難しいギター選び

定額給付金を当て込んで自分のギターを選んでいる。予算は3万+α程度と少ないが,こういうのはどうしようかと悩んでいるうちが楽しい。

楽しいのだが,困っていることがある。(アコースティック)ギターに関する情報がカタログにもネットにもほとんどないのだ。

これが例えばカメラであれば,カタログで詳細なスペックを確かめ,ネットで使用感などカタログに載らない部分の情報を得ることも容易い。こっちの機種は安いけれど連写性能が遅いなとか,ISO1600でのノイズはこっちの機種の方が目立たないけど少し予算オーバーだとか,あーでもないこーでもないと楽しいひとときを過ごせるわけである。

それがギターではどうだろう。例えばここにモーリスのカタログがある。予算の中でギリギリ買えそうなのは,M-32IIというギターだ。

M-32II
スプルース単板とローズウッドのドレッドノート・ボディが特徴のエントリーモデル
ネック幅43mm,弦長650mm

なるほど,このクラスになると表板だけは単板なのか。しかし,カタログから得られる情報はこれだけ(形と板材と弦長・ネック幅)である。外形寸法や重量はどこにも書いていない。

別にスペック至上主義というわけではないけれど,せめて30万円の上位機種と比べて装飾と板材以外にどんな点が違うのかとか,他メーカーの同価格帯のギターと比べてどんな特長があるのかとか,そういうことが知りたいのである。

その点ヤマハはまだ良心的だ。外形寸法は載っているし(でも重量は書いていない),それぞれのグレードの機種でブレイシングの工夫だとか,ネックとボディの接合方法の違いだとか,割と細かく書いてある。しかしスペック上はまったく同一だけど価格が3000円違う機種(FG700SとFG720S)があったりして,やはりまだわかりにくい。

それではネットで口コミ評価でも見るかと検索してみるが,ヒットするのは通販サイトばかり。ユーザーレビューも絶対数が少ない上に情報が断片的で間違いがあったりもして,ほとんど参考にならない。質問サイトで初心者が「初めて買うギターはどれが良いでしょう?○○という機種と△△という機種で悩んでいますが,この2つの違いは何ですか?」と聞けば,回答は決まったように「お店で弾いてみて気に入った方を買ってください」である。

いや,ここまで読んだギタリストのあなたが何を思っているかはだいたい分かる。「ギターはスペックじゃない,フィーリングだ!」と言うのだろう。あるいは個体差が大きくてスペックだけで判断するのは危険だということを教えたいのかもしれない。そんなことはもちろん分かっている。自分だって最終的には試奏して気に入ったものを買うつもりだし,買った後はスペックがどうとかいちいち気にすることはないだろう。

しかし,主要メーカーの主要なギターがすべて展示してあって好きなだけ試奏できる東京の有名ギター店の近所に住んでいる人ばかりではないということを考えてほしい。小さなお店の場合は「探してくれ」と言うにしても,ある程度候補の機種を絞り込んでから伝える必要があるのだ。そのときに(弾いてみる前の段階で)拠り所となるのはカタログのスペックであり,メーカーが工夫した点であり,ネットでのベテランの意見なのだ。「当社独自の◇◇製法により,上位機種に迫るサスティーンを実現しています」とか,「○○のA材は△△のB材と比べて温かみのある音がするけど,B材も弾き込むと良い音になってきます。指弾きなら○○,ジャカジャカやるなら△△がお勧めだけど,最終的にはお店で弾いてから決めてね」とか,そういう情報が欲しいわけである。

というわけで,楽しいはずの道具選びで少し欲求不満がたまっているWebmasterであった。

カタログ

2009年03月15日

●ギターその後(さようならモーリス)

年度末の仕事はなんとか見通しがついたので,今日は2時間みっちりギターのレッスン。指が痛いけれど楽しい。

先生からお借りしていたギター(Morris MD-507)は,新しい生徒さんが買うことが決まったのでお返しした。

元々が安いモデルだし,本体もケースもタバコ臭かったし,特別すごいギターではぜんぜんなかったけれど,記念すべき人生最初のコード(C,Em,Am,Dm)やコードチェンジ,そしてアルペジオはこのギターで覚えたのだ。

弦高も低くて押さえやすく,優しい音のする良いギターだったと思う。また新しい初心者の元で活躍することを祈っている。

さようなら,モーリス。そしてありがとう。

自分用のギターはまだ決めていない。しばらくはレッスンのときだけ先生に別なギターを借りて,自宅ではかんな氏のヤマハ(FS720S)で練習することになる。その間にじっくりギター選びをしたいと思っているけれど,結局は試奏してみないと決められないので,かんな氏が買ったE楽器店で良さそうな音のギターを予算を言って探してもらう予定。モーリスを超える弾きやすいギターに出会うことができるだろうか?

ギター

2009年03月08日

●ギターその後(2ヶ月経過)

フォークギター(弾き語り)の教室に通い始めて2ヶ月経った。今は教室の関係者で開く4月の発表会に向けて簡単な曲を2つ練習中。ソロではないので緊張感はあまりない。

2ヶ月経っても左手の人差し指,中指,薬指の先が相変わらず痛い。指先の皮膚はだいぶ固くなってきたのだが,痺れるような痛みはずっと継続している。今日も練習後に仕事をしようとしたらキーボードを打つときに痛くてまいった。皮膚は硬くなるし,神経を痛めつけているみたいで鈍感になるんじゃないかと心配である。

課題曲の録音はけっこうたまっているのだが,著作権の問題もあるし,かんな氏の美声はともかく,Webmasterのヘタクソな歌声を公開するのは公共の福祉に鑑みて不適当だと思うのでやめておく。伴奏だけ録音しても良いのだが,ひたすらアルペジオなのでつまらないと思う。

先生にお借りしているMorrisは発表会前にはお返しする予定で,その後はどうするか思案中。定額給付金というのがもらえるらしいので,地元経済に貢献するのも良いかもしれない。

ギター

【ご参考】
ギターその後(1ヶ月経過)
ギター関係の記事一覧

2009年03月07日

●今日の買物 ギターハンガーとスタンド

期末仕事に追われ花粉症で体調も悪い。しかもギターの発表会が近づいている。今日も家で仕事をしているがなかなかはかどらない。こんなときはひとつ買物と工事でもして気勢を上げて,その勢いで仕事を進めよう。

ギターを買ったはいいけれど,結構大きくて収納が狭いマンションでは邪魔だ。といってスタンドに立てたまま置いておくと猫にイタズラされてしまう。

そういえば最近家を新築した友達がギターハンガーを壁に取り付けていたので,それをマネすることにする。幸いダーツを取り付けるためにコンパネで補強した壁面がまだ少し空いている。

ハンガーは通販でも各種あるし,大きめの楽器店なら置いてある。今回はAmazonで買った。

ギターハンガー

取り付け位置はかなり上の方にした。これでもデルタが本気でジャンプしたらボディには触れるだろう。まあ弦まで届かなければ良しとする。

ギターハンガー

ついでに折りたたみ式のギタースタンドも購入。かなりコンパクトになるので便利。


2009年03月01日

●気に入らない音の話

先生から借りているMorrisを弾いていて,どうも気に入らないのが3弦の2フレットを押さえたときの音。開放弦だとポーンと気持ちよく響くのに,特に2フレットを押さえると「ボソッ」という感じの詰まった音が出る。他の弦や同じ3弦でも他のフレットならそれほど気にならない。

なんで特定の弦とフレットの組合わせでこんな現象が出るのだろう。E楽器店の人に聞いたら「そういう点を気にするのであれば,高いギターをオススメします」とのコメントだった。どうも不具合というよりは,それがこのギターの個性という風に見た方が良いようだ。幸いFS720Sの方は同じ3弦2フレットでも普通の音だったので良かった。

先生にも聞いてみたいところだが,借りているギターに文句をつけられる身分ではないので黙っていよう。

むりやり音響工学的に考えてみると,共鳴楽器である以上,どこかに共振点と反共振点が存在し,安いギターだとどうしてもどこかの弦/フレットの組合わせで反共振点に当たってしまい響かない点が出てくる。高いギターでは表板の加工(ブレイシング)によって通常使う領域では反共振点が出ないように特性を追い込んである,とか。(いい加減な推論なので信じないように)

とにかく,3弦2フレットというのは今のところよく使うAmのアルペジオで重要なポジションで,ここを弾くたびにイライラするのだ。この中古を譲ってもらわずに新しいギターを買ったのは,この現象も理由のひとつ。

録音は今日教えてもらった「ハンマリング・オン」というテクニック。Dmの1弦がピヨンと半音上がる。こういうのを織り交ぜて弾くとカッコよく聴こえる。が,なかなか上手くできない。この録音はMorrisだけど,上で書いた3弦2フレットの音はあまり気にならないかも。うーむ。

ギターとデルタ

2009年02月23日

●ギターの音を比較する

新しく買ったYAMAHA FS720S(定価3.7万円,新品)と,先生に借りているMorris MD-507(定価2.5万円,推定15年モノの中古品),その音の違いはどれほどのものだろう?

弾いたときの主観的な印象としては,MD-507の方は低音が豊かで残響がやや大きい。FS720Sの方は低音は痩せているが高音弦(1,2弦)の音がきらびやかな感じ。と言っても正直なところブラインドテストをやったら聞き分けられるかどうか自信がない。

FS720Sはこれからじゃんじゃん弾いて育っていく(はず)。なので買ったときの状態を記録しておくという意味で,MD-507と比較した録音を公開しておこう。

しかしこういうとき,どんな音の出し方をすれば良い比較ができるのだろう。開放弦を一本ずつ弾いてFFTをかけて周波数特性を見る?なんかそれも違うような気がする。どうせ複雑な弾き方をするスキルはないので,とりあえずC-G7-Cのコードを順番にシャラーンと弾いてみる。

上がMorris MD-507,下がYAMAHA FS720Sで,録音方法はXA-C110をサウンドホールから1mくらいの場所に置いて,Audacityで不要部分の削除をしている。録音レベルが少し小さかったので同じ割合で持ち上げているが,エフェクトなどはかけていない。

どうだろう。差は感じられるだろうか?最後のCと残響の部分の波形の比較がこちら。(上段:MD-507,下段:FS720S)

code_md507

code_fs720s

まず明らかにFS720Sの音量が小さい。しかしこれは弾き方が違っていたという可能性も高い。まったく同じ強さで弾くというのは素人には難しいのだ。だとしても残響はMD-507の方が厚い感じは確かにある。同じ部分にFFTをかけて周波数成分(リニアスペクトル)を見るとこんな感じ。(上段:MD-507,下段:FS720S)

fft_md507

fft_fs720s

グラフの見方だが,横軸が周波数(音の高さ)で,縦軸がレベル(音量)。右側に行くほど高い音になる。

しかしこれを見てもどう判断すればいいのか難しい。例えばこれがどう変化したら,良い音になった/よく鳴るようになった/成長したと判断できるのだろう?聴感上違いがあるということは必ず計測に差が表れるはずで,そのナゾが今後解明される日はくるのであろうか。

もし,こんな弾き方で比べれば違いがよくわかる,というような方法をどなたかご存知でしたらご教示頂ければ幸いです。

2009年02月22日

●今日の買い物 アコースティックギター

かんな氏とギター教室に通いはじめてもうすぐ2ヶ月。ギターは持っていないので,毎回先生からギターを2本借りて受講し,帰るときは家での練習用にと1本借りていたのだが,「そろそろギターを用意しては?」とやんわりフォローされてしまった。教室も新しい生徒さんだって入ってくるし,貸出し用のギターをいつまでも占有するわけにもいかないということで,とりあえず1本だけでも手当することにした。

家での練習用に借りていたMorrisのギターをハードケース付きで2万円で譲っても良いよ,と言われてはいたものの,せっかく買うなら何もわからずに先生のギターを譲ってもらう前に,店でいろいろと弾いてみて考えることにする。

ギターの品揃えは水戸のS楽器店が良いのだが,フルートの修理で一度酷い目に合っているので,歩いて行ける近所のお店で見ることにする。このE楽器店は小さいお店でアコースティックギターの品揃えも少ないが,スタジオを持っていて,バンドの人がよく出入りしているしギターにも詳しいようだ。

先生のMorrisは元は安物だが,15年くらい弾き込んで育っており,よく鳴るというのが先生のお言葉。でもケースはタバコ臭い。

そこでこのMorrisもお店に持ち込んだ上で弾き比べてみることにする。かんな氏は体が小さいので,このMorrisのような大きなタイプ(ドレッドノート/ウェスタンというのか?)だとかなり違和感がある。そこで小ぶりなタイプということで出してもらったのが,YAMAHAのFS720Sというオーディトリアム/フォークタイプのギター。定価は36,750円。

ギター

他のギターもいくつか試奏させてもらって,当然値段の高いものは良い音がするというのはわかったし,容積と育成の差で鳴り自体は先生のMorrisの方が良いけれど,自分で持つならやはり好みを重視したい。同じ価格帯ではこのFS720Sが一番好みだったし,抱えた感じも良いということで,これに決定。

ギター

金欠のWebmaster家では3万円の出費でも痛いけれど,正直な感想は「ギターって安いな」ということ。フルートの場合は初心者でも最低20万のモデルを薦められるけれど,ギターの場合は3万円でも中級者くらいまでぜんぜん問題ないみたいだし,大事にすればずっと使える。逆に初心者で「国産の15万のギターください」と言ったら「それは止めておいたほうが...」と諭されるらしい。良い意味で庶民の楽器なんだな,とあらためて感じた。


2009年02月12日

●ギターの録音と音量

せっかくなのでかんな氏のギターの録音もアップしておこう。練習不足のフルートがしょぼいが許して欲しい。

この演奏は先日ワゴンセールで買ったXA-C110で録音したものを,フリーソフトのAudacityでトリミングおよびレベル調整している。

実際に録音してみるとわかるが,ギターとフルートから等距離にマイクを置くと,フルートのレベル(音量)が大きすぎる。そこでマイクはギターの目の前(サウンドホールから50cmくらい)のところに置いて,フルートは部屋の反対側で吹くくらいでレベル的にはちょうどいい。

サックスなどさらに音量の大きい楽器と合奏すると,フルートは音が小さくて苦労するけれど,アコースティックギターはさらに小さい音しか出ていない(フィンガリングだと特に)ことがよくわかる。音量的に張り合うためにはピックを使って相当強めに弾くか,アンプ(エレアコ)を使う必要があるだろう。

Fl/Sohei, Gt/Kanna

●音楽鑑賞 ベルリン放送交響楽団

ベルリン放送交響楽団のコンサートを鑑賞。曲目はベートーベンの交響曲第5番(運命)と,ブラームスの交響曲第1番。

実はクラシックってあまり聴かないし,本格的なオーケストラの生演奏を聴くのも初めてかもしれない。

オーケストラというと主役はやっぱりヴァイオリンだけど,どうしても多少縁のあるフルートの方が気になる。オーボエ,クラリネットとの掛け合いがなかなかステキだった。

音楽ホール


2009年02月10日

●成長するギター

今回は人間(スキル)の成長ではなくて,ギター本体の成長の話である。

先生はどこからともなく古いギターを蒐集してくる。そして生徒の前でジャカジャカと弾いてみせて,「これは30年前のギター。すごく良い音になってきている」とおっしゃる。なんでも,合板の安物でも単板の高級品でも同様に,演奏をしたり「ギターに音楽を聴かせる」だけでもギターが年月を経るごとに「成長」して音が良くなるのだそうだ。

本当にそんなことがあるのだろうか?今まではなんとなく,ギターのように弦で常に張力(テンション)がかかる楽器は,比較的寿命が短いものだと思い込んでいた。たぶんピアノなんかはその強大なテンションのせいで徐々に劣化していくハズで,ギターも同様にあまり古いものは使えない(つまり一生モノの楽器ではない)と考えていたが,先生の説明だとギターは充分に一生モノの楽器なのだそうだ。むしろ古い方が「よく鳴る」のだということで,認識を新たにしたWebmasterであった。

科学的(化学的)には木材の吸湿と乾燥,温度変化(ヒートサイクル)による固有振動数の変化(安定化?)ということなのだろうか。音を聴かせた方が良い,というのはたぶんケースにしまっておくよりもたまには風を当ててやった方が良いというだけの気もするがどうなのだろう。

ギター

2009年02月09日

●ギターその後(1ヶ月経過)

フォークギターの教室に通いはじめて1ヶ月経った。開催は不定期なペースでインフルエンザなどもあったので,やっと3回。

今までに教わったコードはC,Em,Am,Dm,E7。いずれも3本以下の指で押さえられて,3フレットまでしか使わない簡単なコードだ.もちろん「簡単な」というのは一般的にはそうだろう,という話で,やっている当人にしてみればこれが非常に難しい。コードチェンジなんて本当にできるようになるのか?と不安だった。

それがまあ,忙しいときや病気のときはともかくとして,家でもちょっとずつ練習していると,なんとなく押さえられるようになってくるもので,前回の教室ではAm,Dm,E7だけで弾ける曲(四季の歌)の練習に入った。本当は1カ所B7が出てくるけれど,これは今のレベルではとんでもなく難しいので,無視する。

現状で録音を公開するのはあまりにもヘタすぎていかがなものか,とも思ったけれど,せっかく先生からギターを1本借りてきたし(相変わらず自前のは買えない)。フルートのときは買って1週間の録音を公開するという暴挙をやってのけた前科があるので,まあ良いだろう。

これを聞いて「なんだヘタっぴ」と思う人は多いだろうが,おそらくこの段階まですら辿りつかずに挫折した人も同じくらい多いのではないだろうか?

Fl/Kanna, Gt/Sohei

ギター

2009年01月25日

●ギターその後(メジャーとマイナーの違いは?編)

まだ最低限のコードを押さえるのもままならず,コードチェンジのときにはギターの音よりも先に「くっ,くっ,指,薬ゆびっ」と思わず声が出てしまうWebmasterである。左手指先は常にシビれている感じで,少し皮が剥けた。

今までコード(和音)とは無縁の世界で生きてきたので,基本中の基本もわかっていなかった。もしかしたら「そんなこと今さら人に聞けない」と思っている人が他にもいるかもしれないので,ベーシストのけんたさんに教えてもらった秘密を紹介しておこう。

メジャーは主音,2音上,3.5音上を鳴らす。Cならドミソ。

マイナーは主音,1.5音上,3.5音上を鳴らす。Cならドレ#ソ。

基本はそれだけ。

具体的にはこうだ。

ギターのフレット1つはピアノの半音にあたるわけで, 例えばA(Aメジャー)なら,

ラ,ド#,ミ

を押さえ,Am(Aマイナー)なら

ラ,ド,ミ(真ん中の音が半音下がる)

を押さえて鳴らしてる。
実際の押さえ方だと中指の位置が一個ずれるだけ。



え?メジャーとマイナーって真ん中の音が半音ずれるだけの違いなの?と正直驚いたWebmasterである。ZO-3で言われた通り押さえると確かにその通りだ。

これって少し音楽をやっている人には当たり前すぎて何を今さら,という感じかもしれないけれど,Webmasterは結構感動した。そして考えてしまった。メジャーの「楽しい感じ」とマイナーの「物悲しい感じ」の違いは何なのだろう?と。

確かにA(メジャー) をジャカジャカ弾くと楽しい感じになるし,Am(マイナー)を弾くと悲しく感じる。その違いはドとド#なわけだが,ドとド#を単音でいくら弾いても「感情の違い」がこの2音に含まれているとは思えない。

そもそもメジャーコードとマイナーコードの「感じ方の違い」というのは本能的なものなのだろうか?ギターのコードは世界共通だと思うので,たぶんそういうことなのだと思う。ではなぜA,C#,Eが楽しく,A,C,Eが悲しく聞こえるように人類の耳は,そして脳はプログラミングされているのだろうか?

ピック

2009年01月18日

●XA-C110の録音機能で遊ぶ

2,980円で買った激安デジタルオーディオプレイヤXA-C110は録音機能付き。ステレオマイクが内蔵されている。外部マイクは使えないがこの値段なら充分だろう。録音品質は44.1KHz,128kbpsまでのWMA形式とリニアPCM。モニタスピーカはないのでパソコンに転送するかヘッドフォンで聞く。

WMAということでMacで聴くにはひと工夫必要だが,幸い今はかんな氏のWindowsパソコンがあるので困らない。(そもそもMacには非対応の機種だし)

早速録音して遊んでみたが,今まで使っていた口述録音用のICレコーダよりも断然高音質だし,直接デジタルファイルをパソコンに転送できるので簡単便利。

伴奏CDを流しながらフルートを吹いた録音がこちら。久しぶりの録音ということでかなりヘタクソ。やはり録音をして失敗すると悔しいので,練習のモチベーションは上がる。

あと,今まで録ろうと思ってもなかなか録れなかったピートの「ゴロゴロ」もかろうじて録れた。かなりレベルを持ち上げているので背景雑音が大きいがご容赦願いたい。

●昨日の買物 MCプロテクタとデジタルオーディオプレイヤ

さて,水戸駅に新しくできた家電量販店Yはカメラ関係の品揃えもなかなか充実。ちょうどいいので付属レンズ(EF-S18-55mm f3.5-5.6 IS)用の保護フィルタ(MCプロテクタ)を購入。Φ58mmで1,400円くらい。本当はハンドストラップも欲しかったけれどグっと堪えた。

レンズプロテクタ

電車時間を待つ間に別の売場をうろついていたら,デジタルオーディオプレイヤのワゴンセールをやっている。かんな氏が気になる様子だ。見ると内蔵マイクでPCMステレオ録音可能,FMチューナ内蔵,カラー液晶で1GBというVictorのXA-C110が2,980円だ。3千円でPCM録音して遊べるなんてとんでもなく安いのでは?と思って購入。

何も買わないつもりで行ったのに,やっぱり衝動買いしてしまった...

オーディオプレイヤ


2009年01月14日

●2009年初方針

当ブログでは種々雑多なネタを取り扱っており,タイトルと内容がマッチしないことも多くご迷惑をおかけしている。年初に当たり,各カテゴリ別に少し状況を整理しておきたい。

【写真部門】
デジカメを新調したので,しばらくはこのネタが増えそうである。ただ,撮っているのは猫ばかりなので【猫部門】とカブることが多いと思われる。ペンタSPに関しては露出計が不調なこともあって,出番が減りそうな予感がしているが,安売りのフィルムを仕入れてある(DNPのCENTURIA)ので,遠出する機会があったら持っていきたい。お遊びとして,マウントアダプタを買ってペンタSPのレンズをEOS Kiss X2に付けるというのも構想している。ただし,くれぐれも「道具揃えの沼」にはまらぬように注意したい。

【猫部門】
カメラが新しくなってかんな氏が(今のところ)やる気を出しているので,最近の猫情報に関しては「にゃんこーず」の方を参照願いたい。こちらではFlickrにアップした大きなサイズの写真(基本的に補正・トリミングなし)を紹介するので,壁紙に使うなりカメラの作例として細部を確認するなりして活用してもらえたらと思う。ブログで紹介しなかった写真についてもPhotostreamの画面からすべて見ることができる。

【読書部門】
読書の傾向は昨年同様に,SF文庫新刊と再読,森博嗣氏の文庫新刊が出たら読む,ということで変わりない。読みたいと思っていた未読の古典や既刊はあらかた片付いた感があるので,もう少し幅を広げたいという思いもあるが,ベストセラーは読む気がしないし,マイナーな良書を知る手がかりも今のところないので,今までのWebmasterの読書歴から「こんなのがオススメ」というのがあったら教えていただけると助かる。ただし,「薦められたから読んだけどつまらなかった」という結論になっても怒らないでほしい。

【音楽・楽器部門】
新しい試みとしてギター教室に通い始めたので,どの程度続くか(あるいは挫折するか)が自分でも気になっている。フルートを習う予定は今年もない。時間と月謝の関係でフルートは敷居が高いため。あまり良くないとわかってはいるが,自己流で続けていくつもり。長期間ブランクが空かないように意識して吹くようにしたい。消耗品や道具揃えとは無縁という点でフルートは偉いと思う。置き場所も取らないし。

【技術・工作部門】
長期プランとしては,「快適な猫ケージの製作」というテーマがあるが,正月休み中にはコンセプトを詰めきれなかった。素人のスキルで中途半端なものを作ってしまうと美観を損ねるし,材料を調達してしまうと後戻りもできないので,なかなか踏み出せない。
キット工作ものは今までいくつか作ったが,財政難の折,「簡単に作れてちょっと遊んだらおしまい」という刹那的なものについては出来るだけ手を出さないようにしたい。

【車部門】
車検も通したし,追加出費を最小化しつつキューブを維持する,というのが車部門の最大の使命である。

【パソコン・ネット部門】
とりあえずかんな氏のWindowsパソコンだけは手当できたし,写真保存用の外付けHDDも買ったので,WebmasterのPC新調はまだ先延ばしできそうである。固定費としてはレンタルサーバの1,500円/年と,Flickrの$24.95/年がかかっている。回線費用はマンションの共益費に含まれている。

デルタ

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

2009年01月11日

●ギターその後(Cメジャーの誘惑)

FERNANDESのZO-3ギターがうちにやってきたのは2006年だった。ぜんぜん練習できないので一本は手放してしまった。

フルートも満足に練習できていないのに,ギターに触るわけもなく,残った一本も使われないまま眠っていた。それを今回引っ張り出してきたのには理由がある。

ちょっとした縁で,ギター(フォーク弾き語り)の教室に通うことになってしまったのだ。いつまで続くかはわからないが,いくつかコードを覚えて弾けるようになるだろうか。そもそもカラオケが苦手なのに弾き語りなんて大丈夫なのか?

教室では先生がギターを貸してくださるのだが,自宅でも指の押さえ方くらい練習しといた方がいいね,とのこと。しかし年末年始の散財でフォークギターを買う余裕はない。で,ZO-3ギターが日の目を見ることになったというわけ。

1回目はギターの持ち方とCメジャー,Eマイナーしか教わらなかったけれど,ぜんぜん押さえられないし,さっそく左手指が痛い。前途多難である。が,コードがわかるようになればフルートにだって役立つだろうし,伴奏だって出来るようになったりなんかして,と夢は広がるわけである。

ギター練習

2009年01月04日

●フルートその後(2年経過)

フルート(ムラマツのEX-III)を買ってからなんともう2年になってしまう。楽器を始めて2年というと,中高生の吹奏楽部員ならコンクールでメインパートを任されるキャリアだ。

一方のWebmasterはといえば,日頃の練習をすっかりサボっているおかげで上達どころではない。たまに吹くと1ヶ月前は出た音が出なくなり,吹けたはずの曲が吹けなくなっていて愕然とするありさま。

社会人の集まりではありがちだが,楽器仲間たちもそれぞれに忙しくて集まって練習する機会もめっきり減った。

ただ,この状況を悲観的に考えているわけではなくて,楽器は大切にすれば一生使えるモノだし,常に(頭の片隅でも良いから)興味を持ち続けて,時間のあるときに少しずつ楽しめれば良いと思っている。時間は限られているのだし,他にやりたいことがあればそちらをやれば良い。

フルート

Canon EOS Kiss X2 / EF 50mm F1.4 USM

2008年12月22日

●週末見た景色 ヘアサロン

ホームページが仮復旧したそうなので,お世話になっているヘアサロンをご紹介。

G.ジーピリオド

髪をどこで切ってもらうか,というのは長年悩んでいた問題。なかなかしっくり来るところがなかったのだが,このG.さんは完全予約貸切り制で大変居心地が良く,かんな氏と結婚して以降は毎回2人でお世話になっている。

g-period

Webmasterとだいたい同時期に楽器をはじめたマスターだが,東京までレッスンに通う熱心さで,メキメキ上達していて驚かされる。髪を切りにいくたびに,自分も頑張らなければ,と思う。

ヘアサロンG-period

2008年10月06日

●カセットテープとレンタルCD

和泉氏のライブを聴いてから,気になっていたことがあった。ライブで演奏された曲(A Square Song Book収録曲)の中で,SQUAREのオリジナル版が手元のiTunesに入っていないものがある。ソロ曲の「遠雷」を別にすれば,すべてがSQUARE時代の名曲なのでWebmasterが持っていないハズはないのだが...

と思ってしばらく悩んだのだが,レンタル店をウロウロしているときにようやく原因がわかった。S.P.O.R.T.SやADVENTURESなど,古いアルバムの中にはCDで買わずにカセットテープにダビングして,持っている気分になっていたものがあったのである。

若い人はお父さんお母さんに聞いてみてほしいが,昔々,音楽を録音するための「カセットテープ」というメディアがあったのである。

カセットはさすがに実家に置いてきていてとっくに処分されている。ちょうどフュージョンの棚のところにS.P.O.R.T.SとADVENTURESを発見した(いずれも復刻版だが)ので,確保しておくことにした。iTunesに取り込んでジャケット写真をAmazonから拾ってくればオリジナルのCDがなくても特に困ることはない。

S.P.O.R.T.Sには「宝島」と「Leave Me Alone」が収録されている。伝説のTAKARAJIMAはこのアルバムが初出である。ADVENTURESには「Cape Light」と「Travelers」が収録。

宝島,Cape〜,Travelersの3曲は他のアルバム(Wordless Anthologyとか)にも収録されているが,Leave〜だけはこのアルバム以外には収録されていない(と思う)。

ということで,二十数年前のオリジナルと,和泉さんのピアノトリオの演奏を聴き比べるという贅沢を堪能している秋なのだ。

2008年09月17日

●iPod nanoその後(1年経過)とiTunes8のGenius

第3世代のiPod nano(8GB)を買って1年経った。最近デザインを一新した第4世代が発表され,旧モデルになってしまった。

出張の電車内での耳栓代わりとか,出先でネコの動画を人に見せるとか,そんな使い方もしているが頻度は低い。

寝室の自作オーディオ(TU870学研スピーカ)用のソースとしてもたまに使うが,ほぼ毎日の用途としてはお風呂で音楽を聴くためのソースである。

防滴スピーカは最初アンプなしのタイプを使っていたが,かんな氏がクレーンゲームでミッキーマウスのお風呂スピーカ(アンプ付き)を300円でゲットしたので,今はこちらを使っている。HiFiとは対極にある低音質であるが,かんな氏は音楽を聴きながらの長風呂がお気に入りのようである。

ふたを閉めると操作も出来ないし画面も見えないので,nanoである必要はまったくないのだが...

浴室にちゃんとしたスピーカを設置するというのが,長期(5年くらい)のプロジェクトである。つくづく設計変更時に浴室スピーカを押し込めば良かったと後悔している。

ところで第4世代のnanoと合わせてアップデートされたiTunes8だが,Geniusという新しい機能が売りらしい。自分のライブラリの曲からオーナーの好みを分析して,自動的にプレイリストを作ったりiTunes Music Store(iTMS)のオススメ曲を紹介するというものだが,残念ながら役に立たない。Webmasterの好みの曲はたいていSME(ソニー)レーベルなので,iTunesの取扱対象外なのである。せっかくMacもiPodも使っていてiTMSのアカウントも持っているのに,ぜんぜん買える曲がない。

これからはCDなど買わずに,iTMSでダウンロードしてiPodで聴くだけ,なんて若い人がどんどん増えてくるだろう。そのときレーベルの垣根のために多数の名曲が存在すら知られることなく埋もれてしまうのは,なんだか悲しい気がする。iPodにウォークマンの客を奪われて頭に来る気持ちもわからなくはないが,すべての曲をiTunesで買えるようにした方が全体の利益になると思うのだが...

Macには必ずソニーのトリニトロン管モニタが付いてくるという蜜月時代もあったのになぁ。

2008年08月23日

●音楽鑑賞 フルートとギターとピアノ

かんな氏が一時期師事していた先生のフルート教室の発表会と先生の演奏会を聴いた。

生徒さんたちの発表を聴くのは独学でやっている自分のポジションを知るという意味でも重要だ。上を目指している中高生やベテランの方はステージにも慣れているが,初舞台の人や初級クラスの生徒さんの演奏は特に参考になる。おそらくステージに立つと緊張でせいぜい実力の20%くらいしか発揮できていないことを考えても,まあ初級クラスの人たちの練習ならなんとかついていける気がした。

かんな氏が所属していた中級クラスの生徒さんたち(人生では超ベテラン)からは是非一緒にと誘われたが,時間的・経済的に厳しい状況に変わりはないので当面難しいだろう。

先生の演奏会は前半がクラシックギターと,後半がピアノとのセッション(というのか?)。ソロで1時間半も吹き続けるのがまずすごい。テクニックがどうのというよりもそのスタミナが信じられない。技巧的なものは自分の経験から外挿できる範疇を完全に超えているので,同じ楽器を吹いているとは思えず,「なんか簡単そうに吹いてるなー」という感じで心地良く居眠りしてしまった。F1レースを見ても縦列駐車の参考にならないのと同じような感じか。

2008年08月14日

●フルート練習中 しょぼい録音機材でどこまで頑張れるかテスト

まともな録音機材が欲しいけれど,近所の家電量販店には置いていないし,安くても2万前後するので即決するのはためらわれる。

文句を言うヒマで練習しろということで,現有機材でどこまでやれるかのテスト。

カラオケCDの付いた教本を使い,CDをヘッドフォンで聴きながら,ICレコーダ(DMR-3500PS)でフルートの音だけ録音。

ICレコーダのヘッドフォン出力からPowerBookのLine-Inに入れて,フリーの波形編集ソフトAudacityで録音(アナ-アナ変換)。

同ソフトでCDの伴奏パートをMixして,適当にエコーをかけたりしつつwavで書き出し,あとはiTunesでmp3化するなり,下のように動画にしてアップする。本当はYoutubeは著作権的にNGであるが,ニコニコではこんなヘタクソな演奏はアップできない(袋たたきに合う)ので,曲名などが検索にかからないようにするということで権利者にご迷惑がかからないようにしたい。

これでだいたい5テイク目くらいの録音。後半は走ってしまっているし出だしの音が出ていなかったりしてなかなか難しい。練習ではもう少し上手に吹ける気がするのだが,録音していると緊張してしまう。確かに機材がどうのというレベルではないかもしれない...

2008年08月11日

●録音器材が欲しい

夏休みはサボっていたフルートの練習を再開したいと思うのだが,良い練習には良い録音器材,ということでリニアPCMで録れるICレコーダが気になっている。

今使っているのは会議や口述録音用のDMR-3500PSで,これはMacへのデータ転送ができないのでイヤホン端子からMacのLine-Inに突っ込んでアナ-アナ変換して取り込んでいるが,音質も使い勝手も著しく悪い。

Mac側のサンプリングレートをCD並みの44.1kHzにしても,録音した演奏の周波数スペクトラムを見るとデータがあるのは15kHzまでだ。口述ならこの音質でも充分だが,楽器の演奏を録音するならやはりもう少し高音質な方が嬉しい。

DMR-3500PSの周波数スペクトラム

最近は各社リニアPCMのレコーダを出してきていて面白いが,予算的に手が届きそうなのはZoomのH2くらいか...。んー,欲しい。

2008年07月29日

●クラリネットその後(2年経過)

19,600円の激安クラリネット(セレクション)を買って2年経った。半年後にフルートを買ってしまったので,じつはこのクラリネットは里子に出している。

マウスピースだけはヤマハに換えてあるので音は出やすくなったが,安物の管体(プラスチック)の寸法精度がいい加減で,ヤマハのマウスピースが素手で抜き差しできないほど固い。

クラリネットの音も好きなのだが,安物の楽器に愛着が持てなかったのが長続きしなかった原因かもしれない。「まずは激安の楽器で試してみて,良さそうだったら高い楽器を買おう」という考え方もアリだとは思うが,安い楽器の段階で「こんなものか」と飽きてしまう可能性も高い。いきなり高い楽器を買えば少なくともヘタクソな理由を楽器のせいにできないし,「せっかく買ったんだし」と練習を続ける気にもなるかもしれない。

ただ,クラリネットやサックスなどリードを使う楽器に共通するのは,「ハマると大変」ということだ。Webmasterも半年の間に厚みやメーカの異なるリードを何種類も買って試してみたりして,20枚くらいは買ったと思う。サックスを習っている知り合いは「先生の指示で手持ちのリード全とっかえ」なんてこともあると言っていたし,消耗品のある楽器は大変だと思う。その点金管やフルートはランニングコストという点で優れている。

激安クラリネット

2008年07月13日

●週末見た景色2 松島オルゴール博物館

松島オルゴール博物館。先日手回し鳥オルガンを作ったばかりということもあって興味深かった。

たいした展示物もないのに観光客が落とす金目当ての観光地によくあるタイプの博物館・美術館とは違い,貴重な古いオルゴールを動態保存して演奏を聴かせてくれる良質な内容だった。これで千円なら安いだろう。

オルゴールというとシリンダやディスクのピンで櫛歯を弾いて音を出すイメージだが,この博物館によると,その語源からもっと広く自動演奏楽器をオルゴールとして紹介している。

オルゴールの語源は「オルガン」です。
オルガンが日本に伝わったのは安土桃山時代のころで、当時交易があったオランダ人が、「オルゲル」と言って紹介しました。その後オルゴルと呼ばれ、オルゴールとなったそうです。日本で言うオルゴールは欧米では、「ミュージックボックス」と呼ばれており、江戸時代の末期(1852年)に伝わった時に、やはり音楽の鳴る箱ということで、オルゴールと呼ばれ、その名が今は皆さんが知っている「オルゴール」となったそうです。
〜中略〜
「日本オルゴール協会」では、オルゴールの定義を"手動または自動で音楽を演奏する機械で、回転胴に植え付けられたピンで発音体を弾き、メロディーを奏でるもの"としています。西欧では「ミュージックボックス」と呼ばれ、シリンダー式やディスク式オルゴールをさしています。しかし、語源を考えると広く自動演奏オルガンや自動演奏ピアノを含めた自動演奏装置がオルゴールだと考えてよいでしょう。

この手の自動演奏機械は,その目的からレコードやラジオの発明・進歩によって完全に滅びてしまったが,実際にダンスホールオルガンやコンサートオルガンの大迫力の自動演奏を聴くと,その完成度が芸術の域にまで高められていたことがよくわかる。

松島オルゴール博物館松島オルゴール博物館松島オルゴール博物館松島オルゴール博物館

演奏の一部はflickr動画でどうぞ。

【参考リンク】松島オルゴール博物館

2008年06月28日

●今日の工作 手回し鳥オルガン

「大人の科学マガジン」,テルミンのときは見送ったのだが,今回の「手回し鳥オルガン」はアコースティックもの(?)ということで買ってみた。

鳥にメロディーを教える道具として,18世紀のヨーロッパで使われていた「鳥オルガン」。なかでもカナリア(仏語でSerin)に歌を教えるための「鳥オルガン」は「セリネット(Serinette)」と呼ばれています。—大人の科学マガジンVol.20より

カナリアに歌を教える楽器なんて素敵ではないか。うちにはカナリアはいないがネコに聴かせてみよう

鳥オルガン

組み立ては簡単だが,ギアやピストン部分の潤滑に模型用グリスかサラダ油を塗れとある。模型用グリスは手元になかったので,味の素さらさらキャノーラ油を綿棒で塗り付けた。

鳥オルガン

音階はC〜Cの1オクターブで和音も可能。曲はパンチカードで入力する方式。チューニングはパイプ上部のウレタンの差し込み量で決まるが,なかなか合わせるのが難しい(というか断念)。

鳥オルガン鳥オルガン

早速付属してきたパンチカードを演奏させてみた。構造上低い音が苦手のようで,うちのはレの音が特に出にくい感じ。もちろんカードを自作すればオリジナル曲も演奏可能なのでそのうちチャレンジしたい。

鳥オルガンと猫

ネコ達の反応は・・・動画を見ていただければわかるだろうか。カナリアのように優雅にはいかないか。

2008年06月08日

●ライブ鑑賞 秀景満

秀景満(Shu-Kay-Man)というのは村井清(p),平井(dr),須藤(b)のピアノトリオ。

会場は日立GeorgeHouse。近所でステキなライブが聴けるのはとてもラッキー。今回のツアーは横浜,厚木,仙台,目黒ということで,日立だけが例外的(?)に地方という意味でもラッキー。これは村井さんと友達のごんちゃんのお力に違いない。

生須藤さんを拝見するのは古川初穂ピアノトリオのライブ以来2度目。今回は超絶ベース(Not only FUNNY,but also FUNKY!)がたっぷり堪能できた。

村井さんのピアノは和泉さん古川さんとも違う感じで,ピアニストも人それぞれスタイルがあるんだな,と感心。NHKのドキュメンタリー番組の音楽を多数手がけておられるだけあって爽やか系の曲調だが,ライブ演奏はかなり情熱的。

また,皆さんとても気さくでフレンドリー。とても楽しい時間を過ごすことができた。

参考リンク:
秀景満オフィシャルサイト

George HouseGeorge Housecontrail20080607

2008年04月29日

●ライブ鑑賞 和泉宏隆トリオ

今日の記事は自慢だ。しかし興味のない人には何がすごいのかサッパリわからないであろう。

あの和泉宏隆氏のライブに行ってきたのだ。そう,Omens of Loveや宝島など数々の名曲を書いているあの和泉さんである。

会場は水戸ガールトーク。構成は和泉宏隆(p),村上聖(b),板垣正美(ds)というピアノトリオだが,何がすごいって,30人も入れば満席の狭いバーで,ピアノの目の前かぶりつきの特等席での鑑賞だったのだ。和泉さんの手元からの距離1メートル!これは誘ってくれた方の顔のお力。(ごんちゃん多謝です。一生ついていきます)

さらにさらに,今回はスクエア時代の名曲のカバーアルバム『A SQUARE SONGBOOK』の発売記念だったので,もうあの名曲この名曲が次から次へと繰り出される超豪華な内容。White Mane...Twilight in Upper West...Omens of Love(ラテン風味)...11月の雨...そして宝島...もうあまりの感動にめまいがして倒れるかと思った。

CDにサインいただいた上に握手に記念撮影まで快く受けてくださって,本当に感無量。会場に着いたとき,普通に和泉さんが隣でタバコを吸っていたのだが,完全に硬直して一言もしゃべれず。唯一発した言葉は「あ,あ,あくしゅ,してくだしゃい。あああありがとごじゃましたっ」だった。ふー。

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【参考リンク】
Hirotaka Izumi-Misty Fountain
水戸ガールトーク
和泉宏隆-Wikipedia

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2008年04月26日

●映画鑑賞 名探偵コナン 戦慄の楽譜

今年もかんな氏(奥様)が好きなコナンくんの映画。上映開始1週間後のレイトショー。大きなスクリーンでやる最終回で空席90%ほど(つまりガラガラ)。この後は一回り小さなスクリーンに移る。

ちょっと荒唐無稽という感じだった前作に比べると良かったと思う。

音楽ネタということもあって楽しめる部分も多かったが,それにしてもコナンくんと蘭ちゃんの才能のマルチなことには毎度驚くばかりである。

あと,ZARDは嫌いじゃないし追悼という意味もわからなくはないけれど,今回のエンディングにはちょっと合わないんじゃないかと。普通にアメージンググレースとかで良かったのではないか。

映画第13弾も製作決定だそうだ。始まったころ小学1年生だった子も大学生になっているし,そろそろ解毒剤を作って高校・大学生編とか...ダメですかそうですか。

参考リンク:劇場版 名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)

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2008年04月19日

●フルートのリペアと楽器店の選び方(その2)

その1からのつづき

壊された部分の修理と,全体のバランス調整をきちんとした腕のところでお願いしたいと思っていたのだが,地方だとなかなか難しい。そこでフルートフェスティバルのときに,サンキョウの展示で営業の人も来ていたので,楽器を持参して交渉してみたところ,「ではメーカーの方で修理しましょう。接合部のリングは一度メッキを剥がして取り付け直します」と快諾してくれた。

スチューデントモデルのフルートは頭部管のみ銀製で,あとはニッケル合金(洋銀)に銀メッキという作り方が多く,ムラっちもサンちゃんも同様。なので胴部管の本格的なリペアのためには一度すべての部品を取り外した上でメッキを剥がす必要がある。「そんな大掛かりな修理で代金は大丈夫だろうか??」と不安もあったが,大切な楽器なのでお願いすることにした。

3週間ほど時間はかかったが,戻ってきた楽器は見違えるようで,胴部管だけピカピカの新品のようである。長年の使用で付いたキズもすっかり消えている。これでリペア代金は16,000円。この価格は手間を考えると格安だが,(ピー) 年も大切に使い続けていた点をメーカーの方が酌んでくれたのだと思う。いったいS楽器店で楽器を壊された挙げ句に取られた18,500円はなんだったのだろう...

S楽器店は楽器を売るときには試奏室を使わせてくれたり(これは当たり前か),フルート教室の先生がアドバイスをくれたりと好印象だった。しかし店舗の印象とリペア工場の質は別物であるというのが今回の教訓である。参考にしていただきたい。

後日別な用事でS楽器店を訪れたときに,店員がにこやかに「フルートの調子はいかがですか〜?」と声をかけてきて,かんな氏がプルプル震えてブチ切れそうになっているのをなんとかなだめたWebmasterであった。

2008年04月18日

●フルートのリペアと楽器店の選び方(その1)

フルートの練習はサボりまくっていてとても録音をアップできるような状況にならないので,別な話を。

Webmasterのムラっち(Muramatsu EX III)は,先日のフルートフェスティバルにて無料で注油とバランス調整をしてもらった話は書いた。

問題はかんな氏のサンちゃん(SANKYO Etude)である。ムラっち同様スチューデントモデルなのだが,高校時代から(ピー)年も使ってきたのでキズとヨゴレが目立っていた。

で,ムラっちを買ったS楽器店に頭部管のコルク交換などのリペアと調整を依頼したのだが,これが失敗だったのである。S楽器店はそこそこ大きなチェーン店で自前のリペア工場を持っているため,サンちゃんはここに送られた。

まず一度目に戻ってきたときには,頭部管とは関係のない,足部管との接合部のリングがもげていた。リペアに出す前はまったく問題のなかった部分だ。

もちろんクレーム修理でまたしばらく入院となったのだが,次に返ってきたときには足部管が固すぎて楽器を壊さずに抜き差しすることが不可能なくらい無茶な変形をしていた。店員も「これはひどいですねぇ...」と冷や汗をかいている。この時点でここのリペアは信用ならないのでもう付き合いたくはなかったのだが,このままでは使い物にならないので,再々度入院。

結局最初にリペアに出してから2ヶ月後にようやく退院となった。足部管はまだ引っ掛かりがあるし,接合部のリングも取り付け位置がズレていたが,これ以上ここのリペアマンに楽器を触らせたくなかったので文句は言わなかった。最初に取られたリペア代金18,500円は高い勉強代だったと思ってあきらめることにした。

(つづく)

2008年03月30日

●真空管アンプその後(3ヶ月経過)

真空管アンプキットのTU-870(エレキット)を作ってから3ヶ月経った。

作る前は「学研のスピーカにつないで寝室用のサブシステムにしよう」と考えていたのだが,想像以上に心地良い音がするので,そのままリビングでメインアンプとして使っている。つないでいるのは天井吊りのBOSE125で,セットだったPLS-1510はDVD再生専用機になっている。

真空管アンプにはエージング(慣らし)が必要といわれるが,耳が悪いのか記憶力が悪いのか(両方?),最初からキレイに鳴っていたような気がする。

ネコがいて真空管カバーを外せないので,ほんのりとオレンジに光る真空管を眺める楽しさはないし,ツマミもボリュームしかない超シンプルなシステムだけれど,これで音楽を聴いているとなんともいえない満足感が得られる。

リーズナブルな価格で工作の楽しさと真空管アンプの音を味わえる良いキットだと思っていたのだが,2008年2月で生産終了・完売だそうだ。

【参考リンク】
TU-870製作記事一覧
エレキットストア

2008年03月09日

●音楽鑑賞 日本フルートフェスティバルin茨城

日本フルートフェスティバルin茨城を聴いてきた。フルートオーケストラはいろいろなフルートが集まった珍しい編成。

技巧を駆使した前衛的な曲はちょっとついていけなかったけれど,安心して聴ける曲もあって良かった。

このイベントは毎年やっているのだが,フルートメーカによる展示・試奏・リペア会が併設されていて,これが目当ての人も多いらしい。今年は自分のフルートを持参して,注油とバランス調整をしてもらうことができた。普通に頼むと結構な代金になるメンテナンスだが,この場ではタダということで各メーカのコーナーには行列が出来ていた。

2008年02月12日

●フルート練習中 ドナドナ

年が明けてからすっかりフルート練習をサボってしまっていたWebmasterである。

平日は無理でも,せめて土日くらいは音を出さなくてはと反省するのだが,土日になると他にもやりたいことがいろいろとあって楽器を組み立てずに終わってしまう。

そんな感じでどんな演奏になるか,一応録音した曲をアップしてみる。まあ,サボっていた割には音は出ているかな,という感じか(自分に甘い)。かなり間違えているし,スラーがつながっていなかったりするけれど,サボっているとこんな感じという参考にしていただきたい。

演奏:ソウヘイ&かんな

2008年01月08日

●フルートその後(1年経過)

フルートを買って1年が経った。高かったので三日坊主で終わらなかったのは幸いと言える。

ただ,なかなか毎日吹くというわけにもいかず,月1,2回の吹奏楽集まりのときに練習するような状態だったのでレベルは遅々として上がらない。それでも初めてかんな氏のフルートを触らせてもらったときはまったく音が出ず途方に暮れたことを思えば,今はキレイかどうかは別として少なくとも音は出るので,それだけでもずいぶんな進歩だろう(と思いたい)。

ロングトーンとか,速く正確な指使いとか,譜面の認識速度とか,ひとりで練習できることはもちろんまだまだあるけれど,一度ちゃんとしたフルート教室に通って先生に教えてもらいたい,という気持ちもある。時間的・経済的になかなか難しいことなので「やる」と宣言は出来ないが常に意識しておきたいことのひとつだ。

練習の録音には別目的で買ったICレコーダを使っているが,これは電気屋で処分品になっていた安物で,元々音楽録音用として設計されていない上に,パソコン(Mac)へ直接データを渡すことができない。で,どうやってmp3化しているのかというと,ICレコーダのイヤホン端子からMacのLine-IN端子につないで,フリーソフトの録音ツールを使ってアナログで再録音しているのである。手間はかかるし録音レベルも合わせられないし音質も悪いので,今後のことを考えると音楽録音用の器材が欲しいところである。

2008年01月04日

●年忘れ演奏会

年忘れ演奏会の本番。身内や知り合いばかりとはいえ,人前で演奏するのはなかなか良い緊張感。

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ライブ録音から2曲を公開。参加メンバーの皆さんお疲れさまでした。

【課題曲1】

【課題曲2】

演奏:Pocky Sound Potatochips

会場:ダイニング・バー

【ご参考】昨年のクリスマスミニライブ

2007年12月30日

●今日の工作 真空管アンプTU-870(5)

最後にもう一度だけ配線をチェックして,いよいよ動作確認。間違いがあると最悪破裂する(電解コンデンサ?)とかスピーカを壊すとか脅し文句が書いてあるので,大切なスピーカをつなぐ前に100円ショップで買ってきたスピーカをつなぐ。

電源を入れる時はかなり緊張した。幸い,ほんのりと真空管がオレンジに灯り,煙を噴いたり焦げ臭くなったりはしなかったのでボリュームを上げたところちゃんと音楽が聴こえた。キットなので当然とはいえ,無事に鳴って良かった。

早速学研のスピーカ(8Ω)をつないで試聴。音源はiPodのヘッドフォン端子から取っている(本当はドックを買ってLine出力を取るべきだがドックは高いのだ)。

真空管というと昔のラジオのような音を半ば期待していたのだが,普通にいい音で鳴るのでちょっと拍子抜け。音量も部屋で聴くには充分。グレードアップオプション(100uFの電解コンデンサ1個)を追加したのが関係しているのか,聞き取れるようなノイズもない。

試しのつもりでリビングのメインスピーカ(天井吊りのBOSE125,6Ω)につないでみたところ,これがまた気持ちのいい音(もちろん自分で組んだアンプなのでかなりバイアスがかかっている)で,このままずっとメインのアンプとして使えるのでは,という気がする。

というわけで,冬休みのレジャー「真空管アンプキットの工作」は大成功。平均工作時間は6〜7時間と書いてあったが,中断しながらゆっくり組んだのでもう少しかかったかもしれない。2万円でこれだけ楽しめれば充分だろう。

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2007年12月29日

●年忘れ課題曲2007リハーサル

年忘れ演奏会の直前リハーサル。この時点でもメンバが全員揃わないという厳しい状況。社会人の集まりというのはそういうものである。

器材の関係で録音レベルが低くなっているがご容赦願いたい。

【課題曲1】

【課題曲2】

演奏:Pocky Sound Potatochips

ファイルを直接ダウンロードする方は下記からどうぞ。

課題曲1をダウンロード(1.8MB)

課題曲2をダウンロード(1.4MB)

2007年12月16日

●年忘れ課題曲2007その2

こちらも有志による課題曲。構成はフルート2本+ユーフォニアム+エレキベース。本番ではピアノが加わる。

参考にしたCDではカッコよくトリルを決める見せ場があるのだが,あまりにも高難度であえなく断念。

2007.12.18追記:曲データのダウンロードができるようにしておきました。【課題曲1,2】はテンポの速いバージョンに差し替えてあります。

【課題曲3】

演奏:Pocky Sound Potatochips

2007年12月13日

●今日の買い物 真空管アンプキット

かなりのんびりと進めている手作りオーディオ計画,スピーカが完成してから半年経ってしまった。

スピーカユニットと同じ学研「大人の科学」シリーズで,真空管アンプキットが発売されたので迷ったのだが,お値段が結構高い割に基板は製作済みでハンダ付け不要,ということで工作としてはちょっと物足りない気がしたので見送り。

とはいえ年の瀬も迫ってきて,そろそろ冬休みのレジャーを考えなくてはいけない。そこで思い切って真空管アンプ入門キットの定番中の定番となっているエレキットのTU-870をポチっと注文してしまった。

箱はレトロ調でなかなかかわいい。とりあえず箱を開けて真空管だけ先に拝む。真空管は6BM8というタイプで,Made in Russia。うーむ,味がある。

工作は冬休みの楽しみに取っておきたいところだが,「部品の確認だけ・・・」とか言って箱から出したら我慢できなくなって,週末に作ってしまいそうな予感もしている。

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2007年12月12日

●年忘れ会課題曲2007

今年はクリスマス会ではなくて,年忘れ演奏会。その課題曲を2曲。

じゃす○っく的な配慮で曲名は伏せるが,よくご存知の曲と思う。フルメンバではなく,この日集まったメンバだけでの録音。

Webmaster(ソウヘイ)は昨年のクラリネットからフルートに変更,あとは(エレキ)ベースのメンバが加わっている。ヘッドフォンか低音再生のできる環境で聴いていただくと,ベースのおかげで引き締まった感じになっているのがおわかりいただけると思う。

若干練習不足な感は否めないところだが,楽しければヨシ,ということで。

2007.12.18追記:2曲とも後日テンポを速くして録りなおしたバージョンに差し替えておきます。また,ダウンロード(バー右端のボタン)もできるようにしておくので,メンバは各自本番までに自主練,イメトレに励むこと。

【課題曲1】

【課題曲2】

演奏:Pocky Sound Potatochips

2007年11月06日

●iPod nanoその後

iPod nano(8GB)を買って1ヶ月。ある程度予想はしていたのだが,あまり活用できていない。

出張の電車内が唯一の活躍の場だが,これも耳栓代わりに音楽をループさせているだけで,別に1000曲も入っている必要はないかな,という感じ。当然画面など見ない。

Podcastの動画コンテンツをダウンロードしたりもできるが,これも見る機会がない。通勤のバスでは小説を読んでいるし,歩行中は危ないので聞くのを止めてしまった。うちに帰ればMacで見れば/聴けばいい。

カーステレオにつながればもう少し活用できるかもしれないが,純正カーステレオにはAUX INがない。そもそも最近は長距離ドライブの機会がない。

風呂で聴く,というのはなかなか良いのだが,防水スピーカ(アンプなし)の音がしょぼい。設計段階で浴室にもスピーカを押し込んでおくべきであった。

街を歩くともう何をしていようとヘッドフォンを着けたまま,どうかすると車や自転車の運転中も外さないという危険な人が結構いるが,これはせっかく高いお金を出して買ったiPodを少しでも長く使って元を取ろうという考えなのかもしれない。

2007年10月18日

●今日の妄想 1万年の恋

かんな氏がiTunesで買った歌を覚えようとしている。近々カラオケに行くつもりらしい。

横で聞いていると,1万何千年前から愛してるとか,そんな風な歌詞である。なんかのアニメの主題歌らしい。

現人類の寿命はせいぜい100年で,ひとりの人を愛することができる期間といったら80年くらいが限度だろう。1万数千年愛しているということは,

(1)異星から来た長命人種である。当然現人類は彼らの奴隷として設計された。ナディア風。

(2)ウラシマ効果による。つまり亜光速宇宙船内での恋愛を地球時間で語っている。トップ風。

(3)シミュレーションによる。つまり電脳空間へアップロードされ不死化した。イーガン風。

(4)機械知性の恋愛である。アシモフ,ラッカーあたり?

というようなパターンが思い浮かぶ。たった4パターンとは発想が貧困だが,このアニメはどれかに当てはまっているだろうか(たぶんいない)。

2007年09月30日

●T-SQUAREのフルート曲まとめ

ずっと漫然と聴いてきたT-SQUAREだが,フルートを自分で練習するようになってから改めて聴いてみたら「あ,これはフルートで吹いてたんだ」と気付くことが何度かあった。

コピーしたい,なんて大それたことは(今はまだ)言えないが,iPodでプレイリストを作るついでにT-SQUAREの楽曲の中でフルートが使われているものをまとめてみよう。といってもサックスとEWIがメインなので,フルートの曲というのは少ない。

また,CDを買っていたのが2000年頃までなので,それ以降の曲は知らない。また,ここに挙げた以外にもフルートの曲があるかもしれないので,もしお気づきの方がおられたらご指摘頂けると幸いである。

【T-SQUAREのフルート曲まとめ】


Dandelion Hill

中世の怪物ダンデライオンが封印された伝説の丘,・・・ではなくて「タンポポの丘」。アルバム「IMPRESSIVE」(1992)に収録。作曲:和泉宏隆,フルート:本田雅人。このアルバムのクレジットを見ると,本田氏はフリューゲルホルンも吹いている。どの曲だろう?

SENTIMENTAL REASON

アルバム「夏の惑星」(1994)に収録。作曲:安藤まさひろ,フルート:本田雅人。

Beyond the Dawn

アルバム「HUMAN」(1995)に収録。イントロがかかっただけで泣きそうになるほど好きな曲。アルバム全体の完成度も高く,T-SQUAREで一枚選ぶとしたらこのアルバム。作曲:和泉宏隆,フルート:本田雅人。

PIOGGIA DI CAPRI

アルバム「B.C. A.D.」(1996)に収録。これも好きな曲。別アレンジが「Wordless Anthology III」,「Moment」にも収録されている。数少ない須藤氏の曲。作曲:須藤満,フルート:本田雅人。

Trela Alegre

アルバム「BLUE IN RED」(1997)に収録。作曲,フルート:本田雅人。

BELIEVE IN ME

アルバム「FRIENDSHIP」(2000)に収録。この頃(安藤氏と伊藤氏の2人体制になったあたり)からなんだか曲調が好みではなくなってしまって,聴かなくなってしまった。今回挙げた中では唯一伊藤氏のフルート曲。作曲:安藤まさひろ,フルート:伊藤たけし。

iTunesに入っている200曲以上のライブラリの中から,とりあえず6曲。しかし本田氏すごいなー,なんでも吹けるし,どれも超絶技巧。リコーダ(縦笛)を吹きまくる動画も見つけたし。

【番外編】


Mermaid Kiss

本田氏のソロアルバム「The Best And More」(2002)に収録。これもいい曲!

2007年09月28日

●今日の買い物 iPod nano

仕事でストレスがたまると新しいおもちゃが欲しくなるWebmasterである。なので忙しい期末の時期は地雷を踏みやすい。

というわけでiPod nano[8GB]を買ってしまった。日記を見たら今まで愛用してきた128MBのMP3プレイヤも2002年の9月28日に買っている。ちょうど5年使ったということで,長持ちした方ではないだろうか。

iPodシリーズは初めて買ったが,このクルクル回す操作感はなかなか面白い。音楽が聴ければいいので画面など不要ではないかと思っていたが,あればあったで楽しい。思わずYoutubeのビデオを入れたりして遊んでしまった。

実際に使うのは出張のときくらいなのだが,せっかくなのでもう少し活用できないかと思案中である。

ただ,これはコンパクトさと相反する問題になってしまうのだが,今まで使ってきたMP3プレイヤは単4電池1本で動く仕様だったため,外出先で電池が切れてもすぐに交換することができた。一方iPodは内蔵バッテリなので,出先で充電できなければ止まってしまうし,電池寿命もあることを考えると,5年は使えないかな,と感じている。バッテリ交換サービスもあるはずだが,利用している人はいるだろうか。

それにしてもデザインが良い。PowerBookとしっくり馴染む。そういえば日経パソコンのユーザ満足度調査,Windowsパソコンを対象とした調査だったのだが,番外編としてMacユーザの満足度も載せていた。Windowsパソコンではあり得ないほどユーザ満足度が高いという結果(不満はほぼゼロ)で,とても同列には比較できないものだったようだ。同感である。

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2007年09月08日

●今日見た景色 定禅寺ストリートジャズフェスティバル

昨年に続いて仙台の定禅寺ストリートジャズフェスティバルを見物。

700以上のアマチュアグループが出ているが,みなレベルが高い。

今年はT-SQUAREのコピーバンドも見ることができて,収穫だった。

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【参考リンク】定禅寺ストリートジャズフェスティバル公式サイト

2007年08月11日

●おおばらこくたい

ピートを留守番させて,一泊で新潟に帰省。毎日エアコンの効いた部屋でぬくぬくと過ごしているピートは暑さに弱い。さらに実家でウサギを飼い始めたということでピートは留守番ということになった。

地元の友人のしんのすけさんが最近オーボエを習っているということで,フルートを持って行って合奏させて頂いた。しんのすけさんのお宅には珍しい楽器がたくさんあって,見せていただくことができた。

左がチェンバロ,右はさらに珍しいクラヴィコードという鍵盤楽器。もちろんどちらも生まれて初めて触った。ついでにオーボエも吹かせてもらった。感激である。

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さらに実家のウサギと,しんのすけさん宅のパピヨンのアニーちゃん。アニーちゃんは小さくて可愛くて賢くて,ちょっと衝撃的。体重では3倍もあるのだから,ピートにももう少し頑張ってほしいところ。

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ところでタイトルの「おおばらこくたい」。新潟の方言であるが,意味がおわかりの方はおられるだろうか。ネットで調べれば意味はもちろんすぐにわかるが,語源がいまだにわからない。子供の頃からずっとナゾの言葉だと思っていたが,そのナゾは解けないままである。

2007年07月28日

●吹奏コンと夢ライブ

出張の合間の休息。散歩に行ったら近所の音楽ホールで「全国吹奏楽コンクール」の地区大会をやっていたので,そのまま音楽鑑賞。

聴いたのは中学校Cの部。楽器をはじめたばかりの中学生,しかも県大会までしかないレベルのクラスだったが,皆とても上手だった。さすがに中学生はマジメである。社会人がダラダラと余暇にやっている趣味とは練習の気合いが違うのだろう。

学校にもよるが,男の子はやはり少ない。男の子でフルートというとさらに少ない。こんなことならWebmasterも中学校の吹奏楽部に男子1人で入部していれば,さぞモテモテ楽器が上手になったことだったろうに,もったいないことをしたものだ。


夕方にはゆめ・夢ライブ2007に友人のバンドが出るので応援に。音楽三昧の一日であった。

2007年07月22日

●フルート練習中 赤とんぼ

久々にフルート練習の録音をアップ。曲は「赤とんぼ」(山田耕作)。下のパートはかんな氏 が吹いてくれている。本当はフルート四重奏の譜面なので,ちょっと寂しい。また録音レベルが低いのは機材がしょぼい(PowerBookG4の内蔵マイク)ということで勘弁いただきたい。

前回アップしてから間があいてしまった。どうも実感できるほど上達していないような気がしていたためだが,多少は上手くなっているだろうか。少なくともピッチは合うようになってきたと思っている。

他にも何曲か練習しているのだが,録音すると緊張して失敗したりして,公開できるようなレベルまでは達していない。もうちょっとマシな録音機材も欲しいところ。

2007年07月15日

●ライブ鑑賞 古川初穂ピアノトリオ

WebmasterのT-SQUARE好きを知っている友人にお誘いを受け,近所のライブハウスへ。

「古川初穂ピアノトリノ」のアルバム発売記念ライブである。古川初穂(p),須藤満(b),則竹裕之(dr)の3人組。知っている人は知っている(あたりまえ)ように,須藤氏と則竹氏といえば,THE SQUARE〜T-SQUARE時代に長年ベースとドラムスを務めた中心メンバだ。

プロのミュージシャンのライブというものを観る機会がこれまでほとんどなく,彼らの演奏はCDやDVDで何度も聴いていたものの,生で拝見するのは今回が初めてということで,いい歳をして舞い上がってしまった。

ライブ終了後は発売前のCDに目の前でサインしてくださり,しっかり握手もしていただいた。雲の上の人だと思っていた方々が,なんだか身近に感じられた。さらに一緒に写真まで撮って頂けたのは望外の喜びで,いい記念になった。誘って頂いた友人には心から感謝したい。

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参考リンク:
かんな氏のレポート
古川初穂ピアノトリオ Official Web Site

2007年06月09日

●今日の工作 手作りスピーカ

工作の中期計画で予告した通り,自作オーディオ計画は着々と進行中だ。エンクロージャはやはり既製品の方が見栄えがいい上に安いということで,学研のユニットに合う大きさのモノを通販で手配した。エンクロージャは1コ1380円,スピーカーターミナルは2コで315円。というわけで,半手作りスピーカ工作である。

とりあえず今後のことも考えて手元にない工具もこの際揃えることにする。最低限必要なハンダゴテとハンダ,あとは別に必須ではなかったが,前から欲しいと思っていたおもちゃみたいな電動ドライバを購入。

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7cmという小口径ユニットなので少しでも低音を稼ぐためにはバスレフにしたいところだが,このエンクロージャは密閉型。内容積も0.7リットルほどと小さい。吸音材は割とたっぷりと入っている。ユニットの制作については以前の記事で書いたので割愛する。2個目ということで油断していたらボンドでコーンを汚してしまいちょっと反省。マグネットには学研のロゴが入っている。

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完成してみると,シンプルで小さな可愛らしいスピーカとなった。アンプの工作はまだ先になりそうなので,接着剤が乾いてからリビングのPLS-1510につないで早速試聴。最初に入れる音はSF者ならこれしかない!の「ツァラトゥストラはかく語りき」だ。

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音はだいたい想像した通りで,重低音はまったく出ないが,クラシックを小音量で聴くには心地いい音質である。何より自作したユニットから音が出ていると思うと,風水学的にもいい音がするというものだ。

おもちゃみたいな電動ドライバだが,想像以上に具合がいい。AC駆動で意外にパワーもあるし,今回エンクロージャに木ネジでユニットを固定するときも大活躍であった。こんなに便利ならもっと早く買えばよかった。

2007年05月31日

●工作の中期計画

以前,「まるごと手作りスピーカーの本」でスピーカーを作ったが,一個だけではモノラルだし,なかなか活用できずにいた。

このたび,何となく思い立ってもう一冊同じものを購入。これを作ればステレオ再生が可能になる。

できれば真空管アンプのキットなんかを買って,手作りオーディオを試してみるのもいいかな,なんて思っている。ただ,キットは結構高額だし,まとまった時間も必要になるので,夏休みのレジャーとしてちょっと検討しているところ。エンクロージャは木工がかなり大変そうなので,出来合いの箱を買ってきてもいいかもしれない。

2007年05月20日

●フルート調整完了2

長らく入院していたかんな氏のサンキョウもようやく退院。

修理のたびに別のところが壊れてくるので,どういうことかと聞いてみたら,メーカー(サンキョウ)に送っているわけではなく,楽器店が持っている東京の修理工場(?)でやっていたとのこと。

楽器店の店員は平謝りであったが,謝られてもなぁ,という感じ。リペアの質をもうちょっと高くして頂いて,今後は気持ちよくおつきあいしたいものである。(が,一度こういうことがあると客は離れると思う。大切な楽器を潰されたらたまらない)

ちなみにムラマツの方は保証期間内でメーカー直送となったため,特にそういった問題はなかった。修理明細に村松氏のハンコが押されて戻ってきた。

これでやっとバリバリ練習できると思ったら,一週間も胃の痛い出張に行くことに...。

2007年05月13日

●週末見た景色 日立ビッグバンドフェスティバル

日立ビッグバンドフェスティバル。今年は近所の開催で,無料ということもあり聴きにいった。

実力派揃いの秀逸な演奏が心地よく,思わずうたた寝。生演奏を聴きながらの昼寝は格別であった。

こういうのを見ると,やはり花形のサックスが輝いて見えたりして。

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2007年05月07日

●フルート調整完了

調整に出していたムラっちがようやく退院してきた。じつは一旦は戻ってきていたのだが,取次ぎ店の不手際で直してほしいところが直っていなかった(メーカーに伝えていなかった)ために再入院していたのである。

調整してもらったのは足部管の接続が固かったのと,再入院の原因となったCキーの動きが渋いという2点。最低音のCとC#はほとんど使う場面がなかったので,自分では動きが渋いのに気がつかなかった。基礎練習をサボっていたのがバレバレである。

写真は足部管を外した状態のアップ。あまりの光沢で撮影者の腕が写り込んでいる(三脚を使え)。

せっかく戻ってきたのでバリバリ練習したいのだが,ゴールデンウィークは終わってしまった。それにピカピカの楽器を触ったら,指紋を拭き取るのが面倒である。

ちなみにかんな氏のサンキョウはまだ戻ってこない。こちらはメーカーでメンテの際に別なところを壊してしまったのでクレームで再修理中である。

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2007年04月01日

●フルートメンテ中

長年酷使されてきたかんな氏のフルートは,頭部管のコルクが劣化してきたので,タンポの交換とバランス調整も合わせてやってもらうことにして入院となった。せっかくなので,Webmasterのフルートも一部キーの動きが渋いところがあったので見てもらったら,足部管の連結が固いと指摘されたので,ついでに調整をお願いした。

せっかくバリバリ練習しようと思っていたのに,楽器がないのでは仕方がない。あー残念だ。

2007年03月25日

●フルート練習サボり中

年度末は忙しくてなかなか楽器に触ることができないWebmasterである。

「一日練習をサボると,取り戻すのに三日かかる」というのはスポーツでも楽器でも通説らしいのだが,その理屈でいくとWebmasterは始めた頃よりヘタクソになっているはずだ。

社会人で毎日練習の時間をひねり出すのは実際なかなか難しいと思うし,市民吹奏楽団の人なんかは大変だろうと思う。

忙しいときでも息抜きは必要,ということで今日は定例の練習(遊び)会。トロンボーンとホルンのゲストプレイヤを迎えて,○ィズニーメドレー(じゃすらっく的に問題があるとマズいので伏せ字)。譜面が高度すぎてとてもついていけないので,全身全霊を込めて最初の4小節だけ一緒に吹かせていただいた。それでも周りが上手だと気分がいいものである。

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2007年03月09日

●オーディオの常識

「オーディオ常識のウソ・マコト」(千葉憲昭)という本がある。ずいぶん前に読んだので紹介する機会がなかったが,森博嗣氏のブログで紹介されていたので思い出した。

宗教やオカルトに陥りやすいオーディオ趣味では,こういった真面目な本を読んで道理を押さえておくことが重要かと思う。

もっとも最近ではオーディオといえばiPodという感じで,据置き型のCDやアンプを使っているのは本当にごく一部のマニアだけになってしまったかもしれない。

2007年02月28日

●フルート練習中 菩提樹ふたたび

Der Lindenbaum『菩提樹』(シューベルト)。クラリネットの録音を公開したことがあるが,フルートでも挑戦。ムラっちを買って2ヶ月になるが,一週間後の演奏から少しは上達しているだろうか?

何度録音しても毎回どこかで指を間違うか音が出なくなる。部分部分を取ればうまく吹けたと思っても,全体を通して仕上げるにはもっともっと練習が必要だ。まあ譜面を見てから30分後くらいの演奏なのでこんなものか(言い訳)。

例によって下のパートはかんな氏に吹いてもらっている。

2007年01月15日

●音楽教育の弊害とカラオケ負け惜しみ

こんなことなら子供の頃から何か楽器を習わせてもらえば良かったな。と,かなりの比率の大人は思っていることだろう。

楽器代や月謝など経済的な問題があるので実際に習わせてもらえたかたどうかは難しいところだが,だったらせめて音楽の時間はまじめに縦笛やピアニカ(メロディオン)を吹いたり,合唱に参加しておけば良かった。

なぜか小学校,中学校の頃は「音楽の授業をマジメに受けるなんて,男子としてカッコ悪い」というような風潮があったように思うがWebmasterの学校だけだろうか。たいていの男子は譜面など読めず,教科書に「ド,レ,ミ」とルビをふっても,リコーダなんてまともに吹けなかった。合唱をしても声を出すのは女子ばかりで,男子の中でも不良っぽい子などは「やってらんねーぜ」的なオーラをまとっていた。

WebmasterはMML(Music Macro Language)の習得のために基本的な譜面の読み方は必須だったので,いつの間にかルビを振らなくともリコーダは吹けるようになっていたが,恥ずかしいのでわざと他の男子達とレベルを合わせていた記憶がある。当然吹奏楽部には男子部員はひとりも居なかった(これはWebmasterの学校だけ?)。

クラス対抗の合唱コンクールが毎年あって,選曲の段階から男子はやる気がない。本番2週間前くらいになると「ちゃんとやってよっ男子!」と勝気な女子から罵られ,女子の学級委員などは泣きながら担任の先生に窮状を訴えに行ったものである。結局先生に諭されて最後はまじめに歌うハメになるのだから,だったら最初からまじめに歌えばいいんじゃないか,とWebmasterは常々思っていたが,八方美人で長いものには巻かれるタイプだったので,男子の結束(?)に従って「音楽なんてやってられるか」的な態度を取っていたものだ。

ところが,である。あれほど音楽がキライだったはずの不良っぽい男子が,思春期になると急にバンドを組んだり,カラオケに行き始めるのだ。おまえら音楽キライだったんじゃないの?リコーダも吹けないのにギター?人前で歌なんて絶対歌わないぜ,っていう態度じゃなかったっけ???

彼らは表向き音楽がキライなフリをしながら,じつは裏では流行の歌謡曲やロックを聴いたり,ギターを買ってもらったりしていたのである。歌番組など見たこともなかったWebmasterは,カラオケが苦手なままひとり取り残されたのであった。もう騙されたという気持ちでいっぱいである。同年代の男友達が懐かしそうにBOΦWYなんかの話をするとき,Webmasterは必ず「じゃあおまえは合唱コンクールの野生の馬まじめに歌ったのかよ!?BOΦWYよりまず野生の馬だろ!」と問い詰めたくなるのだ。

という,ゆがんだ音楽教育の弊害のせいでWebmasteはカラオケが苦手なので,最近知り合った方たちには,一緒にカラオケに行ってもWebmasterにマイクを勧めないよう,丁重にお願い申し上げる次第である。

2007年01月14日

●フルートの練習 何もない歌口編

買ってきたムラっち(仮称)で早速練習。始めてから一週間の録音を無謀にも公開しておこう。曲は『Au Clair de la Luna(月の光に)』の冒頭。下のパートはKinoppy氏に吹いてもらった。クラリネットをはじめて一週間のときよりかなりヘボで,先が思いやられる。ちなみにヘタクソなのを我慢して最後まで聴いていただくと,ボーナストラックとしてピートの鳴き声が入っている。

フルートについては以前調べたが,クラリネットやサックスと大きく違うのはやはりリードのない歌口だろうか。

倍音(ハーモニック)で中〜高音域を出す点はクラリネットやサックスも同じだが,クラやサックスはレジスタキー(オクターブキー)があるので,気分的にも切り替えやすい。一方フルートは運指はまったく同じで,息の吹き込み方だけで1オクターブ上がったり下がったりする。音程によって息の吹き込み方を変えることを意識すると,スラーが全然つながらない。逆に同じ音を出しているつもりが,低い方や高い方の倍音成分が混じって鳴ってしまうこともあって,その点がクラリネットとは違う難しさだ。

なによりフルートは奏者の吹き方がそのまま音に反映されるダイレクト感(?)の高い楽器だと思う。クラリネットではその日のコンディションによってリードを変えてみたりとか,小細工(?)をする余地があるが,フルートでは自分の口が全てである。

運指もクラリネットとはずいぶん違うので混乱する。個人的に苦手なのは右手小指と薬指を多用する点。よく使うのに,スムーズに動かずイライラする。練習すれば脳に新しいシナプスがたくさん形成されそうな予感。あとは楽器を持つときの支点となる左人差し指の付け根と,右の小指が痛い。クラリネットとは違い,唇の疲れは(指に比べれば)それほどない。

教本はKinoppy氏の「トレバー・ワイ いちばんはじめのフルート教本」。クラリネットではいきなり曲を吹く系の教本を使っていたため半音階の運指が覚えられず,初めて吹く譜面で苦労することが多かったので,フルートでは基本を重視して地味な練習を続けている。

2007年01月06日

●初心者のフルート選び いきなりムラマツ編

昨日からのつづき

さて,いろいろなフルートが吹いてみたくてたまらないKinoppy氏に付き合っていただいてお店でフルート選びである。

最初に行ったのは管楽器の品揃えは県下一と自称している水戸のK楽器店。ユーフォニアムだとかチューバだとか,確かに他の店では見かけない楽器が置いてある。しかしステューデントモデルのフルートは3本しか在庫がない。アルタスとサンキョウとおなじみヤマハだ。銀や金の高い楽器も飾ってあるが,ハナから対象外である。

吹かせてくれとお願いすると,「どうぞ」と楽器を出してくれるが,どうやらショウケースの前のその場で吹けということらしい。確かこの店には立派な試奏室があるはずだが,案内してはもらえなかった。冷やかしだと思われたのか?コートを着たまま店員に見守られながらではなかなか音も出ないが,サンキョウエチュードだけはKinoppy氏の楽器とほぼ同じ感じカナ,というところ。

店内でリペアもやっているこの店は技術は確かで,メーカーごとの特徴などウンチクはためになったが,印象としてはイマイチだ。在庫が少ないのもマイナス。とりあえずサンキョウは水戸ではここでしか置いていないようなので,サンキョウに決める場合はここに戻ってくることにして,別の店へ。

次にお邪魔したのは同じく水戸のS楽器店。某氏がソプラノサックスを買った店だ。ここは超高級品が置いてない代わりに,ステューデントモデルの在庫は結構ある。名の知れたブランドで在庫がないのはサンキョウとミヤザワくらいだ。目を引くのはちょっと予算オーバーだが国内フルートメーカーの元祖ムラマツだろう。

試奏をお願いすると,防音スタジオに通されて,ヤマハを除く同価格帯のフルート5本を準備してくれた。ごゆっくりお試しくださいというので大いに気分が良い。何しろWebmasterは練習不足でポーとかプーとかしか音が出せないので,お客さんがウロウロしていると恥ずかしくて試奏できないのだ。

そんなWebmasterでも,ムラマツは音が出しやすくよく響くのはわかった。他は似たり寄ったりだが,パールは高音が出しやすいかな,という感じ。

そこへ,楽器店でやっているフルート教室の先生が登場。このスタジオはフルート教室で使っている部屋で,今は昼休みらしい。ちょうどいい,ということでKinoppy氏が先生に「このフルート吹いてみてくれませんか?」とお願いしている。さすがだ...。で,若くて美人の先生は快く引き受けてくださり,選定中のフルートで音を出してくださった。その音といったらもう衝撃的である。到底同じ楽器とは思えない。特にムラマツの音色は美しく,先生も「この楽器はいいと思います」と言っている。もしかしたら店の戦略にまんまとハマったのかもしれないが,展示品を買う以上,調整に不具合があっては困るので先生に確認してもらえたのはラッキーだった。

ということで買ったのはムラマツの中では一番安いモデルEXIIIで,カバードキーのEメカニズム付きである。Kinoppy氏がインラインリングキーだし,リングキーの方が上手に見える心理効果もあるのだが,展示品購入のため選択肢はなかった。取り寄せてもらえばいいと思う方もおられるかもしれないが,ムラマツは最近やたらと人気があるらしく,モデルによっては納期2年という恐ろしいことになっているらしい。店員も「これはちょっとレアですよ」と言っていた(本当かどうかは知らない)。

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2007年01月05日

●初心者のフルート選び 楽器の魔力編

5ヶ月ほどクラリネットを吹いてきたが,ある程度吹けるようになってくると安物楽器ではなんとなく物足りないような気がしてくる。実際出てくる音はさほど変わらないのかもしれないが,ケースに入れたときの見た目とか,手入れするときの満足感とか,そういうものがプラスチックの楽器では今ひとつなのだ。これは趣味の道具としてはかなり重要な点である。

で,良いクラリネットを買うことにしたのかというとじつは違う。先日書いたように,自分だけでクラリネットを選びに行って,試奏して決めるというのはほとんど不可能だということがよくわかったし,せっかく新しい楽器を買うなら別な楽器も試してみたくなるのが人情(?)というものだ。

このロジックでなぜフルートか,というのは少々説明がやっかいなので割愛する。というか自分でもよくわからない。冬休み中にKinoppy氏のフルートで練習させてもらって,とにかく自分のフルートが欲しくなったのである。

2万とかで買える超安物を除外すると,最低でもステューデントモデルと呼ばれる15〜20万クラスになってしまう。20万出せば新しいMacBookでもデジタル一眼カメラでも大きい冷蔵庫でも買うことができる。だがしかし,ヘコんだ車もそのままに,ソプラノサックスを買ってしまった某氏の例を出すまでもなく,楽器には人心を惑わす魔力のようなものがある気がする。また,家電品と違って良い楽器は丁寧に扱えば一生モノとなる。

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つづく...

2006年12月31日

●クラリネットスタンドと試奏の難しさ

今年最後の買い物は自分へのご褒美ということで,クラリネットスタンドと,メーカーの異なるリードを何枚かサンプリング。

当たり前だがリードは同じ2 1/2(二半)という表記でもメーカーごとにまったく違う吹奏感となる。

ついでに15万くらいのクラリネット(クランポンの木製管)を試奏させてもらったが,試奏用のマウスピースとリードはこちらで指定できなかったので,本体がどうなのかまでは結局判断できず。あまり意味が無かった。サックスやクラリネットなど,リード楽器の試奏はリード,マウスピース,リガジャー,管など,音に影響する要素が多くて難しいと思うのだが,熟練者はどうしているのだろう。木管専門店にでも行けば好みの条件で試奏させてもらえたりするのだろうか。

フルートもKinoppy氏が4本くらい試奏していたのでついでに吹かせてもらった。こちらは実際とほぼ同じ条件で試奏できるので評価もしやすいと思う。最近フルートは練習をサボっていたので違いが判るほどではなかったが,参考にはなったし,またフルートが欲しくなってきた。

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水戸の楽器屋へ買いに行ったのだが,打ち合わせたわけでもないのにmeka会長やクロクロさんと偶然お店で遭遇して驚いた。楽器吹きの習性は予測しやすいのだろうか...

2006年12月24日

●クリスマスミニライブ

クリスマスミニライブの模様。初の人前での演奏で緊張してしまった。やはりピッチがどうしても低くなってしまって申し訳なかったが,楽しく吹けたので良かったと思う。メンバーの皆さんお疲れさまでした。また聴きにきて頂いたお客さんとお店のスタッフにも感謝!

右の写真はプレゼント交換で頂いたもの。多謝!

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曲はライブ録音の『ジングルベル(Jingle Bells)』

演奏:Pocky Sound Potatochips
会場:Second Earth.Diner

2006年12月10日

●クリスマス課題曲3

クリスマス課題曲その3は『サンタが街にやってくる(SantaClaus is Coming to Town)』。今回初登場のソプラノサックスが主役。

早速試し吹きさせて頂いたが,とても吹きやすく,音もキレイで感激。いつになるかわからないが次の楽器選びがまた難しくなった。

音は東芝のICレコーダDMR-3500PSに外部マイクをつないで録っている。元々音楽録り用ではないので音質はそれなり。今回は上等なコンデンスミルクコンデンサマイクをお借りしたので少しはマシだろうか。ヘッドフォン端子からPowerBookG4のLine-INにつないで,QTRexという録音ソフトでmov形式で取り込んで,iLoveMP3でMP3に変換している。録音レベルなどもっと広範囲に設定できて,MP3で直接保存できるような便利な(OSX用の)フリーウェアがあるといいのだが。

アレンジと演奏:Pocky Sound Potatochips

●クリスマス課題曲2

クリスマス課題曲その2をお届けしたい。定番の『ジングルベル(Jingle Bells)』。本番までにはもう少し・・・ってあまり時間がないが大丈夫だろうか。

アレンジと演奏:Pocky Sound Potatochips

2006年11月28日

●クリスマス課題曲1

クリスマス課題曲(?)の『神の御子は今宵しも(O Come, All Ye Faithful)』。全員で合わせたのはこれが初回なので,本番(?)までにはもっと上手になる予定。録音器材も配置も適当なので音質についてはご容赦願いたい。

編曲:Kinoppy氏
演奏:Pocky Sound Potatochips

2006年11月15日

●クラリネットその後

安物クラリネットを買ってから3ヶ月が経った。最近練習の録音を公開していないが,なかなか納得のいく演奏が出来ないからである。さすがに毎日は練習できていないが,時間のあるときは極力吹くようにしている。

吹奏楽仲間の集まりで月に一度は公共の音楽室を借りて合奏したりするので,無目的に一人で教本を練習するのに比べればやりがいがあると思うし,楽しい。

管楽器に特有の現象だと思うが,寒くなってくるとやたらと管内に水が溜まる。クラリネットは真っ直ぐな管を立てて吹いているので,水はベルの端からポタポタと落ちて床が水浸しだ。この水は呼気に含まれる水分が管壁で結露したもので唾液ではないらしい。しかし見た目も悪いし吹いた感じもなんとなく悪くなるし,場合によってはキーの部分から垂れてきて指が滑る。何とかしたいところだが,熟練者はどう対処しているのだろう。

集まりでは初見の譜面をいきなり吹いてしまえる方が多く,練度の差に愕然とする。ゆっくりならば音階は読み取れるものの,テンポがわからない。知っている曲の主旋律ならまだ頭の中でイメージしやすいが,伴奏パートや知らない曲だとメトロノームを使ってもなかなか合わせられない。すぐに今どこを吹いているのかがわからなくなってしまう。何度も手本の演奏なりCDを聴いて覚えてからでないととても吹けない。

先日の集まりでは,フルートの女性2名によるデュエットが試みられ,初回にして大変素晴らしいハーモニーで感激した。思わず自分もフルートが欲しくなってしまった。LynxにあやかってLinuxというのはどうだろう。

2006年10月31日

●音楽環境いろいろ

バッテリーも不調だがカーステレオもしばらく前に壊れた。これは2001年にパジェロ用に買ったSANYOのモノで,CD-Rに焼いたMP3ファイルを再生することができるということで重宝していたが,たまにCDの認識をしくじるようになって,ついにはまったく認識しなくなった。まあ5年使ったのでこのまま廃棄だろう。純正のCD/MDデッキに戻してとりあえずCDだけは聴けるようになった。MDは作成環境がないので役に立たない。

携帯音楽プレーヤは2002年に買ったCREATIVEの128MBのモノを愛用している。MP3が20〜30曲程度しか入らない容量で液晶表示もないが,普通のアルカリ単4電池1本で12時間再生できるので,予備の電池を1本持っておけば外出先でも充電切れの心配がない点が気に入っている。面倒で3年以上曲を入替えていない。基本的に出張の電車/飛行機内で耳栓代わりに使うだけなので,曲は何でも良いのである。ちなみにガーネット・クロウと広瀬香美とミスチルが入っている。ヘッドフォンはなかなか耳に合う形状のものがなく,何度か買い替えている。せっかくPowerBookを持っているのだからiPodがほしいと思うときもあるが,現状でも特に困っているわけではないので壊れるまではこのまま使うかもしれない。

部屋では何度か紹介しているBOSE PLS-1510と125の組み合わせ(WestBorough)で,125は天井に吊っている。これでCD,DVDはもちろん,AirMacExpressを使ってiTunesのライブラリを無線LANで飛ばして聴くことが出来るのでなかなか便利だ。

しかしもう何年もCDを買っていない。iTMSでは試しに何曲か買ってみたがその程度である。当然流行の曲はわからないが,合コンのために新しい曲を覚える必要もないので古い曲ばかり聴いている。

最近楽器を演奏するようになったので,手軽に使える録音機材がほしいところだ。PowerBookでも内蔵マイクで録れることは録れるが,持ち運びが不便だし操作が面倒である。

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2006年10月25日

●リードの厚さのナゾ

クラリネットを買うときに,リードについては何もわからなかったので,スーパーの店員が「こちらの厚さが一般的です」と勧めてくれたものを1箱(10枚入)購入した。これが厚さ2・1/2というモノ。

一般的な厚みのリードで音が出ないことには話にならないだろうから,とりあえずはこのリードで吹けるように練習した。ある程度音が出るようになってくると,10枚のリードの中でも個体差があって,明確に吹き辛いものと,吹きやすいものがあることが判ってきた。調べると1箱買っても「当たり」と思えるリードは1,2枚なのだとか。

では厚みの違うリードではどのくらい感じが違うのもなのか。リードは1枚ずつのバラ売りもしていることだし,最初に買ったものから上下1/2段ずつ厚みの違うリードを数枚サンプリングしてみた。薄い側が2,厚い側は3である。

実際に吹き比べた感じだが,3は2・1/2に比べて多少抵抗が増したかな,という程度でさほど違和感を感じなかった。一方2の方は軽い息でも大きい音が出る代わりに,高音のコントロールが難しく,その違いが実感できる。

厚いリードと薄いリード,どちらが良いのかは結局よく判らない。厚い側には3よりももっと厚いリードがあるが,これは吹くのにかなりの抵抗がありそうだと想像できる。パワーのある人が使うと安定した迫力のある音が出るのかもしれない。薄いリードは繊細なイメージで,わずかな息の違いで音が大きく変わるため,吹きこなすのが難しそうだ。Webmasterのレベルでは,当分は最初に勧めてもらった2・1/2くらいがちょうどいいのかもしれない。

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2006年10月23日

●週末見た景色1 Lynxミニライブ

近所でやっていたフルートアンサンブルLynxのミニライブ。PA(アンプ・スピーカ使用)だったのが少し残念だが,フルートは音が小さいし屋外イベントだったので仕方が無い。

こういう演奏を聴くとフルートもいいな,と思う。今使っているクラリネットは安物で,いずれ多少マシな楽器が欲しいとも思うのだが,買い替えるときにはまた悩みそうだ。

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2006年09月24日

●頂き物 ZO-3ギター

FERNANDESのZO-3(ぞーさん)ギターを頂いた。(しかも2本。多謝!)
アンプスピーカ内蔵なので電池を入れれば単体で音が出る。

Kinoppy氏は簡単なコードくらいなら弾けるようだが,Webmasterはサッパリだめ。まったく指が動かない。相当練習が必要である。

本も読みたいし楽器も練習したい。仕事なんかしてる場合じゃない。と,思うのだが実際は出張や期末の仕事に追われる日々である。

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2006年09月10日

●週末見た景色 仙台

定禅寺ストリートジャズフェスティバルにお誘い頂いたので,ジャズと牛たんを堪能してきた。

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2006年09月07日

●クラリネット練習中2

Der Lindenbaum『菩提樹』(シューベルト)。Kinoppy氏にフルートで下のパートを吹いてもらっている。間違っているしテンポも合っていないが,曲の最後でちょうど良くピートが鳴いてくれたのが面白かったので公開。

2006年09月04日

●バイオリンのナゾ

カタログギフトを頂戴する機会があり,中を見るとずいぶん高額そうな商品が並んでいるので恐縮してしまったWebmasterである。

様々なジャンルの商品の中には楽器もいくつかあり,ギターやウクレレと並んでなんとバイオリンがある。「海外一流メーカーの指導を受けて生産された・・・」と微妙な表現で紹介されているが,シャレのつもりでこれに決めた。カタログギフトの醍醐味は普段買わないような品を思い切って選べることにある。

さて,ブツは届いたがWebmasterもKinoppyもバイオリンには触ったことすらない。ケースに入っていたのはバイオリン本体と,弦を擦る毛の付いた棒(弓?),それからメンテに使うらしい茶色の樹脂状のモノで,取説や教本の類は一切ない。

バイオリンを弾く映像を思い浮かべて,Kinoppyが棒で弦を擦ってみるがまったく音が出ない。バイオリンがヘタクソなので有名(?)なしずかちゃんだって,ギーギーギコギコと音は出るのになぜだ。じつは単なる飾り物で演奏は出来ないシロモノなのか?

不安を感じつつも,こういうときはインターネットで検索だ。いくつかのページを見ていくと,どうやら弾き始めの時は毛のところに松脂(まつやに)を塗るらしいということが判る。ケースに入っていた茶色い樹脂がおそらく松脂を固めたものであろう。

松脂の表面を少し傷つけて,弓の毛をなすりつける。表面がペタペタ感じるようになるまでなすりつけたら,無事に音(のようなもの)が出るようになった。

しかし教本がないので弾き方がさっぱり判らない。クラリネットは独学でもなんとかなりそうな手ごたえのようなものを感じたが,バイオリンは前途多難という感じがする。

参考:pyon*weblog ピートの憂鬱

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2006年09月03日

●銀座で買い物

有楽町には仕事で何度も行く機会があったのだが,JR有楽町駅から皇居とは逆方向に歩くとそこが銀座であるという事実を知らなかった。銀座というと何やら田舎者が近づき難い雰囲気であったのだが,少し親近感がわいたWebmasterである。

というわけで帝国ホテルに泊まったついでに銀座山野楽器で記念に買い物。

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2006年08月20日

●譜面のナゾ

Kinoppyがフルート用の譜面をクラリネット用に翻訳してくれた。調性がフルートはC(ハ),クラリネットはB♭(変ロ)と異なるため,フルート用に書かれた楽譜はそのままではクラリネットには使えない。

・・・ということなのだが,この辺は勉強不足でまだよく解っていないWebmasterである。つまりフルートの楽譜の「ド」をクラリネットで「ド」として吹いても調のずれた曲になってしまう,ということらしい。翻訳してもらった譜面を使うことで,(練習すれば)フルートとクラリネットで同じ曲を合奏することができる。

楽器吹きの人がよく「サックスはエス管,フルートはツェー管,クラリネットはベー管」などと言うが,これは音名をドイツ語で表したもの。エス(Es)は英語表記でE♭(変ホ),ツェー(C)は同じくC(ハ),ベー(B)はB♭(変ロ)ということになる。

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2006年08月16日

●クラリネット練習中

2週間ほど教本やDVDで練習してきたクラリネット,まだとても人に聴かせられるレベルではないが,それを言ったら独学ではそんなレベルに達するのは何年先になるかわかったものではない。どうせなら多少なりとも練習の成果が感じられるように,その時々の演奏を録音して,さらにそれを公開すればいい意味でプレッシャーになって上達するのではないか。

ということで恥を忍んで録音ファイルを公開してみる。再生ボタンを押すと音が出るので,職場などでご覧頂いている場合はご注意願いたい。

曲目は教本の最初の方にある「ダッタン人の踊り」(ボロディン)のつもり。

2006年08月13日

●クラリネット関係買い物

帰省で新潟に行ったついでに,ヤマハ新潟店を覗いてみる。10年以上ぶりに入ったが,それほど広い店舗ではないのにけっこう充実していて感心。思わずクラリネット関係の品物に散財してしまった。

・マウスピース
 オーディオで重要なのは音の出口となるスピーカと言われるが,クラリネットなどのリード楽器では音の発生源であるマウスピースが重要だ。安物楽器でもここを換えるだけでずいぶん吹きやすくなる場合があるとKinoppyにも言われたので,試しにヤマハのマウスピースを買ってみた。これも単品売りのマウスピースの中では安い方だが,それでもその効果は充分に体感できるもので,やはり付属のマウスピースはオマケ品程度のモノだったことがわかった。音は楽に出るし,ピッチも合わせやすくなって満足。こうなるとリガジャー(リードを止める部品)やリードも欲しくなるのが人情だが,道具に凝りだすときりがないのでまずは練習しなくては...
しかしこのマウスピース,コルクがキツくて取り付けがやたらと大変だった。規格を間違えたかと心配になるほどだったが,これは安物の本体の工作精度が適当だからなのか,一般的にこういうものなのか,よくわからない。

・リードケース
 まだリードの良し悪しが判るレベルではないが,リードを付け替えて吹き比べるにしても,リードケースが無いと面倒だし,第一これを持っているとなんとなくカッコいい気がして買ってしまった。

・教則DVD
 とにかく吹き方を教えてくれる人がいないので,多少もったいない気はしたがこういうものはやはり必要だろう。

2006年08月06日

●クラリネット購入

先日の集まりポケットサックスという楽器に触らせてもらい,値段も手頃だし面白そうなので,早速楽器屋に買いに行った。

ところがちょっとした手違いがあって,帰りのwebmasterの手にはクラリネットが…。

ポケットサックスの横に,たいして変わらない価格帯(つまり安物)のクラリネットが置いてあった。安物とはいえ木管ならではの複雑に並んだキーが魅力的で,ポケットサックスよりも断然カッコいい。「試し吹きさせてもらって一発で音が出たら買ってみよう」と決めて試し吹きしたところ,しばらくは「ピーッ」という酷い音(リードミスというらしい)しか出なかったが,そのうちにそれっぽい音が出るようになった。同じリード楽器なので音を出すコツはサックスと似ている気がする。

極端に安い楽器の是非についてはフルートとサックスについて経験者の方から「イマイチだよ」と助言を受けていたが,クラリネットに関しては周囲で持っている人がいないことだし,ひとつWebmasterがパイオニアになろう,という心意気(?)で購入を決めた。

スワブなどのメンテナンス用品一式と消耗品のリード,教本,譜面台なども買ったので結局かなりの出費になってしまった。これは時間がかかっても少しは吹けるようにならないと投資が無駄になってしまう。

そんなわけで一週間ほど練習しているのだが,吹いているうちに下くちびるが痺れるように疲れてしまって長時間吹き続けることができない。これは鍛え方が足りないのか,吹き方が間違っているのか,とにかく周りで教えてくれる人がいないので手探り状態でやっている。それでも音を出していると気晴らしになるし,サックスほど音量が大きくないので気も使わないし,なかなか気に入っている。

クラリネットとフルート

2006年07月30日

●野外ライブ鑑賞

仕事が終わってから近所でやっていた野外ライブを見物に行った。

最近はフルートの練習もすっかりサボっているWebmasterだが,先日Kinoppyのゆかいな吹奏楽仲間たちが集う楽器お試し会に参加して,いろいろな楽器に触り,自分でも何か楽器がやってみたいとすっかり感化されてしまった。野外ライブではジャズやスカのバンドも出ており,なかなか参考になった。

2006年07月25日

●BOSE強制空冷システム

リビングでCD,DVD,ラジオ,iTunesミュージックの再生を一手に引き受けているWebmaster家のオーディオセンターBOSE WestBorough WBS-1EXIII(PLS-1510)だが,ネコによるイタズラ防止と美観上の配慮により,当初からフタの閉まるキャビネットの中に設置していた。

美観も良好だし,ホコリも積もらなくて良い考えだと思ったのだが,ひとつ問題があった。PLS-1510には排熱用のファンがなく,内部のヒートシンクと金属シャーシからの自然放熱となっている。最近のAVアンプにはファンが付いているものも多いが,電気的ノイズの元にもなるしそもそも音楽を聴く機械でファン騒音を出すわけにはいかないという,ある意味当然の設計思想と言える。

だがしかし,フタの閉まるキャビネの中に置いていると,空気の対流が悪く本体が異常に熱くなるのだ。それでも保護回路が働いて電源が切れるとか,動作に異常が出るようなことはなかったのだが,あまりに熱い筐体を触るたびに不安を感じていた。

そこで対策である。最初はAirMac ExpressにUSBポートがあるので,USBから電源を取るおもちゃの扇風機でも使おうかと思ったのだが,評価を読むと「所詮おもちゃであり,風量は期待できない」とのこと。そこでホームセンタで物色すると,AC駆動の小型工業扇が2千円ほどで,大きさもちょうど良かったので買ってみた。

早速BOSEの筐体の横に設置して回してみると,ファン騒音はまったく気にならないし,冷却効果も絶大である。名付けてBOSE強制空冷システム(BOSE Forced Air Cooling System ; BoFACS)。コンポやアンプの冷却に苦労している向きは参考にしていただきたい。

2006年03月26日

●バナナプラグ

引越しの混乱でどこに片付けたのかわからなくなっていたバナナプラグが出てきた。プリメインアンプを2機,スピーカも3セットほど持っていてつなぎ換えて遊んでいた頃に買った物で,確か4個セットで¥2,000くらい,それをスピーカとアンプ用に2組使うので計8個。

今はアンプもスピーカも1セットしか持っていないので,スピーカケーブルは端子に直接締め付ければいいのだが,高かったバナナプラグがもったいないのでつないでみた。ちなみにスピーカケーブルは¥120/mの安くて細いモノ。天井裏を這わせたりするので細い方がやりやすい。

バナナプラグを使うとケーブルと機器端子の間に余計な接点が増えるわけで,オーディオ道から言うと邪道ということになる。ただ,バナナプラグに対応した機器はそうでない機器に比べると上等な部品を使っているという目安にはなるかもしれない。

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2006年03月18日

●AirMac Express購入

仕事が煮詰まってくると買い物をしたくなるWebmasterである。あまり予算はないのだが,Macを買ったときからそのうち欲しいと思っていたのがAirMac Express(AME)だ。

PowerBookG4は,以前Windows用に組んでおいた無線LAN環境に初回起動時からあっさりつながってしまったので,インターネットをするだけならばAMEを新たに買う必要はなかったのだが,AMEには無線ルータとしての使い方以外に,MacのiTunesの音をワイヤレスで飛ばしてリビングのオーディオ機器で再生できるという便利な機能がある。

リビングのBOSE WBS-1EXIIIはCD-Rに焼いたMP3ファイルも再生できるのだが,その再生機能はオマケ程度で操作性が良くないし,パソコンのHDDに入っている音楽ファイルをいちいちCD-Rに焼くのも面倒だ。といってPowerBookG4の内蔵スピーカで鳴らしても寂しい音しかしないし,パソコンをBOSEの近くに持って行ってケーブルをつないだのでは何のためのモバイルノートPCだかわからなくなってしまう。

そこで登場するのがAMEというわけだ。操作性のいいiTunesで,たっぷりとためこんだライブラリの中から好きな曲をBOSEに飛ばして再生する。なんと快適な環境であろうか。煮詰まった仕事のことも少しの間忘れることができる(忘れていいのか...?)。

しかし想定外だったのはオーディオ接続用のケーブルが別売りだったこと。買ってきて自宅でパッケージを開けるまで気付かなかった...。調べてみたら純正のケーブルセットは¥4,620もするし...。仕方がないのでもう一度電気屋に行って,一番安いステレオミニプラグ〜RCAプラグのケーブル(¥700ほど)を買ってきた。

それにしても,こんなPowerBookのACアダプタと同じような大きさと見た目なのに,無線ルータ+αの機能があるのだから驚きである。

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2006年03月09日

●サックスその後

長らく借用していたアルトサックスは返却した。ご好意で貸してくださったmeka氏にこの場を借りてお礼申し上げたい。音が大きくて夜は練習しづらかったのと,フルートを始めたこともあってサックスの練習は充分にやったとはとても言えないが,それでも実物を触ることで得られた経験は貴重だったと思う。

2006年02月27日

●フルートその後

音が出るようになるとなかなか楽しいもので,まだ曲が吹けるレベルではないがフルートの練習を続けているWebmasterである。それにしてもサックスにしろフルートにしろ,楽器というのはまことに高価である。今はKinoppy(奥様)が練習した後に少し貸してもらって吹いているが,自分の楽器が欲しいと思っても貧乏サラリーマンがほいほい買えるような値段ではない。もちろん通販などで「今日から憧れのフルートを始められます。教則ビデオ付きで29800円!」なんていう製品もあることはあるが,経験者に聞くとその品質は酷いもので,とても初心者の練習用に勧められるシロモノではないのだとか。

Kinoppyが高校時代に忙しい勉強と部活が終わってから,睡眠時間を削ってアルバイトをして貯めたお金でなんとか買った現在のフルート(サンキョウ製のエントリーモデル)が品質的に妥協できる最低ランクの品で,それでも20万円もするという。宝飾品的な価値もある数百万円級の品はまあ別としても,一般的なメーカーの普及帯の製品で30万〜60万円というのが相場らしい。音楽を志す気持ちがあっても,学生や安月給のサラリーマンが気軽に買える値段ではない。

幼児用フルートなんてモノもあって,小さい身体でもキーが操作できるように管が曲げてあったりする特殊品である。幼児が金を出せるわけもないので,家庭が相当に裕福でないと難しいと思う。まあこの辺はフルートその他の楽器に限らず道具を使う習い事や講師の報酬が高い(月謝が高い)習い事はみな同じだろう。子供の才能に差はないだろうに,貧乏人(とその子供)には門戸が極めて狭いという意味では理不尽な世界である。

話が脱線した。Webmasterの教本進度は低音は(一応)クリアして中音まで進んでいる。音響工学的に言うと基音(fundamental)で出せる領域が低音と呼ばれ,それより高く倍音(harmonic)という奏法(?)を用いる領域を中音から高音と呼んで区別するようだ。金管にしろ木管にしろ,管の長さで最低音の限界は決まってしまう。フルートは開放端(吹口)から開放端(足管)までの長さが0.6[m]で,これを基音で鳴らす場合はこれが半波長に相当するから,音速を約330[m/s]とすると演奏可能な最低音の周波数は330/0.6x2=275Hzで,これはC4の音に相当する。物理的に管を短くすれば音は高くなるが,それをやっているのはトロンボーンの類で,フルートなどでは管に穴を開けてそこを指で塞ぐか開放するかによって音響学的な管長を変えることで音の高さを変えている。これが運指によるトーンコントロールである。

運指だけでは全ての音孔を開いた状態(C#5)よりも高い音は出せない。そこで倍音が必要になる。これは基音で管長=半波長となっていた振動モード(?)を1波長とすることで,同じ運指で倍の周波数まで出せるようにするテクニック。周波数が倍になるということはオクターブが1つ上がることを意味する。さらに3倍,4倍,6倍とモードを変えていくことでさらに高い音を出す事ができ,フルートの最高音はC7程度とされている。倍音は口の形(アンブシャー;embouchure)と呼気の速度,エッジに対する入射角などが複雑に関係して出されるのだが,人間の体の特性上そのあたりが限界なのかもしれない。

とまあ,いつものように理論は完璧で,管の中の空気の粗密波がイメージできるほどに妄想を膨らませたWebmasterだが,実際に出てくる音はイメージとは程遠いのであった...。

参考:フルート(Wikipedia)

2006年02月09日

●フルートにも触ってみる

借用しているアルトサックスは,少しばかり練習して(これまた借用した)教本の「星に願いを」の前半が何とか吹けるようになった。もっともその音たるや星に願いをというよりは「妖星ゴラスに呪いを」という感じである。Kinoppyの根回しのおかげか今のところ苦情は来ていないが,どちらにしろ夜にこの音を出すのは気が引ける。気持ちよく吹けないとあまり練習にもならないということで,こちらは音漏れの心配があまりないフルートをKinoppyに教えてもらうことにした。

じつは1年以上前にも一度触らせてもらったことがあったのだが,このときはさっぱり音が鳴らなかったので,すぐに放り出してしまっていたのだ。ところが,最近になって再チャレンジしたところ,途切れがちで風切り音も酷いが一応音が鳴るではないか。サックスで吹奏感を養った甲斐があったというものだ(ホントか?)。

フルートの運指はサックスに負けず劣らず難しく,C→D→C→Dなんていう楽譜があったら作曲家を恨むであろう。またネックストラップなどはないので,唇と左右の手指で楽器を支えるわけだが,Cの運指は左手が人差し指だけになってしまうのでこのまま保持するのは困難極まりない。運指に気をとられると音が出なくなるし,口の方に集中すると指が動かない。特にKinoppyの楽器は押さえるボタンにご丁寧に穴が開いており(リングキー),きちんと押さえないとまともに音が出ないという初心者には厳しい仕様なのだ。

いろいろと楽器を試すのは楽しい。自分に合った楽器を見つけて続けていくことができれば,趣味の幅が広がって人生をより良いものに出来るのではないだろうか。

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2006年01月22日

●サックスに触ってみる

趣味でフルートをやっているKinoppy(奥様)が,お友達からアルトサックスを借りてきてくれた。日頃文化・芸術とは無縁のWebmasterであるが,ひとつくらい楽器が出来たら楽しいだろうなぁ,と漠然とした気持ちは昔から抱いていた。ここはひとつ,いい機会なので吹いてみようではないか。

ということで初めてサックスに触って基本中の基本から練習を始めたところである。かなり大きな音が出るので気分はいいが,隣近所に迷惑をかけていないか少し心配である。

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